JPH0418580A - 電子写真装置の転写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子写真装置の転写装置に関する。

「従来の技術」 第４図に従来の電子写真装置の一般構成を示す。

図において、１は装置本体で、装置本体１内には、感光
ドラム２．帯電器３．光学系４．現像器５、定着器６お
よび転写装置１０等か配設されている。

この電子写真装置を用いて印字する場合には、感光ドラ
ム２の周面は帯電器３によって一様に帯電（例えば−６
５０Ｖ）される、そして、帯電された感光ドラム２の周
面に光学系４から印字データに基づくレーザビーム４ａ
が照射される。レーサビーム照射部位には、現像器５内
のトナーが静電付着される。ここで、現像器５にはバイ
アス電圧（例えば−６５０Ｖ）か印加されており、トナ
ーは帯ｔ（−６５０Ｖ）されている。

そして、第３図に示す如く一転写装置１０において、給
紙ローラ７等を介して送られてきた用紙Ｐの裏面から逆
極性（プラス）帯電させることにより、レーザビーム照
射部位に付着されたトナー像は、感光ドラム２から用紙
Ｐの表面に転写される。なお、転写されたトナー像は、
第４図に示す定着器６によって用紙Ｐ上に定着される。

ところで、転写装置１０は、第３図に示す如く、シール
ドケース１１および放電電極１２等から構成されている
。ここで、シールドケース１１の上部は、感光−ドラム
２に向けて開口している。また、シールドケース１１は
、通常、金属等の導電性材料で形成されており接地され
ている。さらに、シールドケース１１内には、放電＠極
１２が感光ドラム２の長手方向（図中紙面と直角方向）
に伸設されている。この放電電極１２にはトナーの極性
と逆極性の高電圧（例えば十５ｋｖ）が印加されている
。

ところで、転写装置１０には、転写時に、用紙Ｐがシー
ルドケース１１の上部開口部から内部に入り込んでジャ
ム等が発生しないように、その用紙搬送下流側に用紙ガ
イド１３か係えられている。

この用紙ガイド１３は、通常、プラスチック等の絶縁性
材料で形成されている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記構成の転写装置においては、放電＠　１
ｆｆ１１２からの放電等により、用紙ガイド１３にはト
ナーの極性と逆極性の電荷（プラス電荷）が蓄積される
。そのため、トナー像が転写された用紙Ｐか用紙ガイド
１３上を矢印Ｘ方向に摺動して離れる際に当該用紙ガイ
ド１３との間でパクリ放電等か生じ用紙Ｐ上のトナー像
が乱されることかある。かかる現象は特に低湿環境下で
生じやすい そこで、ハクリ放電等か生じないように、用紙ガイド１
３を導電性材料で形成することが考えられる。しかし、
用紙ガイド１３を導電性材料で形成すると、用紙Ｐか高
温環境下で吸湿している場合、放電電極１２によって用
紙Ｐ裏面に供給された放電電荷か多量に当該用紙ガイド
１３を通してシールドケース１１等に逃げるなめに、転
写するのに必要十分な電荷を用紙Ｐ裏面に与えておくこ
とかできなくなり転写ヌゲ等の画像欠陥か生じることが
ある。

本発明の目的は、上記事情に鑑み、環境に左右されるこ
となく画像欠陥のない転写画像を得ることができる電子
写真装！の転写装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 請求項第１項記載の発明は、感光ドラム上のトナー像を
用紙上に転写するための放ｔ　を極と、この放電電極よ
り下流側に設けられた用紙ガイドとを備えた電子写真装
置の転写装置において、前記用紙ガイドの少なくとも用
紙対向面の一部を半導電性材料で形成したことを特徴と
する請求項第２項記載の発明は、前記用紙ガイドの少な
くとも用紙対向面の一部が、体積固有抵抗値が１０８Ω
・１〜１０Ｉ４Ω・■の半導電性材料から形成されてい
ることを特徴とする 請求項第３項記載の発明は、前記用紙ガイドの少なくと
も用紙対向面の一部が、表面抵抗率が１０８Ω〜１０′
４Ωの半導電性材料から形成されていることを特徴とす
る。

［作　用］ 請求項第１項記載の発明では、用紙ガイドの少なくとも
用紙対向面の一部は半導電性材料で形成される。このた
め、低湿環境下でも過剰な電荷の蓄積かないので、トナ
ー像か転写された用紙が用紙ガイドを離れる際にハクリ
放電等が生じるのが防止される。これにより用紙上に転
写されたトナー像か乱されることかなくなる。また、高
温環境下でも用紙ガイドは用紙裏面から放電電荷を多量
に逃がすことはないので、転写ヌゲ等が生じるのが防止
される。

したかって、環境に左右されることなく画像欠陥のない
転写画像を得ることかできる。

請求項第２項記載の発明では、特に用紙カイドの少なく
とも用紙対向面の一部が、体積固有抵抗値が１０８Ω・
口〜１０１４Ω・ｃｍの半導電性材料から形成されるの
で、より効果的に、低湿環境下でのハクリ放電や高温環
境下での転写ヌケ等を防止して画像欠陥のない転写画像
を得ることがてきる。

同様に、請求項第３項記載の発明では、用紙ガイドの少
なくとも用紙対向面の一部が、表面抵抗率か１０８Ω〜
１０１４Ωの半導電性材料から形成されるので、より効
果的に、低湿環境下でのハクリ放電や高温環境下での転
写ヌケ等を防止して画像欠陥のない転写画像を得ること
ができる。

