JPH0419741A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0419741A
JPH0419741A JP12445190A JP12445190A JPH0419741A JP H0419741 A JPH0419741 A JP H0419741A JP 12445190 A JP12445190 A JP 12445190A JP 12445190 A JP12445190 A JP 12445190A JP H0419741 A JPH0419741 A JP H0419741A
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JP
Japan
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group
general formula
color
silver halide
acid
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JP12445190A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yokoyama
茂樹 横山
Jiro Tsukahara
次郎 塚原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料および該感光
材料を用いた画像形成方法に関する。
(従来の技術) ハロゲン化銀写真感光材料では、一般に感光性ハロゲン
化銀乳剤、酸化された発色現像主薬と反応して色素を形
成するカラーカプラー、および種々の添加剤が用いられ
る。
ハロゲン化銀写真感光材料に要求される性能は多岐にわ
たるが、画像を忠実に再現すること、画像の保存性にす
ぐれること、簡易もしくは迅速に処理できること、処理
条件による仕上りのバラツキが少ないこと等が重要であ
る。
とりわけ近年は簡易・迅速処理の必要性が高まったため
、例えばハロゲン化銀カラー印画紙では、発色現像液に
浸漬する時間か1分以下、乾燥を含めた現像処理時間が
4分以下であるような処理システムが一般的になりつつ
ある。ところかこのような短時間現像処理では、従来で
は考えられなかった種々の問題点か生しることがわかっ
てきた。
これらの問題点のなかで特に重大なのは、発色濃度の低
下と処理混色の増大である。
(発明か解決しようとする課題) 本発明の目的は、簡易・迅速処理においても発色濃度の
低下および処理混色の少ない感光材料を提供することで
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は以下のハロゲン化銀カラー写真感光材料
によって達成される。すなわち、支持体上に少なくとも
一層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー
写真感光材料において該ハロゲン化銀か塩化銀を90モ
ル%以上含有し、かつ下記一般式(I)で表わされるノ
アンカプラーを含有することを特徴とするハロゲン化銀
カラー写真感光材料。
一般式(I) CH (式中、R はアルキル基、 ノクロアルキル基、 アリール基、 アルコキノ基、アリールアミン基、 アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アリールアミ
ン基、ジアリールアミノ基および八−アルキル−N−ア
リールアミノ基を、R7はアルキレン基を、R3はアリ
ール基を表わす。Zは水素原子もしくはカップリンク離
脱基を表わす。)なお上記のR,−R,の基とは無置換
のものばかりてよなく、さらに置換基を有するものも包
含する意味であるっ 以下一般式(I)で表わされる化合物を詳しく説明する
一般式(I)においてはRは総炭素原子数(以下C数と
略す)1〜36(好ましくは6〜24)の直鎖状もしく
は分岐鎖状のアルキル基、C数2〜36(好ましくは6
〜24)の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルケニル基、C
数2〜36(好ましくは6〜24)の直鎖状もしくは分
岐鎖状のアルキニル基、C数3〜36(好ましくは6〜
24)の3〜12員環の7クロアルキル基またはC数6
〜36(好ましくは6〜24)の了り−ル基、C数1〜
36(好ましくは6〜24)の直鎖状もしくは分岐鎖状
のアルコキン基、C数6〜36 (好ましくは6〜24
)のアリールオキシ基、C数1〜36(好ましくは6〜
24)の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキルアミノ基、
C数1〜36(好ましくは6〜24)の直鎖状もしくは
分岐鎖状のジアルキルアミノ基、C数1〜36(好まし
くは6〜24)のアリールアミノ基、C数1〜36 (
好ましくは6〜24)のジアリールアミノ基、およびC
数1〜24の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基と、
C数6〜24のアリール基とから成るN−アルキル−N
−アリールアミノ基を表わす。これらは置換基(例えば
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スル
ホ基、シアノ基、ニトロ基、アミン基、アルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、ンクロアルキル基、アリー
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、アルキルスルホニル基、アリール
スルホニル基、アノル基、アルキニ基、アルコキシカル
ボニル基、アリールオキンカルボニル基、カルボンアミ
ド基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルファモ
イル基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、
スルファモイルアミノ基、アルコキシスルホニル基、イ
ミド基または複素環基、以上置換基群Aという)で置換
されていてもよい。一般式(I)においてR,はより好
ましくは直鎖状、分岐鎖状もしくは置換基(アルコキン
基、アルキルチオ基、アリールオキシ基、アリールチオ
基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、ア
リール基、アルコキシカルボニル基、ニポキン基、ンア
ノ基またはハロゲン原子)を有するアルキル基1例えは
nオクチル、n−タンル、n−トデノル、n−ヘキサデ
シル、2−エチルヘキノル、3. 5. 5トリメチル
へキシル、3,5.5−hリメチルヘキシル、2−エチ
ル−4−メチルペンチル、2デシル、2−へキンルデノ
ル、?−ヘプチルウンタンル、2−オクチルフェニル、
2. 4. 6−)リメチルヘプチル、2. 4. 6
. 8−テトラメチルノニル、ヘンシル、2−フェネチ
ル、3−(をオクチルフェア/キン)プロピル、1−(
2,4シーt−ペンチルフェノキシ)プロピル、2(4
−ビフェニルオキジ)エチル、3−トデノルオキンプロ
ピル、2−トタンルチオエチル、9゜10−エポキソオ
クタデシル、ドデシルオキンカルホニルメチル、2−(
2−ナフチルオキン)エチル:、無置換もしくは置換基
(例えばハロゲン原子、アリール基、アルコキン基、ア
ルキルチオ基、アリールオキシ基、アリールチオ基また
はアルコキンカルボニル基)を有するアルケニル基〔例
えばアリル、10−ウンデセニル、オレイル、シトロネ
リル、シンナミル〕、無置換もしくは置換基(ハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリールオキシ
基)を有するノクロアルキル基〔例えばンクロペンチル
、シクロヘキシル、3.5−ジメチルノクロへキシル、
4−t−プチルンクロヘキシル〕、または無置換もしく
は置換基(ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、
アルコキシカルボニル基、アリール基、カルボンアミド
基、アルキルチオ基またはスルホンアミド基)を有する
アリール基〔例えばフェニル、4トデノルオキシフエニ
ル、4−ヒフェニル、4ドデカンスルホンアミドフエニ
ル、4−t−オクチルフェニル、3−ベンタデノルフェ
ニル:であり、特に好ましくは前記直鎖状、分岐鎖状も
しくは置換アルキル基である。
一般式(1)においてR1はC数1〜36(好ましくは
1〜24)の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレン基(
例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ヘキルン基、デルシン基、オクタデルシン基等)
を表わし、これらは置換基群Aの置換基で置換されてい
てもよい。
R1はより好ましくは、下記一般式(II)で表わされ
るメチレン基である。
一般式(II) R5 CH 一般式(II)においてR1はC数1ないし20の直鎖
状もしくは分岐鎖状のアルキル基(例えはメチル基、エ
チル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基
、ヘキシル基、デノル基、オクタタンル基等)であり特
に好ましくはC数4ないし9である。
一般式(I)においてR5は好ましくはC数6〜36、
より好ましくは6〜15のアリール基を表わし、前記置
換基群Aから選ばれる置換基で置換されていても、縮合
環であってもよい。ここで、好ましい置換基として、ハ
ロゲン原子(F、CA、Br、I)、シアノ基、ニトロ
基、アシル基(例えばアセチル、ヘンジイル)、アルキ
ル基(例えばメチル、t−ブチル、トリフルオロメチル
、トリクロロメチル)、アルコキン基(例えばメトキン
、エトキノ、ブトキシ、トリフルオロメトキン)アルキ
ルスルホニル基(例えばメチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、ブチルスルホニル、ペンシルスルホニル)、
アリールスルホニル基(例えばフェニルスルホニル、p
−トリルスルホニル、pクロロフェニルスルホニル)、
アルコキンカルボニル基(例えばメチルスルホニル、ブ
トキシカルボニル)、スルホンアミド基(例えばメタン
スルホンアミド、トリフルオロメタンスルホンアミド、
トルエンスルホンアミド)、カルバモイル基(例えばN
、N−ジメチルカル/<モイル、Nフェニルカルバモイ
ル)またはスルファモイル基(例えばN、 N−ジエチ
ルスルファモイル、Nフェニルスルファモイル)か挙げ
られる。R3は好ましくはハロゲン原子、シアノ基、ス
ルホンアミド基、アルキルスルホニル基、アリールスル
ホニル基およびトリフルオロメチル基の中から選ばれる
置換基を少なくとも一つ宵するフェニル基であり、さら
に好ましくは4−シアノフェニル、4−ジアツー3−ハ
ロゲノフェニル、3−シアノ−4−ハロゲノフェニル、
4−アルキルスルホニルフェニル、4−アルキルスルホ
ニル−3−ハロゲノフェニル、4−アルキルスルホニル
−3−アルコキンフェニル、3−アルコキン−4−アル
キルスルホニルフェニル、3,4−ジハロゲノフェニル
、4−ハロゲノフェニル、3. 4. 5−1リハロゲ
ノフエニル、3,4−シンアノフェニル、3ンアノー4
,5−ジハロゲノフェニル、4−トリフルオロメチルフ
ェニルまたは3−スルホンアミドフェニルであり、特に
好ましくは4−シアノフェニル、3−シアノ−4−ハロ
ケノフエニル、4−77/−3−ハロゲノフェニル、3
4−シンアノフェニルまtこは4−アルキルスルホニル
フェニル一般式(I)においてZは水素原子またはカッ
プリンク離脱基(離脱原子を含む。以下間し)を表わす
。カップリング離脱基の好ましい例としては、ハロゲン
原子、−OR”  −SR40 −OCR”S○,R”
  −NHCOR48 −NHCSR’。
OCOR”  −〇CNHR”、C数6〜36の○  
    ○ アリールアゾ基、C数1〜30て、かつ窒素原子でカッ
プリング活性位(Zの結合する位置)に結合する複素環
基(例えばコハク酸イミド、フタルイミド、ヒダントイ
ニル、ピラゾリル、2−ヘンシトリアゾリル)なとか挙
げられる。ここてR40よC数1〜36のアルキル基、
C数2〜36のアルケニル基、C数3〜36のンクロア
ルキル基、C数6〜36のアリール基またはC数2〜3
