JPH0420535Y2 - - Google Patents

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JPH0420535Y2
JPH0420535Y2 JP6682487U JP6682487U JPH0420535Y2 JP H0420535 Y2 JPH0420535 Y2 JP H0420535Y2 JP 6682487 U JP6682487 U JP 6682487U JP 6682487 U JP6682487 U JP 6682487U JP H0420535 Y2 JPH0420535 Y2 JP H0420535Y2
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JP
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lid
lateral direction
gripping
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gripping piece
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JP6682487U
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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車車体を搬入する作業ステーシ
ヨンに、ボンネツトやトランクリツド等の蓋体を
所定の開位置に位置決め保持すべく設ける位置決
め装置に関し、特に蓋体の内面の袋状部等に防錆
ワツクスを自動的に塗布する防錆ワツクスの塗布
ステーシヨンで使用する自動車の蓋体位置決め装
置に関する。
(従来の技術) 従来、特開昭59−162970号公報により、上塗り
塗装された自動車車体を搬入する防錆ワツクス塗
布ステーシヨンに、ボンネツトやトランクリツド
等の蓋体を開放して定位置に保持する蓋体開閉装
置を設け、蓋体の内面の袋状部等に防錆ワツクス
を自動的に塗布するようにしたものは知られ、こ
のもので該開閉位置は、昇降自在な可動枠に蓋体
の開放端に係合する爪片を取付けて構成される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のものでは、蓋体の開放端を爪片で支える
だけであるため、蓋体がそのヒンジ部のガタによ
り横方向に傾いたり前後方向に捩れたりしてもこ
れを矯正できず、塗布ノズルをロボツト等により
蓋体内面の袋状部に透孔を通して挿入して防錆ワ
ツクスを塗布する際、蓋体の位置決め誤差による
透孔の位置ずれで、塗布ノズルが蓋体に干渉する
ことがある。
本考案は、かかる問題点を解決すべく、蓋体を
横方向の傾きや捩れを矯正して所定の開位置に正
確に位置決めし得るようにした装置を提供するこ
とをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成すべく、作業ステー
シヨンに設けた機枠に開放状態の蓋体を横方向両
側から把持可能で且つ蓋体の側縁を受入れ可能な
V字状の係合溝を有する1対の把持片を横方向に
開閉自在に支持させると共に、横方向一側の把持
片を横方向外方の開放位置と横方向内方の所定の
把持基準とに進退させる移動制御手段と、横方向
他側の把持片を横方向外方の開放位置から横方向
内方に押動させる押圧手段とを設けたことを特徴
とする。
(作用) 先ず、横方向一側の把持片を移動制御手段によ
り把持基準位置に移動させた後、横方向他側の把
持片を押圧手段により横方向内方に押動させるも
ので、これによれば蓋体は、横方向一側の把持片
を基準にして、該把持片と他側の把持片との間に
横方向の傾きを矯正された状態で把持され、この
際蓋体の各側縁は、各把持片のV字状の係合溝の
溝壁に案内されて、その前後方向の変位や傾きの
ずれを矯正されつつ各係合溝の底部に挿入され、
蓋体の前後方向の捩れも矯正されて、蓋体は所定
の開位置に正確に位置決めされる。
(実施例) 第1図乃至第3図を参照して、1は上塗り塗装
された車体wを台車2に載置して搬入する作業ス
テーシヨンたる防錆ワツクスの塗布ステーシヨン
を示し、該塗布ステーシヨン1の下部に、車体w
を台車2から持上げて位置決めする車体位置決め
装置3と、該塗布ステーシヨン1の上方の機枠4
に、ボンネツトWaとトランクリツドWdとを
