JPH08185102A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08185102A
JPH08185102A JP6338457A JP33845794A JPH08185102A JP H08185102 A JPH08185102 A JP H08185102A JP 6338457 A JP6338457 A JP 6338457A JP 33845794 A JP33845794 A JP 33845794A JP H08185102 A JPH08185102 A JP H08185102A
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JP
Japan
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roller
image forming
foreign matter
forming apparatus
transfer material
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Withdrawn
Application number
JP6338457A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takahara
浩行 高原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 像担持体に異物を付着させることのない画像
形成装置を提供する。 【構成】 記録媒体としての転写材Pを搬送する搬送手
段と、搬送される転写材Pに画像を形成する像担持体で
ある感光ドラム10と、この感光ドラム10の上流側に
転写材Pを挟持するレジストローラ対14と、このレジ
ストローラ対14のレジスト下ローラ14bに電圧を印
加する電圧印加手段である電圧印加部41と、レジスト
上ローラ14aに付着した異物を回収する異物回収手段
である回収容器44と、を有し、電圧印加部41により
印加する電圧を、転写材Pの種類に応じて変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば複写機,ファクシ
ミリ,プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,ファクシミリ,プリンタ等の画
像形成装置において、画像を形成する際に転写材から異
物が発生することにより、形成される画像に対して多く
の悪影響を及ぼす。
【0003】発生する異物の内容としては、特に転写材
が紙の場合、紙粉、また紙の製造過程で紙に対して塗布
された添料、または紙に対して付着したゴミ等である。
これら異物は紙が画像形成装置内を搬送される際に画像
形成装置内で受ける力学的刺激により発生するだけでな
く、紙の製造工程において例えば裁断等の工程が介在す
ることにより製造時に紙に付着しているものもある。
【0004】画像形成装置の画像形成プロセスは、主
に、像担持体に対して静電潜像を形成する潜像形成プロ
セス、潜像をトナー等によりトナー像にする現像プロセ
ス、給紙部より搬送される転写材に前記トナー像を転写
する転写プロセス、像担持体上の転写残りトナーを除去
するクリーニングプロセスからなる。
【0005】前述の異物が画像を形成する際に及ぼす悪
影響としては、主に以下の(1)〜(4)に示すものが
ある。
【0006】(1)転写プロセスの際に転写材上の異物
が像担持体に付着してクリーニング部で転写残りトナー
を除去するクリーニングブレードと像担持体の間に詰ま
る為、クリーニング不良が発生し、得られる画像に黒ス
ジ等の画像形成不良を生じさせる。
【0007】(2)前述の異物が画像形成装置の構成要
素であり特に像担持体廻りに配置される部材、特に帯電
器の電極、または光センサーの受発光部等に付着するこ
とによりこれらの性能を著しく悪化させる。
【0008】(3)発生した異物が転写材を搬送する搬
送ローラに付着することにより搬送ローラ表面の摩擦係
数を低下させ、紙搬送性を悪化させる。
【0009】(4)画像形成後の残留トナーを回収して
再利用する際にトナーに前述の異物が混入しているため
に画像を形成する際にカブリ等が発生し画像を悪化させ
る。
【0010】従って、従来から種々の異物回収機能を持
