JPH07271199A - 画像形成装置の被転写材分離装置 - Google Patents

画像形成装置の被転写材分離装置

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JPH07271199A
JPH07271199A JP6388794A JP6388794A JPH07271199A JP H07271199 A JPH07271199 A JP H07271199A JP 6388794 A JP6388794 A JP 6388794A JP 6388794 A JP6388794 A JP 6388794A JP H07271199 A JPH07271199 A JP H07271199A
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JP
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separating device
image forming
forming apparatus
separation
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JP6388794A
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Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ジャムや白ぬけの発生の原因であるリークやバ
タツキの影響を抑え、また、バイアス電圧が適性範囲を
外れてしまった場合でも分離能力を維持しうるような画
像形成装置の被転写材分離装置を提供することを目的と
する。 【構成】分離装置5は絶縁シールド手段7によって被膜
されているため転写装置2のみならず他の構成要素にも
リークを防止できる。加えて、像担持体1との対向面も
絶縁材7dが差し渡されており、被転写材4のバタツキ
があっても分離装置にひっかからずジャムを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
電子写真プロセスを利用する画像形成装置、特に、その
被転写材分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】像担持体表面(以下、感光体と呼称す
る)に形成されたトナー像を被転写材(以下、記録紙と
呼称する)に転写する画像形成装置においては、転写時
に記録紙に付与する電荷のために転写後においても記録
紙が感光体から分離せず吸着傾向を維持するので、感光
体から積極的に分離させることが必要である。
【0003】そして、分離手段としては従来から分離爪
のような機械的手段、除電電極などによる静電的手段な
ど種々なものが提案されており、条件に応じて使い分け
ている。例えば、感光体の直径が70mm未満程度のも
のでは曲率分離が可能であり、最もコストの安い分離爪
でこと足りる。一方、直径が70mm以上かあるいは分
離位置でその曲率半径が35mm以上である感光体の場
合においては、曲率分離が期待できず除電電極を用いた
除電手段を用いることになる。これは、除電能力の高さ
と相まって構成が比較的簡単で小型化に適合しているた
め多用されているものである。
【0004】この除電手段は、分離部位に記録紙が到来
したとき、転写時とは主として逆極性のバイアス電圧を
記録紙に印加して放電を生ぜしめ、転写時に記録紙が得
た電荷を中和、除電して記録紙の感光体への静電的吸着
作用を弱め、記録紙自体の剛性及び自重によって分離す
るものである。この場合のバイアス電圧は低すぎると分
離が行なわれず、逆に高すぎると、記録紙への放電量が
大きくなり記録紙裏面がトナーと同極性に帯電して、記
録紙上のトナーが静電的斥力で飛散してしまい所謂白ぬ
けを生じてしまったり、静電的吸着作用で他の構成要素
に吸着してジャムを生じてしまうため、一定の離間距離
のもと極めて限定された範囲のバイアス電圧を設定して
いるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な、除電手段を備えた分離装置においては、バイアス電
圧を適性範囲に設定しても感光体との離間距離を充分に
調整することが難しいのでその場合は分離不良となり、
ジャムが生じてしまう。また、転写装置と分離装置は互
