JPH02169111A - オーステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法 - Google Patents
オーステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法Info
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- JPH02169111A JPH02169111A JP18883289A JP18883289A JPH02169111A JP H02169111 A JPH02169111 A JP H02169111A JP 18883289 A JP18883289 A JP 18883289A JP 18883289 A JP18883289 A JP 18883289A JP H02169111 A JPH02169111 A JP H02169111A
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Landscapes
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、表面性状の良好なステンレス薄鋼板を得るた
めの冷間圧延方法に関する。
めの冷間圧延方法に関する。
(従来の技術)
ステンレス鋼薄板は、耐食性に優れていることは勿論、
特にその外観が美麗で光沢がありまた、研磨性(研磨し
易さ)に優れていることが要求される。さらに、BA製
品に関しては、白筋やゴールドダストと呼ばれる、商品
価値を左右するかぶさり状の表面欠陥のないことが優れ
た光沢のためにも必要である。
特にその外観が美麗で光沢がありまた、研磨性(研磨し
易さ)に優れていることが要求される。さらに、BA製
品に関しては、白筋やゴールドダストと呼ばれる、商品
価値を左右するかぶさり状の表面欠陥のないことが優れ
た光沢のためにも必要である。
従来、ステンレス鋼薄板に上記表面特性を有せしめまた
、前記表面欠陥を除くための手段として、焼鈍された後
の熱延板をメカニカルデスケーリングし、酸洗した後、
その全表面を研削(コイル研削と呼ばれる)して、材*
4(ストラング)表層部の欠陥を除去した後、小径の(
通常、50〜80mmの直径をもつ)ワークロールを有
するクラスターミル、たとえばセンシマーミルによって
多数回のバスを伴う冷間圧延を行うプロセスによって製
造されてきた。
、前記表面欠陥を除くための手段として、焼鈍された後
の熱延板をメカニカルデスケーリングし、酸洗した後、
その全表面を研削(コイル研削と呼ばれる)して、材*
4(ストラング)表層部の欠陥を除去した後、小径の(
通常、50〜80mmの直径をもつ)ワークロールを有
するクラスターミル、たとえばセンシマーミルによって
多数回のバスを伴う冷間圧延を行うプロセスによって製
造されてきた。
このような製造プロセスによって、JISに規定される
2B製品、2B製品、BA製品、研磨製品が製造されて
きた。かかる従来のステンレス鋼薄板の製造プロセスは
、沢谷 等「製鉄研究Jlt292 (1977)の第
100頁に開示されている。
2B製品、2B製品、BA製品、研磨製品が製造されて
きた。かかる従来のステンレス鋼薄板の製造プロセスは
、沢谷 等「製鉄研究Jlt292 (1977)の第
100頁に開示されている。
しかしながら、上記従来技術によるときは、たとえば5
0〜80間の直径をもつワークロールを有するセンシマ
ーミルによって材料を冷間圧延するから、生産性が低い
のみならず、ワークロール直径が小さいことに起因して
、冷間圧延素材表面に凹凸が存在していると、凸部が倒
れて延伸せしめられる“かぶさり“と呼ばれる表面欠陥
を惹起する問題があり、研削工程の省略は困難であった
。
0〜80間の直径をもつワークロールを有するセンシマ
ーミルによって材料を冷間圧延するから、生産性が低い
のみならず、ワークロール直径が小さいことに起因して
、冷間圧延素材表面に凹凸が存在していると、凸部が倒
れて延伸せしめられる“かぶさり“と呼ばれる表面欠陥
を惹起する問題があり、研削工程の省略は困難であった
。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上に述べた従来技術における問題を解決し、
コイル研削を省略してなお表面性状に優れたステンレス
鋼薄板を、高い生産性下に得ることができる冷間圧延方
法を提供することを目的としてなされた。
コイル研削を省略してなお表面性状に優れたステンレス
鋼薄板を、高い生産性下に得ることができる冷間圧延方
法を提供することを目的としてなされた。
(課題を解決するための手段)
本発明の要旨とするところは下記のとおりである。
(1) l 8 Cr −8N i鋼に代表されるオ
ーステナイト系ステンレス鋼薄板薄板の冷間圧延方法で
あって、熱間圧延され、酸洗された材料を冷間圧延する
に際し、下記式で定義される直径および表面粗さを有す
るワークロールをもつ圧延機によって、鹸化価≧30お
よび粘度≧30センチストーク(50”Cにおいて)の
何れか一方または双方を満足する条件を備えた圧延油の
適用下に冷間圧延を行うことを特徴とするオーステナイ
ト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法。
