JPH0741205A - シート部材搬送装置 - Google Patents
シート部材搬送装置Info
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- JPH0741205A JPH0741205A JP5187938A JP18793893A JPH0741205A JP H0741205 A JPH0741205 A JP H0741205A JP 5187938 A JP5187938 A JP 5187938A JP 18793893 A JP18793893 A JP 18793893A JP H0741205 A JPH0741205 A JP H0741205A
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- Japan
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- guide
- guide portion
- sheet member
- sheet
- conveying device
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/65—Apparatus which relate to the handling of copy material
- G03G15/6555—Handling of sheet copy material taking place in a specific part of the copy material feeding path
- G03G15/657—Feeding path after the transfer point and up to the fixing point, e.g. guides and feeding means for handling copy material carrying an unfused toner image
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2028—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2404/00—Parts for transporting or guiding the handled material
- B65H2404/50—Surface of the elements in contact with the forwarded or guided material
- B65H2404/52—Surface of the elements in contact with the forwarded or guided material other geometrical properties
- B65H2404/521—Reliefs
- B65H2404/5214—Reliefs extending in parallel to transport direction
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/00362—Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
- G03G2215/00367—The feeding path segment where particular handling of the copy medium occurs, segments being adjacent and non-overlapping. Each segment is identified by the most downstream point in the segment, so that for instance the segment labelled "Fixing device" is referring to the path between the "Transfer device" and the "Fixing device"
- G03G2215/00413—Fixing device
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トナー転写後のシート部材の分離性及び搬送
性が優れていると共にシート部材に画像チリが発生しな
いようにすること。 【構成】 感光体ドラムのトナー像転写位置の下流側か
ら定着装置に向かって延在する搬送ガイド部材が備えら
れている。搬送ガイド部材の下面側にはアース板部材が
ガイド部に沿って延在するよう配置されている。搬送ガ
イド部材は、シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗値
を有する材料により形成され、アース板部材は、搬送ガ
イド部材の電気抵抗値より低い電気抵抗値を有する材料
により形成されている。
性が優れていると共にシート部材に画像チリが発生しな
いようにすること。 【構成】 感光体ドラムのトナー像転写位置の下流側か
ら定着装置に向かって延在する搬送ガイド部材が備えら
れている。搬送ガイド部材の下面側にはアース板部材が
ガイド部に沿って延在するよう配置されている。搬送ガ
イド部材は、シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗値
を有する材料により形成され、アース板部材は、搬送ガ
イド部材の電気抵抗値より低い電気抵抗値を有する材料
により形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電複写機、ファク
シミリあるいはプリンタ等の画像生成機におけるシート
部材搬送装置、殊に感光体ドラムのトナー像転写位置の
下流側に搬送ガイド部材が配置されたシート部材搬送装
置に関する。
シミリあるいはプリンタ等の画像生成機におけるシート
部材搬送装置、殊に感光体ドラムのトナー像転写位置の
下流側に搬送ガイド部材が配置されたシート部材搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体ドラムのトナー像転写位置の下流
側から定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬送
ガイド部材が備えられたシート部材搬送装置は、従来か
ら知られ、既に実用化されている。搬送ガイド部材のガ
イド部は、トナー像転写位置を通して搬送されたシート
部材をその上面に沿って定着装置に向けてガイドするよ
う構成されている。ところで、トナー像転写位置におい
てトナーが転写されたシート部材が前記搬送ガイド部材
を経て定着装置に搬送される過程において、前記シート
部材搬送装置には、次の三つの要件を同時に満足させる
ことが要求される。 (1)トナー像転写後のシート部材が感光体ドラムによ
り巻き上げられることなく、感光体ドラムの表面から確
実に分離すること(分離性に優れていること)。 (2)感光体ドラム表面から分離したシート部材が搬送
ガイド部材のガイド部上面から浮き上がることなく、ガ
イド部上面に沿って円滑かつ確実に搬送されること(搬
送性に優れていること)。 (3)シート部材に転写されたトナーにチリ(散り)が
発生することなく、定着後において鮮明な画像が保証さ
れること(画像チリすなわち画像乱れが発生しないこ
と)。
側から定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬送
ガイド部材が備えられたシート部材搬送装置は、従来か
ら知られ、既に実用化されている。搬送ガイド部材のガ
イド部は、トナー像転写位置を通して搬送されたシート
部材をその上面に沿って定着装置に向けてガイドするよ
う構成されている。ところで、トナー像転写位置におい
てトナーが転写されたシート部材が前記搬送ガイド部材
を経て定着装置に搬送される過程において、前記シート
部材搬送装置には、次の三つの要件を同時に満足させる
ことが要求される。 (1)トナー像転写後のシート部材が感光体ドラムによ
り巻き上げられることなく、感光体ドラムの表面から確
実に分離すること(分離性に優れていること)。 (2)感光体ドラム表面から分離したシート部材が搬送
ガイド部材のガイド部上面から浮き上がることなく、ガ
イド部上面に沿って円滑かつ確実に搬送されること(搬
送性に優れていること)。 (3)シート部材に転写されたトナーにチリ(散り)が
発生することなく、定着後において鮮明な画像が保証さ
れること(画像チリすなわち画像乱れが発生しないこ
と)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のシート部材
搬送装置における搬送ガイド部材としてABS樹脂を用
いたものが知られている。この搬送ガイド部材は、トナ
ー転写後のシート部材を定着装置に向けて機械的にガイ
ドする機能の他に、トナー転写時にシート部材に付与さ
れた余分の電荷を逃がす機能を有している。搬送ガイド
部材に後者の機能を持たせる目的は、前記分離性及び搬
送性を向上させ、更に画像チリの発生を防止しようとす
るものである。ところで、シート部材に付与された前記
電荷が搬送ガイド部材に急激に移動すると特に画像チリ
が発生し易くなり、またシート部材からの前記電荷が搬
送ガイド部材に過剰に帯電すると特に分離性、搬送性が
悪くなる。このような傾向は、搬送ガイド部材の電気抵
抗値によって左右される。そこで前記従来のシート部材
搬送装置においては、搬送ガイド部材の電気抵抗値を如
何に設定するかによって、前記相矛盾する課題の解決を
図っていた。しかしながらこのような従来の解決手段で
は、前記三つの条件を同時に満足させるには至っていな
い。
搬送装置における搬送ガイド部材としてABS樹脂を用
いたものが知られている。この搬送ガイド部材は、トナ
ー転写後のシート部材を定着装置に向けて機械的にガイ
ドする機能の他に、トナー転写時にシート部材に付与さ
れた余分の電荷を逃がす機能を有している。搬送ガイド
部材に後者の機能を持たせる目的は、前記分離性及び搬
送性を向上させ、更に画像チリの発生を防止しようとす
るものである。ところで、シート部材に付与された前記
電荷が搬送ガイド部材に急激に移動すると特に画像チリ
が発生し易くなり、またシート部材からの前記電荷が搬
送ガイド部材に過剰に帯電すると特に分離性、搬送性が
悪くなる。このような傾向は、搬送ガイド部材の電気抵
抗値によって左右される。そこで前記従来のシート部材
搬送装置においては、搬送ガイド部材の電気抵抗値を如
何に設定するかによって、前記相矛盾する課題の解決を
図っていた。しかしながらこのような従来の解決手段で
は、前記三つの条件を同時に満足させるには至っていな
い。
【0004】この発明は、以上の事実に基づいてなされ
たもので、その目的は、トナー転写後のシート部材の分
離性及び搬送性に優れかつ該シート部材に画像チリが発
生しない、改良されたシート部材搬送装置を提供するこ
とである。
たもので、その目的は、トナー転写後のシート部材の分
離性及び搬送性に優れかつ該シート部材に画像チリが発
生しない、改良されたシート部材搬送装置を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明によれば、感光体ドラムのトナー像転写位
置の下流側から定着装置に向かって延在するガイド部を
含む搬送ガイド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー
像転写位置を通して搬送されたシート部材をその上面に
沿って該定着装置に向けてガイドするよう構成されたシ
ート部材搬送装置において、該搬送ガイド部材の該ガイ
ド部の下面側にはアース板部材が該ガイド部に沿って延
在するよう配置され、該搬送ガイド部材は、該シート部
