JP2643376B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JP2643376B2 JP2643376B2 JP63268426A JP26842688A JP2643376B2 JP 2643376 B2 JP2643376 B2 JP 2643376B2 JP 63268426 A JP63268426 A JP 63268426A JP 26842688 A JP26842688 A JP 26842688A JP 2643376 B2 JP2643376 B2 JP 2643376B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- input current
- oscillation
- induction heating
- detection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱される負荷の適性を判断してインバ
ータ回路の発振制御を行う誘導加熱調理器に関するもの
である。
ータ回路の発振制御を行う誘導加熱調理器に関するもの
である。
従来の技術 加熱コイルに高周波電流を印加し高周波の磁束を発生
させて加熱コイルと磁気結合した負荷に渦電流を誘起さ
せてそのジュール熱により負荷を加熱させる誘導加熱調
理器においては、使用者が誤ってナイフ・フォーク等の
小物負荷を誘導加熱調理器上に置いてもそれら小物負荷
を加熱しないように負荷が適切か不適かを判断する負荷
検知装置が備わっている。その負荷検知方式としては、
誘導加熱調理器への入力電流と、誘導加熱調理器内で発
生する電圧・電流等のバランスにより負荷を判断するも
のが一般的である。また、負荷が不適であると判定され
た際には一定期間だけ加熱コイルへの電流印加を停止し
その後再び起動させる。すなわち、加熱動作→負荷の不
適検知→停止を繰り返すことになる。以後はこの一連の
動作を間欠発振と記しその一周期を間欠発振周期と記
す。従来では、この間欠発振の停止期間が一定とされて
いた。
させて加熱コイルと磁気結合した負荷に渦電流を誘起さ
せてそのジュール熱により負荷を加熱させる誘導加熱調
理器においては、使用者が誤ってナイフ・フォーク等の
小物負荷を誘導加熱調理器上に置いてもそれら小物負荷
を加熱しないように負荷が適切か不適かを判断する負荷
検知装置が備わっている。その負荷検知方式としては、
誘導加熱調理器への入力電流と、誘導加熱調理器内で発
生する電圧・電流等のバランスにより負荷を判断するも
のが一般的である。また、負荷が不適であると判定され
た際には一定期間だけ加熱コイルへの電流印加を停止し
その後再び起動させる。すなわち、加熱動作→負荷の不
適検知→停止を繰り返すことになる。以後はこの一連の
動作を間欠発振と記しその一周期を間欠発振周期と記
す。従来では、この間欠発振の停止期間が一定とされて
いた。
発明が解決しようとする課題 しかし、負荷検知装置が負荷を不適と判定するまでの
時間は一定ではなくその負荷の材質・形状により異な
り、ある種の判定し難い負荷においては負荷の不適検知
に時間を必要とするため、従来方式の間欠発振の停止期
間一定の制御では、負荷不適検知までに時間を要する負
荷においては、加熱時間が停止時間より長くなり、その
負荷は十分に加熱されてしまい、使用者が誤ってその負
荷に接触した場合に火傷等の事故に至るという課題を有
していた。
時間は一定ではなくその負荷の材質・形状により異な
り、ある種の判定し難い負荷においては負荷の不適検知
に時間を必要とするため、従来方式の間欠発振の停止期
間一定の制御では、負荷不適検知までに時間を要する負
荷においては、加熱時間が停止時間より長くなり、その
負荷は十分に加熱されてしまい、使用者が誤ってその負
荷に接触した場合に火傷等の事故に至るという課題を有
していた。
本発明は上記課題に鑑み、不適な負荷に対し加熱する
ことのない安全性の高い誘導加熱調理器を提供すること
を目的とする。
ことのない安全性の高い誘導加熱調理器を提供すること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、負荷を誘導加熱
する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電力を供給
するインバータ回路と、前記負荷の材質・形状に応じて
誘導加熱に適するか否かを判定する負荷検知装置と、前
記加熱コイルへの入力電流を検知する入力電流検知装置
と、前記インバータ回路の発振状態を制御する発振制御
部とを備え、前記発振制御部は、前記負荷検知装置によ
り不適な負荷と判定された場合に前記インバータ回路の
発振を所定時間停止するとともに、前記入力電流検知装
置の出力に応じて前記所定時間を変更してなるものであ
る。
する加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電力を供給
するインバータ回路と、前記負荷の材質・形状に応じて
誘導加熱に適するか否かを判定する負荷検知装置と、前
記加熱コイルへの入力電流を検知する入力電流検知装置
と、前記インバータ回路の発振状態を制御する発振制御
部とを備え、前記発振制御部は、前記負荷検知装置によ
り不適な負荷と判定された場合に前記インバータ回路の
発振を所定時間停止するとともに、前記入力電流検知装
置の出力に応じて前記所定時間を変更してなるものであ
る。
作用 上記構成によると負荷検知装置が負荷を不適と判定し
た時点の入力電流を検知し、その入力電流が大きい程負
荷不適検知に要した期間が長いことになるため、次の発
振の停止期間を長くする。従って、負荷を不適と判定す
るのに要する時間が長い場合、すなわち、判定期間中に
比較的大きた電力を供給してしまう場合にはその後の停
止期間を長く設定し、負荷への平均電力を低下させ、負
荷の加熱を抑えることが可能となる。
た時点の入力電流を検知し、その入力電流が大きい程負
荷不適検知に要した期間が長いことになるため、次の発
振の停止期間を長くする。従って、負荷を不適と判定す
るのに要する時間が長い場合、すなわち、判定期間中に
比較的大きた電力を供給してしまう場合にはその後の停
止期間を長く設定し、負荷への平均電力を低下させ、負