ーステナイト系ステンレス鋼薄板薄板の冷間圧延方法で
あって、熱間圧延され、酸洗された材料を冷間圧延する
に際し、下記式で定義される直径および表面粗さを有す
るワークロールをもつ圧延機によって、鹸化価≧30お
よび粘度≧30センチストーク(50”Cにおいて)の
何れか一方または双方を満足する条件を備えた圧延油の
適用下に冷間圧延を行うことを特徴とするオーステナイ
ト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法。
Ra (t ) / Ra (D )≧1.5 ・(
1)t/D≦1150 ・・・(2)ここ
で、Ra (t):板厚りの材料の表面粗さ(但し、R
a D)≦2.5声) Ra (D);直径りを有するワークロールの表面粗さ
(μff1) L:冷間圧延前の材料の厚さ(11m)D:ワークロー
ル直径 (但し、D≧1.50in) (2) 18 Cr −8N i鋼に代表されるオー
ステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法であって
、熱間圧延され、酸洗された材料を冷間圧延するに際し
、下記式で定義される直径および表面粗さを有するワー
クロールをもつ圧延機によって、鹸化価≧30および粘
度≧30センチストーク(50”Cにおいて)の何れか
一方または双方を満足する条件を備えた圧延油の適用下
に冷間圧延を行いさらに、100唾以下の直径を有する
とともに表面粗さRaがRa≦0.3μmであるワーク
ロールをもつ圧延機で仕上冷間圧延を行うことを特徴と
するオーステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法
。
1)t/D≦1150 ・・・(2)ここ
で、Ra (t):板厚りの材料の表面粗さ(但し、R
a D)≦2.5声) Ra (D);直径りを有するワークロールの表面粗さ
(μff1) L:冷間圧延前の材料の厚さ(11m)D:ワークロー
ル直径 (但し、D≧1.50in) (2) 18 Cr −8N i鋼に代表されるオー
ステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法であって
、熱間圧延され、酸洗された材料を冷間圧延するに際し
、下記式で定義される直径および表面粗さを有するワー
クロールをもつ圧延機によって、鹸化価≧30および粘
度≧30センチストーク(50”Cにおいて)の何れか
一方または双方を満足する条件を備えた圧延油の適用下
に冷間圧延を行いさらに、100唾以下の直径を有する
とともに表面粗さRaがRa≦0.3μmであるワーク
ロールをもつ圧延機で仕上冷間圧延を行うことを特徴と
するオーステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法
。
Ra (t)/Ra (D)≧1.5 ・(1)t/
D≦1150 ・・・(2)ここで、Ra
(t):板厚りの材料の表面粗さ(但し、Ra (
t)≦2.5μ) Ra (D):直径りを有するワークロールの表面粗さ
(n) t:冷間圧延前の材料の厚さ(ffls)D:ワークロ
ール直径 (但し、D≧1501) 以下に、本発明の詳細な説明する。
D≦1150 ・・・(2)ここで、Ra
(t):板厚りの材料の表面粗さ(但し、Ra (
t)≦2.5μ) Ra (D):直径りを有するワークロールの表面粗さ
(n) t:冷間圧延前の材料の厚さ(ffls)D:ワークロ
ール直径 (但し、D≧1501) 以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明者等は、オーステナイト系ステンレス鋼薄板につ
いて、冷間圧延条件と得られる圧延製品の表面性状の関
係を究明した結果、100M未満の直径を有するワーク
ロールをもつクラスターミル、たとえばセンシマーミル
で材料を冷間圧延すると、素材表面の凹凸の凸部が倒れ
て延伸される°“かぶさり”を生じ易いのに対し、15
0薗以上の直径を有するワークロールをもつ圧延機によ
って冷間圧延するときは、材料表面における剪断変形が
少なくて圧縮変形が多くなり、素材表面に存在した凹凸
は、かぶさることなく圧縮変形によって次第に浅くなる
ことを見出した。
いて、冷間圧延条件と得られる圧延製品の表面性状の関
係を究明した結果、100M未満の直径を有するワーク
ロールをもつクラスターミル、たとえばセンシマーミル
で材料を冷間圧延すると、素材表面の凹凸の凸部が倒れ
て延伸される°“かぶさり”を生じ易いのに対し、15
0薗以上の直径を有するワークロールをもつ圧延機によ
って冷間圧延するときは、材料表面における剪断変形が
少なくて圧縮変形が多くなり、素材表面に存在した凹凸
は、かぶさることなく圧縮変形によって次第に浅くなる
ことを見出した。
このような大径ワークロールをもつ圧延機によるステン
レス鋼薄板の冷間圧延において、素材である酸洗後の材
料に凹凸が存在していてもかぶさらない条件として、次
の3つが重要であることも併せて解明した。
レス鋼薄板の冷間圧延において、素材である酸洗後の材
料に凹凸が存在していてもかぶさらない条件として、次
の3つが重要であることも併せて解明した。
即ち、(1)良好な潤滑条件下での冷間圧延が前提とな
る。
る。
(2)酸洗後の素材の表面粗さ(Ra(t))が可及的
に小さく、即ち、Ra (t)≦2.5μでかつワーク