材の電気抵抗値以上の電気抵抗値を有する材料により形
成され、該アース板部材は、該搬送ガイド部材の該電気
抵抗値より低い電気抵抗値を有する材料により形成され
たことを特徴とするシート部材搬送装置、が提供され
る。
め、この発明によれば、感光体ドラムのトナー像転写位
置の下流側から定着装置に向かって延在するガイド部を
含む搬送ガイド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー
像転写位置を通して搬送されたシート部材をその上面に
沿って該定着装置に向けてガイドするよう構成されたシ
ート部材搬送装置において、該搬送ガイド部材の該ガイ
ド部の下面側にはアース板部材が該ガイド部に沿って延
在するよう配置され、該搬送ガイド部材は、該シート部
材の電気抵抗値以上の電気抵抗値を有する材料により形
成され、該アース板部材は、該搬送ガイド部材の該電気
抵抗値より低い電気抵抗値を有する材料により形成され
たことを特徴とするシート部材搬送装置、が提供され
る。
【0006】上記目的を達成するため、この発明によれ
ば、更に、感光体ドラムのトナー像転写位置の下流側か
ら定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬送ガイ
ド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー像転写位置を
通して搬送されたシート部材をその上面に沿って該定着
装置に向けてガイドするよう構成されたシート部材搬送
装置において、該搬送ガイド部材の該ガイド部の下面側
にはアース板部材が該ガイド部に沿って延在しかつその
上面が該ガイド部の下面に接触して配置され、該搬送ガ
イド部材は、該シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗
値である1013Ω〜1016Ωを有する材料により形成さ
れ、該アース板部材は、103 Ω以下の電気抵抗値を有
する金属材料により形成されると共に接地されているこ
とを特徴とするシート部材搬送装置、が提供される。
ば、更に、感光体ドラムのトナー像転写位置の下流側か
ら定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬送ガイ
ド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー像転写位置を
通して搬送されたシート部材をその上面に沿って該定着
装置に向けてガイドするよう構成されたシート部材搬送
装置において、該搬送ガイド部材の該ガイド部の下面側
にはアース板部材が該ガイド部に沿って延在しかつその
上面が該ガイド部の下面に接触して配置され、該搬送ガ
イド部材は、該シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗
値である1013Ω〜1016Ωを有する材料により形成さ
れ、該アース板部材は、103 Ω以下の電気抵抗値を有
する金属材料により形成されると共に接地されているこ
とを特徴とするシート部材搬送装置、が提供される。
【0007】上記目的を達成するため、この発明によれ
ば、更に、感光体ドラムのトナー像転写位置の下流側か
ら定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬送ガイ
ド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー像転写位置を
通して搬送されたシート部材をその上面に沿って該定着
装置に向けてガイドするよう構成されたシート部材搬送
装置において、該ガイド部の上方位置には絶縁部材が該
ガイド部に対し間隔を置きかつそれに沿って延在するよ
う配置されたことを特徴とするシート部材搬送装置、が
提供される。
ば、更に、感光体ドラムのトナー像転写位置の下流側か
ら定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬送ガイ
ド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー像転写位置を
通して搬送されたシート部材をその上面に沿って該定着
装置に向けてガイドするよう構成されたシート部材搬送
装置において、該ガイド部の上方位置には絶縁部材が該
ガイド部に対し間隔を置きかつそれに沿って延在するよ
う配置されたことを特徴とするシート部材搬送装置、が
提供される。
【0008】
【作用】この発明によるシート部材搬送装置において、
搬送ガイド部材のガイド部の下面側にはアース板部材が
ガイド部に沿って延在するよう配置されている。搬送ガ
イド部材は、シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗値
を有する材料により形成されている。またアース板部材
は、搬送ガイド部材の電気抵抗値より低い電気抵抗値を
有する材料により形成されている。感光体ドラムのトナ
ー像転写位置に送られたシート部材には高電圧(転写電
圧)がかけられ、トナーが転写される。シート部材の移
動に伴い、転写電圧によりシート部材に付与された余分
の電荷は、ガイド部表面に移動する。しかし搬送ガイド
部材は、シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗値を有
するので、前記電荷の急激な移動は抑えられる。その結
果、シート部材がガイド部表面に当接したときの、シー
ト部材上のトナーのチリが防止され、鮮明な画像が保証
される。また、搬送ガイド部材の該ガイド部の下面側に
は、搬送ガイド部材の電気抵抗値より低い電気抵抗値を
有するアース板部材が配置されているので、シート部材
からガイド部表面に移動した電荷はアース板部材の作用
によりその一部が除電される。すなわち、シート部材か
らの前記電荷がガイド部表面に過剰に帯電することが防
止される。その結果、シート部材は搬送ガイド部材に対
して反発されることなく、シート部材の感光体ドラムか
らの分離性及びガイド部における搬送性が向上する。更
に、シート部材がガイド部表面に沿って移動する間、
“シート部材の電位>ガイド部表面の電位”が保持され
つつ、シート部材の余分な電荷が徐々に除電されるの
で、シート部材がガイド部表面を移動する間及びシート
部材がガイド部から離れて定着装置の金属部(ガイド
板、ヒートローラ等)に当接した時の何れにおいても、
シート部材上のトナーのチリは確実に防止される。
搬送ガイド部材のガイド部の下面側にはアース板部材が
ガイド部に沿って延在するよう配置されている。搬送ガ
イド部材は、シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗値
を有する材料により形成されている。またアース板部材
は、搬送ガイド部材の電気抵抗値より低い電気抵抗値を
有する材料により形成されている。感光体ドラムのトナ
ー像転写位置に送られたシート部材には高電圧(転写電
圧)がかけられ、トナーが転写される。シート部材の移
動に伴い、転写電圧によりシート部材に付与された余分
の電荷は、ガイド部表面に移動する。しかし搬送ガイド
部材は、シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗値を有
するので、前記電荷の急激な移動は抑えられる。その結
果、シート部材がガイド部表面に当接したときの、シー
ト部材上のトナーのチリが防止され、鮮明な画像が保証
される。また、搬送ガイド部材の該ガイド部の下面側に
は、搬送ガイド部材の電気抵抗値より低い電気抵抗値を
有するアース板部材が配置されているので、シート部材
からガイド部表面に移動した電荷はアース板部材の作用
によりその一部が除電される。すなわち、シート部材か
らの前記電荷がガイド部表面に過剰に帯電することが防
止される。その結果、シート部材は搬送ガイド部材に対
して反発されることなく、シート部材の感光体ドラムか
らの分離性及びガイド部における搬送性が向上する。更
に、シート部材がガイド部表面に沿って移動する間、
“シート部材の電位>ガイド部表面の電位”が保持され
つつ、シート部材の余分な電荷が徐々に除電されるの
で、シート部材がガイド部表面を移動する間及びシート
部材がガイド部から離れて定着装置の金属部(ガイド
板、ヒートローラ等)に当接した時の何れにおいても、
シート部材上のトナーのチリは確実に防止される。
【0009】アース板部材の上面がガイド部の下面に接
触して配置された場合には、ガイド部下面とアース板部
材上面間の誘電効果が高くなり、前記したシート部材側
の過剰な帯電を防ぐ効果が一層確実に得られる。アース
板部材が金属材料により構成された場合、シート部材に
対する吸引作用がより効果的に働くので、感光体ドラム
に対する巻き上がりが改善され、分離性が向上すると共
に、安定した搬送性が得られる。アース板部材が接地さ
れている場合には、除電機能が向上するので前記過剰な
帯電を防ぐ効果は更に確実に得られる。ガイド部に複数
個の開口が設けられ、アース板部材の上面が開口の各々
を通してガイド部の上面側に露呈するよう構成された場
合には、シート部材に対する吸引作用がより強くなるの
で、優れた分離性及び安定した搬送性が得られる。
触して配置された場合には、ガイド部下面とアース板部
材上面間の誘電効果が高くなり、前記したシート部材側
の過剰な帯電を防ぐ効果が一層確実に得られる。アース
板部材が金属材料により構成された場合、シート部材に
対する吸引作用がより効果的に働くので、感光体ドラム
に対する巻き上がりが改善され、分離性が向上すると共
に、安定した搬送性が得られる。アース板部材が接地さ
れている場合には、除電機能が向上するので前記過剰な
帯電を防ぐ効果は更に確実に得られる。ガイド部に複数
個の開口が設けられ、アース板部材の上面が開口の各々
を通してガイド部の上面側に露呈するよう構成された場
合には、シート部材に対する吸引作用がより強くなるの
で、優れた分離性及び安定した搬送性が得られる。
【0010】ガイド部の少なくとも上流端部に、それぞ
れ上方に突出しかつシート部材の搬送方向に延びると共
に搬送方向に直交する方向にそれぞれ間隔を置いて配置
された複数個のリブが形成された場合には、シート部材
がガイド部すなわちリブに近接あるいは接触しても、シ
ート部材とガイド部表面との静電気による反発力が軽減
されるので分離性が向上する。このようなリブが前記複
数個の開口に加えて形成された場合には、前記効果が得
られることに加えて、シート部材が開口を通してアース
板部材に接触することなく、スムーズな搬送が可能とな
る。またシート部材の前記電荷がアース板部材にリーク
することも防止される。またシート部材とガイド部との
接触部が少なくなるので、前記電荷の移動による反発が
少なくなり、シート部材の分離性が良くなる。更にリブ
の各々の高さが、上流側が高く下流側が低くなるよう形
成された場合には、下流側でのシート部材の搬送性を安
定させることができる。すなわちシート部材の前記電荷
はガイド部の下流に移動するに従って少なくなり、アー
ス板部材の吸引作用が弱くなる傾向があるが、下流側に
おいてシート部材とアース板部材との距離が短くなるこ
とにより適度の吸引力が保持されるのである。
れ上方に突出しかつシート部材の搬送方向に延びると共
に搬送方向に直交する方向にそれぞれ間隔を置いて配置
された複数個のリブが形成された場合には、シート部材
がガイド部すなわちリブに近接あるいは接触しても、シ
ート部材とガイド部表面との静電気による反発力が軽減
されるので分離性が向上する。このようなリブが前記複
数個の開口に加えて形成された場合には、前記効果が得
られることに加えて、シート部材が開口を通してアース
板部材に接触することなく、スムーズな搬送が可能とな
る。またシート部材の前記電荷がアース板部材にリーク
することも防止される。またシート部材とガイド部との