荷の加熱を抑えることが可能となる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
する。
第１図は本実施例における誘導加熱調理器の回路図で
ある。１は直流電源で、加熱コイル2,共振コンデンサ4,
バイポーラトランジスタと逆並列ダイオードを有するス
イッチング素子３からなるインバータ回路８が接続され
ている。５は加熱コイル２と磁気結合させた負荷が適切
か不適か判定する負荷検知装置、６は直流電源１からイ
ンバータ回路８への入力電流を検知する入力電流検知装
置である。また、７はスイッチング素子３のオンオフを
制御する発振制御部で、負荷検知装置５により負荷が不
適と判定された時点の入力電流を入力電流検知装置６に
より検知し入力電流が大きいほど、次のスイッチング素
子３の発振停止期間を長くとる機能を有している。
ある。１は直流電源で、加熱コイル2,共振コンデンサ4,
バイポーラトランジスタと逆並列ダイオードを有するス
イッチング素子３からなるインバータ回路８が接続され
ている。５は加熱コイル２と磁気結合させた負荷が適切
か不適か判定する負荷検知装置、６は直流電源１からイ
ンバータ回路８への入力電流を検知する入力電流検知装
置である。また、７はスイッチング素子３のオンオフを
制御する発振制御部で、負荷検知装置５により負荷が不
適と判定された時点の入力電流を入力電流検知装置６に
より検知し入力電流が大きいほど、次のスイッチング素
子３の発振停止期間を長くとる機能を有している。
第２図に入力電流と発振制御部７の発振停止期間との
関係を示す。
関係を示す。
このグラフにおいて、横軸は負荷の不適検知をした時
点の入力電流で、縦軸は発振停止期間である。従来の特
性は負荷の不適検知をした時点の入力電流にかかわらず
発振停止期間が一定であるのに対し、本実施例では前記
入力電流が大きいほど発振停止期間を長くとり、負荷不
適検知までに要する時間が長い負荷においても、発振停
止期間、すなわち、加熱非動作時間が長いため、不適と
判定された負荷への電力の供給を抑え、負荷の加熱が進
むことを防止できる。
点の入力電流で、縦軸は発振停止期間である。従来の特
性は負荷の不適検知をした時点の入力電流にかかわらず
発振停止期間が一定であるのに対し、本実施例では前記
入力電流が大きいほど発振停止期間を長くとり、負荷不
適検知までに要する時間が長い負荷においても、発振停
止期間、すなわち、加熱非動作時間が長いため、不適と
判定された負荷への電力の供給を抑え、負荷の加熱が進
むことを防止できる。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、加
熱される負荷が不適と判定された時点の入力電流（不適
判定までに要した時間と相関）により発振停止期間を可
変とするため、あらゆる不適な負荷に対しても電力供給
を抑えることができ、使用者が誤ってそれら加熱された
負荷に接触しても火傷等事故に至ることを防止できる。
熱される負荷が不適と判定された時点の入力電流（不適
判定までに要した時間と相関）により発振停止期間を可
変とするため、あらゆる不適な負荷に対しても電力供給
を抑えることができ、使用者が誤ってそれら加熱された
負荷に接触しても火傷等事故に至ることを防止できる。
第１図は本発明の一実施例における誘導加熱調理器の回
路図、第２図は同誘導加熱調理器の発振停止期間と入力
電流との関係を示すグラフである。 １……直流電源、２……加熱コイル、３……スイッチン
グ素子、４……共振コンデンサ、５……負荷検知装置、
６……入力電流検知装置、７……発振制御部、８……イ
ンバータ回路。
路図、第２図は同誘導加熱調理器の発振停止期間と入力
電流との関係を示すグラフである。 １……直流電源、２……加熱コイル、３……スイッチン
グ素子、４……共振コンデンサ、５……負荷検知装置、
６……入力電流検知装置、７……発振制御部、８……イ
ンバータ回路。
Claims (1)
- 【請求項１】負荷を誘導加熱する加熱コイルと、前記加
熱コイルに高周波電力を供給するインバータ回路と、前
記負荷の材質・形状に応じて誘導加熱に適するか否かを
判定する負荷検知装置と、前記加熱コイルへの入力電流
を検知する入力電流検知装置と、前記インバータ回路の
発振状態を制御する発振制御部とを備え、前記発振制御
部は、前記負荷検知装置により不適な負荷と判定された
場合に前記インバータ回路の発振を所定時間停止すると
ともに、前記入力電流検知装置の出力に応じて前記所定
時間を変更してなる誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63268426A JP2643376B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63268426A JP2643376B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02114486A JPH02114486A (ja) | 1990-04-26 |
| JP2643376B2 true JP2643376B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=17458323
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63268426A Expired - Lifetime JP2643376B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2643376B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63250086A (ja) * | 1987-04-07 | 1988-10-17 | シャープ株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP63268426A patent/JP2643376B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02114486A (ja) | 1990-04-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502 Year of fee payment: 12 |