JP2015064422A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転写材の帯電状態が変化しても、第一ベルトと第二ベルトの対向間隔に導かれた転写材の先端の挙動が安定して、転写材のトナー像担持面が第一ベルトに接触してトナー像が乱されることが少ない画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着入口ガイド42は、導電性の材料で形成されて定着ベルト36よりも加圧ベルト31に近い位置に配置される。樹脂層42aは、転写材搬送方向のリブ状の絶縁材料であって、板金42bの転写材対向面と転写材の間に所定の隙間を形成して電気的な吸着を軽減することにより、転写材の移動抵抗の増大、転写材の斜行、皺、薄い転写材のジャムを抑制する。
【選択図】図7

Description

本発明は、転写材に画像を形成する画像形成装置、詳しくは転写材を加熱処理する定着装置へ転写材を導く案内部材に関する。
中間転写体に担持されたトナー像を転写部で転写材に転写し、トナー像が転写された転写材を定着装置で加熱加圧して転写材にトナー像を定着させる画像形成装置が広く用いられている。
特許文献1には、複数のローラに張架されて高温に加熱されたベルトと弾性層を有する加圧ローラとの間に転写材のニップ部を形成する定着装置が示される。そして、加圧ローラに隣接する位置に導電体の案内部材を配置して、加圧ローラ上へ転写材を受け渡してニップ部へ搬送させている。
特許文献2には、複数のローラに張架されて高温に加熱された第一ベルトと別の複数のローラに張架された第二ベルトとの間に転写材のニップ部を形成するいわゆるツインベルト方式の定着装置が示される。ツインベルト方式の定着装置は、通常、第二ベルトに隣接する位置に導電体の案内部材を配置して、第二ベルト上へ転写材を受け渡してニップ部へ搬送させている。
特開2010−85968号公報 特開2011−81079号公報
中間転写ベルトと転写ローラで構成される転写部の下流側にツインベルト方式の定着装置を配置した画像形成装置は、第一ベルトと第二ベルトの対向間隔に転写材を導くと、転写材の先端の挙動が不安定になることが判明した。転写部を通過した転写材の帯電状態と、第一ベルトと第二ベルトの帯電状態と、に応じて転写材の先端が第二ベルトに受け渡される位置が前後に変化することが判明した。極端な場合には、ニップ部の転写材搬送方向上流側で転写材のトナー像担持面が第一ベルトに接触して、トナー像が乱されることが判明した。
本発明は、転写材の帯電状態が変化しても、第一ベルトと第二ベルトの対向間隔に導かれた転写材の先端の挙動が安定して、転写材のトナー像担持面が第一ベルトに接触してトナー像が乱されることが少ない画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、中間転写ベルトと転写ローラとで転写材を挟持して転写材にトナー像を転写する転写部と、転写材のトナー像が転写された面に当接する第一ベルトと転写材のトナー像が転写された反対側の面に当接する第二ベルトのニップ部で転写材を加熱して転写材にトナー像を定着させる定着装置と、前記転写部でトナー像を転写された転写材を案内して前記ニップ部へ導く案内部材と、を備えるものである。そして、前記定着装置は、前記ニップ部よりも転写材搬送方向上流側で前記第一ベルトを張架する第一上流ローラと、前記ニップ部よりも転写材搬送方向上流側の前記第一上流ローラから離れた位置で前記第一ベルトと前記第二ベルトの対向間隔を形成するように前記第二ベルトを張架する第二上流ローラと、を有し、前記案内部材は、導電性の材料で形成されて前記対向間隔における前記第一ベルトよりも前記第二ベルトに近い位置に配置された電極部材を有する。
本発明の画像形成装置では、案内部材が第一ベルトと第二ベルトの対向間隔における第一ベルトよりも第二ベルトに近い位置で転写材を案内するから、転写材のトナー像を転写された面が第一ベルトに接触しにくい。そして、電極部材を接地電位もしくは所定電位に電位を規制することで、帯電した転写材を電気的に引き寄せることができるため、転写材が案内部材から浮き上がって第一ベルトに接触しにくい。
したがって、転写材の帯電状態が変化しても第一ベルトと第二ベルトの対向間隔に導かれた転写材の先端の挙動が安定してトナー像が乱されないで済む。
