JPH04194041A - 隠蔽性に優れた混繊糸 - Google Patents
隠蔽性に優れた混繊糸Info
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- JPH04194041A JPH04194041A JP31936390A JP31936390A JPH04194041A JP H04194041 A JPH04194041 A JP H04194041A JP 31936390 A JP31936390 A JP 31936390A JP 31936390 A JP31936390 A JP 31936390A JP H04194041 A JPH04194041 A JP H04194041A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、導電性複合繊維を含む隠蔽性に優れた混繊糸
に関する。該導電性混繊糸は、他の帯電性の繊維、例え
ば、絹、セルロース、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ビニル系などの各種天然及び合成繊維と混用して、織物
、編物、カーペットなどの繊維製品を製造することが可
能で、特に制電性付与が要求される防塵衣、白衣、作業
服等に有効である。
に関する。該導電性混繊糸は、他の帯電性の繊維、例え
ば、絹、セルロース、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
ビニル系などの各種天然及び合成繊維と混用して、織物
、編物、カーペットなどの繊維製品を製造することが可
能で、特に制電性付与が要求される防塵衣、白衣、作業
服等に有効である。
(従来の技術)
帯電性の織・編物に制電性を付与する目的で導電性繊維
を混用する技術は既に知られている。導電性繊維として
はカーボンブラックなどを含有したポリマーからなる導
電層と繊維形成性ポリマーからなる保護層(非導電層)
が接合された複合繊維が代表的であり、通常の制電性付
与の目的では、製品中の導電性複合繊維の混用率(重量
)は0.1〜5.0%程度であり、特に優れた制電性を
必要とするときは 1.0〜50%程度混用される。
を混用する技術は既に知られている。導電性繊維として
はカーボンブラックなどを含有したポリマーからなる導
電層と繊維形成性ポリマーからなる保護層(非導電層)
が接合された複合繊維が代表的であり、通常の制電性付
与の目的では、製品中の導電性複合繊維の混用率(重量
)は0.1〜5.0%程度であり、特に優れた制電性を
必要とするときは 1.0〜50%程度混用される。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、カーボンブラックを含有する軸維は、黒
色又は灰色に着色している為、特に白2など白さを要求
される淡色系製品への混用は審享性を損ない、ファツシ
ョン性を欠くために自ずと使用範囲が限定される。この
欠点を改善する方浬としては、芯部に導電性のカーボン
ブラックを配合した重合体組成物を使用し、鞘部は芯部
の黒色を隠蔽すべく、酸化チタンを2〜7%重量含有す
る繊維形成性重合体を配置させてなる芯鞘型の導電性複
合繊維が提案されている(特公昭52−3140号公報
)。該方法によれば、多少有色度は軽渾するものの未だ
不十分であり、又、隠蔽性を高めるべく、酸化チタン含
有量を増加させると、撚糸・製織・製編工程で接触部品
が磨耗するという問題が発生する。
色又は灰色に着色している為、特に白2など白さを要求
される淡色系製品への混用は審享性を損ない、ファツシ
ョン性を欠くために自ずと使用範囲が限定される。この
欠点を改善する方浬としては、芯部に導電性のカーボン
ブラックを配合した重合体組成物を使用し、鞘部は芯部
の黒色を隠蔽すべく、酸化チタンを2〜7%重量含有す
る繊維形成性重合体を配置させてなる芯鞘型の導電性複
合繊維が提案されている(特公昭52−3140号公報
)。該方法によれば、多少有色度は軽渾するものの未だ
不十分であり、又、隠蔽性を高めるべく、酸化チタン含
有量を増加させると、撚糸・製織・製編工程で接触部品
が磨耗するという問題が発生する。
本発明は製品への混用によって風合を損なうこと無く、
特に淡色系製品に優れた審美性を与え、かつ、撚糸・製
織・製編工程に於ける工程通過安定性に優れた導電性を
有する混繊糸を提供するものである。
特に淡色系製品に優れた審美性を与え、かつ、撚糸・製
織・製編工程に於ける工程通過安定性に優れた導電性を
有する混繊糸を提供するものである。
−(課題を解決するための手段)
即ち、本発明は、芯部に導電性物質を含有し、単繊維繊
度が10デニール以下である芯鞘型導電性複合繊維(A
)20〜50%と単繊維繊度が0.2デニール以上0.