ロールの表面粗さRa (D)との関係が、Ra (t
)/Ra (D)≧1.5を満たすワークロールを用い
る。
に小さく、即ち、Ra (t)≦2.5μでかつワーク
ロールの表面粗さRa (D)との関係が、Ra (t
)/Ra (D)≧1.5を満たすワークロールを用い
る。
(3) ワークロール直径りと素材の板厚tとの関係
が、t/D≦1150を満たす条件下に、少なくとも3
0%の冷間圧延を行う。
が、t/D≦1150を満たす条件下に、少なくとも3
0%の冷間圧延を行う。
先ず、潤滑条件について説明する。
上に述べた“かぶさり”現象は、冷間圧延時のロールバ
イト内における潤滑状態に深く関係する。
イト内における潤滑状態に深く関係する。
潤滑が不足すると、大径ワークロールを用いる圧延を行
っても、材料表面の凹凸に対する剪断変形が多くなるた
め、大径ワークロールを用いる圧延の効果が減殺される
。冷間圧延に際し、材料表面の凹凸を圧縮変形して°゛
かぶさり”を生ぜしめないためには、ロールバイト内に
おける圧延油の油膜強度を高くする必要がある。
っても、材料表面の凹凸に対する剪断変形が多くなるた
め、大径ワークロールを用いる圧延の効果が減殺される
。冷間圧延に際し、材料表面の凹凸を圧縮変形して°゛
かぶさり”を生ぜしめないためには、ロールバイト内に
おける圧延油の油膜強度を高くする必要がある。
そのためには、圧延油の鹸化価(SV)を30以上にす
ることおよび、温度50℃における粘度を30センチス
トーク(cst)以上にすることの少なくとも一方が必
要である。好ましくは前記2つの条件の双方を満足する
ことである。そうすることによって、ロールバイト内で
の圧延油の耐圧強度が高くなり、大径ワークロールを用
いる圧延の効果を最大限に発揮させることができる。
ることおよび、温度50℃における粘度を30センチス
トーク(cst)以上にすることの少なくとも一方が必
要である。好ましくは前記2つの条件の双方を満足する
ことである。そうすることによって、ロールバイト内で
の圧延油の耐圧強度が高くなり、大径ワークロールを用
いる圧延の効果を最大限に発揮させることができる。
また、ロールバイト内には適切な圧延油(潤滑油)量を
確保する必要がある。それぞれのバスにおける圧延機入
側での材料表面1平方メートル当り0.01〜Igの潤
滑油を、材料表面に適用することが好ましい。0.01
g/rrf未溝の潤滑油通用量では、潤滑不良に起因し
て剪断変形が多くなり、“かぶさり”を生じる。
確保する必要がある。それぞれのバスにおける圧延機入
側での材料表面1平方メートル当り0.01〜Igの潤
滑油を、材料表面に適用することが好ましい。0.01
g/rrf未溝の潤滑油通用量では、潤滑不良に起因し
て剪断変形が多くなり、“かぶさり”を生じる。
一方、Ig/rrfを超える多量の潤滑油を適用すると
、油量過多に起因してロールと圧延材のロールバイト内
における中立点がふらつき、チャタリング、スリップな
どの圧延不安定現象が生じるのみならず、°゛かぶさり
パに対してもよくない。
、油量過多に起因してロールと圧延材のロールバイト内
における中立点がふらつき、チャタリング、スリップな
どの圧延不安定現象が生じるのみならず、°゛かぶさり
パに対してもよくない。
ロールバイト内の潤滑油量は、潤滑油の粘度、潤滑油供
給量、圧延速度を操作パラメータとして制御することが
できる。
給量、圧延速度を操作パラメータとして制御することが
できる。
次に、酸洗後の素材表面の粗さおよびワークロール表面
の粗さについて、説明する。
の粗さについて、説明する。
酸洗後の素材表面の粗さRa (t)が2.5μmを超
えると、冷間圧延工程において°かぶさり”を生じ易く
なり、光沢劣化や白筋欠陥を招くから、素材表面の粗さ
は、2.5μm以下に抑える必要がある。また、ワーク
ロール表面の粗さRa (D)も細かい方が゛かぶさり
”が生じ難くなるから、Ra (t ) / Ra (
D )≧1.5−(1)とする必要がある。
えると、冷間圧延工程において°かぶさり”を生じ易く
なり、光沢劣化や白筋欠陥を招くから、素材表面の粗さ
は、2.5μm以下に抑える必要がある。また、ワーク
ロール表面の粗さRa (D)も細かい方が゛かぶさり
”が生じ難くなるから、Ra (t ) / Ra (
D )≧1.5−(1)とする必要がある。
同様の目的で、酸洗後の素材の板厚tに対し、ワークロ
ール直径りを1″5offII11以上でかつ、t/D
≦1150・・・(2)を満たす条件下で可及的に大径
のワークロールを用いて冷間圧延すると、“かぶさり”
が生じ難くなる。
ール直径りを1″5offII11以上でかつ、t/D
≦1150・・・(2)を満たす条件下で可及的に大径
のワークロールを用いて冷間圧延すると、“かぶさり”
が生じ難くなる。
かかる大径のワークロールを用いて、少なくとも圧下率
30%の冷間圧延を施す。
30%の冷間圧延を施す。
こうして得られた冷延板は、最終焼鈍、酸洗を施されて
2B製品とされる。
2B製品とされる。
最終焼鈍、酸洗を施された材料にさらに、調質圧延を施
して2B表面の製品を得る。
して2B表面の製品を得る。
さらに表面光沢の優れた2D、2B表面を有する製品を
得るには、冷間圧延において大径のワークロールで全圧
下量の30%以上を圧延して素材表面の凹凸を浅くした
後、100mm以下の直径を有するとともにRa≦0.
