JPH10129875A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH10129875A
JPH10129875A JP8287054A JP28705496A JPH10129875A JP H10129875 A JPH10129875 A JP H10129875A JP 8287054 A JP8287054 A JP 8287054A JP 28705496 A JP28705496 A JP 28705496A JP H10129875 A JPH10129875 A JP H10129875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低湿度環境において、スターホイール等の用
紙の搬送を安定化するための補助搬送部材に起因する用
紙の汚れ或いは画質の劣化を防止すること。 【解決手段】 搬送ベルトにより転写後の用紙を定着器
23まで搬送し、搬送ベルトにより搬送される転写後の
用紙にスターホイール21を圧接して用紙の姿勢を安定
化する用紙搬送装置において、搬送ベルトを導電性搬送
ベルト13とするとともに、導電性搬送ベルト13を支
持するロール11,12の少なくとも一つを接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置において使用される用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、複写機においては、マイナス
に帯電された感光体を原稿からの反射光により露光して
マイナスの静電潜像を形成し、これをプラス電荷のトナ
ーで現像することによりトナー像を形成している。そし
て、トナー像に用紙を密着させ、用紙を介して感光体上
のプラス電荷のトナー像に転写装置からマイナス電位を
与えることにより、トナー像をを用紙に転写している。
そして、用紙を感光体から剥離し、搬送ベルトにより定
着器方向に送り、定着後に機外に排出するようにしてい
る。前記搬送ベルトによる用紙の搬送に際し、通常の用
紙の場合は、用紙が薄く且つ搬送ベルトに接触する面積
がある程度広いので、用紙と搬送ベルトとの馴染みがよ
く、用紙と搬送ベルトとの摩擦が充分あり、また、搬送
中の振動等により用紙が搬送ベルトから離れようとした
とき、用紙と搬送ベルトとの間に負圧が発生して用紙が
離れ難くなっている。
【0003】ところが、用紙として、葉書のような面積
が小さく且つ厚手の用紙を使用した場合、用紙と搬送ベ
ルトとの馴染みが悪く、用紙と搬送ベルトとの摩擦が小
さくなるとともに、用紙と搬送ベルトとの間の負圧も期
待できない。このため、搬送中の振動等により用紙が搬
送ベルトから跳ね上がって移動して姿勢が狂い、転写部
を通過中の用紙の後端部で、用紙と感光体とのズレが生
じ、像のボケ,にじみを生じる。また、用紙が定着器に
突入する際、突入抵抗があるため、搬送力が低下すると
定着器へ用紙を送り込めず用紙が停止してしまう。
【0004】そこで、葉書等の小サイズで厚手の用紙を
使用した場合でも、安定に用紙の搬送が行えるように、
用紙を搬送ベルト側に押付けるスターホイールと呼ばれ
る補助搬送部材を設けることが、本出願人により実願昭
61−30085号として出願され、実開昭62−14
2055号公報として公開されている。
【0005】図4に示すように、スターホイールSは、
金属性の円板の円周に多数の三角状の突起Tを形成して
全体として星状となっており、図示しない金属製の傾動
可能なアームの先端に枢着され、自重で用紙Pに圧接さ
れるようになっている。このスターホイールSは、用紙
Pの画像部Iに圧接されるので、画像に与える影響を最
小限に抑えるため、その先端は鋭角且つ幅狭となってい
る。
【0006】このスターホイールSを使用することによ
り、用紙Pが搬送ベルトBにより矢印方向に搬送される
とき、用紙Pは、スターホイールSの自重で押さえられ
るので、葉書等を搬送する場合でも安定に搬送すること
ができる。
【0007】ところが、上記スターホイールSを使用し
て用紙Pを搬送すると、用紙P上に形成された画像の種
類によっては、後続する用紙上に点線状の汚れが発生す
ることがあった。以下、この汚れが発生する理由につい
て説明する。
【0008】上述したように、スターホイールS自体及
びこれを直接支持する部材は金属であるが、これらの部
