JPH09274398A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents
画像形成方法及び画像形成装置Info
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- JPH09274398A JPH09274398A JP10833096A JP10833096A JPH09274398A JP H09274398 A JPH09274398 A JP H09274398A JP 10833096 A JP10833096 A JP 10833096A JP 10833096 A JP10833096 A JP 10833096A JP H09274398 A JPH09274398 A JP H09274398A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 両面印刷時における生産性向上を図ること。
【解決手段】 感光体1に形成した第1のトナー画像を
一旦転写ベルト7に保持させ、このトナー画像の極性を
反転させる。引き続き感光体1上に第2のトナー画像を
形成し、この画像と転写ベルト7に保持した第1のトナ
ー画像とを記録紙28の両面に同時に転写する。記録紙
28は転写ベルト7の端部まで搬送されて、転写ベルト
7に印加した同極性が印加された上下対の電界発生手段
16,18で形成された反発電界中を通過させる。以上
のような構成によって、記録紙の片面に記録してから再
給紙によって両面印刷する場合に比べ、極めて画質及び
速度が向上して良好な生産性が得られる。
一旦転写ベルト7に保持させ、このトナー画像の極性を
反転させる。引き続き感光体1上に第2のトナー画像を
形成し、この画像と転写ベルト7に保持した第1のトナ
ー画像とを記録紙28の両面に同時に転写する。記録紙
28は転写ベルト7の端部まで搬送されて、転写ベルト
7に印加した同極性が印加された上下対の電界発生手段
16,18で形成された反発電界中を通過させる。以上
のような構成によって、記録紙の片面に記録してから再
給紙によって両面印刷する場合に比べ、極めて画質及び
速度が向上して良好な生産性が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機,ファクシミ
リ,プリンタにおいて用いられる、特に電位写真方式に
よる画像形成方法及び画像形成装置に関するものであ
る。
リ,プリンタにおいて用いられる、特に電位写真方式に
よる画像形成方法及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスではパーソナルコンピュ
ータの処理能力の向上や、通信機能の充実によって膨大
な情報作成や編集、管理が行われている。これに伴い、
ハードコピーの量も増大する傾向にあるが、一方、資源
保護や環境保全の動きもあり効率のよい文書処理が望ま
れている。又デジタル技術の進歩によって、複写機、プ
リンタ、ファクシミリの境界線が無くなり、これらが複
合された装置も出現しており、これまでは高速の複写機
でしか用いられていなかった両面印刷技術等の、より高
度、且つ、快適なドキュメント処理技術が求められてい
る。
ータの処理能力の向上や、通信機能の充実によって膨大
な情報作成や編集、管理が行われている。これに伴い、
ハードコピーの量も増大する傾向にあるが、一方、資源
保護や環境保全の動きもあり効率のよい文書処理が望ま
れている。又デジタル技術の進歩によって、複写機、プ
リンタ、ファクシミリの境界線が無くなり、これらが複
合された装置も出現しており、これまでは高速の複写機
でしか用いられていなかった両面印刷技術等の、より高
度、且つ、快適なドキュメント処理技術が求められてい
る。
【0003】図6は、特開平7−261471号公報に
記載された従来の両面印刷ができる画像形成装置を示す
構成断面図である。図6において、102は感光体10
4を含むプロセスカートリッジ、106は転写ローラ、
108は定着器ユニット、110は、印刷済みの記録紙
を表裏反転させるスイッチバックローラ対、112は表
裏反転された記録紙を再度、プロセスカートリッジ10
2の像形成部に搬送するための搬送ローラ対である。1
14は、未記録状態の記録紙、並びに、記録済みの記録
紙をプロセスカートリッジ102の像形成部にタイミン
グをとって給紙するためのタイミングローラ対である。
記載された従来の両面印刷ができる画像形成装置を示す
構成断面図である。図6において、102は感光体10
4を含むプロセスカートリッジ、106は転写ローラ、
108は定着器ユニット、110は、印刷済みの記録紙
を表裏反転させるスイッチバックローラ対、112は表
裏反転された記録紙を再度、プロセスカートリッジ10
2の像形成部に搬送するための搬送ローラ対である。1
14は、未記録状態の記録紙、並びに、記録済みの記録
紙をプロセスカートリッジ102の像形成部にタイミン
グをとって給紙するためのタイミングローラ対である。
【0004】次にこの画像形成装置の動作について説明
する。図6において太線は記録紙の搬送経路を示してい
る。先ず、レーザ等による画像信号をプロセスカートリ
ッジ102の感光体104に入射し、トナーによって顕
像化した後、記録紙を感光体104に転写ローラ106
で押し当て、感光体104の上のトナー像を記録紙に転
写する。記録紙は矢印A方向に搬送され、その面上のト
ナー像は、定着ユニット108を通り記録紙上に定着さ
れる。片面印刷の場合は、このまま機外に排出される。
両面印刷を行う場合は、スイッチバックローラ対110
を用いて、記録紙の搬送方向を逆転させ、搬送ローラ対
112を用いて矢印B方向に搬送され、再度、プロセス
カートリッジ102の転写部に送られる。転写部では、
先程と異なる面に、トナー像が転写され、定着ユニット
108を再度通り、両面印刷が完成して機外に排出され
る。
する。図6において太線は記録紙の搬送経路を示してい
る。先ず、レーザ等による画像信号をプロセスカートリ
ッジ102の感光体104に入射し、トナーによって顕
像化した後、記録紙を感光体104に転写ローラ106
で押し当て、感光体104の上のトナー像を記録紙に転
写する。記録紙は矢印A方向に搬送され、その面上のト
ナー像は、定着ユニット108を通り記録紙上に定着さ
れる。片面印刷の場合は、このまま機外に排出される。
両面印刷を行う場合は、スイッチバックローラ対110
を用いて、記録紙の搬送方向を逆転させ、搬送ローラ対
112を用いて矢印B方向に搬送され、再度、プロセス
カートリッジ102の転写部に送られる。転写部では、
先程と異なる面に、トナー像が転写され、定着ユニット
108を再度通り、両面印刷が完成して機外に排出され
る。
【0005】又特開昭63−298255号公報,特開
昭63−180969号公報には、一度の記録紙の搬送
によって両面印刷する方法が記載されている。この場合
にはまず感光体上に形成したトナー像(表面画像)を、
一旦転写ベルトに保持させる。転写ベルト上のトナー像
は、帯電器によって帯電極性を反転させられ、一方、裏
面画像を感光体上に形成し、記録紙を感光体と転写ベル
トの間に挿入すると、転写ベルト上の表面画像と感光体
上の裏面画像が記録紙に同時に転写される。記録紙は定
着手段を通り機外に排出される。
昭63−180969号公報には、一度の記録紙の搬送
によって両面印刷する方法が記載されている。この場合
にはまず感光体上に形成したトナー像(表面画像)を、
一旦転写ベルトに保持させる。転写ベルト上のトナー像
は、帯電器によって帯電極性を反転させられ、一方、裏
面画像を感光体上に形成し、記録紙を感光体と転写ベル
トの間に挿入すると、転写ベルト上の表面画像と感光体
上の裏面画像が記録紙に同時に転写される。記録紙は定
着手段を通り機外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した両面印刷装置
並びに方法は、以下のような課題がある。
並びに方法は、以下のような課題がある。
【0007】1)記録紙の片面に、印刷画像を形成した
後、再給紙によって裏面に印刷して両面印刷を行うと、
一旦定着部材を通過した記録紙を再度給紙するための機
構が極めて複雑となり、装置の大型化や高コストとな
る。
後、再給紙によって裏面に印刷して両面印刷を行うと、
一旦定着部材を通過した記録紙を再度給紙するための機
構が極めて複雑となり、装置の大型化や高コストとな
る。
【0008】2)更に、定着装置には通常、トナーを離
型する為のオイルが付与されていることが多い。このオ
イルが、記録紙によって運ばれ、感光体に付着すると性
能の劣化を招き、画質の低下や寿命を短くする等の問題
点を有する。
型する為のオイルが付与されていることが多い。このオ
イルが、記録紙によって運ばれ、感光体に付着すると性
能の劣化を招き、画質の低下や寿命を短くする等の問題
点を有する。
【0009】3)更に、定着部材を一旦通過した記録紙
は、定着時の加熱によってカールができやすく、搬送経
路での記録紙つまりの原因となりやすい。又、再度、定
