JPH04199493A

JPH04199493A - 自動販売機

Info

Publication number: JPH04199493A
Application number: JP33457890A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Uchikawa; 靖夫内川; Kaoru Kinoshita; 薫木下
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1990-11-29
Filing date: 1990-11-29
Publication date: 1992-07-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は自動販売機に関する。

〔従来の技術〕

従来の自動販売機は、単一のケーシングに、複数の商品
を貯蔵する商品貯蔵部と、当該商品貯蔵部内の室温を設
定温度に制御する温調手段と、商品選択手段と、当該商
品選択手段によって選択された商品を商品取出口に払い
出す払出手段とを設けていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

遊園地や催し会場、高速道路のサービスエリア等の人の
集まり易い場所では、同時に多数の販売機会か発生する
ことか予想されるから、これに対応して自動販売機を設
置することが要望される。

この要望に応えるため、従来では、上述の如く構成され
た多数の自動販売機を特定場所に集合して並設すること
か行われているか、並設されている多数の自動販売機の
中でも、その設置位置によっては販売機会の多い自動販
売機と販売機会の少ない自動販売機とがあり、販売機会
の多い自動販売機では早期に売切れ商品か発生し易い。

従って、商品購入者が並設されている多数の自動販売機
の中のある一つの自動販売機から希望商品を購入する際
、当該商品か売切れになっていることかあり、この場合
、当該希望商品を他の自動販売機に移動して捜し出す必
要かあり、商品購入者を煩わせる問題かあった。

本発明は、上記の実情に鑑みて為されたちのてあって、
その目的は、複数の販売機会か発生してもこれに対応で
き、しかも、商品購買者を煩わせることなく何れの販売
位置からでも希望商品を販売することかでき、更に、複
数位置での販売に伴って必要となる商品補充を設備面及
びコスト面で有利に実施することのできる有用な自動販
売機を提供する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明の自動販売機の特徴は
、Ａ、　複数の商品を貯蔵する商品貯蔵部と、当該商品貯
蔵部内の室温を設定温度に制御する温調手段と、商品選
択手段と、当該商品選択手段によって選択された商品を
商品取出口に払い出す払出手段とを備えた複数の商品販
売部Ｂ、　前記複数の商品販売部に対する補給用の商品
を常温で貯蔵する商品貯蔵庫Ｃ９前記商品販売部からの商品要求信号に基ついて当該
商品販売部の商品貯蔵部に対して前記商品貯蔵庫内の商
品を補給する商品補給手段上記Ａ、Ｂ、Ｃか設けられている点にあり、かかる構成
から次の作用効果を奏する。

〔作　用〕

ａ、　前記への構成により、複数の商品販売部の各々で
各別に商品を販売することかてきる。

ｂ、　前記Ｂ、　Ｃの構成により、商品販売に伴って商
品販売部の商品貯蔵部内の商品貯蔵数か設定数以上に減
少すると、当該商品販売部からの商品要求信号に基づい
て作動する商品補給手段により、商品貯蔵庫内に貯蔵さ
れた商品を当該商品販売部の商品貯蔵部に補給すること
かできる。

しかも、販売順位の遅い多量の補給用商品を貯蔵する商
品貯蔵庫では商品を常温で保管し、各商品販売部の商品
貯蔵部において初めて商品を所定温度に維持するから、
商品購買者に対しては所定温度の商品を払い出しながら
も、商品貯蔵庫での不経済な温調を回避することができ
る。

〔発明の効果〕

従って、複数の販売機会が発生してもこれに対応するこ
とかできるとともに、商品購買者を煩わせることなく何
れの商品販売部からでも常に希望商品を販売することが
できる。しかも、商品購買者に対しては所定温度の商品
を払い出しながらも、販売順位の遅い多量の商品を貯蔵
する商品貯蔵庫には温調設備を設ける必要がないから、
各商品販売部での販売に伴って必要となる補給商品の貯
蔵設備を製造コスト面及びランニングコスト面で有利に
構成することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図乃至第４図は自動販売機の第１実施例を示し、ケ
ーシング（１）の前半部の左右方向の三箇所には夫々、
商品販売部（Ａ）か設けられている。これら商品販売部
（Ａ）の各々は、複数の商品（Ｓ）を貯蔵する商品貯蔵
部（Ｂ）と、当該商品貯蔵部（Ｂ）内の室温を設定温度
に制御する温調手段（Ｃ）と、販売受付手段（Ｄ）と、
商品選択手段（Ｅ）と、当該商品選択手段（Ｅ）によっ
て選択された商品（Ｓ）を商品取出室（２）に払い出す
商品払出手段（Ｆ）と、これら各部の作動制御を司るマ
イクロコンピュータ使用のサブコントローラ（Ｊ）とを
備えている。

