JPH04200908A - 冷間圧延用ワークロールと冷間圧延方法 - Google Patents
冷間圧延用ワークロールと冷間圧延方法Info
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- JPH04200908A JPH04200908A JP33363990A JP33363990A JPH04200908A JP H04200908 A JPH04200908 A JP H04200908A JP 33363990 A JP33363990 A JP 33363990A JP 33363990 A JP33363990 A JP 33363990A JP H04200908 A JPH04200908 A JP H04200908A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
- B21B1/227—Surface roughening or texturing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/005—Rolls with a roughened or textured surface; Methods for making same
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、冷間圧延用ワークロールおよびそれを利用し
た表面性状の優れた薄鋼板の冷間圧延方法に関する。
た表面性状の優れた薄鋼板の冷間圧延方法に関する。
(従来の技術)
従来、薄鋼板、特にステンレス薄鋼板の冷間圧延はセン
シミアミルで100 mmφ以下のワークロールを用い
て圧延されてきたが、最近、表面品質がそれほど厳しく
ない製品には例えば180φmm以上という大径ロール
を用いた普通鋼用圧延機であるタンデムミルやレバース
ミルによる圧延が行われるようになってきた。これはワ
ークロールのロール径が大きく、また圧延油に冷却能力
の大きい水溶性エマルションを使用するため高速圧延が
可能となり、高生産性が期待できるためである。
シミアミルで100 mmφ以下のワークロールを用い
て圧延されてきたが、最近、表面品質がそれほど厳しく
ない製品には例えば180φmm以上という大径ロール
を用いた普通鋼用圧延機であるタンデムミルやレバース
ミルによる圧延が行われるようになってきた。これはワ
ークロールのロール径が大きく、また圧延油に冷却能力
の大きい水溶性エマルションを使用するため高速圧延が
可能となり、高生産性が期待できるためである。
しかし、普通鋼用圧延機で圧延した薄鋼板はセンシミア
ミル圧延で得られる薄鋼板に比較して表面の光沢度が劣
る。上述のような大径ワークロールで高速圧延するとワ
ークロールと鋼板との間に油膜ができ、油圧により鋼板
が部分的に凹状となるためである。
ミル圧延で得られる薄鋼板に比較して表面の光沢度が劣
る。上述のような大径ワークロールで高速圧延するとワ
ークロールと鋼板との間に油膜ができ、油圧により鋼板
が部分的に凹状となるためである。
これまでにも、かかる表面光沢度の劣化の問題を解決す
るため、いくつかの提案がなさね7ている。
るため、いくつかの提案がなさね7ている。
例えば、特開平2−92402号公報にはワークロール
の平均粗さを0.2 μm以下と小さくし、かつ圧延油
濃度を2%以下として圧延する方法が提案されている。
の平均粗さを0.2 μm以下と小さくし、かつ圧延油
濃度を2%以下として圧延する方法が提案されている。
しかし、この方法では油膜厚が極めて薄く、ロール面上
の局部的な凸部で潤滑不足を生し、油膜切れから焼付を
生してしまい、高速圧延ができない。
の局部的な凸部で潤滑不足を生し、油膜切れから焼付を
生してしまい、高速圧延ができない。
特開昭62−137106号公報にはタンデムミルの第
1スタンドのワークロールを平均粗さRa O,5μm
以上とし、後続スタンドの札さを順次小さくして、最終
スタンドのワークロールではRa0.15μm以下とす
る方法が開示されている。この方法では第1スタンドで
