JPH0420138Y2 - - Google Patents

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JPH0420138Y2
JPH0420138Y2 JP6105685U JP6105685U JPH0420138Y2 JP H0420138 Y2 JPH0420138 Y2 JP H0420138Y2 JP 6105685 U JP6105685 U JP 6105685U JP 6105685 U JP6105685 U JP 6105685U JP H0420138 Y2 JPH0420138 Y2 JP H0420138Y2
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window
frame
window frame
pulley
opening
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JP6105685U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、排煙窓等に用いられる窓開閉装置に
関する。
(従来の技術) 中高層ビルでは、火災等が発生した時に即座に
煙を排出できるようにした排煙窓が設けられてい
る。従来の排煙窓は、窓本体の下端部を回動可能
に窓枠に連結し、この窓本体を内側または外側に
倒すことにより、窓枠の開口を開閉するようにな
つている。
(考案が解決しようとしている問題点) しかしながら、上記構成では窓本体が開いた時
に傾斜しているため、充分な開口面積が取れなか
つた。また、風が強い時に窓本体が煽られるた
め、開閉が不安定であつた。
さらに、外倒れ方式では建物の境界敷地外に出
る恐れもあり、内倒れ方式ではカーテン、ブライ
ンド等が邪魔になることもあつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解消するためになされた
もので、その要旨は、(イ)上部が天井面の高さより
上に配置されるとともに壁によつて被覆され、下
部が天井面の高さより下に配置されて窓開口を構
成する窓枠と、(ロ)両側部が上記窓枠に設けられた
案内部に案内されて昇降し、窓枠の下部に位置す
る時に上記窓開口を閉じ、窓枠の上部に位置する
時に窓開口を開くとともに天井裏に納まる窓本体
と、(ハ)窓枠の上部と窓本体の上部との間に設置さ
れ、窓本体を常に上方に付勢する引き上げ機構
と、(ニ)窓本体の上部に動滑車を回転可能に設け、
窓枠に上記動滑車より低い位置において定滑車を
回転可能に設け、これら動滑車および定滑車に条
体を掛け渡し、この条体の一端を固定するととも
に他端を巻取機に接続し、この巻取機の巻き取り
動作により、上記引き上げ機構の付勢力に抗して
窓本体を押し下げる押し下げ機構とを備えたこと
を特徴とする窓開閉装置にある。
(作用) 引き上げ機構により窓本体を引き上げて窓開口
を開く。この際、窓本体は天井裏に収まり窓開口
は全面開放される。また、引き上げ機構の付勢力
に抗して、押し下げ機構の巻取機で条体を巻き取
ることにより、窓本体を押し下げて窓開口を閉じ
る。窓本体は窓枠の案内部に案内されて安定した
昇降を行なえる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。第1図中10は窓枠であり、この窓枠10
は、上枠11、下枠12、両側枠13と、さらに
上枠11および下枠12の中央部間に連結された
縦中枠14と、この縦中枠14および両側枠13
の中央部間に連結された横中枠15とにより、構
成されている。窓枠10の下部には、下枠12、
側枠13、縦中枠14、横中枠15に囲まれた2
つの窓開口16が形成されている。窓枠10の横
中枠15は天井面Aとほぼ同一高さにあり、この
横中枠15より上部は、天井面Aの高さより上に
位置するとともに壁Bに被覆されている。両側枠
13の一側および縦中枠14の両側には、外寄り
の案内凹部13a,14a(案内部)が形成され
ている。上記横中枠15は、幅が狭く形成されて
おり、後述する窓本体20の昇降の邪魔にならな
いように、案内凹部13a,14aより室内側に
配置されている。下枠12、側枠13、縦中枠1
4、横中枠15には、後述の窓本体20の内面に
接触するシール部材17が取り付けられている。
窓枠10に形成された2つの窓開口16は、そ
れぞれ昇降可能な窓本体20によつて開閉され
る。窓本体20は、上框21、下框22、縦框2
3によつて枠取りされ、ガラス板24をはめ込む
ことによつて構成されている。窓本体20の両側
部は、上記側枠13および縦中枠14の案内凹部
13a,14aに挿入されており、これら案内凹
部13a,14aに案内されて昇降するようにな
つている。
各窓本体20は、第1図、第2図に示すよう
に、それぞれ2台の引き上げ機構30により上方
に付勢されている。詳述すると、窓枠10の上枠
11の下面にはブラケツト31が固定されてお
り、ブラケツト31にはシヤフト32が回転可能
に支持されている。シヤフト32にはぜんまい式
に帯状バネ33が巻回されている。この帯状バネ
33の下端はブラケツト34を介して、窓本体2
0の上框21の上面に固定されている。帯バネ3
3はぜんまい形状に縮まろうとするため、窓本体
20は常に上方に引き上げられるように付勢され
る。この引き上げ機構30は壁Bによつて被覆さ
れていて外部から見えない。
窓本体20は、引き上げ機構30の付勢力に抗
して、押し下げ機構40により、下方に押し下げ
られるようになつている。詳述すると、各窓本体
20の上框21の両端部上面には、ブラケツト4
1およびシヤフト42により、動滑車43が回転
可能に支持されている。また、縦中枠14と一方
の側枠13には、ブラケツト44およびシヤフト
45により、定滑車46が回転可能に支持されて
いる。これら定滑車46は、動滑車43より低い
位置に配置されている。また、ロープ47(条
体)がこれら動滑車43および定滑車46に掛け
