JPH0418940Y2 - - Google Patents

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JPH0418940Y2
JPH0418940Y2 JP14266986U JP14266986U JPH0418940Y2 JP H0418940 Y2 JPH0418940 Y2 JP H0418940Y2 JP 14266986 U JP14266986 U JP 14266986U JP 14266986 U JP14266986 U JP 14266986U JP H0418940 Y2 JPH0418940 Y2 JP H0418940Y2
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column tube
steering shaft
tilt
steering
shaft
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JP14266986U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は自動車のチルトステアリングに関
し、特にステアリングコラムの途中から折れ曲る
タイプのチルトステアリングの改良に関する。
《従来の技術》 ステアリングコラムの途中から折れ曲るタイプ
のチルトステアリングはよく実用に供されてお
り、その構造例としては実開昭60−163168号公報
に開示されたものがある。
この種のチルトステアリングの概略的な構成を
第3図に示し、またチルト部分の従来の構造を第
2図に詳細に示している。両図に示すチルトステ
アリングは、車体に固定支持される下部コラムチ
ユーブ1と、この下部コラムチユーブ1内にボー
ルベアリング3によつて回転自在に保持された下
部ステアリングシヤフト2と、下部コラムチユー
ブ1の上端にチルト中心軸5を支点に傾倒自在に
連結された上部コラムチユーブ4と(下部コラム
チユーブ1の上端に固着された固定ブラケツト6
と、上部コラムチユーブ4の下端に固着された可
動ブラケツト7とが軸5で結合されている)、こ
の上部コラムチユーブ4の下部コラムチユーブ1
に対する傾き角度を調整して固定する角度調整機
構8と、上部コラムチユーブ4内にニードルベア
リング10とボールベアリング11によつて回転
自在に保持された上部ステアリングシヤフト9
と、この上部ステアリングシヤフト9の下端と下
部ステアリングシヤフト2の上端とをチルト中心
軸線上で連結するフツクジョイント12とを備
え、図示しないステアリングホイールは上部ステ
アリングシヤフト9の上端に取付けられる。
角度調整機構8で上部コラムチユーブ4のロツ
クを解除すると、上部コラムチユーブ4をチルト
中心軸5を支点にして揺動させることができ、任
意の傾き角度に調整して再びロツクすれば、その
状態で上部コラムチユーブ4がしつかりと固定さ
れる。
《考案が解決しようとする問題点》 第2図に詳細に示しているように、上部ステア
リングシヤフト9の上端側はニードルベアリング
10で上部コラムチユーブ4に保持され、下端側
はボールベアリング11で上部コラムチユーブ4
に保持されている。ニードルベアリング10はラ
ジアル方向のガタは殆どなく、ラジアル荷重の負
担能力は非常に大きい。この点でシヤフト9がチ
ユーブ4内で振動するのを防ぐのに大いに効果が
ある。しかしニードルベアリング10はスラスト
荷重の負担能力は殆どない。そこでスラスト荷重
を受けるべくシヤフト9の下端側をボールベアリ
ング11で保持している。
ところが、ボールベアリング11はラジアル方
向のガタが比較的大きく、ラジアル荷重の負担能
力もニードルベアリング10に比べると小さい。
このボールベアリング11のラジアル方向のガタ
が原因となつて、従来のチルトステアリングで
は、上部ステアリングシヤフト9の振動をある程
度以上に抑制することが困難であつた。つまりエ
ンジンのアイドリング振動などを受けて、上部ス
テアリングシヤフト9すなわちステアリングホイ
ールが比較的振動しやすかつた。
上記のボールベアリング11もニードルベアリ
ングに置き換えれば、上部ステアリングシヤフト
9の振動を抑制する上で大いに効果がある。しか
しシヤフト9をすべてニードルベアリングで支持
してしまうと、シヤフト9のスラスト荷重をベア
リングで受けることができなくなり、シヤフト9
のスラスト荷重がフツクジヨイント12に直接的
に加わつてしまう。フツクジヨイント12はスラ
スト方向のガタが大きく、この方向の荷重の負担
能力は小さいので、ここにシヤフト9のスラスト
加重が大きく加わるのは強度上問題がある。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、強度的に問題を生じない
構造で、上部ステアリングシヤフトの振動を従来
より小さく抑えることができるようにした自動車
のチルトステアリングを提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 そこでこの考案では、上部ステアリングシヤフ
トを複数個のニードルベアリングによつて上部コ
ラムチユーブ内に保持するとともに、下部ステア