また、ケーシング（１）の後半部には、前記の五つの商
品販売部（Ａ）に対する補給用の商品（Ｓ）を常温で貯
蔵する商品貯蔵庫（Ｇ）と、前記商品販売部（Ａ）のサ
ブコントローラ（Ｊ）からの商品要求信号に基づいて当
該商品販売部（Ａ）の商品貯蔵部（Ｂ）に対して商品貯
蔵庫（Ｇ）内の貯蔵商品（Ｓ）を補給する商品補給手段
（Ｈ）と、自動販売機全体の制御を司るマイクロコンピ
ュータ使用のメインコントローラ（Ｋ）か設けられてい
る。

前記商品取出室（２）は、ケーシング（１）の上下方向
のほぼ中央部に配設されていて、この商品取出室（２）
の商品取出口（２ａ）には、上端を支点として揺動開閉
自在な商品取出扉（３）か設けられ、また、商品取出室
（２）の商品受入口には、上端を支点として揺動開閉可
能な防盗扉（４）か設けられている。

前記販売受付手段（Ｄ）の各々は、硬貨投入口（５）、
硬貨投入口（５）から投入された金額から販売可能な商
品（Ｓ）の商品選択ボタン（６）を点灯する商品表示ラ
ンプ（７）、売切れ表示ランプ（８）、釣銭返却口（９
）、釣銭用の返却スイッチ（１０）、釣銭切れ表示ラン
プ（１１）、一般にコインメックと称されている硬貨処
理機構（１２）から構成されている。

更に、硬貨処理機構（１２）は、硬貨投入口（５）から
投入された硬貨を識別する貨幣識別機能と、硬貨を種類
別に貯留する硬貨貯留機能と、返却スイッチ（１０）の
操作等に基づくサブコントローラ（Ｊ）からの釣銭払出
指令に基づいて釣銭額に相当する硬貨を所定の順序で払
い出す硬貨返却機能とを備えている。

前記商品選択手段（Ｅ）は、商品見本（Ｉ３）に対応し
て設けられる複数の商品選択ボタン（６）から構成され
ていて、購入希望商品に該当する商品選択ボタン（６）
を押すと、サブコントローラ（Ｊ）からの商品払出指令
に基づいて商品払出手段（Ｆ）か作動し、当該商品（Ｓ
）が商品取出室（２）に払い出される。

前記商品貯蔵部（Ｂ）の各々は、断熱壁（１５）によっ
て囲まれた貯蔵空間（１６）内に、複数種類の多数の商
品（Ｓ）を種類別に貯蔵する複数個の貯蔵コンベヤ（１
７）を、横３列で縦７段となる状態で並設して構成され
ている。

前記断熱壁（１５）の、各貯蔵コンベヤ（１７）の搬送
終端部に相対向する部位には夫々商品送出口（１８）か
形成されており、これら商品送出口（１８）の各々には
、上端を支点として揺動開閉自在な第１断熱扉（１９）
か設けられている。

他方、断熱壁（１５）の、各貯蔵コンベヤ（１７）の搬
送始端部に相対向する部位には夫々商品受取口（２０）
が形成されており、これら商品受取口（２０）の各々に
は、上端を支点として揺動開閉自在な第２断熱扉（２１
）か設けられている。

また、各第１断熱扉（１９）の取付は部には夫々、貯蔵
コンベヤ（１７）上の商品（Ｓ）か商品払出手段（Ｆ）
の商品受台（２９）に送り出されたことを第１断熱扉（
１９）の開き作動によって検出する第１センサ（２２）
が設けられている。

そして、商品貯蔵部（Ｂ）では、商品選択手段（Ｅ）の
商品選択ボタン（６）が押されると、サブコントローラ
（Ｊ）からの商品送り出し指令に基づいて、購入希望商
品に該当する商品（Ｓ）を貯蔵する貯蔵コンベヤ（１７
）の駆動モータ（２３）か駆動制御され、当該貯蔵コン
ベヤ（１７）上の先頭に位置する一個の商品（Ｓ）が商
品払出手段（Ｆ）の商品受台（２９）に送り出される。

この時、第１センサ（２２）の検出信号がサブコントロ
ーラ（Ｊ）に出力される。このサブコントローラ（Ｊ）
では、メモリに各貯蔵コンベヤ（１７）毎の商品貯蔵数
をデータとして記憶しておき、第１センサ（２２）の検
出信号か出力されたとき、この出力された第１センサ（
２２）の貯蔵コンベヤ（１７）に該当するアドレスのデ
ータを読み取り、その記憶された商品貯蔵数から一個分
減算処理したのち、更新された商品貯蔵数と設定貯蔵数
とを比較する。

そして、更新された商品貯蔵数が設定貯蔵数以上であれ
ば、更新された商品貯蔵数をメモリに再び記憶させ、ま
た、更新された商品貯蔵数が設定貯蔵数よりも少ないと
きには、当該サブコントローラ（Ｊ）からメインコント
ローラ（Ｋ）に対して、商品補給対象の商品貯蔵部（Ｂ
）及び貯蔵コンベヤ（１７）のアドレスデータと共に商
品補給要求信号を出力する。