った画像形成装置が提案されてきている。
【0011】図7に従来より提案されている画像形成装
置の異物回収部の主要部断面図である。
【0012】図7にを用いてこの従来例について説明す
る。
【0013】転写材は転写材搬送路101を通りローラ
102,103を通過した後、像担持体である感光ドラ
ム104部に達する。転写材はガイド板g1,g2,g
3,g4によってガイドされる。
【0014】感光ドラム104部へ達した転写材は、コ
ロナ帯電器等よりなる転写手段105により感光ドラム
104上に形成されたトナー像は転写材上に転写された
後、転写材は分離手段106により感光ドラム104か
ら引き離され搬送路下流方向に搬送される。
【0015】転写材に転写されずに感光ドラム104上
に残った残留トナーは、残留トナー掻き取りブレード1
07a(以下、ブレードと称す。)を有するクリーニン
グ手段107により感光ドラム104上から除去回収さ
れる。
【0016】異物回収部はローラ102,103部に設
けられる。ローラ102は絶縁性樹脂或いは半導電性樹
脂等よりなるローラであり、また、ローラ103は帯電
ローラであり、電圧印加部110により一定電圧を印加
されるか、或いは流れる電流を一定にするように制御さ
れた電圧を印加されている。
【0017】通常、画像形成装置においては、様々なサ
イズの転写材が使用されるが、転写材上の異物を確実に
除去するために、通常、ローラ102,103のローラ
間当接部のローラ軸方向長さは、画像形成装置が取り扱
える転写材の内最大の幅を有するもの幅よりも、長く設
けられる。
【0018】ローラ102にはスクレーパ108を有
し、異物を回収する回収容器109が設けられている。
転写材が転写材搬送路101を搬送されローラ102部
に達すると電圧を印加されている帯電ローラ103より
転写材に対して放電が起こり、転写材上転写面側の異物
は静電的にローラ102上に吸着する。
【0019】ローラ102上に吸着した異物はスクレー
パ108によりローラ102上から除去され回収容器1
09に回収される。
【0020】安定した異物回収性能を得るためには、帯
電ローラ103から安定した放電を起こすことが必要に
なる。しかし実際には、帯電ローラ103やローラ10
2の形状精度、抵抗値のばらつき、またこれらの経時変
化、或いは、画像形成装置の使用環境等によって放電状
態が不安定になるため、電圧印加部110は、前述の一
定電圧を印加するものよりは、流れる電流を一定にする
ように制御した電圧を印加する方式が提案されてきてい
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、ロー
ラ102,103部を転写材が通過する際の、転写材幅
より外側の端部はローラ102と帯電ローラ103とが
直接に接触するために、絶縁性の転写材を挟んでローラ
102,103が当接している転写材通過部に比較して
両ローラ102,103間の抵抗値が低い。
【0022】従って、電圧印加部110が一定電流で印
加した電流の内一定量がこの端部を流れ、紙粉回収に寄
与しない電流となる。
【0023】その結果、紙粉回収に寄与する転写紙通過
部での転写材に対する放電電流が少なくなる。特に、転
写材の幅が小さくなったときにこの現象は顕著に現れ
る。即ち、転写材幅より外側の端部の両ローラ102,
103が直接接触している部分が多くなるため、接触部
での電流が増加し、転写材に対する放電電流は著しく減
少する。
【0024】従って、様々なサイズの転写材に対して安
定した異物回収性能を維持できないという欠点を有して
いた。
【0025】この為に、転写材上の異物を完全に回収で
きず、異物の残った転写材が感光ドラム104部に達す
るため、異物が感光ドラム104の表面に付着し、クリ
ーニング不良を引き起こすと共に、感光ドラム104廻
りの部品の汚れを発生させ、画像形成装置の性能劣化を
引き起こす原因となっていた。
【0026】また、これに加え、クリーニング手段で回
収した残留トナーを再び現像手段に還流して再使用する
画像形成装置に使用した場合、残留トナーに異物が混入
する為、得られる画像にカブリ等が発生し画像形成性能
を著しく劣化させていた。
【0027】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、像担持