3nの表面粗さを有するワークロールをもつ圧延機、た
とえばセンシマーミルによって全圧下量の10%以上冷
間圧延し、次いで最終焼鈍、酸洗、調質圧延を材料に施
す。
得るには、冷間圧延において大径のワークロールで全圧
下量の30%以上を圧延して素材表面の凹凸を浅くした
後、100mm以下の直径を有するとともにRa≦0.
3nの表面粗さを有するワークロールをもつ圧延機、た
とえばセンシマーミルによって全圧下量の10%以上冷
間圧延し、次いで最終焼鈍、酸洗、調質圧延を材料に施
す。
また、前記プロセスにおける最終焼鈍、酸洗に代えて光
輝焼鈍を施せば、最も優れた表面性状のBA裏表面有す
る製品を得ることができ、光沢不良や白筋は発生しない
。
輝焼鈍を施せば、最も優れた表面性状のBA裏表面有す
る製品を得ることができ、光沢不良や白筋は発生しない
。
次に、本発明を実施するに際しての好ましいプロセスに
ついて、説明する。
ついて、説明する。
オーステナイト系ステンレス鋼薄板を製造するプロセス
にあっては、熱延板焼鈍を省略できれば、製造コストの
面で有利である。
にあっては、熱延板焼鈍を省略できれば、製造コストの
面で有利である。
本発明者等は、熱延板焼鈍工程省略材のスケールの特徴
に注目し、メカニカルデスケーリングを含めて検討した
結果、従来におけるよりも高濃度、高温のHNO,とH
Fからなる酸洗液を使用することにより、粒界腐食がな
くかつ、酸洗後の材料表面の凹凸を小さなものとするこ
とができた。材料に粒界腐食が発生したり、酸洗後の材
料表面の凹凸或いは表面粗さが大きいと、冷間圧延工程
において、“かぶさり”を生じ、コイル研削工程を省略
することができない。
に注目し、メカニカルデスケーリングを含めて検討した
結果、従来におけるよりも高濃度、高温のHNO,とH
Fからなる酸洗液を使用することにより、粒界腐食がな
くかつ、酸洗後の材料表面の凹凸を小さなものとするこ
とができた。材料に粒界腐食が発生したり、酸洗後の材
料表面の凹凸或いは表面粗さが大きいと、冷間圧延工程
において、“かぶさり”を生じ、コイル研削工程を省略
することができない。
熱間圧延後、材料を直ちに水冷して炭化物の析出を防止
し、650℃以下の温度域でストリップを巻き取ること
が、炭化物析出防止の点から重要である。
し、650℃以下の温度域でストリップを巻き取ること
が、炭化物析出防止の点から重要である。
同様の理由で、鋼中のCの含有量も少ない方が好ましく
、C50,060%がよい。
、C50,060%がよい。
熱間圧延後、急冷され、650 ℃以下の温度域で巻き
取られた材料(ストリップ)表面のスケールは、熱間圧
延後焼鈍した材料表面のスケールに比しその厚みが薄い
。
取られた材料(ストリップ)表面のスケールは、熱間圧
延後焼鈍した材料表面のスケールに比しその厚みが薄い
。
このようなスケールをもつ材料に対しては、ショツトブ
ラストのようなメカニカルデスケーリングよりも、高圧
水中に砂鉄粒を混合したジェットを材料表面に適用する
湿式のメカニカルデスケーリングが、酸洗後の材料の表
面粗さを小さくするのに有効であることが判った。この
湿式のメカニカルデスケーリングは、80〜300kg
/c+aの高圧水に、砂鉄粒を50〜70%含有するス
ラリーを高圧水量の0.2〜3倍の比率で混合したジェ
ットを材料表面に吹き付けるものである。この方法によ
れば、砂鉄粒による研掃効果によって材料表面のスケー
ルが機械的に除去され、その後の、濃度と温度が選択さ
れたH N OsとHFからなる酸洗液を用いる酸洗に
よって極めて短時間にデスケーリングが完了する。
ラストのようなメカニカルデスケーリングよりも、高圧
水中に砂鉄粒を混合したジェットを材料表面に適用する
湿式のメカニカルデスケーリングが、酸洗後の材料の表
面粗さを小さくするのに有効であることが判った。この
湿式のメカニカルデスケーリングは、80〜300kg
/c+aの高圧水に、砂鉄粒を50〜70%含有するス
ラリーを高圧水量の0.2〜3倍の比率で混合したジェ
ットを材料表面に吹き付けるものである。この方法によ
れば、砂鉄粒による研掃効果によって材料表面のスケー
ルが機械的に除去され、その後の、濃度と温度が選択さ
れたH N OsとHFからなる酸洗液を用いる酸洗に
よって極めて短時間にデスケーリングが完了する。
第1図に、熱延板焼鈍工程を省略して得られた18Cr
−8Ni材(C50,060%、熱延後の巻き取り温度
:590℃)表面に、砂鉄粒55%を含むスラリーを高
圧水(110kg/d) itに対して0.33の比率
で混合したジェットを適用した後、種々の濃度のHNO
,とHFからなりかつ、種々の温度の酸洗液を用いてス