画像形成装置の構成の説明図である。 定着装置の構成の説明図である。 二次転写部における転写材の帯電の説明図である。 剥離放電による転写材の帯電の説明図である。 比較例1の定着装置の構成の説明図である。 転写材の帯電状態と転写材先端の挙動との関係の説明図である。 定着入口ガイドの配置の説明図である。 実施例1の定着入口ガイドの斜視図である。 実施例2の定着入口ガイドの斜視図である。 比較例2の定着装置の配置の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置60は、中間転写ベルト6に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部PY、PM、PC、PKを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部PYでは、感光ドラム1Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト6に一次転写される。画像形成部PMでは、感光ドラム1Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト6に一次転写される。画像形成部PC、PKでは、感光ドラム1C、1Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト6に一次転写される。
転写材(記録材)7は、カセット10から1枚ずつ取り出されてレジストローラ8で待機する。転写材7は、レジストローラ8によって中間転写ベルト6上のトナー像にタイミングを合わせて転写部T2へ給送されてトナー像を二次転写される。四色のトナー像を二次転写された転写材7は、定着装置30へ搬送され、定着装置30で加熱加圧を受けて画像を定着された後に、機体外部へ排出される。
(画像形成部)
図1に示すように、画像形成部PY、PM、PC、PKは、現像装置4Y、4M、4C、4Kで用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、実質的に同一に構成される。以下では、イエローの画像形成部PYについて説明し、他の画像形成部PM、PC、PKに関する実質的に重複した説明を省略する。
画像形成部PYは、感光ドラム1Yの周囲に、コロナ帯電器2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、転写ローラ5Y、及びドラムクリーニング装置11Yを配置している。感光ドラム1Yは、アルミニウム円筒の外周面にOPC感光体の感光層が形成され、矢印A方向に回転する。コロナ帯電器2Yは、コロナ放電で発生させた荷電粒子を照射して感光ドラム1Yの表面を一様な負極性の暗部電位VDに帯電させる。
露光装置3Yは、画像を走査線に展開した画像信号に基づいてON/OFF変調されたレーザービームを感光ドラム1Yの表面に走査して、露光された部分の電位を明部電位VLに低下させて、感光ドラム1Yの表面に画像に応じた静電像を形成する。
現像装置4Yは、トナーとキャリアを含む現像剤を攪拌してトナーをマイナス、キャリアをプラスに帯電させた後に現像スリーブに穂立ち状態で担持させて、感光ドラム1Yの静電像をトナー像に現像する。負極性の直流電圧Vdcに交流電圧を重畳した振動電圧を現像スリーブに印加することで、トナーが感光ドラム1Yに移転する。
転写ローラ5Yは、中間転写ベルト6の内側面を押圧して感光ドラム1Yと中間転写ベルト6との間にトナー像の転写部を形成する。転写ローラ5Yに正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム1Yに担持されたトナー像が中間転写ベルト6へ転写される。
転写ローラ5Yは、ステンレス丸棒の芯金の周囲にイオン導電系発泡ゴムの弾性層を設けて外径φ15〜20mmに形成されている。常温常湿環境(N/N:23℃、50%RH)で2kV印加時の抵抗値が1×10〜1×10Ωである。+1〜+5kVの転写電圧を印加して+15〜+70μAの転写電流を流している。
(中間転写ベルト)
中間転写ベルト6は、テンションローラ22、駆動ローラ24、及び二次転写内側ローラ21に掛け渡して支持される。テンションローラ22は、不図示のばねで外側に付勢されて中間転写ベルト6の張力を一定に制御する。駆動ローラ24は、中間転写ベルト6を駆動して、矢印Gの方向へ150〜360mm/secの周速度で回転させる。
中間転写ベルト6は、常温常湿環境(N/N:23℃、50%RH)において、体積抵抗率1×10〜1×1014[Ω・cm]、MD1硬度60〜85°、静止摩擦係数0.2〜0.6である。
中間転写ベルト6は、厚み0.05〜0.15[mm]の基層上に厚み0.1〜0.5[mm]の弾性層を形成し、表面に厚み0.001〜0.020[mm]の表層を設けている。基層は、ポリイミド、ポリカーボネートなどの樹脂または各種ゴム等に帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させた。弾性層は、CRゴム、ウレタンゴムなどの各種ゴム等に帯電防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させた。表層は、フッ素樹脂などの離型性の良い樹脂である。