材は、更に、合成樹脂製の部材を介して金属製のベース
フレーム(図示せず)に取り付けられているため、スタ
ーホイールSは、ベースフレームの電位すなわち接地電
位に対して浮いた、すなわち、フローティングの状態に
ある。用紙Pが搬送ベルトBにより搬送されるとき、ス
ターホイールSは用紙Pの移動にしたがって回転する
が、このときスターホイールSの突起Tの先端と用紙P
或いは搬送ベルトBとの間で摩擦が生じ、この摩擦によ
り静電気が発生し、スターホイールSが、たとえば、−
200V程度にマイナス帯電する。これに対して用紙P
上の画像部Iのトナーはプラスに帯電しているので、ト
ナーがスターホイールSに静電力で引かれて移動する。
特に複写画像が黒っぽいとき、すなわち、画像部Iのト
ナーの像密度が高いとき、スターホイールSに付着する
トナーが多くなる。
【0009】次に、たとえば、白の面積が広い画像の複
写用紙が搬送されてくると、この用紙に対してもスター
ホイールSは同様に圧接されるが、このとき突起Tの先
端が用紙に食い込み、突起Tに付着していたトナーが、
今度は用紙側に移動する。トナーが用紙の白い部分に付
着すると、用紙上では点線状すなわちミシン目状の汚れ
となってしまい、複写画像の品質が低下する。
【0010】そこで、上述されたような問題を解決する
ために、スターホイールを接地したり、或いは、スター
ホイールに画像を構成するトナーの電荷と同極性のバイ
アスを印加することにより、用紙の搬送を安定化するた
めのスターホイールがトナーの極性とは異なる極性に帯
電されるのを防止することが、本出願人により特願平1
−133772号として出願され、特開平2−3102
46号公報として公開されている。
【0011】上記特開平2−310246号公報に記載
の用紙搬送装置においては、搬送ベルトにより用紙が搬
送されるとき、用紙の画像面がスターホイールにより押
圧されて用紙の姿勢が安定化される。このとき、スター
ホイールと用紙或いは搬送ベルトとの摩擦により静電気
が発生し、スターホイールがトナーの極性とは異なる極
性に帯電しようとする。このとき、スターホイールが直
接或いは抵抗器を介して接地されているので、スターホ
イールは接地電位に維持され、トナーがスターホイール
に吸着されることがないとしている。また、スターホイ
ールにトナーの電荷と同極性のバイアスが印加された場
合も、両者間に静電吸着力は作用せず、この場合も、ト
ナーがスターホイールに吸着されることはないとしてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、湿度30%
以下の低湿度環境においては、感光体と用紙の剥離帯電
による用紙帯電によって、スターホイールに蓄積される
静電気の極性は、上記のようにマイナスに弱帯電すると
は限らず、マイナス数kVに帯電したり、プラスに帯電
する場合もある。
【0013】したがって、特開平2−310246号公
報に記載された用紙搬送装置のように、スターホイール
を接地したり、或いは、スターホイールに画像を構成す
るトナーの電荷と同極性のバイアスを印加するだけで
は、スターホイールがマイナス数kVに帯電した場合に
は、スターホイールから用紙の白紙部にトナーが付着す
ることによるミシン目状の汚れを十分に防止することは
できない。また、スターホイールがプラス帯電した場合
には、用紙上の画像のトナーの像密度が高い部分で、ト
ナーがスターホイールから静電的な反発力を受けて用紙
の表面から離脱し、画像にミシン目状の白抜けが発生す
るという問題もある。
【0014】そこで本発明は、低湿度環境において、ス
ターホイール等の用紙の搬送を安定化するための補助搬
送部材に起因する用紙の汚れ或いは画質の劣化を防止す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送ベルトに
より転写後の用紙を定着器まで搬送し、前記搬送ベルト
により搬送される転写後の用紙に補助搬送部材を圧接し
て用紙の姿勢を安定化する用紙搬送装置において、前記
搬送ベルトを導電性搬送ベルトとするとともに、前記導
電性搬送ベルトを支持するロールの少なくとも一つを接
地したことを特徴とする。
【0016】
【作用】感光体と用紙の剥離帯電による用紙帯電によっ
て生じた補助搬送部材、たとえば、スターホイールの電
