JP3210198B2 - コロナ放電装置 - Google Patents

コロナ放電装置

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JP3210198B2 JP00410595A JP410595A JP3210198B2 JP 3210198 B2 JP3210198 B2 JP 3210198B2 JP 00410595 A JP00410595 A JP 00410595A JP 410595 A JP410595 A JP 410595A JP 3210198 B2 JP3210198 B2 JP 3210198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置などに用い
られるコロナ放電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザービームプリンタあるいは
電子写真複写機などに用いられる像担持体から転写材を
分離する分離除電器は転写材が進入しないように転写材
進入防止用のガイド部材が組み込まれている。
【0003】この分離除電器は酸化タングステン材から
なるコロナワイヤーとSUS材等の金属材からなるシー
ルドとを有しており、転写材Pを像担持体から分離する
為に配置されている。分離除電器の構成を記述したが、
まず転写工程では転写材はレジストローラ対で給紙ガイ
ド対を介して搬送され、転写帯電器でトナーと逆極性の
コロナ放電させる。そして像担持体上に静電的に吸着し
ている現像像を転写材側に移動させる。次に、分離工程
では分離除電器で転写材の電荷を除電し転写材を像担持
体より剥離する。
【0004】即ち分離除電器の像担持体対向面側には複
数のリブ状部材を所定の間隔に配置した搬送用のガイド
部材を設け、像担持体から剥離した転写材が分離除電器
内に突入しない構成となっている。ところで、前記搬送
ガイドは絶縁性部材で構成されており、転写材との摩擦
帯電によりガイド部材或いは転写紙は最大数kVにも帯
電してしまう。この傾向は低湿環境ほど顕著となり、転
写紙上の未定着トナー像に乱れが生じることとなる。
【0005】そこで、従来、特開平4−301870号
公報の如く、種々の絶縁性樹脂よりトナーと逆極性に摩
擦帯電する樹脂を適宜選択することにより上記トナー乱
れを解決していた。一般的には、ポジトナーを使用して
正規現象を行う複写機等の画像形成装置の場合、PP樹
脂等が使用され、また、ネガトナーを使用して反転現象
を行うレーザビームプリンタ等の画像形成装置ではAB
S樹脂等が使用に供されている。
【0006】或いは特開平1−304480号公報の如
く、転写材突入防止及び搬送手段であるガイド(リブ)
の像担持体対向面側に導電材を配設或いは導電コートを
施すことが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
絶縁性の樹脂の転写材進入防止部材を用いると転写材P
の裏面と転写材進入防止部材の摩擦が激しくなり、防止
部材の位置近傍部に相当する所に転写材P上の未定着ト
ナー画像に乱れが生じ、ハーフトーン画像やライン画像
で黒線や白線が生じる異常画像が出る場合があった。つ
まり転写材の種類やトナーの物性や環境や各コロナ放電
により転写材進入防止部材の摩擦帯電の極性は一定でな
く、転写材進入防止部材がトナーと同極性に帯電したと
きはトナーをはじいて白線となり、逆にトナーと異極性
に帯電したときは近傍より、トナーを引き寄せ黒線とな
る。
【0008】従ってトナーと逆極性の樹脂からなるガイ
ド部材1を使用しても環境条件やコロナ放電条件によっ
てガイド部材1と転写材Pとの間の摩擦帯電量は安定せ
ず帯電量が大きいと画像乱れを生じる。
【0009】さらにガイド部材の転写材と接触する面に
導電性のコート表面を配置するとこのコート表面を持つ
ガイド部材は製造上次の問題を生じていた。すなわち薄
くて削れにくい耐久性のある表面を細いガイド部材の通
紙面にのみ作る必要があり、製造しにくい。さらにコロ
ナワイヤーからガイド部材の導電性表面に異常放電を起
こさない様に放電条件を制限する必要があった。
【0010】従来ガイド部材の材質は帯電極性を考慮し
たり表面のみ導電性としたりガイド部材と転写紙が強く
こする部分のない様に複雑な型状を必要としたりする一
方でコロナ放電をさまたげたりしないような配慮も必要
であった。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、転写材と案内部材との
摩擦帯電による画像不良を防止したコロナ放電装置を提
供することである。
【0012】本発明の他の目的は、コロナ放電器から案
内部材に異常放電を起こさないようにしたコロナ放電装