6の複素環基を表わし、これらの基は前記A群から選ば
れる置換基で置換されていてもよい。2はさらに好まし
くは水素原子、ハロゲン原子、アルコキン基、アリール
アゾ基またはアルキルチオ基であり、特に好ましくは水
素原子、塩素原子、下記一般式(III)で表わされる
基または下記一般式(IV)で表わされる基である。
一般式(III) (式中、Roはハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ア
ルキル基、アルコキン基、アルキルチオ基、アルキルス
ルホニル基、アリールスルホニル基、カルボンアミド基
、スルホンアミド基、アルコキンカルボニル基、カルバ
モイル基、スルファモイル基またはカルボキシル基を、
mはO〜5の整数を表わす。ここでmか複数のときRo
は同しても異なっていてもよい。) 一般式(IV) R’ 0−(C)。−Y−R’ (式中、R6及びR7はそれぞれ水素原子または1価の
基を、Yは−c−−s−−s−または−P−を、R8及
びR9はそれぞれヒドロキシル基、アルキル基、アリー
ル基、アルコキシ基、アルケニルオキシ基、アリールオ
キシ基または置換もしくは無置換アミノ基を、nは1〜
6の整数を表わす。ここで、nか複数のとき(C)は同
しても異なっていてもよい。) 一般式(III)において、R5は好ましくはノ\ロゲ
ン原子、アルキル基(例えばメチル、t−ブチル、t−
オクチル、ベンタデノル)、アルコキノ基(例えばメト
キン、n−ブトキン、n−オクチルオキシ、ヘンンルオ
キン、メトキンエトキノ)、カルホンアミド基(例えば
アセトアミド、3−カルボキシプロパンアミド)または
スルホンアミド基(例えばメタンスルホンアミド、トル
エンスルホンアミド、p−トデノルオキノヘンセンスル
ホンアミト)であり、特に好ましくはアルキル基または
アルコキシ基である。mは好ましくは0〜2の整数、よ
り好ましくはOまたは1の整数である。
一般式(IV)において、R6及び/′またはRか一価
の基を表わすとき、好ましくはアルキル基(例えばメチ
ル、エチル、n−ブチル、エトキシカルボニルメチル、
ペンシル、n−デシル、nドデシル)、アリール基(例
えばフェニル、4クロロフエニル、4−メトキノフェニ
ル)、アノル基(例えばアセチル、デカノイル、ヘンジ
イル、ピバロイル)またはカルバモイル基(例えばNエ
チルカルバモイル、N−フェニルカルバモイル)であり
、R’及びR−はさらに好ましくは水素原子、アルキル
基またはアリール基である。−船底%式% (IV)においてYは好ましくは一〇−または−S−で
あり、さらに好ましくは一〇−である。一般式(IV)
においてR′は好ましくはアルキル基、アルコキシ基、
アルケニルオキシ基、アリールオキシ基または置換もし
くは無置換アミノ基であり、さらに好ましくはアルコキ
シ基または置換もしくは無置換アミノ基である。
一般式(IV)においてnは好ましくは1〜3の整数、
より好ましくは1を表わす。
以下に一般式(I)におけるR、5OR1−の具体例を
示す。
C,、H,、−3O−CH。
C,oHl、−8OCH,CHI C:、H23 C,H,−8o−CH C,H C,H8 CHl CH CH3 CH,5OC CH。
C,H。
C,H 、H,、−3○ CH C,H へ・ C,H。
、H,、O3 CH Hh 5O−C− Hr C,l(。
C,H !Hr 50 CH,CH2 CH。
H8 CH ○ 、H3,NH3−CH CH33 o−CH C・)17(iso) C,H CH。
、H,、−3゜ CH C,H HH) SO CH H〉 S CH C,H。
C,H CH CH−17cH,−)−、SO CH C,H。
C C+CH8−) SO CH 以下に一般式 %式% l C1 N 以下に一般式(I) におけるZの例を示す。
Cβ 0CCH。
O20,CH。
0COC,H。
0CNHC,H。
OCR,−OC,H。
OCH,CH,OCH7 OCH,C00CH。
−OCH,CH,C○○CH。
0CRCOOCR。
一0CR,C00H CH。
OCH,CHISO,CH。
一○CH,C0NHCH,CHIOH −OCH,C0NHCH,CH,OCH。
0CHICH=CH。
OCH,CH,0H OCH,CH,SCH,C00H OCH,CH,NH307CH。
oJρ゛・ \(ン/ 区HCOCH,CH,COOH o <O> C0NHCH2CH,OH ○ γ)1 1、ノ′ C,H C,H 5C)(、C00C,H 3CE(、C00H 3CH,CH,C00H 8CHC○○H CH。
CH 8CH,CH,CH 3CH,CHCH!OH しh3 CH,CH,C00H −OCH2COOC,H。
eC −OCH,C00C,H,−t −OCH,C○OCH,CH,OCH。
ocH,coocH,−() OCH,C00CH,C00C,H。
OCR,CON←0 OCR。
OCH,C00CH,CH,SO,CH。
以下に一般式(I) −の具体例を示す。
で表わされるシアンカプラ 一般式(I) H 旺 2  く=  (二 牛 = ろ1、− 〇−べ   □←Q ベノ/ 4・ 〒1 1体2の合成 量拌器を装着した2j2三ツロフラスコにn−へ−デシ
ルメルカプタン(試薬市販品)130g(0,5モル)
、α−ブロムカプロン酸エチルエステル123g (0
,55モル)およびエチルアコール500−を加えて室
温、窒素気流下、11ギしながら93%苛性ソーダ25
.9g(055モル)を水100−に溶解した溶液を滴
下した。滴下後4時間攪拌したのち一夜静置した。次に
テトラヒドロフラン500ml、メチルアルコ−ZOO
−および93%苛性ソーダ43.0gOモル)を加えて
室温下1時間攪拌すると色結晶か析出した。加熱溶解し
、塩酸で中和しつち酢酸エチルで抽出した。無水硫酸ソ
ーダでべしたのち溶媒を留去し、n−ヘキサンて再結−
て中間体2の白色結晶169g (収率9ON)与た。
中間体3の合成 攪拌器を装着したll三ツロフラスコに中間体又 55
.9g (0,15モル)、酢酸23〇−およびタング
ステン酸ソーダ0.6gを加えて室温下攪拌しながら、
31%過酸化水素水16,5g(0,15モル)を滴下
した。発熱を伴って、反応系は澄明溶解した。そのまま
1時間攪拌を続けたのち不溶物をろ別し、氷水中に注ぎ
込んだ。
析出した結晶をろ取し、アセトニトリルで洗浄して、中
間体3の白色結晶42.8g(収率73%)を得た。
中間体4の合成 塩化カルシウム乾燥管および攪拌器を装着した200−
三ツロフラスコに中間体311.7g(0,030モル
)、モレキュラーンープで予め乾燥させたメチレンクロ
リドl 00.Jを加え、室温下に攪拌しながらオキサ
リルクロリド5. 2m1(0,060モル)を滴下し
た。その後、N、Nンメチルホルムアミト1−を加える
と発泡か見られた。そのまま、室温下に1時間攪拌した
のち、不溶物をろ別し、溶媒を留去して無色油状の中間
体411.5g(収率95%)が得られた。
中間体ユの合成 攪拌器、還流冷却器を装着した17!三ツ口フラスコに
410ルー5−二トロー2−アミノフェノール56. 
6g (0,3モル) 、N−(1)−シアノフェニル
)フェニルカルバメート71.5g(0,3モル)、イ
ミダゾール2. 4g (0,03モル)およびアセト
ニトリル600m1を加え、3時間加熱還流下に攪拌し
た。室温に冷却後、結晶をろ取し、テトラヒドロフラン
/アセトンから再結晶し中間体二の黄色結晶48.5g
(収率49%)を得た。
電磁式攪拌装置、水素カス供給装置を装着した200−
三ツロフラスコに中間体510.0g(0,03モル)
、およびN、 N−ジメチルアセトアミド200−を加
え、406Cにて溶解させた。
これに10%パラジウム炭素触媒1.0gを加え、40
°C攪拌しながら常圧水添した。10時間後に反応が完
結し、中間体6か生成したことか薄層クロマトグラフィ
ーにて確認された。この反応液に中間体4 12.1g
(0,03モル)を添加した。そのまま、1時間攪拌を
続けたのち、触媒をろ別し、酢酸エチル抽出、希塩酸洗
浄したのち、酢酸エチル/アセトニトリルより再結晶さ
せた。
本再結晶を更に2回行ないカプラー例1−8の白色固体
6.2g(収率33%)を得た。
合成例2・本発明カプラー例[+1の合成カプラー例I
−11の合成 C4H,−n n−C+6H1+5OCtlCOCn H 攪拌器を装着した2007nl三ツ口フラスコに、米国
特許第4,333,999号に従って合成した中間体:
L 13.4g(0,05モル)およびN、N−ジメチ
ルアセトアミド50−を加えて攪拌、8解した液に、合
成例1に従って合成した中間体4 20.4g(0,0
5モル)を添加した。
そのまま30分間攪拌したのち、氷水中に注き込み、析
出物をろ取した。酢酸エチルに1容解し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥したのち、アセトニトリルで再結晶(脱色
炭使用)してカプラー例l−11]7.6g(収率55
%)を得た。
本発明において前記−船底(1)のシアンカプラーは感
光性ハロゲン化銀1モルあたり、通常0.002ないし
2.0モル使用し、好ましくは0.01ないし1. 0
モル使用する。また1平方メートルあたりの塗布量は、
0.01ないし5ミリモルであり、好ましくは0.1な
いし2ミリモルである。
なお−船底(I)の化合物の一部は、米国特許第4,9
23,791号明細書において公知である。しかし迅速
処理時における発色性および処理混色の問題は何ら触れ
られておらす、この問題は本発明における塩化銀を90
モル%以上含有するハロゲン化銀と一般式(I)のシア
ンカプラーとの併用によって初めて解決されたことであ
る。
本発明の感光材料において一般式(I)で表わされるシ
アンカプラーは単独で用いてもよいし2種以上を混合し
て用いてもよい。ただしこの場合、一般式(I)で表わ
されるシアンカプラーの全シアンカプラー中に占める割
合は、50モル%以上であることが好ましく、75モル
%以上であればさらに好ましい。また一般式(I)で表
わされるシアンカプラーは乳剤層、中間層のいずれに添
加してもよいが、赤感性乳剤層中に添加することか最も
好ましい。
本発明のカラー写真感光材料は、支持体上に青感性ハロ
ゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層および赤感
性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも一層ずつ塗設して構
成することができる。一般のカラー印画紙では、支持体
上に前出の順で塗設されているのか普通であるか、これ
と異なる順序であっても良い。また、赤外感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層を前記の乳剤層の少なくとも一つの替りに
用いることができる。これ等の感光性乳剤層には、それ
ぞれの波長域に感度を有するハロゲン化銀乳剤と、感光
する光と補色の関係にある色素−すなわち青に対するイ
エロー、緑に対するマセンタそして赤に対するンアンー
を形成する所謂カラーカプラーを含有させることで減色
法の色再現を行うことかできる。ただし、感光層とカプ
ラーの発色色相とは、上記のような対応を持たない構成
としても良い。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤としては、実質的に沃
化銀を含まない塩臭化銀もしくは塩化銀よりなるものを
好ましく用いることかできる。ここで実質的に沃化銀を
含まないとは、沃化銀含有率か1モル%以下、好ましく
は0,2モル%以下のことを言う。乳剤のハロゲン組成
は粒子間で異なっていても等しくても良いが、粒子間で
等しいハロゲン組成を有する乳剤を用いると、各粒子の
性質を均質にすることか容易である。また、ハロゲン化
銀乳剤粒子内部のハロゲン組成分布については、ハロゲ
ン化銀粒子のどの部分をとっても組成の等しい所謂均一
型構造の粒子や、ハロゲン化銀粒子内部のコア(芯)と
それを取り囲むシェル(殻)〔−層または複数層〕とで
ハロゲン組成の異なる所謂積層型構造の粒子あるいは、
粒子内部もしくは表面に非層状にハロゲン組成の異なる
部分を有する構造(粒子表面にある場合は粒子のエツジ
、コーナーあるいは面上に異組成の部分か接合した構造
)の粒子なとを適宜選択して用いることかできる。高感
度を得るには、均一型構造の粒子よりも後二者のいずれ
かを用いることか有利であり、耐圧力性の面からも好ま