プレー酸洗を施したときの20秒後の溶剤量を示す。デ
スケーリング限界は、1.5 amの溶剤量に相当して
いる。
−8Ni材(C50,060%、熱延後の巻き取り温度
:590℃)表面に、砂鉄粒55%を含むスラリーを高
圧水(110kg/d) itに対して0.33の比率
で混合したジェットを適用した後、種々の濃度のHNO
,とHFからなりかつ、種々の温度の酸洗液を用いてス
プレー酸洗を施したときの20秒後の溶剤量を示す。デ
スケーリング限界は、1.5 amの溶剤量に相当して
いる。
第1図から、高温で高濃度のHN O、とHFからなる
酸洗液を用いる場合には、極めて短時間でデスケーリン
グされることが判る。
酸洗液を用いる場合には、極めて短時間でデスケーリン
グされることが判る。
また、前述の酸洗の結果、デスケーリング後の材料表面
には粒界腐食は見られない。
には粒界腐食は見られない。
本発明で対象とするオーステナイト系ステンレス鋼にお
いては、Cの含有量は、重量で0.060%以下である
ことが望ましい、C含有量が0.060%を超えると、
熱間圧延後、材料を急冷して巻き取り温度を650℃以
下にしても粒界にCr炭化物が析出し、酸洗工程におい
てHNO,とHFからなる酸洗液を用いる酸洗によって
、粒界腐食を生じる。また、熱間圧延後、材料を急冷し
ても巻き取り温度が650 ℃を超えると、やはり粒界
腐食を生じる。
いては、Cの含有量は、重量で0.060%以下である
ことが望ましい、C含有量が0.060%を超えると、
熱間圧延後、材料を急冷して巻き取り温度を650℃以
下にしても粒界にCr炭化物が析出し、酸洗工程におい
てHNO,とHFからなる酸洗液を用いる酸洗によって
、粒界腐食を生じる。また、熱間圧延後、材料を急冷し
ても巻き取り温度が650 ℃を超えると、やはり粒界
腐食を生じる。
HNO,とHFからなる酸洗液組成については、第1図
に示すように、HN Ox濃度を60〜200g/L
HF濃度を15〜150 g/1.とする。
に示すように、HN Ox濃度を60〜200g/L
HF濃度を15〜150 g/1.とする。
それぞれ、下限はデスケーリングの効果で決まり、それ
ぞれの下限値未満では高速デスケーリングが不可能とな
る。一方、それぞれの濃度が高くなるほど高速でデスケ
ーリングされるけれども、前記それぞれの上限値を超え
ても濃度による効果が飽和する。
ぞれの下限値未満では高速デスケーリングが不可能とな
る。一方、それぞれの濃度が高くなるほど高速でデスケ
ーリングされるけれども、前記それぞれの上限値を超え
ても濃度による効果が飽和する。
酸洗液の温度は、HNO,とHFの濃度に関連するが、
40〜so’cが好ましい。
40〜so’cが好ましい。
酸洗を完了した材料の表面粗さを測定した結果、最大粗
さ(R,□)で20〜10n、中心線平均粗さ(Ra)
で2.1〜1.54であった。
さ(R,□)で20〜10n、中心線平均粗さ(Ra)
で2.1〜1.54であった。
従来の、熱延板焼鈍を施した材料にシ町ットブラストを
施した後、HNO,とHFからなる酸洗液を用いて酸洗
して得られた材料の表面粗さは、Rsawで254.R
aで3.Ilであった。
施した後、HNO,とHFからなる酸洗液を用いて酸洗
して得られた材料の表面粗さは、Rsawで254.R
aで3.Ilであった。
こうして、C含有量≦0.060%とし、熱延後の巻き
取り温度を650″C以下として熱延板焼鈍を省略した
熱延板表面に、高圧水に砂鉄粒を混合したジェットを適
用するメカニカルデスケーリングを施した後、高温、高
濃度のHNOユとHFからなる酸洗液を用いて酸洗する
プロセスを採ることにより、粒界腐食がなくかつ、表面
粗さの小さな材料を得ることができる0粒界腐食がなく
かつ、表面粗さの小さな材料は、コイル研削工程を省略
しても、冷間圧延工程で材料に“かぶさり”を生じるこ
とがない。
取り温度を650″C以下として熱延板焼鈍を省略した
熱延板表面に、高圧水に砂鉄粒を混合したジェットを適
用するメカニカルデスケーリングを施した後、高温、高
濃度のHNOユとHFからなる酸洗液を用いて酸洗する
プロセスを採ることにより、粒界腐食がなくかつ、表面
粗さの小さな材料を得ることができる0粒界腐食がなく
かつ、表面粗さの小さな材料は、コイル研削工程を省略
しても、冷間圧延工程で材料に“かぶさり”を生じるこ
とがない。
酸洗後の材料表面の中心線平均粗さRaが、2.5n以
下、好ましくは1.5〜2. i nであれば、コイル
研削工程を省略して材料を冷間圧延しても十分な表面性
状を有する製品を得ることができる。
下、好ましくは1.5〜2. i nであれば、コイル