置を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、コロナ放電器のコロ
ナ放電を妨げないように案内部材を設けたコロナ放電装
置を提供することである。
【0014】
【発明の構成】本発明は、像担持体と対向するコロナ放
電器と、前記像担持体と前記コロナ放電器との間に搬送
される転写材を案内する案内手段と、を有するコロナ放
電装置において、前記案内手段は、前記コロナ放電器の
コロナ放電を受ける位置に複数設けられ絶縁性の絶縁性
案内部材と、コロナ放電領域よりも転写材移動方向下流
側の絶縁性案内部材間に設けられ転写材が摺擦する位置
の高さ方向で絶縁性案内部材よりも高さが高く前記コロ
ナ放電器と電気的に絶縁された導電性案内部材を有する
ことを特徴とするものである。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図2は本発明に適用する画像形成装置の概略
図である。像担持体であるOPC感光体8は図中矢印方
向に所定の同速度で回転駆動される。
【0016】感光体8の同図には公知の方法によって静
電的に現像された現像像(トナー粉像)9が転写コロナ
帯電器7の位置で転写材Pと同期するようにレジストロ
ーラー5のタイミングと給紙ガイドによって給紙搬送さ
れる。
【0017】転写帯電器7の転写位置で現像像9はトナ
ーと逆極性のコロナ放電を受けて感光体上の現像像を転
写材Pに転写される。
【0018】図3に示すようにこの静電的な転写の行わ
れる時点において転写材Pは感光体8に静電気力によっ
て吸着されている(図3)。
【0019】次に転写材Pは分離コロナ除電器2のコロ
ナ放電によって除電され、感光体9と転写材Pの間に働
く静電吸着力が弱められて感光体から分離される(図
4)。
【0020】ここで分離除電器2のコロナワイヤー3に
印加される電圧は転写帯電器7の極性と逆極性の直流成
分と交流成分を重畳したものからなっている。また、転
写帯電器及び分離除電器は、それぞれ所定の電圧が印加
されるコロナワイヤと、接地された導電性シールド4
と、を備える。
【0021】図2の如く分離除電器には分離コロナ放電
器内への転写材の進入を防止するガイド部材1が備わっ
ており図1はガイド部材の各種実施例を示した詳細図で
あり、分離コロナ放電器の放電開口を上から見た斜視図
である。ガイド部材は、以下の第1及び第2ガイド部材
を備える。ここで11、12、13、15、16は第1
の導電性ガイド部材であり、転写分離工程の転写材が正
常に搬送されている時に強く摺擦して搬送ベルト31に
案内する第1のガイド部材である。
【0022】さらに21、22、23、24は転写分離
工程の間に転写材の搬送異常によって分離除電器に紙が
突入するのを防止し正常な搬送をさせる為の第2のガイ
ド部材である。
【0023】ここで第1と第2のガイド部材の材質を以
下に述べる。
【0024】第2のガイド部材はABS、PP(ポリプ
ロピレン)、POM、PPS(ポリフェニルサルファイ
ド)、PC、ACS等の樹脂等でコロナ放電によって強
度劣化を起さない絶縁物であれば硬質又は軟質、無機物
であっても良い。上記の樹脂は第1のガイド部材を支持
するベース20としても用いられる。
【0025】第1のガイド部材は上記の樹脂ベース20
上に銀、チタン、ニッケル、カーボン等の導電性物質を
ブレンドして低抵抗化した樹脂が成型上好ましいがA
l、ステンレス、ニッケル、銀等の金属であっても良
い。
【0026】従って表面に導電性物質を塗布したものよ
り耐久的に安定している。また第1ガイド部材は、電気
的にフロート状態であり、分離コロナ放電器とは電気的
に絶縁される。次に第1と第2のガイド部材のコロナ放
電による被瀑関係であるが第2のガイド部材は従来と同
じコロナ放電が被瀑する位置に配設されているが、第1
のガイド部材は図1の破線、α、βで示すコロナ放電領
域境界よりも外側、すなわちコロナワイヤーと対向しな
い位置に設けられる。更に言い換えれば第1ガイド部材
は絶縁物又は帯電シールドによって遮幤されている位置
に配設されているので転写又は分離除電の印加設定電圧
は導電性ガイドを備えていても放電ムラ等の制限を受け
ない。
【0027】次に第1、第2ガイド部材の配置を以下に
述べる。第2のガイド部材は正常な搬送状態では転写材
が摺擦せず異常な搬送時に転写材をガイドする様に配設
されている。一方第1のガイド部材は正常な搬送状態で
ガイド摺擦するように配設されている。すなわち図3の
如く転写工程においては基本的に転写材は感光体に静電
吸着しているからガイド部材に転写材が摺擦する事がな
い。
【0028】しかし厚い転写紙や、下にカールした転写
材等ではガイド部材に摺擦する事もあり画像の乱れを生
じない様に図1の第1のガイド部材15、16は第2の
ガイド部材21、22、23より感光体側に近く配設さ