しい。ハロゲン化銀粒子か上記のような構造を有する場
合には、ハロゲン組成において異なる部分の境界部は、
明確な境界であっても、組成差により混晶を形成して不
明確な境界であっても良く、また積極的に連続的な構造
変化を持たせたものであってもよい。
これらの塩臭化銀乳剤のハロゲン組成については塩化銀
含有率は通常90モル%以上であり、95モル%以上か
好ましい。塩化銀か90モル%未満では迅速処理時の発
色性か著しく低くなり、また混色が著しくなる。
こうした高塩化銀乳剤においては臭化銀含有率を先に述
へたように層状もしくは非層状にハロゲン化銀粒子内部
および/または表面に有する構造のものか好ましい。上
記局在層のハロゲン組成は、臭化銀含有率において少な
くとも10モル%のものが好ましく、20モル%を越え
るものかより好ましい。そして、これらの局在層は、粒
子内部、粒子表面のエツジ、コーナーあるいは面上にあ
ることかできるが、一つの好ましい例として、粒子のコ
ーナ一部にエビタキンヤル成長したものを挙げることか
できる。
一方、感光材料か圧力を受けたときの感度低下を極力抑
える目的で、塩化銀含有率90モル%以上の高塩化銀乳
剤においても、粒子内のハロゲン組成の分布の小さい均
一型構造の粒子を用いることも好ましく行われる。
また、現像処理液の補充員を低減する目的でハロゲン化
銀乳剤の塩化銀含有率を更に高めることも有効である。
この様な場合にはその塩化銀含有率か98モル%〜10
0モル%であるような、はぼ純塩化銀の乳剤も好ましく
用いられる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤に含まれるハロゲン化
銀粒子の平均粒子サイズ(粒子の投影面積と等価な円の
直径を以て粒子サイズとし、その数平均をとったもの)
は、0.1μm〜2μmが好ましい。
また、それらの粒子サイズ分布は変動係数(粒子サイズ
の標準偏差を平均粒子サイズで除したもの)20%以下
、望ましくは15%以下の所謂単分散なものが好ましい
。このとき、広いラチチュードを得る目的で上記の単分
散乳剤を同一層にブレンドして使用することや、重層塗
布することも好ましく行われる。
写真乳剤に含まれるハロゲン化銀粒子の形状は、立方体
、十四面体あるいは八面体のような規則的な(regu
lar)結晶形を有するもの、球状、板状などのような
変則的な(irregu tar )結晶形を有するも
の、あるいはこれらの複合形を有するものを用いること
ができる。また、種々の結晶形を有するものの混合した
ものからなっていても良い。本発明においてはこれらの
中でも上記規則的な結晶形を有する粒子を50%以上、
好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上含有
するのか良い。
また、これら以外にも平均アスペクト比(円換算直径/
厚み)か5以上、好ましくは8以上の平板状粒子か投影
面積として全粒子の50%を越えるような乳剤も好まし
く用いることかできる。
本発明に用いる塩臭化銀乳剤は、P、 Glafkid
es著Chimie et Ph1sique Pho
tographique(Paul M。
nte1社刊、1967年) 、G、F、Duffin
著 Phot。
graphic Emulsion Chemistr
y(Focal Press社刊、1966年) 、V
、L、2elikman et al著 Making
and CoatingPhotographic E
muldion (Focal PreSS社刊、19
64年)などに記載された方法を用いて調製することか
できる。すなわち、酸性法、中性法、アンモニア法等の
いずれでも良く、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を
反応させる形式としては、片側混合法、同時混合法、お
よびそれらの組み合わせなどのいずれの方法を用いても
良い。粒子を銀イオン過剰の雰囲気の下において形成さ
せる方法(所謂逆混合法)を用いることもできる。同時
混合法の一つの形式としてハロゲン化銀の生成する液相
中のpAgを一定に保つ方法、すなわち所謂コンドロー
ルド・ダブルシェツト法を用いることもできる。この方
法によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近い
ハロゲン化銀乳剤を得ることができる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤は、その乳剤粒子形成
もしくは物理熟成の過程において種々の多価金属イオン
不純物を導入することができる。
使用する化合物の例としては、カドミウム、亜鉛、鉛、
銅、タリウムなどの塩、あるいは第■族元素である鉄、
ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリ
ジウム、白金などの塩もしくは錯塩を挙げることかでき
る。特に上記第〜■族元素は好ましく用いることができ
る。これ等の化合物の添加量は目的に応じて広範囲にわ
たるかハロゲン化銀に対して10−9〜10−2モルが
好ましい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、通常化学増感
および分光増感を施される。
化学増感法については、不安定硫黄化合物の添加に代表
される硫黄増感、金増感に代表される貴金属増感、ある
いは還元増感なとを単独もしくは併用して用いることか
できる。化学増感に用いられる化合物については、特開
昭62 215272号公報明細書の第18頁右下欄〜
第22頁右上欄に記載のものか好ましく用いられる。
分光増感は、本発明の感光材料における各層の乳剤に対
して所望の光波長域に分光−度を(寸与する目的で行わ
れる。本発明においては目的とする分光感度に対応する
波長域の光を吸収する色素分光増感色素を添加すること
て行うことか好ましい。このとき用いられる分光増感色
素としては例えば、F、 M、 Harmer著Het
erocyclic compoundsCyanin
e dyes and related compou
nds (John WifeII& 5ons (\
ew York、London:社刊、1964年)に
記載されているものを挙げることかできる。具体的な化
合物の例は、前出の特開昭62−215272号公報明
細書の第22頁右上欄〜第38頁に記載のものか好まし
く用いられる。
本発明に用いるハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造
工程、保存中あるいは写真処理中のかふりを防止する、
あるいは写真性能を安定化させる目的で種々の化合物あ
るいはそれ等の前駆体を添加することかできる。これら
は一般に写真安定化剤と呼ばれる。これらの化合物の具
体例は前出の特開昭62−215272号公報明細書の
第39頁〜第72頁に記載のものが好ましく用いられる
本発明に用いる乳剤は、潜像か主として粒子表面に形成
されるいわゆる表面潜像型乳剤、あるいは潜像が主とし
て粒子内部に形成されるいわゆる内部潜像型乳剤のいず
れのタイプのものであってもよい。
本発明がカラー感光材料に適用される場合、該カラー感
光材料には芳香族アミン系発色現像薬の酸化体とカップ
リンクしてそれぞれイエロー、マセンタ、シアンに発色
するイエローカプラー、マゼンタカプラー及びシアンカ
プラーか通常用いられる。
本発明のシアンカプラーと好ましく併用されるシアンカ
プラー、マゼンタカプラーおよびイエローカプラーは、
下記一般式(C−I)、(C−If)(M−1)、(M
−n)および(Y)で示されるものである。ただし、シ
アンカプラーについては、一般式(I)の化合物を50
モル%以上使用することか好ましい。
一般式(C−1) H 一般式 一般式(M ■) 一般式 一般式(Y) H3Y5 一般式((、−I)および(C−II)において、R,
、R,およびR4は置換もしくは無置換の脂肪族、芳香
族または複素環基を表し、R,、R。
およびR6は水素原子、ハロゲン原子、脂肪族基、芳香
族基またはアノルアミノ基を表し、R3はRoと共に含
窒素の5員環もしくは6員環を形成する非金属原子群を
表してもよい。Y、 、Y、は水素原子または現像主薬
の酸化体とのカップリング反応時に離脱しつる基を表す
。nは0又は1を表す。
一般式(C−11)におけるR5としては脂肪族基であ
ることが好ましく、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンタデンル基、tert−ブチル
基、ソクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、フェ
ニルチオメチル基、トデシルオキンフェニルチオメチル
基、ブタンアミドメチル基、メトキノメチル基なとを挙
げることかできる。
前記一般式(C−1)または(C−11)で表わされる
ノアンカプラーの好ましい例は次の通りである。
一般式(C−I)において好ましいR,はアリール基、
複素環基であり、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
ン基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、アンル基、
カルバモイル基、スルホンアミド基、スルファモイル基
、スルホニル基、スルファミド基、オキシカルボニル基
、シアノ基で置換されたアリール基であることがさらに
好ましい。
一般式(C−I)においてR8とR2で環を形成しない
場合、R2は好ましくは置換もしくは無置換のアルキル
基、アリール基であり、特に好ましくは置換アリールオ
キシ置換のアルキル基であり、R2は好ましくは水素原
子である。
−船蔵(C−I[)において好ましいR,は置換もしく
は無置換のアルキル基、アリール基であり、特に好まし
くは置換アリールオキシ置換のアルキル基である。
一般式(C−n)において好ましいR,は炭素数2〜1
5のアルキル基および炭素数1以上の置換基を有するメ
チル基であり、置換基としてはアリールチオ基、アルキ
ルチオ基、アシルアミノ基、アリールオキシ基、アルキ
ルオキシ基が好ましい。
−船蔵(C−II)においてR,は炭素数2〜15のア
ルキル基であることがさらに好ましく、炭素数2〜4の
アルキル基であることか特に好ましい。
一般式(C−n)において好ましいR8は水素原子、ハ
ロゲン原子であり、塩素原子およびフッ素原子が特に好
ましい。−船蔵(C−I)および(C−11)において
好ましいYlおよびY2はそれぞれ、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルコキシ
基、スルホンアミド基である。
一般式(M−I)において、R−およびR8はアリール
基を表し、RIは水素原子、脂肪族もしくは芳香族のア
シル基、脂肪族もしくは芳香族のスルホニル基を表し、
Y3は水素原子または離脱基を表す。R7およびR,の
アリール基(好ましくはフェニル基)に許容される置換
基は、置換基R1に対して許容される置換基と同しであ
り、2つ以上の置換基があるときは同一でも異なってい
てもよい。R8は好ましくは水素原子、脂肪族のアシル
基またはスルホニル基であり、特に好ましくは水素原子
である。好ましいY、はイオウ、酸素もしくは窒素原子
のいずれかで離脱する型のものであり、例えば米国特許
第4.35L  897号や国際公開W0881047
95号に記載されているようなイオウ原子離脱型は特に
好ましい。
−船蔵(M−11)において、R11は水素原子または
置換基を表す。Y、は水素原子または離脱基を表し、特
にハロゲン原子やアリールチオ基か好ましい。Za、Z
bおよびZcはメチン、置換メチン、;N−又は−NH
−を表し、Za−Zb結合とZb−Zc結合のうち一方
は二重結合であり、他方は単結合である。Zb−Zc結
合か炭素−炭素二重結合の場合は、それか芳香環の一部
である場合を含む。Rl OまたはY、て2量体以上の
多量体を形成する場合、またZa、ZbあるいはZcが
置換メチンであるときはその置換メチンで2量体以上の
多量体を形成する場合を含む。
−船蔵(M  I[)で表わされるピラゾロアゾール系
カプラーの中でも発色色素のイエロー副吸収の少なさお
よび光堅牢性の点で米国特許第4,500.630号に
記載のイミジンC1,2−bJピラゾール類は好ましく
、米国特許第4,540゜654号に記載のピラゾロ 