(二次転写部)
二次転写ローラ9は、二次転写内側ローラ21に支持された中間転写ベルト6に当接して転写材に対するトナー像の二次転写部T2を形成する。二次転写ローラ9は、弾性層の表層の発泡セルの個数が2mm長さの間に5個以上ある発泡の目が細かい転写ローラである。中間転写ベルト6は、弾性層を有する。二次転写ローラ9は、発泡セルの個数が2mm長さの間に5個以上ある弾性層を有する。
二次転写ローラ9は、ステンレス丸棒の芯金の周囲にイオン導電系発泡ゴムの弾性層を設けて外径φ20〜25mmに形成されている。常温常湿環境(N/N:23℃、50%RH)で2kV印加時の抵抗値が1×10〜1×10Ωである。二次転写内側ローラ21は、ステンレス丸棒の芯金の周囲に電子導電性ゴムの弾性層を設けて外径φ20〜22mmに形成されている。常温常湿環境(N/N:23℃、50%RH)で50V印加時の抵抗値が1×10〜1×10Ωである。
二次転写内側ローラ21は、接地電位に接続される。二次転写ローラ9は、トナー像と逆極性の定電圧制御された転写電圧が印加される。例えば+1〜+7kVの転写電圧を印加して+15〜+100μAの転写電流を流している。転写部の一例である二次転写部T2は、中間転写ベルト6と二次転写ローラ9とで転写材を挟持して転写材にトナー像を転写する。
(定着前搬送装置)
定着前搬送装置41は、二次転写部T2でトナー像を転写された転写材7を定着装置30に搬送する。定着前搬送装置41は、搬送幅方向の中央部に幅100〜110mm、厚み1〜3mmに形成されたEPDMなどのゴム材質の搬送ベルトの上に転写材7を載せて搬送する。搬送ベルトには、直径3〜7mmの穴が多数明けられており、搬送ベルトの内側から不図示のファンで吸引することで、搬送ベルトによる転写材7の担持力を高めている。
(ベルトクリーニング装置)
ベルトクリーニング装置12は、中間転写ベルト6に対してカウンタ回転するファーブラシを用いて中間転写ベルト6上の転写残トナーを静電的に回収する。ファーブラシに当接してウィズ回転する金属ローラに移転した転写残トナーは、金属ローラに当接するクリーニングブレードによって掻き落とされる。
クリーニングブレードは、厚み1.6〜2.2mmのウレタンゴムで、常温常湿環境におけるIRHD硬度70〜78°である。ファーブラシは、毛の太さ2〜15デニール、密度31〜310F/mm、毛長3〜7mm、芯金径8〜17mm、外径11〜24mm、常温常湿環境100V印加時の抵抗が1×10〜1×10Ωである。
<実施例1>
(定着装置)
図2は定着装置の構成の説明図である。図2に示すように、定着装置30は、定着ベルト36と加圧ベルト31とが当接して転写材7のニップ部を形成するツインベルトニップ方式の画像加熱装置である。
加圧ベルト31は、定着ベルト36の下面に当接してニップ部(N:図5)を形成している。加圧ローラ32は、加圧ベルト31を介して所定の押圧力で定着ベルト36を押圧する。
制御部100は、所定の制御タイミングにて、モータやギアトレインを含む駆動機構Mを起動して、定着ベルト36を矢印R36方向に所定の周速度で回転させる。定着ベルト36が回転すると、ニップ部Nの摩擦力によって、加圧ベルト31が矢印R31方向に定着ベルト36とほぼ同じ周速度で従動回転する。加圧ベルト31が回転すると、加圧ベルト31の内側でテンションローラ35と加圧ローラ32が従動回転する。
定着ローラ37の内部の中心線上に、不図示のハロゲンヒータが配設され、ハロゲンヒータが発熱することで定着ローラ37が内側から加熱される。定着ベルト36に当接させて不図示の温度センサが配設される。
制御部100は、温度センサの出力に基づいて電源部102からハロゲンヒータに供給される電力を制御して定着ベルト36の表面温度を所定の目標温度に維持する。制御部100は、所定の制御タイミングにて、ハロゲンヒータへの電力供給を開始して定着ベルト36の表面温度を所定の目標温度に立ち上げる。
定着ベルト36の表面温度が所定の目標温度に立ち上がると、テンションローラ35、38の側からトナー像を転写された転写材7が上向きで定着装置30に導入される。転写材7は、加圧ベルト31に載せてニップ部Nへ送り込まれる。転写材7は、トナー像担持面を定着ベルト36に密着させて、ニップ部Nを挟持搬送される。挟持搬送の過程で、未定着のトナー像が加熱及び加圧されて固着画像を定着される。ニップ部Nを通過した転写材7は、定着ベルト36の表面から順次に分離して定着装置30から排出される。