着部材を通過させるため、表裏で画質が異なったり、紙
シワの原因となる。又、これらをコントロールする為の
各種センサーを配置すると機構の複雑化やコスト高を引
き起こす等の問題点を有する。
は、定着時の加熱によってカールができやすく、搬送経
路での記録紙つまりの原因となりやすい。又、再度、定
着部材を通過させるため、表裏で画質が異なったり、紙
シワの原因となる。又、これらをコントロールする為の
各種センサーを配置すると機構の複雑化やコスト高を引
き起こす等の問題点を有する。
【0010】4)記録紙の両面に同時印刷する方法は、
上記、1)〜3)の問題点をほぼ解決してくれるが、一
方では、転写ベルトから分離して定着部材に至る過程
で、トナー像が乱れたり、特に、裏面に形成された像を
こすってしまう等の問題点を有する。
上記、1)〜3)の問題点をほぼ解決してくれるが、一
方では、転写ベルトから分離して定着部材に至る過程
で、トナー像が乱れたり、特に、裏面に形成された像を
こすってしまう等の問題点を有する。
【0011】5)記録紙の両面に印刷された画像を、表
裏とも同質の画像に仕上げるためには、両面とも同様の
条件で定着することが必要である。しかし従来の定着部
材(例えば、加熱部材と低硬度加圧部材の組み合わせ)
では、このような画像を得ることはできないという問題
点があった。
裏とも同質の画像に仕上げるためには、両面とも同様の
条件で定着することが必要である。しかし従来の定着部
材(例えば、加熱部材と低硬度加圧部材の組み合わせ)
では、このような画像を得ることはできないという問題
点があった。
【0012】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、記録紙の両面に同時に印刷し、
この場合にも前述した4,5のような欠点を有せず、記
録紙両面に同様の条件で画像を定着させるようにした画
像形成方法及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
なされたものであって、記録紙の両面に同時に印刷し、
この場合にも前述した4,5のような欠点を有せず、記
録紙両面に同様の条件で画像を定着させるようにした画
像形成方法及び画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、像担持体上に帯電したトナーから成る第1のトナー
画像を形成する工程と、転写ベルトに前記第1のトナー
画像のトナーの帯電極性と反対極性の電圧を印加する工
程と、前記第1のトナー画像を前記転写ベルトに静電転
写し担持する工程と、前記像担持体上に帯電したトナー
から成る第2のトナー画像を形成する工程と、前記転写
ベルト上の第1のトナー画像のトナーの帯電極性を反転
させる工程と、前記像担持体と前記転写ベルトとの間に
記録紙を供給する工程と、前記像担持体上の前記第2の
トナー画像と前記転写ベルト上の前記第1のトナー画像
とを前記記録紙に同時に静電転写する工程と、前記転写
ベルトに印加した電圧と同極性の電圧を上下対の電界発
生手段に印加し形成した反発電界中に前記転写ベルトか
ら分離した直後の前記記録紙を通過させる工程と、を具
備することを特徴とするものである。
は、像担持体上に帯電したトナーから成る第1のトナー
画像を形成する工程と、転写ベルトに前記第1のトナー
画像のトナーの帯電極性と反対極性の電圧を印加する工
程と、前記第1のトナー画像を前記転写ベルトに静電転
写し担持する工程と、前記像担持体上に帯電したトナー
から成る第2のトナー画像を形成する工程と、前記転写
ベルト上の第1のトナー画像のトナーの帯電極性を反転
させる工程と、前記像担持体と前記転写ベルトとの間に
記録紙を供給する工程と、前記像担持体上の前記第2の
トナー画像と前記転写ベルト上の前記第1のトナー画像
とを前記記録紙に同時に静電転写する工程と、前記転写
ベルトに印加した電圧と同極性の電圧を上下対の電界発
生手段に印加し形成した反発電界中に前記転写ベルトか
ら分離した直後の前記記録紙を通過させる工程と、を具
備することを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項2の発明は、記録紙の表面及
び裏面に夫々第1,第2の画像を形成するため、帯電し
たトナーから成る画像を保持する像担持体と、前記像担
持体上に第1及び第2のトナー画像を順次形成する画像
形成手段と、107 Ω・cm〜1012Ω・cmの範囲の
固有抵抗を有し、前記像担持体に接触して前記第1のト
ナー画像が一旦転写される転写ベルトと、前記像担持体
と前記転写ベルトとの接触領域の近傍で前記転写ベルト
に転写バイアス電圧を印加する転写電源手段と、前記転
写ベルトに転写されたトナー画像の帯電極性を反転させ
るため、前記転写ベルトに対向して放電するよう構成さ
れた帯電手段と、前記像担持体と前記転写ベルトとの接
触領域に記録紙を供給する給紙手段と、前記転写ベルト
の搬送下流側で、且つ、前記記録紙が前記転写ベルトか
ら分離する近傍に設けられた一対の電界形成部から成
り、前記記録紙が前記転写ベルトから分離した後、その
中央部を前記記録紙が通過できるように構成され、前記
転写バイアス電圧と同極性の電圧を印加し、反発電界を
形成する電界形成手段と、を具備し、前記像担持体に形
成した第1のトナー画像を前記転写ベルトに一旦担持さ
せ、前記帯電手段によって前記第1のトナー画像のトナ
ーの帯電極性を反転させた後、前記像担持体上に第2の
トナー画像を形成し、前記像担持体上の第2のトナー画
像と前記転写ベルト上の第1のトナー画像とを前記記録
紙に同一の転写バイアス電圧で転写することを特徴とす
るものである。
び裏面に夫々第1,第2の画像を形成するため、帯電し
たトナーから成る画像を保持する像担持体と、前記像担
持体上に第1及び第2のトナー画像を順次形成する画像
形成手段と、107 Ω・cm〜1012Ω・cmの範囲の
固有抵抗を有し、前記像担持体に接触して前記第1のト
ナー画像が一旦転写される転写ベルトと、前記像担持体
と前記転写ベルトとの接触領域の近傍で前記転写ベルト
に転写バイアス電圧を印加する転写電源手段と、前記転
写ベルトに転写されたトナー画像の帯電極性を反転させ
るため、前記転写ベルトに対向して放電するよう構成さ
れた帯電手段と、前記像担持体と前記転写ベルトとの接
触領域に記録紙を供給する給紙手段と、前記転写ベルト
の搬送下流側で、且つ、前記記録紙が前記転写ベルトか
ら分離する近傍に設けられた一対の電界形成部から成
り、前記記録紙が前記転写ベルトから分離した後、その
中央部を前記記録紙が通過できるように構成され、前記
転写バイアス電圧と同極性の電圧を印加し、反発電界を
形成する電界形成手段と、を具備し、前記像担持体に形
成した第1のトナー画像を前記転写ベルトに一旦担持さ
せ、前記帯電手段によって前記第1のトナー画像のトナ
ーの帯電極性を反転させた後、前記像担持体上に第2の
トナー画像を形成し、前記像担持体上の第2のトナー画
像と前記転写ベルト上の第1のトナー画像とを前記記録
紙に同一の転写バイアス電圧で転写することを特徴とす
るものである。
【0015】本願の請求項3の発明は、記録紙の両面に
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記定着手段は、その一対の加圧部の前
記記録紙と接触する面をトナーを離型し易い同質の材料
で形成したことを特徴とするものである。
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記定着手段は、その一対の加圧部の前
記記録紙と接触する面をトナーを離型し易い同質の材料
で形成したことを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項4の発明は、記録紙の両面に
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記定着手段は、一対の加圧部の前記記
録紙に接触する面の硬度は略同一とし、前記記録紙を介
して互いに変形して定着領域を形成する構成であること
を特徴とするものである。
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記定着手段は、一対の加圧部の前記記
録紙に接触する面の硬度は略同一とし、前記記録紙を介
して互いに変形して定着領域を形成する構成であること
を特徴とするものである。
【0017】本願の請求項5の発明は、記録紙の両面に
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記加圧手段は、前記加圧部の前記記録
紙と接触する面は導電性の材料で形成され、且つ、抵抗
素子又は定電圧素子を介して接地又は電圧印加されてい
ることを特徴とするものである。
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記加圧手段は、前記加圧部の前記記録
紙と接触する面は導電性の材料で形成され、且つ、抵抗
素子又は定電圧素子を介して接地又は電圧印加されてい