れて転写材が摺擦するように構成されている。しかし例
えばドラムの回転速度の遅い場合ではガイド部材15、
16は設けなくても良い。
【0029】次に図4の如く転写帯電器7で感光体と吸
着した転写材は、分離除電器2で除電されるから転写紙
の自重で感光体8より剥離して転写材の先端はガイド部
材とほとんど摺擦する事なく搬送手段31に受け渡され
搬送手段は転写紙を静電気力又は吸引力又は転写材の自
重によって吸着搬送する。
【0030】次に転写材の後端では図5の如く転写材の
先端部分が搬送手段に吸着しているのでガイド部材の後
端に強く摺擦するから従来のガイド部材では画像の乱れ
が生じる。
【0031】しかし本実施例では第1のガイド部材は図
1で11、12、13が第2のガイド部材21、22、
23よりわずかに高く、即ち第1ガイド部材は、第2ガ
イド部材よりも感光体に近く配設されているので転写材
は導電性の第1のガイド部材に強く摺擦しても画像の乱
れは生じない。
【0032】すなわち、第1のガイド部材と第2のガイ
ド部材は摺擦する位置の高さ方向で H11、H12、H13>H21、H22、H23、H24 の関係で配設されている。
【0033】同様に先述のガイド部材の転写帯電器側に
ついても摺擦する位置の高さ方向で h15、h16>h21、h22、h23、h24 の関係で配設されているので画像乱れが生じない。
【0034】第2のガイド部材としては23、24の如
く単純な型のガイド部材も実施例可能となり大巾なコス
トダウンも可能となった。
【0035】23は柔軟性のあるテグスワイヤーを張設
した実施例である。以上の実施例は第1のガイド部材と
第2のガイド部材がはめ合い又は接着等によって一体と
なっている実施例について説明した。しかし分離帯電器
とは別の部材に第1のガイド部材を設けても良い事はも
ちろんである。
【0036】上述したように通常の転写材の搬送におい
ては転写材と摺擦するのは導電性案内部材であるから摩
擦帯電は起きにくく仮に帯電が起きたとしても導電性部
材の中では均一な帯電となり局材する事がなく画像の乱
れは起きにくい。
【0037】さらに紙の搬送が正常な搬送径路を脱した
場合は第2の絶縁性ガイドによって、コロナ放電器の中
に紙が突入するのを防止する。
【0038】この第2のガイドは紙の突入防止の為であ
るから均一なコロナ放電を妨げない様に最小限の細さと
間隔とする事が設計上可能となる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明は、転写材と案内部
材との摩擦帯電を防止し、案内部材がコロナ放電器の放
電を妨げないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離帯電器の搬送ガイドの斜視図。
【図2】転写・分離コロナ放電器の断面図。
【図3】転写材移動中の転写部・分離部近傍の断面図。
【図4】転写材移動中の転写部・分離部近傍の断面図。
【図5】転写材移動中の転写部・分離部近傍の断面図。
【符号の説明】
2 分離コロナ放電器 7 転写コロナ放電器 8 感光体 11、12、13、15、16 導電性ガイド 21、22、23、24 絶縁性ガイド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と対向するコロナ放電器と、前
    記像担持体と前記コロナ放電器との間に搬送される転写
    材を案内する案内手段と、を有するコロナ放電装置にお
    いて、 前記案内手段は、前記コロナ放電器のコロナ放電を受け
    る位置に複数設けられ絶縁性の絶縁性案内部材と、コロ
    ナ放電領域よりも転写材移動方向下流側の絶縁性案内部
    材間に設けられ転写材が摺擦する位置の高さ方向で絶縁
    性案内部材よりも高さが高く前記コロナ放電器と電気的
    に絶縁された導電性案内部材を有することを特徴とする
    コロナ放電装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁性案内部材は、前記コロナ放電
    器の内部に転写材の進入を防止することを特徴とする請
    求項1のコロナ放電装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性部材は、電気的にフロート状
    態であることを特徴とする請求項1または2のコロナ放
    電装置。
  4. 【請求項4】 前記コロナ放電器は、前記像担持体から
    転写材を分離しやすくすることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載のコロナ放電装置。
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