JP3052024B2 - 自動車のドア開閉方法 - Google Patents

自動車のドア開閉方法

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JP3052024B2
JP3052024B2 JP4207629A JP20762992A JP3052024B2 JP 3052024 B2 JP3052024 B2 JP 3052024B2 JP 4207629 A JP4207629 A JP 4207629A JP 20762992 A JP20762992 A JP 20762992A JP 3052024 B2 JP3052024 B2 JP 3052024B2
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昌彦 諸越
浩一 栗山
賢治 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアヒンジを介してド
アを開閉自在に結合したボデーのコンベアによる搬送
中、前記コンベアに平行して設置された往復動装置上の
ロボットのアーム先端に備えた係止具をドアのガラス挿
入溝に係合してドアを開閉する自動車のドア開閉方法に
関し、主として自動車工場における塗装ラインで実施さ
れるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のドア付きボデーの自動
塗装ラインにおいては、ボデー及びドアの内側を塗装す
る際にロボットにドアを開閉させている。
【0003】ところで、ドアをロボットに開閉させる際
には、ロボットのアームに備えた係止具をドアのガラス
挿入溝に係合させることが行われるが、塗装工程の段階
では、ドアの全閉、全開位置が未だ正確には調整されて
いないため、ロボットの係止具をドアの狭いガラス挿入
溝に係合させるは容易でない。
【0004】そこで、ロボットの係止具をドアのガラス
挿入溝に係合させる方法として、 ロボットに付設した超音波センサによりドアのガラ
ス挿入溝を感知し、そのセンサの信号に基づいてロボッ
トの係止具を上記ガラス挿入溝に係合させる方法(例え
ば特開昭58−95558号公報参照)、 ロボットにドア近接センサを付設し、このセンサか
らドアの位置を演算確認して、係止具をガラス挿入溝に
係合させる方法(特開昭63−106189号公報参
照)、 ロボットの係止具に多数の係合突起を形成してお
き、ドアに位置ずれがあっても、いずれかの係合突起が
ガラス挿入溝に係合するようにした方法(例えば特開昭
59−128061号公報参照)等が既に知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
及びの方法では、高価なセンサや演算装置が必要であ
って設備費が高くつくにも拘らず、センサが塗料で汚さ
れるから、その機能を常に正常に保つための清掃をしな
ければならず、メインテナンスが面倒で好ましい方法と
は言えない。またの方法では、係止具の多数の係合突
起には、ガラス挿入溝との係合に寄与しない余分のもの
が常に存在し、これがドア自体を傷付ける惧れがある。
【0006】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、特別なセンサに頼らず、しかもドアを傷付けるこ
となく、ロボットによりドアを容易、的確に開放し得る
自動車のドア開閉方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ドアの開放過程では、ドアの閉状態で
ロボットの係止具をドアヒンジ側でドアのガラス挿入溝
に係合し、次いで該係止具をガラス挿入溝に沿ってドア
の自由端側へ摺動させるようにロボットのアームを回動
させて、ドアを開放するようにし、またドアの閉成過程
では、ドアの全開状態でロボットの係止具をドアヒンジ
側でドアのガラス挿入溝に係合し、次いで該係止具をガ
ラス挿入溝に沿ってドアの自由端側へ摺動させるように
ボデー及びロボットを相対移動させて、ドアを閉鎖する
ようにしたことを第1の特徴とする。
【0008】また本発明は、上記特徴に加えて、係止具
としてポリカーボネート樹脂製のものを用いることを第
2の特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0010】図1において、自動車ボデー組立工程でボ
デー1が組立てられると共に、このボデー1にドアヒン
ジ2を介して左右のドア3が開閉自在に枢着される。こ
のようなドア3付きのボデー1は、その塗装のために、
コンベア4により塗装ブース5へ搬送される。
【0011】塗装ブース5には、コンベア4の左右両側
にそれと平行に延びる一対の往復動装置6が設置され、
各往復動装置6上に塗装ロボット7及びドア開閉ロボッ
ト8が搭載される。往復動装置6は両ロボット7,8を
往復動させるもので、それらの作業の内容に応じてコン
ベア4に同期して移動させたり、相対移動させたりする
ようになっている。
【0012】図2及び図4において、ドア開閉ロボット
8は、水平方向に回動し得るアーム9を有し、このアー
ム9の先端には、関節10を介して支持ブラケット11
が全方向揺動自在に連結される。さらにこの支持ブラケ
ット11には前記ドア3のガラス挿入溝3aに係合し得
る丸棒状の係止具12が取付けられる。この係止具12
はポリカーボネート樹脂製である。
【0013】次にこの実施例の作用について説明する。
【0014】ボデー1がコンベア4により塗装ブース5
へ搬送されるとき、ドア3は全閉状態になっている。そ
して塗装ブース5内でボデー1及びドア3の内側を塗装
するに当っては、ボデー1がコンベア6によりドア開閉
ロボット8の所定の待機位置まで運ばれたとき、ドア開
閉ロボット8が予めティーチングされた全閉状態のドア
3のガラス挿入溝3aのドアヒンジ2に近接した個所に
係止具12を係合させる。その際、ドア3を支持するド
アヒンジ2は一般に高精度でボデー1に取付けられてい
るから、ドア3の全閉角度の多少のばらつきに起因し