ることを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項6の発明は、記録紙の両面に
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記加圧手段の加圧部の少なくとも一方
は、定着ベルトと、該定着ベルトの搬送下流に位置する
架張手段と、前記定着ベルトの少なくとも一部に電荷付
与が可能な電界形成手段と、を具備するものであること
を特徴とするものである。
加熱溶融の樹脂より成るトナーによる画像を担持させる
ための画像形成手段と、前記画像形成手段によって形成
された画像を記録紙に転写する画像転写手段と、一対の
加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加圧部を
加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転写手段
によって画像が転写された前記記録紙を通過させること
により、前記トナーによる画像を定着させる定着手段
と、を具備し、前記加圧手段の加圧部の少なくとも一方
は、定着ベルトと、該定着ベルトの搬送下流に位置する
架張手段と、前記定着ベルトの少なくとも一部に電荷付
与が可能な電界形成手段と、を具備するものであること
を特徴とするものである。
【0019】本願の請求項7の発明は、記録紙の表面及
び裏面に夫々第1,第2の画像を形成するため、帯電し
たトナーから成る画像を保持する像担持体と、前記像担
持体上に第1及び第2のトナー画像を順次形成する画像
形成手段と、107 Ω・cm〜1012Ω・cmの範囲の
固有抵抗を有し、前記像担持体に接触して前記第1のト
ナー画像が一旦転写される転写ベルトと、該転写ベルト
を内側から架張し、該転写ベルトを駆動する少なくとも
2本のローラと、前記像担持体と前記転写ベルトとの接
触領域の近傍で前記転写ベルトに転写電圧を印加する転
写電源手段と、前記転写ベルトに転写されたトナー画像
の帯電極性を反転させるため、前記転写ベルトに対向し
て放電するよう構成された帯電手段と、前記像担持体と
前記転写ベルトとの接触領域に記録紙を供給する給紙手
段と、前記転写ベルトの前記記録紙搬送下流側に位置す
る一対の加圧部を含み、少なくとも一方の加圧部を加熱
し、前記記録紙の片面もしくは両面に形成されたトナー
像を溶融することにより記録紙に画像を定着する定着手
段と、を具備し、前記ローラのうち、前記記録紙を前記
転写ベルトから分離させ、前記定着手段に前記記録紙を
導く前記ローラの端部の直径を、その中央部の直径より
も小さくしたことを特徴とするものである。
び裏面に夫々第1,第2の画像を形成するため、帯電し
たトナーから成る画像を保持する像担持体と、前記像担
持体上に第1及び第2のトナー画像を順次形成する画像
形成手段と、107 Ω・cm〜1012Ω・cmの範囲の
固有抵抗を有し、前記像担持体に接触して前記第1のト
ナー画像が一旦転写される転写ベルトと、該転写ベルト
を内側から架張し、該転写ベルトを駆動する少なくとも
2本のローラと、前記像担持体と前記転写ベルトとの接
触領域の近傍で前記転写ベルトに転写電圧を印加する転
写電源手段と、前記転写ベルトに転写されたトナー画像
の帯電極性を反転させるため、前記転写ベルトに対向し
て放電するよう構成された帯電手段と、前記像担持体と
前記転写ベルトとの接触領域に記録紙を供給する給紙手
段と、前記転写ベルトの前記記録紙搬送下流側に位置す
る一対の加圧部を含み、少なくとも一方の加圧部を加熱
し、前記記録紙の片面もしくは両面に形成されたトナー
像を溶融することにより記録紙に画像を定着する定着手
段と、を具備し、前記ローラのうち、前記記録紙を前記
転写ベルトから分離させ、前記定着手段に前記記録紙を
導く前記ローラの端部の直径を、その中央部の直径より
も小さくしたことを特徴とするものである。
【0020】
(実施の形態1)図1は本発明の第1の形態における画
像形成装置の構成概略図である。図1において、感光体
1はトナー画像をその表面に担持する像担持体である。
感光体1は接地されたアルミニウム基体上に感光層を設
けたドラム形状のものであって、外径は例えばφ30m
mとする。レーザ光源2はレーザダイオード及びレンズ
とミラーとからなり、感光体1を像露光する。もちろん
レーザのみではなく、LEDや蛍光光源を用いたもの、
或いは、これらと、液晶等のシャッターと組み合わせた
ものでもよい。スコロトロン帯電器3は感光体1の表面
を所望の表面電位に一様帯電する帯電器である。帯電方
法は、本実施の形態に記載した非接触の帯電方法のみに
依らず、接触式の帯電方法、例えば、帯電ローラや導電
性のブラシ等を用いたものでもよい。5は感光体1上に
形成された電荷の像(潜像)をトナーで顕像化する現像
装置である。本実施の形態では、感光体の内部にある磁
石によって一旦トナーを感光体1に付着させ、不要なト
ナーを交流と直流の重畳され印加された裸の現像ローラ
で回収する磁気カスケード現像方法を用いた。もちろ
ん、現像方法は、これのみに依存するものではなく、二
成分現像方法や、導電性の弾性ローラを感光体1に接触
させて現像する接触現像方法、非接触のスリーブにトナ
ーを担時させ、同時に交流と直流を重畳印加するジャン
ピング現像等なんでもよい。ここでレーザ光源2とスコ
ロトロン帯電器3,現像装置5は、感光体1上に第1,
第2のトナー画像を順次形成する画像形成手段を構成し
ている。7は感光体1上に形成されたトナー像を一旦担
時すると共に、記録紙28を搬送する転写ベルトであ
る。転写ベルト7は、例えばA4版の一枚分の画像が少
なくとも保持できるように、周長を例えば377mmと
する。もちろん、A3画像を一枚分を保持するには相応
の周長を要する。転写ベルト7は絶縁性樹脂中に導電性
のフィラーを混錬して押し出し機にてフィルム化して用
いる。本実施の形態では、絶縁性樹脂としてポリカーボ
ネート樹脂に、導電性カーボンを加えフィルム化したも
のを用いた。フィルムの厚みは約150μmであった。
樹脂中には酸化防止剤、分散助剤、離型部材等を混ぜ合
わせてもよい。転写ベルト7の表面粗さは、成形等の後
で10点平均粗さで約3〜5μmであった。この表面粗
さは、サンドペーパーやポリシャー等の研磨材によって
自在に制御できる。固有抵抗は107Ω・cmから10
12Ω・cmの範囲が有効である。本実施の形態では、固
有抵抗が1011Ω・cm±1桁のものを用いた。転写ベ
ルト7の材質としては、このほか、クロロプレンゴム、
ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴム材料に導電性の
材料を混入させ抵抗調整したものでもよい。又、転写ベ
ルト7の蛇行や伸びを防止するために、転写ベルト7の
端部にガイド用のフィルムを貼り付けても良いし、又、
表面にトナーをよく離型する材料を付けても良い。端部
に蛇行防止フィルムを設けた場合は、受けとなるローラ
はこれに対応した溝を形成する必要がある。
像形成装置の構成概略図である。図1において、感光体
1はトナー画像をその表面に担持する像担持体である。
感光体1は接地されたアルミニウム基体上に感光層を設
けたドラム形状のものであって、外径は例えばφ30m
mとする。レーザ光源2はレーザダイオード及びレンズ
とミラーとからなり、感光体1を像露光する。もちろん
レーザのみではなく、LEDや蛍光光源を用いたもの、
或いは、これらと、液晶等のシャッターと組み合わせた
ものでもよい。スコロトロン帯電器3は感光体1の表面
を所望の表面電位に一様帯電する帯電器である。帯電方
法は、本実施の形態に記載した非接触の帯電方法のみに
依らず、接触式の帯電方法、例えば、帯電ローラや導電
性のブラシ等を用いたものでもよい。5は感光体1上に
形成された電荷の像(潜像)をトナーで顕像化する現像
装置である。本実施の形態では、感光体の内部にある磁
石によって一旦トナーを感光体1に付着させ、不要なト
ナーを交流と直流の重畳され印加された裸の現像ローラ
で回収する磁気カスケード現像方法を用いた。もちろ
ん、現像方法は、これのみに依存するものではなく、二
成分現像方法や、導電性の弾性ローラを感光体1に接触
させて現像する接触現像方法、非接触のスリーブにトナ
ーを担時させ、同時に交流と直流を重畳印加するジャン
ピング現像等なんでもよい。ここでレーザ光源2とスコ
ロトロン帯電器3,現像装置5は、感光体1上に第1,
第2のトナー画像を順次形成する画像形成手段を構成し
ている。7は感光体1上に形成されたトナー像を一旦担
時すると共に、記録紙28を搬送する転写ベルトであ
る。転写ベルト7は、例えばA4版の一枚分の画像が少
なくとも保持できるように、周長を例えば377mmと
する。もちろん、A3画像を一枚分を保持するには相応
の周長を要する。転写ベルト7は絶縁性樹脂中に導電性
のフィラーを混錬して押し出し機にてフィルム化して用
いる。本実施の形態では、絶縁性樹脂としてポリカーボ
ネート樹脂に、導電性カーボンを加えフィルム化したも
のを用いた。フィルムの厚みは約150μmであった。