［実施例］ 本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

本実施例にかかる転写装置は、第１図に示す如く、シー
ルドケース１１．放ｔ　を極１２および用紙ガイド１３
等を含み構成されている。

なお、第３図および第４図に示した構成要素と同一のも
のについては同一の符号を付し、その説明を省略もしく
は簡略化する。

ここで、用紙ガイド１３の少なくとも用紙対向面１３ａ
の一部は、低湿環境下でのハクリ放電や高温環境下での
転写ヌゲ等を防止するために半導電性材料で形成されて
いる６本実施例においては、ハクリ放電や転写ヌゲ等を
より効果的に防止するために、用紙ガイド１３全体を半
導電性材料で形成している。半導電性材料としては、導
電性のカーボンを含有しなＡＢＳ樹脂が選定されている
。

また、用紙ガイド１３は、放電電極１２より下流側にあ
るシールドケース１１の用紙搬送下流側壁面に取り付け
られている。

ここで、用紙ガイド１３のカーホンの含有率を変化させ
ることにより、その体積固有抵抗値を種々変化させた実
験結果を第２図（ａ）に示す０図において、２３℃、３
５℃は室温を示す、また、２０％、８０％は相対湿度量
を示す、さらに、○は転写結果か良好であることを示し
、×は転写不良か生じたことを示す。

図に示すように、用紙ガイド１３を体積固有抵抗値か１
０６Ω・１〜１０１４Ω・■の半導電性材料で形成した
場合に、低湿環境下（２３°Ｃ２０’！。

ＲＨ）および高湿環境下（３５℃８０％ＲＨ）で良好な
結果が得られたが、体積固有抵抗値を１０６Ω・■とし
た際には、高温環境下で多少転写力スレか生じることが
あったので、最適化を図るには１０”Ω・ｌ〜１０１４
Ω・■の半導電性材料が望ましい。

なお、体積固有抵抗値を１０１６Ω・ｌと大きくすると
、低湿環境下でハクリ放電等が生じ転写画像に乱れ（例
えは画像縦スジ）が発生した。また、参考的に導電性の
用紙ガイド１３を実験してみたか高温環境下で転写不良
か発生した。

しかして、この実施例によれば、用紙ガイド１３を半導
電性材料で形成したので、低湿環境下でも過剰な電荷の
蓄積かなくハクリ放電等か生じるのを防止することかで
きる。また、高温環境下でも用紙ガイド１３は用紙Ｐ裏
面から放′Ｓｔ荷を多量に逃がさないので、転写ヌケ等
が生じるのか防止される。したかって、環境に左右され
ることなく画像欠陥のない転写画像を得ることかできる
。

なお、上記した実施例においては、用紙ガイド１３を、
導電性のカーボンを含有したＡＢＳＩ！Ｉ脂より形成し
たが、用紙ガイド１３を、導電塗料等を塗布するなどし
て表面処理が施されたＡＢＳ樹脂より形成してもよい。

ここで、導電塗料の導電特性等を変化させることにより
、用紙ガイド１３の表面抵抗率を種々変化させた実験結
果を第２図（ｂ）に示す。

図に示すように、用紙ガイド１３の表面抵抗率を１０６
Ω〜１０１４Ωとした場合に、低湿環境下（２３℃２０
％ＲＨ）および高温環境下（３５°Ｃ８０９ｉ、　ＲＨ
）で良好な結果か得られたが、表面抵抗率を１０６Ωと
すると、高度湿度環境下で多少転写力スレか生じること
があったので、ｆｉ１ｍ化を図るには表面抵抗率を１０
８Ω〜１０１４Ωとすることか望ましい、なお、表面抵
抗率を１０１６Ωと大きくすると低湿環境下でハクリ放
電等が生じ転写画像に乱れ（例えば画像縮スジ）が発生
した６［発明の効果〕 請求項第１項記載の発明によれば、用紙ガイドの少なく
とも転写紙に対向する面の一部を半導電性材料で形成し
たので、環境に左右されることなく画像欠陥のない転写
画像を得ることかできる。

また、請求項第２項記載の発明によれは、特に前記用紙
ガイドの少なくとも用紙対向面の一部を、体積固有抵抗
値か１０８Ω・１〜１０工４Ω・儂の半導電性材料から
形成したので、より効果的に環境に左右されることなく
画像欠陥のない転写画像を得ることができる。

さらに、請求項第３項記載の発明によれは、前記用紙ガ
イドの少なくとも用紙対向面の一部を、表面抵抗率が１
０’Ω〜１０１４Ωの半導電性材料から形成したので、
より効果的に環境に左右されることなく画像欠陥のない
転写画像を得ることかできる。

図で、第１図は要部を示す断面図、第２図は実験結果を
示す図である。第３図は従来の転写装置を示す図および
第４図は従来の転写装置が適用された電子写真装置の概
略構成を示す断面図である。

２・・・感光ドラム、 １２・・・放電電極、 １３・・・用紙ガイド、 １３ａ・・・用紙ガイドの用紙対向面。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）感光ドラム上のトナー像を用紙上に転写するため
   の放電電極と、この放電電極より下流側に設けられた用
   紙ガイドとを備えた電子写真装置の転写装置において、 前記用紙ガイドの少なくとも用紙対向面の一部を半導電
   性材料で形成したことを特徴とする電子写真装置の転写
   装置。
2. （２）前記用紙ガイドの少なくとも用紙対向面の一部が
   、体積固有抵抗値が１０＾８Ω・１〜１０＾１＾４Ω・
   ｃｍの半導電性材料から形成されていることを特徴とす
   る請求項第１項記載の電子写真装置の転写装置。
3. （３）前記用紙ガイドの少なくとも用紙対向面の一部が
   、表面抵抗率が１０＾８Ω〜１０＾１＾４Ωの半導電性
   材料から形成されていることを特徴とする請求項第１項
   記載の電子写真装置の転写装置。