研削工程を省略して材料を冷間圧延しても十分な表面性
状を有する製品を得ることができる。
(実施例)
実施例l
SO3304鋼を、E F−AODプロセスによって溶
製し、連続鋳造して150III11厚さの鋳片とした
。
製し、連続鋳造して150III11厚さの鋳片とした
。
これら供試材の主要成分は、第1表の通りである。
第 1 表
(wt%)
この鋳片を熱間圧延し、3.0 amおよび2.5mm
厚さの熱延板とした。
厚さの熱延板とした。
熱間圧延仕上温度を高温とし、圧延後直ちに材料を急冷
して530〜560℃の温度域で巻き取った。熱延板焼
鈍工程を省略して、ilokg/dの高圧水に、砂鉄粒
を70%含むスラリーを高圧水量に対し0.3〜0.5
の比率で混合したジェットを材料表面に適用するメカニ
カルデスケーリングを施した後、材料を酸洗槽前面の浴
中で70℃に予熱し、HNOs : 80〜150
g/lとHF:15〜55 g/I!からなる酸洗液(
60〜70℃)を用いて15〜30秒間のスプレー酸洗
を施した。
して530〜560℃の温度域で巻き取った。熱延板焼
鈍工程を省略して、ilokg/dの高圧水に、砂鉄粒
を70%含むスラリーを高圧水量に対し0.3〜0.5
の比率で混合したジェットを材料表面に適用するメカニ
カルデスケーリングを施した後、材料を酸洗槽前面の浴
中で70℃に予熱し、HNOs : 80〜150
g/lとHF:15〜55 g/I!からなる酸洗液(
60〜70℃)を用いて15〜30秒間のスプレー酸洗
を施した。
デスケーリングの結果は、何れも良好であった。
しかしながら、C含有量が0.074%の素材から出発
したものは、粒界腐食を生じた。
したものは、粒界腐食を生じた。
供試材1〜3は、表面が片面で2.6〜3.4n溶剤さ
れ、供試材4は、4.4鴻溶剤された。酸洗後の材料の
表面粗さは、供試材1〜3については、平均粗度Raで
1.8〜2.3 usであった。供試材4については、
Ra:4.1nと異常な粗さであった。
れ、供試材4は、4.4鴻溶剤された。酸洗後の材料の
表面粗さは、供試材1〜3については、平均粗度Raで
1.8〜2.3 usであった。供試材4については、
Ra:4.1nと異常な粗さであった。
次いで、この酸洗後の材料を、450m5の直径を有す
るワークロールをもっ5スタンドタンデムミルによって
、50 (1〜1000m1m1nの圧延速度で冷間圧
延した。
るワークロールをもっ5スタンドタンデムミルによって
、50 (1〜1000m1m1nの圧延速度で冷間圧
延した。
一方、200amの直径を有するワークロールをもつ冷
間圧延機で、150〜500 m/+++inの圧延速
度でリバース圧延し、前記タンデムミルによるものも含
め1.5m、1,2111および1.0 m厚さの冷延
板とした。
間圧延機で、150〜500 m/+++inの圧延速
度でリバース圧延し、前記タンデムミルによるものも含
め1.5m、1,2111および1.0 m厚さの冷延
板とした。
ワークロールの表面粗さは、5スタンドタンデムミルに
ついては、スタンド毎にRaで1.2〜0.1nまで変
えたものおよび、全スタンドRa:0.3nに統一した
ものについて実施した。リバース圧延機のワークロール
の表面粗さは、Ra:0.3nで一定とした。
ついては、スタンド毎にRaで1.2〜0.1nまで変
えたものおよび、全スタンドRa:0.3nに統一した
ものについて実施した。リバース圧延機のワークロール
の表面粗さは、Ra:0.3nで一定とした。
冷間圧延における圧延油(潤滑剤)としては、(1)鹸
化価(SV):80、粘度:25cst(50℃におい
て)の鉱油、牛脂混合エマルジョン、 (2)鹸化価(SV125、粘度:60cst(50″
Cにおいて)の鉱油、牛脂混合エマルジョン、 (3)鹸化価(SV);150、粘度160cst(5
0℃において)の牛脂高エマルジョン、の3つのケース
について、温度60℃,、濃度5%で、各圧延スタンド
の入側における材料表面への付着量が0.01〜1 g
/rdとなるようにスプレー給油した。
化価(SV):80、粘度:25cst(50℃におい
て)の鉱油、牛脂混合エマルジョン、 (2)鹸化価(SV125、粘度:60cst(50″
Cにおいて)の鉱油、牛脂混合エマルジョン、 (3)鹸化価(SV);150、粘度160cst(5
0℃において)の牛脂高エマルジョン、の3つのケース
について、温度60℃,、濃度5%で、各圧延スタンド
の入側における材料表面への付着量が0.01〜1 g
/rdとなるようにスプレー給油した。
冷間圧延時、ワークロールの表面粗さを最終スタンドで
細かくしたものについては、1.2111111゜1.
