JPH042093Y2 - - Google Patents

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JPH042093Y2
JPH042093Y2 JP16546186U JP16546186U JPH042093Y2 JP H042093 Y2 JPH042093 Y2 JP H042093Y2 JP 16546186 U JP16546186 U JP 16546186U JP 16546186 U JP16546186 U JP 16546186U JP H042093 Y2 JPH042093 Y2 JP H042093Y2
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JP
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seat
seat cushion
bag
vehicle
vehicle body
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JP16546186U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シートクツシヨンとシートバツクか
らなる車両のシート装置に関するものである。
(従来技術) 従来から、車両のシート装置には様々な工夫が
なされており、例えば実開昭59−140927号公報に
は、シートクツシヨンの下部に×型のリンク機構
を設けてシートクツシヨンの高さを調節できるも
のが示されている。また実開昭59−179128号公報
には、同じくリンク機構によつて、シートクツシ
ヨンの前端部をテーブルとして使用できるものが
示されている。
ところで最近では、水陸両用車や、サンルーフ
やキヤンバストツプを有する自動車等、搭乗者が
立つた姿勢で車外の景色等を眺めることができる
車両が提供されている。このような車両におい
て、搭乗者が立つためのステツプを設ける空間を
作り出すのは困難であるため、従来の多くの車両
においては搭乗者がシートクツシヨンの上に足を
載せて立つようにしていた。
そこで、上記のシート装置のようにリンク機構
等を用いることにより、搭乗者が立つためのステ
ツプを作り出すことができるシート装置が望まれ
ていた。
(考案の目的) 本考案は上記要望に応え、搭乗者が起立するた
めのステツプとして兼用することができる車両の
シート装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、シートバツクが車体の前後方向に対
して回動自在となるようにこのシートバツクの側
部を車体に枢着し、シートクツシヨンを車体の前
後方向にスライドするスライド機構を介して車体
フロアに取付けるとともに、上記シートクツシヨ
ンの後方へのスライドにより上記シートバツクが
起立状態から略水平状態まで回動するように上記
シートバツクの回動中心の下方におけるシートバ
ツクの側部と上記シートクツシヨンの側部とをリ
ンク機構により連結し、上記シートバツク略水平
状態にある位置で上記シートクツシヨンのスライ
ドを係止する係止手段を設けたものである。
このような構成によれば、上記シートバツクが
水平な状態で上記シートクツシヨンのスライドを
係止することにより、シートバツクの背面に足を
載せてステツプとして使用することができる。
(実施例) 本考案の実施例を図面により説明する。第1図
において1は水陸両用車の車体であり、の車体1
にシート装置2を設けている。
シート装置2はシートバツク3とシートクツシ
ヨン4からなり、シートバツク3の側部には第4
図に示されるような枢着部5を設けている。枢着
部5は、シートバツク3への取付部5aと、この
取付部5aから側方へ突出する枢着軸5bおよび
ねじ部5cからなる。
これに対して車体1側には、上記枢着軸5bが
枢着される枢着孔6aを有するブラケツト6を取
付けている。このブラケツト6は、上記枢着孔6
aを有する中央部6bが車内側へ突出するように
形成しており、両端部6c,6cには取付孔6
d,6dを設けている。従つて、上記枢着部5の
枢着軸5bをブラケツト6の枢着孔6に枢着させ
てからねじ部5cにナツト8を螺合させるととも
に、ブラケツト6をボルト9およびナツト8を用
いて車体に固定することにより、第3図に示され
るようにシートバツク3の側部を車体1に枢着さ
せることができる。しかもこの状態で、上記枢着
軸5bが中央C(第1〜2図)となつて、シート
バツク3を車体の前後方向に対して回動できるよ
うになつている。
上記シートクツシヨン4は、スライド機構7を
介して車体フロア1aに取付けている。スライド
機構7は一般のシート装置にも良く用いられてい
るものであり、シートクツシヨン4の下面に固定
されるアツパスライダ71と車体フロア1aに固
定されるロアスライダ72からなる。アツパスラ
イダ71はロアスライダ72に案内され、車体に
対して前後方向にスライドできる。つまり、シー
トクツシヨン4は車体に対して前後にスライドで
きるようになつている。
このスライド機構7にはスライドを係止する手
段として、上記アツパスライダ71の外側に、レ
バー73aを有するシヤフト73をその軸を中心
として回動自在に設け、上記ロアスライダ72の
外側に、車体の前後方向に複数個の係止孔74a
を連設した係止部74を設けている。シヤフト7
3には、上記係止孔74aのそれぞれに貫通する
複数個の突起76aを有するブラケツト76を、
上方からピン77を貫通させることにより取付け
ており、通常これらの突起76aが車体の内側を
向くように、シヤフト73の回動をスプリング7
5で付勢している。
従つて、上記レバー73aを把持してシヤフト
73を回動させることにより上記突起を係止孔7
4aから外すと、この状態でシートクツシヨン4
をスライドさせることができ、スライド後シヤフ
ト73を元に戻して係止孔74aに突起を再び貫