はロール粗さが大きいため、焼付を生じ易く、最終スタ
ンドではロール粗さが小さ過ぎるため、スリップが発生
し易く、圧延が安定しない。
1スタンドのワークロールを平均粗さRa O,5μm
以上とし、後続スタンドの札さを順次小さくして、最終
スタンドのワークロールではRa0.15μm以下とす
る方法が開示されている。この方法では第1スタンドで
はロール粗さが大きいため、焼付を生じ易く、最終スタ
ンドではロール粗さが小さ過ぎるため、スリップが発生
し易く、圧延が安定しない。
特開昭60−227904号公報には圧延材表面に存在
する研削目の方向とワークロール表面の研削目の方向を
交叉させて圧延する方法が開示されている。
する研削目の方向とワークロール表面の研削目の方向を
交叉させて圧延する方法が開示されている。
しかし、圧延材表面に疵がなりれば研削は不要であり、
改めて研削目をつげることは工程が増し非能率的である
。
改めて研削目をつげることは工程が増し非能率的である
。
このように、従来にあっても、圧延後の鋼板の表面光沢
を向」ニさせるべく、ワークロールの表面粗さを種々変
更することはいくつか提案されているが、未だ満足のい
く方法はなかった。
を向」ニさせるべく、ワークロールの表面粗さを種々変
更することはいくつか提案されているが、未だ満足のい
く方法はなかった。
このような油膜過大によるオイルビットの発生、ロール
肌の転写、局部的な潤滑不足による焼付、およびワーク
ロール粗さの過少によるスリップ等は、特に、生産性の
高い高速圧延機を用いたときに顕著に見られ、それによ
る表面光沢度の劣化は生産性の高さを相殺してしまう。
肌の転写、局部的な潤滑不足による焼付、およびワーク
ロール粗さの過少によるスリップ等は、特に、生産性の
高い高速圧延機を用いたときに顕著に見られ、それによ
る表面光沢度の劣化は生産性の高さを相殺してしまう。
(発明が解決しようとする課題)
本発明の目的は、生産性の高い高速圧延ミルを用いても
、センシミアミルで低速圧延した製品のそれに相当する
優れた表面性状(光沢度)の薄鋼板、特にステンレス薄
鋼板を高能率で圧延し得る冷間圧延技術を提供すること
にある。
、センシミアミルで低速圧延した製品のそれに相当する
優れた表面性状(光沢度)の薄鋼板、特にステンレス薄
鋼板を高能率で圧延し得る冷間圧延技術を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段)
そこで、まずロールの表面粗ざについて考察すると、第
1図に模式的に示すように、従来のワークロール10の
表面粗さは周方向の平均粗さRaθに比べ、バレル方向
、つまりロール軸方向の平均粗さRanが大きく、粗さ
の凹凸は周方向に連続しているのが認められた。なお、
図中、それぞれの方向に沿った表面粗さをグラフ状に示
しである。
1図に模式的に示すように、従来のワークロール10の
表面粗さは周方向の平均粗さRaθに比べ、バレル方向
、つまりロール軸方向の平均粗さRanが大きく、粗さ
の凹凸は周方向に連続しているのが認められた。なお、
図中、それぞれの方向に沿った表面粗さをグラフ状に示
しである。
従って、従来は第2図に短細線12で示すように、粗さ
の凹凸が周方向に連続しており、ワークロール10の回
転により圧延材14には長手方向に筋目状にロール肌が
転写される。圧延材14の表面の短細線12゛参照。ま
た、粗さの方向性と回転方向が一致しているため粗さが
小さい場合には圧延材とロールとの間でスリップが生じ
る。
の凹凸が周方向に連続しており、ワークロール10の回
転により圧延材14には長手方向に筋目状にロール肌が
転写される。圧延材14の表面の短細線12゛参照。ま
た、粗さの方向性と回転方向が一致しているため粗さが
小さい場合には圧延材とロールとの間でスリップが生じ
る。
そこで、粗さの方向性を従来とは逆に、RaθをRan
に対して大きくするとスリップが生じ難くなり、圧延材
はロール粗さの凸部によりならされて平滑になると考え
た。
に対して大きくするとスリップが生じ難くなり、圧延材
はロール粗さの凸部によりならされて平滑になると考え
た。
