JP3708939B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
1)転写材が転写チャージャにより与えられた電荷により帯電するために、転写材は像担持体に強く吸着して像担持体に対する分離不良が生じやすくなる。
2)分離チャージャは、転写チャージャにより電荷を帯びた転写材に転写チャージャとは逆極性の分離バイアスを与えることにより、転写材の像担持体に対する分離不良を防止している。
ということである。
転写材の像担持体に対する分離性に関しては、転写材の先端さえ像担持体より分離させることができれば、転写材のそれ以降の部分は、転写材の自重により下向きの力を受けるので、像担持体からの分離が容易である。
この点に着目して転写材の像担持体に対する分離性をより高め、且つ、確実なものとするために、各チャージャによる転写材の像担持体に対する分離性に対する作用を勘案し、次のような方式が提案されている。
1)転写チャージャでは、転写材の先端部で転写材に設定されている転写条件よりも転写バイアス値を低く設定して転写バイアスによる転写材と像担持体との静電吸着力を減じせしめることにより、転写材の像担持体からの分離不良に対する余裕度を向上させる。ここに、転写条件はトナーの転写材への転写性を考えて設定されるものであるので、転写バイアスを下げるのは転写材の先端部のみに限定している。
2)分離チャージャでは、転写材の先端部で転写材に設定されている転写条件よりもバイアス値を高く設定し、転写材の像担持体からの分離不良に対する分離性能を向上させる。ここに、分離条件は版画等の異常画像が発生しない範囲にて設定されているので、分離バイアスを上げるのは転写材の先端部のみに限定している。
3)画像信号中の画像データを検知してそのタイミングから転写材上の非画像部を決定し、転写材の先端部の非画像形成領域では転写バイアスをオフにするか弱くすることにより、転写材の先端部と像担持体表面との静電吸着力を弱め、転写材を像担持体より分離する分離工程における分離不良或いは画像の乱れを防ぐ(特許文献1参照)というような提案もなされている。
以上は、転写手段として転写チャージャを用いた場合の転写材の像担持体に対する分離性に関する従来技術である。
特許文献2には、像担持体上のトナー画像を転写ベルト上のコピー用紙へ転写用コロナチャージャにより転写する画像形成装置における転写材の像担持体に対する分離性向上に関する提案が記載されている。その主な構成は、コピー用紙に予め転写用コロナチャージャによる帯電電荷とは逆極性の電荷を与えることにより、転写ベルトに対する吸着力を発生させ、コピー用紙の像担持体からの分離を確実にするものである。
また、この他には、転写ベルトやローラを含むベルトユニットにて像担持体上のトナー画像を転写紙に転写する画像形成装置の転写装置において、転写ベルトに配設されるローラの構成を規定することにより転写紙の像担持体に対する分離性を確保するものも案出されている(特許文献4参照)。
今ここで、転写材の転写・分離時における転写ニップ部を構成している要素について改めて眺めてみると、それは主に1)転写ベルト、2)転写材、3)像担持体である。これら個々について、温湿度変動により生ずる材料の電気的特性の変化による転写材の像担持体に対する分離性の変化について考える。
本発明は、転写材の像担持体に対する確実な分離性能を確保することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
1)転写ベルトの絶縁層及び転写材の電気抵抗は高ければ高いほど良い。
2)転写ニップ部での転写電界は強ければ強いほど良い。
一方、2)については、接触転写手段に関しての発明がなされていない。
以下に、前述した課題を解決するための具体的手段について述べる前に、多少の説明を加えておく。
転写紙1の先端部のみ転写電界を強めてやる解決手段を設ければ、転写紙1の感光体3に対する確実な分離性を確保することができる。
この解決手段は、従来の転写チャージャを転写手段として用い、転写紙の先後端部で転写電流を下げるように切り換える画像形成装置において、転写手段として転写チャージャの代りに接触転写手段を用いた場合とは、転写紙の先端部で転写電流を下げるのではなく逆に上げる点で相違する。
図2は本発明の一実施形態の概略を示す。この実施形態は、電子写真方式の同時2色画像形成装置の一実施形態であり、帯電チャージャからなる帯電手段、書き込みユニットからなる露光手段及び反転現像方式の現像手段を各々2個づつ備えている。
次に、感光体ドラム11は、帯電チャージャからなる第1帯電手段13により電荷が付与されて均一に帯電され、表面電位が−850V前後になる。
図8において、R11は転写搬送ベルト191におけるバイアスローラ194と転写ニップ部との間の抵抗値、R12は転写搬送ベルト191における転写ニップ部と従動ローラ193との間の抵抗値、R2は転写搬送ベルト191におけるバイアスローラ194と駆動ローラ192との間の抵抗値、RDは感光体ドラム11の抵抗値、RPは転写紙Pの抵抗値、RWは電流検出抵抗197の抵抗値を示し、転写搬送ベルト191におけるバイアスローラ194と従動ローラ193との間の抵抗値R1はR1=R11+R12となる。
転写搬送ベルト191は第9図に示すように導電性ゴムからなる基層(導電層)191bの上に絶縁層191aをコートした2層構成となっている。コート層191aは体積固有抵抗が1×1012〜1×1013[Ω・cm]であるコーティング溶液(ウレタン樹脂中にPTFEを分散させたもの)を基層191bの表面にコートしたものであり、常温常湿:23℃65%RHでの表面抵抗率が1×1011〜1×1012[Ω]となるように厚みにて抵抗値を調整している。具体的には、コート層191aの厚みは4μm〜7μm程度としている。
図11は転写搬送ベルト191として用いられるベルトA、Bのコート層191aの表面抵抗率の環境特性を示すものであるが、コート層191aは図11に示すように10℃15%RH〜30℃90%RHの環境変動の中で約3オーダー位の抵抗変動を示す。ゴム層191bの環境変動が非常に小さいベルトAのコート層191aでも非常に大きく抵抗が変動する。
次に、本実施形態にて実際に転写紙を通紙した時の転写ニップ部の電位を調べるために、各環境下での転写状態における通紙時の高圧電源196の出力特性について調べたものを図13及び図14に示す。