接触部が少なくなるので、前記電荷の移動による反発が
少なくなり、シート部材の分離性が良くなる。更にリブ
の各々の高さが、上流側が高く下流側が低くなるよう形
成された場合には、下流側でのシート部材の搬送性を安
定させることができる。すなわちシート部材の前記電荷
はガイド部の下流に移動するに従って少なくなり、アー
ス板部材の吸引作用が弱くなる傾向があるが、下流側に
おいてシート部材とアース板部材との距離が短くなるこ
とにより適度の吸引力が保持されるのである。
【0011】ガイド部の上方位置に、絶縁部材がガイド
部に対し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配置
された場合には、絶縁部材はシート部材の前記電荷と同
極に帯電するので両者に反発力が生ずる。その結果、シ
ート部材の分離性が特に向上し、搬送性も安定する。ガ
イド部の下面側に前記のようにアース板部材が配置され
ていなくとも以上の効果は得られる。しかもトナーのチ
リの発生も防止されるのである。これは、前記絶縁部材
の存在の結果、シート部材から搬送ガイド部材への前記
電荷の急激な移動が抑えられるからである。ガイド部の
上方位置にシート部材案内板がガイド部に対し間隔を置
きかつそれに沿って延在するよう配置され、シート部材
案内板の、ガイド部に面した下面に絶縁フィルムからな
る絶縁部材が貼り付けられた場合には、絶縁部材装着の
ために特別の支持装置を設ける必要がないので、低コス
トで実用化できる。
部に対し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配置
された場合には、絶縁部材はシート部材の前記電荷と同
極に帯電するので両者に反発力が生ずる。その結果、シ
ート部材の分離性が特に向上し、搬送性も安定する。ガ
イド部の下面側に前記のようにアース板部材が配置され
ていなくとも以上の効果は得られる。しかもトナーのチ
リの発生も防止されるのである。これは、前記絶縁部材
の存在の結果、シート部材から搬送ガイド部材への前記
電荷の急激な移動が抑えられるからである。ガイド部の
上方位置にシート部材案内板がガイド部に対し間隔を置
きかつそれに沿って延在するよう配置され、シート部材
案内板の、ガイド部に面した下面に絶縁フィルムからな
る絶縁部材が貼り付けられた場合には、絶縁部材装着の
ために特別の支持装置を設ける必要がないので、低コス
トで実用化できる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、この発明に
従って改良されたシート部材搬送装置を、プリンタに適
用された実施例に基づいて詳細に説明する。図1を参照
して、シート部材搬送装置2には、感光体ドラム4のト
ナー像転写位置の下流側から定着装置6に向かって延在
するガイド部8を含む搬送ガイド部材10が備えられて
いる。感光体ドラム4の周囲には、クリーニング装置1
2、帯電装置14、図示しない露光装置及び現像装置、
転写ローラ16等が、当業者には周知の形態で配置され
ている。転写ローラ16は感光体ドラム4のトナー像転
写位置に配置されている。トナー像転写位置の上流側に
はレジストローラ対18が配置され、レジストローラ対
18の下流側にはガイド板対20が配置されている。定
着装置6は定着ローラ対22を含み、定着ローラ対22
はヒートローラ24と加圧ローラ26とから構成されて
いる。前記搬送ガイド部材10は、感光体ドラム4のト
ナー像転写位置と定着装置6との間に配置され、搬送ガ
イド部材10と定着ローラ対22との間にはガイド板2
8が配置されている。定着ローラ対22の下流側には排
出ローラ対29が配置されている。搬送ガイド部材10
のガイド部8は、トナー像転写位置を通して搬送された
図示しないシート部材、この実施例では普通紙(複写
紙)をその上面に沿って定着装置6に向けてガイドする
よう構成されている。
従って改良されたシート部材搬送装置を、プリンタに適
用された実施例に基づいて詳細に説明する。図1を参照
して、シート部材搬送装置2には、感光体ドラム4のト
ナー像転写位置の下流側から定着装置6に向かって延在
するガイド部8を含む搬送ガイド部材10が備えられて
いる。感光体ドラム4の周囲には、クリーニング装置1
2、帯電装置14、図示しない露光装置及び現像装置、
転写ローラ16等が、当業者には周知の形態で配置され
ている。転写ローラ16は感光体ドラム4のトナー像転
写位置に配置されている。トナー像転写位置の上流側に
はレジストローラ対18が配置され、レジストローラ対
18の下流側にはガイド板対20が配置されている。定
着装置6は定着ローラ対22を含み、定着ローラ対22
はヒートローラ24と加圧ローラ26とから構成されて
いる。前記搬送ガイド部材10は、感光体ドラム4のト
ナー像転写位置と定着装置6との間に配置され、搬送ガ
イド部材10と定着ローラ対22との間にはガイド板2
8が配置されている。定着ローラ対22の下流側には排
出ローラ対29が配置されている。搬送ガイド部材10
のガイド部8は、トナー像転写位置を通して搬送された
図示しないシート部材、この実施例では普通紙(複写
紙)をその上面に沿って定着装置6に向けてガイドする
よう構成されている。
【0013】ガイド部8の下面側にはアース板部材30
がガイド部8に沿って延在するよう配置されている。搬
送ガイド部材10は、普通紙の電気抵抗値以上の電気抵
抗値を有する材料により形成され、アース板部材30
は、搬送ガイド部材10の電気抵抗値より低い電気抵抗
値を有する材料により形成されている。図1と共に図2
〜図4を参照して、搬送ガイド部材10は、普通紙の電
気抵抗値(一般に1011〜1013Ωであるが、この実施
例では1013Ω)以上の電気抵抗値1013Ω〜1016Ω
(この実施例では1013Ω)を有するABS樹脂により
一体成形され、実質上矩形の箱型をなしている。搬送ガ
イド部材10の上部はガイド部8を構成し、その4つの
縁にはそれぞれ下方に延びる側壁が一体に形成されてい
る。ガイド部8は、その上流端(図1及び図4の右端)
から下流方向(図1及び図4の左方向)に延びる水平部
32と、水平部32の下流端から更に下流方向の下方に
延びる傾斜部34と、傾斜部34の下流端から更に下流
端まで延びる水平部36とを含んでいる。ガイド部8に
は、それぞれ上方に突出しかつ普通紙の搬送方向(図1
及び図4の右から左へ向かう方向)に延びると共に搬送
方向に直交する方向(図3の左右方向)にそれぞれ間隔
を置いて配置された複数個のリブ38が形成されてい
る。リブ38の各々の高さは上流側が高く下流側が低く
なるよう形成されている。更に詳しくは、水平部36及
び傾斜部34における高さは同じであるが、水平部32
においてその上流端が高く下流端が低くなるよう傾斜し
ている。一方、図示のように、リブ38の他に複数のリ
ブ39も形成されている。リブ39は、その上流側も下
流側の高さで形成されているが、普通紙は、上流側にお
いては、実質上リブ38によりガイドされる。「リブの
“各々”の高さは上流側が高く下流側が低くなるよう形
成されている」とはこのような構成をも含むものであ
る。ガイド部8であってリブ38及び39の各々の形成
位置を除く部位には複数個の開口40が設けられてい
る。各開口40は実質上矩形をなし、水平部36と傾斜
部34とに跨がって形成されている。この実施例におい
て、各開口40の総面積がガイド部8の面積の1/2以
上となるよう設定されている。図4から明らかなよう
に、この実施例においては、搬送ガイド部材10の上流
端にある水平部32の下面には、後述するアース板部材
30は位置付けられていない。
がガイド部8に沿って延在するよう配置されている。搬
送ガイド部材10は、普通紙の電気抵抗値以上の電気抵
抗値を有する材料により形成され、アース板部材30
は、搬送ガイド部材10の電気抵抗値より低い電気抵抗
値を有する材料により形成されている。図1と共に図2
〜図4を参照して、搬送ガイド部材10は、普通紙の電
気抵抗値(一般に1011〜1013Ωであるが、この実施
例では1013Ω)以上の電気抵抗値1013Ω〜1016Ω
(この実施例では1013Ω)を有するABS樹脂により
一体成形され、実質上矩形の箱型をなしている。搬送ガ
イド部材10の上部はガイド部8を構成し、その4つの
縁にはそれぞれ下方に延びる側壁が一体に形成されてい
る。ガイド部8は、その上流端(図1及び図4の右端)
から下流方向(図1及び図4の左方向)に延びる水平部
32と、水平部32の下流端から更に下流方向の下方に
延びる傾斜部34と、傾斜部34の下流端から更に下流
端まで延びる水平部36とを含んでいる。ガイド部8に
は、それぞれ上方に突出しかつ普通紙の搬送方向(図1
及び図4の右から左へ向かう方向)に延びると共に搬送
方向に直交する方向(図3の左右方向)にそれぞれ間隔
を置いて配置された複数個のリブ38が形成されてい
る。リブ38の各々の高さは上流側が高く下流側が低く
なるよう形成されている。更に詳しくは、水平部36及
び傾斜部34における高さは同じであるが、水平部32
においてその上流端が高く下流端が低くなるよう傾斜し
ている。一方、図示のように、リブ38の他に複数のリ
ブ39も形成されている。リブ39は、その上流側も下
流側の高さで形成されているが、普通紙は、上流側にお
いては、実質上リブ38によりガイドされる。「リブの
“各々”の高さは上流側が高く下流側が低くなるよう形
成されている」とはこのような構成をも含むものであ
る。ガイド部8であってリブ38及び39の各々の形成
位置を除く部位には複数個の開口40が設けられてい
る。各開口40は実質上矩形をなし、水平部36と傾斜
部34とに跨がって形成されている。この実施例におい
て、各開口40の総面積がガイド部8の面積の1/2以
上となるよう設定されている。図4から明らかなよう
に、この実施例においては、搬送ガイド部材10の上流
端にある水平部32の下面には、後述するアース板部材
30は位置付けられていない。
【0014】アース板部材30は、1013Ω未満の電気
抵抗値、この実施例では、103 Ωの電気抵抗値を有す
る亜鉛メッキ鋼板(JIS規格のSECC−C)により
形成される。なおアース板部材30としては他の金属材
料により形成してもよく、また、例えば107 〜1012
Ωの電気抵抗値を有するABS樹脂により形成してもよ
い。図3及び図4から明らかなように、この実施例にお
いては、アース板部材30はその上面がガイド部8の下
面、更に具体的にはガイド部8の水平部36及び傾斜部
34の下面に密着して配置されている。すなわちアース
板部材30は実質上矩形に形成され、水平部42と傾斜
部44とを有する。また水平部42の一側縁部には、下
方に延びる側板部46と側板部46の下端で水平方向外
方に折り曲げられたアース部48が一体に形成されてい
る。アース板部材30は、その水平部42の上面がガイ
ド部8の水平部36の下面に、またその傾斜部44の上
面がガイド部8の傾斜部34の下面に接触して装着され
る。なお図において両者の装着部の構成は省略してあ
る。アース板部材30はガイド部8に対して近接して配
置してもよいが、接触、殊に密着して配置することが好
ましい。アース板部材30のアース部48はプリンタの
図示しない水平基板に装着される。これによってアース
板部材30は接地される。なお、アース板部材30の接
地は必ずしも必要ではないが好ましい態様である。この
ようにアース板部材30がガイド部8の下面に装着され
た状態において、アース板部材30の上面は、ガイド部
8の開口40の各々を通してガイド部8の上面側に露呈
される。なお、前記構成において、ガイド部8に開口4
0及びリブ38、39の一方又は両方が形成されない形
態もある。
抵抗値、この実施例では、103 Ωの電気抵抗値を有す
る亜鉛メッキ鋼板(JIS規格のSECC−C)により
形成される。なおアース板部材30としては他の金属材
料により形成してもよく、また、例えば107 〜1012