5デニール以下である非導電性ポリエステル・マルチフ
ィラメント(B)80〜50%から成り、交絡度が30
ケ/m以上、白炭指数が40以上であることを特徴とす
る導電性を有する混繊糸1 であり、好ましくは、ポ
リエステル・マルチフィ5 ラメント(B)が、高配
向性未延伸糸であり、切断強度は3.0g/d以上を有
していて、且つ、該ポリエステル・マルチフィラメント
(B)の熱水収縮率W S r +I11 と、芯鞘型
複合繊維(A)の熱水収縮率W S r tA+ とが
、下記式を満足する混繊糸である。
度が10デニール以下である芯鞘型導電性複合繊維(A
)20〜50%と単繊維繊度が0.2デニール以上0.
5デニール以下である非導電性ポリエステル・マルチフ
ィラメント(B)80〜50%から成り、交絡度が30
ケ/m以上、白炭指数が40以上であることを特徴とす
る導電性を有する混繊糸1 であり、好ましくは、ポ
リエステル・マルチフィ5 ラメント(B)が、高配
向性未延伸糸であり、切断強度は3.0g/d以上を有
していて、且つ、該ポリエステル・マルチフィラメント
(B)の熱水収縮率W S r +I11 と、芯鞘型
複合繊維(A)の熱水収縮率W S r tA+ とが
、下記式を満足する混繊糸である。
0≦W S r +a+ W s r (,155
%ここで白炭指数とは、積分球による反射光測定装置の
付属する分光光度計を用いて求められる標準白板に対す
る可視光線領域の特定波長(400〜700nm)にお
ける反射率を表すものであり、JIS 1013−1
911117.20 、 A法に準拠して測定すること
ができる。
%ここで白炭指数とは、積分球による反射光測定装置の
付属する分光光度計を用いて求められる標準白板に対す
る可視光線領域の特定波長(400〜700nm)にお
ける反射率を表すものであり、JIS 1013−1
911117.20 、 A法に準拠して測定すること
ができる。
具体的には、塩化ビニル製板(SOx X 50m、厚
さ2m)に測定用資料を定量巻き付けたサンプルを作成
し、CARL ZEISS社製分光光度計により、作成
サンプルの標準白板(オパールグラス)に対する反射率
を測定する。測定用試料の巻き付は量は、糸量にして1
5■程度で良い。この時、巻き付は厚は繊度によって若
干の差があるが、表示される白炭指数には影響は無い。
さ2m)に測定用資料を定量巻き付けたサンプルを作成
し、CARL ZEISS社製分光光度計により、作成
サンプルの標準白板(オパールグラス)に対する反射率
を測定する。測定用試料の巻き付は量は、糸量にして1
5■程度で良い。この時、巻き付は厚は繊度によって若
干の差があるが、表示される白炭指数には影響は無い。
本発明の混繊糸は具体的には、制電性を担う導電性複合
繊維(A)とポリエステル・マルチフィラメント(B)
との通常の混繊(合糸)によって得ることが出来る。混
繊するに際L1導電性複合繊維(A)とポリエステル・
マルチフィラメント(B)が分離しないように、適当な
手段で一体化することが望ましい。そのために加熱する
ことや巻き付けを行う方法があるが、エアー交絡方法が
隠蔽性が高く特に有効である。本発明の目的を達成する
には、交絡数は30箇所/m以上である。
繊維(A)とポリエステル・マルチフィラメント(B)
との通常の混繊(合糸)によって得ることが出来る。混
繊するに際L1導電性複合繊維(A)とポリエステル・
マルチフィラメント(B)が分離しないように、適当な
手段で一体化することが望ましい。そのために加熱する
ことや巻き付けを行う方法があるが、エアー交絡方法が
隠蔽性が高く特に有効である。本発明の目的を達成する
には、交絡数は30箇所/m以上である。
交絡数とは、0.02g/デニールの張力下の糸条の非
交絡部分にピンを刺し、O,Ig/デニールの張力でピ
ンを糸条方向に移動させ、ピンが動かなくなった点を交
絡部とし、その1m当たりの個数を示すものである。
交絡部分にピンを刺し、O,Ig/デニールの張力でピ
ンを糸条方向に移動させ、ピンが動かなくなった点を交
絡部とし、その1m当たりの個数を示すものである。
