JPH04190956A - 金型と製品取出チヤツク具の保管・使用方法およびその組合わせ物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は射出成形機やダイカストマシンなどの成形機に
おいて、金型と製品取出チャック具を使用しないときに
保管したり、機台に装着して使用したりする金型と製品
取出チャック具の保管・使用方法およびその組合わせ物
に関するものである。

〔従来の技術〕

例えば射出成形装置やダイカストマシンなどの成形機に
おいて、固定盤には固定金型が装着されており、固定盤
に対する遠近方向へ移動自在に形成された可動盤には、
可動金型が装着されている。

そして、型締された両金型のキャビティ内へ熔湯を射出
し、この溶湯が固化することにより製品が得られる。

一方、この成形機には、駆動装置で駆動され型開された
金型間と機外との間で移動するアームと、このアームの
先端部に着脱自在に装着された製品取出チャック（以下
単にチャックという）等を備えた製品取出装置が設けら
れており、前記金型内で固化した製品は、型開後、金型
間へ移動してくるアーム先端のチャックに把持されてア
ームの移動により機外へ取出される。

鋳込製品の形状や大きさが変った場合には、使用済の金
型が取外されたのち、別に用意した次の金型と交換され
て装着される。また、使用済のチャックはアームから取
外されたのち、別に用意された次のチャックがアームに
装着される。

、　　なお、チャックは製品を把持するために開閉する
必要があるので、アームとチャックとの連結部に設けら
れるコネクタとしては、動力を伝達するカプラ等が一般
的に用いられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の方法においては、多種
の金型と、多種のチャックとがそれぞれ別体にされて別
々の箇所に保管されるので、前述したように金型とチャ
ックとの交換に際しては、同種の金型とチャックを探し
て揃えるのに長時間を要し、作業性がきわめて悪く準備
時間が延長して生産性が低下するという問題がある。

［課題を解決するための手段］ このような課題を解決するために本発明では、金型と製
品取出チャック具の保管・使用方法として、金型の保管
時には、製品取出装置のアームの先端部にコふフタによ
り着脱可能に形成され所定の金型で成形される成形品の
一部をつかんで取出す製品取出チャック具を、製品取出
装置のアームの先端部から取外して前記所定の金型の一
部に結合部材によって結合させた状態で保管し、この金
型を成形機に取付けて使用するときには、製品取出チャ
ック具を金型から取外して製品取出装置のアームの先端
部に取付け、この金型により成形される成形品の取出用
として使用するという方法を採用した。

また金型と製品取出チャック具の組合わせ物を、製品取
出装置のアームの先端部にコネクタにより着脱可能に装
着されて金型で成形される成形品の一部をつかんで取出
しかつ製品取出装置のアームの先端部から取外したとき
には前記金型に結合部材によって結合可能に設けられた
製品取出チャック具と、前記製品取出チャック具を前記
結合部材によって結合可能にした金型との組合わせとし
、これら製品取出チャック具と金型とを一体にして保管
可能に形成した。

〔作　用〕

製品の形状や大きさが変った場合には、使用済の金型を
取外し、製品取出チャック具をアームから取外して連結
部材により金型と一体化して保管する。そして予め保管
されている次の金型と製品取出チャック具との結合体か
ら製品取出チャック具を外してアームに装着し、金型を
固定盤と可動盤とに装着することにより金型関係の準備
作業が完了する。金型とこれに対応する同種の製品取出
チャ、り具とが一体化されて保管されているので探す必
要がない。

（実施例） 第１図は本発明に係る金型と製品取出チャック具の保管
・使用方法の１実施例を説明するために示す竪型ダイカ
ストマシンの金型と製品取出チャ７りとの分解斜視図、
第２図は同しく製品取出装置のアームに装着した状態で
示す製品取出チャック具の概略正面図である。図におい
て１は図示しない機台側の固定盤に装着される固定金型
であり、また２は固定盤に対して遠近方向に進退駆動す
る可動盤に装着される可動金型であって、用済のものを
固定盤と可動盤とから取外して床上環に載置した状態で
示されており、可動金型の上面には、複数個のビン孔３
が穿設されている。