(1,5b’=  512.4〕 トリアゾールは特に
好ましい。
その他、特開昭61 65245号に記載されたような
分岐アルキル基かピラゾロトリアゾール環の2.3又は
6位に直結してピラゾロトリアソールカプラー、特開昭
61−65246号に記載されたような分子内にスルホ
ンアミド基を含んだピラゾロアゾールカプラー、特開昭
61−147254号に記載されたようなアルコキノフ
ェニルスルホンアミドバラスト基をもつビラソロアゾー
ルカプラーや欧州特許(公開)第226.849号や同
第294,785号に記載されたような6位にアルコキ
ノ基やアリーロキン基をもつビラソロトリアソールカプ
ラーの使用か好ましい。
−船蔵(Y)において、R,1はハロゲン原子、アルコ
キノ基、ト)ノフルオロメチル基またはアリール基を表
し、R1)は水素原子、ハロゲン原子またはアルコキノ
基を表す。Aは−NHCOR,l、N HS Or  
R1z、−3O,NHR,、、C0OR,、、−3O,
N−R,、を表わす。但し、Rl I Rl lとR11はそれぞれアルキル基、アリール基ま
たはアンル基を表す。Y5は離脱基を表す。Rl lと
R11、Rl +の置換基としては、R1に対して許容
された置換基と同しであり、離脱基Y。は好ましくは酸
素原子もしくは窒素原子のいずれかで離脱する型のもの
であり、窒素原子離脱型か特に好ましい。
一般式(C−I)、(C−n)、(M−I)、(M−I
[)および(Y)で表わされるカプラーの具体例を以下
に列挙する。
本発明の一般式(I)のシアンカプラーは、船底(M−
I)または(M−n)で示されるマゼンタカプラー、お
よび−船底(Y)で示されるイエローカプラーと組合わ
せて使用することが好ましい。特に反射支持体上に設け
られた感光層にこれらの三種のカプラーを組合せて、従
来にない優れた色再現性を達成できる。
この場合のマゼンタカプラーは、感光性ハロゲン化銀1
モルあたり、通常0.003ないし3゜0モル使用し、
好ましくは0.015ないし15モル使用し、また1平
方メートルあたりの塗布量は、0.01ないし5ミリモ
ルであり、好ましくは0. 1ないし2ミリモルである
またイエローカプラーは、感光性ハロゲン化銀1モルあ
たり、通常0.Olないし4.0モル使用し、好ましく
は0,05ないし2.0モル使用し、また、1平方メー
トルあたりの塗布量は、0.02ないし8.0モミリモ
ルであり、好ましくは0.2ないし3.0ミリモルであ
る。
また、−船底(M−n)は好ましくは、下記の式で示さ
れる化合物が好ましい。
(M−IIa) 一般式(M−11a)、 (M (M IIb) IIb) において R,o、Y、は−船底(M−II)におけるR、。、Y
、と同義である。Rliは水素原子もしくは置換基を表
わす。
(C−1) H (C−4) H (C−7) H OCI(2CH2CII2COOH C1 (C−9) H (t)CsH。
(C H I (C−1 H (C−1 (C (C (C−18) (C I2 H H C,Hi (C−20) H (C H Cβ (C H (t)C5H CH3 (M (M (M l rρ (M I2 H3 HCO C−CI−1゜ (Y−1) (Y−2) (Y H3 SO・ H (Y l13 ゝC1l。
(Y CHl し! (Y (Y (Y CH。
(Y−9) 上記−船底((、I)〜(Y)で表されるカプラーは、
感光層を構成するハロゲン化銀乳剤層中に、通常ハロゲ
ン化銀1モル当たり0.1〜1゜0モル、好ましくは0
. 1〜0.5モル含有される。
本発明において、前記カプラーを感光層に添加するため
には、公知の種々の技術を適用することかできる。通常
、オイルプロテクト法として公知の水中油滴分散物によ
り添加することかでき、溶媒に溶解した後、界面活性剤
を含むセラチン水溶液に乳化分散させる。あるいは界面
活性剤を含むカプラー溶液中に水あるいはセラチン水溶
液を加え、転相を伴って水中油滴分散物としてもよい。
またアルカリ可溶性のカプラーは、いわゆるフィッシャ
ー分散法によっても分散できる。カプラー分散物から、
蒸留、ヌードル水洗あるいは限外濾過なとの方法により
、低沸点有機溶媒を除去した後、写真乳剤と混合しても
よい。
このようなカプラーの分散媒としては誘電率(25°C
)2〜20、屈折率(25°C)1.5〜1、 7の高
沸点有機溶媒および/または水不溶性高分子化合物を使
用するのが好ましい。
高沸点有機溶媒として、好ましくは次の一般式(A)〜
(E)で表される高沸点有機溶媒が用いられる。
一般式(A) ○ w、o−p=。
一般式(B) 一般式 −船底(E) Wl−0−W。
(式中、W、、W、及びW3はそれぞれ置換もしくは無
置換のアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、
アリール基又はヘテロ環基を表わし、W、はW、 、O
W、またはS−W、を表わし、nは、1ないし5の整数
であり、nが2以上の時はW4は互いに同じでも異なっ
ていてもよく、船底(E)において、WlとW2が縮合
環を形成してもよい)。
これらの中では一般式(B)および(C)で表わされる
高沸点有機溶媒か特に好ましい。
本発明に用いうる高沸点有機溶媒は、−船底(A)ない
しくE)以外でも融点が100℃以下、沸点が140°
C以上の水と非混和性の化合物で、カプラーの良溶媒で
あれば使用できる。高沸点有機溶媒の融点は好ましくは
80°C以下である。高沸点有機溶媒の沸点は、好まし
くは160℃以上であり、より好ましくは170°C以
上である。
これらの高沸点有機溶媒の詳細については、特開昭62
−215272号公開明細書の第137頁右下欄〜14
4頁右上欄に記載されている。
また、これらのカプラーは前記の高沸点有機溶媒の存在
下でまたは不存在下でローダプルラテックスポリマー(
例えば米国特許第4. 203. 716号)に含浸さ
せて、または水不溶性且つ有機溶媒可溶性のポリマーに
溶かして親水性コロイド水溶液に乳剤分散させる事がで
きる。
好ましくは国際公開WO88100723号明細書の第
12頁〜30頁に記載の単独重合体または共重合体が用
いられ、特にアクリルアミド系ポリマーの使用が色像安
定化等の上で好ましい。
本発明を用いて作られる感光材料は、色カブリ防止剤と
して、ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体
、没食子酸誘導体、アスコルヒン酸誘導体などを含有し
てもよい。
本発明の感光材料には、種々の褪色防止剤を用いること
かできる。即ち、ンアン、マセンタ及び/又はイエロー
画像用の有機褪色防止剤としてはハイドロキノン類、6
−ヒドロキシクロマン類、5−ヒドロキンクマラン類、
スピロクロマン類、p−アルコキンフェノール類、ビス
フェノール類を中心としたヒンダードフェノール類、没
食子酸誘導体、メチレンジオキシベンセン類、アミンフ
ェノール類、ヒンダードアミン類およびこれら各化合物
のフェノール性水酸基をシリル化、アルキル化したエー
テルもしくはエステル誘導体が代表例として挙げられる
。また、(ビスサリチルアルドキシマド)ニッケル錯体
および(ビス−N、  Nジアルキルジチオカルバマド
)ニッケル錯体に代表される金属錯体なとも使用できる
有機褪色防止剤の具体例は以下の特許の明細書に記載さ
れている。
ハイドロキノン類は米国特許第2,360,290号、
同第2,418,613号、同第2,700.453号
、同第2.701,197号、同第2,728,659
号、同第2. 732. 300号、同第2,735,
765号、同第3,982.944号、同第4,430
,425号、英国特許第1,363,921号、米国特
許第2,710.801号、同第2,816,028号
なとに、6−ヒドロキシクロマン類、5−ヒドロキシク
マラン類、スピロクロマン類は米国特許第3432.3
00号、同第3,573,050号、同第3,574,
627号、同第3. 698. 909号、同第3,7
64,337号、特開昭52152225号などに、ス
ピロインダン類は米国特許第4,360,589号に、
p−アルコキシフェノール類は米国特許第2,735,
765号、英国特許第2,066.975号、特開昭5
9−10539号、特公昭57−19765号などに、
ヒンダードフェノール類は米国特許第3700.455
号、特開昭51−72224号、米国特許4,228,
235号、特公昭52−6623号などに、没食子酸誘
導体、メチレンンオキンベンセン類、アミンフェノール
類はそれぞれ米国特許第3,457,079号、同第4
,332.886号、特公昭56−21144号などに
、ヒンダードアミン類は米国特許第3,336,135
号、同第4,268,593号、英国特許第1.326
,889号、同第1,354,313号、同第1,41
0,846号、特公昭51−1420号、特開昭58−
114036号、同第59−53846号、同第59−
78344号などに、金属錯体は米国特許第4,050
,938号、同第4,241,155号、英国特許第2
,027.731(A)号などにそれぞれ記載されてい
る。これらの化合物は、それぞれ対応するカラーカプラ
ーに対し通常5ないし100重量%をカプラーと共乳化
して感光層に添加することにより、目的を達成すること
かできる。シアン色素像の熱および特に光による劣化を
防止するためには、シアン発色層およびそれに隣接する
両側の層に紫外線吸収剤を導入することがより効果的で
ある。
紫外線吸収剤としては、アリール基で置換されたヘンシ
ト+Jアゾール化合物(例えば米国特許第3.533,
794号に記載のもの)、4−チアゾリドン化合物(例
えば米国特許第3.314794号、同第3.352,
681号に記載のもの)、ベンゾフェノン化合物(例え
ば特開昭46−2784号に記載のもの)、ケイヒ酸エ
ステル化合物(例えば米国特許第3,705,805号
、同第3.707,395号に記載のもの)、ブタジェ
ン化合物(米国特許第4,045,229号に記載のも
の)、あるいはベンゾオキシトール化合物(例えば米国
特許第3.700,455号に記載のもの)を用いるこ
とができる。紫外線吸収性のカプラー(例えばα−ナフ
トール系のシアン色素形成カプラー)や、紫外線吸収性
のポリマーなどを用いてもよい。これらの紫外線吸収剤
は特定の層に媒染されていてもよい。
なかでも前記のアリール基で置換されたベンゾトリアゾ
ール化合物が好ましい。
また前述のカプラーと共に、特に下記のような化合物を
使用することか好ましい。特にピラゾロアゾールカプラ
ーとの併用が好ましい。
即ち、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現像主
薬と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に無色
の化合物を生成する化合物(F)および/または発色現
像処理後に残存する芳香族アミン系発色現像主薬の酸化
体と化学結合して、化学的に不活性でかつ実質的に無色
の化合物を生成する化合物(G)を同時または単独に用
いることか、例えば処理後の保存における膜中残存発色
現像主薬ないしその酸化体とカプラーの反応による発色
色素生成によるスティン発生その他の副作用を防止する
上で好ましい。
化合物(F)として好ましいものは、p−アニシジンと
の二次反応速度定数に2 (80’Cのトリオクチルホ
スフェート中)か1 、 0 (1/molsec〜l
 x 10−’ 12 /mot−secの範囲で反応
する化合物である。なお、二次反応速度定数は特開昭6
3−158545号に記載の方法で測定することかでき
る。
k2かこの範囲より大きい場合、化合物自体か不安定と
なり、セラチンや水と反応して分解してしまうことがあ
る。一方、k2かこの範囲より小さければ残存する芳香
族アミン系現像主薬と反応か遅く、結果として残存する
芳香族アミン系現像主薬の副作用を防止することかでき
ないことかある。
このような化合物(F)のより好ましいものは下記−船
蔵(FI)または(F II)で表すことができる。
一般式(FI) R,−(At−X 船蔵(F II) R7−C=Y 式中、R,、R,はそれぞれ脂肪族基、芳香族基、また
はへテロ環基を表す。nは1または0を表す。Aは芳香
族アミン系現像薬と反応し、化学結合を形成する基を表
わし、Xは芳香族アミン系現像薬と反応して離脱する基
を表わす。Bは水素原子、脂肪族基、芳香族基、ヘテロ
環基、アジル基、またはスルホニル基を表し、Yは芳香