つまり、第3図に示すように凸部20がロール軸方向に
連続している場合、圧延時に圧延材14が延びるので、
ロール上の凸のマークがそのまま圧延材14に転写され
ることはない。−・方、凸部20が第2図に示すように
、周方向に連続していればそのままに近い状態で転写さ
れる。
連続している場合、圧延時に圧延材14が延びるので、
ロール上の凸のマークがそのまま圧延材14に転写され
ることはない。−・方、凸部20が第2図に示すように
、周方向に連続していればそのままに近い状態で転写さ
れる。
このような考えに基づいて実験を続けたところ、Raθ
/Ra ρを1超、4以下に制限することによって表面
光沢度の劣化が防止できることを知り、本発明を完成し
た。
/Ra ρを1超、4以下に制限することによって表面
光沢度の劣化が防止できることを知り、本発明を完成し
た。
なお、ワークロールの表面粗さは測定し易さから、また
一般に研削が周方向に行なわれることから、従来にあっ
て、粗さが大きいバレル方向、ロール軸方向の平均粗さ
(Raiりで表示され、周方向の平均粗さ(Raθ)は
測定されてなく、はとんど注目されていなかった。
一般に研削が周方向に行なわれることから、従来にあっ
て、粗さが大きいバレル方向、ロール軸方向の平均粗さ
(Raiりで表示され、周方向の平均粗さ(Raθ)は
測定されてなく、はとんど注目されていなかった。
ここに、本発明の要旨とするところは、ロール表面粗さ
が下式を満足し、 RaE ここに、Raθ:ロール周方向の平均粗さRaE: ロ
ール軸方向の平均粗さ かつ、Raθが0.1〜0.5 μmであることを特徴
とする冷間圧延用ワークロールである。
が下式を満足し、 RaE ここに、Raθ:ロール周方向の平均粗さRaE: ロ
ール軸方向の平均粗さ かつ、Raθが0.1〜0.5 μmであることを特徴
とする冷間圧延用ワークロールである。
かかる冷間圧延用ワークロールは、冷間圧延の少なくと
も初期パスおよび/または最終パス、タンデムミルでは
第1スタンドおよび/または最終スタンドに設ければ、
例えば100mmφ以上の大径ロールを用いた高速圧延
に際しても、表面光沢度の劣化をもたらずことなく、高
能率で冷間圧延を行うことができる。
も初期パスおよび/または最終パス、タンデムミルでは
第1スタンドおよび/または最終スタンドに設ければ、
例えば100mmφ以上の大径ロールを用いた高速圧延
に際しても、表面光沢度の劣化をもたらずことなく、高
能率で冷間圧延を行うことができる。
また、リバース圧延あるいはタンデム圧延のいずれにも
制限されないが、高能率圧延ということからその圧延速
度は400m/min以上が好ましい。
制限されないが、高能率圧延ということからその圧延速
度は400m/min以上が好ましい。
(作用)
次に、本発明をさらに具体的に説明する。
まず、本発明においてワークロールの表面粗さおよびロ
ール配置を上述のように限定した理由についてさらに説
明する。
ール配置を上述のように限定した理由についてさらに説
明する。
(1)周方向の平均粗さRagをロール軸方向の平均粗
さRap、より1〜4倍大きくし、かつRagを0.1
〜0.5 μmとする理由: 圧延時に鋼板に転写されるロール研磨目は粗さとしては
Ral成分であって、これを小さくすることで転写が少
なくなる。しかし、この場合、Ragも同様に小さくす
ると、オイルピッ1−が生じ、またスリップが発生し易
くなるためRagを適度な値にする必要がある。すなわ
ち、Ragは0.1 μm以上が必要である。またSさ
のRaθ成分は圧延時に圧延材とロール表面の周速差か
ら、圧延材表面をならず、あるいは削り取るように作用
し、平滑な表面に仕上げる。しかしRagが0.5 μ
mを越えると、摩耗粉の発生が増し、圧延材表面が汚れ
、光沢不良や焼付疵の原因になる。
さRap、より1〜4倍大きくし、かつRagを0.1
〜0.5 μmとする理由: 圧延時に鋼板に転写されるロール研磨目は粗さとしては
Ral成分であって、これを小さくすることで転写が少
なくなる。しかし、この場合、Ragも同様に小さくす
ると、オイルピッ1−が生じ、またスリップが発生し易