また、メインコントローラ（Ｋ）からの補給指令信号に
基づいて作動制御される商品補給手段（Ｈ）によって、
商品補給対象の商品貯蔵部（Ｂ）の貯蔵コンベヤ（１７
）に所定数の商品（Ｓ）が補給されると、サブコントロ
ーラ（Ｊ）では、この補給された貯蔵コンベヤ（１７）
に該当するアドレスのデータを読み取り、その記憶され
た商品貯蔵数に商品補給数を加算処理して、更新された
商品貯蔵数をメモリに再び記憶させる。

尚、当該実施例では、貯蔵コンベヤ（１７）上に８個の
商品（Ｓ）を貯蔵することか可能で、その貯蔵数が３個
になると、サブコントローラ（Ｊ）からメインコントロ
ーラ（Ｋ）に対して商品補給要求信号が出力され、商品
補給手段（Ｈ）によって５個の商品（Ｓ）が補給される
。

前記温調手段（Ｃ）の各々は、コンプレッサー、凝縮器
、蒸発器、膨張弁等を備えた周知構造のヒートポンプか
ら構成されていて、前記貯蔵空間（１６）の底部側に配
設されている。そして、ヒートポンプ（Ｃ）で発生した
冷却風又は熱風を貯蔵空間（１６）内に供給し、各貯蔵
コンベヤ（１７）上の商品（Ｓ）を設定された温度に維
持する。

前記商品払出手段（Ｆ）の各々は、貯蔵コンベヤ（Ｉ７
）から送り出されてくる商品（Ｓ）を前記商品取出室（
２）にまで縦搬送するエレベータから構成されている。

このエレベータ（Ｆ）は、貯蔵空間（１６）内の天井近
傍部と底部とにおいて夫々相対向する状態で配設された
一対のスプロケット（２５）、　（２６）と、これら両
スプロケット（２５）、　（２６）に巻回された無端チ
ェーン（２７）と、当該無端チェーン（２７）の適宜位
置に取付けられたエレベータ台（２８）と、当該エレベ
ータ台（２８）に枢支されて前傾姿勢に傾斜自在な商品
受台（２９）と、下側のスブロケッ）　（２６）に連動
された駆動モータ（３０）とを主要構成として備えてい
る。

更に、前記両スプロケット（２５）、　（２６）間には
、エレベータ台（２８）に設けられた第１０−ラ（３１
）か係合される一直線状の第１ガイド（３２）と、商品
受台（２９）に設けられた第２０−ラ（３３）か係合さ
れる第２ガイド（３４）とが設けられている。

二の第２ガイド（３４）の上半部分及び下半部分は第１
ガイド（３２）と平行に形成され、また、この第２ガイ
ド（３４）の、前記商品取出室（２）に対応する中間部
分は、商品取出室（２）側へ突出する状態で台形状に屈
曲形成されている。

そのため、前記エレベータ台（２８）か上昇又は下降し
てそれが商品取出室（２）よりも少し高い商品払出位置
に至るに連れて、商品受台（２９）は、当該商品受台（
２９）上の商品（Ｓ）の滑降搬出か可能な先端下がりの
前傾姿勢に緩やかに姿勢変化するようになっている。

また、前記商品受台（２９）か商品払出位置に移動して
前傾姿勢に至ると、当該商品受台（２９）上の商品（Ｓ
）は滑降して防盗界（４）を押し開きながら商品取出室
（２）内へ払い出されるようになっている。

そして、前述の如く構成された商品払出手段（Ｆ）の各
部の作動情報はサブコントローラ（Ｊ）に出力されてい
る。

即ち、このサブコントローラ（Ｊ）には、商品受台（２
９）か商品貯蔵部（Ｂ）の各商品送出口（］８）に対応
した商品受取位置に到達したことを検出する第２位置セ
ンサ（３５）の検出信号、商品受台（２９）か商品取出
室（２）に対応した商品払出位置に到達したことを検出
する第３位置センサ（３６）の検出信号、商品受台（２
９）上の商品（Ｓ）か商品取出室（２）内に払い出され
たことを防盗界（４）の開き作動によって検出する商品
払出センサ（３７）の検出信号か出力されていて、これ
らの各種情報に基づいて、商品選択手段（Ｅ）の商品選
択ボタン（６）にて指定された貯蔵コンベヤ（１７）の
駆動モータ（２３）、エレベータ（Ｆ）の駆動モータ（
３０）を所定の順序で作動制御するように構成されてい
る。

前記商品貯蔵庫（Ｇ）は、ケーシング（１）の背面に開
閉自在な補給用扉（４０）を設けるとともに、ケーシン
グ（１）内の天井面の左右方向の１０箇所に夫々、補給
用扉（４０）の開動操作によって現出される開口部を通
して外部に引出し操作自在な伸縮式の吊下げ用レール（
４１）を取付け、これら吊下げ用レール（４１）の各々
に商品貯蔵用のキャビネット（４２）を取付けて構成さ
れている。