Ωの電気抵抗値を有するABS樹脂により形成してもよ
い。図3及び図4から明らかなように、この実施例にお
いては、アース板部材30はその上面がガイド部8の下
面、更に具体的にはガイド部8の水平部36及び傾斜部
34の下面に密着して配置されている。すなわちアース
板部材30は実質上矩形に形成され、水平部42と傾斜
部44とを有する。また水平部42の一側縁部には、下
方に延びる側板部46と側板部46の下端で水平方向外
方に折り曲げられたアース部48が一体に形成されてい
る。アース板部材30は、その水平部42の上面がガイ
ド部8の水平部36の下面に、またその傾斜部44の上
面がガイド部8の傾斜部34の下面に接触して装着され
る。なお図において両者の装着部の構成は省略してあ
る。アース板部材30はガイド部8に対して近接して配
置してもよいが、接触、殊に密着して配置することが好
ましい。アース板部材30のアース部48はプリンタの
図示しない水平基板に装着される。これによってアース
板部材30は接地される。なお、アース板部材30の接
地は必ずしも必要ではないが好ましい態様である。この
ようにアース板部材30がガイド部8の下面に装着され
た状態において、アース板部材30の上面は、ガイド部
8の開口40の各々を通してガイド部8の上面側に露呈
される。なお、前記構成において、ガイド部8に開口4
0及びリブ38、39の一方又は両方が形成されない形
態もある。
【0015】図5及び図6には、それぞれ、搬送ガイド
部材10及びアース板部材30の他の形態が概略的に示
されている。なお図1〜図4と同一部分は同一符号で示
されている。図5において、リブ38は、ガイド部8の
上流端部に形成されている。また図6において、リブ3
8は、図1〜図4に示すと同様に、ガイド部8の上流端
から下流端にわたって形成されている。リブ38の高さ
は、上流側が高く下流側が低く形成されている。ここ
で、アース板部材30の上面からリブ38の頂部までの
距離は、上流側a>下流側bとなるよう規定されてい
る。ところで、普通紙の電荷がアース板部材30にリー
クしないためには、ガイド部8の頂部とアース板部材3
0上面との距離(図5に示す例においては距離h、図6
に示す例においては距離a及びb)を3mm以上とする
ことが望ましい。なお図5及び図6において、ガイド部
8に開口40及びリブ38の一方又は両方が形成されて
いない形態もある。
部材10及びアース板部材30の他の形態が概略的に示
されている。なお図1〜図4と同一部分は同一符号で示
されている。図5において、リブ38は、ガイド部8の
上流端部に形成されている。また図6において、リブ3
8は、図1〜図4に示すと同様に、ガイド部8の上流端
から下流端にわたって形成されている。リブ38の高さ
は、上流側が高く下流側が低く形成されている。ここ
で、アース板部材30の上面からリブ38の頂部までの
距離は、上流側a>下流側bとなるよう規定されてい
る。ところで、普通紙の電荷がアース板部材30にリー
クしないためには、ガイド部8の頂部とアース板部材3
0上面との距離(図5に示す例においては距離h、図6
に示す例においては距離a及びb)を3mm以上とする
ことが望ましい。なお図5及び図6において、ガイド部
8に開口40及びリブ38の一方又は両方が形成されて
いない形態もある。
【0016】再び図1を参照して、この発明によれば、
更に、ガイド部8の上方位置に絶縁部材50(2点鎖線
参照)が、ガイド部8に対し間隔を置きかつそれに沿っ
て延在するよう配置されたシート部材搬送装置2が提供
される。絶縁部材50は、絶縁フィルム、この実施例に
おいては、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィ
ルムから構成されている。ガイド部8の上方位置にはシ
ート部材案内板52(2点鎖線参照)がガイド部8に対
し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配置されて
いる。絶縁フィルムからなる絶縁部材50は、シート部
材案内板52の、ガイド部に面した下面に貼り付けられ
ている。この絶縁部材50は、図1〜図6により説明し
た搬送ガイド部材10及びアース板部材30が組み合わ
された構成に加えて配置される場合の他に、単に従来の
搬送ガイド部材との組合せにおいて配置される場合もあ
る。
更に、ガイド部8の上方位置に絶縁部材50(2点鎖線
参照)が、ガイド部8に対し間隔を置きかつそれに沿っ
て延在するよう配置されたシート部材搬送装置2が提供
される。絶縁部材50は、絶縁フィルム、この実施例に
おいては、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィ
ルムから構成されている。ガイド部8の上方位置にはシ
ート部材案内板52(2点鎖線参照)がガイド部8に対
し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配置されて
いる。絶縁フィルムからなる絶縁部材50は、シート部
材案内板52の、ガイド部に面した下面に貼り付けられ
ている。この絶縁部材50は、図1〜図6により説明し
た搬送ガイド部材10及びアース板部材30が組み合わ
された構成に加えて配置される場合の他に、単に従来の
搬送ガイド部材との組合せにおいて配置される場合もあ
る。
【0017】以上のように構成されたシート部材搬送装
置2を含むプリンタの作像工程の概要を説明する。レジ
ストローラ対18により送られた図示しない普通紙は、
ガイド板対20を通り感光体ドラム4のトナー像転写位
置、すなわち感光体ドラム4と転写ローラ16との間を
通過する。転写ローラ16には、感光体ドラム4の表面
に現像されたトナーと逆極性の転写電圧が付与される。
感光体ドラム4の表面に現像されたトナーが普通紙に転
写される。感光体ドラム4及び転写ローラ16により普
通紙は、搬送ガイド部材10のガイド部8におけるリブ
38及び39の上面に沿って下流方向に搬送される。こ
の普通紙は更に定着装置6のガイド板28に沿って定着
ローラ対22に送られ、普通紙上のトナーが定着された
後、排出ローラ対29により図示しない排紙トレイ上に
排出される。
置2を含むプリンタの作像工程の概要を説明する。レジ
ストローラ対18により送られた図示しない普通紙は、
ガイド板対20を通り感光体ドラム4のトナー像転写位
置、すなわち感光体ドラム4と転写ローラ16との間を
通過する。転写ローラ16には、感光体ドラム4の表面
に現像されたトナーと逆極性の転写電圧が付与される。
感光体ドラム4の表面に現像されたトナーが普通紙に転
写される。感光体ドラム4及び転写ローラ16により普
通紙は、搬送ガイド部材10のガイド部8におけるリブ
38及び39の上面に沿って下流方向に搬送される。こ
の普通紙は更に定着装置6のガイド板28に沿って定着
ローラ対22に送られ、普通紙上のトナーが定着された
後、排出ローラ対29により図示しない排紙トレイ上に
排出される。
【0018】次に前記シート部材搬送装置2において、
この発明に係わる部分の作用を説明する。感光体ドラム
4のトナー像転写位置に送られた普通紙には高電圧(転
写電圧)がかけられ、トナーが転写される。普通紙の移
動に伴い、転写電圧により普通紙に付与された余分の電
荷は、ガイド部8の表面に移動する。しかし搬送ガイド
部材10は、普通紙の電気抵抗値以上の電気抵抗値を有
するので、前記電荷の急激な移動は抑えられる。その結
果、普通紙がガイド部8の表面に当接したときの、普通
紙のトナーのチリすなわち画像乱れが防止され、鮮明な
画像が保証される。
この発明に係わる部分の作用を説明する。感光体ドラム
4のトナー像転写位置に送られた普通紙には高電圧(転
写電圧)がかけられ、トナーが転写される。普通紙の移
動に伴い、転写電圧により普通紙に付与された余分の電
荷は、ガイド部8の表面に移動する。しかし搬送ガイド
部材10は、普通紙の電気抵抗値以上の電気抵抗値を有
するので、前記電荷の急激な移動は抑えられる。その結
果、普通紙がガイド部8の表面に当接したときの、普通
紙のトナーのチリすなわち画像乱れが防止され、鮮明な
画像が保証される。
【0019】また、ガイド部8の下面側には、搬送ガイ
ド部材10の電気抵抗値より低い電気抵抗値を有するア
ース板部材30が配置されているので、普通紙からガイ
ド部8の表面に移動した電荷はアース板部材30の作用
によりその一部が除電される。すなわち、普通紙からの
前記電荷がガイド部8の表面に過剰に帯電することが防
止される。その結果、普通紙は搬送ガイド部材10に対
して反発されることなく、普通紙の感光体ドラム4から
の分離性及びガイド部8における搬送性が向上する。更
に、普通紙がガイド部8の表面に沿って移動する間、
“普通紙の電位>ガイド部8の表面の電位”が保持され
つつ、普通紙の余分な電荷が徐々に除電されるので、普
通紙がガイド部8の表面を移動する間及び普通紙がガイ
ド部8から離れて定着装置6の金属部(ガイド板28、
ヒートローラ24等)に当接した時の何れにおいても、
普通紙上のトナーのチリは確実に防止される。
ド部材10の電気抵抗値より低い電気抵抗値を有するア
ース板部材30が配置されているので、普通紙からガイ
ド部8の表面に移動した電荷はアース板部材30の作用
によりその一部が除電される。すなわち、普通紙からの
前記電荷がガイド部8の表面に過剰に帯電することが防
止される。その結果、普通紙は搬送ガイド部材10に対
して反発されることなく、普通紙の感光体ドラム4から
の分離性及びガイド部8における搬送性が向上する。更
に、普通紙がガイド部8の表面に沿って移動する間、
“普通紙の電位>ガイド部8の表面の電位”が保持され
つつ、普通紙の余分な電荷が徐々に除電されるので、普
通紙がガイド部8の表面を移動する間及び普通紙がガイ
ド部8から離れて定着装置6の金属部(ガイド板28、
ヒートローラ24等)に当接した時の何れにおいても、
普通紙上のトナーのチリは確実に防止される。
【0020】アース板部材30はその上面がガイド部8
の下面に接触して配置されているので、ガイド部8下面
とアース板部材30上面間の誘電効果が高くなり、前記
した普通紙側の過剰な帯電を防ぐ効果が一層確実に得ら
れる。アース板部材30が金属材料である亜鉛メッキ鋼
板により構成されているので、普通紙に対する吸引作用
がより効果的に働いて、感光体ドラム4に対する巻き上
がりが改善され、分離性が向上すると共に、安定した搬
送性が得られる。アース板部材30が接地されている場
合には、除電機能が向上するので前記過剰な帯電を防ぐ
効果は更に確実に得られる。またガイド部8に複数個の
開口40が設けられ、アース板部材30の上面が開口4
0の各々を通してガイド部8の上面側に露呈するよう構
成されているので、普通紙に対する吸引作用がより強く
なって、優れた分離性及び安定した搬送性が得られる。
の下面に接触して配置されているので、ガイド部8下面
とアース板部材30上面間の誘電効果が高くなり、前記
した普通紙側の過剰な帯電を防ぐ効果が一層確実に得ら
れる。アース板部材30が金属材料である亜鉛メッキ鋼
板により構成されているので、普通紙に対する吸引作用
がより効果的に働いて、感光体ドラム4に対する巻き上
がりが改善され、分離性が向上すると共に、安定した搬
送性が得られる。アース板部材30が接地されている場
合には、除電機能が向上するので前記過剰な帯電を防ぐ
効果は更に確実に得られる。またガイド部8に複数個の
開口40が設けられ、アース板部材30の上面が開口4
0の各々を通してガイド部8の上面側に露呈するよう構
成されているので、普通紙に対する吸引作用がより強く
なって、優れた分離性及び安定した搬送性が得られる。
【0021】ガイド部8には複数個のリブ38及び39
が形成されているので、普通紙がガイド部8すなわちリ
ブ38及び39に近接あるいは接触しても、普通紙とガ
イド部8表面との静電気による反発力が軽減されるので