て、ドア開閉ロボット8にティーチングした係止具係合
位置と実際のガラス挿入溝3aの位置との間に寸法上の
ずれがあっても、それは係止具12とガラス挿入溝3a
間の遊びに吸収される程度の僅かなものであり、したが
って特別なセンサに頼らずとも係止具12をガラス挿入
溝3aに的確に係合させることができる。
【0015】次いで図3に示すように、ドア開閉ロボッ
ト8のアーム9を前方から後方へ回動させると、係止具
12はガラス挿入溝3aを後方へ向って摺動しながらボ
デー1外側方へ移動するので、それに伴いドア3は全開
位置まで開放される。その際、係止具12がガラス挿入
溝3aの、ドア3の自由端側へ移動するにつれて、ドア
3に対するアーム9の開きトルクは増大するので、ドア
3を容易、確実に全開させることができる。
【0016】ドア3の全開後、ドア開閉ロボット8は係
止具12をガラス挿入溝3aから脱出させ、アーム9を
ボデー1の外側へ退去させる。すると、今度は塗装ロボ
ット7がボデー1及びドア3の内側を塗装するように作
動する。
【0017】その塗装後、図5に示すように、ドア開閉
ロボット8は、予めティーチングされた全開状態のガラ
ス挿入溝3aのドアヒンジ2に近接した個所に係止具1
2を係合させ、次いで図6に示すように、該ロボット8
をボデー1に対して後方へ相対移動させれば、係止具1
2はガラス挿入溝3aに沿って後方へ摺動しながらドア
3を全閉位置まで閉じることができる。この場合も、係
止具12をドアヒンジ2側でガラス挿入溝3aに係合さ
せるので、ドア3の全開角度のばらつきに影響されずに
上記係合が達成され、また係止具12のドア3の自由端
側への移動に伴いドア3に対する閉じトルクが増大する
ため、ドア3の全閉を容易、確実に行うことができる。
【0018】また、上記作業中、ポリカーボネート樹脂
製の係止具12は、帯電性が低いので、塵埃、塗料等の
異物の付着が少なく、清掃回数が少なくて済むと共に、
その清掃が極めて容易である。
【0019】図7はドア開閉ロボット8の変形例を示す
もので、ドア開閉ロボット8の支持ブラケット11にベ
ル型塗装機13を付設して、該ロボット8に塗装ロボッ
トの機能をも付与したものである。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドアの開
放過程では、ドアの閉状態でロボットの係止具をドア
ヒンジ側でドアのガラス挿入溝に係合し、次いで該係止
具をガラス挿入溝に沿ってドアの自由端側へ摺動させる
ようにロボットのアームを回動させて、ドアを開放する
ようにし、またドアの閉成過程では、ドアの全開状態で
ロボットの係止具をドアヒンジ側でドアのガラス挿入溝
に係合し、次いで該係止具をガラス挿入溝に沿ってドア
の自由端側へ摺動させるようにボデー及びロボットを相
対移動させて、ドアを閉鎖するようにしたので、特別な
センサを用いることなく、またドア外面を傷つけること
なくロボットの係止具をドアのガラス挿入溝に係合させ
得る上、ロボットの負担を軽減させてドアを容易、確実
に開閉することができ、設備費の低減に寄与し得る。
【0021】また本発明の第2の特徴によれば、係止具
としてポリカーボネート樹脂製のものを用いるので、係
止具は帯電し難くなるため、係止具へ塵埃、塗料等の異
物の付着を極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための自動車の塗装ライ
ンの平面図
【図2】図1の要部の拡大図
【図3】図2に対応した、ドア開放時の作用説明図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】ドア閉鎖開始時の作用説明図
【図6】ドア閉鎖終了時の作用説明図
【図7】ドア開閉ロボットの変形例を示す要部側面図
【符号の説明】
1 ボデー 2 ドアヒンジ 3 ドア 3a ガラス挿入溝 4 コンベア 6 往復動装置 8 ロボット 9 アーム 12 係止具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−64675(JP,A) 特開 昭62−120278(JP,A) 特開 平4−81378(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 65/06 B23P 21/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアヒンジ(2)を介してドア(3)を
    開閉自在に結合したボデー(1)のコンベア(4)によ
    る搬送中、前記コンベア(4)に平行して設置された往
    復動装置(6)上のロボット(8)のアーム(9)先端
    に備えた係止具(12)をドア(3)のガラス挿入溝
    (3a)に係合してドア(3)を開閉する自動車のドア
    開閉方法において、ドア(3)の開放過程では、 ドア(3)の閉状態でロ
    ボット(8)の係止具(12)をドアヒンジ(2)側で
    ドア(3)のガラス挿入溝(3a)に係合し、次いで該
    係止具(12)をガラス挿入溝(3a)に沿ってドア
    (3)の自由端側へ摺動させるようにロボット(8)の
    アーム(9)を回動させて、ドア(3)を開放するよう
    にし、 またドア(3)の閉成過程では、ドア(3)の全開状態
    でロボット(8)の係止具(12)をドアヒンジ(2)
    側でドア(3)のガラス挿入溝(3a)に係合し、次い
    で該係止具(12)をガラス挿入溝(3a)に沿ってド
    ア(3)の自由端側へ摺動させるようにボデー(1)及
    びロボット(8)を相対移動させて、ドア(3)を閉鎖
    するようにした ことを特徴とする、自動車のドア開閉方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 係止具(12)としてポリカーボネート樹脂製のものを
    用いることを特徴とする、自動車のドア開閉方法。
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