各キャビネット（４２）には、多数の商品（Ｓ）を上下
方向で貯蔵するサーペンタイン方式の貯蔵室（４３）か
左右方向に２列で前後方向に８個宛区画形成されている
。

各貯蔵室（４３）は、左右方向の一側に開口していて、
キャビネット（４２）をケーシング（１）の開口部を通
して外方に引出し操作したとき、各貯蔵室（４３）に対
して左右方向から商品＜Ｓ＞を補給することができるよ
うに構成されている。

前記商品補給手段（Ｈ）は、各貯蔵室（４３）の下端部
に夫々位置して、当該貯蔵室（４３）内の貯蔵商品（Ｓ
）を下方に一個単位で排出する商品排出機構（４５）群
と、各キャビネット（４２）の下方に夫々位置して、該
キャビネット（４２）の貯蔵室（４３）群から選択的に
排出されて（る商品（Ｓ）を前方に向かって搬送する横
搬送用コンベヤ（５０）群と、これら横搬送用コンベヤ
（５０）群から選択的に送り出されてくる商品（Ｓ）を
商品補給対象の商品貯蔵部（Ｂ）の貯蔵コンベヤ（Ｉ７
）にまで搬送する商品移載装置（６０）とから構成され
ている。

前記商品排出機構（４５）の各々は、メインコントロー
ラ（Ｋ）からの商品補給指令信号に基ついて作動するソ
レノイド（４６）によってゲーｈ　（４７）を開閉作動
させることにより、貯蔵室（４３）内の最下端部に位置
する貯蔵商品（Ｓ）から−個宛下方に排出するように構
成されている。

前記各横搬送用コンベヤ（５０）の搬送終端部には、当
該横搬送用コンベヤ（５０）によって搬送される商品（
Ｓ）との接当に伴って押し倒される第１感知バー（５１
）と、当該第１感知バー（５１）の作動を検知するマイ
クロスイッチ等の第１商品送出センサ（５２）とか設け
られている。

前記商品移載装置（６０）は次の如く構成されている。

ケーシング（１）内の底部の前後方向中央位置に、商品
販売部（Ａ）及びキャビネット（４２）の並設方向に沿
って二本のレール（６１）か敷設され、これら二本のレ
ール（６１）上に、車輪（６２）及びこの車輪（６２）
に連動された走行用駆動モータ（６３）を備えた台車（
６４）か配置されている。

この台車（６４）には、ケーシング（１）内の天井面近
くにまで及ぶ昇降ガイドフレーム（６５）と、一対のス
プロケット（６６）を軸支する駆動軸（６７）と、この
駆動軸（６７）に連動連結される昇降用駆動モータ（６
８）とか設けられいる。

また、昇降ガイドフレーム（６５）の上端部に設けた従
動軸（６９）には、下側のスプロケット（６６）とで二
本の無端チェーン（７０）を夫々巻き掛は支持する一対
のスプロケット（７１）か取付けられている。

更に、二本の無端チェーン（７０）の適宜箇所に渡って
取付けられたエレベータ枠（７２）には、昇降ガイドフ
レーム（６５）との接当によってエレベータ枠（７２）
の昇降を案内する複数個のガイドローラ（７３）と、複
数個の補給用商品（Ｓ）を受は止める移載用コンベヤ（
７４）とが設けられている。

この移載用コンベヤ（７４）の搬送終端部には、当該移
載用コンベヤ（７４）によって搬送される商品（Ｓ）と
の接当に伴って押し倒される第２感知バー（７５）と、
当該第２感知バー（７５）の作動を検知するマイクロス
イッチ等の第２商品送出センサ（７６）とか設けられて
いる。

そして、前述の如く構成された商品補給手段（Ｈ）の各
部の作動情報はメインコントローラ（Ｋ）に出力されて
いる。

即ち、このメインコントローラ（Ｋ）には、第１商品送
出センサ（５２）の検出信号、第２商品送出センサ（７
６）の検出信号、台車（６４）か各横搬送用コンベヤ（
５０）に対応した商品受取位置に到達したことを夫々検
出する第４位置センサ（７７）の検出信号、台車（６４
）か各商品貯蔵部（Ｂ）の貯蔵コンベヤ（１７）に対応
した左右方向での商品受渡位置に到達したことを夫々検
出する第５位置センサ（７８）の検出信号、移載用コン
ベヤ（７４）か各商品貯蔵部（Ｂ）の貯蔵コンベヤ（１
７）に対応した上下方向での商品受渡位置に到達したこ
とを夫々検出する第６位置センサ（７９）の検出信号か
出力されている。