体に異物を付着させることのない画像形成装置を提供す
ることにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、記録媒体を搬送する搬送手段と、
搬送される記録媒体に画像を形成する像担持体と、この
像担持体の上流側に記録媒体を挟持するローラ対と、こ
のローラ対の一方のローラに電圧を印加する電圧印加手
段と、他方のローラに付着した異物を回収する異物回収
手段と、を有する画像形成装置において、前記電圧印加
手段により印加する電圧を、記録媒体の種類に応じて変
えることを特徴とする。
【0029】記録媒体のローラ対軸方向の幅が短い程、
前記電圧印加手段の印加電圧を相対的に大きくするとよ
い。
【0030】前記電圧印加手段が設けられたローラと対
向する他方のローラは、ローラの導電層の上に抵抗層を
被覆するとよい。
【0031】前記電圧印加手段が設けられたローラと対
向する他方のローラを電気的にグランドに接続するとよ
い。
【0032】前記ローラ対のローラ同士が当接している
ローラ対軸方向の長さをW、記録媒体のローラ対軸方向
の幅をaとし、φ,γ を定数としたとき、前記電圧印
加手段の制御電流値ichは、ich=φ・a+(W−a)
・γ/Wに略従うようにするとよい。
【0033】前記異物回収手段に、回収した異物の外部
への飛散を防止する飛散防止手段を設けるとよい。
【0034】前記ローラ対は記録媒体を搬送する搬送ロ
ーラとするとよい。
【0035】前記ローラ対はレジストローラであるとよ
い。
【0036】
【作用】上記のように構成された画像形成装置では、電
圧印加手段により印加する電圧を、記録媒体の種類に応
じて変えることで、記録媒体の種類に対応した印加電圧
が得られる。
【0037】記録媒体のローラ対軸方向の幅が短い程、
電圧印加手段の印加電圧を相対的に大きくすることで、
ローラ同士が直接接触している部分が大きくなっても、
記録媒体中の電流の低減が抑制される。
【0038】電圧印加手段が設けられたローラと対向す
る他方のローラは、ローラの導電層の上に抵抗層を被覆
することで、ローラ同士が直接接触している部分の過電
流が抑制される。
【0039】電圧印加手段が設けられたローラと対向す
る他方のローラを電気的にグランドに接続することで、
ローラ間に電位差が生じる。
【0040】異物回収手段に、回収した異物の外部への
飛散を防止する飛散防止手段を設けることで、装置内へ
の異物飛散は防止される。
【0041】ローラ対を記録媒体を搬送する搬送ローラ
とすることで、ローラ対を新たに設けることはない。
【0042】ローラ対をレジストローラとすることで、
像担持体の直前にて異物を除去することになる。
【0043】
【実施例】
(概要)本発明は、異物回収性能を向上させるために、
ローラ対を搬送される転写材の幅(ローラ軸方向の長
さ)が短い程、このローラ対に設けられた電圧印加手段
の制御電流値を相対的に大きくしている。
【0044】これにより様々なサイズの転写材に対して
安定した異物回収性能を有する画像形成装置が得られ
る。
【0045】このローラ対は、像担持体の上流側にある
もの(例えば、搬送ローラ)であればよく、特に像担持
体の直前にあるレジストローラ対に電圧印加手段を設
け、異物回収を行なうことで、異物回収後、再び異物が
付着することが少なくなり、像担持体を汚すことはな
い。
【0046】図6はこのローラ対を説明する図で、第1
ローラ50aと電圧印加手段(不図示)が設けられた帯
電ローラ50bとからローラ対50が構成されている。
【0047】このローラ対50のローラ対向幅(接触
幅)をWとし、ローラ対50にて搬送される転写材の幅
(ローラ軸方向の長さ)をaとすると、電圧印加手段の
制御電流値ichを略以下に示す(数1)に従う様にし
た。ただし、φ,γ は定数である。
【0048】
【数1】ich=φ・a+(W−a)・γ/W この式を以下に説明する。
【0049】まず、電圧印加手段にて帯電ローラ50b
に一定電圧で電圧を印加する。この状態で、転写材の幅
aがローラ対向幅Wと等しい、つまり第1ローラ50a
と帯電ローラ50bとの直接接触部分がない場合の帯電
ローラ50bの放電電流をich(a=max) とし、また、同
じ一定電圧で電圧を印加した状態で、転写材がローラ対
50を通過していない時、つまり第1ローラ50aと帯
電ローラ50bとが全域で直接接触している場合の帯電