分離性が向上する。このようなリブ38及び39が前記
複数個の開口40に加えて形成された場合には、前記効
果が得られることに加えて、普通紙が開口40を通して
アース板部材30に接触することなく、スムーズな搬送
が可能となる。また普通紙の前記電荷がアース板部材3
0にリークすることも防止される。また普通紙とガイド
部8との接触部が少なくなるので、前記電荷の移動によ
る反発が少なくなり、普通紙の分離性が良くなる。更に
リブ38の各々の高さが、上流側が高く下流側が低くな
るよう形成されているので、下流側での普通紙の搬送性
を安定させることができる。すなわち普通紙の前記電荷
はガイド部8の下流に移動するに従って少なくなり、ア
ース板部材30の吸引作用が弱くなる傾向があるが、下
流側において普通紙とアース板部材30との距離が短く
なることにより適度の吸引力が保持されるのである。
が形成されているので、普通紙がガイド部8すなわちリ
ブ38及び39に近接あるいは接触しても、普通紙とガ
イド部8表面との静電気による反発力が軽減されるので
分離性が向上する。このようなリブ38及び39が前記
複数個の開口40に加えて形成された場合には、前記効
果が得られることに加えて、普通紙が開口40を通して
アース板部材30に接触することなく、スムーズな搬送
が可能となる。また普通紙の前記電荷がアース板部材3
0にリークすることも防止される。また普通紙とガイド
部8との接触部が少なくなるので、前記電荷の移動によ
る反発が少なくなり、普通紙の分離性が良くなる。更に
リブ38の各々の高さが、上流側が高く下流側が低くな
るよう形成されているので、下流側での普通紙の搬送性
を安定させることができる。すなわち普通紙の前記電荷
はガイド部8の下流に移動するに従って少なくなり、ア
ース板部材30の吸引作用が弱くなる傾向があるが、下
流側において普通紙とアース板部材30との距離が短く
なることにより適度の吸引力が保持されるのである。
【0022】ガイド部8の上方位置に、絶縁部材50が
ガイド部8に対し間隔を置きかつそれに沿って延在する
よう配置された場合には、絶縁部材50は普通紙の前記
電荷と同極に帯電するので両者に反発力が生ずる。その
結果、普通紙の分離性が特に向上し、搬送性も安定す
る。ガイド部8の下面側に前記のようにアース板部材3
0が配置されていなくとも以上の効果は得られる。しか
もトナーのチリの発生も防止されるのである。これは、
前記絶縁部材50の存在の結果、普通紙から搬送ガイド
部材10への前記電荷の急激な移動が抑えられるからで
ある。ガイド部8の上方位置にシート部材案内板52が
ガイド部8に対し間隔を置きかつそれに沿って延在する
よう配置され、シート部材案内板52の、ガイド部8に
面した下面に絶縁フィルムからなる絶縁部材50が貼り
付けられた場合には、絶縁部材50装着のために特別の
支持装置を設ける必要がないので、低コストで実用化で
きる。
ガイド部8に対し間隔を置きかつそれに沿って延在する
よう配置された場合には、絶縁部材50は普通紙の前記
電荷と同極に帯電するので両者に反発力が生ずる。その
結果、普通紙の分離性が特に向上し、搬送性も安定す
る。ガイド部8の下面側に前記のようにアース板部材3
0が配置されていなくとも以上の効果は得られる。しか
もトナーのチリの発生も防止されるのである。これは、
前記絶縁部材50の存在の結果、普通紙から搬送ガイド
部材10への前記電荷の急激な移動が抑えられるからで
ある。ガイド部8の上方位置にシート部材案内板52が
ガイド部8に対し間隔を置きかつそれに沿って延在する
よう配置され、シート部材案内板52の、ガイド部8に
面した下面に絶縁フィルムからなる絶縁部材50が貼り
付けられた場合には、絶縁部材50装着のために特別の
支持装置を設ける必要がないので、低コストで実用化で
きる。
【0023】以下、本発明の実験例及び比較実験例につ
いて説明する。 〔実験例1〕本実験例1においては、図1〜図4に示す
通りの形態のシート部材搬送装置2を備えた図示しない
レーザプリンタにより作像工程を遂行した。作像工程の
概要は次の通りである。感光体ドラム4の表面には、図
示しない帯電装置によって+極性の電荷が一様に帯電さ
れる。次いで、プリントすべき画像情報に基づいてレー
ザによる光照射が行なわれ、静電潜像(ネガ潜像)が形
成される。現像は反転現像方式が採用され、静電潜像と
同極性である+極性に帯電されたトナーが潜像に付着さ
れ現像される。現像されたトナーは、レジストローラ対
18により感光体ドラム4と転写ローラ16との間に送
られたシート部材上に転写される。転写ローラ16には
5μAの定電流が供給され、転写時には−2〜3KVの
転写電圧がかけられる。トナーが転写されたシート部材
は、搬送ガイド部材10のガイド部8におけるリブ38
及び39の上面に沿って下流方向に搬送される。このシ
ート部材は更に定着装置6のガイド板28に沿って定着
ローラ対22に送られ、シート部材上のトナーが定着さ
れた後、排出ローラ対29により図示しない排紙トレイ
上に排出される。シート部材としては、電気抵抗値10
13Ωを有する普通紙が使用された。使用された普通紙の
種類については後述する。搬送ガイド部材10は、電気
抵抗値1013Ωを有するABS樹脂により形成されたも
のが使用された。ガイド部材10のガイド8には、開口
40及びリブ38及び39が形成されている。アース板
部材30は、103 Ωの電気抵抗値を有する亜鉛メッキ
鋼板(SECC−C)により形成されたものが使用され
た。このアース板部材30の上面はガイド部8の下面に
接触して配置されかつ接地された。ガイド部8の上方位
置にはシート部材案内板52が配置され、その下面に絶
縁フィルム50が貼り付けられた。絶縁フィルム50は
電気抵抗値1016Ωを有するPETフィルムから構成さ
れたものが使用された。次に図3及び図4を参照して、
搬送ガイド部材10の要部の寸法は次に示す通りであ
る。板厚T1=2mm、搬送方向の長さT2=62m
m、搬送方向に直交する方向の長さT3=226mm、
リブ38及び39の搬送方向の長さT4=66mm、リ
ブ38及び39の、搬送ガイド部材10の下流端からの
突出長さT5=3mm、搬送ガイド部材10の下端から
リブ38の下流端における頂部までの高さT6=26m
m、搬送ガイド部材10の下端からリブ38の上流端に
おける頂部までの高さT7=32mm、リブ38の下流
端における高さT8=2mm、リブ38の上流端におけ
る高さT9=5mm。次にアース板部材30の要部の寸
法は次に示す通りである。板厚T10=0.8mm、搬
送方向の長さT11=40mm、搬送方向に直交する方
向の長さT12=220mm。なおアース板部材30が
ガイド8の下面に装着された状態において、アース板部
材30の上面とリブ38の頂部との間の距離T13は4
mmである。図示はしていないが、絶縁フィルム50の
厚さは0.188mm、絶縁フィルム50とリブ38の
上流端における頂部との間の鉛直方向の距離は9mm、
絶縁フィルム50とリブ38の下流側における頂部との
間の鉛直方向の距離は15mmである。また図示はされ
ていないが、その他の主要な部材の寸法は次の通りであ
る。感光体ドラム4の直径=30mm、その軸方向長さ
=225mm、転写ローラ16の直径=14mm、その
軸方向長さ=215mm、定着装置6におけるヒートロ
ーラ24の直径=20mm、その軸方向長さ=272m
m、加圧ローラ26の直径=18mm、その軸方向長さ
=263mm、感光体ドラム4の軸心とヒートローラ2
4の軸心との間の水平距離=90mm。本実験例1にお
いては、下記3種類の普通紙を使用した。それぞれの電
気抵抗値は前記した通り、いずれも1013Ωである。 (1)JIS規格A4サイズの普通紙(64g/m2 )
──日本製紙(株)製で商品名は「MSK」。 (2)サイズ297ミリ×210ミリ(前記A4サイズ
と同じ大きさ)の普通紙(80g/m2 )──ヨーロッ
パで多く利用されている用紙でノイシドラ社製。 (3)サイズ11インチ×8.5インチの普通紙(75
g/m2 )──アメリカで多く利用されているレターサ
イズの用紙でネクーサ社製。 これらの各用紙毎に作像工程を遂行する形態の実験を行
なった。各用紙の搬送形態は縦送り方式(用紙をその長
手方向に送る方式)とした。作像工程を遂行しながら分
離性、搬送性及び画像チリの現象についてチェックを行
なった。実験は、作像工程の遂行中、不具合が観察され
た時点で一端中断した。そして不具合の内容を確認した
後、同様な実験を繰り返し行なった。その結果、本実験
例1においては、全ての普通紙はトナーが転写された
後、感光体ドラム4に吸着されて巻き上がることなく確
実に分離された。また普通紙がガイド8におけるリブ3
8及び39上を搬送される過程において、上方に浮く現
象は全く見られず、それらの上面に沿って円滑にしかも
確実に搬送されていることが確認された。定着後の普通
紙上の画像は鮮明であり、また紙面に汚れも見られず、
画像チリが全く発生していないことも確認された。すな
わち本実験例1に使用された前記形態のシート部材搬送
装置2によれば、分離性、搬送性及び画像チリの何れに
おいても何ら問題なく(不具合がなく)、実用上十分満
足できる結果が得られた。以上述べた本実験例1の成績
を集約したものは、下記表1中に示されている。
いて説明する。 〔実験例1〕本実験例1においては、図1〜図4に示す
通りの形態のシート部材搬送装置2を備えた図示しない
レーザプリンタにより作像工程を遂行した。作像工程の
概要は次の通りである。感光体ドラム4の表面には、図
示しない帯電装置によって+極性の電荷が一様に帯電さ
れる。次いで、プリントすべき画像情報に基づいてレー
ザによる光照射が行なわれ、静電潜像(ネガ潜像)が形
成される。現像は反転現像方式が採用され、静電潜像と
同極性である+極性に帯電されたトナーが潜像に付着さ
れ現像される。現像されたトナーは、レジストローラ対
18により感光体ドラム4と転写ローラ16との間に送
られたシート部材上に転写される。転写ローラ16には
5μAの定電流が供給され、転写時には−2〜3KVの
転写電圧がかけられる。トナーが転写されたシート部材
は、搬送ガイド部材10のガイド部8におけるリブ38
及び39の上面に沿って下流方向に搬送される。このシ
ート部材は更に定着装置6のガイド板28に沿って定着
ローラ対22に送られ、シート部材上のトナーが定着さ
れた後、排出ローラ対29により図示しない排紙トレイ
上に排出される。シート部材としては、電気抵抗値10
13Ωを有する普通紙が使用された。使用された普通紙の
種類については後述する。搬送ガイド部材10は、電気
抵抗値1013Ωを有するABS樹脂により形成されたも
のが使用された。ガイド部材10のガイド8には、開口
40及びリブ38及び39が形成されている。アース板
部材30は、103 Ωの電気抵抗値を有する亜鉛メッキ
鋼板(SECC−C)により形成されたものが使用され
た。このアース板部材30の上面はガイド部8の下面に
接触して配置されかつ接地された。ガイド部8の上方位
置にはシート部材案内板52が配置され、その下面に絶
縁フィルム50が貼り付けられた。絶縁フィルム50は
電気抵抗値1016Ωを有するPETフィルムから構成さ
れたものが使用された。次に図3及び図4を参照して、
搬送ガイド部材10の要部の寸法は次に示す通りであ
る。板厚T1=2mm、搬送方向の長さT2=62m
m、搬送方向に直交する方向の長さT3=226mm、
リブ38及び39の搬送方向の長さT4=66mm、リ
ブ38及び39の、搬送ガイド部材10の下流端からの
突出長さT5=3mm、搬送ガイド部材10の下端から
リブ38の下流端における頂部までの高さT6=26m
m、搬送ガイド部材10の下端からリブ38の上流端に
おける頂部までの高さT7=32mm、リブ38の下流
端における高さT8=2mm、リブ38の上流端におけ
る高さT9=5mm。次にアース板部材30の要部の寸