そして、メインコントローラ（Ｋ）では、これらの各種
の情報と各サブコントローラ（Ｊ）から出力される商品
要求情報に基づいて、要求商品に該当する商品（Ｓ）が
貯蔵された貯蔵室（４３）の商品排出機構（４５）のソ
レノイド（４６）、横搬送用コンベヤ（５０）の駆動モ
ータ（５３）、台車（６４）の走行用駆動モータ（６３
）、エレベータ枠（７２）の昇降用駆動モータ（６８）
、移載用コンベヤ（７４）の駆動モータ（８０）を所定
の順序で作動制御するように構成されている。

つまり、サブコントローラ（Ｊ）からメインコントロー
ラ（Ｋ）に対して、商品補給対象の商品貯蔵部（Ｂ）及
び貯蔵コンベヤ（１７）の各アドレスデータと共に商品
補給要求信号か出力されると、台車（６４）の走行用駆
動モータ（６３）が駆動され、要求商品に該当する商品
（Ｓ）が貯蔵された貯蔵室（４３）に対応する位置にま
で台車（６４）が移動して停止される。

台車（６４）が所定の商品受取位置に到達したことを第
４位置センサ（７７）にて検出すると、要求商品に該当
する商品（Ｓ）か貯蔵された貯蔵室（４３）の商品排出
機構（４５）のソレノイド（４６）、及び、当該貯蔵室
（４３）の直下に位置する横搬送用コンベヤ（５０）の
駆動モータ（５３）か夫々駆動される。

商品排出機構（４５）のソレノイド（４６）は合計五回
駆動され、貯蔵室（４３）内の五個の商品（Ｓ）か横搬
送用コンベヤ（５０）上に排出される。

また、横搬送用コンベヤ（５０）の駆動によって当該横
搬送用コンベヤ（５０）から移載用コンベヤ（７４）上
に一個の商品（Ｓ）か送り出されると、第１商品送出セ
ンサ（５２）の検出信号に基ついて移載用コンベヤ（７
４）の駆動モータ（８０）か−個分だけ駆動され、この
ような駆動制御の繰り返しによって移載用コンベヤ（７
４）上に順次商品（Ｓ）か供給される。

そして、第１商品送出センサ（５２）の検出信号のカウ
ントによって、移載用コンベヤ（７４）上に五個の商品
（Ｓ）か供給されたことか判別されると、台車（６４）
の走行用駆動モータ（６３）か駆動され、商品補給対象
の商品貯蔵部（Ｂ）の貯蔵コンベヤ（１７）に対応する
位置にまで台車（６４）が移動して停止される。

台車（６４）か所定の商品受渡位置に到達したことを第
５位置センサ（７８）にて検出すると、エレベータ枠（
７２）の昇降用駆動モータ（６８）か駆動され、商品補
給対象の貯蔵コンベヤ（１７）に対応する位置にまでエ
レベータ枠（７２）か移動して停止される。

エレベータ枠（７２）が所定の商品受渡位置に到達した
ことを第６位置センサ（７９）にて検出すると、移載用
コンベヤ（７４）の駆動モータ（８０）が駆動され、当
該移載用コンベヤ（７４）上の商品（Ｓ）か商品補給対
象の貯蔵コンベヤ（Ｉ７）上に転かりながら順次供給さ
れる。

そして、第２商品送出センサ（７６）の検出信号のカウ
ントによって、移載用コンベヤ（７４）上の総ての商品
（Ｓ）が貯蔵コンベヤ（１７）に供給されたことか判別
されると、エレベータ枠（７２）の昇降用駆動モータ（
６８）か駆動され、当該エレベータ枠（７２）が最下端
の待機位置に復帰した状態て総ての商品補給制御か終了
する。

尚、上述の実施例では、前記移載用コンベヤ（７４）上
の商品（Ｓ）を貯蔵コンベヤ（１７）上に転がり供給す
るように構成したか、商品供給前に、貯蔵コンベヤ（１
７）を商品（Ｓ）の四個針に相当する距離たけ逆転させ
、移載用コンベヤ（７４）から−個の商品（Ｓ）か供給
される度に、当該貯蔵コンベヤ（１７）を−個分たけ正
転駆動させ、このような制御の繰り返しによって、移載
用コンベヤ（７４）上の五個の商品（Ｓ）を貯蔵コンベ
ヤ（１７）上に供給するように構成してもよい。

〔別実施例〕

（Ｉ）第５図乃至第７図は本発明の自動販売機の第２実
施例を示し、これは、平面視においてほぼ生爪角形を呈
するケーシング（１）の五つの側面に、六つの商品販売
部（Ａ）を左右対称形で配設するとともに、前記ケーシ
ング（１）内に、前記複数の商品販売部（Ａ）に対する
補給用の商品（Ｓ）を常温で貯蔵する商品貯蔵庫（Ｇ）
と、前記商品販売部（Ａ）からの商品補給要求信号に基
づいて当該商品販売部（Ａ、）の商品貯蔵部（Ｂ）に対
して商品貯蔵庫（Ｇ）内の商品（Ｓ）を補給する商品補
給手段（Ｈ）とを設けてある。