荷は、搬送ベルト、ロール、接地の経路で放電する。し
たがって、スターホイールの電位は、外部環境にかかわ
らず接地電位に近い電圧に維持される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら実施例
に基づいて本発明の特徴を具体的に説明する。
【0018】図1は本発明の用紙搬送装置を複写機に適
用した場合の実施例を示す側面図、図2は同複写機の用
紙搬送装置部分の平面図である。
【0019】矢印方向に回転するドラム状の感光体1の
周囲には、周知のように帯電コロトロン2,サイドイレ
ースランプ3,露光部4,現像器5,転写コロトロン
6,剥離コロトロン7,剥離爪8,クリーナ9等が順次
配置されている。
【0020】画像形成の際には、先ず、感光体1が帯電
コロトロン2により一様にマイナス帯電された後、サイ
ドイレースランプ3により非画像部分の電荷が除電さ
れ、次に、露光部4において原稿からの反射光Lが感光
体1上に照射され、感光体1上に原稿画像に対応した静
電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器5により
プラス電荷のトナー像で現像される。この感光体1上の
トナー像の形成に同期して、図示しない用紙トレイから
用紙が搬送ロール10により感光体1方向に搬送され、
転写コロトロン6と感光体1の間に搬入される。転写コ
ロトロン6には、たとえば、−5.2kV程度のマイナ
ス電圧が印加されているので、プラス電荷を有するトナ
ーは、用紙方向に引かれて用紙に転写される。次に、剥
離コロトロン7部分で、たとえば、4.2kVの交流が
印加されて除電が行われ、感光体1に対する用紙の吸着
が弱められた後、剥離爪8により用紙が感光体1から剥
離される。
【0021】剥離後の用紙は、ロール11,12に巻装
されたエチレンプロピレンゴム(EPDM)等の合成ゴ
ムに導電剤を含有させた搬送ベルト13により矢印方向
に搬送される。本実施例においては、抵抗率105〜1
7Ω・cmのエチレンプロピレンゴムにカーボン等の
導電剤を多く含有させて抵抗率を下げ、搬送ベルト13
の抵抗率を102〜104Ω・cmにしている。また、ロ
ール11,12のいずれかが電気的に接地されている。
【0022】接地しない側のロールは、たとえば、金属
シャフトにより支持されるポリアセタール等のプラスチ
ック部材から構成される。また、接地する側のロールは
金属シャフトにより支持される金属ロールとされ、金属
シャフトを支持する金属性ベアリングを介して接地され
る。或いは、円柱状のプラスチック部材の表面に金属筒
を被覆し、この金属筒を導電ブラシを介して接地するよ
うにしてもよい。
【0023】搬送ベルト13を幅方向に挟むような位置
で、支持台15,16が金属製のベースフレーム14に
固定され、この支持台15,16に内蔵された軸受板
(図示せず)によりロール11の軸11aが枢支され
る。また、支持台15,16に一体的に設けられた軸受
板17,18によりロール12の軸12aが枢支され
る。なお、支持台15,16,軸受板17,18は、軽
量でありまた成形性がよいという理由により合成樹脂か
ら形成されている。
【0024】支持台15の上面には、上面から見て略L
字状の金属製の支持板19が固定されており、この支持
板19に、搬送ベルト13方向に伸延し且つ搬送ベルト
13の搬送方向の面に対して軸19aを中心として傾動
可能な状態で金属製の支持アーム20が枢着されてい
る。支持アーム20は、全体として上面から見て略L字
状となっており、用紙搬送方向と直交する方向に伸びる
伸延部20aと、この伸延部20aの先端から感光体1
方向に伸びる軸受部20bとを備えている。軸受部20
bには、下方に伸びる一対の軸受板20c(図1におい
ては一方のみ示す)が形成されており、この軸受板20
cに形成された縦長溝20eにより、円周に多数の三角
状の突起21aが形成され全体として星形状の金属円板
からなるスターホイール21が、上下移動可能に枢支さ
れている。また、軸受板20cのスターホイール21の
取付部よりも感光体1側には、感光体1から剥離された
用紙が、スターホイール21に横側から衝突するのを防
止するための傾斜部20dが形成されている。
【0025】先に述べたように、支持アーム20は、軸
19aを中心として傾動可能となっており、支持アーム
20を下ろしたときに、スターホイール21の軸は縦長