いに近接配置されており、逆極性であるために、転写装
置と分離装置間にリークを生じやすく転写不良による白
ぬけや分離不良によるジャムが発生してしまう。また、
分離装置周辺の転写装置以外の構成要素との間のリーク
も充分防止されていなかった。
【0006】さらに、分離部位における記録紙のバタツ
キによっても記録紙への放電量が変わって白ぬけが生じ
たり、記録紙先端部が分離装置にひっかかってジャムを
生じたりする。本発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ジャムや白ぬけの発生の原因である
リークやバタツキの影響を抑え、また、バイアス電圧が
適性範囲を外れてしまった場合でも分離能力を維持しう
るような画像形成装置の被転写材分離装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は上記従
来の問題点を解決するものであって、その特徴とすると
ころは、直径70mm以上の円筒状か若しくは転写又は
分離位置でその曲率半径が35mm以上である像担持体
上に形成したトナー像を、転写手段によって被転写材に
転写した後、分離バイアスを印加して被転写材を分離す
る分離装置を備えた画像形成装置において、前記分離装
置を囲み前記像担持体との間は前記被転写材の搬送方向
に対して開口面を残しつつ前後壁間を差し渡し、他の面
は全面被膜するように装着した絶縁性材からなる絶縁シ
ールド手段を具備する構成とするものである。
【0008】ここで、前記絶縁シールド手段の両側部を
像担持体に当接させ中間部を像担持体に近接すると共
に、前記分離装置と前記像担持体との離間距離を規制す
る構成とすることができる。さらに、前記絶縁シールド
手段は両側部に回転自在に支持される絶縁性のコロを有
し、該コロを介して像担持体に当接させた構成とするこ
ともできる。
【0009】また、前記絶縁シールド手段に、前記分離
装置の前記被転写材の搬送方向下流側に対し、下方に斜
行して形成された前記被転写材の絶縁性搬送ガイドを設
けた構成とすることもできる。また、前記絶縁性搬送ガ
イドは、前記被転写材をガイドする頂壁が被転写材の搬
送方向と直角方向に凹凸を有して形成する構成とするこ
ともできる。
【0010】また、前記分離装置は尖突電極若しくは導
電性ブラシを分離電極として用いる構成とすることもで
きる。また、前記像担持体は2色以上のトナー像を形成
する構成とすることができる。また、画像形成装置が2
成分現像剤を担持する現像領域に直流成分と交流成分の
電位を重畳する非接触2成分反転現像手段を備える構成
とすることができる。
【0011】また、前記転写手段は転写ローラ若しくは
転写ブラシとする構成とすることができる。
【0012】
【作用】上記構成の画像形成装置の被転写材分離装置に
よれば、分離装置は像担持体との対向面以外は全面に渡
り絶縁シールド手段によって絶縁被膜されているため転
写装置のみならず周辺の他の構成要素にもリークを防止
できる。加えて、像担持体との対向面も絶縁材が差し渡
されており、被転写材のバタツキがあっても分離装置に
ひっかからずジャムを防止できる。
【0013】また、前記絶縁シールド手段の両側部を前
記像担持体に当接させることにより前記像担持体との離
間距離を規制する構成としたものでは、バイアス電圧に
よる分離能力を維持することができるほか、絶縁シール
ド手段の中間部と像担持体との空隙を充分小さくするこ
とができるため特に影響の大きい転写装置とのリークを
可及的に低減させることができる。
【0014】また、上記構成において絶縁シールド手段
の両側部を絶縁性のコロを介して像担持体に転がり接触
させるようにしたものでは、ひっかかりなく円滑に動作
すると共に長年の使用によってもコロは磨耗せず、設定
された離間距離を維持するこができる。また、前記絶縁
シールド手段に下方に斜行する搬送ガイドを設けたもの
では、分離した被転写材の先端部が自重と剛性によって
速やかに下方へ案内されて像担持体からの影響から逃れ
ることができるため容易に分離しやすくなり分離性の向
上を図ることができる。
【0015】また、前記絶縁シールド手段に凹凸部を有
する絶縁性の搬送ガイドを設けたものでは、被転写材と
搬送ガイドの接触面積の低下により摩擦力を減じて被転
写材の搬送をスムーズにすることができる。また、分離
装置は尖突電極若しくは導電性ブラシを分離電極として
用いたり、転写手段を転写ローラ若しくは転写ブラシと