族アミン系現像主薬か一般式(F n)の化合物に対し
て付加するのを促進する基を表す。ここでR1とX、Y
とR2またはBとが互いに結合して環状構造となっても
よい。
残存芳香族アミン系現像主薬と化学結合する方式のうち
、代表的なものは置換反応と付加反応である。
一般式(FI)、(Fn)で表される化合物の具体例に
ついては、特開昭63−158545号、同第62−2
83338号、欧州特許公開298321号、同277
589号などの明細書に記載されているものが好ましい
一方、発色現像処理後に残存する芳香族アミン系現像主
薬の酸化体と化学結合して、化学的に不活性でかつ無色
の化合物を生成する化合物(G)のより好ましいものは
下記一般式(CI)で表わすことができる。
一般式(GI) −Z 式中、Rは脂肪族基、芳香族基またはへテロ環基を表わ
す。Zは求核性の基または感光材料中で分解して求核性
の基を放出する基を表わす。一般式(Gl)で表わされ
る化合物はZがPearsonの求核性’CH31値(
R,G、 Pearson、 ej at、 、 J、
 Am、 Chem。
Sac、、90,319 (1968))か5以上の基
か、もしくはそれから誘導される基が好ましい。
一般式(GI)で表わされる化合物の具体例については
欧州公開特許第255722号、特開昭62−1430
48号、同62−229145号、特願昭63−136
724号、同62−214681号、欧州特許公開29
8321号、同277589号などに記載されているも
のか好ましい。
また前記の化合物(G)と化合物(F)との組合せの詳
細については欧州特許公開277589号に記載されて
いる。
本発明に用いて作られた感光材料には、親水性コロイド
層にフィルター染料として、あるいはイラジェーション
防止その他種々の目的で水溶性染料を含育していてもよ
い。このような染料には、オキソノール染料、ヘミオキ
ソノール染料、スチリル染料、メロシアニン染料、ンア
ニン染料及びアゾ染料が包含される。なかでもオキソノ
ール染料、ヘミオキソノール染料及びメロシアニン染料
が有用である。
本発明の感光材料の乳剤層に用いることのできる結合剤
または保護コロイドとしては、セラチンを用いるのが有
利であるが、それ以外の親水性コロイド単独あるいはセ
ラチンと共に用いることかできる。
本発明においてセラチンは石灰処理されたものでも、酸
を使用して処理されたものでもどちらでもよい。ゼラチ
ンの製法の詳細はアーサー・ヴアイス著、す・マクロモ
レキュラー・ケミストリー・オブ・セラチン、(アカデ
ミツク・プレス、1964年発行)に記載かある。
本発明に用いる支持体としては通常、写真感光材料に用
いられているセルロースナイトレートフィルムやポリエ
チレンテレフタレートなどの透明フィルムや反射型支持
体か使用できる。本発明の目的にとっては、反射支持体
の使用かより好ましい。
本発明に使用する1反射支持体1.とは、反射性を高め
てハロゲン化銀乳剤層に形成された色素画像を鮮明にす
るものをいい、このような反射支持体には、支持体上に
酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルノウム、硫酸カルノウ
ム等の光反射物質を分散含有する疏水性樹脂を被覆した
ものや光反射性物質を分散含有する疏水性樹脂を支持体
として用いたものか含まれる。例えは、バライタ紙、ポ
リエチレン被覆紙、ポリプロピレン系合成紙、反射層を
併設した、或は反射性物質を併用する透明支持体、例え
ばカラス板、ポリエチレンテレフタレート、三酢酸セル
ロースあるいは硝酸セルロースなどのポリエステルフィ
ルム、ポリアミドフィルム、ポリカーホネートフィルム
、ポリスチレンフィルム、塩化ヒニル樹脂等がある。
その他の反射型支持体として、鏡面反射性または第2種
拡散反射性の金属表面をもつ支持体を用いることかでき
る。金属表面は可視波長域における分光反射率か0.5
以上のものがよく、また金属表面を粗面化または金属粉
体を用いて拡散反射性にするのかよい。該金属としては
アルミニウム、錫、銀、マグネシウムまたはその合金な
どを用い、表面は圧延、蒸着、或いはメツキなどで得た
金属板、金属箔、または金属薄層の表面であってよい。
なかでも、他の基質に金属を蒸着して得るのがよい。金
属表面の上には、耐水性樹脂とくに熱可塑性樹脂層を設
けるのか好ましい。本発明の支持体の金属表面をもつ側
の反対側には帯電防止層を設けるのがよい。このような
支持体の詳細については、例えば、特開昭61−210
346号、同63−24247号、同63−24251
号や同63−24255号などに記載されている。
これらの支持体は使用目的によって適宜選択できる。
光反射性物質としては、界面活性剤の存在下に白色顔料
を充分に混練するのがよく、また顔料粒子の表面を2〜
4価のアルコールで処理したものを用いるのが好ましい
白色顔料微粒子の規定された単位面積当りの占有面積比
率(%)は、最も代表的には観察された面積を、相接す
る6μmX6μmの単位面積に区分し、その単位面積に
投影される微粒子の占有面積比率(%)(R,)を測定
して求めることか出来る。占有面積比率(%)の変動係
数は、R1の平均値(R)に対するR1の標準偏差Sの
比s / Rによって求めることが出来る。対象とする
単位面積の個数(n)は6以上が好ましい。従って変動
係数s / Rは 求めることが出来る。
本発明において、顔料の微粒子の占有面積比率(%)の
変動係数は0.15以下とくに0.12以下が好ましい
。0.08以下の場合は、実質上粒子の分散性は「均一
である」ということができる。
本発明の感光材料の現像処理に用いる発色現像液は、好
ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分と
するアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬として
は、アミノフェノール系化合物も有用であるか、p−フ
エニレンンアミン系化合物か好ましく使用され、その代
表例としては3−メチル−4−アミノ−N、  N−ノ
エチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−Nβ−ヒドロキノエチルアニリン、3−メチル4−ア
ミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチ
ルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N
−β−メトキシエチルアニリン及びこれらの硫酸塩、塩
酸塩もしくはp−hルエンスルホン酸塩か挙げられる。
これらの化合物は目的に応し2種以上併用することもで
きる。
発色現像液は、アルカリ金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしく
はリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、沃化物塩、
ヘングイミダゾール類、ベンゾチアゾール類もしくはメ
ルカプト化合物のような現像抑制剤またはカブリ防止剤
なとを含むのか一般的である。また必要に応して、ヒト
ロキシルアミン、ンエチルヒトロキソルアミン、亜硫酸
塩ビトラノン類、フェニルセミカルパント類、トリエタ
ノールアミン、カテコールスルホン酸類、トリエチレン
シアミン(1,4−シアサヒンクロ〔22,2〕オクタ
ン)類の如き各種保恒剤、エチレンクリコール、ジエチ
レンクリコールのような有機溶剤、ヘンシルアルコール
、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、アミ
ン類のような現像促進剤、色素形成カプラー、競争カプ
ラーナトリウムホロンハイドライトのようなカブラセ剤
、1−フェニル−3−ピラゾリドンのような補助現像主
薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン酸、アミノポリホ
スホン酸、アルキルホスホン酸、ホスホノカルボン酸に
代表されるような各種キレート剤、例えば、エチレンン
アミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、シクロヘキサンンアミン四酢酸、ヒドロキシエ
チルイミノン酢酸、1−ヒドロキノエチリデン−1,1
ジホスホン酸、ニトリロ−N、N、N−トリメチレンホ
スホン酸、ニチレンノアミンーN、N。
N’、N’−テトラメチレンホスホン酸、エチレンジア
ミンージ(0−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれらの
塩を代表例として挙げることかできる。
また反転処理を実施する場合は通常黒白現像を行ってか
ら発色現像する。この黒白現像液には、ハイドロキノン
などのジヒドロキシベンセン類、1−フェニル−3−ピ
ラゾリドンなどの3−ピラゾリドン類またはN−メチル
−p−アミノフェノールなどのアミノフェノール類など
公知の黒白現像主薬を単独であるいは組み合わせて用い
ることができる。
これらの発色現像液及び黒白現像液のpH9〜12であ
ることが一般的である。またこれらの現像液の補充量は
、処理するカラー写真感光材料にもよるか、一般に感光
材料1平方メートル当たり31以下であり、補充液中の
臭化物イオン濃度を低減させておくことにより5007
n1以下にすることもできる。補充量を低減する場合に
は処理槽の空気との接触面積を小さくすることによって
液の蒸発、空気酸化を防止することか好ましい。また現
像液中の臭化物イオンの蓄積を抑える手段を用いること
により補充量を低減することもできる。
発色現像後の写真乳剤層は通常漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいしく漂白
定着処理)、個別に行なわれてもよい。更に処理の迅速
化を図るため、漂白処理後漂白定着処理する処理方法で
もよい。さらに二種の連続した漂白定着浴で処理するこ
と、漂白定着処理の前に定着処理すること、又は漂白定
着処理後漂白処理することも目的に応じて任意に実施で
きる。漂白剤としては、例えば鉄(■)、コバルト(]
Ii)、クロム(■)、銅(II)などの多価金属の化
合物、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等か用いられる
代表的漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩
、鉄(III)もしくはコバルト(III)の有機錯塩
、例えばエチレンシアミン四酢酸、ンエチレントリアミ
ン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミ
ノニ酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、グリコー
ルエーテルンアミン四酢酸、などのアミノポリカルボン
酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸なとの錯塩:
過硫酸塩臭素酸塩;過マンガン酸塩;ニトロベンセン類
なとを用いることができる。これらのうちエチレンシア
ミン四酢酸鉄CI[I)錯塩を始めとするアミノポリカ
ルボン酸鉄(nl)錯塩及び過硫酸塩は迅速処理と環境
汚染防止の観点から好ましい。さらにアミノポリカルボ
ン酸鉄(DI)錯塩は漂白液においても、漂白定着液に
おいても特に有用である。
これらのアミノポリカルボン酸鉄(I)錯塩を用いた漂
白液又は漂白定着液のpHは通常5.5〜8であるが、
処理の迅速化のために、さらに低いpHで処理すること
もできる。
漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴には、必要に応じ
て漂白促進剤を使用することかできる。
有用な漂白促進剤の具体例は、次の明細書に記載されて
いる:米国特許第3,893,858号、西独特許第1
,290,812号、特開昭53−95630号、リサ
ーチ・ディスクローシャーNα17.129号(197
8年7月)などに記載のメルカプト基またはジスルフィ
ド結合を有する化合物、特開昭50−140129号に
記載のチアゾリンン誘導体;米国特許第3,706,5
61号に記載のチオ尿素誘導体、特開昭58−1623
5号に記載の沃化物塩、西独特許第2,748゜430
号に記載のポリオキンエチレン化合物類特公昭45−8