ローラ50bの放電電流値をich(a=0) とすると、幅a
の転写材がローラ対50間を通過した場合の放電電流値
chは(数2)で表される。
【0050】
【数2】 ich=a/W・ich(a=max) +(W−a)/W・ich(a=0) なお、転写材への放電電流をα、ローラ対50の直接接
触部分の電流をβとすると、(数3)の式で表される。
【0051】
【数3】ich=α+β 転写材の幅aが変わったときに転写材の単位幅当たりの
電流量が等しくなるためには、α/a=φ(定数)とな
ればよく、また、ich(a=0) =γ(定数)とおくことに
より、(数1)が得られる。
【0052】従って、転写材の幅aが変わったときに
(数1)により制御電流値を変えることにより、転写材
の幅aに依らないより好適な安定した異物回収性能を有
する画像形成装置が得られる。
【0053】(実施例)以下に本発明を図示の実施例に
基づいて説明する。
【0054】本実施例では複写機を用いて説明する。図
1は本実施例の画像形成装置の全体構成を示す断面図、
図2は本実施例の画像形成装置の主要部の断面図、図3
は本実施例の画像形成装置の主要部斜視図、図4は本実
施例のローラの正面図である。
【0055】図1,図2,図3,図4を用いて本実施例
の画像形成装置の構成と動作を説明する。
【0056】本画像形成装置は、原稿台1に置かれた原
稿を走査露光し、この画像を給紙台より搬送手段により
搬送される記録媒体としての転写材Pにトナー像を形成
し排紙台に排出するものである。
【0057】また、本実施例の画像形成装置は、転写材
Pのサイズと転写材Pの搬送の向きは、A3縦送り,A
4横送り,B4縦送り,B5横送り,A4縦送りの5種
が可能なものである。
【0058】原稿台1に置かれた原稿に対しこれを走査
しながら照明する光源2及び第1ミラー3が一体的に第
1ミラー台4に固定されている。同様に第2ミラー5、
及び第3ミラー6が一体的に第2ミラー台7に固定され
ている。
【0059】第1ミラー台4及び第2ミラー台7は走査
時に不図示の駆動手段によりそれぞれ図1中X2a,X3a
の位置よりX2b,X3bの位置まで互いに同期して駆動さ
れる。
【0060】第3ミラー6からの光線を受ける位置に結
像レンズ8が設けられ、更に結像レンズ8からの光束を
第4ミラー9が反射し原稿の画像を像担持体である感光
ドラム10上に結像させる。
【0061】第1ミラー台4と第2ミラー台7は、原稿
台1の原稿面と感光ドラム10上の受光面の光学的な共
役関係を保つ様に駆動され原稿面の画像を走査露光す
る。
【0062】感光ドラム10には、転写材Pにトナー像
を形成するための一連のユニットが配設されている。
【0063】感光ドラム10は第1ミラー台4、及び第
2ミラー台7の走査動作と同期して回転し、感光ドラム
10の表面電位を均一に上げる1次帯電器11が設けら
れており、その後原稿面からの光束を第4ミラー9から
受け感光ドラム10上に静電潜像が形成される。
【0064】この静電潜像は現像器12により現像され
トナー像となる。現像器12はトナー補給部22よりト
ナーが補給される。
【0065】このトナー像は給紙部13から1枚ずつ搬
送されレジストローラ対14を経て感光ドラム10へ搬
送される転写材P上に転写帯電器15により転写され
る。
【0066】更に感光ドラム10から転写材Pを分離さ
せる分離帯電器16を経て、搬送台17により定着器1
8へ搬送される。
【0067】定着器18は不図示のヒータにより高温に
保たれているローラ18a,18bから構成されてお
り、トナー像を加熱,加圧することで転写材Pに定着さ
せる。
【0068】その後画像を形成された転写材Pは排紙台
19に排出される。
【0069】転写帯電器15によりトナー像を感光ドラ
ム10から転写材Pへ転写する際に、完全に転写されず
感光ドラム10上に残った残留トナーは感光ドラム10
の回転に従い、クリーナ部20に設けられたクリーニン
グブレード21により感光ドラム10上から掻き落とさ
れクリーナ部20内に回収される。
【0070】次に、本実施例による画像形成装置の異物
回収部について説明する。
【0071】なお、図2,図3,図4の番号の内、図1
の番号と同じものは同部材であり説明を省略する。
【0072】本実施例は、異物回収部をレジストローラ
対14に組み込んだものである。