したり、2色以上のトナー像を形成する像担持体や非接
触2成分反転現像手段を有する画像形成装置にも適用で
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。図1
は、本実施例における分離装置を備えた画像形成装置要
部の概略断面図であり、図2は分離装置と絶縁部を示し
た概略斜視図である。これら図1及び図2を用いて以下
説明する。
【0017】矢線A方向に回転する感光体1に転写ロー
ラ2が対向して配設されており、この転写ローラ2には
転写用電源3が接続されている。不図示の帯電部、露光
部、現像部によって感光体1上に形成されたトナー像
が、転写ローラ2の転写位置にくると、タイミングを制
御された記録紙4も前記転写位置に搬送され、記録紙4
の裏面よりトナーとは逆極性の転写バイアスが印加さ
れ、静電的引力の作用で感光体1上のトナー像が記録紙
4の表面に転写される。
【0018】一方、転写ローラ2から記録紙4の搬送方
向下流には先端部を鋸歯状の除電電極5aを有した分離
部5が配設されており、除電電極5aには電源6が接続
されている。分離部5はABS樹脂や変性PPE
((2.6−ジメチル−1.4−フェニレン)エーテ
ル)、場合によってはテフロンを含有させた材料で形成
された絶縁部7で除電面を除いて周囲を絶縁シールド
し、もっとも生じやすい転写ローラ2とのリークの発生
を防止するほか、分離部5に近接配置された定着ローラ
8や筐体(不図示)へのリークを防止している。絶縁部
7において、上部両側部には一対の回転自在の絶縁性コ
ロ7aが設けられており、絶縁部7の下部に設けられた
コイルバネ9の矢線方向の押圧力をもってコロ7aは感
光体1に当接し、除電電極5aと感光体1との離間距離
を一定に保っている。また、記録紙4の搬送方向に対し
て下方に斜行した搬送ガイド7bを一体的に形成してい
る。
【0019】転写ローラ2によってトナー像が転写され
た記録紙4は、転写の際に、記録紙4の裏面に付与され
た転写バイアスの電荷のため、感光体1に静電的引力が
作用して吸着傾向を示すが、記録紙4が分離部5の分離
位置にくると、除電電極5aによる転写時とは主として
逆極性の放電によって、その吸着力が減じられ、記録紙
4の先端部が自重と剛性によって感光体1から分離す
る。しかしながら、図3に示す従来技術のごとく分離部
10から定着ローラ8までの記録紙ガイドを直線的な搬
送ガイドで行なえば、記録紙4の搬送とともに再度感光
体1に吸着してしまい記録紙4の搬送トラブル、所謂ジ
ャムになってしまうが、記録紙4と搬送ガイド7bとの
間は大きな空間が確保されているため、分離した記録紙
4の先端部は搬送とともにさらに分離方向に誘導される
こととなり、このような特徴的な搬送ガイド7bの形状
によって例え分離しにくい要因があっても補完して分離
性を向上させることができる。
【0020】図4には搬送ガイド7bの斜行部分の概略
拡大図を示しており、搬送ガイドの斜行部分の曲率半径
をR、頂上から斜行底部までの高さをh、h位置と頂上
を結ぶ線分と、垂線とのなす角をΘとし、後述する実験
によって上述効果が得られるR,H,Θの範囲を求める
ことができた。ここで、分離しにくい要因について詳述
する。
【0021】まず、第1に前述したように分離部5と転
写ローラ2とのリークの問題が掲げられる。両者は互い
に逆極性であったり同極性の場合でも電位差があり、加
えて、近接配置されていることもあってリークしやすい
状況にある。このリークがあると分離部5においては充
分な除電バイアスが得られず分離不良となる。この問題
については本実施例のごとく絶縁部7のシールドによっ
て回避できるほか、コロ7aがあるために分離部5と感
光体1を近接して設けることが可能で両者間の空隙を可
及的に少なくして転写装置とのリークを低減させること
ができる。
【0022】第2に、除電バイアスの変動の問題があ
る。即ち、製造上の組み立て精度や経年変化等の実際上
回避できない理由により、除電電極5aと感光体1との
離間距離が不安定になると記録紙4に対する除電バイア
スに変動をきたし、これも分離不良となる。例えば、離
間距離が1mmであれば除電電極5aの必要電位は−2
kvであるが、離間距離が2mmとなると必要電位も−
2.5kvとなり、予め除電電位を固定値に設定してい
る場合には離間距離の微細な変動が分離能力に大きな影
響を与えるのである。しかも、除電バイアスは紙質や湿