836号に記載のポリアミン化合物類、臭化物イオン等
が使用できる。なかでもメルカプト基またはジスルフィ
ド基を有する化合物か促進効果か大きい観点で好ましく
、特に米国特許第3,893,858号、西独特許第1
,290.812号、特開昭53−95630号に記載
の化合物か好ましい。更に、米国特許第4,552.8
34号に記載の化合物も好ましい。これらの漂白促進剤
は感光材料中に添加してもよい。撮影用のカラー感光材
料を漂白定着するときにこれらの漂白促進剤は特に有効
である。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオンアン酸塩、チオエー
テル系化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等をあげる
ことができるが、チオ硫酸塩の使用か一般的であり、特
にチオ硫酸アンモニウムか最も広範に使用できる。漂白
定着液の保恒剤としては、亜硫酸塩や重亜硫酸塩あるい
はカルボニル重亜硫酸付加物か好ましい。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料は、脱銀処理
後、水洗及び/又は安定工程を経るのか一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)、用途、更には水洗水温、水洗
タンクの数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他
種々の条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多
段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnalof the 5oCiety of Mo
tion Picture and Televisi
onEngineers第64巻、P、248〜253
 (1955年5月号)に記載の方法で、求めることが
できる。
前記文献に記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大
幅に減少し得るか、タンク内における水の滞留時間の増
加により、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光
材料に付着する等の問題か生じる。本発明のカラー感光
材料の処理において、このような問題の解決策として、
特開昭62−288838号に記載のカルノウムイオン
、マクネンウムイオンを低減させる方法を極めて有効に
用いることができる。また、特開昭57−8542号に
記載のイソチアゾロン化合物やサイアヘシダゾール類、
塩素化イソンアヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、
その他ベンゾトリアゾール等、堀口博著「防菌防黴の化
学二 (1986年)三共出版、衛生技術金偏「微生物
の滅菌、殺菌、防黴技術j  (1982年)工業技術
会、日本防菌防黴学金偏「防菌防黴剤事典j  (19
86年)に記載の殺菌剤を用いることもできる。
本発明の感光材料の処理における水洗水のpHは、4〜
9であり、好ましくは5〜8である。水洗水温、水洗時
間も、感光材料の特性、用途等で種々設定し得るが、一
般には、15〜45°Cで20秒〜10分、好ましくは
25〜406Cで30秒〜5分の範囲か選択される。更
に、本発明の感光材料は、上記水洗に代り、直接安定液
によって処理することもできる。このような安定化処理
においては、特開昭57−8543号、同58−148
34号、同60−220345号に記載の公知の方法は
すべて用いることかできる。
又、前記水洗処理に続いて、更に安定化処理する場合も
あり、その例として、撮影用カラー感光材料の最終浴と
して使用される、ホルマリンと界面活性剤を含有する安
定浴を挙げることができる。
この安定浴にも各種キレート剤や防黴剤を加えることも
できる。
上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオーバーフロー
液は脱銀工程等他の工程において再利用することもてき
る。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料には処理の簡略化
及び迅速化の目的で発色現像主薬を内蔵しても良い。内
蔵するためには、発色現像主薬の各種プレカーサーを用
いるのか好ましい。例えば米国特許第3.342,59
7号記載のインドアニリン系化合物、同第3,342,
599号、リサーチ・ディスクローシャー14,850
号及び同15,159号記載のシッフ塩基型化合物、同
13.924号記載のアルド−ル化合物、米国特許第3
,719,492号記載の金属錯体、特開昭53−13
5628号記載のウレタン系化合物を挙げることかでき
る。
本発明のハロゲン化銀カラー感光材料は、必要に応じて
、発色現像を促進する目的で、各種の1フェニル−3−
ピラゾリドン類を内蔵しても良い。典型的な化合物は特
開昭56−64339号、同57−144547号、お
よび同58−115438号等に記載されている。
本発明における各種処理液はlO°C〜50℃において
使用される。通常は33°C〜38°Cの温度か標準的
であるか、より高温にして処理を促進し処理時間を短縮
したり、逆により低温にして画質の向上や処理液の安定
性の改良を達成することができる。また、感光材料の節
銀のため西独特許第2.226,770号または米国特
許第3,674.499号に記載のコバルト補力もしく
は過酸化水素補力を用いた処理を行ってもよい。
本発明のカラー写真感光材料は、カラー現像、漂白定着
、水洗処理(または安定化処理)が施されるのか好まし
い。漂白と定着は前記のような一浴でなくて別個に行っ
てもよい。
本発明に使用されるカラー現像液中には、公知の芳香族
第一級アミンカラー現像主薬を含有する。
好ましい例はp−フェニレンジアミン誘導体であり、代
表例を以下に示すがこれらに限定されるものではない。
DIN、N−ジエチル−p−フ二二レンジアミン D−22−アミノ−5−ンエチルアミノトリエン D−32−アミノ−5−(N−エチル−N−ラウリルア
ミノ)トルエン D−44−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル
〕アミノ〕アニリン D−52−メチル−4−〔N−エチル−N(β−ヒドロ
キノエチル)アミノE・アニリン D−64−アミノ−3−メチル−N−エチルN−[β−
(メタンスルホンアミド)エチル]−アニリン D−7N−(2−アミノ−5−ジエチルアミノフェニル
エチル)メタンスルホンアミドD−8N、N−ジメチル
−p−フェニレンンアミン D−94−アミノ−3−メチル−N−エチルN−メトキ
ンエチルアニリン D−104−アミノ−3−メチル−N−エチルN−β−
エトキンエチルアニリン D−114−アミノ−3−メチル−N−エチルN−β−
ブトキンエチルアニリン 上記p−フェニレンシアミン誘導体のうち特に好ましく
は4−アミノ−3−メチル−N−エチルN−Cβ−(メ
タンスルホンアミド)エチル]アニリン(例示化合物D
−6)である。
また、これらのp−フェニレンシアミン誘導体は硫酸塩
、塩酸塩、亜硫酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの
塩であってもよい。該芳香族第一級アミン現像主薬の使
用量は現像液16当り好ましくは約0.1g〜約20g
、より好ましくは約0.5g〜約logの濃度である。
本発明の実施にあたっては、実質的にヘンノルアルコー
ルを含有しない現像液を使用することか好ましい。ここ
で実質的に含有しないとは、好ましくは2−/l以下、
更に好ましくは0.5mA’、/r以下のヘンシルアル
コール濃度であり、最も好ましくは、ヘンシルアルコー
ルを全く含有しないことである。
本発明に用いられる現像液は、亜硫酸イオンを実質的に
含有しないことがより好ましい。亜硫酸イオンは、現像
主薬の保恒剤としての機能と同時に、ハロゲン化銀溶解
作用及び現像主薬酸化体と反応し、色素形成効率を低下
させる作用を有する。
このような作用か、連続処理に伴う写真特性の変動の増
大の原因の1つと推定される。ここで実質的に含有しな
いとは、好ましくは3.0XlOモル/l以下の亜硫酸
イオン濃度であり、最も好ましくは亜硫酸イオンを全く
含有しないことである。但し、本発明においては、使用
液に調液する前に現像主薬か濃縮されている処理剤キッ
トの酸化防止に用いられるごく少量の亜硫酸イオンは除
外される。
本発明に用いられる現像液は亜硫酸イオンを実質的に含
有しないことか好ましいか、さらにヒトロキシルアミン
を実質的に含有りないことかより好ましい。これは、ヒ
トロキシルアミンか現像液の保恒剤としての機能と同時
に自身か銀現像活性を持ち、ヒトロキシルアミンの濃度
の変動か写真特性に大きく影響すると考えられるためで
ある。
ここでいうヒトロキシルアミンを実質的に含有しないと
は、好ましくは5.0XlO−’モル/l以下のヒトロ
キノルアミン濃度であり、最も好ましくはヒトロキシル
アミンを全く含有しないことである。
本発明に用いられる現像液は、前記ヒトロキシルアミン
や亜硫酸イオンに替えて有機保恒剤を含有することかよ
り好ましい。
ここで有機保恒剤とは、カラー写真感光材料の処理液へ
添加することで、芳香族第一級アミンカラー現像主薬の
劣化速度を減じる有機化合物全般を指す。即ち、カラー
現像主薬の空気などによる酸化を防止する機能を有する
有機化合物類であるが、中でも、ヒドロキシルアミン誘
導体(ヒドロキシルアミンを除く。以下同様)、ヒドロ
キサム酸類、ヒドラジン類、ヒドラジド類、フェノール
類、α−ヒドロキシケトン類、α−アミノケトン類、糖
類、モノアミン類、ジアミン類、ポリアミン類、四級ア
ンモニウム塩類、ニトロキンラジカル類、−アルコール
類、オキシム類、ジアミド化合物類、縮環式アミン類な
どが特に有効な有機保恒剤である。これらは、特開昭6
3−4235号、同63−30845号、同63−21
647号、同63−44655号、同63−53551
号、同63−43140号、同63−56654号、同
63−58346号、同63−43138号、同63−
146041号、同63−44657号、同63−44
656号、米国特許第3,615゜503号、同2,4
94,903号、特開昭52−143020号、特公昭
48−30496号などに開示されている。
その他保恒剤として、特開昭57 44148号及び同
57−53749号に記載の各種金属類、特開昭59−
180588号記載のサリチル酸類、特開昭54−35
32号記載のアルカノールアミン類、特開昭56−94
349号記載のポリエチレンイミン類、米国特許第3,
746,544号等記載の芳香族ポリヒドロキシ化合物
等を必要に応して含有しても良い。特にトリエタノール
アミンのようなアルカノールアミン類、ジエチルヒドロ
キシルアミンのようなシアルキルヒトロキノルアミン、
ヒドラジン誘導体あるいは芳香族ポリヒドロキシ化合物
の添加か好ましい。
前記の有機保恒剤のなかでもヒドロキシルアミン誘導体
やヒドラジン誘導体(ヒドラジン類やヒドラジド類)か
特に好ましく、その詳細については、特願昭62−25
5270号、同63−9713号、同63−9714号
、同63−11300号などに記載されている。
また前記のヒドロキシルアミン誘導体またはヒドラジン
誘導体とアミン類を併用して使用することか、カラー現
像液の安定性の向上、しいては連続処理時の安定性向上
の点でより好ましい。
前記のアミン類としては、特開昭6 f−239447
号に記載されたような環状アミン類や特開昭63−12
8340号に記載されたようなアミン類やその他特願昭
63−9713号や同6311300号に記載されたよ
うなアミン類か挙げられる。
本発明においてカラー現像液中に塩素イオンを3.5X
lO−’〜1.5XIO’モル/l含有することが好ま
しい。特に好ましくは、4×lO〜lXl0−’モル/
lである。塩素イオン濃度か1.5X10−”〜10−
□モル/lより多いと、現像を遅らせるという欠点を有
し、迅速で最大濃度か高いという本発明の目的を達成す
る上で好ましくない。また、3.5X10−’モル/1
未満ては、カブリを防止する上で好ましくない。
本発明において、カラー現像液中に臭素イオンを3.0
X10−’モル/1〜1.0XIO−’モル2/′l含
