JP2001326066A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2001326066A
JP2001326066A JP2000144567A JP2000144567A JP2001326066A JP 2001326066 A JP2001326066 A JP 2001326066A JP 2000144567 A JP2000144567 A JP 2000144567A JP 2000144567 A JP2000144567 A JP 2000144567A JP 2001326066 A JP2001326066 A JP 2001326066A
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input current
coil
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JP2000144567A
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Masaya Kobayashi
雅哉 小林
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Hitachi Appliances Inc
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Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低出力時においても的確に鍋の有無の検出を
行う誘導加熱調理器を提供する。 【解決手段】 鍋検知部14には、入力電流が小さく入
力電流値に対する任意に定めるしきい値が不確定な状態
においては、ある任意時間毎に出力を上げて、鍋検出を
行う手段を備えた誘導加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱コイルにより
加熱出力され被加熱物を加熱する誘導加熱調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱調理器では、出力に従っ
て1次側の電流である入力電流及び加熱コイルに流れる
コイル電流は増減する。
【0003】トッププレート上の所定の位置に鍋が有る
のか無いのかは図2に示すように、入力電流値Aに対し
て任意に定められたしきい値Bと、加熱コイル電流値C
との比較を行い、比較の結果、コイル電流値Cの方が前
記しきい値Bよりも大きい場合には鍋なし検出とし、通
電を停止するか、又は出力を下げるなどの処理を行って
いる。
【0004】しかしながら、出力が数十、数百ワットと
小さい場合、つまり入力電流が小さい場合にはコイル電
流もわずかしか流れず、前記の入力電流に対して任意に
定めるしきい値の設定が行えないものであった。そのた
め、出力が小さい場合には鍋なし検出機能を除いたり、
又は図4に示すように500W出力を得るには、1kW
出力のデューティ50%通電を行うように鍋なし検出が
可能な出力まで加熱出力を上げ、周期的に通電するオン
オフ制御にて所望の設定出力を得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法では、
以下の問題点を有している。
【0006】鍋検出機能を行わないと、トッププレート
上にナイフやフォークなどの小さな加熱可能な小物が置
かれた場合にも加熱されてしまい、人が触ったりすると
火傷などをしてしまう恐れが有り、安全性に欠けたもの
となってしまう。
【0007】また、周期的にオンオフ制御を行う通電率
制御では、わずかな出力にて加熱を行いたい場合に、オ
ン時の加熱中とオフ時の加熱停止中で加熱にムラが有
り、使用者がわずかな加熱を行いたい場合など、煩わし
さや使い勝手が悪いなどの問題点があげられるものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、鍋なし検出が設定出
力にて出来ない場合には、ある時間毎に検出可能な出力
まで出力を上げ、その間に入力電流および加熱コイル電
流を読み取り比較し鍋なし検出を行わせ、その後出力を
下げ所望の出力に復帰させるという手段を設けたもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、交流電源を直流に変換
する整流回路と、この直流電源を加熱コイルとコンデン
サーからなる共振回路に供給しスイッチング素子により
共振回路に高周波の共振電流を発生させるインバータ回
路と、入力電力に従い前記スイッチング素子の駆動周波
数を変化させ出力電力を変化させることが出来る誘導加
熱調理器において、入力電力を検出し、所望する設定出
力となるように駆動周波数を変化させる駆動回路およ
び、1次側の入力電流を検出する入力電流検出部と、加
熱コイルの電流を検出するコイル電流検出部および、前
記入力電流検出部で検出された入力電流値Aに対して任
意に定められたしきい値Bを定めるしきい値設定手段を
設け、前記コイル電流検出部にて検出されたコイル電流
値Cの値と前記しきい値Bとの大小を比較する比較手段
を設け、大小比較の結果、コイル電流値Cの方が大きい
場合には出力を下げるか、又は停止させるかの処理を行
わせる鍋検知部を備え、更に鍋検知部には、入力電流が
小さく前記入力電流値に対する任意に定めるしきい値B
が不確定な状態においては、ある任意時間毎に出力を上
げて、鍋検出を行う手段を備えた誘導加熱調理器とした
ものである。
【0010】このような構成としたことにより、わずか
な設定出力においても鍋なしの検出が行え、小物などの
加熱もされず安全性が保たれるものである。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す誘導加熱調
理器のブロック図である。図2は鍋検知方法を表す図で
あり、図3は鍋検知時の出力を表す図である。
【0012】図において、1は交流電源であり、2は交
流電源1を整流する整流回路、4は加熱コイルであり、
3は加熱コイル4に高周波電流を供給するためのインバ
ータ回路である。インバータ回路3には図示しないが加