通させることによりスライドを係止できる。な
お、図面の簡略化のため、第4図において上記ブ
ラケツト76の図示は省略している。
さらに、上記シートバツク3の回動中心C(枢
着部5)の下方におけるシートバツク3の側部
と、シートクツシヨン4の側部の略中央にそれぞ
れリンク10の取付部3a,4aを設け、これら
取付部3a,4aにボルト11を螺合させること
によりリンク10の両端を取付け、両者を連結し
ている。リンク10の両端は、それぞれ上記ボル
ト11によりシートクツシヨン4の取付部4aお
よびシートバツク3の取付部3aに軸支される。
これら取付部3aおよび4aの位置、すなわち上
記リンク10の両端を軸支する位置は、シートク
ツシヨン4が最前方の位置にあるときシートバツ
ク3が通常の起立した状態(第1図,第2図の実
線の位置)にあり、シートクツシヨン4の後方へ
のスライドによりシートバツク3が前方に回動
し、シートクツシヨン4が最後方の位置にあると
きはシートバツク3が水平状態(第1図,第2図
の二点鎖線の位置)となるように設定する。
このような構成において、上記レバー73aで
シヤフト73を回動させながら上記シートクツシ
ヨン4を後方にスライドさせてシートバツク3を
水平状態にし、この状態でシヤフト73を元に戻
してシートクツシヨン4のスライドを係止させる
と、シートバツク3の背面をステツプとして使用
することができ、この上に立つて車外の景色を眺
めることができる(第1図)。
このようにシートバツク3をステツプとして兼
用できるので、従来のように靴を脱いでシートク
ツシヨン4上に乗る必要がなく、新たにステツプ
を設ける必要もない。しかも、シートクツシヨン
4上に立つ場合に比べ、搭乗者はさらに高い位置
に立つことができ、車両からの視界はより良好な
ものとなる。
なお、本考案においてスライド機構の種類は問
わず、例えば上記スライド機構7のように一般に
使用されているものを用いれば良い。係止手段に
関しても、上記のようにシートクツシヨンのスラ
イドを多段階に亘つて係止する必要は特になく、
最低限、シートバツクが起立した状態と略水平ま
て回動した状態で係止できるものであれば、その
種類を問わず本考案の効果を十分に得ることがで
きる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、シートバツクが水平状
態にある位置でシートクツシヨンのスライドを係
止することにより、シートバツクの背面上に立つ
てステツプとして用いることができる。従つて、
従来のようにシートクツシヨン上に靴を脱いで立
つたり、また新たにステツプを設ける空間を作り
出すことなく、水陸両用車やサンルーフを有する
自動車において搭乗者が立つた姿勢で車外の景色
を楽しむことができ、これによつて車両の商品価
値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略側面図、
第2図は同実施例におけるシート装置の側面図、
第3図は同シート装置のシートバツク側部の枢着
部分を示す正面図、第4は同シート装置の取付構
造を示す分解斜視図、第5図は同シート装置にお
けるスライド機構の平面図、第6図は同スライド
機構の側面図である。 1……車体、1a……車体フロア、2……シー
ト装置、3……シートバツク、4……シートクツ
シヨン、5……枢着部、7……スライド機構、1
0……リンク、73……シヤフト(係止手段)、
74……係止部(係止手段)、C……回動中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートバツクが車体の前後方向に対して回動自
    在となるようにこのシートバツクの側部を車体に
    枢着し、シートクツシヨンを車体の前後方向にス
    ライドするスライド機構を介して車体フロアに取
    付けるとともに、上記シートクツシヨンの後方へ
    のスライドにより上記シートバツクが起立状態か
    ら略水平状態まで回動するように上記シートバツ
    クの回動中心の下方におけるシートバツクの側部
    と上記シートクツシヨンの側部とをリンク機構に
    より連結し、上記シートバツク略水平状態にある
    位置で上記シートクツシヨンのスライドを係止す
    る係止手段を設けたことを特徴とする車両のシー
    ト装置。
JP16546186U 1986-10-27 1986-10-27 Expired JPH042093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16546186U JPH042093Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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JP16546186U JPH042093Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6369638U JPS6369638U (ja) 1988-05-11
JPH042093Y2 true JPH042093Y2 (ja) 1992-01-24

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ID=31095522

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JP16546186U Expired JPH042093Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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JPS6369638U (ja) 1988-05-11

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