JPH0130302Y2 - - Google Patents

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JPH0130302Y2
JPH0130302Y2 JP1983031297U JP3129783U JPH0130302Y2 JP H0130302 Y2 JPH0130302 Y2 JP H0130302Y2 JP 1983031297 U JP1983031297 U JP 1983031297U JP 3129783 U JP3129783 U JP 3129783U JP H0130302 Y2 JPH0130302 Y2 JP H0130302Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば自動車ボデイの塗装工程におい
て、該自動車ボデイのドアを自動的に閉じるため
に用いられるドア閉め用ロボツトに関するもので
ある。
自動車ボデイの塗装には、まず該自動車ボデイ
の外面を塗装し、その後にドアを開いて内部塗装
を行ない、この内部塗装完了後にドアを閉じて次
工程に搬送するような工程がある。そして、ドア
閉め作業は塗装作業終了後、塗料が未乾燥の状態
で行なわれるものであるから、塗装面を損傷させ
ることがないよう配慮する必要がある。そこで、
従来はドアの窓ガラス挿入用溝に例えばカギ状、
リング状等の開閉治具を取付け、手作業またはド
ア開閉用ロボツトによりこの開閉治具を作動させ
てドア閉じ作業を行なうようにしていた。
ところで、窓ガラス挿入用溝はその幅が極めて
狭いものであるから、ドア開閉用ロボツトを使用
して開閉治具を取付けるにはロボツトに正確で、
しかも厳格な動作を行なわせる必要があり、その
制御が著しく複雑となる欠点があつた。また、自
動車ボデイが正規の位置からずれた状態で搬送さ
れた場合や、ドアが半開状態となつている場合等
のために、ロボツトに窓ガラス挿通用溝の位置を
検出するセンサ等を設置しなければならず、ロボ
ツトの構造が複雑となり、大型化する欠点もあつ
た。一方、開閉治具を手作業により取付けるよう
にすると、塗装作業の完全自動化を行なえなくな
る欠点があつた。
本考案は前述した従来技術の欠点を解消するた
めになされたもので、ドアの把手取付部を押動す
ることにより、塗装面を損傷することなく容易に
ドアを自動的に閉じることができるようにしたド
ア閉め用ロボツトを提供することをその目的とす
るものである。
前述の目的を達成するために、本考案は、ドア
開状態で塗装された自動車ボデイの当該開状態に
あるドアを閉じるドア閉め用ロボツトにおいて、
前記自動車ボデイのドア閉め動作時における把手
取付部の軌跡を記憶したロボツト本体と、該ロボ
ツト本体のアーム先端部に取付けられたロータリ
アクチユエータと、該ロータリアクチユエータに
取付けられ、前記ロボツト本体の記憶内容に基づ
いて、塗装が終了して開状態にあるドアの把手取
付部に当接し、該ドアの把手取付部をドア閉じ方
向に押動するプツシヤを有するドア閉装置とから
構成したことを特徴とする。
このように構成することにより、ロボツト本体
に対して自動車ボデイのドア閉動作時における把
手取付部の軌跡を記憶させ、次に実際に塗装され
た自動車ボデイのドア閉め動作を行なわせるに
は、前記ロボツト本体、ロータリアクチユエータ
を記憶内容に基づいて作動せしめ、ドア閉装置の
プツシヤをドアの把手取付部に当接させ、この当
接状態でドア閉装置をドア閉め方向に移動させ、
ドアを閉状態とする。この結果、塗装された自動
車ボデイのドアを閉める際、ドアの把手取付部を
利用して正確ドア閉めできるから、自動車ボデイ
の塗装面を損傷することがない。
以下、図面に基づき本考案の実施例について説
明する。
まず第1図において、1はロボツト本体を示
し、該ロボツト本体1は基台2と、該基台2に設
けたターンテーブル3と、該ターンテーブル3に
回動可能に立設した第1のアーム4と、該第1の
アーム4の先端に回動可能に設けた第2のアーム
5と、該第2のアーム5の先端に設けられた手首
部6とで構成されている。手首部6は第2図およ
び第3図に示したように、2個のロータリアクチ
ユエータ7,8で形成され、該各ロータリアクチ
ユエータ7,8はケーシング7A,8Aと軸7
B,8Bとを有する。一方のロータリアクチユエ
