JP2590991B2 - 誘導加熱式アイロン - Google Patents

誘導加熱式アイロン

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秀之 小南
真一 伊藤
和彦 麻田
泉生 弘田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は一般家庭にて使用されるアイロンに関する
ものである. 従来の技術 最近、各種電化機器がインテリジェント化され益々
「便利に」・益々「操作性良く」なってきているが、近
年、アイロンについてもマイコンが搭載されるようにな
って来ている。しかし、そのマイコンの果している機能
としては、「切り忘れ防止機能」といったサブ的なもの
でしかなかった。ところでアイロンとして本来求められ
ている機能は、真に操作性の良いコードレス化である。
そこでその具現化として、数年前より「コードレスア
イロン」なるものが市場に現れてきたが、それはいずれ
もスタンド部に配置した時のみアイロン本体内のヒータ
に通電し、通常のアイロン掛け状態では通電をやめアイ
ロンベースの熱容量にのみ頼る構成になっている商品で
あった。
したがって、これらの「コードレスアイロン」は、長
い時間アイロン掛け作業をしているとすぐにアイロンベ
ースが冷えてしまい、スチームの発生もままならないと
いった、真、の「コードレス」には程遠いものであり、
実用には「まだまだ」といった感のある商品でしかなか
った。
そこで、誘導加熱原理を応用してアイロン掛け中にも
加熱を継続し、常にアイロンベースを所定温度以上に保
っておこうという、真の「コードレスアイロン」を狙っ
た提案が色々出されて来るようになっている。例えば、
アイロン本体をアイロンテーブル上で勝手に移動させて
も、常に加熱が継続出来るように誘導コイル部をかなり
大きく構成したものや、多数の誘導コイル部を配置しア
イロン本体が、ある誘導コイル上に置かれたことをマグ
ネットスイッチで検出し、その該当する誘導コイルのみ
を励磁するといったもの等がある。
しかし、これら提案の最大のポイントは、移動するア
イロン本体にいかに効率良くパワーを供給出来るかとい
うことと、いかにシンプルに構成するかということで、
この点では実用的には各種問題を抱えているものばかり
であった。
発明が解決しようとする問題点 具体的にその問題点について述べると、このような従
来の構成では、誘導コイル部が大き過ぎるとアイロン本
体でカバーしきれない誘導コイル部分からの放射ノイズ
が大きすぎて非常に重要な問題となり、又該当する誘導
コイルのみを励磁する構成もアイロン本体の位置検出部
分に非常なコストと複雑な構造を必要とする等の問題が
あった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、簡易な構
成でアイロン本体の位置検出と、的確な誘導コイルの切
り替えを実現することができる誘導加熱式アイロンを提
供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明の誘導加熱式アイロンは、上記問題点を解決す
るため、制御回路により、各誘導コイルへ個別に高周波
電力を供給する誘導加熱電源の発振動作を順次行い、そ
れに同期してそのときの入力電力を検出して、その該当
する誘導コイル上にアイロン本体が置かれているか否か
を判定し、その誘導コイルへの高周波電力供給を継続す
るか否かを判断するようにしたものである。
作用 本発明は上記した構成により簡単な手段で確実にアイ
ロン本体の位置検出が行え、それにより的確な位置の誘
導コイルを励磁でき、コードレスアイロンとして効率の
良いパワー供給を実現するものである。
実施例 第1図および第2図は、本発明の誘導加熱式アイロン
の一実施例を示す側面図および平面図である。図におい
て、1はアイロンテーブルで、衣類2とアイロン本体3
が上部に置かれ、アイロン掛け作業が出来るようになっ
ている。アイロンテーブル1の下部には、昇温用の誘導
コイル4と、補熱用の誘導コイル5が配置されており、
誘導加熱ユニット6に接続されている。さらに誘導加熱
ユニット6内には、昇温用の誘導コイル4に高周波電力