0鵬厚さの冷延板について、1075〜1100℃の温
度域での最終焼鈍を施し、次いで酸洗を施して2B製品
とした。これをさらに、調質圧延し、2B製品とした。
細かくしたものについては、1.2111111゜1.
0鵬厚さの冷延板について、1075〜1100℃の温
度域での最終焼鈍を施し、次いで酸洗を施して2B製品
とした。これをさらに、調質圧延し、2B製品とした。
これらの製品の表面粗さは、Raで0.2〜0.3nで
あった。
あった。
以上の結果、大径ワークロールをもつ冷間圧延機で1.
2 mmおよび1.0 M厚さの冷延板とし、最終焼鈍
、酸洗を施した2D、2B製品については、素材のCが
0.060%以下でかつ、酸洗後の材料の表面粗さがR
aで2.5−以下の場合、大径ワークロールをもつ圧延
機による冷間圧延に際して、表面粗さRaがRa≦1.
2 pmのワークロールで圧延した製品は、優れた表面
性状を有することが明らかとなった。
2 mmおよび1.0 M厚さの冷延板とし、最終焼鈍
、酸洗を施した2D、2B製品については、素材のCが
0.060%以下でかつ、酸洗後の材料の表面粗さがR
aで2.5−以下の場合、大径ワークロールをもつ圧延
機による冷間圧延に際して、表面粗さRaがRa≦1.
2 pmのワークロールで圧延した製品は、優れた表面
性状を有することが明らかとなった。
しかしながら、素材のC含有量が0.070%で、酸洗
後の表面粗さの大きい材料を冷間圧延して得られた製品
は、2B表面の光沢が不良であった。
後の表面粗さの大きい材料を冷間圧延して得られた製品
は、2B表面の光沢が不良であった。
実施例2
実施例1におけると同様のプロセスで、溶製、連続鋳造
、熱間圧延、酸洗して得られた材料を、大径ワークロー
ルをもつ圧延機によって冷間圧延し1.5 mおよび1
.0 mm厚さの冷延板とした。この冷延板を、551
直径を有し、表面粗さを0.31以下と可及的に細かく
したワークロールをもつセンシマーミルによって、通常
の圧延油を適用して200〜500m/n+fnの速度
で3〜6バスの仕上圧延をした。
、熱間圧延、酸洗して得られた材料を、大径ワークロー
ルをもつ圧延機によって冷間圧延し1.5 mおよび1
.0 mm厚さの冷延板とした。この冷延板を、551
直径を有し、表面粗さを0.31以下と可及的に細かく
したワークロールをもつセンシマーミルによって、通常
の圧延油を適用して200〜500m/n+fnの速度
で3〜6バスの仕上圧延をした。
こうして得られた冷延板の一部に、最終焼鈍、酸洗およ
び調質圧延を施して2B表面をもつ製品とした。その余
の大部分の冷延板には、光輝焼鈍を施した後調質圧延を
施してBA裏表面有する製品とした。
び調質圧延を施して2B表面をもつ製品とした。その余
の大部分の冷延板には、光輝焼鈍を施した後調質圧延を
施してBA裏表面有する製品とした。
これらの製品のうち、素材のC含有量が0.010%と
高くて酸洗後の材料の表面粗さが大きいと、表面粗さが
Raで1.0〜0.5nの大径ワークロールで圧延して
も、BA製品で優れた光沢が得られなかった。
高くて酸洗後の材料の表面粗さが大きいと、表面粗さが
Raで1.0〜0.5nの大径ワークロールで圧延して
も、BA製品で優れた光沢が得られなかった。
一方、素材のC含有量が0.060%以下と低く、酸洗
後の材料の表面粗さRa (t)≦2.5鐸で、表面粗
さがRaで1.2n以下で150mm以上の直径を有す
るワークロールをもつ圧延機で冷間圧延し、次いで表面
粗さがRaで0.3n以下の小径ワークロールをもつ圧
延機で仕上圧延した後、最終焼鈍、酸洗或は光輝焼鈍を
施して得られた製品は、゛かぶさり“がなく、光沢の優
れた2BおよびBA裏表面有していた。
後の材料の表面粗さRa (t)≦2.5鐸で、表面粗
さがRaで1.2n以下で150mm以上の直径を有す
るワークロールをもつ圧延機で冷間圧延し、次いで表面
粗さがRaで0.3n以下の小径ワークロールをもつ圧
延機で仕上圧延した後、最終焼鈍、酸洗或は光輝焼鈍を
施して得られた製品は、゛かぶさり“がなく、光沢の優
れた2BおよびBA裏表面有していた。
(発明の効果)
本発明によれば、熱延板焼鈍さらには、コイル研削を省
略してなお、°“かぶさり′°のない2D、2B、BA
裏表面有する製品を製造することができ、その工業的効
果は極めて大きい。
略してなお、°“かぶさり′°のない2D、2B、BA
裏表面有する製品を製造することができ、その工業的効
果は極めて大きい。
第1図は、18Cr−8Niステンレス鋼(C50,0
60%)のメカニカルデスケーリング材を酸洗するとき
のHNOs/HF濃度、温度と材料の溶剤量の関係を示
す図(図中の数字は、20秒間における材料片面の溶剤
量(trm) )である。 第1
60%)のメカニカルデスケーリング材を酸洗するとき
のHNOs/HF濃度、温度と材料の溶剤量の関係を示
す図(図中の数字は、20秒間における材料片面の溶剤
量(trm) )である。 第1
Claims (2)
- (1)18Cr−8Ni鋼に代表されるオーステナイト
系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法であって、熱間圧延
され、酸洗された材料を冷間圧延するに際し、下記式で