くなるためRagを適度な値にする必要がある。すなわ
ち、Ragは0.1 μm以上が必要である。またSさ
のRaθ成分は圧延時に圧延材とロール表面の周速差か
ら、圧延材表面をならず、あるいは削り取るように作用
し、平滑な表面に仕上げる。しかしRagが0.5 μ
mを越えると、摩耗粉の発生が増し、圧延材表面が汚れ
、光沢不良や焼付疵の原因になる。
RagはRagより常に太き(することがオイルピット
スリップの発生防止のために必要である。しかし、Ra
gがRalの4倍を越えるようになると、摩耗係数が高
くなり、焼付疵や摩耗量が増えるため好ましくない。
スリップの発生防止のために必要である。しかし、Ra
gがRalの4倍を越えるようになると、摩耗係数が高
くなり、焼付疵や摩耗量が増えるため好ましくない。
なお、ワークロールの直径が100 mmφ以下になる
と圧延時の接触弧の長さが短くなり粗さのRaθ成分に
よる圧延材表面をならず、あるいは削りとる作用が少な
くなるため、ワーク1コール径ば100mmφ以」二の
方が好ましい。
と圧延時の接触弧の長さが短くなり粗さのRaθ成分に
よる圧延材表面をならず、あるいは削りとる作用が少な
くなるため、ワーク1コール径ば100mmφ以」二の
方が好ましい。
(2)冷間圧延の初期パスおよび/または最終バスに上
述のワークロールを用いる理由: 本発明の圧延方法は表面性状に優れた鋼板を得ることが
目的であり、そのためには圧延が終了するパス(スタン
ド)に適用するだけで十分である。
述のワークロールを用いる理由: 本発明の圧延方法は表面性状に優れた鋼板を得ることが
目的であり、そのためには圧延が終了するパス(スタン
ド)に適用するだけで十分である。
一方、圧延材の表面粗さが租いとオイルピットになり易
いことから、この粗さを早期にならず、あるいは削り取
るため少なくとも初期パスに適用する。初期パスで圧延
材表面を平滑にすると、後続パスで圧延しても平滑さは
維持される。
いことから、この粗さを早期にならず、あるいは削り取
るため少なくとも初期パスに適用する。初期パスで圧延
材表面を平滑にすると、後続パスで圧延しても平滑さは
維持される。
初期パスと最終バスに本発明にかかるワークロールを用
いたパスを適用すれば、更に優れた表面性状の鋼板が得
られることば言うまでもない。
いたパスを適用すれば、更に優れた表面性状の鋼板が得
られることば言うまでもない。
次に、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
。
。
実施例1
本例では、ロール径380 φ×400 P (mm)
の2段式圧延機を用いて5US430鋼種の厚さ3.2
mm幅50mmの熱間圧延−焼鈍材(酸洗済)を供試
材としてレバース圧延による冷間圧延を行った。
の2段式圧延機を用いて5US430鋼種の厚さ3.2
mm幅50mmの熱間圧延−焼鈍材(酸洗済)を供試
材としてレバース圧延による冷間圧延を行った。
まず、第1表に示す表面粗ざにワークロール表面を仕上
げ、第2表に示す圧延スケジュールで粘度が40°Cで
90 cStの鉱油系圧延油に−トで使用)を用いて、
圧延速度20m/minで冷間圧延した。
げ、第2表に示す圧延スケジュールで粘度が40°Cで
90 cStの鉱油系圧延油に−トで使用)を用いて、
圧延速度20m/minで冷間圧延した。
その結果を第4図にグラフで示す。
なお、従来例として第1表に示ず表面粗さを有する同一
寸法のワークロールを用いて同様の゛冷間圧延を行った
。その結果も第4図に従来例として示す。
寸法のワークロールを用いて同様の゛冷間圧延を行った
。その結果も第4図に従来例として示す。
なお、本例では各パスをいずれも同じワークロールを用
いて行っているが、すでに述べたように、これは少なく
とも最初のパスあるいは最後のパスを本発明にかかるワ
ークロールを用いて行えばよいことは理解されよう。
いて行っているが、すでに述べたように、これは少なく
とも最初のパスあるいは最後のパスを本発明にかかるワ
ークロールを用いて行えばよいことは理解されよう。
第1表
第2表
第4図に示す結果からも判るように、従来のロール表面