樹脂中には酸化防止剤、分散助剤、離型部材等を混ぜ合
わせてもよい。転写ベルト7の表面粗さは、成形等の後
で10点平均粗さで約3〜5μmであった。この表面粗
さは、サンドペーパーやポリシャー等の研磨材によって
自在に制御できる。固有抵抗は107Ω・cmから10
12Ω・cmの範囲が有効である。本実施の形態では、固
有抵抗が1011Ω・cm±1桁のものを用いた。転写ベ
ルト7の材質としては、このほか、クロロプレンゴム、
ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴム材料に導電性の
材料を混入させ抵抗調整したものでもよい。又、転写ベ
ルト7の蛇行や伸びを防止するために、転写ベルト7の
端部にガイド用のフィルムを貼り付けても良いし、又、
表面にトナーをよく離型する材料を付けても良い。端部
に蛇行防止フィルムを設けた場合は、受けとなるローラ
はこれに対応した溝を形成する必要がある。
【0021】押圧ローラ8は転写ベルト7を感光体1に
接触させるステンレス等の金属製のローラであり、直径
はφ8mmで接地されている。9は、転写ベルト7の感
光体1への巻き付き量を確実ならしめると同時に、転写
に必要な電圧を印加する巻き付きローラで、ステンレス
等の金属製で直径はφ8mmで、転写電源13に接続さ
れている。10は転写ベルト7を架張するステンレス等
の金属からなる架張ローラで、直径はφ20mmで接地
されている。直径は特に限定されるものではないが、転
写ベルト7によって搬送された記録紙28が確実に転写
ベルト7から自然分離できるように直径はφ20mm以
下が望ましい。又、架張ローラ10は、中央部の直径と
端部の直径を異ならせることが望ましい。これは、記録
紙28が定着装置に挿入される際に生じる紙シワやジャ
ムを回避するためのもので、記録紙28が転写ベルト7
から分離する際に架張ローラ10の形状に沿うことによ
って記録紙28の中央部から端部に向けてやや弧を帯び
るようなる。更に、定着手段24の対のローラ(後述す
る加圧ローラ25及び加圧ローラ26)の内、上位に位
置する加圧ローラ25に先にあてて、紙シワを回避す
る。架張ローラ10の中央部と端部の直径差は約2mm
位が有効である。12は転写ベルト7の架張と駆動をす
るための駆動ローラで、直径は20mmである。14は
転写ベルト7上に保持されているトナー像の帯電状態を
制御するための転写ベルト帯電器である。この駆動ロー
ラ12は、金属、或いは金属の軸上にはめ込まれた樹脂
製のものでもよい。本実施の形態では、転写ベルト7上
に転写されたトナーの帯電を調整する転写ベルト帯電器
14の対向電極とするため、金属製で接地した。架張ロ
ーラ10と駆動ローラ12の役目は、互いに反対であっ
てもよいが、転写ベルト7の上の付着した不要なトナー
をクリーニングするベルトクリーニング部材15を転写
ベルト7の張り側で使用する場合は、本実施の形態のよ
うに駆動ローラ12が転写ベルト帯電器14側である方
が望ましい。ここで、ベルトクリーニング部材15は、
転写ベルト7と離接が可能な構成をとり、必要に応じて
転写ベルト7に接触してトナーを除去する。図1中、実
線は転写ベルト7とクリーニング部材15が接触してい
る状態、破線は非接触の状態を示している。ベルトクリ
ーニング部材15は、厚さ約2mm、自由端長10m
m、硬度70度のウレタンゴムからなるブレードであ
る。転写ベルト7への食い込み量は約1mm、線圧は約
30g/cm2 である。この押圧条件は感光体1の表面
をクリーニングするブレード11とほぼ同じである。
接触させるステンレス等の金属製のローラであり、直径
はφ8mmで接地されている。9は、転写ベルト7の感
光体1への巻き付き量を確実ならしめると同時に、転写
に必要な電圧を印加する巻き付きローラで、ステンレス
等の金属製で直径はφ8mmで、転写電源13に接続さ
れている。10は転写ベルト7を架張するステンレス等
の金属からなる架張ローラで、直径はφ20mmで接地
されている。直径は特に限定されるものではないが、転
写ベルト7によって搬送された記録紙28が確実に転写
ベルト7から自然分離できるように直径はφ20mm以
下が望ましい。又、架張ローラ10は、中央部の直径と
端部の直径を異ならせることが望ましい。これは、記録
紙28が定着装置に挿入される際に生じる紙シワやジャ
ムを回避するためのもので、記録紙28が転写ベルト7
から分離する際に架張ローラ10の形状に沿うことによ
って記録紙28の中央部から端部に向けてやや弧を帯び
るようなる。更に、定着手段24の対のローラ(後述す
る加圧ローラ25及び加圧ローラ26)の内、上位に位
置する加圧ローラ25に先にあてて、紙シワを回避す
る。架張ローラ10の中央部と端部の直径差は約2mm
位が有効である。12は転写ベルト7の架張と駆動をす
るための駆動ローラで、直径は20mmである。14は
転写ベルト7上に保持されているトナー像の帯電状態を
制御するための転写ベルト帯電器である。この駆動ロー
ラ12は、金属、或いは金属の軸上にはめ込まれた樹脂
製のものでもよい。本実施の形態では、転写ベルト7上
に転写されたトナーの帯電を調整する転写ベルト帯電器
14の対向電極とするため、金属製で接地した。架張ロ
ーラ10と駆動ローラ12の役目は、互いに反対であっ
てもよいが、転写ベルト7の上の付着した不要なトナー
をクリーニングするベルトクリーニング部材15を転写
ベルト7の張り側で使用する場合は、本実施の形態のよ
うに駆動ローラ12が転写ベルト帯電器14側である方
が望ましい。ここで、ベルトクリーニング部材15は、
転写ベルト7と離接が可能な構成をとり、必要に応じて
転写ベルト7に接触してトナーを除去する。図1中、実
線は転写ベルト7とクリーニング部材15が接触してい
る状態、破線は非接触の状態を示している。ベルトクリ
ーニング部材15は、厚さ約2mm、自由端長10m
m、硬度70度のウレタンゴムからなるブレードであ
る。転写ベルト7への食い込み量は約1mm、線圧は約
30g/cm2 である。この押圧条件は感光体1の表面
をクリーニングするブレード11とほぼ同じである。
【0022】転写ベルト帯電器14は、片面印刷時は動
作しないが、両面印刷を行う際に、転写ベルト7上のト
ナーの帯電極性を反転させることを目的としている。印
刷部分にレーザ光を照射する反転現像法を用いて両面印
刷を行う際は、感光体1の帯電極性が負、トナーが負帯
電となる。即ち、負帯電トナーによって像が形成され
る。この像は、押圧ローラ8によって感光体1に接触し
ている転写ベルト7上に、巻き付きローラ9に正極性の
電圧を印加して転写される。両面印刷モードでは、この
転写ベルト7上のトナー像と感光体1上に形成されるト
ナー像とを記録紙に同時に転写することになる。転写ベ
ルト7上のトナー像が負帯電のままでは転写ベルト7に
印加される正極性電圧との間に静電引力が働き、記録紙
28に転写できない。そのため、転写ベルト帯電器14
で転写ベルト7上のトナーの帯電極性を正帯電に転換さ
せる。この行程によって、転写ベルト7上のトナーに
は、転写ベルト7に印加される正極性電圧との間に静電
反発力が働いて記録紙28に転写されるようになる。転
写ベルト帯電器14は、転写ベルト7に対向していれば
放電は可能であるが、より安定に動作させるためには、
接地導電性の材料で構成された駆動ローラ12に対向さ
せることが望ましい。
作しないが、両面印刷を行う際に、転写ベルト7上のト
ナーの帯電極性を反転させることを目的としている。印
刷部分にレーザ光を照射する反転現像法を用いて両面印
刷を行う際は、感光体1の帯電極性が負、トナーが負帯
電となる。即ち、負帯電トナーによって像が形成され
る。この像は、押圧ローラ8によって感光体1に接触し
ている転写ベルト7上に、巻き付きローラ9に正極性の
電圧を印加して転写される。両面印刷モードでは、この
転写ベルト7上のトナー像と感光体1上に形成されるト
ナー像とを記録紙に同時に転写することになる。転写ベ
ルト7上のトナー像が負帯電のままでは転写ベルト7に
印加される正極性電圧との間に静電引力が働き、記録紙
28に転写できない。そのため、転写ベルト帯電器14
で転写ベルト7上のトナーの帯電極性を正帯電に転換さ
せる。この行程によって、転写ベルト7上のトナーに
は、転写ベルト7に印加される正極性電圧との間に静電
反発力が働いて記録紙28に転写されるようになる。転
写ベルト帯電器14は、転写ベルト7に対向していれば
放電は可能であるが、より安定に動作させるためには、
接地導電性の材料で構成された駆動ローラ12に対向さ
せることが望ましい。
【0023】さて転写ベルト7の転写後には一対の電界
形成手段を介して定着手段に搬送される。第1,第2の
電界形成手段16,18には本実施形態ではコロナ放電
器を用いた。電界形成手段16及び18は転写ベルト7
によって搬送された記録紙28が転写ベルト7から分離
した後の、トナーの乱れを防止するための電界を形成す
る電界形成手段である。電界形成手段16,18の形状
は転写ベルト帯電器14とほぼ同一であり、コロナ放電
機を用いて形成した。即ちこれらの電界形成手段は、一