有することか好ましい。より好ましくは、5.0XIO
”〜5XlO’モルフ、・′βである。臭素イオン濃度
かlXl0−’モル/1より多い場合、現像を遅らせ、
最大濃度及び感度か低下し、30XIO−″モル/β未
満である場合、カブリを十分に防止することかできない
ここて塩素イオン及び臭素イオンは現像液中に直接添加
されてもよく、現像処理中に感光材料から現像液に溶出
してもよい。
カラー現像液に直接添加される場合、塩素イオン供給物
質として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモ
ニウム、塩化リチウム、塩化ニッケル、塩化マクネ/ウ
ム、塩化マンカン、塩化カルシウム、塩化カドミウムか
挙けられるか、そのうち好ましいものは塩化ナトリウム
、塩化カリウムである。
また、現像液中に添加されている蛍光増白剤から供給さ
れてもよい。
臭素イオンの供給物質として、臭化ナトリウム、臭化カ
リウム、臭化アンモニウム、臭化リチウム、臭化カルシ
ウム、臭化マグネシウム、臭化マンカン、臭化ニッケル
、臭化カドミウム、臭化セリウム、臭化タリウムか挙げ
られるが、そのうち好ましいものは臭化カリウム、臭化
ナトリウムである。
現像処理中に感光材料から溶出する場合、塩素イオンや
臭素イオンは共に乳剤から供給されてもよく、乳剤以外
から供給されても良い。
本発明に使用されるカラー現像液は、好ましくはpH9
〜12、より好ましくは9〜11.0であり、そのカラ
ー現像液には、その他に既知の現像液成分の化合物を含
ませることができる。
上記pHを保持するためには、各種緩衝剤を用いるのが
好ましい。緩衝剤としては、炭酸塩、リン酸塩、ホウ酸
塩、四ホウ酸塩、ヒドロキシ安息香酸塩、グリシル塩、
NN−ジメチルクリジン塩、ロインン塩、ノルロイシン
塩、グアニン塩、3.4−ソヒトロキシフェニルアラニ
ン塩、アラニン塩、アミノ酪酸塩、2−アミノ−2−メ
チル1、 3−プロパンジオール塩、バリン塩、プロリ
ン塩、トリスヒドロキシアミンメタン塩、リンン塩なと
を用いることかできる。特に炭酸塩、リン酸塩、四ホウ
酸塩、ヒドロキノ安息香酸塩は、溶解性、pH9,0以
上の高pH領域での緩衝能に優れ、カラー現像液に添加
しても写真性能面への悪影響(カブリなど)かなく、安
価であるといった利点を有し、これらの緩衝剤を用いる
ことが特に好ましい。
これらの緩衝剤の具体例としては、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、リン
酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二ナトリウ
ム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリ
ウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、四ホウ酸カリウ
ム、0−ヒドロキン安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナ
トリウム)、o−ヒドロキン安息香酸カリウム、5−ス
ルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(5スルホサ
リチル酸ナトリウム)、5−スルホ−2ヒドロキシ安息
香酸カリウム(5−スルホサリチル酸カリウム)なとを
挙げることかできる。しかしながら本発明は、これらの
化合物に限定されるものではない。
該緩衝剤のカラー現像液への添加量は、0.1モル/′
!以上であることが好ましく、特に0.1モル/l−0
,4モル/lであることか特に好ましい。
その他、カラー現像液中にはカルシウムやマグネシウム
の沈澱防止剤として、あるいはカラー現像液の安定性向
上のために、各種牛レート剤を用いることかできる。例
えば、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、
エチレンシアミン四酢酸、N、  N、  N−hリメ
チレンホスホン酸、エチレンジアミン−N、  N、 
 N’ 、 N’−テトラメチレンホスホン酸、トラン
スシクロヘキサンシアミニ/四酢酸、l、  2−ジア
ミノプロパン四酢酸、クリコールエーテルシアミン四酢
酸、エチレンシアミンオルトヒドロキシフェニル酢酸、
2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、1
ヒドロキンエチリデン−1,1−ジホスホン酸、N、N
’−ビス(2−ヒドロキシアンンル)エチレンシアミン
−N、N’ −ン酢酸等が挙げられる。
これらのキレート剤は必要に応して2種以上併用しても
良い。
これらのキレート剤の添加量はカラー現像液中の金属イ
オンを封鎖するのに充分な量であれは良い。例えばlβ
当り0.1g〜10g程度である。
カラー現像液には、必要により任意の現像促進剤を添加
できる。
現像促進剤としては、特公昭37−16088号、同3
7−5987号、同38−7826号、同44−123
80号、同45−9019号及び米国特許第3,813
,247号等に表わされるチオエーテル系化合物、特開
昭52−49829号及び同50−15554号に表わ
されるp−フェニレンンアミン系化合物、特開昭50−
137726号、特公昭44−30074号、特開昭5
6−156826号及び同52−43429号等に表わ
される4級アンモニウム塩類、米国特許第2.494,
903号、同3,128,182号、同4,230,7
96号、同3,253,919号、特公昭41−114
31号、米国特許第2゜482,546号、同2,59
6,926号及び同3,582,346号等に記載のア
ミン系化合物、特公昭37−16088号、同42−2
5201号、米国特許第3,128,183号、特公昭
41−11431号、同42−23883号及び米国特
許第3,532,501号等に表わされるポリアルキレ
ンオキサイド、その他l−フェニルー3−ピラゾリドン
類、イミダゾール類、等を必要に応じて添加することが
できる。
本発明においては、必要に応じて、任意のカブリ防止剤
を添加できる。カブリ防止剤としては、塩化ナトリウム
、臭化カリウム、沃化カリウムの如きアルカリ金属ハロ
ゲン化物及び有機カブリ防止剤か使用できる。有機カブ
リ防止剤としては、例えばベンゾトリアゾール、6−ニ
ドロヘンズイミダゾール、5−ニトロイソインダゾール
、5メチルベンゾトリアソール、5−ニトロヘンシトリ
アゾール、5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−チア
ゾリルーヘンズイミダゾール、2−チアゾリルメチルー
ヘンズイミダゾール、インタソール、ヒトロキノアサイ
ントリンン、アデニンの如き含窒素へテロ環化合物を代
表例としてあけることかできる。
本発明に適用されうるカラー現像液には、蛍光増白剤を
含有するのか好ましい。蛍光増白剤としては、4.4′
−ジアミノ−?、2′−ジスルホスチルベン系化合物が
好ましい。添加量は0〜5g/l好ましくは0.1g〜
4/lである。
又、必要に応じてアルキルスルホン酸、アリールスルホ
ン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルホン酸等の各種界
面活性剤を添加しても良い。
本発明に適用されうるカラー現像液の処理温度は20〜
50°C好ましくは30〜40’Cである。
処理時間は20秒〜5分好ましくは30秒〜2分である
。補充量は少ない方か好ましいか、感光材料1rr?当
たり20〜600Jか適当てあり、好ましくは50〜3
00mlである。更に好ましくは60m1〜200d、
最も好ましくは60m1〜150iである。
次に本発明に適用されうる脱銀工程について説明する。
脱銀工程は、一般には、漂白工程一定着工程、定着工程
−漂白定着工程、漂白工程−漂白定着工程、漂白定着工
程等いかなる工程を用いても良い。
以下に本発明に適用されうる漂白液、漂白定着液及び定
着液を説明する。
漂白液又は漂白定着液において用いられる漂白剤として
は、いかなる漂白剤も用いることができるか、特に鉄(
III)の有機錯塩(例えはエチレンシアミン四酢酸、
ジエチレントリアミン五酢酸などのアミノポリカルボン
酸類、アミノポリホスホン酸、ホスホノカルボン酸およ
び有機ホスホン酸などの錯塩)もしくはクエン酸、酒石
酸、リンゴ酸などの有機酸、過硫酸塩、過酸化水素など
が好ましい。
これらのうち、鉄(DI)の有機錯塩は迅速処理と環境
汚染防止の観点から特に好ましい。鉄(III)の有機
錯塩を形成するために有用なアミノポリカルボン酸、ア
ミノポリホスホン酸、もしくは有機ホスホン酸またはそ
れらの塩を列挙すると、エチレンシアミン四酢酸、ジエ
チレントリアミン五酢酸、l、  3−ンアミノプロパ
ン四酢酸、プロピレンンアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸
、ノクロヘキサンンアミン四酢酸、メチルイミノニ酢酸
、イミノニ酢酸、クリコールエーテルノアミン匹酢酸、
なとを挙けることかできるっこれらの化合物はナトリウ
ム、カリウム、チリウム又はアンモニウム塩のいずれて
も良い。これらの化合物の中で、エチレンシアミン匹酢
酸、ノニチレントリアミン五酢酸、ノクロヘキサンンア
ミン匹酢酸、l、  3ジアミノプロパン四酢酸、メチ
ルイミノニ酢酸の鉄(III)錯塩か漂白刃か高いこと
から好ましい。
これらの第2鉄イオン錯塩は銘塩の形て使用しても良い
し、第2鉄塩、例えば硫酸第2鉄、塩化第2鉄、硝酸第
2鉄、硫酸第2鉄アンモニウム、燐酸第2鉄なととアミ
ノポリカルホン酸、アミノポリホスホン酸、ホスホノカ
ルホン酸なとのキレート剤とを用いて溶液中で第2鉄イ
オン錯塩を形成させてもよい。また、キレート剤を第2
鉄イオン錯塩を形成する以上に過剰に用いてもよい。鉄
錯体のなかでもアミノポリカルホン酸鉄錯体か好ましく
、その添加量は0.O1〜1.0モル/l、好ましくは
0.05〜0.50モル/1である。
漂白液、漂白定着液及び/またはこれらの前浴には、漂
白促進剤として種々の化合物を用いることができる。例
えば、米国特許第3. 893. 858号明細書、ド
イツ特許第1,290,812号明細書、特開昭53−
95630号公報、リサーチディスクローンヤー第17
129号(1978年7月号)に記載のメルカプト基ま
たはジスルフィド結合を有する化合物や、特公昭45−
8506号、特開昭52−20832号、同53−32
735号、米国特許3,706,561号等に記載のチ
オ尿素系化合物、あるいは沃素、臭素イオン等のハロゲ
ン化物か漂白刃に優れる点で好ましい。
その他、本発明に適用されうる漂白液又は漂白定着液に
は、臭化物(例えば、臭化カリウム、臭化ナトリウム、
臭化アンモニウム)または塩化物(例えば、塩化カリウ
ム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム)または沃化物
(例えば、沃化アンモニウム)等の再ハロゲン化剤を含
むことかできる。必要に応し硼砂、メタ硼酸ナトリウム
、酢酸、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、亜燐酸、燐酸、燐酸ナトリウム、クエン酸、クエン
酸ナトリウム、酒石酸などのpH緩衝能を有する1種類
以上の無機酸、有機酸およびこれらのアルカリ金属また
はアンモニウム塩または、硝酸アンモニウム、グアニジ
ンなどの腐蝕防止剤なとを添加することができる。
漂白定着液又は定着液に使用される定着剤は、公知の定
着剤、即ちチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウム
などのチオ硫酸塩、チオシアン酸ナトリウム、チオシア
ン酸アンモニウムなどのチオンアン酸塩;エチレンビス
チオクリコール酸、3.6−シチアーl、8−オクタン
ジオールなどのチオエーテル化合物およびチオ尿素類な
との水溶性のハロゲン化銀溶解剤であり、これらを1種
あるいは2種以上混合して使用することかできる。
また、特開昭55−155354号に記載された定着剤
と多量の沃化カリウムの如きノ\ロ、ゲン化物なとの組
み合わせからなる特殊な漂白定着液等も用いることかで
きる。本発明においては、チオ硫酸塩特にチオ硫酸アン
モニウム塩の使用か好ましいっ 1βあたりの定着剤の
量は、0.3〜2モルか好ましく、更に好ましくは0.