【0073】レジストローラ対14は2つの異なるレジ
スト上ローラ14a,レジスト下ローラ14bより構成
されており、互いに当接し図2に示す矢印方向へ互いに
同じ周速で回転され転写材Pを搬送する不図示の駆動手
段を有する。
【0074】本実施例ではこのレジストローラ対14に
異物回収部が設けられている。
【0075】給紙部13より搬送される転写材Pに対し
てガイド板31,32が設けられ、その転写材P搬送方
向下流にレジストローラ14a,14bが位置してい
る。レジスト上ローラ14aは、例えば鉄,アルミニウ
ム,シンチュウ等の導電性の金属よりなるローラの外周
面に抵抗層を被覆したもので、本実施例ではこの抵抗層
は、テフロンよりなる基材に炭素粒子を充填した樹脂を
前記ローラの外周面に厚さ30[μm]でコートしたも
のである。また、本実施例では、この樹脂の体積抵抗値
が1013[Ω−cm]程度のものを使用している。
【0076】厚さ、体積抵抗値はこの組み合わせに限ら
ず、コート層の厚みは、5[μm]〜60[μm]程度
の値のものが使用可能であり、また、体積抵抗値は、1
8[Ω−cm]〜1015[Ω−cm]のものが使用可能で
ありこの範囲であればより好適な動作を示す。
【0077】このレジスト上ローラ14aは画像形成装
置本体の側板33,34に対して、樹脂等からなる絶縁
性の軸受35,36により回転自在に固定されている。
【0078】このレジスト上ローラ14aの端部には側
板34に固定される導電性バネ37が設けられており、
この導電性バネ37はグランド48に接続されている。
【0079】レジストローラ14a,14b間を通過す
る転写材Pは、A3縦送り,A4横送り,B4縦送り,
B5横送り,A4縦送りの5種類であり、転写材Pの通
紙幅aは、A3縦送り,A4横送りがa=297[m
m]、B4縦送り,B5横送りがa=257[mm]、A
4縦送りがa=210[mm]となる。
【0080】レジスト上ローラ14aとレジスト下ロー
ラ14bが当接しているローラ対軸方向の長さWは、3
16[mm]である。
【0081】レジスト下ローラ14bは帯電ローラで構
成されている。このレジスト下ローラ14bは、直径9
[mm]の炭素鋼よりなる導電性のローラ軸にパイプ形状
の導電性ゴムを被せることにより帯電ローラとして構成
される。
【0082】このレジスト下ローラ14bは、ローラ軸
の両端は、画像形成装置本体の側板33,34に対し
て、樹脂等からなる絶縁性の軸受38,39により回転
自在に固定され、ローラ軸端部には給電用の導電性バネ
40が設けられており、この導電性バネ40には電圧印
加部(電圧印加手段)41が接続されている。
【0083】電圧印加部41には画像形成装置本体を制
御する制御部42に接続され、電圧印加部41には制御
部42より定電流の目標値を示す信号が送られる。
【0084】レジスト上ローラ14aには、レジストロ
ーラ対14略全域にわたってスクレーパ43が設けら
れ、このスクレーパ43は側板33,34に固定された
回収容器(異物回収手段)44に対して固定されてお
り、その先端はレジスト上ローラ14aに当接してい
る。
【0085】回収容器44の逆側の端部には、レジスト
上ローラ14aの略全域にわたって当接するスクイシー
ト(飛散防止手段)45が設けられ、回収した異物を装
置内に飛散させないようにしている。
【0086】レジスト上ローラ14aの転写材P搬送方
向下流にはガイド板46,47が設けられている。
【0087】以下に本実施例による画像形成装置の異物
回収部の動作を示す。
【0088】画像形成装置の使用者が、画像形成装置の
操作パネルにより使用する転写材Pのサイズを入力する
と、画像形成装置本体を制御する制御部42にこれより
使用する転写材Pのサイズを認識し、これより転写材P
の幅aの値を決定する。
【0089】転写材Pの幅aに対して制御部42は、上
述の式(数1)による、電圧印加部41が印加する電流
値ichを決定する。
【0090】ここで、本実施例による画像形成装置では
φ=0.1614[μA/mm]、γ=735[μA]の値
を使用している。
【0091】従って、制御部42は、転写材Pのサイズ
がA3縦送り,A4横送りの場合にはa=297[mm]
でich=92[μA]、B4縦送り、B5縦送りの場合
にはa=257[mm]でich=178.7[μA]、A
4縦送りの場合にはa=210[mm]でich=280.