面を開口したコ字形をしたシールドケース(導電性材料
で構成し接地されたもの)の中央に約80〜100μm
のタングステン等で作られたワイヤーを張り、これに約
5〜6kVの電圧を印加して電荷を発生させたものであ
る。シールドケースは底面が14mm、高さ約12mm
であり、転写ベルト帯電器14もほぼ同様である。本実
施形態1では電界形成手段16,18の開口部を約15
mmの距離を保って向かい合わせて用いたが、これに限
定されるものではなく、架張ローラ10にコロナ放電の
電荷の一部が向かうように配置してもかまわない。電界
形成手段16,18には同一極性のほぼ同一の電圧を印
加して反発電界を形成する。印加極性は転写ベルトに印
加した極性と同一である。前述したように感光体1の帯
電極性を負、トナーの導電極性を負とすると、転写工程
を経ることによって記録紙28は感光体1の表面電荷
(負)が転移する。このため記録紙28が転写ベルト7
から分離した時点では負に帯電していることになる。両
面印刷を実施すると、前述したように記録紙28の表面
のトナーは負、裏面のトナーは正に帯電しており、記録
紙28の表面に付着しているトナーは静電反発力を受け
て飛び散ってしまう。これを避けるために電界形成手段
16,18には、転写時に印加した極性と同じ正極性の
電圧を印加して、記録紙28に転写ベルト7上にある場
合と同様の状況を作り出す。電界形成手段16,18の
印加極性は、互いに反対であるよりも同極性であること
が望ましい。これは、先ほどの例の場合を考えると、記
録紙28は負に帯電しているので、電界形成手段16,
18の内、何れかに正極性電圧を印加すると記録紙28
が引き寄せられてしまうことによって生じるジャムを避
けるためである。正規現像法の場合や、感光体1,トナ
ー,転写ベルトの帯電極性が異なる場合には、電界形成
手段16,18に印加する極性は異なってくるが、原則
的に、感光体1の帯電極性と反対の極性、即ち、転写時
に転写ベルト7に印加する極性と同一である。
形成手段を介して定着手段に搬送される。第1,第2の
電界形成手段16,18には本実施形態ではコロナ放電
器を用いた。電界形成手段16及び18は転写ベルト7
によって搬送された記録紙28が転写ベルト7から分離
した後の、トナーの乱れを防止するための電界を形成す
る電界形成手段である。電界形成手段16,18の形状
は転写ベルト帯電器14とほぼ同一であり、コロナ放電
機を用いて形成した。即ちこれらの電界形成手段は、一
面を開口したコ字形をしたシールドケース(導電性材料
で構成し接地されたもの)の中央に約80〜100μm
のタングステン等で作られたワイヤーを張り、これに約
5〜6kVの電圧を印加して電荷を発生させたものであ
る。シールドケースは底面が14mm、高さ約12mm
であり、転写ベルト帯電器14もほぼ同様である。本実
施形態1では電界形成手段16,18の開口部を約15
mmの距離を保って向かい合わせて用いたが、これに限
定されるものではなく、架張ローラ10にコロナ放電の
電荷の一部が向かうように配置してもかまわない。電界
形成手段16,18には同一極性のほぼ同一の電圧を印
加して反発電界を形成する。印加極性は転写ベルトに印
加した極性と同一である。前述したように感光体1の帯
電極性を負、トナーの導電極性を負とすると、転写工程
を経ることによって記録紙28は感光体1の表面電荷
(負)が転移する。このため記録紙28が転写ベルト7
から分離した時点では負に帯電していることになる。両
面印刷を実施すると、前述したように記録紙28の表面
のトナーは負、裏面のトナーは正に帯電しており、記録
紙28の表面に付着しているトナーは静電反発力を受け
て飛び散ってしまう。これを避けるために電界形成手段
16,18には、転写時に印加した極性と同じ正極性の
電圧を印加して、記録紙28に転写ベルト7上にある場
合と同様の状況を作り出す。電界形成手段16,18の
印加極性は、互いに反対であるよりも同極性であること
が望ましい。これは、先ほどの例の場合を考えると、記
録紙28は負に帯電しているので、電界形成手段16,
18の内、何れかに正極性電圧を印加すると記録紙28
が引き寄せられてしまうことによって生じるジャムを避
けるためである。正規現像法の場合や、感光体1,トナ
ー,転写ベルトの帯電極性が異なる場合には、電界形成
手段16,18に印加する極性は異なってくるが、原則
的に、感光体1の帯電極性と反対の極性、即ち、転写時
に転写ベルト7に印加する極性と同一である。
【0024】定着手段24は本実施形態では一対の加圧
ローラ25,26から構成される。定着手段は記録紙2
8の両面に転写されたトナーを溶融して定着させるため
加圧と加熱を同時に行う。本実施形態では、加圧ローラ
25と加圧ローラ26は同一の構成をしている。図2は
加圧ローラ25,26の部分拡大図である。両者は外径
20mm、厚み1mmのアルミニウムパイプ30の上に
低硬度な約5mm厚のシリコーンスポンジ層32,発熱
抵抗層34,表面カバー層36からなる。発熱抵抗層3
4はフッ素系の樹脂中に酸化チタン,酸化錫等の金属酸
化物や導電性のカーボンを混ぜ合わせたもの、又表面カ
バー層36は、トナーを離型し易いフッ素樹脂を含む酸
無水物を縮合したポリイミド樹脂等から構成されてい
る。発熱抵抗層34と表面カバー層36の厚みは約20
μmで、スプレーや浸積塗布等によって形成される。加
圧ローラ25,26は互いに約数kg〜10kgの圧力
で接触しており、両者の接触ニップは数mm〜10mm
位である。加圧ローラ25,26の硬度は略同一(約J
ISA 30〜60°)で、互いに変形する。これら接
触圧やローラの直径は定着時の速度やトナーの材料に依
存し、これらと整合して可変される。発熱抵抗層34
は、両端部から直流又は交流を通電する(図示せず)。
表面の温度を制御するための回路を介してパルス印加さ
れてもよい。
ローラ25,26から構成される。定着手段は記録紙2
8の両面に転写されたトナーを溶融して定着させるため
加圧と加熱を同時に行う。本実施形態では、加圧ローラ
25と加圧ローラ26は同一の構成をしている。図2は
加圧ローラ25,26の部分拡大図である。両者は外径
20mm、厚み1mmのアルミニウムパイプ30の上に
低硬度な約5mm厚のシリコーンスポンジ層32,発熱
抵抗層34,表面カバー層36からなる。発熱抵抗層3
4はフッ素系の樹脂中に酸化チタン,酸化錫等の金属酸
化物や導電性のカーボンを混ぜ合わせたもの、又表面カ
バー層36は、トナーを離型し易いフッ素樹脂を含む酸
無水物を縮合したポリイミド樹脂等から構成されてい
る。発熱抵抗層34と表面カバー層36の厚みは約20
μmで、スプレーや浸積塗布等によって形成される。加
圧ローラ25,26は互いに約数kg〜10kgの圧力
で接触しており、両者の接触ニップは数mm〜10mm
位である。加圧ローラ25,26の硬度は略同一(約J
ISA 30〜60°)で、互いに変形する。これら接
触圧やローラの直径は定着時の速度やトナーの材料に依
存し、これらと整合して可変される。発熱抵抗層34
は、両端部から直流又は交流を通電する(図示せず)。
表面の温度を制御するための回路を介してパルス印加さ
れてもよい。
【0025】本実施の形態1では、定着手段24として
ローラ形状の加圧ローラ25,26を示したが、一方の
ローラに代えてベルトを用いた構成にしてもよい。図3
は、加圧ローラ26に代えてベルト形状にしたものの例
を示す。図3において、40は定着架張ローラ、43は
定着駆動軸、44は定着ベルトである。定着架張ローラ
40は、アルミニウム等の金属ローラを用いたもの、あ
るいは耐熱性のフェノール樹脂等を用い、軸を中空にし
て熱容量を極力低減している。この定着架張ローラ40
は、定着ベルト44の回転と同期して従動回転する。定
着駆動軸43は、アルミパイプ(厚さ約1mm)上に約
5mm厚のシリコーンスポンジ層を設けたもので、この
層は前述したシリコーンスポンジ層32と同様なもので
形成される。定着駆動ローラ43は加圧ローラ25とほ
ぼ等速度で回転する。定着ベルト44は定着架張ローラ
40と定着駆動ローラ43間に掛けられている。定着ベ
ルト44はフッ素系の樹脂中に金属酸化物やカーボンを
分散させてフィルム化するか、又は酸無水物を縮合して
作成したポリイミド樹脂等の上に発熱抵抗層を設けた構
成をしている。図3に示す定着手段では、定着ベルト4
4そのもの、又は定着ベルト44の表面に形成した発熱
抵抗層に電力を供給して発熱させる。図3では、架張ロ
ーラ10の近傍に定着架張ローラ40を設けた構成をし
ており、電荷を付与するための電界形成手段16は、架
張ローラ10と定着架張ローラ40との間に向けて放電
がなされるように設置され、少なくとも定着ベルト44
の一部に放電が可能なように構成する。両面に印刷され
た記録紙28の先端が架張ローラ10を分離する時点よ
り若干早く、転写ベルト7に印加した極性と同極性の電
圧が印加されて画像の飛散を防止する。
ローラ形状の加圧ローラ25,26を示したが、一方の
ローラに代えてベルトを用いた構成にしてもよい。図3
は、加圧ローラ26に代えてベルト形状にしたものの例