 5〜1. 0モルの範囲である。漂白定着液又は定着
液のl)H領域は、3〜10が好ましく、更には5〜9
か特に好ましい。
又、漂白定着液には、その他各種の蛍光増白剤や消泡剤
あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリドン、メタノー
ル等の有機溶媒を含有させることかできる。
漂白定着液や定着液は、保恒剤として亜硫酸塩(例えば
、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸アンモニ
ウム、など)、重亜硫酸塩(例えは、重亜硫酸アンモニ
ウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム、なと)
、メタ重亜硫酸塩(例えば、メタ重亜硫酸カリウム、メ
タ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸アンモニウム、な
ど)等の亜硫酸イオン放出化合物を含有するのが好まし
い。
これらの化合物は亜硫酸イオンに換算して約0゜02〜
0.05モル/l含有させることか好ましく、更に好ま
しくは0,04〜0.40モル/′fである。
保恒剤としては、亜硫酸塩の添加か一般的であるか、そ
の他、アスコルビン酸や、カルホニル重亜硫酸付加物、
あるいは、カルホニル化合物等を添加しても良い。
更には緩衝剤、蛍光増白剤、キレート剤、消泡剤、防カ
ビ剤等を必要に応して添加しても良い。
定着又は漂白定着等の脱銀処理後、水洗及び、・′又は
安定化処理をするのか一般的である。
水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性(例えばカプ
ラー等使用素材による)や用途、水洗水温、水洗タンク
の数(段数)、向流、順流等の補充方式、その他種々の
条件によって広範囲に設定し得る。このうち、多段向流
方式における水洗タンク数と水量の関係は、ンヤーナル
・オブ・す・ソサエティ・オブ・モーション・ピクチャ
ー・アンド・テレヴィジョン・エンジニアズ(Jour
nalof the 5ociety of Moti
on Picture and Te1evision
 Engineers)第64巻、p、248〜253
(1955年5月号)に記載の方法で、もとめることか
てきる。通常多段交流方式における段数は2〜6か好ま
しく、特に2〜4が好ましい。
多段向流方式によれば、水洗水量を大幅に減少でき、例
えば感光材料1m当たり0.5ff−If以下か可能で
あり、本発明の効果が顕著であるか、タンク内での水の
滞留時間増加により、バクテリアか繁殖し、生成した浮
遊物が感光材料に付着する等の問題か生しる。この様な
問題の解決策として、特開昭62−288838号に記
載のカルシウム、マグネシウムを低減させる方法を、極
めて有効に用いることができる。また、特開昭5785
42号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアベンダゾ
ール類、同61−120145号に記載の塩素化イソン
アヌール酸ナトリウム等の塩素系殺菌剤、特開昭61−
267761号に記載のヘンソトリアソール、銅イオン
その他堀口博著″防菌防黴の化学j  (1986年)
三共出版、衛生技術全編F微生物の滅菌、殺菌、防黴技
術(1982年)工業技術会、日本防菌防黴学金偏「防
菌防黴剤事典J  (1986年)、に記載の殺菌剤を
用いることもできる。
更に、水洗水には、水切り剤として界面活性剤や、硬水
軟化剤としてEDTAに代表されるキレト剤]を用いる
ことかできる。
以上の水洗工程に続くか、又は水洗工程を経すに直接安
定液で処理することも出来る。安定液には、画像安定化
機能を有する化合物か添加され、例えはホルマリンに代
表されるアルデヒド化合物や、色素安定化に適した膜p
Hに調製するための緩衝剤や、アンモニウム化合物かあ
けられる。又、液中てのバクテリアの繁殖防止や処理後
の感光材料に防黴性を付与するため、前記した各種殺菌
剤や防黴剤を用いることかできる。
更に、界面活性剤、蛍光増白剤、硬膜剤を加えることも
できる。本発明の感光材料の処理において、安定化か水
洗工程を経ることなく直接性われる場合、特開昭57−
8543号、同58−1・1834号、同60−220
345号等に記載の公知の方法を、すべて用いることか
できる。
その池、1−ヒドロキシエチリデン−1,1ノホスホン
酸、エチレンンアミン四メチレンホスホン酸等のキレー
ト剤、マグネシウムやヒスマス化合物を用いることも好
ましい態様である。
脱銀処理後用いられる水洗液または安定化液としていわ
ゆるリンス液も同様に用いられる。
水洗工程又は安定化工程の好ましいpHは4〜10てあ
り、更に好ましくは5〜8である、温度は感光材料の用
途・特性等で種々設定し得るか、一般には15〜45°
C好ましくは20〜40°Cであるっ時間は任意に設定
できるが短かい方が処理時間の低減の見地から望ましい
。好ましくは15秒〜1分45秒更に好ましくは30秒
〜1分30秒である。補充量は、少ない方がランニンク
コスト、排出量減、取扱い性等の観点で好ましい。
具体的な好ましい補充量は、感光材料、単位面積あたり
前浴からの持込み量の0. 5〜50倍、好ましくは3
倍〜40倍であるっまたは感光材料1m当り1r以下、
好ましくは500−辺、下である。また補充は連続的に
行っても間欠的に行ってもよい。
水洗及び/′又は安定化工程に用いた液は、更に、前工
程に用いることもてきる。この例として多段向流方式に
よって削減して水洗水のオーバーフローを、その前浴の
漂白定着浴に流入させ、漂白定着浴には濃縮液を補充し
て、廃液量を減らすことかあげられる。
次に本発明の結果を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 下塗りした三酢酸セルロース支持体上に乳剤層および保
護層より成る単色に発色する感光材料(試料101〜1
15)を下記に示す組成で作成したつ塗布量を表わす数
値はカプラーについてはモル7m2単位で、カプラー以
外については、クラム/rr1′単位で表わした。(ハ
ロゲン化銀については、銀換算の値で示した。) 第−層(乳剤層) 塩臭化銀乳剤(第1表参照) セラチン シアンカプラー(第1表参照) ジブチルフタレート 第二層(中間層) セラチン 第三層(イエローカプラー層) セラチン イエローカプラー EXY−1 ジブチルフタレート 保護層 セラチン ポリメチルメタアクリレート 粒子(直径1.5μm) 1−オキシ−3,5−シクロ ローs−トリアジン酸ナト リウム 銀 EXY n ん=に このようにして作成したカラー感光材料(試料101−
115)を連続濃度の光学ウニランを通して露光した後
、下記のカラー現像処理を行った。
カラー現像処理(温度35°C) カラー現像        45秒 漂白定着         45秒 リンス        1分30秒 乾燥(70〜80’C)    5’0秒各液の組成を
以下に示す。
カラー現像液 水                    800m
lエチレンシアミン−NN N、 N−テトラメチレン ホスホン酸 臭化カリウム トリエタノールアミン 塩化ナトリウム 炭酸カリウム \−エチルーN−(β−メタ ンスルホンアミドエチル) 3−メチル−4−アミノ アニリン硫酸塩 入、N−ヒス(カルボキンメ チル)ヒドラジン 蛍光増白剤(WHITEX  4 B 1.5g 15g 8、0g 1、4g 5g 5、0g 5、5g 水を加えて pH(25°C) 漂白定着液 水 チオ硫酸アンモニウム(70 亜硫酸ナトリウム 1 000d 00rn1 007n1 7g エチレンンアミン四酢酸鉄 (Ill)アンモニウム       55gエチレン
シアミン四酢酸二ナ トリウム               5、水を加え
て          10001nlpH(25°C
)          6.0リンス液 イオン交換水(カルシウム、マク不ノウムは各々3pp
m以下) カラー現像処理工程において発色した試料(101〜1
16)についてDmaxC(最大ノアン濃度)およびD
maxY (最大イエロー濃度)をヨ1]定したつ結果
を第1表に示す。
Dmax Cの値か大きいはとシアン発色a咲か高くて
好ましく、また、DmaxYの値か小さいはとイエロー
発色濃度か低い、すなわち混色か少なく好ましいことを
表わす。
第1表 101(比較例) 80モル% 比較カプラーA ■ 1.91 ■ 2.35 0.31 比較カプラーA H l 第1表の結果より本発明の感光材料は迅速処理条件にお
いても発色性か十分高くかつ処理時の混色が少ない事が
わかる。
実施例2 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上に以下
に示す層構成の多層カラー印画紙(試料201〜205
)を作成した。
第−層(青感層) 青感性塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ0.88
μmのもの(犬サイズ乳剤)と0゜70μmのもの(小
サイズ乳剤)との37混合物(銀モル比)で、粒子サイ
ズ分布の変動係数は、それぞれ0.08と0.10、各
サイズ乳剤粒子とも臭化銀0.2モル%を粒子表面に局
在して含有している) 0、19 青感性増感色素        4×10セラチン  
          1.86イエローカプラー(第2
表参照) 6、  0XIO−’モル 色像安定剤(Cpd−1)     0.19溶媒(S
olv−1)       0.35色像安定剤(Cp
d−7)     0.06第二層(混色防止層) セラチン            0.99混色防止剤
(Cpd−5)      0.08溶媒(Solv−
1)       0.16溶媒(Solv−4)  
      0.08第三層(緑感層) 塩臭化銀乳剤C(立方体、平均粒子サイズ055μmの
もの(犬サイズ乳剤C)と、0゜39μmのもの(小サ
イズ乳剤C)との13混合物(Agモル比)。粒子サイ
ズ分布の変動係数はそれぞれ0.10と0.08、各サ
イズ乳剤粒子ともA g B r O粒子表面に局在し
て含有させた) 8モル9カを 0゜ 緑感性増感色素 3.5X1 セラチン 1.24 マゼンタカプラー(第2表参照) 18:<1 色像安定剤(Cpcl−2)      0色像安定剤
(Cpd−3)      0色像安定剤(Cpd−4
)      0゜色像安定剤(Cpd−9)    
  0溶媒(Solv−2)        0第四層
(紫外線吸収層) セラチン            l 紫外線吸収剤(UV−1)      0混色防止剤(
Cpd−5)      0溶媒(Sol〜・−5)0 第五層(赤感層) 塩臭化銀乳剤(立方体、平均粒子サイズ08μmのもの
(犬サイズ乳剤D)と、0゜5μmのもの(小サイズ乳
剤D)との14混合物(Agモル比)。粒子サイズ分布
の変動係数はそれぞれ0.09と0.11、各サイズ乳
剤粒子ともAgBr0.6モル%を粒子表面に局在して
含有させた)0.10青感性増感色素      3.
0XIOセラチン            134ンア
ンカプラー(第2表参照) 色像安定剤(Cpd−6) 色像安定剤(Cpd−7) 色像安定剤(Cpd−8) 溶媒(Solv−6) 第六層(紫外線吸収層) セラチン 紫外線吸収剤(Ul−1) 混色防止剤(Cpd−5) 溶媒(SOlv−5) 第七層(保護層) セラチン 3.0X10−’モル 0、17 0、40 0、04 0、15 1、33 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度
17%) 0゜ 流動パラフィン 0゜ (Cpd 1)色像安定剤 CA\6Cl COOC2H。
(Cp d 色像安定剤 H3CH3 (Cpd 4)色像安定剤 C3)(1 (Cpd−5)混色防止剤 H (t)caH ぞ\/CaH 7(t) H Csl−1,(t) (Cpd 色像安定剤 H CJs(t) H C4Hi(t) H 4Lm の2 4混合物 (重量比) (Cpd 7)色像安定剤 +CH。
CH+。
C0NHC,H9(t) 平均分子量 (Cpd 8)色像安定剤 CH CH (Cpd−9)色像安定剤 CH3CH3 \71 0HCH CH (UV−1) 紫外線吸収剤 CH 5H 1(t) CJdt) CH C,89ft) の4 4混合物 (重量比) (Solv−1)溶媒 (Solv 2)溶媒 C,H。
〆 0=P又 OCR,CHC,H,1 /3 と の2 ■混合物 (容量比) (Solv 4)溶媒 (Solv 溶媒 COOC,H (CH2)1 COOC,H (Solv−6)溶媒 青感性増感色素 (CI42 )3 1:111 (CI(2)、ゞし′ 03e SO3H−N(C2Hs )3 緑感性増感色素 赤感性増感色素 C2H,lら     C,H なお各層のセラチン硬化剤としては、l−オキノー3,
5−フクロローS−トリアノン酸ナトリウム塩を用いた
またイラジェーション防止のために乳剤層に下記の染料
を添加した。
5O3Na SO3Na および CH。
CH。
このようにして作成した感光材料(試料201〜205
)を、連続濃度の光学ウェッジを通して赤色光にて露光
した後、実施例1と同様のカラー現像処理を行った。
カラー現像処理工程において発色した試料(201〜2
05)についてDmaxC(最大シアン濃度)およびD
maxM (最大マセンク濃度) 、DmaxY (最
大イエロー濃度)を測定した。結果を第2表に示す。
/ / / / / \ / / / / / / / 第2表より本発明の感光材料は、多層カラー感光材料に
おいても最大濃度か高く混色の少ない画像を与える事が
わかる。また本発明の中でも試料204.205は特に
混色か少なく色再現性が優れている事がわかる。
(発明の効果) 以上の結果より、本発明の感光材料を用いると簡易迅速
処理においても最大発色濃度が高く混色の少ない良好な
画像が得られる事がわかる。
特許出願人  富士写真フィルム株式会社平成 2年 / 月りZ 日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に少なくとも一層のハロゲン化銀乳剤層
    を有するハロゲン化銀カラー写真感光材料において、該
    ハロゲン化銀が塩化銀を90モル%以上含有し、かつ下
    記一般式( I )で表わされるシアンカプラーを含有す
    ることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1はアルキル基、シクロアルキル基、アル
    ケニル基、アルキニル基、アリール基、アルコキシ基、
    アリールオキシ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミ
    ノ基、アリールアミノ基、ジアリールアミノ基およびN
    −アルキル−N−アリールアミノ基を、R_2はアルキ
    レン基を、R_3はアリール基を表わす。Zは水素原子
    もしくはカップリング離脱基を表わす。)
  2. (2)一般式( I )においてR_1がアルキル基であ
    りR_2が下記一般式(II)で表わされるアルキレン基
    であることを特徴とする請求項(1)記載の感光材料。 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_4は炭素原子1ないし20個のアルキル基を
    表わす。)
  3. (3)一般式(II)においてR_4が炭素原子4ないし
    9個のアルキル基であることを特徴とする請求項(2)
    記載の感光材料。
  4. (4)反射支持体上に下記一般式(M−IIa)もしくは
    一般式(M−IIb)で表わされるマゼンタカプラーおよ
    び一般式(Y)で表わされるイエローカプラーを含有す
    ることを特徴とする請求項(1)記載の感光材料。 一般式(Y) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1_1はハロゲン原子、アルコキシ基、ト
    リフルオロメチル基またはアリール基を表わし、R_1
    _2は水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基を表わす
    。Aは耐拡散性基を表わし、Y_5は離脱基を表わす。 ) 一般式(M−IIa)一般式(M−IIb) ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼ (式中、R_1_0、R_1_5は置換基を表わし、Y
    _4は離脱基を表わす。)
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