4[μA]の値を決定する。
【0092】従って、使用者が例えばB4縦送りを選択
した場合には、制御部42はa=257[mm]であるか
ら電流値ich=178.7[μA]を決定する。
【0093】次に、使用者がコピースタートボタンを押
すと、画像形成動作を開始する。
【0094】給紙部13から搬送される転写材Pはガイ
ド板31,32間を案内、搬送されレジストローラ対1
4部に達する。
【0095】制御部42は、前述の様にして決定した電
流値ichを示す信号を電圧印加部41へ送り、電圧印加
部41は、帯電ローラで構成されているレジスト下ロー
ラ14bに対して流れる電流値がこの値になるように定
電流制御を行ないながら電圧を印加する。
【0096】転写材Pは、レジストローラ14a,14
b間を搬送される際に、レジスト下ローラ14bにより
放電が行われる。この際に、レジスト上ローラ14aの
導電部はグランド48に接続されている為に、レジスト
下ローラ14bとの間には、確実な電界が生じているた
めに、レジスト下ローラ14bからレジスト上ローラ1
4a方向つまり転写材P方向へ安定した放電が行われ
る。
【0097】レジスト上ローラ14a上の抵抗層は、レ
ジストローラ14a,14bの転写材Pの幅aより外側
のレジスト上ローラ14aとレジスト下ローラ14bと
が直接接触している部分での過電流を防止している。
【0098】従って、転写材Pは確実に帯電し、この帯
電により転写材P上の異物はレジスト上ローラ14aと
の間に働く静電力によりレジスト上ローラ14aに静電
吸着し、転写材P上からひき剥がされレジスト上ローラ
14aの回転により、スクイシート45部を通過し、ス
クレーパ43部に達し、このスクレーパ43によりレジ
スト上ローラ14a上から除去され、回収容器44に回
収される。
【0099】異物を除去された転写材Pはガイド板4
6,47間を搬送され感光ドラム10部へ達する。この
転写材Pに対して転写帯電器15によりトナー像が転写
され、更に感光ドラム10から転写材Pを分離させる分
離帯電器16を経て転写材Pは、転写材P搬送方向下流
に搬送される。
【0100】この様に、転写材P上の異物は異物回収部
において安定した帯電により確実に除去され、更に、異
なるサイズの転写材Pに対しても同様な安定した異物回
収性能が得られる。
【0101】もちろん、記録媒体としての転写材Pのサ
イズに対応できるだけでなく、材質,厚さ等、記録媒体
の種類に対応可能である。
【0102】従って、転写の際に転写材Pが感光ドラム
10に当接する際、転写材Pから感光ドラム10に異物
が付着することが極めて少なくなり、従って、クリーナ
部20に設けられたクリーニングブレード21に異物が
付着することに起因するクリーニング不良、また、感光
ドラム10廻りの部品の汚れを低減でき、高性能の画像
形成装置が得られる。
【0103】また、本実施例では、異物回収部を画像形
成装置内の搬送ローラ部、特にレジストローラ部に組み
込むこともので、従来からある部品(ローラ部)に異物
回収部を取付けるだけであり、わざわざ異物回収のため
大きな装置を設ける必要はなく部品点数を低減できると
共に、装置の小型化が可能となる。
【0104】本実施例では、レジスト上ローラ14aの
導電部をグランド48に接続する構成として、導電性バ
ネ37を設けているが、側板33,34を導電性金属か
らなる板金により構成しこの側板33,34をグランド
48に接続し、更に軸受35,36を導電性の材料で構
成することによっても同様の動作ができ、構成の簡素化
に寄与する。
【0105】また、本実施例では、図1に示す画像形成
装置に異物回収部を設けているが、図5に示すような画
像形成装置に実施しても良い。
【0106】図5の画像形成装置は、図1の画像形成装
置において、クリーナ部20からトナー補給部22に残
留トナーを搬送する残留トナー搬送部23を設け、残留
トナーを再び現像に使用するものである。
【0107】図5において、図1と同じ番号の部材は図
1と同じ部材で同じ動作を示すものであるからここでは
説明を省略する。
【0108】この画像形成装置では、クリーナ部20に
回収される残留トナーへの異物の混入が極めて少ないた
め、この残留トナーを残留トナー搬送部23により補給
部22に搬送して再び現像に使用した場合でも、画像劣
化が発生することは無い。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電圧印加手段により印加する電圧を、記録媒体の種類に
応じて変えることで、記録媒体の種類に対応した印加電
圧が得られ、記録媒体が変わっても安定した異物回収性
能を維持でき操作性向上となる。
【0110】記録媒体のローラ対軸方向の幅が短い程、
電圧印加手段の印加電圧を相対的に大きくすることで、
ローラ同士が直接接触している部分が大きくなっても、
記録媒体中の電流の低減が抑制できる。
【0111】電圧印加手段が設けられたローラと対向す
る他方のローラは、ローラの導電層の上に抵抗層を被覆
することで、ローラ同士が直接接触している部分の過電
流が抑制でき、従来のように記録媒体の異物除去に悪影
響を与えることはない。
【0112】電圧印加手段が設けられたローラと対向す
る他方のローラを電気的にグランドに接続することで、
ローラ間に電位差が生じ、確実に記録媒体への通電がで
き、異物除去できる。
【0113】ローラ対のローラ同士が当接しているロー