夫々所定の開位置に位置決めする前後1対の蓋体
位置決め装置51,52と、フロントドアWcとリ
ヤドアWdとを夫々所定の開位置に開放保持する
左右各前後1対のドア開放装置61,62とを設け
ると共に、該塗布ステーシヨン1の左右各側に、
塗布ノズル7aを取付けた前後4台の塗布ロボツ
ト71,72,73,74を配置し、前端の塗布ロボ
ツト71によりボンネツトWaの内面及びエンジン
ルーム内の袋状部やパネル接合箇所に、2番目と
3番目の塗布ロボツト72,73により各ドアWc,
Wdのドアスキン内やヒンジブラケツトの接合箇
所に、後端の塗布ロボツト74によりトランクリ
ツドWdの内面及びトランクルーム内の袋状部や
パネル接合箇所に夫々防錆ワツクスを塗布するよ
うにし、更に塗布ステーシヨン1の下部両側に車
体Wのサイドシル内に防錆ワツクスを塗布するサ
イドシル塗布装置8を夫々前後1対に設けた。
上記したボンネツトWa用の蓋体位置決め装置
1とトランクリツドWd用の蓋体位置決め装置5
とは同一の構成となつており、前者の蓋体位置
決め装置51についてその構成を詳述する。
該位置決め装置51は、第4図乃至第7図に示
す如く、前記機枠4の前部両側のブラケツト4
a,4aに吊設した支持枠9,9に、ボンネツト
Waを横方向両側から把持する1対の把持片10
,102を夫々その横方向外端の取付板10aに
固定したガイドバー10bにおいて横方向に開閉
自在に支持させて成るもので、一側の第1把持片
101の取付板10aに一側の支持枠9に軸支し
たナツトスリーブ11に螺挿される螺杆12を固
定し、該ナツトスリーブ11を該支持枠9に設け
た移動制御手段たるサーボモータ13によりベル
ト13aを介して正逆転自在とし、かくて該第1
把持片101を該モータ13により横方向外方の
開放位置と横方向内方の所定の把持基準位置とに
進退自在とし、又他側の第2把持片102を他側
の支持枠9に取付けた押圧手段たる押圧シリンダ
14により横方向外方の開放位置から横方向内方
に押動自在とした。
該各把持片101,102には、ボンネツトWa
の側縁を受入れ可能なV字状の係合溝10cを形
成するものとし、又該各把持片101,102を、
第8図及び第9図に示す如く、前記取付板10a
に突設した係合溝10cの長手方向に直交する横
方向の枢軸10dに該各把持片101,102の外
端の筒部10eにおいて回動自在に軸支し、更に
該枢軸10dの先端のフランジ10fに突設した
ピン10gと該筒部10e内に取付けた1対ピン
10h,10hとの間に1対の中立ばね10i,
10iを張設すると共に、該フランジ10fに形
成した周面の切欠溝10jに該筒部10eに取付
けたストツパ10kを挿入し、かくて該各把持片
101,102に、その係合溝10cの長手方向が
ボンネツトWaの側縁の所定の開き角度に沿うよ
うな中立位置から該ストツパ10kで規制される
所定の角度範囲内で該中立ばね10i,10i抗
した回動が与えられるようにした。図面で10l
は各把持片101,102を中立位置に弾力的に係
止するクリツクボールを示す。
尚、前記各支持枠9は、各ブラケツト4aの下
面のレール4b,4bにその上端のスライダー9
aにおいて前後方向に摺動自在に支持されるもの
とし、該各ブラケツト4aにサーボモータ15に
よりベルト15aを介して正逆転される螺杆16
を軸支して、該螺杆16に該各支持枠9に固定の
ナツトスリーブ17を螺合させ、機種変更に際し
該各支持枠9の位置をボンネツト等の蓋体の位置
に合わせて自動調節し得るようにした。図面で1
3b,15bは各モータ13,15の防爆端子ボ
ツクスを示す。
次に本実施例の作用を説明する。
自動車車体Wを、ボンネツトWaやトランクリ
ツドWdを支え棒等により開放状態に保持して塗
布ステーシヨン1に搬入し、次いで車体Wを位置
決め装置3により位置決めした後、蓋体位置決め
装置51,52によるボンネツトWaとトランクリ
ツドWdの位置決めを行う。
この位置決めに際しては、先ず第1把持片10
をサーボモータ13により開放位置から把持基
準位置に前進させ、次いで第2把持片102を押
圧シリンダ14により開放位置から横方向内方に
押動させるもので、これによればボンネツトWa
やトランクリツドWdは、第1把持片101を基準
にして、第1把持片101と第2把持片102との
間に横方向の傾きを矯正された状態で把持され
る。
ここで、ボンネツトWaやトランクリツドWd
の側縁が、これら蓋体の前後方向の捩れにより、
第10図にa線で示す如くこれら蓋体のヒンジ軸