一方、全体を符号４で示すものは図示しない製品取出装
置から取外した用済の製品取出チャック（以下、単にチ
ャックという）であって、両側の横部材５．６とその中
央部を連結する縦部材７とで一体形成された本体８を備
えており、横部材５゜６の下面Ｇこは、可動金型２の各
ピン孔３とそれぞれ着脱自在に嵌合する複数個のピン９
が下方へ向って植設されている。この場合ピン９とピン
孔３とは結合部材を構成するものであるが、この結合部
材としては例えばピン孔３を設けずピン９の代りに励消
磁可能なマグネット式連結具などの他の結合部材を用い
ることもできる。マグネット連結具の場合は、可動金型
２の表面に直接吸着させる。

１０は縦部材の中央部に植立されて製品取出装置のアー
ム１１先端部に設けられたカプラ１２に着脱自在に装着
されるコネクタとしての例えばカプラであって、本実施
例においては、アーム１１側の圧縮空気による動力がこ
のカプラ１０，１２を介してチャック４側へ伝達される
ように構成されており、チャック４には、この圧縮空気
によって開閉しこの金型で成形された成形品の一部をつ
かんで取出すための複数個の爪１３が設けられている。

以上のように構成された金型１．２とチャック４とを用
いて行われる金型と製品取出チャック具との保管・使用
方法について説明する。

固定金型１と可動金型２とを機台の固定盤と可動盤とに
それぞれ装着し、また、アーム１１先端部のカプラ１２
と、チャック４例のカプラ１ｏとを連結することにより
、チャック４をアーム１１に装着する。こうして準備し
たのち、可動盤を下陳させて型締し、金型１，２のキャ
ビティ内へ溶湯や溶融樹脂等の射出材料を射出すると、
この射出材料が固化して製品が得られる。そこで可動盤
を上昇させて型開すると、製品は可動金型２側に保持さ
れるので、アーム１１を回動させてチャック４を両金型
１，２間に位置させる。そして、図示されていない押出
シリンダにより製品を押出しながら圧縮空気を作用させ
てチャック４の爪１３を閉じると、可動金型２から押出
された製品は爪１３で把持されるので、アーム１１を回
動させてチャック４を機外に位置させ、爪１３を開くと
、製品が把持から解放されて集積される。

このようにして鋳込作業を続けたのち、製品の形状や大
きさが変った場合には、金型１，２を固定盤と可動盤と
から取外し、また、カプラ１０゜１２の結合を解いてチ
ャック４をアーム１１から取外す。取外したチャック４
と金型１．２とは、ピン９を孔３に挿入することにより
一体化されるので、この状態、すなわち、この金型１，
２とこの金型１．２で成形される製品専用の製品取出用
チャック４とが一体に組合わされた状態で保管される。

そして、次の金型とチャックとを前記と同様にして機台
側に装着するのであるが、次の金型とチャックとの準備
に際しては、これらが上記使用済の金型１，２とチャッ
ク４と同しように一体化されて保管されているので、探
す必要がなく、短時間で準備することができる。

第３図は本発明に係る金型と製品取出チャックとの使用
・保管方法を説明するために示す他の実施例としての横
型ダイカストマンンの金型と製品取出チャックとの分解
斜視図であって、本実施例においては、固定金型ＩＡと
可動金型２Ａとが横方向に型締されるように構成されて
いて、チャック４Ａと金型ＩＡ、２Ａとを結合するピン
９Ａが金型ＩＡ、２Ａ側に設けられており、このピン９
八と嵌合する孔３Ａがチャック４Ａ側に設けられている
。その他の構成および作用は前記実施例と同しである。