溝20e内で上下動可能となっているので、スターホイ
ール21は、自重により搬送ベルト13に押付けられる
ことになる。
【0026】また、支持板19には、高抵抗たとえば1
00MΩの抵抗器22の一方のリード線22aがネジ1
9bにより接続され、他方のリード線22bは、ベース
フレーム14に設けられた切り起こし片14aにネジ1
4bにより接続されている。なお、この抵抗器22は設
けなくてもよい。
【0027】次に、本実施例の用紙搬送装置における用
紙剥離後の動作について説明する。感光体1から剥離さ
れた用紙は、搬送ベルト13によりスターホイール21
方向に搬送される。用紙の先端がスターホイール21部
分に到ると、用紙はスターホイール21により搬送ベル
ト13の面に押し付けられ、用紙が安定に搬送される。
このとき、スターホイール21と搬送ベルト13或いは
用紙との摩擦により静電気が発生し、スターホイール2
1が帯電する。特に、湿度30%以下の低湿度環境にお
いては、感光体と用紙の剥離帯電による用紙帯電によっ
て、スターホイール21に蓄積される静電気の極性は、
マイナスに弱帯電するとは限らず、マイナス数kVに帯
電したり、プラスに帯電する場合もある。
【0028】ここで本実施例においては、搬送ベルト1
3の抵抗率を104Ω・cm以下にして、搬送ベルトを
導電性搬送ベルトとしており、また、ロール11,12
のいずれかが電気的に接地されているので、スターホイ
ール21の電荷は、搬送ベルト13、ロール11,1
2、接地の経路で放電する。したがって、スターホイー
ル21の電位は、外部環境にかかわらず接地電位に近い
電圧、たとえば、−200V以下に維持されるこれによ
り、用紙上のトナーがスターホイール21に吸着される
ことがなくなり、後続の用紙にスターホイール21から
トナーが再度用紙に移動して用紙が汚れたりすることが
なくなる。また、用紙上のプラスに帯電したトナーが、
スターホイール21から静電的な反発力を受けることが
ないので、画像にミシン目状の白抜けが発生することが
ない。なお、搬送ベルト13の抵抗率を104Ω・cm
よりも大きくすると放電効果が損なわれる。
【0029】また更に、抵抗器22が併設されている場
合には、支持板19が抵抗器22を介してベースフレー
ム14に接続されており、すなわち、接地されているの
で、スターホイール21で発生した電荷は、スターホイ
ール21,支持アーム20,支持板19,抵抗器22,
ベースフレーム14の経路で放電する。したがって、ス
ターホイール21の電位は接地電位に維持される。これ
により、用紙の汚れや画質の劣化が一層確実に防止でき
る。
【0030】搬送ベルト13及びスターホイール21に
より搬送された用紙は、正しい姿勢が維持された状態で
加熱ロール23aと加圧ロール23bからなる定着部2
3に送られ、ここでトナーが用紙に定着され、最終的な
複写用紙が完成する。
【0031】表1は、温度10°C湿度15%の環境下
における従来技術によるスターホイール帯電量とコピー
欠陥との関係を示している。また、表2は、温度10°
C湿度15%の環境下における本実施例によるスターホ
イール帯電量とコピー欠陥との関係を示している。な
お、搬送ベルト13の抵抗率は、2〜4×104Ω・c
mである。
【0032】
【表1】
【表2】 表1及び表2から判るように、低湿度において、従来例
では白紙部黒点や黒部の白点が発生していたのに対し、
本願発明では用紙の種類にかかわらず白紙部黒点や黒部
の白点は発生しなかった なお、上述した実施例において、搬送ベルトを軸方向に
複数に分割することができ、この場合には、複数の搬送
ベルトの中のスターホイール21と接する搬送ベルトの
み抵抗率を104Ω・cm以下の導電性搬送ベルトとす
ればよい。
【0033】図3は、本発明の他の実施例における搬送
ベルトの断面構造を示す模式図である。図3に示す実施
例においては、搬送ベルト13を、抵抗率が105Ω・
cm〜107Ω・cmの搬送ベルト本体13aと、この
搬送ベルト本体13の裏面に形成された抵抗率が102
Ω・cm以下の導電部材13bとから構成している。図
3に示す実施例においても、搬送ベルト13は、導電性
搬送ベルトとして機能し、導電部材13bは、接地され
たロール11,12と接触するので、先に述べた実施例
と同様な効果を得ることができる。導電部材13bは、