法は次に示す通りである。板厚T10=0.8mm、搬
送方向の長さT11=40mm、搬送方向に直交する方
向の長さT12=220mm。なおアース板部材30が
ガイド8の下面に装着された状態において、アース板部
材30の上面とリブ38の頂部との間の距離T13は4
mmである。図示はしていないが、絶縁フィルム50の
厚さは0.188mm、絶縁フィルム50とリブ38の
上流端における頂部との間の鉛直方向の距離は9mm、
絶縁フィルム50とリブ38の下流側における頂部との
間の鉛直方向の距離は15mmである。また図示はされ
ていないが、その他の主要な部材の寸法は次の通りであ
る。感光体ドラム4の直径=30mm、その軸方向長さ
=225mm、転写ローラ16の直径=14mm、その
軸方向長さ=215mm、定着装置6におけるヒートロ
ーラ24の直径=20mm、その軸方向長さ=272m
m、加圧ローラ26の直径=18mm、その軸方向長さ
=263mm、感光体ドラム4の軸心とヒートローラ2
4の軸心との間の水平距離=90mm。本実験例1にお
いては、下記3種類の普通紙を使用した。それぞれの電
気抵抗値は前記した通り、いずれも1013Ωである。 (1)JIS規格A4サイズの普通紙(64g/m2 )
──日本製紙(株)製で商品名は「MSK」。 (2)サイズ297ミリ×210ミリ(前記A4サイズ
と同じ大きさ)の普通紙(80g/m2 )──ヨーロッ
パで多く利用されている用紙でノイシドラ社製。 (3)サイズ11インチ×8.5インチの普通紙(75
g/m2 )──アメリカで多く利用されているレターサ
イズの用紙でネクーサ社製。 これらの各用紙毎に作像工程を遂行する形態の実験を行
なった。各用紙の搬送形態は縦送り方式(用紙をその長
手方向に送る方式)とした。作像工程を遂行しながら分
離性、搬送性及び画像チリの現象についてチェックを行
なった。実験は、作像工程の遂行中、不具合が観察され
た時点で一端中断した。そして不具合の内容を確認した
後、同様な実験を繰り返し行なった。その結果、本実験
例1においては、全ての普通紙はトナーが転写された
後、感光体ドラム4に吸着されて巻き上がることなく確
実に分離された。また普通紙がガイド8におけるリブ3
8及び39上を搬送される過程において、上方に浮く現
象は全く見られず、それらの上面に沿って円滑にしかも
確実に搬送されていることが確認された。定着後の普通
紙上の画像は鮮明であり、また紙面に汚れも見られず、
画像チリが全く発生していないことも確認された。すな
わち本実験例1に使用された前記形態のシート部材搬送
装置2によれば、分離性、搬送性及び画像チリの何れに
おいても何ら問題なく(不具合がなく)、実用上十分満
足できる結果が得られた。以上述べた本実験例1の成績
を集約したものは、下記表1中に示されている。
【0024】〔実験例2〕本実験例2においては、前記
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、シート部材案内板52及び絶縁フィル
ム50を除去した形態を対象としたものである。その他
の実験形態は、前記実験例1におけるものと同一であ
り、説明は省略する。本実験例2においては、分離性、
搬送性及び画像チリの何れにおいても、前記実験例1と
実質上同等の、著しく優秀な成績が得られた。その内容
は実験例1の項において説明された通りであり、説明は
省略する。本実験例2の成績を集約したものは、下記表
1中に示されている。
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、シート部材案内板52及び絶縁フィル
ム50を除去した形態を対象としたものである。その他
の実験形態は、前記実験例1におけるものと同一であ
り、説明は省略する。本実験例2においては、分離性、
搬送性及び画像チリの何れにおいても、前記実験例1と
実質上同等の、著しく優秀な成績が得られた。その内容
は実験例1の項において説明された通りであり、説明は
省略する。本実験例2の成績を集約したものは、下記表
1中に示されている。
【0025】〔実験例3〕本実験例3においては、前記
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、シート部材案内板52、絶縁フィルム
50、及び、搬送ガイド部材10におけるリブ38及び
39、を除去した形態を対象としたものである。すなわ
ち搬送ガイド部材10のガイド部8には開口40が形成
されているのみである。アース板部材30は前記と同じ
形態で装着されている。その他の実験形態は、前記実験
例1におけるものと同一であり、説明は省略する。本実
験例3においては、分離性、搬送性及び画像チリの何れ
においても、前記実験例1及び2と実質上同等の、著し
く優秀な成績が得られた。その内容は実験例1の項にお
いて説明された通りであり、説明は省略する。本実験例
3の成績を集約したものは、下記表1中に示されてい
る。
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、シート部材案内板52、絶縁フィルム
50、及び、搬送ガイド部材10におけるリブ38及び
39、を除去した形態を対象としたものである。すなわ
ち搬送ガイド部材10のガイド部8には開口40が形成
されているのみである。アース板部材30は前記と同じ
形態で装着されている。その他の実験形態は、前記実験
例1におけるものと同一であり、説明は省略する。本実
験例3においては、分離性、搬送性及び画像チリの何れ
においても、前記実験例1及び2と実質上同等の、著し
く優秀な成績が得られた。その内容は実験例1の項にお
いて説明された通りであり、説明は省略する。本実験例
3の成績を集約したものは、下記表1中に示されてい
る。
【0026】〔実験例4〕本実験例4においては、前記
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、シート部材案内板52、絶縁フィルム
50、搬送ガイド部材10におけるリブ38、39、及
び開口40を除去した形態を対象としたものである。す
なわち搬送ガイド部材10のガイド部8には、リブ3
8、39も開口40も形成されておらず、ガイド部8の
上面は水平部32、傾斜部34及び水平部36のみで構
成される形態となる。アース板部材30は前記と同じ形
態で装着されている。その他の実験形態は、前記実験例
1におけるものと同一であり、説明は省略する。本実験
例4においては、普通紙はトナーが転写された後、感光
体ドラム4に巻き上がってから分離される傾向が見られ
た。しかし巻き上がる量はわずかであり、ジャムの発生
もなく、実用上問題ない程度であった。また普通紙がガ
イド8上を搬送される過程において、普通紙の種類によ
っては上方に浮く現象が時折観察された。然しその回数
は少なく、殆どの作像工程において、各普通紙は円滑に
搬送されていることが確認された。したがってこの点に
おいても実用上の問題はない。一方、普通紙がガイド8
上を通過中、突発的なトナーのチリが局部的に発生する
現象が時折観察された。然しその回数は少なく、チリの
程度もわずかであったので、実用上問題ない。ほとんど
の場合、定着後の普通紙上の画像は鮮明であり、また紙
面に汚れも見られず、画像チリが全く発生していないこ
とも確認された。すなわち本実験例4に使用された前記
形態のシート部材搬送装置2によれば、分離性、搬送性
及び画像チリの何れにおいても殆ど問題なく、実用上満
足できる結果が得られた。以上述べた本実験例4の成績
を集約したものは、下記表1中に示されている。
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、シート部材案内板52、絶縁フィルム
50、搬送ガイド部材10におけるリブ38、39、及
び開口40を除去した形態を対象としたものである。す
なわち搬送ガイド部材10のガイド部8には、リブ3
8、39も開口40も形成されておらず、ガイド部8の
上面は水平部32、傾斜部34及び水平部36のみで構
成される形態となる。アース板部材30は前記と同じ形
態で装着されている。その他の実験形態は、前記実験例
1におけるものと同一であり、説明は省略する。本実験
例4においては、普通紙はトナーが転写された後、感光
体ドラム4に巻き上がってから分離される傾向が見られ
た。しかし巻き上がる量はわずかであり、ジャムの発生
もなく、実用上問題ない程度であった。また普通紙がガ
イド8上を搬送される過程において、普通紙の種類によ
っては上方に浮く現象が時折観察された。然しその回数
は少なく、殆どの作像工程において、各普通紙は円滑に
搬送されていることが確認された。したがってこの点に
おいても実用上の問題はない。一方、普通紙がガイド8
上を通過中、突発的なトナーのチリが局部的に発生する
現象が時折観察された。然しその回数は少なく、チリの
程度もわずかであったので、実用上問題ない。ほとんど
の場合、定着後の普通紙上の画像は鮮明であり、また紙
面に汚れも見られず、画像チリが全く発生していないこ
とも確認された。すなわち本実験例4に使用された前記
形態のシート部材搬送装置2によれば、分離性、搬送性
及び画像チリの何れにおいても殆ど問題なく、実用上満
足できる結果が得られた。以上述べた本実験例4の成績
を集約したものは、下記表1中に示されている。
【0027】〔実験例5〕本実験例5においては、前記
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、アース板部材30、搬送ガイド部材1
0におけるリブ38、39、及び開口40を除去した形
態を対象としたものである。すなわち搬送ガイド部材1
0のガイド部8には、リブ38、39も開口40も形成
されておらず、ガイド部8の上面は水平部32、傾斜部
34及び水平部36のみで構成される形態となる。更
に、ガイド部8の下面にはアース板部材30は配置され
ていない。しかしガイド部8の上方位置には、シート部
材案内板52及び絶縁フィルム50が配置されている。
なお、本実験例5において、絶縁フィルム50とガイド
部8の上流側上面(水平部32上面)との間の鉛直方向
の距離は14mm、絶縁フィルム50とガイド部8の下
流側上面(水平部36上面)との間の鉛直方向の距離は
17mmである。その他の実験形態は、前記実験例1に
おけるものと同一であり、説明は省略する。本実験例5
においては、分離性において、前記実験例1〜3と実質
上同等の、著しく優秀な成績が得られた。その内容は実
験例1の項において説明された通りであり、説明は省略
する。搬送性及び画像チリにおいては、前記実験例4に
おいて観察されたと同様な現象がみられた。その内容は
実験例4の項において説明された通りであり、説明は省
略する。すなわち本実験例5に使用された前記形態のシ
ート部材搬送装置2によれば、分離性においては何ら問
題なく(不具合がなく)、実用上十分満足できる結果が
得られた。また搬送性及び画像チリの何れにおいても殆
ど問題なく、実用上満足できる結果が得られた。本実験
例5の成績を集約したものは、下記表1中に示されてい
る。
実験例1の対象として使用された形態のシート部材搬送
装置2において、アース板部材30、搬送ガイド部材1
0におけるリブ38、39、及び開口40を除去した形
態を対象としたものである。すなわち搬送ガイド部材1
0のガイド部8には、リブ38、39も開口40も形成
されておらず、ガイド部8の上面は水平部32、傾斜部
34及び水平部36のみで構成される形態となる。更
に、ガイド部8の下面にはアース板部材30は配置され
ていない。しかしガイド部8の上方位置には、シート部
材案内板52及び絶縁フィルム50が配置されている。
なお、本実験例5において、絶縁フィルム50とガイド
部8の上流側上面(水平部32上面)との間の鉛直方向
の距離は14mm、絶縁フィルム50とガイド部8の下
流側上面(水平部36上面)との間の鉛直方向の距離は