本発明の混繊糸を構成する導電性複合繊維(A)は、繊
維形成性熱可塑性重合体からなる鞘部(保護層)と導電
性物質を含有する熱可塑性重合体からなる芯部(導電層
)とが、芯:鞘=10:90〜9゜、IOの範囲で構成
された単芯又は多芯の芯鞘型導電性複合繊維である。該
導電性複合繊維は、導電層が充分な導電性を有するもの
であってその性能は電気抵抗値10100/cトf以下
、好ましくは、106〜107Ω/am・f程度である
。また、該導電性繊維の電気抵抗値が1010Ω/cr
n・fを越える限界伸長率(以下危険伸度と呼ぶ)は好
ましくは15%以上、最も好ましくは30%以上が適し
ている。
維形成性熱可塑性重合体からなる鞘部(保護層)と導電
性物質を含有する熱可塑性重合体からなる芯部(導電層
)とが、芯:鞘=10:90〜9゜、IOの範囲で構成
された単芯又は多芯の芯鞘型導電性複合繊維である。該
導電性複合繊維は、導電層が充分な導電性を有するもの
であってその性能は電気抵抗値10100/cトf以下
、好ましくは、106〜107Ω/am・f程度である
。また、該導電性繊維の電気抵抗値が1010Ω/cr
n・fを越える限界伸長率(以下危険伸度と呼ぶ)は好
ましくは15%以上、最も好ましくは30%以上が適し
ている。
本発明においては、使用される導電性物質としてカーボ
ンブラックなど黒色のものを使用する塙合に顕著な効果
が認められるが、カーボンブラックの他、有色で色の濃
い導電性物質を使用する場合にも同様の効果が得られる
。
ンブラックなど黒色のものを使用する塙合に顕著な効果
が認められるが、カーボンブラックの他、有色で色の濃
い導電性物質を使用する場合にも同様の効果が得られる
。
危険伸度とは、芯鞘型導電性複合繊維1本(1ocXn
長の両端を導電性樹脂(ドータイト)で電極間に固定し
、0.1g/dr張力下・20cm/sinの一定速度
で該フィラメントを伸長し、電気抵抗値が10109/
cl・f以上を示した時点で測定した時の伸長率を表す
。危険伸度が15%未満であると、テンションメンバー
として、任意の糸を混繊したとしても、性能耐久性が極
端に劣る。
長の両端を導電性樹脂(ドータイト)で電極間に固定し
、0.1g/dr張力下・20cm/sinの一定速度
で該フィラメントを伸長し、電気抵抗値が10109/
cl・f以上を示した時点で測定した時の伸長率を表す
。危険伸度が15%未満であると、テンションメンバー
として、任意の糸を混繊したとしても、性能耐久性が極
端に劣る。
本発明の混繊糸を構成する導電性複合繊維の百度指数は
、10以上であることが好ましく、10未満であると、
ポリエステル・マルチフィラメント(B)との混繊後の
百度指数を40以上とすることが困難となり、本発明の
目的が達成されにくい。又、該導電性複合繊維の単繊維
繊度は、混繊交絡性・審美性の見地から10デニール以
下が好ましいが、目的とする審美性及び制電性に差し支
えがない範囲で特に限定されるものでは無い。
、10以上であることが好ましく、10未満であると、
ポリエステル・マルチフィラメント(B)との混繊後の
百度指数を40以上とすることが困難となり、本発明の
目的が達成されにくい。又、該導電性複合繊維の単繊維
繊度は、混繊交絡性・審美性の見地から10デニール以
下が好ましいが、目的とする審美性及び制電性に差し支
えがない範囲で特に限定されるものでは無い。
次に、本発明の混繊糸を構成するポリエステル・マルチ
フィラメント(B)は、 (a)テンションメンバーとしての役割(b)高隠蔽性
の確保 (c)風合 の3点を十分に満足していなければならない。
フィラメント(B)は、 (a)テンションメンバーとしての役割(b)高隠蔽性
の確保 (c)風合 の3点を十分に満足していなければならない。
本発明の混繊糸を構成するポリエステル・マルチフィラ
メント(B)は十分に配向された構造を有し、引っ張り
等の外方に対して大きな抵抗力を有してなければならな
い。すなわち、大きな切断強度、及び低い破断伸度を有
する必要がある。例えば、切断強度としては、3.0g
/デニール以上、特に4.5g/デニール以上、最も好