を示す。図3において、40は定着架張ローラ、43は
定着駆動軸、44は定着ベルトである。定着架張ローラ
40は、アルミニウム等の金属ローラを用いたもの、あ
るいは耐熱性のフェノール樹脂等を用い、軸を中空にし
て熱容量を極力低減している。この定着架張ローラ40
は、定着ベルト44の回転と同期して従動回転する。定
着駆動軸43は、アルミパイプ(厚さ約1mm)上に約
5mm厚のシリコーンスポンジ層を設けたもので、この
層は前述したシリコーンスポンジ層32と同様なもので
形成される。定着駆動ローラ43は加圧ローラ25とほ
ぼ等速度で回転する。定着ベルト44は定着架張ローラ
40と定着駆動ローラ43間に掛けられている。定着ベ
ルト44はフッ素系の樹脂中に金属酸化物やカーボンを
分散させてフィルム化するか、又は酸無水物を縮合して
作成したポリイミド樹脂等の上に発熱抵抗層を設けた構
成をしている。図3に示す定着手段では、定着ベルト4
4そのもの、又は定着ベルト44の表面に形成した発熱
抵抗層に電力を供給して発熱させる。図3では、架張ロ
ーラ10の近傍に定着架張ローラ40を設けた構成をし
ており、電荷を付与するための電界形成手段16は、架
張ローラ10と定着架張ローラ40との間に向けて放電
がなされるように設置され、少なくとも定着ベルト44
の一部に放電が可能なように構成する。両面に印刷され
た記録紙28の先端が架張ローラ10を分離する時点よ
り若干早く、転写ベルト7に印加した極性と同極性の電
圧が印加されて画像の飛散を防止する。
【0026】定着手段24は上述した組み合わせに限ら
ず、加圧ローラ25に定着ベルト44を用いてローラ形
状の加圧手段と組み合わせてもよい。この場合、電界形
成手段16を用いず電界形成手段18のみを用いて画像
の飛散を防止する。又加圧ローラ25,26の加熱方法
は、上述した通電発熱の方法に限定したものではなく、
内部にハロゲンランプ等の発熱体を有するものでもかま
わない。
ず、加圧ローラ25に定着ベルト44を用いてローラ形
状の加圧手段と組み合わせてもよい。この場合、電界形
成手段16を用いず電界形成手段18のみを用いて画像
の飛散を防止する。又加圧ローラ25,26の加熱方法
は、上述した通電発熱の方法に限定したものではなく、
内部にハロゲンランプ等の発熱体を有するものでもかま
わない。
【0027】次に図1を用いて両面印刷時の動作を説明
する。まず記録紙28の表面に記録するための第1,第
2の画像を形成する。スコロトロン帯電器3で感光体1
の表面を均一に帯電した後、レーザ光源2で感光体1の
表面を露光してこの画像の潜像を形成する。レーザ光源
2を駆動する信号は、コンピュータやワードプロセッサ
を介して送られるもの、又は画像形成装置に付属するイ
ンターフェースを介して、各種の通信網から、あるいは
CD−ROM等に記録されたデータを元に作られる。潜
像は、現像装置5でトナー画像に顕像化される。感光体
1上に形成された第1のトナー画像は、押圧ローラ8に
よって感光体1に押しつけられた転写ベルト7上に、巻
き付きローラ9でトナーと反対極性の電圧を印加して直
接転写される。転写ベルト7上に形成されたトナー画像
はそのまま回転を続け、転写ベルト帯電器14の直下を
通過するときにトナーの帯電極性が反転させられる。こ
の時点では、ベルトクリーニング部材15は破線で示す
ように離間している。この転写ベルト7上に形成された
画像の先端と同期して感光体1上には記録紙28の裏面
になる第2の画像が形成される。次に、ピックアップロ
ーラ20によって記録紙28が搬送される。記録紙28
はタイミングローラ対22によって転写ベルト7上及び
感光体1上のトナー画像の先端に合わせて感光体1と転
写ベルト7との接触部に給紙される。巻き付きローラ9
には記録紙28に転写ベルト7上のトナー像と感光体1
上のトナー像とを記録紙28に転写すべく感光体1上の
トナーと反対極性、転写ベルト7上のトナーと同極性の
電圧が印加され、記録紙28の両面にトナー画像が転写
される。記録紙28はそのまま転写ベルト7に搬送さ
れ、端部で架張ローラ10の曲率を利用して転写ベルト
7から分離する。分離した記録紙28は、転写時と同極
性に印加した電界形成手段16と電界形成手段18の間
を通過して、定着手段24の一対の加圧ローラ25,2
6との圧接部に送り込まれて定着され、機外に排出され
る。
する。まず記録紙28の表面に記録するための第1,第
2の画像を形成する。スコロトロン帯電器3で感光体1
の表面を均一に帯電した後、レーザ光源2で感光体1の
表面を露光してこの画像の潜像を形成する。レーザ光源
2を駆動する信号は、コンピュータやワードプロセッサ
を介して送られるもの、又は画像形成装置に付属するイ
ンターフェースを介して、各種の通信網から、あるいは
CD−ROM等に記録されたデータを元に作られる。潜
像は、現像装置5でトナー画像に顕像化される。感光体
1上に形成された第1のトナー画像は、押圧ローラ8に
よって感光体1に押しつけられた転写ベルト7上に、巻
き付きローラ9でトナーと反対極性の電圧を印加して直
接転写される。転写ベルト7上に形成されたトナー画像
はそのまま回転を続け、転写ベルト帯電器14の直下を
通過するときにトナーの帯電極性が反転させられる。こ
の時点では、ベルトクリーニング部材15は破線で示す
ように離間している。この転写ベルト7上に形成された
画像の先端と同期して感光体1上には記録紙28の裏面
になる第2の画像が形成される。次に、ピックアップロ
ーラ20によって記録紙28が搬送される。記録紙28
はタイミングローラ対22によって転写ベルト7上及び
感光体1上のトナー画像の先端に合わせて感光体1と転
写ベルト7との接触部に給紙される。巻き付きローラ9
には記録紙28に転写ベルト7上のトナー像と感光体1
上のトナー像とを記録紙28に転写すべく感光体1上の
トナーと反対極性、転写ベルト7上のトナーと同極性の
電圧が印加され、記録紙28の両面にトナー画像が転写
される。記録紙28はそのまま転写ベルト7に搬送さ
れ、端部で架張ローラ10の曲率を利用して転写ベルト
7から分離する。分離した記録紙28は、転写時と同極
性に印加した電界形成手段16と電界形成手段18の間
を通過して、定着手段24の一対の加圧ローラ25,2
6との圧接部に送り込まれて定着され、機外に排出され
る。
【0028】転写ベルト7は、記録紙の片面(表面)印
刷と、引き続き行われる両面(裏面)印刷時に連続して
回転するが、両面印刷時の画像情報の書き込みに時間的
な遅れがあるような場合、片面印刷後、一旦、停止して
もよい。この場合、感光体1も停止する。片面印刷後、
両面印刷の画像が感光体上に形成されるまでの間、感光
体1を回転させたままにする場合は、転写ベルト7を感
光体1から離間するための機構を設けてもよい。
刷と、引き続き行われる両面(裏面)印刷時に連続して
回転するが、両面印刷時の画像情報の書き込みに時間的
な遅れがあるような場合、片面印刷後、一旦、停止して
もよい。この場合、感光体1も停止する。片面印刷後、
両面印刷の画像が感光体上に形成されるまでの間、感光
体1を回転させたままにする場合は、転写ベルト7を感
光体1から離間するための機構を設けてもよい。
【0029】上記のような構成によって、これまで片面
印刷後、給紙トレイに戻し、再給紙によって両面印刷を
実施していた場合に比べ以下の利点が生じる。 (1)一度、給紙をするだけで両面に異なった画像が印
刷できる。これは、連続頁を両面に印刷する場合、特
に、ソーターを用いる必要がなく、装置の小型化が図れ
るだけでなく、記録紙の走行系をシンプルにでき、ジャ
ムの発生を防ぐことができる。 (2)再給紙によって生じる画像上のトラブルが少なく
なる。例えば、片面印刷後に定着器を通過すると記録紙
中の水分が抜け、帯電しやすくなる。再給紙までの搬送
中に不要な帯電によって転写後の画像にトナー飛散が発
生しやすくなる。一方本発明のように一度の給紙で両面
印刷ができると、このような不都合は生じず、常に安定
した画像品質が得られる。
印刷後、給紙トレイに戻し、再給紙によって両面印刷を
実施していた場合に比べ以下の利点が生じる。 (1)一度、給紙をするだけで両面に異なった画像が印
刷できる。これは、連続頁を両面に印刷する場合、特
に、ソーターを用いる必要がなく、装置の小型化が図れ
るだけでなく、記録紙の走行系をシンプルにでき、ジャ
ムの発生を防ぐことができる。 (2)再給紙によって生じる画像上のトラブルが少なく
なる。例えば、片面印刷後に定着器を通過すると記録紙
中の水分が抜け、帯電しやすくなる。再給紙までの搬送
中に不要な帯電によって転写後の画像にトナー飛散が発
生しやすくなる。一方本発明のように一度の給紙で両面
印刷ができると、このような不都合は生じず、常に安定
した画像品質が得られる。
【0030】(実施の形態2)図4は、定着手段24の
加圧ローラの第2の実施形態を示す構成断面図である。
又、図5はこれらの加圧ローラ25A,26Aとを実際
に画像形成装置に組み込んだ場合の構成概略図である。
図4中、アルミニウム基材30,シリコーンスポンジ層
32,発熱抵抗層34は、実施の形態1で述べた構成と