ニップ部Nの転写材搬送方向に沿った圧力分布は、加圧ローラ32が定着ベルト36を押圧する下流領域で最も高い。加圧ローラ32は、加圧ベルト31を介して定着ベルト36の弾性層に侵入して凹ませている。定着ベルト36の弾性層は、転写材7が分離する方向に曲率が大きくなるように変形している。そのため、ニップ部Nを通過した転写材7は、ニップ部Nの出口において、定着ベルト36の表面から順次分離していく。
したがって、定着装置の一例である定着装置30は、第一ベルトの一例である定着ベルト36と第二ベルトの一例である加圧ベルト31のニップ部Nで転写材を加熱して転写材にトナー像を定着させる。第一上流ローラの一例であるテンションローラ38は、ニップ部Nよりも転写材搬送方向上流側で定着ベルト36を張架する。第二上流ローラの一例であるテンションローラ35は、定着ベルト36と加圧ベルト31の対向間隔を形成するようにニップ部Nよりも転写材搬送方向上流側のテンションローラ38から離れた位置で加圧ベルト31を張架する。
第一加圧部材の一例である定着パッド39は、テンションローラ38よりも転写材搬送方向下流側で定着ベルト36の内側面に当接する。第二加圧部材の一例である加圧パッド33は、定着パッド39との間で定着ベルト36及び加圧ベルト31を加圧してニップ部Nを形成する。
(定着ベルト部)
定着ベルト36は、定着ローラ37とテンションローラ38の間に張設されたエンドレスの可撓性を有する複合層ベルトである。定着ベルト36は、内径が50〜70mm、厚み55〜75μmの可撓性を有する金属ベルトを基層とし、基層上に厚み300〜500μmの弾性層を積層し、弾性層の外周面を厚み30〜50μmの離型層で被覆したものである。弾性層は、JIS−A硬度30°、熱伝導率1.0W/mKのシリコンゴムである。離型層は、フッ素樹脂(PFA、PTFE等)である。
定着ローラ37は、外径φ18〜25mmのステンレスパイプの金属ローラにJIS−A硬度30°、熱伝導率1.0W/mK、厚み0.3〜0.7mmのシリコンゴム層を接着して直径φ18.6〜26.4mmのローラとした。定着ローラ37の両端部は、定着装置30の筐体側板に付設された軸受によって回転自在に支持される。
テンションローラ38は、定着ローラ37よりも転写材搬送方向の上流側に配設される。テンションローラ38の両端部は、不図示のコイルバネによって定着ベルト36に張りを与える方向に付勢されている。テンションローラ38は、外径18〜25mmのステンレス円管を用いたローラである。テンションローラ38の両端部は、定着装置30の筐体側板に付設された軸受によって回転自在に支持される。テンションローラ38の内部に長手の熱分布を均一化するヒートパイプを配置してもよい。
定着パッド39は、定着ベルト36の内側で定着ローラ37に近接して配置され、ステンレス又はアルミニウム等の金属で構成される。定着パッド39は、転写材搬送方向に沿った長さPが15〜19mm、転写材搬送方向に直角な転写材幅方向の長さが350mmである。
(加圧ベルト部)
加圧ベルト31は、テンションローラ35と加圧ローラ32の間に張設されたエンドレスの可撓性を有する複合層ベルトである。加圧ベルト31は、内径φ50〜70mm、厚み40〜60μmの可撓性を有する金属ベルトを基層とし、基層の外周面を厚み20〜40μmのフッ素樹脂(PFA、PTFE等)の離型層で被覆したものである。
加圧ローラ32は、外径φ20mm、内径φ16mm、肉厚2mmの鉄合金製円管を用いた低摺動性の剛性ローラである。加圧ローラ32の両端部は、定着装置30の筐体側板に付設された軸受によって回転自在に支持される。
テンションローラ35は、加圧ローラ32よりも転写材搬送方向の上流側に配置される。テンションローラ35の両端部は、不図示のコイルバネによって加圧ベルト31に張りを与える方向に付勢されている。テンションローラ35は、外径φ18〜25mm、内径φ14〜21mm、肉厚2mmの鉄合金製円管を用いた剛性ローラである。テンションローラ35の両端部は、定着装置30の筐体側板に付設された軸受によって回転自在に支持される。テンションローラ35は、熱伝導率を小さくして加圧ベルト31との熱伝達を少なくするために、表面にシリコーンスポンジ層を設けてもよい。
加圧パッド33は、加圧ベルト31の内側で加圧ローラ32に近接して配設され、加圧ベルト31の内面から定着ベルト36を押圧する。加圧パッド33は、ステンレスの金属板上に、JIS−A硬度20°、熱伝導率0.8W/mK、厚さ4mmのシリコンゴムの弾性層を接着している。摺動シート34は、加圧パッド33の外周面を覆って配置され、表面にフッ素樹脂(PI、PFA等)の離型層を有して、加圧ベルト31の内面との摺動抵抗を軽減している。加圧パッド33は、転写材搬送方向に沿った長さQが定着パッド39の長さPより小さい9〜14mm、転写材搬送方向に直角な転写材幅方向の長さが350mmである。