ータ7はその軸7Bが第2のアーム5に固着して
設けた一対のブラケツト9,9に取付けられ、こ
れによりそのケーシング7Aが回動可能なように
支持されている。他方のロータリアクチユエータ
8はそのケーシング8Aがロータリアクチユエー
タ7のケーシング7Aに固着して設けられ、該ロ
ータリアクチユエータ8は第2図中矢示A方向に
回動可能となつている。そして、ロータリアクチ
ユエータ8の軸8Bにはドア閉装置10が取付け
られて、該ドア閉装置10は第3図中矢示B方向
に回動せしめられるようになつている。該各ロー
タリアクチユエータ7,8は油圧により駆動せし
められるもので、そのためにロータリアクチユエ
ータ7,8にはそれぞれ油圧配管11A,11B
および油圧配管12A,12Bが接続されてお
り、ロータリアクチユエータ8に接続される油圧
配管12A,12Bはロータリアクチユエータ7
のケーシング7A内を通過せしめられている。ま
た、各ロータリアクチユエータ7,8にはその回
動角を検出するポテンシヨメータ13,14が設
けられ、該各ポテンシヨメータ13,14には信
号線15,16が接続されている。
次に、ロータリアクチユエータ8に取付けられ
るドア閉装置10は第4図に示したようにブラケ
ツト17と、プツシヤ18と、ばね19とから大
略構成されるもので、該ブラケツト17の一端側
には取付部17Aが設けられ、該取付部17Aに
よりブラケツト17はロータリアクチユエータ8
の軸8Bに取付けられている。そして、該ブラケ
ツト17は途中で取付部17Aと平行になるよう
に曲折せしめられ、その先端面にはばね支持具2
0が螺着されている。一方、プツシヤ18は軸部
21を有し、該軸部21にはブツシユ22が摺動
可能に嵌合せしめられており、該ブツシユ22に
は内壁23Aを有する筒状のキヤツプ23が螺着
されている。そして、キヤツプ23の先端にはピ
ン24が挿嵌されており、該ピン24の先端側は
キヤツプ23から外部に突出せしめられて、その
突出端は球形となつている。そして、ピン24の
基端側はキヤツプ23の内部に位置し、基端部近
傍にフランジ部24Aが形成され、該フランジ部
24Aがキヤツプ23の内壁23Aの段部23B
に当接することによりピン24の最突出位置が規
制される。また、軸部21のキヤツプ23内に臨
む先端面にはボルト25によりストツパ26が固
着して設けられており、該ストツパ26は軸部2
1の外径よりも大径で、キヤツプ23の内壁23
Aより小径となつており、ストツパ26とピン2
4のフランジ部24Aとの間にはばね27が張設
されている。該ばね27によつてピン24は常時
最突出状態となるように付勢されると共に、該ピ
ン24のフランジ部24Aと当接するキヤツプ2
3および該キヤツプ23に螺着したブツシユ22
を図中右方に押圧している。そして、ブツシユ2
2がストツパ26と当接することにより、常時は
該ブツシユ22およびキヤツプ23の位置決めが
なされる。また、軸部21の基端面にはばね支持
具28が設けられている。そして、ばね19は該
ばね支持具28とブラケツト17に設けたばね支
持具20との間に介装されており、これによつて
プツシヤ18はブラケツト17と連結されてい
る。ここで、該ばね19は引張りばねを自由長状
態としたように密巻状となつている。
而して、ドア閉装置10はロータリアクチユエ
ータ8を介してロボツト本体1に取付けられ、コ
ンベヤ29に搬送される被塗物としての自動車ボ
デイ30のドア31を押動することによりドア閉
め作業を行なうようになつている。そして、ドア
31にはそれの開閉用の把手を取付けるための把
手取付部31Aが凹状に設けられており、従つて
既に施された塗装面を損傷させないようにするた
めに、ドア閉装置10はドア31の把手取付部3
1Aを押動させるように構成されている。
本考案に係るドア閉め用ロボツトは前述の構成
を有するもので、次にその作動について説明す
る。自動車ボデイ30はドア31を開いた状態で
内部塗装が施され、当該内部塗装作業完了後にド
ア閉め工程に移行せしめられる。而して、自動車
ボデイ30が所定の位置にまで搬送されると、予
め設定されたテイーチングに基づきロボツト本体
1がプレイバツク動作を行ない、ドア閉装置10
のプツシヤ18をドア31の把手取付部31Aの
高さ位置に位置せしめられると共に、ドア閉め時