各商品販売部（Ａ）に装備される商品貯蔵部（Ｂ）は、
多数のサーペンタイン（９０）群から構成されていて、
その上部の商品補給口（９１）は、商品販売部（Ａ）群
と商品貯蔵庫（Ｇ）との間に形成される商品補給手段（
Ｈ）の搬送用空間（９２）に向かって開口形成されてい
る。

この商品貯蔵部（Ｂ）の各商品補給口（９１）には、図
示はしないか夫々商品補給手段（Ｈ）から供給される補
給商品（Ｓ）によって押し開けられる断熱扉か設けられ
ている。

各商品販売部（Ａ）に装備される商品払出手段（Ｆ）は
、各サーペンタイン（９０）の下端部に夫々位置して、
当該サーペンタイン（９０）内の貯蔵商品（Ｓ）を下方
に一個単位で排出する商品排出機構（図示せず）群と、
サーペンタイン（９０）群から選択的に払い出されてく
る商品（Ｓ）を商品取出室（２）に直接滑降状態で払出
案内するシュート（９３）とから構成されている。

また、この商品販売部（Ａ）に装備される他の構成、つ
まり、商品貯蔵部（Ｂ）内の室温を設定温度に制御する
温調手段（Ｃ）と、販売受付手段（Ｄ）と、商品選択手
段（Ｅ）は前述の第１実施例と同様であるため、それの
説明は省略する。

前記商品貯蔵庫（Ｇ）は、多数の商品（Ｓ）を滑降状態
で前方に送出し可能な傾斜姿勢の商品貯蔵体（９４）を
、上下方向と左右方向に多数並設して構成されている。

また、各商品貯蔵体（９４）の商品送出部には夫々、当
該商品貯蔵体（９４）内の貯蔵商品（Ｓ）を−個単位で
排出する商品排出機構（図示せず）か設けられている。

商品補給手段（Ｈ）は、搬送用空間（９２）の底部にほ
ぼコの字状に敷設した断面Ｉ字形状のガイドレール（９
５）と、当該ガイドレール（９５）に沿って巻回される
走行用無端チェーン（９６）と、当該走行用無端チェー
ン（９６）に連結された台車（９７）と、前記走行用無
端チェーン（９６）を介して台車（９７）を駆動走行さ
せる駆動モータ（９８）とを主要構成として備えている
。

前記台車（９７）には、ガイドレール（９５）を抱え込
む姿勢て転動する複数個の走行転輪（９９）と、ケーシ
ング（１）内の天井面近くにまで及ぶ昇降ガイドフレー
ム（１００）とが設けられている。

また、この昇降ガイドフレーム（１００）には、当該昇
降ガイドフレーム（１００）に内装された無端チェーン
（図示せず）に連結されたエレベータ台（１０１）と、
無端チェーンを介してエレベータ台（１０１）を駆動昇
降させる駆動モータ（１０２）とが設けられている。

更に、エレベータ台（１０１）には、昇降ガイ　　（ド
フレーム（１００）との接当によってエレベータ台（１
０１）の昇降を案内する複数個のガイドローラ（１０３
）と、商品貯蔵庫（Ｇ）の商品貯蔵体（９４）のうち、
サブコントローラＵ）からメインコントローラ（Ｋ）に
出力される商品補給要求信号に該当する商品（Ｓ）を貯
蔵した商品貯蔵体（９４）から所定数の商品（Ｓ）を受
は取る移載用コンベヤ（１０４）　、及び、当該移載用
コンベヤ（１０４）を駆動する駆動モータ（１０５）と
か設けられている。

二の移載用コンベヤ（１０４）上に送り出された所定数
の商品（Ｓ）は、補給対象のサーペンタイン（９０）の
商品補給口（９１）に供給される。

尚、前記移載用コンベヤ（１０４）の搬送終端部には、
前述の第１実施例における移載用コンベア（７４）の第
２感知バー（７５）及び第２商品送出センサ（７６）と
同様な機能を備えた感知バー及び商品送出センサが設け
られるか、当該実施例の図面では省略した。

：■〕第８図乃至第９図は本発明の自動販売機の第３実
施例を示し、これは、ケーシング（１）下部側に、四つ
の商品販売部（Ａ）を配設するとともに、前記ケーシン
グ（１）内の上部側に、前記複数の商品販売部（Ａ）に
対する補給用の商品（Ｓ）を常温で貯蔵する商品貯蔵庫
（Ｇ）を配置し、更に、ケーシング（１）内の上下中間
部に、前記商品販売部（Ａ）からの商品補給要求信号に
基づいて当該商品販売部（Ａ）の商品貯蔵部（Ｂ）に対
して商品貯蔵庫（Ｇ）内の商品（Ｓ）を補給する商品補
給手段（Ｈ）を配置したものである。