ましくは5.5gデニール以上であることが望まれ、破
断伸度としては、15%以下、好ましくは、10%以下
であることが望ましい。
メント(B)は十分に配向された構造を有し、引っ張り
等の外方に対して大きな抵抗力を有してなければならな
い。すなわち、大きな切断強度、及び低い破断伸度を有
する必要がある。例えば、切断強度としては、3.0g
/デニール以上、特に4.5g/デニール以上、最も好
ましくは5.5gデニール以上であることが望まれ、破
断伸度としては、15%以下、好ましくは、10%以下
であることが望ましい。
又、隠蔽性の高い混繊糸を得るためにはポリエステル・
マルチフィラメント(B)の熱水収縮率W S r +
e+が、芯鞘型導電性複合繊維(A)の熱水収縮率W
S r +s+ に対して、下記式を満足することが望
ましい。
マルチフィラメント(B)の熱水収縮率W S r +
e+が、芯鞘型導電性複合繊維(A)の熱水収縮率W
S r +s+ に対して、下記式を満足することが望
ましい。
0≦W S r (n)W S r tx+ ≦5%W
S r +s+ W S r IA+ > 5 %
f)場合、混繊後の百度指数が高くなったとしても、加
工収縮後、導電性複合繊維(A)が、収縮差によりたる
みを生じ露出する結果、審美性が損なわれる。一方、0
>Ws r +e+ Ws r (A)の場合、前
記に反して、ポリエステル・マルチフィラメント(B)
が、収縮差によりたるみを生じ、テンションメンバーと
しての役割を失うため、本発明の目的とする導電性混繊
糸として十分な性能を発揮できない。
S r +s+ W S r IA+ > 5 %
f)場合、混繊後の百度指数が高くなったとしても、加
工収縮後、導電性複合繊維(A)が、収縮差によりたる
みを生じ露出する結果、審美性が損なわれる。一方、0
>Ws r +e+ Ws r (A)の場合、前
記に反して、ポリエステル・マルチフィラメント(B)
が、収縮差によりたるみを生じ、テンションメンバーと
しての役割を失うため、本発明の目的とする導電性混繊
糸として十分な性能を発揮できない。
又、ポリエステル・マルチフィラメント(B)の単繊維
繊度は、0.2デニール以上0.5デニール以下が好ま
しい。0.2デニール未満であると染色後の発色性が劣
るという問題があり、その強伸度も低下するため、テン
ションメンバーとしての役割を満足できなくなり、混繊
、交撚時等の工程通過性も安定しない。05デニールを
こえると、交絡不良等が原因で隠蔽性が極端に低下する
ため好ましくない。更に、本発明の目的を達成するため
には本発明の混繊糸を構成するポリエステル・マルチフ
ィラメント(B)の百度指数が85以上であることが望
ましい。上記した様なポリエステル・マルチフィラメン
ト(B)は、紡糸速度3000m/win以上で高速紡
糸された高配向性未延伸糸によって製造することができ
る。
繊度は、0.2デニール以上0.5デニール以下が好ま
しい。0.2デニール未満であると染色後の発色性が劣
るという問題があり、その強伸度も低下するため、テン
ションメンバーとしての役割を満足できなくなり、混繊
、交撚時等の工程通過性も安定しない。05デニールを
こえると、交絡不良等が原因で隠蔽性が極端に低下する
ため好ましくない。更に、本発明の目的を達成するため
には本発明の混繊糸を構成するポリエステル・マルチフ
ィラメント(B)の百度指数が85以上であることが望
ましい。上記した様なポリエステル・マルチフィラメン
ト(B)は、紡糸速度3000m/win以上で高速紡
糸された高配向性未延伸糸によって製造することができ
る。
多くの場合、本発明により得られる混繊糸は単独よりも
、天然繊維あるいは合成繊維などとの交撚糸としてフア
プリケーションに使用されるので、該混繊糸の繊度とし
ては、それほど大きい必要がなく、例えば、50〜20
0デニール、特に60〜100デニールが好適である。
、天然繊維あるいは合成繊維などとの交撚糸としてフア
プリケーションに使用されるので、該混繊糸の繊度とし
ては、それほど大きい必要がなく、例えば、50〜20
0デニール、特に60〜100デニールが好適である。