同様である。異なるのは、発熱抵抗層34の上に設けら
れた絶縁層56とこの上に設けられた表面抵抗層58で
ある。表面抵抗層58は図5に示すように定電圧素子6
0を介して接地されている。これらの構成は、加圧ロー
ラ25A,26Aとで共通している。絶縁層56の厚み
は約10μmで、ポリイミド等の耐熱性の樹脂からな
る。表面抵抗層58の厚みは約20μmで、フッ素樹脂
中にカーボンや金属酸化物を混ぜてスプレーや浸積塗布
等によって形成される。表面抵抗は102 〜107 Ωで
ある。この表面抵抗層58は、記録紙28によってもた
らされた電荷を漏洩する目的で設けるものであるが、定
電圧素子60の抵抗値が小さすぎると、例えば、記録紙
28が高い湿度環境下にさらされ、高含水率となった場
合には、転写ベルト7が保持している転写に必要な電荷
を漏洩して十分な転写が行われない。一方、定電圧素子
60の抵抗値が高すぎると、極端な場合、電気的にフロ
ート状態となると、加圧ローラ25A,26Aに電荷が
たまり、不用意な放電を起こし、結果として画像の乱れ
や、電気回路計のノイズとなって機械動作を不安定にす
る可能性がある。これらの不都合を回避するために、定
電圧素子60を介して接地することは有効である。定電
圧素子60は単なる高抵抗の抵抗器であってもよく、本
実施の形態2では10MΩ〜500MΩの抵抗を用い
た。
加圧ローラの第2の実施形態を示す構成断面図である。
又、図5はこれらの加圧ローラ25A,26Aとを実際
に画像形成装置に組み込んだ場合の構成概略図である。
図4中、アルミニウム基材30,シリコーンスポンジ層
32,発熱抵抗層34は、実施の形態1で述べた構成と
同様である。異なるのは、発熱抵抗層34の上に設けら
れた絶縁層56とこの上に設けられた表面抵抗層58で
ある。表面抵抗層58は図5に示すように定電圧素子6
0を介して接地されている。これらの構成は、加圧ロー
ラ25A,26Aとで共通している。絶縁層56の厚み
は約10μmで、ポリイミド等の耐熱性の樹脂からな
る。表面抵抗層58の厚みは約20μmで、フッ素樹脂
中にカーボンや金属酸化物を混ぜてスプレーや浸積塗布
等によって形成される。表面抵抗は102 〜107 Ωで
ある。この表面抵抗層58は、記録紙28によってもた
らされた電荷を漏洩する目的で設けるものであるが、定
電圧素子60の抵抗値が小さすぎると、例えば、記録紙
28が高い湿度環境下にさらされ、高含水率となった場
合には、転写ベルト7が保持している転写に必要な電荷
を漏洩して十分な転写が行われない。一方、定電圧素子
60の抵抗値が高すぎると、極端な場合、電気的にフロ
ート状態となると、加圧ローラ25A,26Aに電荷が
たまり、不用意な放電を起こし、結果として画像の乱れ
や、電気回路計のノイズとなって機械動作を不安定にす
る可能性がある。これらの不都合を回避するために、定
電圧素子60を介して接地することは有効である。定電
圧素子60は単なる高抵抗の抵抗器であってもよく、本
実施の形態2では10MΩ〜500MΩの抵抗を用い
た。
【0031】本発明は、記録紙28の両面に画像を同時
に形成することを目的としたものであり、実施の形態1
で印字する工程を説明したように記録紙28の両面に印
刷されるトナーの極性は異なる。このため加圧ローラ2
5,26に接続される定電圧素子60の抵抗値は必ずし
も同一でなくてよい。又、必要に応じて定電圧素子60
のようなセルフバイアスでなく、直接電圧を印加しても
よい。
に形成することを目的としたものであり、実施の形態1
で印字する工程を説明したように記録紙28の両面に印
刷されるトナーの極性は異なる。このため加圧ローラ2
5,26に接続される定電圧素子60の抵抗値は必ずし
も同一でなくてよい。又、必要に応じて定電圧素子60
のようなセルフバイアスでなく、直接電圧を印加しても
よい。
【0032】以上のように本発明は、像担持体上に形成
したトナー画像を一旦転写ベルトに保持させ、このトナ
ー画像の極性を反転させる。引き続き像担持体上にトナ
ー画像を形成し、この画像と先ほど転写ベルトに保持し
たトナー画像を記録紙両面に同時に転写する。記録紙は
転写ベルト端部まで搬送されて、転写ベルトに印加した
同極性が印加された上下対の電界発生手段で形成された
反発電界中を通過させる。又は、トナー画像を両面に記
録された記録紙を、トナーを離片し易い同質の材料で形
成された加圧ローラ間に挿入して定着する。又は加圧ロ
ーラの硬度は略同一にして、両面に印刷されたトナー画
像を定着する。又は加圧ローラの表面を導電性に処理し
て、これらの面を定電圧手段を介して接地して、両面に
印刷されたトナー画像を定着する。又は、転写ベルトか
ら記録紙を分離させる架張ローラの直径を端部より中央
部の方を太くし、記録紙を架張ローラの形状に沿わせて
分離してから、加熱ローラと加圧ローラ間に挿入して定
着する。又は一対のローラのうちの何れかに定着ベルト
を用いて構成し、この定着ベルトに電荷付与手段を作用
させる。
したトナー画像を一旦転写ベルトに保持させ、このトナ
ー画像の極性を反転させる。引き続き像担持体上にトナ
ー画像を形成し、この画像と先ほど転写ベルトに保持し
たトナー画像を記録紙両面に同時に転写する。記録紙は
転写ベルト端部まで搬送されて、転写ベルトに印加した
同極性が印加された上下対の電界発生手段で形成された
反発電界中を通過させる。又は、トナー画像を両面に記
録された記録紙を、トナーを離片し易い同質の材料で形
成された加圧ローラ間に挿入して定着する。又は加圧ロ
ーラの硬度は略同一にして、両面に印刷されたトナー画
像を定着する。又は加圧ローラの表面を導電性に処理し
て、これらの面を定電圧手段を介して接地して、両面に
印刷されたトナー画像を定着する。又は、転写ベルトか
ら記録紙を分離させる架張ローラの直径を端部より中央
部の方を太くし、記録紙を架張ローラの形状に沿わせて
分離してから、加熱ローラと加圧ローラ間に挿入して定
着する。又は一対のローラのうちの何れかに定着ベルト
を用いて構成し、この定着ベルトに電荷付与手段を作用
させる。
【0033】
【発明の効果】以上のような構成によって、記録紙の両
面に同時に記録することができ、記録紙の片面に記録し
てから再給紙によって両面印刷する場合に比べ、極めて
画質及び速度が向上しての良好な生産性が得られる。
面に同時に記録することができ、記録紙の片面に記録し
てから再給紙によって両面印刷する場合に比べ、極めて
画質及び速度が向上しての良好な生産性が得られる。
【図1】本発明の第一の実施の形態における画像形成装
置の構成概略図である。
置の構成概略図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態における一対の加圧
ローラの部分拡大図である。
ローラの部分拡大図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態における加圧ローラ
と定着ベルトを用いた加圧手段の部分拡大図である。
と定着ベルトを用いた加圧手段の部分拡大図である。
【図4】本発明の第二の実施形態における加熱手段と加
圧手段の構成断面図である。
圧手段の構成断面図である。
【図5】本発明の第二の実施形態における加熱手段と加
圧手段とを画像形成装置に実際に組み込んだ場合の構成
概略図である。
圧手段とを画像形成装置に実際に組み込んだ場合の構成
概略図である。
【図6】従来のカラー出力装置の構成概略図である。
1 感光体 2 レーザ光源 3 スコロトロン帯電器 5 現像装置 7 転写ベルト 8 押圧ローラ 9 巻き付きローラ 10 架張ローラ 11 ブレード 12 駆動ローラ 14 転写ベルト帯電器 15 ベルトクリーニング部材 16 第1の電界形成手段 18 第2の電界形成手段 20 ピックアップローラ 22 タイミングローラ対 24 定着手段 25,26,25A,26A 加圧ローラ 28 記録紙 30 アルミニウムパイプ 32 シリコーンスポンジ層 34 発熱抵抗体 36 表面カバー層 40 定着架張ローラ 43 定着駆動軸 44 定着ベルト 56 絶縁層 58 表面抵抗層 60 定電圧素子
Claims (7)
- 【請求項1】 像担持体上に帯電したトナーから成る第
1のトナー画像を形成する工程と、 転写ベルトに前記第1のトナー画像のトナーの帯電極性
と反対極性の電圧を印加する工程と、 前記第1のトナー画像を前記転写ベルトに静電転写し担
持する工程と、 前記像担持体上に帯電したトナーから成る第2のトナー
画像を形成する工程と、 前記転写ベルト上の第1のトナー画像のトナーの帯電極
性を反転させる工程と、 前記像担持体と前記転写ベルトとの間に記録紙を供給す
る工程と、 前記像担持体上の前記第2のトナー画像と前記転写ベル
ト上の前記第1のトナー画像とを前記記録紙に同時に静
電転写する工程と、 前記転写ベルトに印加した電圧と同極性の電圧を上下対
の電界発生手段に印加し形成した反発電界中に前記転写
ベルトから分離した直後の前記記録紙を通過させる工程
と、を具備することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】 記録紙の表面及び裏面に夫々第1,第2