Oと前記各把持片101,102の枢軸10dとを
含む正規の開放面x上に存しない場合、係合溝1
0cの溝壁に側縁が当接すると、先ず係合溝10
cの長手方向の中心線yが側縁の傾きに沿うよう
に各把持片101,102が側縁に倣つて回動し、
次いで側縁が溝壁に案内されて前後方向の変位や
傾きのずれを矯正されつつ係合溝10cの底部側
に挿入されるのに伴い、該各把持片101,102
が開放面xに中心線yが合致する中立位置側に回
動され、最終的に蓋体の両側の側縁は共に開放面
x上に位置するようになり、蓋体の前後方向の捩
れも矯正される。
尚、把持片101,102を回動自在としなくて
も、蓋体の捩れは矯正できるが、これでは側縁の
傾きがぞれていると、側縁が係合溝10cの溝壁
の長手方向の端部に比較的大きな力で片当りし
て、塗膜に傷が付くことが有るのに対し、上記の
如く把持片101,102を回動自在とすれば、把
持片101,102が側縁に倣つて回動して片当り
が防止され、塗膜の傷付きを有効に防止できる。
以上の如く、蓋体位置決め装置51,52により
ボンネツトWaとトランクリツドWdとは所定の
開位置に正確に位置決めされ、これら蓋体の内面
の袋状部に形成する透孔に塗布ロボツト71,74
の動作により塗布ノズル7aを蓋体との干渉を生
ずることなく挿入して、袋状部内に防錆ワツクス
を塗布することができる。
(考案の効果) 以上の如く本考案によるときは、ボンネツト等
の蓋体をそのヒンジ部のガタによる横方向の傾き
や前後方向の捩れを矯正して、所定の開位置に位
置決めでき、蓋体の位置決め精度を向上できる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置を具備する作業ステーシヨン
の側面図、第2図は第1図の右方から見た作業ス
テーシヨンの背面図、第3図はその平面図、第4
図は蓋体位置決め装置の第1図の矢示x方向から
見た部分截断正面図、第5図は第1図の矢示Y方
向から見た平面図、第6図は第4図の−線截
断側面図、第7図は第4図の−線から見た側
面図、第8図は第4図の−線拡大截断平面
図、第9図は第8図の−線截断面図、第10
図は把持片の作用を説明する線図である。 W……自動車車体、Wa……ボンネツト、Wb
……トランクリツド、1……塗布ステーシヨン
(作業ステーシヨン)、4……機枠、51,52……
蓋体位置決め装置、101……第1把持片(一側
の把持片)、102……第2把持片(他側の把持
片)、10c……係合溝、10d……枢軸、13
……サーボモータ(移動制御手段)、14……押
圧シリンダ(押圧手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 自動車車体を搬入する作業ステーシヨンに、
    ボンネツトやトランクリツド等の蓋体を所定の
    開位置に位置決め保持すべく設ける位置決め装
    置であつて、作業ステーシヨンに設けた機枠
    に、開放状態の蓋体を横方向両側から把持可能
    で且つ蓋体の側縁を受入れ可能なV字状の係合
    溝を有する1対の把持片を横方向に開閉自在に
    支持させると共に、横方向一側の把持片を横方
    向外方の開放位置と横方向内方の所定の把持基
    準とに進退させる移動制御手段と、横方向他側
    の把持片を横方向外方の開放位置から横方向内
    方に押動させる押圧手段とを設けたことを特徴
    とする自動車の蓋体位置決め装置。 2 前記各把持片をこれに形成した前記係合溝の
    長手方向に直交する横方向の枢軸を中心にして
    回動自在としたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の自動車の蓋体位置決め
    装置。
JP6682487U 1987-05-06 1987-05-06 Expired JPH0420535Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6682487U JPH0420535Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JP6682487U JPH0420535Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JPS63173362U JPS63173362U (ja) 1988-11-10
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