度等によっても変動するため、バイアス電圧が適性範囲
を外れてしまうことがあり、この問題については斜行さ
せた搬送ガイド7bが回避することができるほか、回転
自在のコロ7aが、分離部5と感光体1との離間距離を
永続的に一定に保つために、分離部5の分離能力を維持
し、上記問題を回避することができる。
【0023】一方、リークがある場合に転写ローラ2に
おいては充分な転写バイアスが得られず、画像濃度低下
を起こしてしまうが、本実施例のリーク対策の構成によ
り画像濃度低下に対しても効果を有するものである。分
離部5により分離された記録紙4が搬送ガイド7b上を
滑って定着ローラ8に搬送される。ここで、搬送ガイド
7bには記録紙4の搬送方向に凸凹部7cが設けてあ
り、記録紙4との接触面積を少なくすることで摩擦を減
少させ、スムーズな搬送を実現できるのである。なお、
凸凹部7cはその断面形状を示した図5にように(a)
乃至(c)のいずれでもよい。
【0024】そして、分離部5の感光体1に対向する除
電面を開口面を残すように絶縁部7dを設けてあるので
分離する際に、記録紙先端部が分離装置にひっかかって
ジャムとなるようなことや、記録紙のバタツキによる白
ぬけが発生することはない。開口面に関して言えば、開
口率が高ければ分離性は向上するが、その分、分離部5
に搬送されてきた記録紙4がひっかかる可能性も増える
ため、本実施例ではジャムとのかねあいで開口率を50
%以上とすることが好ましい。
【0025】次に実験例について説明する。転写ローラ
2は内層にエーテル系発泡ウレタン(北辰工業社製、1
5 〜10 6 Ω・cm)、外層にエステル系ウレタンソ
リッドタイプ(北辰工業社製、10 10〜1011Ω・c
m)で形成(内外層で、107 〜108 Ω・cm)さ
れ、除電電極5aとして導電性の分離ブラシ(アキレス
株式会社製、ノンスパーク4Sタイプ、ステンレス繊
維、ピッチ0.8mm、毛長3mm、ドラム間距離0.
5mm)、絶縁部7、7dはABS樹脂(テフロン含
有)を使用し、R=10cm、Θ=70°、h=1cm
として構成したものでは、絶縁部7dの無い場合と有る
場合の比較で、白ぬけ発生率は0.7%に対して0%、
ジャム発生率は0.2%に対して0%であった。
【0026】また、転写ローラの代わりに導電性ワイヤ
を張り巡らしてピッチを0.5mmとした転写ブラシ
(アキレス株式会社製、ノンスパーク4Sタイプ(その
他3S,3Cタイプも可))を用い、除電電極5aとし
てステンレス製尖突電極(ピッチ1.5mm、高さ3m
m、厚さ150ミクロン、ドラム間距離0.5mm)、
絶縁部7はABS樹脂(テフロン含有)を使用(凸凹部
7cのピッチ10mm、高さ5mm)し、絶縁部7dは
径100ミクロンのナイロンを20mm間隔で付設し、
R=20cm、Θ=45°、h=3cmとして構成した
ものでは、絶縁部7dの無い場合と有る場合の比較で、
白ぬけ発生率は0.4%に対して0%、ジャム発生率は
0.2%に対して0.1%であった。
【0027】さらに、転写ローラ2は内層にエーテル系
発泡ウレタン(北辰工業社製、10 5 〜106 Ω・c
m)、外層にエステル系ウレタンソリッドタイプ(北辰
工業社製、1010〜1011Ω・cm)で形成(内外層
で、107 〜108 Ω・cm)され、除電電極5aとし
てリン青銅製尖突電極(ピッチ2mm、高さ3mm、厚
さ200ミクロン、ドラム間距離2mm)、絶縁部7,
7dは変性PPE(テフロン含有)を使用(凸凹部7c
のピッチ10mm、高さ5mm)し、絶縁性コロを付設
し、R=15cm、Θ=50°、h=2cmとして構成
のものでは絶縁部7dの無い場合と有る場合の比較で、
白ぬけ発生率は0.7%に対して0.1%、ジャム発生
率は0.3%に対して0.1%であった。
【0028】このように、白ぬけ発生率とジャム発生率
が示すように、絶縁部7dによって、白ぬけとジャムの
発生を防止していることがわかる。次に、転写ローラ2
は内層にカーボンブラック含有ルビセル、外層にアジペ
ート系ポリウレタンで形成(日東工業社製、107 〜1
8 Ω・cmハイデンソーコート)され、除電電極5a
としてリン青銅製尖突電極(ピッチ2mm、高さ4m
m、厚さ500ミクロン、ドラム間距離0.5mm)、
絶縁部7はABS樹脂(テフロン含有)を使用(凸凹部
7cのピッチ20mm、高さ3mm)し、絶縁部7dは
50ミクロン径のペットを使用し、R=30cm、Θ=