勿論、前記したものと同様に、結合部材は、ピン９の代
りにマグ矛ノド弐など他の結合部材を用いることもでき
る。

なお、前記各実施例では、アーム１１とチャック４とを
連結するコネクタとして圧縮空気による動力を伝達する
カプラ１０．１２を例示したが、これに限定するもので
はなくて例えば歯車やねし軸等を用いた機械的な動力を
コツフタで伝達するようにしてもよく、また、爪の開閉
駆動装置をチャック側に設けて、コネクタではこの駆動
装置のための電気接続のみを行うようにしてもよい。さ
らに製品の保持部材として爪１３の代わりにバキューム
式の吸盤やマグネット式の磁気吸着部材等を用いてもよ
い。

〔発明の効果〕

以上の説明により明らかなように本発明にょれば、金型
と製品取出チャック具の保管・使用方法として、金型の
保管時には、製品取出装置のアームの先端部にコネクタ
により着脱可能に形成され所定の金型で成形される成形
品の一部をつかんで取出す製品取出チャック具を、製品
取出装置のアームの先端部から取外して前記所定の金型
の一部に結合部材によって結合させた状態で保管し、こ
の金型を成形機に取付けて使用するときには、製品取出
チャック具を金型から取外して製品取出装置のアームの
先端部に取付け、この金型により成形される成形品の取
出用として使用するという方法を採用し、また、金型と
製品取出チャック具の組合わせ物を、製品取出装置のア
ームの先端部にコネクタにより着脱可能に装着されて金
型で成形される成形品の一部をつがんで取出し、がっ製
品取出装置のアームの先端部から取外したときには前記
金型に結合部材によって結合可能に設けられる製品取出
チャック具と、この製品取出チャック具を前記結合部材
によって結合可能にした金型との組合わせとし、これら
製品取出チャ、り具と金型とを一体にして保管可能に形
成したことにより、製品の仕様が変って金型と製品取出
チャックとを交換する場合には、各仕様に対応する金型
と製品取出チャックとが、一体的に結合されて保管され
ているので、探す必要がなく即座に揃えることができ、
準備時間が短縮されて生産性が向上するとともに、作業
性が向上する。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係る金型と製品取出チ＋、り具の保管
・使用方法の１実施例を説明するために示す竪型ダイカ
ストマシンの金型と製品取出チャックとの分解斜視図、
第２図は同じく製品取出装置のアームに装着した状態で
示ず製品取出チャックの概略正面図、第３図は本発明に
係る金型と製品取出チャック具の保管・使用方法を説明
するために示す他の実施例としての横型ダイカストマシ
ンの金型と製品取出チャックとの分解斜視図である。 １．１Ａ・・・・固定金型、２．２Ａ・・・・可動金型
、３，３Ａ・・・・ピン孔、４，４Ａ・・・・製品取出
チャック、８・・・・本体、９゜９Ａ・・・・ピン、１
０．１２・・・・カプラ、１１・・・・アーム、１３・
・・・爪。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金型の保管時には、製品取出装置のアームの先端
   部にコネクタにより着脱可能に装着され所定の金型で成
   形される成形品の一部をつかんで取出す製品取出チャッ
   ク具を、前記製品取出装置のアームの先端部から取外し
   て前記所定の金型の一部に結合部材によって結合させた
   状態で保管し、この金型を成形機に取付けて使用すると
   きには、前記製品取出チャック具を金型から取外して前
   記製品取出装置のアームの先端部に取付けてこの金型に
   より成形される成形品の取出用として使用するようにし
   た金型と製品取出チャック具の保管・使用方法。
2. （２）製品取出装置のアームの先端部にコネクタにより
   着脱可能に装着されて金型で成形される成形品の一部を
   つかんで取出しかつ製品取出装置のアームの先端部から
   取外したときには前記金型に結合部材によって結合可能
   に設けられる製品取出チャック具と、この製品取出チャ
   ック具を前記結合部材によって結合可能にされた金型と
   の組合わせからなりこれら製品取出チャック具と金型と
   を一体にして保管可能に形成したことを特徴とする金型
   と製品取出チャック具の組合わせ物。