17mmである。その他の実験形態は、前記実験例1に
おけるものと同一であり、説明は省略する。本実験例5
においては、分離性において、前記実験例1〜3と実質
上同等の、著しく優秀な成績が得られた。その内容は実
験例1の項において説明された通りであり、説明は省略
する。搬送性及び画像チリにおいては、前記実験例4に
おいて観察されたと同様な現象がみられた。その内容は
実験例4の項において説明された通りであり、説明は省
略する。すなわち本実験例5に使用された前記形態のシ
ート部材搬送装置2によれば、分離性においては何ら問
題なく(不具合がなく)、実用上十分満足できる結果が
得られた。また搬送性及び画像チリの何れにおいても殆
ど問題なく、実用上満足できる結果が得られた。本実験
例5の成績を集約したものは、下記表1中に示されてい
る。
【0028】〔比較実験例1〕本比較実験例1において
は、前記実験例1の対象として使用された形態のシート
部材搬送装置2において、シート部材案内板52、絶縁
フィルム50、搬送ガイド部材10におけるリブ38、
39、及び開口40を除去し、更にアース板部材を除去
した形態(従来技術に属する形態)を対象としたもので
ある。すなわち搬送ガイド部材10のガイド部8には、
リブ38、39も開口40も形成されておらず、ガイド
部8の上面は水平部32、傾斜部34及び水平部36の
みで構成される形態となる。更に、ガイド部8の下面に
はアース板部材30は配置されていない。またガイド部
8の上方位置には、シート部材案内板52及び絶縁フィ
ルム50は配置されていない。その他の実験形態は、前
記実験例1におけるものと同一であり、説明は省略す
る。本比較実験例1においては、作像工程を開始してか
ら50枚目〜100枚目の範囲において、トナー転写後
の普通紙は、感光体ドラム4に巻き上がる現象が多く観
察された。その結果、巻き上げられた普通紙の大半は感
光体ドラム4から分離せず、ジャムが発生した。また作
像工程を開始してから50枚目〜100枚目の範囲にお
いて、普通紙がガイド8上で浮き上がる現象が多く観察
された。また普通紙の全面にわたる、あるいは先端部の
みのトナーのチリの発生が、少ない回数ではあったが観
察された。すなわち本比較実験例1に使用された前記形
態のシート部材搬送装置2によれば、分離性、搬送性及
び画像チリの何れにおいても不具合が観察され、実用上
問題のあることが確認された。以上述べた本比較実験例
1の成績を集約したものは、下記表1中に示されてい
る。
は、前記実験例1の対象として使用された形態のシート
部材搬送装置2において、シート部材案内板52、絶縁
フィルム50、搬送ガイド部材10におけるリブ38、
39、及び開口40を除去し、更にアース板部材を除去
した形態(従来技術に属する形態)を対象としたもので
ある。すなわち搬送ガイド部材10のガイド部8には、
リブ38、39も開口40も形成されておらず、ガイド
部8の上面は水平部32、傾斜部34及び水平部36の
みで構成される形態となる。更に、ガイド部8の下面に
はアース板部材30は配置されていない。またガイド部
8の上方位置には、シート部材案内板52及び絶縁フィ
ルム50は配置されていない。その他の実験形態は、前
記実験例1におけるものと同一であり、説明は省略す
る。本比較実験例1においては、作像工程を開始してか
ら50枚目〜100枚目の範囲において、トナー転写後
の普通紙は、感光体ドラム4に巻き上がる現象が多く観
察された。その結果、巻き上げられた普通紙の大半は感
光体ドラム4から分離せず、ジャムが発生した。また作
像工程を開始してから50枚目〜100枚目の範囲にお
いて、普通紙がガイド8上で浮き上がる現象が多く観察
された。また普通紙の全面にわたる、あるいは先端部の
みのトナーのチリの発生が、少ない回数ではあったが観
察された。すなわち本比較実験例1に使用された前記形
態のシート部材搬送装置2によれば、分離性、搬送性及
び画像チリの何れにおいても不具合が観察され、実用上
問題のあることが確認された。以上述べた本比較実験例
1の成績を集約したものは、下記表1中に示されてい
る。
【0029】〔比較実験例2〕本比較実験例2において
は、前記比較実験例1の対象として使用された形態のシ
ート部材搬送装置2において、搬送ガイド部材10を電
気抵抗値1016ΩのABS樹脂により形成したものであ
る。その他の実験形態は、前記実験例1におけるものと
同一であり、説明は省略する。本比較実験例2において
は、作像工程を開始してから5枚目〜6枚目において、
トナー転写後の普通紙は、感光体ドラム4に巻き上がる
現象が多く観察された。巻き上げられた普通紙の大半は
感光体ドラム4から分離せず、ジャムが発生した。また
作像工程を開始してから5枚目〜6枚目の範囲におい
て、普通紙がガイド8上で浮き上がる現象が多く観察さ
れた。また通紙枚数が増えるにつれ、トナーのチリの発
生回数が多くなり、チリの程度もひどくなる現象が確認
された。すなわち本比較実験例2に使用された前記形態
のシート部材搬送装置2によれば、分離性、搬送性及び
画像チリの何れにおいても比較的大きな不具合が観察さ
れ、実用には値しないことが確認された。以上述べた本
比較実験例2の成績を集約したものは、下記表1中に示
されている。
は、前記比較実験例1の対象として使用された形態のシ
ート部材搬送装置2において、搬送ガイド部材10を電
気抵抗値1016ΩのABS樹脂により形成したものであ
る。その他の実験形態は、前記実験例1におけるものと
同一であり、説明は省略する。本比較実験例2において
は、作像工程を開始してから5枚目〜6枚目において、
トナー転写後の普通紙は、感光体ドラム4に巻き上がる
現象が多く観察された。巻き上げられた普通紙の大半は
感光体ドラム4から分離せず、ジャムが発生した。また
作像工程を開始してから5枚目〜6枚目の範囲におい
て、普通紙がガイド8上で浮き上がる現象が多く観察さ
れた。また通紙枚数が増えるにつれ、トナーのチリの発
生回数が多くなり、チリの程度もひどくなる現象が確認
された。すなわち本比較実験例2に使用された前記形態
のシート部材搬送装置2によれば、分離性、搬送性及び
画像チリの何れにおいても比較的大きな不具合が観察さ
れ、実用には値しないことが確認された。以上述べた本
比較実験例2の成績を集約したものは、下記表1中に示
されている。
【0030】
【表1】 以上この発明を、実施例に基づいて詳細に説明したが、
この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、こ
の発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正が
できるものである。
この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、こ
の発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正が
できるものである。
【0032】
【発明の効果】以上、一実施に基づいて説明したこの発
明によるシート部材搬送装置によれば、次のような効果
が達成される。 (1)搬送ガイド部材は、シート部材の電気抵抗値以上
の電気抵抗値を有するので、シート部材の電荷の、搬送
ガイド部材のガイド部表面への急激な移動が抑えられ
る。その結果、シート部材がガイド部表面に当接したと
きの、シート部材上のトナーのチリが防止され、鮮明な
画像が保証される。 (2)ガイド部の下面側には、搬送ガイド部材の電気抵
抗値より低い電気抵抗値を有するアース板部材が配置さ
れているので、シート部材からの電荷が搬送ガイド部材
のガイド部表面に過剰に帯電することが防止される。そ
の結果、シート部材は搬送ガイド部材に対して反発され
ることなく、シート部材の感光体ドラムからの分離性及
びガイド部における搬送性が向上する。更に、シート部
材がガイド部表面を移動する間及びシート部材がガイド
部から離れて定着装置の金属部(ガイド板、ヒートロー
ラ等)に当接した時の何れにおいても、シート部材上の
トナーのチリは確実に防止される。 (3)アース板部材の上面がガイド部の下面に接触して
配置された場合には、ガイド部下面とアース板部材上面
間の誘電効果が高くなり、前記したシート部材側の過剰
な帯電を防ぐ効果が一層確実に得られる。 (4)アース板部材が金属材料により構成された場合、
シート部材に対する吸引作用がより効果的に働くので、
感光体ドラムに対する巻き上がりが改善され、分離性が
向上すると共に、安定した搬送性が得られる。 (5)アース板部材が接地されている場合には、除電機
能が向上するので前記過剰な帯電を防ぐ効果は更に確実
に得られる。 (6)ガイド部に複数個の開口が設けられ、アース板部
材の上面が開口の各々を通してガイド部の上面側に露呈
するよう構成された場合には、シート部材に対する吸引
作用がより強くなるので、優れた分離性及び安定した搬
送性が得られる。 (7)ガイド部の少なくとも上流端部に、それぞれ上方
に突出しかつシート部材の搬送方向に延びると共に搬送
方向に直交する方向にそれぞれ間隔を置いて配置された
複数個のリブが形成された場合には、シート部材がガイ
ド部すなわちリブに近接あるいは接触しても、シート部
材とガイド部表面との静電気による反発力が軽減される
ので分離性が向上する。このようなリブが前記複数個の
開口に加えて形成された場合には、前記効果が得られる
ことに加えて、シート部材が開口を通してアース板部材
に接触することなく、スムーズな搬送が可能となる。ま
たシート部材の前記電荷がアース板部材にリークするこ
とも防止される。またシート部材とガイド部との接触部
が少なくなるので、前記電荷の移動による反発が少なく
なり、シート部材の分離性が良くなる。 (8)リブの各々の高さが、上流側が高く下流側が低く
なるよう形成された場合には、下流側でのシート部材の
搬送性を安定させることができる。 (9)ガイド部の上方位置に、絶縁部材がガイド部に対
し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配置された
場合には、絶縁部材はシート部材の前記電荷と同極に帯
電するので両者に反発力が生ずる。その結果、シート部
材の分離性が特に向上し、搬送性も安定する。ガイド部
の下面側に前記のようにアース板部材が配置されていな
くとも以上の効果は得られる。しかもトナーのチリの発
生も防止されるのである。 (10)ガイド部の上方位置にシート部材案内板がガイ
ド部に対し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配
置され、シート部材案内板の、ガイド部に面した下面に
絶縁フィルムからなる絶縁部材が貼り付けられた場合に
は、絶縁部材装着のために特別の支持装置を設ける必要
がないので、低コストで実用化できる。
明によるシート部材搬送装置によれば、次のような効果
が達成される。 (1)搬送ガイド部材は、シート部材の電気抵抗値以上
の電気抵抗値を有するので、シート部材の電荷の、搬送
ガイド部材のガイド部表面への急激な移動が抑えられ
る。その結果、シート部材がガイド部表面に当接したと
きの、シート部材上のトナーのチリが防止され、鮮明な
画像が保証される。 (2)ガイド部の下面側には、搬送ガイド部材の電気抵
抗値より低い電気抵抗値を有するアース板部材が配置さ
れているので、シート部材からの電荷が搬送ガイド部材
のガイド部表面に過剰に帯電することが防止される。そ
の結果、シート部材は搬送ガイド部材に対して反発され
ることなく、シート部材の感光体ドラムからの分離性及
びガイド部における搬送性が向上する。更に、シート部
材がガイド部表面を移動する間及びシート部材がガイド
部から離れて定着装置の金属部(ガイド板、ヒートロー
ラ等)に当接した時の何れにおいても、シート部材上の
トナーのチリは確実に防止される。 (3)アース板部材の上面がガイド部の下面に接触して