この際の芯鞘型導電性複合繊維(A)とポリエステル・
マルチフィラメント(B)との混繊比ハ(A):(B)
=20:80−50:50テすることが必要である。
マルチフィラメント(B)との混繊比ハ(A):(B)
=20:80−50:50テすることが必要である。
芯鞘型導電性複合繊維(A)の混繊率が50%を越える
と、隠蔽性が悪くなり審美性に欠け、20%以下である
と、混繊時の交絡性が劣る為工程通過性が悪い。
と、隠蔽性が悪くなり審美性に欠け、20%以下である
と、混繊時の交絡性が劣る為工程通過性が悪い。
この様にして得られる本発明の混繊糸は、他の帯電性の
繊維、例えば、絹・羊毛・セルロースアセテート・ポリ
アミド・ポリエステル・ポリビニル系などの各種天然繊
維及び合成繊維と混用して織物・編物・カーペット・縫
い糸などの繊維製品を製造することができる。
繊維、例えば、絹・羊毛・セルロースアセテート・ポリ
アミド・ポリエステル・ポリビニル系などの各種天然繊
維及び合成繊維と混用して織物・編物・カーペット・縫
い糸などの繊維製品を製造することができる。
(実施例)
以下、具体例によって本発明を説明するが、本発明は何
等これらに限定されるものではない。
等これらに限定されるものではない。
実施例中のd r / fは、デニール/フィラメント
数を表し、〔η〕 (固有粘度)は、テトラクロルエタ
ン:フェノール=1:1の混合溶液を用いて30℃で測
定した固有粘度(di/l)の値である。
数を表し、〔η〕 (固有粘度)は、テトラクロルエタ
ン:フェノール=1:1の混合溶液を用いて30℃で測
定した固有粘度(di/l)の値である。
実施例1
(hl=0.69のポリエチレンテレフタレート(以下
PETと略す。)のチップを用いて紡糸、延伸して得ら
れたポリエステル・マルチフィラメント37dr/72
f (TiL 0.5%含有、白変指数+89.0)を
仮撚数3723丁/M、SP回転数373.OOOrp
m 、仮撚温度210℃にて仮撚して得た、切断強度3
.42g/デニール、Wsr=4.8%なる仮撚糸と、
紡速4700 m1w1nの高速紡糸にて得た芯鞘型導
電性複合繊維25dr/2f (芯部(カーボンブラ
ック35wt%含有)/鞘部(Ti023.5%含有)
=1+1 、 白変指数==21.5.電気抵抗値
= 6.3X10’Ω/ca−f、 Wsr= 4.5
%〕とを、前者0.55%、後者1.64%のオーツ(
−フィードをもってエアー交絡域に給糸し、エアー圧2
.0kgodの条件をもって混繊し、180℃の条件に
て熱セツト後巻取って、交絡数が48ケ/I11である
導電性混繊糸65dr/74fを得た。得られた該混繊
糸をCARL ZEISS社製分光光度計により白変指
数を測定した結果、49.2であった(第1表)。
PETと略す。)のチップを用いて紡糸、延伸して得ら
れたポリエステル・マルチフィラメント37dr/72
f (TiL 0.5%含有、白変指数+89.0)を
仮撚数3723丁/M、SP回転数373.OOOrp
m 、仮撚温度210℃にて仮撚して得た、切断強度3
.42g/デニール、Wsr=4.8%なる仮撚糸と、
紡速4700 m1w1nの高速紡糸にて得た芯鞘型導
電性複合繊維25dr/2f (芯部(カーボンブラ
ック35wt%含有)/鞘部(Ti023.5%含有)
=1+1 、 白変指数==21.5.電気抵抗値
= 6.3X10’Ω/ca−f、 Wsr= 4.5
%〕とを、前者0.55%、後者1.64%のオーツ(
−フィードをもってエアー交絡域に給糸し、エアー圧2
.0kgodの条件をもって混繊し、180℃の条件に
て熱セツト後巻取って、交絡数が48ケ/I11である
導電性混繊糸65dr/74fを得た。得られた該混繊
糸をCARL ZEISS社製分光光度計により白変指
数を測定した結果、49.2であった(第1表)。
実施例2
[m1=0.69のPETチップを用いて紡糸、延伸し
て得られたポリエステル・マルチフィラメント37dr
/72f (Ti(h 0.5%含有、白度指数二89
.0.切断強力3.8g/デニール、 11sr=7.