の画像を形成するため、帯電したトナーから成る画像を
保持する像担持体と、 前記像担持体上に第1及び第2のトナー画像を順次形成
する画像形成手段と、 107 Ω・cm〜1012Ω・cmの範囲の固有抵抗を有
し、前記像担持体に接触して前記第1のトナー画像が一
旦転写される転写ベルトと、 前記像担持体と前記転写ベルトとの接触領域の近傍で前
記転写ベルトに転写バイアス電圧を印加する転写電源手
段と、 前記転写ベルトに転写されたトナー画像の帯電極性を反
転させるため、前記転写ベルトに対向して放電するよう
構成された帯電手段と、 前記像担持体と前記転写ベルトとの接触領域に記録紙を
供給する給紙手段と、 前記転写ベルトの搬送下流側で、且つ、前記記録紙が前
記転写ベルトから分離する近傍に設けられた一対の電界
形成部から成り、前記記録紙が前記転写ベルトから分離
した後、その中央部を前記記録紙が通過できるように構
成され、前記転写バイアス電圧と同極性の電圧を印加
し、反発電界を形成する電界形成手段と、を具備し、 前記像担持体に形成した第1のトナー画像を前記転写ベ
ルトに一旦担持させ、前記帯電手段によって前記第1の
トナー画像のトナーの帯電極性を反転させた後、前記像
担持体上に第2のトナー画像を形成し、前記像担持体上
の第2のトナー画像と前記転写ベルト上の第1のトナー
画像とを前記記録紙に同一の転写バイアス電圧で転写す
ることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 記録紙の両面に加熱溶融の樹脂より成る
トナーによる画像を担持させるための画像形成手段と、 前記画像形成手段によって形成された画像を記録紙に転
写する画像転写手段と、 一対の加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加
圧部を加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転
写手段によって画像が転写された前記記録紙を通過させ
ることにより、前記トナーによる画像を定着させる定着
手段と、を具備し、 前記定着手段は、その一対の加圧部の前記記録紙と接触
する面をトナーを離型し易い同質の材料で形成したこと
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項4】 記録紙の両面に加熱溶融の樹脂より成る
トナーによる画像を担持させるための画像形成手段と、 前記画像形成手段によって形成された画像を記録紙に転
写する画像転写手段と、 一対の加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加
圧部を加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転
写手段によって画像が転写された前記記録紙を通過させ
ることにより、前記トナーによる画像を定着させる定着
手段と、を具備し、 前記定着手段は、一対の加圧部の前記記録紙に接触する
面の硬度は略同一とし、前記記録紙を介して互いに変形
して定着領域を形成する構成であることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項5】 記録紙の両面に加熱溶融の樹脂より成る
トナーによる画像を担持させるための画像形成手段と、 前記画像形成手段によって形成された画像を記録紙に転
写する画像転写手段と、 一対の加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加
圧部を加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転
写手段によって画像が転写された前記記録紙を通過させ
ることにより、前記トナーによる画像を定着させる定着
手段と、を具備し、 前記加圧手段は、前記加圧部の前記記録紙と接触する面
は導電性の材料で形成され、且つ、抵抗素子又は定電圧
素子を介して接地又は電圧印加されていることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項6】 記録紙の両面に加熱溶融の樹脂より成る
トナーによる画像を担持させるための画像形成手段と、 前記画像形成手段によって形成された画像を記録紙に転
写する画像転写手段と、 一対の加圧部から成り、そのうちの少なくとも一方の加
圧部を加熱し、且つ、該一対の加圧部の間を前記画像転
写手段によって画像が転写された前記記録紙を通過させ
ることにより、前記トナーによる画像を定着させる定着
手段と、を具備し、 前記加圧手段の加圧部の少なくとも一方は、定着ベルト
と、該定着ベルトの搬送下流に位置する架張手段と、前
記定着ベルトの少なくとも一部に電荷付与が可能な電界
形成手段と、を具備するものであることを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項7】 記録紙の表面及び裏面に夫々第1,第2
の画像を形成するため、帯電したトナーから成る画像を
保持する像担持体と、 前記像担持体上に第1及び第2のトナー画像を順次形成
する画像形成手段と、 107 Ω・cm〜1012Ω・cmの範囲の固有抵抗を有
し、前記像担持体に接触して前記第1のトナー画像が一
旦転写される転写ベルトと、 該転写ベルトを内側から架張し、該転写ベルトを駆動す
る少なくとも2本のローラと、 前記像担持体と前記転写ベルトとの接触領域の近傍で前
記転写ベルトに転写電圧を印加する転写電源手段と、 前記転写ベルトに転写されたトナー画像の帯電極性を反
転させるため、前記転写ベルトに対向して放電するよう
構成された帯電手段と、 前記像担持体と前記転写ベルトとの接触領域に記録紙を
供給する給紙手段と、 前記転写ベルトの前記記録紙搬送下流側に位置する一対
の加圧部を含み、少なくとも一方の加圧部を加熱し、前
記記録紙の片面もしくは両面に形成されたトナー像を溶
融することにより記録紙に画像を定着する定着手段と、
を具備し、 前記ローラのうち、前記記録紙を前記転写ベルトから分
離させ、前記定着手段に前記記録紙を導く前記ローラの
端部の直径を、その中央部の直径よりも小さくしたこと
を特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10833096A JPH09274398A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10833096A JPH09274398A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09274398A true JPH09274398A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14481972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10833096A Pending JPH09274398A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09274398A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10186904A (ja) * | 1996-10-29 | 1998-07-14 | Mita Ind Co Ltd | 転写ベルト機構を備えた画像形成機 |
JP2002062744A (ja) * | 2000-06-09 | 2002-02-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6643489B2 (en) | 2001-03-02 | 2003-11-04 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and method |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP10833096A patent/JPH09274398A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10186904A (ja) * | 1996-10-29 | 1998-07-14 | Mita Ind Co Ltd | 転写ベルト機構を備えた画像形成機 |
JP2002062744A (ja) * | 2000-06-09 | 2002-02-28 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6643489B2 (en) | 2001-03-02 | 2003-11-04 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus and method |
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