粗さのワークロールを用いた圧延法■では圧延長さ方向
の光沢度:Gslに対し板幅方向の光沢度:GSθが大
幅に小さく両者に差があり、まらそれらの光沢度自体も
かなり小さいが、本発明で規定するロール粗さをもつワ
ークロールで圧延した場合、G511’、、GSθの差
が小さく、かつ従来圧延性の約2倍の高光沢度が得られ
ることが判る。
粗さのワークロールを用いた圧延法■では圧延長さ方向
の光沢度:Gslに対し板幅方向の光沢度:GSθが大
幅に小さく両者に差があり、まらそれらの光沢度自体も
かなり小さいが、本発明で規定するロール粗さをもつワ
ークロールで圧延した場合、G511’、、GSθの差
が小さく、かつ従来圧延性の約2倍の高光沢度が得られ
ることが判る。
実施例2
実施例1でRaθが光沢度と関係あることが判明したの
で、本例では実施例1と同様の供試材、圧延油を用い第
2表の圧延スケジュールに従いロール表面粗さを種々変
更して冷間圧延を実施した。
で、本例では実施例1と同様の供試材、圧延油を用い第
2表の圧延スケジュールに従いロール表面粗さを種々変
更して冷間圧延を実施した。
なお、ロール粗さは通常の回転式研削砥石、およびミラ
ツク社製円筒鏡面研削機による研削、エメリー紙による
研磨等により得た。
ツク社製円筒鏡面研削機による研削、エメリー紙による
研磨等により得た。
5バス圧延後の鋼板表面状況の目視観察および光沢度計
により入射角45°での光沢度(Gs45°)を測定し
、Gsθ、Gslの平均値が300以上を良とし○印で
、それ未満をX印、また焼付疵の発生したものを■印、
スリップ疵の発生したものを・印で第5図に示した。
により入射角45°での光沢度(Gs45°)を測定し
、Gsθ、Gslの平均値が300以上を良とし○印で
、それ未満をX印、また焼付疵の発生したものを■印、
スリップ疵の発生したものを・印で第5図に示した。
これらの結果から良好な光沢度(表面性状)が得られる
ロール粗さはRaθが0.1〜0.5 μmでかつ、R
aθ/Raj2が1超4以下の範囲であることが判る。
ロール粗さはRaθが0.1〜0.5 μmでかつ、R
aθ/Raj2が1超4以下の範囲であることが判る。
実施例3
本例では、■ロール径450 mmφの4段5スタンド
タンデムミル(圧延油は40°Cで65 cstの合成
油系、3%エマルジョン、粒径4.5 μmを使用)お
よび■ロール径75mmφの20段センシミアミル(圧
延油は40′Cで9.5 cStの鉱油系、ニートで使
用)、また■ロール径180 mmφの6段レバースミ
ル(圧延油は40゛Cで45 cStの合成油系、3%
エマルジョン、粒径3.5μmを使用)で第3表に示す
表面ネ■さのロールを用い、実施例1と同様の供試材(
ただし板幅は1000mm )を第2表および第3表に
示す圧延条件で圧延した。
タンデムミル(圧延油は40°Cで65 cstの合成
油系、3%エマルジョン、粒径4.5 μmを使用)お
よび■ロール径75mmφの20段センシミアミル(圧
延油は40′Cで9.5 cStの鉱油系、ニートで使
用)、また■ロール径180 mmφの6段レバースミ
ル(圧延油は40゛Cで45 cStの合成油系、3%
エマルジョン、粒径3.5μmを使用)で第3表に示す
表面ネ■さのロールを用い、実施例1と同様の供試材(
ただし板幅は1000mm )を第2表および第3表に
示す圧延条件で圧延した。
その結果を第6図に示す。
第6図からも明らかなように本発明の圧延方法によれば
高光沢の薄鋼板を高速で圧延できる。
高光沢の薄鋼板を高速で圧延できる。
(発明の効果)
本発明によれば、高速圧延を実施して、オイルピット、
ロール肌の転写、焼付疵、スリップ疵等の発生がなく、
高光沢度で優れた表面性状の薄鋼板を高能率で圧延でき
る。
ロール肌の転写、焼付疵、スリップ疵等の発生がなく、
高光沢度で優れた表面性状の薄鋼板を高能率で圧延でき
る。
第1図は、ワークロールの表面粗さの説明図;第2図は
、従来圧延方法によるロール肌の転写状況を示す模式的
説明図; 第3図は、本発明圧延方法によるロール肌の転写状況を
示す模式的説明図; 第4図は、本発明圧延方法により得た鋼板表面の光沢度