各商品販売部（Ａ）に装備される商品貯蔵部（Ｂ）は、
多数のサーペンタイン（１１０）群から構成されていて
、それらの各商品補給口（１１１）は夫々上方に向かっ
て開口形成されている。

この商品貯蔵部（Ｂ）の各商品補給口（１１１）には、
図示はしないが夫々商品貯蔵庫（Ｇ）から落下供給され
る商品（Ｓ）によって押し開けられる断熱扉が設けられ
ている。

各商品販売部（Ａ）に装備される商品払出手段（Ｆ）は
、前述の第２実施例と同様であり、また、商品販売部（
Ａ）に装備される他の構成については前述の第１実施例
と同様であるため、それらの説明は省略する。

商品貯蔵庫（Ｇ）は、多数の商品（Ｓ）を上下方向で貯
蔵可能な多数のサーペンタイン（１１２）群を前後方向
と左右方向に並設して構成されている。

各サーペンタイン（１１２）の下端部には夫々、メイン
コントローラ（Ｋ）からの商品払出指令に基づいて、当
該サーペンタイン（１１２）内の貯蔵商品（Ｓ）を−個
単位で排出する商品排出機構（１０９）が設けられてい
る。

これらサーペンタイン（１１２）群の下方位置には、前
後方向及び左右方向で隣接する四本のサーペンタイン（
１１２）から選択的に排出される商品（Ｓ）を一箇所に
集合案内するガイド（１１３）か設けられている。

商品補給手段（Ｈ）は、ケーシング（１）内に設けた前
後一対のレール（１１４）に沿って左右方向に移動自在
な第１台車（１１５）と、当該第１台車（１１５）の上
部に設けた左右一対のレール（１１６）沿って前後方向
に移動自在な第２台車（１１７）と、商品貯蔵庫（Ｇ）
のサーペンタイン（１１２）群のうち、サブコントロー
ラ（、Ｊ）からメインコントローラ（Ｋ）に出力される
商品補給要求信号に該当する商品（Ｓ）を貯蔵したサー
ペンタイン（１１２）からガイド（１１３）を通して排
出されてくる商品（Ｓ）を受は止める搬送筒体（１１８
）とを主要構成として備えている。

前記搬送筒体（１１８）の下端部には、当該搬送筒体（
１１８）か商品補給対象のサーペンタイン（１１０）の
直上方の商品補給位置に停止したとき、メインコントロ
ーラ（Ｋ）からの商品払出指令に基づいて開動制御され
る商品払出機構（１１９）が設けられている。

尚、図中（１２０）は第１台車（１１５）の走行輪（１
２１）を駆動する駆動モータであり、また、（１２２）
は第２台車（１１５）の走行輪（１２３）を駆動する駆
動モータである。

（Ｉ［）第１Ｏ図乃至第１２図は本発明の自動販売機の
第４実施例を示し、これは、ケーシング（１）前半部に
、三つの商品販売部（Ａ）を配設するとともに、前記ケ
ーシング（１）内の後半部に、前記複数の商品販売部（
Ａ）に対する補給用の商品（Ｓ）を常温で貯蔵する商品
貯蔵庫（Ｇ）と、前記商品販売部（Ａ）からの商品補給
要求信号に基づいて当該商品販売部（Ａ）の商品貯蔵部
（Ｂ）に対して商品貯蔵庫（Ｇ）内の商品（Ｓ）を補給
する商品補給手段（Ｈ）を配置したものである。

各商品販売部（Ａ）に装備される商品貯蔵部（Ｂ）、温
調手段（Ｃ）、販売受付手段（Ｄ）、商品選択手段（Ｅ
）、商品払出手段（Ｆ）は、前述の第１実施例と同様で
あるため、それらに対応する部分に同一番号を付記して
説明は省略する。

前記商品貯蔵庫（Ｇ）は、各商品販売部（Ａ）に対応し
て三つ設けられており、それらは夫々次の如く構成され
ている。

即ち、ケーシング（１）内の底部に敷設した前後一対の
レール（１３０）に沿って左右方向に移動可能な可動枠
体（１３１）か設けられ、この可動枠体（１３１）内の
底部側には、前後一対のスプロケット（１３２）を備え
た駆動軸（１３３）と、該駆動軸（１３３）に連動され
た駆動モータ（１３９）とか取付けられ、更に、可動枠
体（＋３１）内の天井側には、前後一対のスプロケット
（１３４）を備えた従動軸（１３５）が取付けられてい
る。

また、駆動軸（１３３）側のスプロケット（１３２）と
従動軸（１３５）側のスプロケット（１３４）とに巻き
掛けられた無端チェーン（１３６）のうち、当該無端チ
ェーン（１３６）の駆動回動に伴って互いに逆方向に移
動する両側のチェーン部分には夫々、キャビネット（１
３８）か連結されている。