定義される直径および表面粗さを有するワークロールを
もつ圧延機によって、鹸化価≧30および粘度≧30セ
ンチストーク(50℃において)の何れか一方または双
方を満足する条件を備えた圧延油の適用下に冷間圧延を
行うことを特徴とするオーステナイト系ステンレス鋼薄
板の冷間圧延方法。 Ra(t)/Ra(D)≧1.5・・・(1) t/D≦1/50・・・(2) ここで、Ra(t):板厚tの材料の表面粗さ (但し、Ra(t)≦2.5μm) Ra(D):直径Dを有するワークロールの表面粗さ(
μm) t:冷間圧延前の材料の厚さ(mm) D:ワークロール直径 (但し、D≧150mm) - (2)18Cr−8Ni鋼に代表されるオーステナイト
系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法であって、熱間圧延
され、酸洗された材料を冷間圧延するに際し、下記式で
定義される直径および表面粗さを有するワークロールを
もつ圧延機によって、鹸化価≧30および粘度≧30セ
ンチストーク(50℃において)の何れか一方または双
方を満足する条件を備えた圧延油の適用下に冷間圧延を
行いさらに、100mm以下の直径を有するとともに表
面粗さRaがRa≦0.3μmであるワークロールをも
つ圧延機で仕上冷間圧延を行うことを特徴とするオース
テナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法。 Ra(t)/Ra(D)≧1.5・・・(1) t/D≦1/50・・・(2) ここで、Ra(t):板厚tの材料の表面粗さ (但し、Ra(t)≦2.5μm) Ra(D):直径Dを有するワークロールの表面粗さ(
μm) t:冷間圧延前の材料の厚さ(mm) D:ワークロール直径 (但し、D≧150mm)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18883289A JPH02169111A (ja) | 1989-07-24 | 1989-07-24 | オーステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18883289A JPH02169111A (ja) | 1989-07-24 | 1989-07-24 | オーステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8885985A Division JPS61249603A (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 | 表面性状のすぐれたオ−ステナイト系ステンレス薄鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02169111A true JPH02169111A (ja) | 1990-06-29 |
Family
ID=16230620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18883289A Pending JPH02169111A (ja) | 1989-07-24 | 1989-07-24 | オーステナイト系ステンレス鋼薄板の冷間圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02169111A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1106707A2 (de) * | 1999-12-11 | 2001-06-13 | Rasselstein Hoesch GmbH | Verfahren zur Erzeugung von Weissblech hoher Korrosionsfestigkeit |
KR20190077667A (ko) * | 2017-12-26 | 2019-07-04 | 주식회사 포스코 | 표면 품질이 우수한 린 듀플렉스 스테인리스강의 제조방법 |
-
1989
- 1989-07-24 JP JP18883289A patent/JPH02169111A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1106707A2 (de) * | 1999-12-11 | 2001-06-13 | Rasselstein Hoesch GmbH | Verfahren zur Erzeugung von Weissblech hoher Korrosionsfestigkeit |
EP1106707B1 (de) * | 1999-12-11 | 2009-07-22 | Rasselstein GmbH | Verfahren zur Erzeugung von Weissblech hoher Korrosionsfestigkeit |
KR20190077667A (ko) * | 2017-12-26 | 2019-07-04 | 주식회사 포스코 | 표면 품질이 우수한 린 듀플렉스 스테인리스강의 제조방법 |
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