熱コイル4とコンデンサーからなる共振回路を有し、直
流電源を共振回路に供給しスイッチング素子8により共
振回路に高周波の共振電流を発生させる様になってい
る。
【0013】5は1次側の入力電流を検出する入力電流
検出部、6は交流電源1から供給される電源の電圧を検
出する電源電圧検出部、7は加熱コイル4に流れる電流
を検出するコイル電流検出部である。
【0014】10は入力電流検出部5やコイル電流検出
部7及び電源電圧検出部6からの入力により設定された
電力でインバータ回路3を通電制御し、更に入力電流検
出部5とコイル電流検出部7の入力より鍋なしの検出を
するための制御部である。
【0015】11は入力電力を検出し、所望する設定出
力となるように駆動周波数を変化させる駆動回路であ
る。12は入力電流検出部5で検出された入力電流値A
に対して任意にしきい値Bを定めるしきい値設定手段で
ある。13はコイル電流検出部7にて検出されたコイル
電流値Cの値と前記しきい値Bとの大小を比較する比較
手段である。また、14は鍋検知部であり、前記比較手
段13で大小の比較の結果コイル電流値Cの方が大きい
場合には出力を下げるか又は停止させるかの処理を行わ
せるものであり、さらに鍋検知部14は入力電流が小さ
く前記入力電流値Aに対する任意に定めるしきい値Bが
不確定な状態においては、ある任意時間毎に出力を上げ
て、鍋検出を行う機能を有するものである。これらの駆
動回路11、しきい値設定手段12、比較手段13、鍋
検知部14は制御部10の一部を構成するものである。
【0016】15は負荷となる鍋16を載せるトッププ
レートである。9は加熱の開始や停止又は出力調整や表
示のための操作表示部である。
【0017】次に、1次電流検出値Aとコイル電流検出
値C及び鍋の有り無しとの関係について述べる。
【0018】通電するためにトッププレート15上の適
した位置に鍋16を置き、加熱を始め、1次電流値Aを
同じ値に維持しながら鍋16を徐々に加熱コイル4から
遠ざけていくと、コイル電流値Cは徐々に大きくなる。
やがて1次電流値Aを同じ値に維持出来なくなり1次電
流値Aが下がってくるとコイル電流値Cも徐々に下がっ
てくる。その途中にて鍋が無いと判定する場所を設定
し、その時のコイル電流値Cが鍋無し検出を行うための
1次電流値Aに対する任意に定められるしきい値Bと設
定する。
【0019】トッププレート15上に鍋16が有るか無
いかの検出は、加熱時の1次電流検出値Aに対して任意
に定められたしきい値Bよりもコイル電流値Cが大きい
場合に鍋が無いと検出する。その1次電流値Aにより任
意に定められるしきい値Bは、前記のようにして決めら
れたものである。
【0020】1次電流値Aが小さい場合においては、コ
イル電流の検出値Cは、鍋が有る場合と無い場合で差が
わずかしかないか又は殆ど同じとなってしまう。
【0021】図3は本実施例の誘導加熱調理器を用いて
最低出力レベル1(出力200W)にて加熱する場合の
説明図である。本実施例において、出力レベルは1から
10までの10段階でレベル1は200Wで最小出力で
あり、レベル10は最大出力設定で2000Wとする。
各出力レベルは200W毎に増減される。
【0022】また、本実施例において、レベル1(出力
200W)とレベル2(出力400W)の出力では入力
電流及び加熱コイル電流が微小すぎて鍋の検出が行えな
いものであり、図3ではその場合においての出力状態を
表している。
【0023】設定出力をレベル1である200Wとした
場合、t1の間は設定レベル(200W)出力中であり
t2が鍋検知用に出力を上げている区間である。本実施
例では、t1は2秒、t2は200msである。t2の
間の出力レベルは今回通常時のレベル4(出力800
W)時の出力とし、鍋の検知を行う。t2の時間が長す
ぎると、設定出力以上の平均出力となってしまい、短す
ぎては鍋検知を行う前に出力を低下させてしまうことと
なるものである。
【0024】
【発明の効果】以上、本発明によれば、出力が小さい場
合においても鍋の検出及び小物の検出が行え、安全性が
保たれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器のブロ
ック回路図である。
【図2】鍋検知方法を表す図である。
【図3】鍋検知時の出力を表す図である。
【図4】従来の加熱出力を表す図である。
【符号の説明】
3:インバータ回路 4:加熱コイル 5:入力電流検出部 7:コイル電流検出部 10:制御部 11:駆動回路 12:設定手段 13:比較手段 14:鍋検知部 15:トッププレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を直流に変換する整流回路と、
    この直流電源を加熱コイルとコンデンサーからなる共振
    回路に供給しスイッチング素子により共振回路に高周波
    の共振電流を発生させるインバータ回路と、入力電力に
    従い前記スイッチング素子の駆動周波数を変化させ出力
    電力を変化させることが出来る誘導加熱調理器におい
    て、入力電力を検出し、所望する設定出力となるように
    駆動周波数を変化させる駆動回路(11)および、1次
    側の入力電流を検出する入力電流検出部(5)と、加熱
    コイル(4)の電流を検出するコイル電流検出部
    (7)、および前記入力電流検出部(5)で検出された
    入力電流値Aに対して任意にしきい値Bを定めるしきい
    値設定手段(12)を設け、前記コイル電流検出部
    (7)にて検出されたコイル電流値Cの値と前記しきい
    値Bとの大小を比較する比較手段(13)を設け、大小
    比較の結果、コイル電流値Cの方が大きい場合には出力
    を下げるか、又は停止させるかの処理を行わせる鍋検知
    部(14)を備え、更に鍋検知部(14)には、入力電
    流が小さく前記入力電流値に対する任意に定めるしきい
    値Bが不確定な状態においては、ある任意時間毎に出力
    を上げて、鍋検出を行う手段を備えたことを特徴とする
    誘導加熱調理器。
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