リングシヤフトと上部ステアリングシヤフトとを
連結するジヨイントとして等速ジヨイントを用い
た。
《作用》 上部ステアリングシヤフトが複数個のニードル
ベアリングで上部コラムチユーブ内に支持される
ことにより、ラジアル方向のガタは極めて小さく
なり、上部ステアリングシヤフトは振動しにくく
なる。しかし上部ステアリングシヤフトのスラス
ト荷重がこれらベアリングでは負担できず、スラ
スト荷重が上記等速ジヨイントに加わる。等速ジ
ヨイントは、スラスト方向のガタは極めて小さ
く、またスラスト荷重の負担能力も大きい。
《実施例》 第3図に示した概略構成は本考案の実施例にも
共通し、本考案の要部構成を第1図に示してい
る。
第1図と第3図に示すチルトステアリングは、
車体に固定支持される下部コラムチユーブ1と、
下部コラムチユーブ1内にボールベアリング3に
よつて回転自在に保持された下部ステアリングシ
ヤフト2と、下部ステアリングシヤフト1の上端
にチルト中心軸5を支点に傾倒自在に連結された
上部コラムチユーブ4と(チユーブ1に固着され
た固定ブラケツト6とチユーブ4に固着された可
動ブラケツト7とが軸5で連結されている)、上
部コラムチユーブ4の下部コラムチユーブ1に対
する傾き角度を調整して固定する角度調整機構8
と、上部コラムチユーブ4内にニードルベアリン
グ10とニードルベアリング110らよつて回転
自在に保持された上部ステアリングシヤフト9
と、上部ステアリングシヤフト9の下端と下部ス
テアリングシヤフト2の上端とをチルト中心軸線
上で連結する等速ジヨイント120とを備えてい
る。
つまり第1図に示したこの考案によりチルトス
テアリングは、第2図に示した従来のチルトステ
アリングにおけるボールベアリング11をニード
ルベアリング110に置き換えるとともに、フツ
クジヨイント12を等速ジヨイント120に置き
換えたものである。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る自
動車のチルトステアリングにおいては、上部ステ
アリングシヤフトを複数個のニードルベアリング
によつて上部コラムチユーブ内に保持したので、
上部ステアリングシヤフトの振動を従来より低減
することができる。また、これにより上部ステア
リングシヤフトのスラスト荷重が上部ステアリン
グシヤフトと下部ステアリングシヤフトとを結合
するジヨイント部分に加わるが、このジヨイント
として等速ジヨイントを用いたので強度上の問題
は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるチルトステ
アリングの要部断面図、第2図は従来のチルトス
テアリングり要部断面図、第3図は本考案の実施
例および従来例とに共通するチルトステアリング
の概略構成を示す側面図である。 1……下部コラムチユーブ、2……下部ステア
リングシヤフト、3……ボールベアリング、4…
…上部コラムチユーブ、5……チルト中心軸、6
……固定ブラケツト、7……可動ブラケツト、8
……角度調整機構、9……上部ステアリングシヤ
フト、10……ニードルベアリング、11……ボ
ールベアリング、12……フツクジヨイント、1
10……ニードルベアリング、120……等速ジ
ヨイント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固定支持される下部コラムチユーブと、
    この下部コラムチユーブ内に回転自在に保持され
    た下部ステアリングシヤフトと、上記下部コラム
    チユーブの上端にチルト中心軸を支点に傾倒自在
    に連結された上部コラムチユーブと、この上部コ
    ラムチユーブの上記下部コラムチユーブに対する
    傾き角度を調整して固定する角度調整機構と、上
    記上部コラムチユーブ内に複数個のニードルベア
    リングによつて回転自在に保持された上部ステア
    リングシヤフトと、この上部ステアリングシヤフ
    トの下端と上記下部ステアリングシヤフトの上端
    とを上記チルト中心軸線上で連結する等速ジヨイ
    ントとを備えた自動車のチルトステアリング。
JP14266986U 1986-09-19 1986-09-19 Expired JPH0418940Y2 (ja)

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JP14266986U JPH0418940Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14266986U JPH0418940Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6348670U JPS6348670U (ja) 1988-04-02
JPH0418940Y2 true JPH0418940Y2 (ja) 1992-04-28

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ID=31051616

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