加圧ベルト31における加圧パッド33と加圧ローラ32に支持された領域が定着ベルト36に当接して転写材のニップ部Nを形成する。加圧ローラ32および加圧パッド33は、不図示の加圧機構によって定着ベルト36へ向かう方向に総荷重784N(80Kgf)で加圧される。
(転写材の帯電状態のばらつき)
図3は二次転写部における転写材の帯電の説明図である。図4は剥離放電による転写材の帯電の説明図である。
近年、出力画像の画質向上の要求が高くなったので、二次転写部T2におけるトナー像の二次転写を良好に行うために、二次転写部T2のニップ部内の放電を軽減することが必要とされている。そのため、中間転写ベルト6に弾性層を設け、二次転写ローラ9の弾性層に発泡の目が細かいものを用いて、二次転写部T2における転写材7と中間転写ベルト6の密着性を高めている。
しかし、二次転写部T2における転写材7と二次転写ローラ9の密着性を高めると、二次転写部T2を通過後の転写材7の帯電量の変動が大きくなって、定着装置30へ搬送された際に転写材先端の挙動が不安定になることが判明した。
図3の(a)に示すように、二次転写部T2における転写材7と二次転写ローラ9の密着性が高くない場合、二次転写ローラ9の表面で放電が発生して転写材裏面にプラス電荷が蓄積される。しかし、中間転写ベルト6から転写材7が分離する際の剥離放電を通じて転写材表面にマイナス電荷が蓄積されるため、二次転写部T2を通過した転写材7は、マクロ的には表裏の電荷がキャンセルし合って、みかけの帯電量が少なくなる。そのため、定着装置30へ搬送された際に、転写材7と定着ベルト36との間で作用する電気的な引力はそれほど大きくない。転写材7と二次転写ローラ9の密着性が高くない例は、二次転写ローラ9の弾性層に、2mm長さ当たり発泡セルが3〜4個のものを用いた場合である。
これに対して、図3の(b)に示すように、二次転写部T2における転写材7と二次転写ローラ9の密着性が高い場合、二次転写ローラ9の表面で放電があまり発生せず、転写材裏面にプラス電荷が蓄積されにくい。しかし、中間転写ベルト6から転写材7が分離する際の剥離放電を通じて転写材表面にマイナス電荷は同様に蓄積されるため、二次転写部T2を通過した転写材7は、表のマイナス電荷の影響を受けてマイナスの大きな帯電量を有する。そのため、定着装置30へ搬送された際に、転写材7と定着ベルト36との間で電気的な引力が大きく作用して、ニップ部Nへ搬送される転写材7の先端の挙動が不安定になる。転写材7と二次転写ローラ9の密着性が高い例は、二次転写ローラ9の弾性層に、2mm長さ当たり発泡セルが5個以上のものを用いた場合である。
図4に示すように、二次転写部T2のニップ外では、ニップ内同様、二次転写ローラ9からプラス電荷、中間転写ベルト6からマイナス電荷が付与される。しかし、接地された二次転写内側ローラ21から離れてしまうので、二次転写ローラ9から放電によって付与された電荷と等価の逆極性の電荷を安定して付与できず、表裏の電荷が不均衡になり易い。
表裏の電荷が不均衡になると、プラス電荷、マイナス電荷が形成する電気力線がキャンセルし合わない箇所が発生し、その結果、マクロ的に転写材7の電荷量が多くなって、転写材7の外に電界が発生する。帯電量の多い転写材は、定着装置30のニップ部Nへ向かって案内される際、ニップ部Nの入口で互いに近接し合っている加圧ベルト31と定着ベルト36がつくる接触帯電など電界の向きに応じて転写材7が定着ベルト36に吸い寄せられる。
<比較例1>
図5は比較例1の定着装置の構成の説明図である。図6は転写材の帯電状態と転写材先端の挙動との関係の説明図である。図6中、(a)は強く帯電した場合、(b)は弱く帯電した場合である。
図5に示すように、比較例1の定着装置30Hは、定着ベルト36と加圧ベルト31とを当接させてニップ部を形成するツインベルト方式の定着装置である。ニップ部Nの転写材搬送方向上流側の遠い位置で転写材7が加圧ベルト31に受け渡されると、転写材7が斜行状態で加圧ベルト31に張り付いて転写材7の挙動が不安定になり、その結果、ニップ部N通過後の転写材7がしわになってしまう現象が発生した。
図6の(a)に示すように、比較例1の定着装置30Hは、転写材7が強く帯電している場合、ニップ部Nの転写材搬送方向上流側で転写材7が定着ベルト36に張り付いて転写材7の挙動が不安定になる現象が発生した。その結果、ニップ部N通過後の転写材7の画像が乱れることがあった。