を供給するための昇温用の誘導加熱電源部7と、補熱用
の誘導コイル5に高周波電力を供給するための補熱用の
誘導加熱電源部8と、これら昇温用の誘導加熱電源部7
と補熱用の誘導加熱電源部8を発振させるか否かの制御
をするための制御回路9が組み込まれている。又、これ
ら昇温用の誘導加熱電源部7と補熱用の誘電加熱電源部
8には、それぞれ個別に高周波発振を制御する発振制御
手段7a,7bが配置されている。
そしてアイロン本体3が昇温用の誘導コイル4又は補
熱用の誘導コイル5の上に配置されたときに、的確に該
当する誘導コイルを励磁するようになっており、操作性
の良いコードレスアイロンを実現している。
第3図は、本発明の一実施例の具体的手段を示しブロ
ック図である。図において、11は商用電源で、昇温用の
誘導加熱電源部7と補熱用の誘導加熱電源部8へ商用周
波数の電力を供給している。12は複数個の誘導加熱電源
部7,8への入力電力を一括又は個別に検出する入力検知
手段である。13は切り替え手段で、商用電源11から昇温
用の誘導加熱電源部7、又は補熱用の誘導加熱電源部8
への商用周波数電力供給を切り替えて発振動作させるも
のである。14は前記発振動作に同期して発振状態におけ
る該当の誘導加熱電源部への入力電力を検出しその発振
動作を継続するか否かを判断する判断手段である。
上記した制御回路9は、入力検知手段12、切り替え手
段13および判断手段14有している。
アイロン本体3は第1図にも示したように、昇温用の
誘導コイル4又は補熱用の誘導コイル5上にアイロンテ
ーブル1を介して置かれるようになっている。
第4図は、本発明の一実施例の動作を示すタイムチャ
ートである。図において、aは昇温用の誘導コイル4の
励磁状況を、bは補熱用の誘導コイル5の励磁状況を、
cは昇温用の誘導加熱電源部7への発振制御信号を、d
は補熱用の誘導加熱電源部8への発振制御信号を、eは
入力検知信号をそれぞれ時間を横軸にタイムチャートの
形態で表している。
第4図では、アイロン本体3を昇温用の誘導コイル4
側に置いてある状態から持ち上げて補熱用の誘導コイル
5側に移動させて置いた時の状況を示している。そして
第3図には、それぞれの信号がどの部分の信号かを示し
てある。
以下、本発明の一実施例の動作を第3図および第4図
を用いて説明する。まず、アイロン本体3が昇温用の誘
導コイル4の上に置かれている状態を考える。商用電源
11を投入後、制御回路9は切り替え手段13を動作させ
て、まず昇温用の誘導コイル4を励磁するべく昇温用の
誘導加熱電源部7を発振させるようになっている。
そしてアイロン本体3が昇温用の誘導コイル4上にな
ければ、切り替え手段13により昇温用の誘導加熱電源部
7と補熱用の誘導加熱電源部8を切り替えようとする
が、今はアイロン本体3が昇温用の誘導コイル4上に置
いてあるので、昇温用の誘導加熱電源部7への電力供給
は継続され、アイロン本体3は昇温用の誘導コイル4に
より加熱されることになる。
この時の各信号の状況を第4図のタイムチャートのア
イロン本体(昇温側に配置)の部分に示しており、昇温
用の誘導コイル4は励磁され、補熱用の誘導コイル5は
励磁されておらず、補熱用の誘導加熱電源部8への発振
制御信号は出力されていないことを表している。
そして、入力検知信号eは、アイロン本体3が置かれ
たか否かを判定するしきい値(破線で示す)よりも上に
あり、アイロン本体3が現在励磁している誘導コイル
(今の場合は、昇温用の誘導コイル5)の上にあること
を示している。したがって、昇温用の誘導加熱電源部7
への発振制御信号cは発振状態を維持している。
さて、この状態から、アイロン掛け作業をすべくアイ
ロン本体3を昇温用の誘導コイル4側から補熱用の誘導
コイル5側へ移動させた時の状況を次に示してある。ま
ず、アイロン本体3を昇温用の誘導コイル4上から持ち
上げたとき、第4図のアイロン本体(持ち上げる)の部
分に示したごとく、入力検知信号eのレベルが下がって
しきい値(破線)よりも低くなり、その結果として判断
手段14、切り替え手段13により昇温用の誘導加熱電源部
7への発振制御信号cの出力がなくなり、替わりに補熱
用の誘導加熱電源部8への発振制御信号dが出力され、