60°、h=2cmとして構成したものでは、搬送ガイ
ド7bの斜行が無い場合と有る場合の比較で、ジャム発
生率は0.7%に対して0%であった。
【0029】また、転写ローラ2はカーボンブラック含
有ルビセルで形成(日東工業社製、105 〜106 Ω・
cm、単層)され、除電電極5aとして導電性のステン
レス繊維の分離ブラシ(アキレス株式会社製、ノンスパ
ーク4Sタイプ、ピッチ2mm、毛長4mm、ドラム間
距離1mm)、絶縁部7は変性PPE(テフロン含有)
を使用し、絶縁部7dは100ミクロン径のナイロンを
使用し、R=20cm、Θ=50°、h=3cmとして
構成したものでは、搬送ガイド7bの斜行が無い場合と
有る場合の比較で、ジャム発生率は0.9%に対して
0.1%であった。 このようにジャム発生率が示すよ
うに搬送ガイド7bの斜行形成によってジャムの発生を
防止していることがわかる。
【0030】絶縁部7としては変性PPE、ABS樹
脂、ペット及びテフロン、絶縁部7dしてはナイロン、
ペット及びテフロン製のものが使用でき、図8(a)乃
至(f)に示すような形態で用いることができる。分離
電極としては図7(b)に示すような導電性ブラシ
((アキレス株式会社製、ノンスパーク4Sタイプ(そ
の他3S,3Cタイプも可)、ピッチ0〜10mm、毛
長1mm〜10mm)や図7(a)に示すような尖突電
極(ステンレス、銅、アルミ、鉄製、厚さ0.1mm〜
2mm、ピッチ0.5mm〜10mm、高さ1〜10m
m)が使用できるほか図7(c)乃至(e)に示すよう
なものでもよい。
【0031】転写ローラとしては単層タイプは発泡ポリ
ウレタン系のものや発泡シリコン系、複層タイプは内層
が発泡ポリウレタン系のものや発泡シリコン系などで、
外層がポリフッ化ビニリデン(PVDF)や、アジペー
ト系ポリウレタン、エステル系ウレタンソリッドタイプ
などで形成され、硬度は20〜50(JIS規格K−6
301に基づくアスカーC硬度計で測定)、ローラ径は
10〜30mmのものが好ましく、転写ブラシとしては
図6(a)乃至(c)に示すような導電性ワイヤ((ア
キレス株式会社製、ノンスパーク4Sタイプ(その他3
S,3Cタイプも可))を使用することができる。これ
らのものは日東工業株式会社、北辰工業株式会社、ブリ
ジストン株式会社、信越ポリマー株式会社等より入手で
きるものである。さらに、感光体1と分離部5間の距離
は0.2mm〜5mmが好ましい。
【0032】以上の実験結果より図4において、40°
≦Θ≦85°、0.5cm≦h≦5cm、2cm≦R≦
50cmの条件を満たす搬送ガイド7bが好適である。
また、図5において、1mm≦P≦100mm、1mm
≦a≦20mm、1mm≦b≦30mmの条件を満たす
凸凹部7cを使用可能であることがわかった。なお、本
発明は2色以上のトナー像を形成する画像形成装置にも
適用できるほか、2成分現像剤を用いる現像領域に直流
成分と交流成分の電位を重畳する非接触2成分反転現像
方式にも適用できる。すなわち、現像方式を限定するも
のではなく反転現像、正規現像方式双方に適用可能なも
のである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように上記構成の画像形成
装置の被転写材分離装置によれば、分離装置は像担持体
との対向面以外は全面に渡り絶縁シールド手段によって
絶縁被膜されているため転写装置のみならず周辺の他の
構成要素にもリークを防止できる。加えて、像担持体と
の対向面も絶縁材が差し渡されており、被転写材のバタ
ツキがあっても分離装置にひっかからずジャムを防止で
きる。
【0034】また、絶縁シールド手段の両側部を像担持
体に当接させることにより像担持体との離間距離を規制
する構成としたものでは、バイアス電圧による分離能力
を維持することができるほか、絶縁シールド手段の中間
部と像担持体との空隙を充分小さくすることができるた
め特に影響の大きい転写装置とのリークを可及的に低減
させることができる。
【0035】また、上記構成において絶縁シールド手段
の両側部を絶縁性のコロを介して像担持体に転がり接触
させるようにしたものでは、ひっかかりなく円滑に動作
すると共に長年の使用によってもコロは磨耗せず、設定
された離間距離を維持するこができる。また、絶縁シー
ルド手段に下方に斜行する搬送ガイドを設けたもので
は、分離した被転写材の先端部が自重と剛性によって速