キャビネット（１３８）の各々には、商品（Ｓ）を滑降
状態で前方に送出し可能な傾斜姿勢の商品貯蔵体（１３
７）か上下方向に多数並設されている。

また、ケーシング（１）内の前後中間部に設けた仕切り
壁（１４０）、　（＋４１）のうち、後方側に位置する
仕切り壁（＋４１）には、キャビネット（１３８）に対
する商品貯蔵体（１３７）の取付はピッチの２倍に相当
する間隔を隔てて商品排出口（１４０）が形成されてい
る。

そのため、前記商品排出口（１４０）に対応する商品貯
蔵体（１３７）内の商品（Ｓ）か無くなると、駆動モー
タ（１３９）を駆動して当該商品貯蔵体（＋３７）の上
段又は下段に位置する次の商品貯蔵体（１３７）を商品
排出口（１４０）に対応する商品供給位置に移動させる
。

商品補給手段（Ｈ）は、商品貯蔵体（１３７）の商品排
出口（１４０）近傍に位置して、メインコレトローラ（
Ｋ）からの商品補給指令信号に基づいて先頭の貯蔵商品
（Ｓ）を−個宛供給する商品排出機構（１４１）と、前
記商品排出口（１４０）から排出されてくる補給商品（
Ｓ）を商品貯蔵部（Ｂ）の断熱壁（Ｉ５）に形成し、た
商品受取口（２０）を通して貯蔵コンベヤ（１７）に滑
降状態で案内するシュート（１４２）とから構成されて
いる。

前記商品受取口（２０）に設けられた第２断熱扉（２１
）は、第１実施例と同様にシュー１−（＋４２）上を滑
降してくる補給商品（Ｓ）によって自動的に押し開かれ
る。

［ＩＶ）上述の実施例では、商品販売部（Ａ）に一つの
商品取出口（２ａ）を形成したか、この商品取出口（２
ａ）を複数個設けて実施してもよい。

また、販売受付手段”（Ｄ）は、硬貨の投入によるもの
に限定されず、紙幣、カード或いはこれらの組合せであ
ってもよい。

〔■〕商品貯蔵部（Ｂ）の貯蔵型式は特に限定されず、
公知の貯蔵型式を適用しても実施することができる。

また、販売商品の種類は缶入り商品に限定されず、ビン
入り商品、函入り商品、装入り商品等の公知の包装手段
で包装された商品について実施することができる。

（ＶＩ）複数の商品販売部（Ａ）の配置型式は上述の各
実施例の配置に限定されるものではなく、各種の配置条
件や販売条件等に応じて適宜変更可能である。

〔■〕商品払出手段（Ｆ）としては、商品販売部（Ａ）
の商品選択手段（Ｅ）で選択された商品（Ｓ）を前記商
品貯蔵庫（Ｇ）から当該商品販売部（Ａ）の商品取出口
（２ａ）に払い吊すことのできるものであれば、如何な
る構造のものを採用してもよい。

〔■〕上述の実施例では１、商品販売部（Ａ）に設けた
サブコントローラ（Ｊ）と商品販売部（Ａ）外に設けた
メインコントローラ（Ｋ）とで自動販売機全体の作動を
制御するように構成したか、自動販売機全体の作動を単
一の制御装置で制御するように構成してもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すか、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明に係る自動販売機の第１実施
例を示し、第１図は全体の水平断面図、第２図は全体の
側面断面図、第３図は要部の正面図、第４図は制御系統
のブロック図である。第５図乃至第７図は第２実施例を
示し、第５図は全体の概略水平断面図、第６図は全体の
概略側面断面図、第７図は要部の拡大斜視図てある。第
８図及び第９図は第３実施例を示す全体の一部切欠き平
面図と概略側面断面図、第１Ｏ図乃至第１２図は第４実
施例を示し、第１０図は全体の側面断面図、第１１図は
全体の水平断面図、第１２図は全体の正面断面図である
。

Claims

【特許請求の範囲】

複数の商品（Ｓ）を貯蔵する商品貯蔵部（Ｂ）と、当該
商品貯蔵部（Ｂ）内の室温を設定温度に制御する温調手
段（Ｃ）と、販売受付手段（Ｄ）と、商品選択手段（Ｅ
）と、当該商品選択手段（Ｅ）によって選択された商品
（Ｓ）を商品取出口（２ａ）に払い出す商品払出手段（
Ｆ）とを備えた複数の商品販売部（Ａ）を設けるととも
に、前記複数の商品販売部（Ａ）に対する補給用の商品
（Ｓ）を常温で貯蔵する商品貯蔵庫（Ｇ）と、前記商品
販売部（Ａ）からの商品補給要求信号に基づいて当該商
品販売部（Ａ）の商品貯蔵部（Ｂ）に対して商品貯蔵庫
（Ｇ）内の商品（Ｓ）を補給する商品補給手段（Ｈ）と
を設けてある自動販売機。