配置された場合には、ガイド部下面とアース板部材上面
間の誘電効果が高くなり、前記したシート部材側の過剰
な帯電を防ぐ効果が一層確実に得られる。 (4)アース板部材が金属材料により構成された場合、
シート部材に対する吸引作用がより効果的に働くので、
感光体ドラムに対する巻き上がりが改善され、分離性が
向上すると共に、安定した搬送性が得られる。 (5)アース板部材が接地されている場合には、除電機
能が向上するので前記過剰な帯電を防ぐ効果は更に確実
に得られる。 (6)ガイド部に複数個の開口が設けられ、アース板部
材の上面が開口の各々を通してガイド部の上面側に露呈
するよう構成された場合には、シート部材に対する吸引
作用がより強くなるので、優れた分離性及び安定した搬
送性が得られる。 (7)ガイド部の少なくとも上流端部に、それぞれ上方
に突出しかつシート部材の搬送方向に延びると共に搬送
方向に直交する方向にそれぞれ間隔を置いて配置された
複数個のリブが形成された場合には、シート部材がガイ
ド部すなわちリブに近接あるいは接触しても、シート部
材とガイド部表面との静電気による反発力が軽減される
ので分離性が向上する。このようなリブが前記複数個の
開口に加えて形成された場合には、前記効果が得られる
ことに加えて、シート部材が開口を通してアース板部材
に接触することなく、スムーズな搬送が可能となる。ま
たシート部材の前記電荷がアース板部材にリークするこ
とも防止される。またシート部材とガイド部との接触部
が少なくなるので、前記電荷の移動による反発が少なく
なり、シート部材の分離性が良くなる。 (8)リブの各々の高さが、上流側が高く下流側が低く
なるよう形成された場合には、下流側でのシート部材の
搬送性を安定させることができる。 (9)ガイド部の上方位置に、絶縁部材がガイド部に対
し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配置された
場合には、絶縁部材はシート部材の前記電荷と同極に帯
電するので両者に反発力が生ずる。その結果、シート部
材の分離性が特に向上し、搬送性も安定する。ガイド部
の下面側に前記のようにアース板部材が配置されていな
くとも以上の効果は得られる。しかもトナーのチリの発
生も防止されるのである。 (10)ガイド部の上方位置にシート部材案内板がガイ
ド部に対し間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配
置され、シート部材案内板の、ガイド部に面した下面に
絶縁フィルムからなる絶縁部材が貼り付けられた場合に
は、絶縁部材装着のために特別の支持装置を設ける必要
がないので、低コストで実用化できる。
【図1】この発明に従って改良されたシート部材搬送装
置の一実施例を示す側面概略図。
置の一実施例を示す側面概略図。
【図2】図1のシート部材搬送装置に含まれる搬送ガイ
ド部材及びアース板部材を分解して示す斜視概略図。
ド部材及びアース板部材を分解して示す斜視概略図。
【図3】図2のA−A矢視断面。
【図4】図2のB−B矢視断面。
【図5】搬送ガイド部材及びアース板部材の他の形態を
概略的に示す断面図。
概略的に示す断面図。
【図6】搬送ガイド部材及びアース板部材の更に他の形
態を概略的に示す断面図。
態を概略的に示す断面図。
2 シート部材搬送装置 4 感光体ドラム 8 ガイド部 10 搬送ガイド部材 16 転写ローラ 22 定着ローラ対 30 アース板部材 38及び39 リブ 40 開口 50 絶縁部材 52 シート部材案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 淵 昌巳 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 田中 伸一 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 伴 啓司 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】 感光体ドラムのトナー像転写位置の下流
側から定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬送
ガイド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー像転写位
置を通して搬送されたシート部材をその上面に沿って該
定着装置に向けてガイドするよう構成されたシート部材
搬送装置において、 該搬送ガイド部材の該ガイド部の下面側にはアース板部
材が該ガイド部に沿って延在するよう配置され、該搬送
ガイド部材は、該シート部材の電気抵抗値以上の電気抵
抗値を有する材料により形成され、該アース板部材は、
該搬送ガイド部材の該電気抵抗値より低い電気抵抗値を
有する材料により形成されたことを特徴とするシート部
材搬送装置。 - 【請求項2】 該搬送ガイド部材は、該シート部材の電
気抵抗値以上である1013Ω〜1016Ωの電気抵抗値を
有する材料により形成され、該アース板部材は1013Ω
未満の電気抵抗値を有する材料により形成されたことを
特徴とする請求項1記載のシート部材搬送装置。 - 【請求項3】 該アース板部材はその上面が該搬送ガイ
ド部材の該ガイド部の下面に接触して配置されたことを
特徴とする請求項1記載のシート部材搬送装置。 - 【請求項4】 該アース板部材は金属材料により構成さ
れたことを特徴とする請求項1記載のシート部材搬送装
置。 - 【請求項5】 該アース板部材は接地されていることを
特徴とする請求項1記載のシート部材搬送装置。 - 【請求項6】 該搬送ガイド部材の該ガイド部には複数
個の開口が設けられ、該アース板部材の上面は該開口の
各々を通して該ガイド部の上面側に露呈していることを
特徴とする請求項1記載のシート部材搬送装置。 - 【請求項7】 該搬送ガイド部材の該ガイド部の少なく
とも上流端部には、それぞれ上方に突出しかつシート部
材の搬送方向に延びると共に該搬送方向に直交する方向
にそれぞれ間隔を置いて配置された複数個のリブが形成
されたことを特徴とする請求項1又は請求項6記載のシ
ート部材搬送装置。 - 【請求項8】 該リブの各々の高さは、上流側が高く下
流側が低くなるよう形成されたことを特徴とする請求項
7記載のシート部材搬送装置。 - 【請求項9】 該搬送ガイド部材の該ガイド部の上方位
置には絶縁部材が該ガイド部に対し間隔を置きかつそれ
に沿って延在するよう配置されたことを特徴とする請求
項1記載のシート部材搬送装置。 - 【請求項10】 感光体ドラムのトナー像転写位置の下
流側から定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬
送ガイド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー像転写
位置を通して搬送されたシート部材をその上面に沿って
該定着装置に向けてガイドするよう構成されたシート部
材搬送装置において、 該搬送ガイド部材の該ガイド部の下面側にはアース板部
材が該ガイド部に沿って延在しかつその上面が該ガイド
部の下面に接触して配置され、該搬送ガイド部材は、該
シート部材の電気抵抗値以上の電気抵抗値である1013
Ω〜1016Ωを有する材料により形成され、該アース板
部材は、103 Ω以下の電気抵抗値を有する金属材料に
より形成されると共に接地されていることを特徴とする
シート部材搬送装置。 - 【請求項11】 該搬送ガイド部材の該ガイド部には複
数個の開口が設けられ、該アース板部材の上面は該開口
の各々を通して該ガイド部の上面側に露呈していること
を特徴とする請求項10記載のシート部材搬送装置。 - 【請求項12】 該搬送ガイド部材の該ガイド部には、
それぞれ上方に突出しかつシート部材の搬送方向に延び
ると共に該搬送方向に直交する方向にそれぞれ間隔を置
いて配置された複数個のリブが形成され、該リブの各々
の高さは上流側が高く下流側が低くなるよう形成された
ことを特徴とする請求項11記載のシート部材搬送装
置。 - 【請求項13】 該ガイド部の上方位置には絶縁部材が
該ガイド部に対し間隔を置きかつそれに沿って延在する
よう配置されたことを特徴とする請求項12記載のシー
ト部材搬送装置。 - 【請求項14】 該ガイド部の上方位置にはシート部材
案内板が該ガイド部に対し間隔を置きかつそれに沿って
延在するよう配置され、該シート部材案内板の、該ガイ
ド部に面した下面には絶縁フィルムからなる該絶縁部材
が貼り付けられたことを特徴とする請求項13記載のシ
ート部材搬送装置。 - 【請求項15】 感光体ドラムのトナー像転写位置の下
流側から定着装置に向かって延在するガイド部を含む搬
送ガイド部材が備えられ、該ガイド部は該トナー像転写
位置を通して搬送されたシート部材をその上面に沿って
該定着装置に向けてガイドするよう構成されたシート部
材搬送装置において、 該ガイド部の上方位置には絶縁部材が該ガイド部に対し
間隔を置きかつそれに沿って延在するよう配置されたこ
とを特徴とするシート部材搬送装置。 - 【請求項16】 該搬送ガイド部材の該ガイド部の上方
位置にはシート部材案内板が該ガイド部に対し間隔を置
きかつそれに沿って延在するよう配置され、該シート部
材案内板の、該ガイド部に面した下面には絶縁フィルム
からなる該絶縁部材が貼り付けられたことを特徴とする
請求項15記載のシート部材搬送装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187938A JPH0741205A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | シート部材搬送装置 |
US08/272,737 US5477314A (en) | 1993-07-29 | 1994-07-11 | Sheet conveying apparatus with guide member |
EP94111510A EP0636947A3 (en) | 1993-07-29 | 1994-07-22 | Apparatus for transporting sheets. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5187938A JPH0741205A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | シート部材搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741205A true JPH0741205A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16214809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5187938A Pending JPH0741205A (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | シート部材搬送装置 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5477314A (ja) |
EP (1) | EP0636947A3 (ja) |
JP (1) | JPH0741205A (ja) |
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-
1994
- 1994-07-11 US US08/272,737 patent/US5477314A/en not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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