以上述べた通り、高湿時での転写紙の分離不良という現象は1)コート層の抵抗低下、2)転写紙の抵抗低下、3)転写紙及びコート層の抵抗低下に伴う印加電圧の低下により生じていると言える。
本実施形態では、転写紙の感光体ドラムに対する分離性の確認を行ったところ、あらゆる環境条件下において良好な転写性及び転写紙分離性が得られた。
12 除電ランプ
13、16 帯電チャージャ
14、17 書き込みユニット
15、18 現像装置
19 接触転写手段
25 クリーニング装置
191 転写搬送ベルト
192 駆動ローラ
193 従動ローラ
194 バイアスローラ
196 高圧電源
197 電流検出抵抗
199 制御装置
1910、1911 印加電圧検知手段
1912 総電流検知手段
Claims (3)
- 像担持体上に作像プロセス手段により可転写像を形成して担持させ、前記像担持体に接触するとともに転写バイアス印加手段から転写バイアスが印加される接触転写手段と前記像担持体との間の転写ニップに転写材を通過させて前記像担持体上の可転写像を前記転写材に転写させる画像形成装置において、前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値を前記転写材の画像形成領域が前記転写ニップを通過する時に比べて前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時に大きな値に切り換えて設定する制御手段と、前記転写バイアス印加手段から出力される総電流を検知する総電流検知手段と、前記転写バイアス印加手段から前記接触転写手段に印加される電圧を検知する印加電圧検知手段とを備え、前記接触転写手段は電気抵抗値が温湿度により変動する接触転写部材で構成し、前記制御手段は、前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時には前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値の定電圧制御を行い、前記転写材の画像形成領域が前記転写ニップを通過する時には前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値の定電流制御を行い、前記総電流検知手段で検知した総電流、前記印加電圧検知手段で検知した電圧から前記接触転写手段の抵抗値を求め、この抵抗値が一定値以上である場合、前記転写材の画像形成領域が前記転写ニップに達するタイミングに拘らず前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値の定電流制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 像担持体上に作像プロセス手段により可転写像を形成して担持させ、前記像担持体に接触するとともに転写バイアス印加手段から転写バイアスが印加される接触転写手段と前記像担持体との間の転写ニップに転写材を通過させて前記像担持体上の可転写像を前記転写材に転写させる画像形成装置において、前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値を前記転写材の画像形成領域が前記転写ニップを通過する時に比べて前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時に大きな値に切り換えて設定する制御手段と、前記転写バイアス印加手段から出力される総電流を検知する総電流検知手段と、前記転写バイアス印加手段から前記接触転写手段に印加される電圧を検知する印加電圧検知手段とを備え、前記制御手段は、前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時には前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値の定電圧制御を行い、前記転写材の画像形成領域が前記転写ニップを通過する時には前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値の定電流制御を行い、前記総電流検知手段で検知した総電流、前記印加電圧検知手段で検知した電圧から前記接触転写手段の抵抗値を求め、この抵抗値に応じて前記転写バイアス印加手段の出力電圧を決定し、前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時における前記転写バイアス印加手段の出力電圧を前記決定した出力電圧に変更することを特徴とする画像形成装置。
- 像担持体上に作像プロセス手段により可転写像を形成して担持させ、前記像担持体に接触するとともに転写バイアス印加手段から転写バイアスが印加される接触転写手段と前記像担持体との間の転写ニップに転写材を通過させて前記像担持体上の可転写像を前記転写材に転写させる画像形成装置において、前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値を前記転写材の画像形成領域が前記転写ニップを通過する時に比べて前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時に大きな値に切り換えて設定する制御手段と、前記転写バイアス印加手段から出力される総電流を検知する総電流検知手段と、前記転写バイアス印加手段から前記接触転写手段に印加される電圧を検知する印加電圧検知手段とを備え、前記接触転写手段は電気抵抗値が温湿度により変動する接触転写部材で構成し、前記制御手段は、前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時には前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値の定電圧制御を行い、前記転写材の画像形成領域が前記転写ニップを通過する時には前記転写バイアス印加手段の転写バイアス出力値の定電流制御を行い、前記総電流検知手段で検知した総電流、前記印加電圧検知手段で検知した電圧から前記接触転写手段の抵抗値を求め、この抵抗値から温湿度を求め、該求めた温湿度に応じて前記転写バイアス印加手段の出力電圧を決定し、前記転写材の非画像形成領域が前記転写ニップを通過する時における前記転写バイアス印加手段の出力電圧を前記決定した出力電圧に変更することを特徴とする画像形成装置。
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