図6の(b)に示すように、比較例1の定着装置30Hは、ニップ部Nの転写材搬送方向上流側で、転写材7が定着ベルト36に張り付いて転写材7の挙動が不安定にならなければ、ニップ部N通過後の転写材7がしわになりにくい。画像が乱れる現象も発生しにくい。
上述したように、ニップ部Nの上流側における転写材の挙動の不安定は、二次転写部T2で帯電を受けた転写材が静電的に定着ベルト36又は加圧ベルト31に吸い寄せられて発生している。これに加えて、定着ベルト36と加圧ベルト31も帯電している転写材7と接触することで、静電気を帯びている。ニップ部Nにおいて定着ベルト36と加圧ベルト31とが接触・摺擦することでも摩擦帯電が発生する。定着ベルト36と加圧ベルト31は、回転速度が速いほど強い静電気を帯びている。
そのような状況下で、ニップ部Nの上流側で定着ベルト36と加圧ベルト31が近接して向いあっている箇所があると、互いの帯電状態に応じて転写材挙動が変化する。図6の(a)に示すように、転写材7が定着ベルト36に静電気的に吸い寄せられたり、図6の(b)に示すように、そうでなかったりする。
そこで、以下の実施例では、定着入口ガイド42を加圧ベルト31と定着ベルト36の対向面間に進入させている。定着入口ガイド42に帯電量が多い転写材を電気的に吸い寄せることで、定着ベルト36に張り付く前に転写材をニップ部Nに到達させている。これにより、定着性向上と、ニップ部Nの手前での転写材の挙動の安定化によるしわ発生防止を両立させている。
(実施例1の定着入口ガイド)
図7は定着入口ガイドの配置の説明図である。図8は実施例1の定着入口ガイドの斜視図である。図7に示すように、定着パッド39とテンションローラ38との間の定着ベルト36の張架面をベルト面Xとする。加圧パッド33とテンションローラ35との間の加圧ベルト31の張架面をベルト面Yとする。ベルト面Xとベルト面Yの角度をθとし、ベルト面X、ベルト面Yから傾き(θ/2)の面を中間面Zとする。ベルト面Xとベルト面Yの角度θは、30〜60°、中間面Zとベルト面Yの傾き(θ/2)は、15〜30°である。テンションローラ38とテンションローラ35の共通接線をWとする。
このとき、定着入口ガイド42は、先端側の一部を共通接線Wよりもニップ部N側へ7〜13mm侵入させて配置し、後端側を共通接線Wの外側に配置した。定着入口ガイド42は、中間面Zよりも低い位置に配置した。定着入口ガイド42の転写材案内面42aは、ベルト面Yと中間面Zの間に配置される。定着入口ガイド42は、接地電位に接続して電位を0Vに規定されている。
図8に示すように、定着入口ガイド42は、接地電位に接続された板金42bとして、厚みが0.8〜1.5mmのアルミニウム板を用いた。定着入口ガイド42は、転写材搬送方向の長さL1が30〜50mm、転写材搬送幅方向の長さL2が350mm、ニップ部N側の定着入口ガイド42の高さL3は5〜7mmである。
板金42bは、複数の開口部42kを搬送幅方向に配列して形成した樹脂層42aに覆われている。樹脂層42aは、PP、PBT、PES、ABSなど絶縁性の材料を用いた。開口部42kは、転写材搬送面に開口して、転写材と板金42bとを直接対向させて、転写材に電気的な引力を作用させる。開口部42kは、板金42bとの対向長さを確保するために、転写材搬送方向の開口幅Hが10〜30mmで一定である。転写材搬送幅方向の開口幅Kは、3〜20mmであるが、開口幅Kが3〜7mm、11〜15mm、18〜20mmの開口部42kを混在させてもよい。開口部42kの間隔に位置するリブの転写材搬送幅方向の幅Jは1〜3mmである。
(実施例1の効果)
実施例1では、案内部材の一例である定着入口ガイド42は、二次転写部T2でトナー像を転写された転写材を案内してニップ部Nへ導く。定着入口ガイド42は、導電性の材料で形成されて定着ベルト36よりも加圧ベルト31に近い位置に配置される。
電極部材の一例である板金42bは、接地電位に接続されているので、プラス帯電した転写材にもマイナス帯電した転写材にも電気的な引力を作用できる。
摺擦部の一例である樹脂層42aは、転写材のトナー像が転写された反対側の面に摺擦して、板金42bの転写材対向面と転写材の間に所定の隙間を形成する。所定の隙間は、電気的な吸着を軽減して、転写材の移動抵抗の増大、転写材の斜行、薄い転写材のジャムを抑制する。
樹脂層42aは、板金42bに付設した転写材搬送方向のリブ状の絶縁材料である。樹脂層42aは、転写材搬送方向上流側における定着装置30の外側位置から転写材を案内する先端位置まで連続的に配置されている。