B)と紡速4700m/winの高速紡糸にて得た芯鞘
型導電性複合繊維25dr/2f C芯部(カーボン
ブラック35wt%含有)/鞘部(TlO23,5%含
有)=1:i 白変指数=215、電気抵抗値= 6.
3X10’Ω/am・f、 Wsr= 4.5%〕とを
、前者0.55%、後者1.64%のオーバーフィード
をもってエアー交絡域に給糸し、エアー圧2.Okg/
iの条件をもって混繊し、180℃の条件にて熱セツト
後巻取って、交絡数が51ケ/mである導電性混繊糸6
2dr/74fを得た。得られた該混繊糸をCARL
ZEISS社製分光光度計により白変指数を測定した結
果、41.8であった(第1表)。
て得られたポリエステル・マルチフィラメント37dr
/72f (Ti(h 0.5%含有、白度指数二89
.0.切断強力3.8g/デニール、 11sr=7.
B)と紡速4700m/winの高速紡糸にて得た芯鞘
型導電性複合繊維25dr/2f C芯部(カーボン
ブラック35wt%含有)/鞘部(TlO23,5%含
有)=1:i 白変指数=215、電気抵抗値= 6.
3X10’Ω/am・f、 Wsr= 4.5%〕とを
、前者0.55%、後者1.64%のオーバーフィード
をもってエアー交絡域に給糸し、エアー圧2.Okg/
iの条件をもって混繊し、180℃の条件にて熱セツト
後巻取って、交絡数が51ケ/mである導電性混繊糸6
2dr/74fを得た。得られた該混繊糸をCARL
ZEISS社製分光光度計により白変指数を測定した結
果、41.8であった(第1表)。
比較例1
[41=0.69のPETチップを用いて紡糸、延伸し
て得られたポリエステル・フィラメント30dr/m8
f(71020,5%含有、白変指数:89.O,切断
強力4.1g/デニール、 Wsr=8.3%)と紡速
4700 m/winの高速紡糸にて得た芯鞘型導電性
複合繊維25dr/2f 〔芯部(カーボンブラック3
5wt%含有)/鞘部(Ti(h 3.5%含有) =
1:1 、白変指数= 21.5.電気抵抗値= 6.
3X10’Ω/cm・f、 Wsr= 4.5%〕とを
、前者0.55%、後者1.64%のオーバーフィード
をもってエアー交絡域に給糸し、エアー圧2.0kg#
の条件をもって混繊し、180℃の条件にて熱セツト後
巻取って、交絡数が28ケ/mである導電性混繊糸55
dr/2Ofを得た。得られた該混繊糸をCARL Z
EISS社製分光光度計により白変指数を測定した結果
、35.3であった(第1表)。
て得られたポリエステル・フィラメント30dr/m8
f(71020,5%含有、白変指数:89.O,切断
強力4.1g/デニール、 Wsr=8.3%)と紡速
4700 m/winの高速紡糸にて得た芯鞘型導電性
複合繊維25dr/2f 〔芯部(カーボンブラック3
5wt%含有)/鞘部(Ti(h 3.5%含有) =
1:1 、白変指数= 21.5.電気抵抗値= 6.