に把手取付部31Aが移動する軌跡に沿つてプツ
シヤ18を移動させるようにロボツト本体1が作
動せしめられる。従つて、ドア31の開度のいか
んに拘らず、ピン24はその移動する軌跡の途中
で確実に把手取付部31Aと当接し、ドア31を
閉じる方向に押動することによりドア閉め作業が
行なわれる。ここで、ドア閉め作業時には把手取
付部31Aには把手は未装着の状態にある。従つ
て、把手取付部31Aは比較的大きな面積を有し
ているから、自動車ボデイ30をコンベヤ29に
設置する際に若干の置き誤差があつたり、コンベ
ヤ29にサージング等が生じてもピン24を確実
に把手取付部31Aに当接させることができる。
このように、ドア31の把手取付部31Aの軌跡
に従つてプツシヤ18を動かす動作を行なわせる
だけでドア閉め作業を行なうことができるから、
その制御が容易で、ロボツト本体1のテイーチン
グも簡単に行なえる。しかも、ドア31の開度や
自動車ボデイ30の置き誤差等があつてもプツシ
ヤ18のピン24を確実に把手取付部31Aに当
接させることができるから、別途センサ等を設置
する必要はない。
ここで、プツシヤ18はばね19を介してブラ
ケツト17と連結されているから、該プツシヤ1
8はその作動中常時ドア31と直交する状態に対
面させる必要がある。しかし、ブラケツト17は
相互に直交する方向に設けた一対のロータリアク
チユエータ7,8からなる手首部6によつて支持
されているから、該各ロータリアクチユエータ
7,8を適宜駆動することにより、プツシヤ18
を任意の方向に変位させることができ、確実にド
ア31と直交する方向に向けることができる。
さらに、ピン24はばね27によりその軸方向
に変位することができるようになつているから、
該ピン24が把手取付部31Aと当接したとき
に、ピン24がばね27を撓める方向に変位し、
その衝突時の緩衝作用が行なわれる。このため
に、把手取付部31Aに施した塗装面上に当接痕
を生じさせることはない。しかも、把手取付部3
1Aは把手を取付けたときにはその大部分が被弊
されるものであるから、たとえ僅かな当接痕を生
じても、実際上格別支障を来たすことはない。
ところで、ロボツト本体1は何らかの理由によ
り予めテイーチングした動作とは異なる誤動作を
する場合がある。そして、プツシヤ18がロボツ
ト本体1と剛結合されていると、このような誤動
作時にプツシヤ18がドア31に激しく衝突して
該ドア31の塗装面を損傷させたり、また甚しい
場合にはドア31の外表面を変形させてしまうこ
とになる。そこで、本考案においてはピン24、
キヤツプ23およびブツシユ22はばね27によ
り軸部21の軸方向に変位可能に取付けられてい
る。しかも、軸部21はばね19を介してブラケ
ツト17と連結されている。従つて、プツシヤ1
8が予め設定された速度以上でドア31の把手取
付部31Aに衝突すると、ピン24だけでなくキ
ヤツプ23およびブツシユ22がばね27を撓め
る方向に変位して衝撃を吸収し、此部における塗
装面の損傷を防止することができる。また、プツ
シヤ18が激しくドア31に衝突したり、キヤツ
プ23の側面がドア31に衝突するような場合に
はばね19が座屈することによりプツシヤ18を
変位させてその衝撃が吸収され、塗装面の損傷を
最小限に食い止めることができると共に、ドア3
1の外表面が変形するのを防止できる。
以上詳細に説明したように、本考案に係るドア
閉め用ロボツトによれば、ロボツト本体のアーム
先端にロータリアクチユエータを取付け、該アク
チユエータにはドア閉装置を取付け、該ドア閉装
置のプツシヤによつてドアの把手取付部をドア閉
め方向に押動する構成としたから、下記各項の効
果を奏する。
ロボツト本体には自動車ボデイのドア閉め動
作時における把手取付部の軌跡を記憶させ、該
ロボツト本体とロータリアクチユエータの作動
によつて把手取付部を押動し、塗装後のドア閉
めを行なうものであるから、簡単な制御で自動
車ボデイの塗装面を損傷させることなく自動的
にドア閉め作業を行なうことができる。
ドア開状態で塗装された自動車ボデイのドア
を閉める際、塗装品質に影響のないドアの把手
取付部を押動するものであるから、自動車ボデ
イをコンベアに設置するときに置き誤差やコン
ベアのサージング等があつても、塗装面を傷つ
けることなく、確実にドア閉め作業を行なわせ
ることができる。