実施例1の定着入口ガイド42によれば、定着入口ガイド42の電位が接地電位に規制されているので、二次転写部T2通過後の転写材7の帯電極性及び帯電量によらず定着入口ガイド42に転写材7を静電的に吸い寄せることができる。帯電した転写材7は、接地電位の定着入口ガイド42の板金42bに対向して静電的に吸い寄せられる。
実施例1によれば、加圧ベルト31に近い高さ位置に電位の規定された定着入口ガイド42があるので、二次転写部T2で帯電を受けた転写材7の電位が高くても、ニップ部Nの手前で転写材7が静電的に定着ベルト36に張り付くことを防止できる。また、定着ベルト36に張り付こうとして転写材7が浮遊することを軽減できる。
このため、ツインベルト方式の定着装置30において、ニップ部N付近の定着ベルト36に転写材7が静電的に吸い寄せられることが少なくなり、安定して転写材7をニップ部Nに案内して通過させることができるようになった。転写材7が安定してニップ部Nを通過するので、転写材7にシワが発生しにくくなり、シワで印刷不良を引き起こすことも少なくなった。ニップ部Nを通過時に転写材7がシワになることを防止できる。
実施例1によれば、弾性層を有する中間転写ベルト6と発泡の細かい弾性層を有する二次転写ローラ9とを組み合わせた場合でも、定着装置30のニップ部Nに搬送される転写材7の挙動を安定させることができる。二次転写部T2を通過する転写材7の帯電極性や帯電量のばらつきが大きくても、安定してニップ部Nの近くで加圧ベルト31に転写材7を受け渡すことができる。このため、弾性層を有する中間転写ベルト6と発泡の細かい弾性層を有する二次転写ローラ9とを組み合わせて、画像の定着性を向上させることを実現することができる。
実施例1によれば、板金42bは、樹脂層42aで遮られて転写材7に直接接触しないため、高い電位に帯電した薄い転写材7であっても、静電気的に転写材7が板金42bに張り付いてジャムを引き起こす心配が無い。定着入口ガイド42が転写材7と電気的なやりとりや放電を生じたりしてトナー像に影響が及ぶことも回避できる。
<実施例2>
図7に示すように、実施例2は、実施例1と同様に、互いに対向して定着ニップ(ニップ)を形成する2つの回転可能なニップ形成部材として共に可撓性無端ベルトの定着ベルト36と加圧ベルト31を用いたツインベルト方式の定着装置である。
(実施例2の定着入口ガイド)
図9は実施例2の定着入口ガイドの斜視図である。図9に示すように、実施例2における定着入口ガイド42は、転写材搬送方向の長さL1が30〜50mm、転写材搬送幅方向の長さL2が350mm、厚さ0.8〜1.5mmのステンレス板材である。
定着入口ガイド42は、転写材7に対して電気的な引力を確保するように電位を規制されているので、電極面42iが平坦面だと、静電的な吸着力が強くなり過ぎて搬送抵抗が増加する可能性がある。
そのため、実施例2の定着入口ガイド42は、ステンレス板材を変形させて表面に平行なリブ42dを設けて、転写材7と電極面42iの接触面積を減らしている。リブ42dは、峰部分の曲率半径がφ1〜4mmで、高さが1〜2mm、リブ42dの間隔Mは、等間隔で3〜20mmである。なお、転写材7のエッジ領域でリブ42dの分布密度が高くなるように異なる間隔Mを混在させてもよい。
定着入口ガイド42は、バリスタ特性を有するバリスタ素子44を介して接地電位に接続されている。バリスタ素子44としては、電流が流れると、約0.7〜1.5kVの電位差が形成される特性のものを用いた。
バリスタ素子44を介して定着入口ガイド42を接地するのは、二次転写部T2と定着入口ガイド42の距離が短い場合に、抵抗値の低い転写材7を用いると、二次転写部T2の転写電流の一部が定着入口ガイド42へ漏れ出すからである。二次転写部T2を通過した転写材7が定着入口ガイド42に接触している間、二次転写部T2の転写電流の一部が転写材7を通じて定着入口ガイド42に漏れ出す。このため、転写材7が定着入口ガイド42に接触する前後と、転写材7が二次転写部T2を抜ける前後とに二次転写部T2におけるトナー像の転写効率に段差が発生して、画像品質が低下する。二次転写部T2を流れる転写電流が不足して転写不良を引き起こす可能性がある。
実施例2では、摺擦部の一例であるリブ42dは、ステンレス板材の定着入口ガイド42に形成された転写材搬送方向のリブである。電位規制素子の一例であるバリスタ素子44は、所定の印加電圧で短絡して定着入口ガイド42の電位を規制する。定着入口ガイド42は、バリスタ素子44を介して接地電位に接続されている。バリスタ特性を有するバリスタ素子44を介して定着入口ガイド42を接地するので、二次転写不良とニップ部Nの転写材7の挙動安定とが両立する。
<比較例2>
図10は比較例2の定着装置の配置の説明図である。