誘導コイルは昇温用の誘導コイル4から補熱用の誘導コ
イル5に切り替えられる。
その後、切り替えが完了した時点で発振して入力検知
信号eの状態をモニターし、そのレベルがしきい値に達
していなければ、あらかじめ決められている所定時間経
過後、再度補熱用の誘導加熱電源部8から昇温用の誘導
加熱電源部7に切り替えを行い、その後このような交互
の間欠発振をし続けることになる。
次に、アイロン本体3を持ち上げた状態から補熱用の
誘導コイル5側に置いた状況を、第4図のアイロン本体
(補熱側に配置)の部分に示している。第4図では、昇
温用の誘導コイル4を励磁中に補熱用の誘導コイル5の
上にアイロン本体3を置いた場合であり、補熱用の誘導
加熱電源部8へ切り替え後に再発振した時、入力検知手
段13からの入力検知信号eのレベルがしきい値を越えた
ので、切り替え手段13からの補熱用の誘導加熱電源部8
への発振制御信号dは、そのまま発振状態を継続するこ
とになる。そしてこの状態のままで、アイロン本体3は
今度は補熱用の誘導コイル5より誘導加熱されることに
なる。
又、発振制御信号c,dの出力後、それぞれの誘導コイ
ルの励磁出力a,bが遅れているのは安定動作のために高
周波発振の起動に遅延を持たせていることを示してい
る。この実施例では誘導コイルが2個の場合のみを示し
たが、誘導コイルはもっと多数個あっても良く、その場
合は順次励磁していく構成にすれば良いだけのことであ
る。
発明の効果 このように本発明の誘導加熱式アイロンによれば、き
わめて簡単な構成でアイロン本体の的確な位置検出が可
能となり、それに伴ってアイロン掛け作業中にも適切な
パワー供給が出来、実用上有効なコードレスアイロンを
実現することになりきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明誘導加熱式アイロンの一実施例を示す側
面図、第2図はその平面図、第3図はその具体的手段を
示すブロック図、第4図はその動作説明用のタイムチャ
ートである。 1……アイロンテーブル、3……アイロン本体、4……
昇温用の誘導コイル、5……補熱用の誘導コイル、6…
…誘導加熱ユニット、7……昇温用の誘導加熱電源部、
7a,7b……発振制御手段、8……補熱用の誘導加熱電源
部、9……制御回路、11……商用電源、12……入力検知
手段、13……切り替え手段、14……判断手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 弘田 泉生 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−106946(JP,A) 特開 昭53−117839(JP,A) 特開 昭60−14900(JP,A) 特開 昭64−11600(JP,A) 特開 昭54−82490(JP,A) 実開 昭61−140800(JP,U) 特公 平3−76160(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイロン本体を加熱する複数個の誘導コイ
    ルと、その複数個の誘導コイルにそれぞれ個別に対応し
    て高周波電力を供給するための複数個の誘導加熱電源部
    と、その複数個の誘導加熱電源部の発振動作を個別に制
    御する発振制御手段と、前記発振制御手段を制御するた
    めの制御回路とを備え、前記制御回路は、前記複数個の
    誘導加熱電源部の入力電力を検出する入力検知手段と、
    複数個の誘導加熱電源部を順次切り替え発振動作させる
    切り替え手段と、前記発振動作に同期して発振状態にお
    ける該当の誘導加熱電源部への入力電力を検出しその発
    振動作を継続するか否かを判断する判断手段とを有する
    誘導加熱式アイロン。
  2. 【請求項2】複数個の誘導加熱電源部のうち少なくとも
    一つは昇温用の誘導加熱電源部とし、制御回路による切
    り替え動作は、この昇温用の誘導加熱電源部を優先する
    特許請求の範囲第1項記載の誘導加熱式アイロン。
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