JPH04181684A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱される負荷の適性を判断してインバー
タ回路の発振制御を行う誘導加熱調理器に関するもので
ある。

従来の技術 加熱コイルに高周波電流を印加し高周波の磁束を発生さ
せて加熱コイルと磁気結合した負荷に渦電流を誘起させ
てそのジュール熱により負荷加熱させる誘導加熱調理器
においては、使用者が過ってナイフ・フォーク等の小物
負荷を誘導加熱調理器上に置いてもそれら小物負荷を加
熱しないように負荷が適切か不適かを判定する負荷検知
回路が備わっている。その負荷検知方式としては、誘導
加熱調理器への入力電流と、誘導加熱調理器内で発生す
る電圧・電流等のバランスにより負荷を判断するものが
一般的である。、（例えば特開昭６３−１４６３８５号
公報） また負荷が不適であると判定された際には、ある一定期
間だけ加熱コイルへの通電を停止しその後再び起動させ
ていた。すなわち加熱動作→負荷の不適検知→停止を繰
り返していた。以後はこの一連の動作を間欠発振と記す
。

上記の間欠発振は、長時間使用者が誘導加熱調理器を停
止芯れるなどした状態で小物を誘導加熱調理器上に放置
した場合には、長時間繰り返される事になる。間欠とは
いえ長時間の加熱コイルへの通電により、大きな電力を
消費し、または、負荷が十分加熱され、使用者が誤って
その負荷に接触した場合、火傷等の事故に至るなど安全
性の面からも問題があった。

従来は、この問題を解決するために間欠発振中の発振停
止時間を長くするという方法を用いていた。（例えば特
開平２−１１４４８６号公報）発明が解決しようとする
課題 しかしながら、上記のような間欠発振中の発振停止時間
を長くするという方法では、正常負荷状態に戻っても通
常加熱動作に切り変わるまでに時間がかかり、使い勝手
の上で新たな問題を生じていた。

本発明の目的は、使い勝手を悪くする事なく、負荷不適
検知時の消費電力の低減及び不適負荷の加熱防止を実現
するものである。

課題を解決するための手段 一般に使用者が負荷の不適を認識する度合は、時間が経
過するほど低くなる。

本発明の特徴は、上記問題を解決するために、加熱コイ
ルにより誘導加熱される負荷が適切か不適か判定する負
荷検知回路と、負荷を不適と判定するとある所定時間を
計測するインターバルタイマと、負荷検知回路が負荷が
不適という判定状態にある時動作するタイマと、インタ
ーバルタイマが所定時間を計測する期間スイッチング素
子をオフする発振制御部を設け、前記タイマが計測した
間欠発振状態時間に応じて、インターバルタイマが計測
する発振停止時間を変化させるものである。

作用 上記のように構成したことにより、間欠発振時の発振停
止時間を、負荷不適時間が短い時には短く、負荷不適時
間が長い時には長くするというように、負荷不適状態時
間に応じて、間欠発振中における発振停止時間を変化さ
せることにより、使い勝手を悪くする事なく、間欠発振
による消費電力を低減し、不適負荷の加熱防止を実現出
来る。

実施例 以下本発明の一実施例について第１図、第２図を用いて
説明する。

第１図は本実施例における誘導加熱調理器の回路図であ
る。第２図は、本実施例による負荷が不適な場合の加熱
コイルへの出力を示したタイムチャートである。

第１図において、１は商用電源、２は商用電源１を整流
する整流回路、３は整流回路２の出力を直流に平滑する
平滑回路、４は加熱コイル、５は共振コンデンサ、６は
バイポーラトランジスタと逆並列ダイオードを有するス
イッチング素子、これらの加熱コイル４．共振コンデン
サ５．スイッチング素子６によりインバータ回路１１を
構成している。７はスイッチング素子６のオンオフを制
御する発振制御部、８は加熱コイル４と磁気結合させた
負荷が適説か不適か判定する負荷検知回路、９は負荷検
知回路８が負荷を不適と判断している開動作するタイマ
、１０は負荷検知回路８が負荷を不適と判定すると動作
するインターバルタイマである。

以下、第２図にて誘導加熱調理器上の負荷が不適切な場
合の第１図の回路の動作を説明する。負荷検知回路８の
負荷判定が、負荷を適切という判定から不適という判定
に変化するとタイマ９が動作を始める。次に発振制御部
７は加熱を停止し、インターバルタイマ１０によりある
所定時間ｔ２を計測した後、再び加熱動作を行う。以上
の動作が間欠発振（Ａ）である、以後、タイマ９の示す
負荷検知期間が、ある一定期間ｔ、になるまで間欠発振
（Ａ）を繰り返す。間欠発振（Ａ）がある−定期間ｔ３
続くと、インターバルタイマ１０は、前記所定時間ｔ２
よりも長いある所定時間ｔ４を計測し始める。以上のイ
ンターバルタイマの計測時間の変化により発振制御部７
はｔ４前よりも長い発振停止期間を持つ間欠発振（Ｂ）
を行う。

発明の効果 以上本発明によれば、使い勝手を悪くする事なく、不適
負荷による長時間の間欠発振時の消費電力を低減し、不
適負荷の加熱防止による安全性を確保することが出来る
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例における誘導加熱調理器の回路、第２
＠は第１図の回路の動作を示したフローチャートである
。 ４・・・加熱コイル、　６・・・スイッチング素子、７
・・・発振制御部、　８・・・負荷検知回路、９・・・
タイマ、　　　１０・・・インターバルタイマ。 出願人　株式会社日立ホームチック 第１図 ｔＢ２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 商用電源を整流する整流回路（２）と、整流後の出力を
   平滑し直流電圧を得るチョークコイルおよび平滑コンデ
   ンサからなる平滑回路（３）と、この直流電圧を交流に
   変換する加熱コイル（４）、共振コンデンサ（５）及び
   スイッチング素子（６）からなるインバータ回路（１１
   ）と、前記加熱コイル（４）により誘導加熱される負荷
   が適切か不適か判定する負荷検知回路（８）と、前記負
   荷検知回路（８）が負荷を不適と判定するとある所定時
   間を計測するインターバルタイマ（１０）と、前記負荷
   検知回路（８）の判定が適切という判定から不適という
   判定に変化した時計測を始めるタイマ（９）と、前記イ
   ンターバルタイマ（１０）がある所定期間を計測する期
   間、前記スイッチング素子（６）をオフし前記インバー
   タ回路（１１）の発振を停止させる発振制御部（７）を
   有し、前記タイマ（９）の示す負荷不適状態時間により
   、前記インターバルタイマ（１０）は、計測する所定時
   間を変化させ、前記インバータ回路（１１）の発振停止
   期間を変化させることを特徴とする誘導加熱調理器。