図10に示すように、比較例2の定着装置50は、定着ローラ57に加圧ベルト51を圧接して転写材7のニップ部Nを形成する。定着装置50は、ニップ部Nの上流側で定着ローラ57と加圧ベルト51とが向い合っている領域が少ないため、二次転写部T2で帯電を受けた転写材7の挙動が不安定になりにくい。その結果、定着装置50を通過後に転写材7がしわになってしまう現象が発生することがなかった。
<その他の実施例>
本発明は、定着ベルトと加圧ベルトの対向間隔に定着入口ガイドの先端を進入させている限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
したがって、画像形成装置は、1ドラム型/タンデム型の区別なく実施できる。感光体の数、帯電方式、静電像の形成方式、転写方式、定着方式等の区別無く実施できる。ここでは、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明しているが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途の画像形成装置で実施できる。
本発明は、発泡セルの個数が2mm長さの間に5個以上ある弾性層を有する二次転写ローラ以外でも実施可能である。
1Y、1M、1C、1K 感光ドラム
5Y、5M、5C、5K 一次転写ローラ
6 中間転写ベルト、7 転写材(記録材)
9 二次転写ローラ、28 電源、30、30H 定着装置
31 加圧ベルト、32 加圧ローラ、35 テンションローラ
36 定着ベルト、37 定着ローラ、38 テンションローラ
39 定着パッド、40 ヒータ、41 定着前搬送装置
42 定着入口ガイド、100 制御部、102 電源部

Claims (8)

  1. 中間転写ベルトと転写ローラとで転写材を挟持して転写材にトナー像を転写する転写部と、
    転写材のトナー像が転写された面に当接する第一ベルトと転写材のトナー像が転写された反対側の面に当接する第二ベルトのニップ部で転写材を加熱して転写材にトナー像を定着させる定着装置と、
    前記転写部でトナー像を転写された転写材を案内して前記ニップ部へ導く案内部材と、を備える画像形成装置であって、
    前記定着装置は、前記ニップ部よりも転写材搬送方向上流側で前記第一ベルトを張架する第一上流ローラと、前記ニップ部よりも転写材搬送方向上流側の前記第一上流ローラから離れた位置で前記第一ベルトと前記第二ベルトの対向間隔を形成するように前記第二ベルトを張架する第二上流ローラと、を有し、
    前記案内部材は、導電性の材料で形成されて前記対向間隔における前記第一ベルトよりも前記第二ベルトに近い位置に配置された電極部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記案内部材は、前記電極部材の転写材対向面と転写材の間に所定の隙間を形成するように、転写材のトナー像が転写された反対側の面に摺擦する摺擦部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記摺擦部は、転写材搬送方向上流側における前記対向間隔の外側位置から転写材を案内する先端位置まで連続的に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記摺擦部は、前記電極部材に形成された転写材搬送方向のリブであることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記摺擦部は、前記電極部材に付設した転写材搬送方向のリブ状の絶縁材料であることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  6. 所定の印加電圧で短絡して前記電極部材の電位を規制する電位規制素子を有し、
    前記電極部材は、前記電位規制素子を介して接地電位に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着装置は、前記第一上流ローラよりも転写材搬送方向下流側で前記第一ベルトの内側面に当接する第一加圧部材と、前記第一加圧部材との間で前記第一ベルト及び前記第二ベルトを加圧して前記ニップ部を形成する第二加圧部材と、を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間転写ベルトは、弾性層を有し、
    前記転写ローラは、発泡セルの個数が2mm長さの間に5個以上ある弾性層を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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