貼付や塗布により形成することができる。なお、図3に
おいて、符号Pは用紙を示し、符号Iは用紙Pにされた
画像部を示す。
【0034】図3に示す実施例は、搬送ベルト自体にカ
ーボン等を含有させて抵抗率を下げるものではないの
で、カーボン等を混入による搬送ベルトを構成するゴム
の劣化が発生せず、搬送ベルトがも脆くなることがな
い。また、カーボン等を含有させて搬送ベルトの抵抗率
を下げる場合には、102Ω・cm程度の抵抗率が限界
であり、また、金属部材では伸縮性がないために搬送ベ
ルトとして使用できないが、図3に示す実施例のように
2層構造とすることにより、搬送ベルトの伸縮性維持し
ながら抵抗率を十分に下げることができる。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、転写後の用紙を定着器まで搬送する搬送ベルトを低
抵抗化して、用紙の剥離帯電による電荷を除電すること
により、特に低湿度環境下でのスターホイール等の用紙
の搬送を安定化するための補助搬送部材の帯電を防止す
ることができる。これにより、補助搬送部材がトナーと
逆極性に帯電してトナーを吸着することにより発生する
白紙へのトナー汚れや、補助搬送部材がトナーと同極性
に帯電してトナーと反発することにより発生する黒画像
部での白抜けを防止して、出力画像の品質を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の用紙搬送装置を複写機に適用した場
合の実施例を示す側面図である。
【図2】 同複写機の用紙搬送装置部分の平面図であ
る。
【図3】 本発明の他の実施例における搬送ベルトの断
面構造を示す模式図である。
【図4】 スターホイールに起因する用紙の汚れを説明
するための模式図である。
【符号の説明】
1:感光体、2:帯電コロトロン、3:サイドイレース
ランプ、4:露光部、5:現像器、6:転写コロトロ
ン、7:剥離コロトロン、8:剥離爪、9:クリーナ、
10:搬送ロール、11,12:ロール、11a,12
a,19a:軸、13:搬送ベルト、14:ベースフレ
ーム、14a:切り起こし片、14b,19b:ネジ、
15,16:支持台、17,18:軸受板、19:支持
板、20:支持アーム、20a:伸延部、20b:軸受
部、20c:軸受板、20d:傾斜部、20e:縦長
溝、21:スターホイール、21a:突起、22:抵抗
器、22a,22b:リード線、23:定着器、23
a:加熱ロール、23b:加圧ロール、24:バイアス
電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ベルトにより転写後の用紙を定着器
    まで搬送し、前記搬送ベルトにより搬送される転写後の
    用紙に補助搬送部材を圧接して用紙の姿勢を安定化する
    用紙搬送装置において、 前記搬送ベルトを導電性搬送ベルトとするとともに、前
    記導電性搬送ベルトを支持するロールの少なくとも一つ
    を接地したことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記導電性搬送ベルトの抵抗率を104
    Ω・cm以下としたことを特徴とする請求項1記載の用
    紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送ベルトを軸方向に複数に分割
    し、複数の搬送ベルトの中の前記補助搬送部材と接する
    搬送ベルトのみ抵抗率を104Ω・cm以下としたこと
    を特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送ベルトを、抵抗率が105Ω・
    cm〜107Ω・cmの搬送ベルト本体と、この搬送ベ
    ルト本体の裏面に形成された抵抗率が102Ω・cm以
    下の導電部材とから構成したことを特徴とする請求項1
    記載の用紙搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6769686B1 (en) 2003-03-14 2004-08-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
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