を示すグラフ; 第5図は、ワークロールの表面粗さRaθおよびRai
との関係が圧延後の鋼板性状に及ばず影響を示すグラフ
;および 第6図は、多パス圧延時の鋼板の表面光沢度の変還を示
すグラフである。 出願人 住友金属工業株式会社 (外1名)代理人 弁
理士 広 瀬 章 −(外1名)第 2 図 子 3 凹 子 5 回 1「耳−だ引゛ 0.1 0、タ I 北 ■ ムノ 1 0”)0..4 X X 、/ ll
、。
、従来圧延方法によるロール肌の転写状況を示す模式的
説明図; 第3図は、本発明圧延方法によるロール肌の転写状況を
示す模式的説明図; 第4図は、本発明圧延方法により得た鋼板表面の光沢度
を示すグラフ; 第5図は、ワークロールの表面粗さRaθおよびRai
との関係が圧延後の鋼板性状に及ばず影響を示すグラフ
;および 第6図は、多パス圧延時の鋼板の表面光沢度の変還を示
すグラフである。 出願人 住友金属工業株式会社 (外1名)代理人 弁
理士 広 瀬 章 −(外1名)第 2 図 子 3 凹 子 5 回 1「耳−だ引゛ 0.1 0、タ I 北 ■ ムノ 1 0”)0..4 X X 、/ ll
、。
Claims (2)
- (1)ロール表面粗さが下式を満足し、 4≧Raθ/Ral>1 ここに、Raθ:ロール周方向の平均粗さ Ral:ロール軸方向の平均粗さ かつ、Raθが0.1〜0.5μmであることを特徴と
する冷間圧延用ワークロール。 - (2)冷間圧延の少なくとも初期パスおよび/または最
終パス、タンデムミルでは第1スタンドおよび/または
最終スタンドに請求項1記載の冷間圧延用ワークロール
を用いることを特徴とする薄鋼板の冷間圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33363990A JPH04200908A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 冷間圧延用ワークロールと冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33363990A JPH04200908A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 冷間圧延用ワークロールと冷間圧延方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04200908A true JPH04200908A (ja) | 1992-07-21 |
Family
ID=18268303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33363990A Pending JPH04200908A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 冷間圧延用ワークロールと冷間圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04200908A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10864565B2 (en) | 2014-11-28 | 2020-12-15 | Sms Group Gmbh | Surface texturing of deforming tools |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33363990A patent/JPH04200908A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10864565B2 (en) | 2014-11-28 | 2020-12-15 | Sms Group Gmbh | Surface texturing of deforming tools |
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