3X10’Ω/cm・f、 Wsr= 4.5%〕とを
、前者0.55%、後者1.64%のオーバーフィード
をもってエアー交絡域に給糸し、エアー圧2.0kg#
の条件をもって混繊し、180℃の条件にて熱セツト後
巻取って、交絡数が28ケ/mである導電性混繊糸55
dr/2Ofを得た。得られた該混繊糸をCARL Z
EISS社製分光光度計により白変指数を測定した結果
、35.3であった(第1表)。
比較例2
m=0.69のPETチップを用いて紡糸、延伸して得
られたポリエステル・フィラメント30dr/m8f(
Ti(h O,5%含有、白度指数:89.0.切断強
力4.1g7デニール、 IFsr=8.3%)と紡速
4700 m/winの高速紡糸にて得た芯鞘型導電性
複合繊維25dr/2f 〔芯部(カーボンブラック3
5vt%含有)/鞘部(Ti02o、s*金含有 =1
:1 、白度指数=4.7.電気抵抗値= 6.321
0’Ω/cm−f、 Wsr= 4.5%〕とを、前者
0.55%、後者1.64%のオーバーフィードをもっ
てエアー交絡域に給糸し、エアー圧2.0kg/jの条
件をもって混繊し180℃の条件にて熱セツト後巻取っ
て、交絡数が25ケ/mである導電性混繊糸55dr/
20fを得た。得られた該混繊糸をCARL ZEIS
S社製分光光度計により白変指数を測定した結果、23
゜1であった(第1表)。
られたポリエステル・フィラメント30dr/m8f(
Ti(h O,5%含有、白度指数:89.0.切断強
力4.1g7デニール、 IFsr=8.3%)と紡速
4700 m/winの高速紡糸にて得た芯鞘型導電性
複合繊維25dr/2f 〔芯部(カーボンブラック3
5vt%含有)/鞘部(Ti02o、s*金含有 =1
:1 、白度指数=4.7.電気抵抗値= 6.321
0’Ω/cm−f、 Wsr= 4.5%〕とを、前者
0.55%、後者1.64%のオーバーフィードをもっ
てエアー交絡域に給糸し、エアー圧2.0kg/jの条
件をもって混繊し180℃の条件にて熱セツト後巻取っ
て、交絡数が25ケ/mである導電性混繊糸55dr/
20fを得た。得られた該混繊糸をCARL ZEIS
S社製分光光度計により白変指数を測定した結果、23
゜1であった(第1表)。
以下余白
Claims (2)
- (1)芯部に導電性物質を含有し、単繊維繊度が10デ
ニール以下である芯鞘型導電性複合繊維(A)20〜5
0%と単繊維繊度が0.2デニール以上0.5デニール
以下である非導電性ポリエステル・マルチフィラメント
(B)80〜50%から成り、交絡度が30ケ/m以上
、白度指数が40以上であることを特徴とする混繊糸。 - (2)ポリエステル・マルチフィラメント(B)が、高
配向性未延伸糸であり、切断強度は3.0g/d以上を
有していて、且つ、該ポリエステル・マルチフィラメン
ト(B)の熱水収縮率Wsr_(_B_)と、芯鞘型複
合繊維(A)の熱水収縮率Wsr_(_A_)とが、下
記式を満足することを特徴とする請求項(1)に記載の
混繊糸。 0≦Wsr_(_B_)−Wsr_(_A_)≦5%
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31936390A JPH04194041A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 隠蔽性に優れた混繊糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31936390A JPH04194041A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 隠蔽性に優れた混繊糸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04194041A true JPH04194041A (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=18109318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31936390A Pending JPH04194041A (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 隠蔽性に優れた混繊糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04194041A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010506059A (ja) * | 2006-10-10 | 2010-02-25 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 異なるデニールのアラミド繊維を含む汚れ隠蔽性抗切断布帛及びその布帛から物品を製造する方法 |
WO2021186943A1 (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-23 | 東レ株式会社 | 導電性複合加工糸並びに織物及び衣服 |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP31936390A patent/JPH04194041A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010506059A (ja) * | 2006-10-10 | 2010-02-25 | イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー | 異なるデニールのアラミド繊維を含む汚れ隠蔽性抗切断布帛及びその布帛から物品を製造する方法 |
WO2021186943A1 (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-23 | 東レ株式会社 | 導電性複合加工糸並びに織物及び衣服 |
CN115244234A (zh) * | 2020-03-19 | 2022-10-25 | 东丽株式会社 | 导电性复合加工纱以及织物及衣服 |
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