ラ対軸方向の長さをW、記録媒体のローラ対軸方向の幅
をaとし、φ,γ を定数としたとき、電圧印加手段の
制御電流値ichは、ich=φ・a+(W−a)・γ/W
に略従うようにすることで、常に安定した異物除去がで
きる。
【0114】異物回収手段に、回収した異物の外部への
飛散を防止する飛散防止手段を設けることで、装置内へ
の異物飛散が防止できる。
【0115】ローラ対を記録媒体を搬送する搬送ローラ
とすることで、ローラ対を新たに設けることはなく、コ
ストダウンが図れ、小型化にもなる。
【0116】ローラ対をレジストローラとすることで、
像担持体の直前にて異物を除去することになり、像担持
体への異物付着をさらに抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係る画像形成装置の全
体構成を示す概略図である。
【図2】図2は本発明の実施例に係る画像形成装置を示
す要部概略図である。
【図3】図3は本発明の実施例に係る画像形成装置を示
す要部斜視図である。
【図4】図4は本発明の実施例に係る画像形成装置に適
用されたレジストローラ対の正面図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例に係る画像形成装置
を示す概略図である。
【図6】図6は本発明のローラ対の説明図である。
【図7】図7は従来の画像形成装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
P 転写材(記録媒体) 10,104 感光ドラム(像担持体) 14 レジストローラ対(ローラ対) 14a レジスト上ローラ 14b レジスト下ローラ 41 電圧印加部(電圧印加手段) 42 制御部 44,109 回収容器(異物回収手段) 45 スクイシート(飛散防止手段) 48 グランド 50 ローラ対 50a 第1ローラ 50b 帯電ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送さ
    れる記録媒体に画像を形成する像担持体と、この像担持
    体の上流側に記録媒体を挟持するローラ対と、このロー
    ラ対の一方のローラに電圧を印加する電圧印加手段と、
    他方のローラに付着した異物を回収する異物回収手段
    と、を有する画像形成装置において、 前記電圧印加手段により印加する電圧を、記録媒体の種
    類に応じて変えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体のローラ対軸方向の幅が短い
    程、前記電圧印加手段の印加電圧を相対的に大きくする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧印加手段が設けられたローラと
    対向する他方のローラは、ローラの導電層の上に抵抗層
    を被覆することを特徴とする請求項1または2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧印加手段が設けられたローラと
    対向する他方のローラを電気的にグランドに接続したこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラ対のローラ同士が当接してい
    るローラ対軸方向の長さをW、記録媒体のローラ対軸方
    向の幅をaとし、φ,γ を定数としたとき、前記電圧
    印加手段の制御電流値ichは、ich=φ・a+(W−
    a)・γ/Wに略従うことを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記異物回収手段に、回収した異物の外
    部への飛散を防止する飛散防止手段を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記ローラ対は記録媒体を搬送する搬送
    ローラであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ローラ対はレジストローラであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7957656B2 (en) * 2008-12-05 2011-06-07 Xerox Corporation Apparatus, method and system for feedforward of sheet electrostatic tacking parameters to image transfer subsystem in image transfer apparatus
US20110170921A1 (en) * 2010-01-12 2011-07-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Developing device, image forming apparatus, and image forming method
JP2019159030A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 キヤノン株式会社 回収装置及び画像形成装置

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