ロボツト本体とは自動車のドア閉め動作時の
把手取付部の軌跡を予め記憶させておくもので
あるから、ドア閉め時に把手取付部が移動する
軌跡に沿つてドア閉装置のプツシヤを移動させ
るだけで、ドアの開度のいかんに拘らず、プツ
シヤは把手取付部に確実に当接し、ドアを押動
することができる。
ロボツト本体のアーム先端側にはロータリア
クチユエータが設けられ、該ロータリアクチユ
エータにドア閉装置を取付ける構成としたか
ら、該ドア閉装置のプツシヤを把手取付部と直
交させるようにして対面させることができ、ド
アの押動動作を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドア閉め用ロボツトの外
観図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は第
2図の平面図、第4図はドア閉装置の縦断面図で
ある。 1…ロボツト本体、4…第1のアーム、5…第
2のアーム、6…手首部、7,8…ロータリアク
チユエータ、10…ドア閉装置、17…ブラケツ
ト、18…プツシヤ、19…ばね、24…ピン、
27…ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア開状態で塗装された自動車ボデイの当該開
    状態にあるドアを閉じるドア閉め用ロボツトにお
    いて、前記自動車ボデイのドア閉め動作時におけ
    る把手取付部の軌跡を記憶したロボツト本体と、
    該ロボツト本体のアーム先端部に取付けられたロ
    ータリアクチユエータと、該ロータリアクチユエ
    ータに取付けられ、前記ロボツト本体の記憶内容
    に基づいて、塗装が終了して開状態にあるドアの
    把手取付部に当接し、該ドアの把手取付部をドア
    閉じ方向に押動するプツシヤを有するドア閉装置
    とから構成したことを特徴とするドア閉め用ロボ
    ツト。
JP3129783U 1983-03-04 1983-03-04 ドア閉め用ロボツト Granted JPS59136290U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3129783U JPS59136290U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 ドア閉め用ロボツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3129783U JPS59136290U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 ドア閉め用ロボツト

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Publication Number Publication Date
JPS59136290U JPS59136290U (ja) 1984-09-11
JPH0130302Y2 true JPH0130302Y2 (ja) 1989-09-14

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ID=30162149

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3129783U Granted JPS59136290U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 ドア閉め用ロボツト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932826A (ja) * 1972-07-26 1974-03-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4932826A (ja) * 1972-07-26 1974-03-26

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JPS59136290U (ja) 1984-09-11

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