渡されている。すなわち、ロープ47は動滑車4
3の上側および定滑車46の下側を通り、一端が
定滑車46を設けない方の側枠13にブラケツト
48を介して固定されている。ロープ47の他端
は側枠13に設けられた定滑車46から横方向に
延び、滑車49を介して巻取機50に接続されて
いる。巻取機50は公知の構成であるので、詳述
しないが、内蔵したドラムの回転によつて上記ロ
ープ47を巻き取るとともに、ロツク機構によつ
てこの巻き取り状態をロツクできるようになつて
いる。この押し下げ機構40の大部分は、壁Bや
側枠13、縦中枠14に被覆されていて外部から
見えない。
次に、上記構成をなす装置の作用を説明する。
窓本体20が第1図に示すように閉じた状態にお
いて、巻取機50のロツク機構を解除すると、ロ
ープ47が解き放たれて窓本体20を拘束する力
を失い、この結果、窓本体20は引き上げ機構3
0の帯状バネ33の弾性力によつて、瞬時に上方
へ引き上げられて天井裏に納まる。この結果、第
2図に示すように窓開口16が開放され、煙等を
排出できる。このように、窓本体20が上方に引
き上げられて窓開口16から離れるため、窓開口
16が完全開放となつて実質的な開放面積を大き
くすることができるので、煙等を大量に効率良く
排出できる。また、窓開口16の上縁が天井面A
とほぼ同一高さであるので、天井面Aを伝つてき
た煙等を効率良く排出できる。
次に、窓開口16を閉じる場合には、巻取機5
0の作動によりロープ47を巻き取る。これによ
りロープ47が引つ張られ、ロープ47に掛け渡
された滑車43,46が互いに近付けられる。こ
の結果、上記引き上げ機構30の帯状バネ33の
弾性力に抗して窓本体20が押し下げられ、窓開
口16が閉じられる。このように、動滑車43と
定滑車46とを用いるため、軽い力で窓本体20
を押し下げることができる。
窓本体20は側枠13および縦中枠14の案内
凹部13a,14aに保持されているので、強風
時でも不用意に開くのを防止できるとともに安定
して昇降できる。
本考案は上記実施例に制約されず種々の態様が
可能である。たとえば、引き上げ機構として次の
構成も可能である。すなわち、補助ロープの下端
を窓本体の上部に固定し、この補助ロープの他端
を、窓枠の上部に回転可能に設けられた巻取部材
に巻きつける。そして、この巻取部材をぜんまい
バネで回転付勢することにより、窓本体を引き上
げる。
考案の効果 以上説明したように、本考案にあつては、窓本
体を昇降させて開閉する構成であるため窓開口の
開放面積が実質的に大きくなり、また、開放され
た窓開口の上縁部が天井面とほぼ同じ高さになる
ので、効率良く排煙等を行なうことができる。ま
た、窓本体は窓枠の案内部に案内されて昇降する
ので、風に煽られずに安定した開閉動作を行なう
ことができる。さらに、引き上げ機構と、押し下
げ機構の一部と、開放時の窓本体は、天井裏に納
まるため、窓の外観を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の開閉装置を備えた窓
を室内側から見た正面図であり、第1図は閉じ状
態、第2図は開き状態をそれぞれ示し、第3図は
第1図中−線に沿う拡大縦断面図、第4図は
第1図中−線に沿う拡大横断面図である。 10……窓枠、13a,14a……案内凹部
(案内部)、16……窓開口、20……窓本体、3
0……引き上げ機構、40……押し下げ機構、4
3……動滑車、46……定滑車、47……ロープ
(条体)、50……巻取機、A……天井面、B……
壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 上部が天井面の高さより上に配置されるとと
    もに壁によつて被覆され、下部が天井面の高さ
    より下に配置されて窓開口を構成する窓枠と、 (ロ) 両側部が上記窓枠に設けられた案内部に案内
    されて昇降し、窓枠の下部に位置する時に上記
    窓開口を閉じ、窓枠の上部に位置する時に窓開
    口を開くとともに天井裏に納まる窓本体と、 (ハ) 窓枠の上部と窓本体の上部との間に設置さ
    れ、窓本体を常に上方に付勢する引き上げ機構
    と、 (ニ) 窓本体の上部に動滑車を回転可能に設け、窓
    枠に上記動滑車より低い位置において定滑車を
    回転可能に設け、これら動滑車および定滑車に
    条体を掛け渡し、この条体の一端を固定すると
    ともに他端を巻取機に接続し、この巻取機の巻
    き取り動作により、上記引き上げ機構の付勢力
    に抗して窓本体を押し下げる押し下げ機構 とを備えたことを特徴とする窓開閉装置。
JP6105685U 1985-04-25 1985-04-25 Expired JPH0420138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6105685U JPH0420138Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6105685U JPH0420138Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177182U JPS61177182U (ja) 1986-11-05
JPH0420138Y2 true JPH0420138Y2 (ja) 1992-05-08

Family

ID=30588975

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6105685U Expired JPH0420138Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

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JPS61177182U (ja) 1986-11-05

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