やかに下方へ案内されて像担持体からに影響から逃れる
ことができるため容易に分離しやすくなり分離性の向上
を図ることができる。
【0036】また、絶縁シールド手段に凹凸部を有する
絶縁性の搬送ガイドを設けたものでは、被転写材と搬送
ガイドの接触面積の低下により摩擦力を減じて被転写材
の搬送をスムーズにすることができる。また、分離装置
は尖突電極若しくは導電性ブラシを分離電極として用い
たり、転写手段を転写ローラ若しくは転写ブラシとした
り、2色以上のトナー像を形成する像担持体や非接触2
成分反転現像手段を有する画像形成装置にも適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における分離装置を備えた画
像形成装置要部の概略断面図
【図2】本発明の一実施例における分離装置と絶縁部を
示した概略断面図
【図3】従来の分離装置を備えた画像形成装置要部の概
略断面図
【図4】本発明の一実施例における搬送ガイドの斜行部
分の概略拡大図
【図5】本発明の一実施例における搬送ガイドの凸凹部
の断面形状を示した概略図
【図6】本発明の一実施例における転写ブラシを示した
概略斜視図
【図7】本発明の一実施例における分離電極を示した概
略斜視図
【図8】本発明の一実施例における絶縁部要部を示した
概略上面図
【符号の説明】
1 感光体 2 転写ローラ 5 分離装置 7 絶縁部 8 定着ローラ 9 コイルバネ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径70mm以上の円筒状か若しくは転写
    又は分離位置でその曲率半径が35mm以上である像担
    持体上に形成したトナー像を、転写手段によって被転写
    材に転写した後、分離バイアスを印加して被転写材を分
    離する分離装置を備えた画像形成装置において、 前記分離装置を囲み前記像担持体との間は前記被転写材
    の搬送方向に対して開口面を残しつつ前後壁間を差し渡
    し、他の面は全面被膜するように装着した絶縁性材から
    なる絶縁シールド手段を具備することを特徴とする画像
    形成装置の被転写材分離装置。
  2. 【請求項2】前記絶縁シールド手段の両側部を像担持体
    に当接させ中間部を像担持体に近接すると共に、前記分
    離装置と前記像担持体との離間距離を規制することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置の被転写材分離
    装置。
  3. 【請求項3】前記絶縁シールド手段は両側部に回転自在
    に支持される絶縁性のコロを有し、該コロを介して像担
    持体に当接させたことを特徴とする請求項2に記載の画
    像形成装置の被転写材分離装置。
  4. 【請求項4】前記絶縁シールド手段に、前記分離装置の
    前記被転写材の搬送方向下流側に対し、下方に斜行して
    形成された前記被転写材の絶縁性搬送ガイドを設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の画像形成装
    置の被転写材分離装置。
  5. 【請求項5】前記絶縁性搬送ガイドは、前記被転写材を
    ガイドする頂壁が被転写材の搬送方向と直角方向に凹凸
    を有して形成されていることを特徴とする請求項4に記
    載の画像形成装置の被転写材分離装置。
  6. 【請求項6】前記分離装置は尖突電極若しくは導電性ブ
    ラシを分離電極として用いることを特徴とする請求項1
    〜請求項5に記載の画像形成装置の被転写材分離装置。
  7. 【請求項7】前記像担持体は2色以上のトナー像を形成
    することを特徴とする請求項1〜請求項6に記載の画像
    形成装置の被転写材分離装置。
  8. 【請求項8】画像形成装置が2成分現像剤を担持する現
    像領域に直流成分と交流成分の電位を重畳する非接触2
    成分反転現像手段を備えていることを特徴とする請求項
    1〜請求項7に記載の画像形成装置の被転写材分離装
    置。
  9. 【請求項9】前記転写手段は転写ローラ若しくは転写ブ
    ラシであることを特徴とする請求項1〜請求項8に記載
    の画像形成装置の被転写材分離装置。
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