JPH0613168A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH0613168A
JPH0613168A JP17225492A JP17225492A JPH0613168A JP H0613168 A JPH0613168 A JP H0613168A JP 17225492 A JP17225492 A JP 17225492A JP 17225492 A JP17225492 A JP 17225492A JP H0613168 A JPH0613168 A JP H0613168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
temperature
heated
zero volt
heating coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP17225492A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Koide
宏之 小出
Masahiro Kame
正広 亀
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0613168A publication Critical patent/JPH0613168A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 整流回路1の出力を高周波電流に変換し加熱
コイル13に供給するインバータ回路3と、インバータ
回路3の起動及び停止などの制御をする制御手段23
と、被加熱物の温度を検出する温度センサ28と、整流
回路1の直流電圧が零ボルト付近となる時点を検出する
零ボルト検出回路22を設け、制御手段23は加熱コイ
ル13に発生する高周波磁界により被加熱物を誘導加熱
し、温度センサ28にて被加熱物の温度を検出するタイ
ミングを、整流回路1の直流電圧が零ボルト付近となる
時点に同期させるものである。 【効果】 インバータ供給電圧が零ボルト付近となり、
ほとんど高周波電流が流れず、ノイズの発生が最低値と
なり外乱の影響を受けずに精度良く被加熱物の温度検出
が出来る

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交番磁束による電磁誘
導作用によって加熱コイル上面に置かれた金属製の鍋に
渦電流を発生させてこの金属の持つ固有抵抗によるジュ
ール熱で被加熱物を加熱調理する誘導加熱調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、加熱コイルに発生した高周波
磁界によって、加熱コイル上面に置かれ磁気結合した金
属性の鍋などの負荷に渦電流を誘起させて、そのジュー
ル熱により負荷を加熱させる誘導加熱調理器は、裸火を
発生させず安全であり、また鍋をじかに発熱させるた
め、熱効率が高いなどの優れた特長を持っている。
【0003】近年、誘導加熱調理器は被加熱物の温度を
正確に検出し、出来上がりを更に良くするように要求さ
れ、また調理の自動化が進むにつれて、より正確で安定
した温度制御が必要になってきているが、温度検出器は
加熱コイルの略中央部に配置され、ガラスなどのプレー
トを介し被加熱物である鍋底の温度を検出していた。一
方、誘導加熱時は加熱コイルに高周波電流を流し、鍋の
底に高周波磁束を発生させて、それによる渦電流損失に
て鍋自体を発熱させる。温度センサは鍋からの熱伝導に
よってなる温度を検出し、間接的に鍋の温度から調理物
の温度を知ることができる。通常、温度センサはサーミ
スタが用いられている。サーミスタはアルミなどの非磁
性体の受熱プレートに取り付けられ、ガラスプレートに
圧接し取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の誘導加熱調
理器では、鍋底に発生する渦電流損による温度上昇を熱
伝導によって間接的に検出しているので、正確な鍋の温
度が検出できないとともに、加熱コイルやスイッチング
素子からなる高周波インバータ回路から発せられるノイ
ズによって影響を受け、安定した温度検出が出来ないと
いう欠点があった。
【0005】この改善策として、特開平4−36984
号公報にあるように温度データを取り込む場合に、加熱
コイルに高周波電流を流すことを一時的に停止し、その
後読み込みを行うような制御をさせるものがある。しか
しながら、温度データを読み込む度に加熱を停止させて
いるため、その程度によっては鍋が振動音を発生させる
などの問題がある。また、高速で絶えず温度を検出する
必要がある場合は、調理全体における温度検出の占める
停止時間が長くなり、加熱時間が長引くなど、効率が低
下するという問題が発生する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、商用電源を整流する整
流回路と、この整流回路の出力をスイッチング素子によ
って高周波電流に変換し加熱コイルに供給するインバー
タ回路と、このインバータ回路の起動及び停止などの制
御をする制御手段を備え、前記加熱コイルに発生する高
周波磁界により被加熱物を誘導加熱する誘導加熱調理器
において、前記加熱コイル近傍に被加熱物の温度を検出
する温度センサと、前記商用電源側に整流回路の直流電
圧が零ボルト付近となる時点を検出する零ボルト検出回
路を設け、前記制御手段は前記温度センサにて被加熱物
の温度を検出するタイミングを前記整流回路の直流電圧
が零ボルト付近となる時点に同期させるものとした。
【0007】
【作用】上記のように構成したことにより、制御手段は
インバータ供給電圧が零ボルト付近となり、ほとんど高
周波電流が流れず、したがって高周波磁束の発生が少な
く、鍋の加熱が行われず、ノイズの発生が最低値となる
タイミングに同期させて温度センサにて被加熱物の温度
を検出させ、外乱の影響を受けずに精度良く温度検出が
出来る。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面に従って
説明する。図1は本発明の一実施例を施した誘導加熱調
理器のブロック回路図であり、図2は同じくインバータ
に供給される電源電圧の波形図である。
【0009】図において、1は商用電源2を整流する整
流回路、3は整流回路1の出力を高周波電流に変換する
インバータ回路、4はインバータ回路3を駆動するドラ
イブ回路、5はインバータ回路3に発生する共振電圧に
よってフィードバックをかけ自励発振回路6に対しトリ
ガをかけるトリガ発生回路、7は自励発振回路6の出力
を受けドライブ回路4に出力する出力レベル設定回路で
ある。
【0010】整流回路1はコンデンサ8と、整流スタッ
ク9と、平滑リアクトル10及び平滑コンデンサ11で
なる平滑回路とで構成され、商用電源2はON/OFF
制御素子12を通して整流回路1に接続され、インバー
タ回路3のプラス側には加熱コイル13及びそれに並列
に共振コンデンサ14が接続され、また同極にスイッチ
ング素子(トランジスタ)15及び逆並列ダイオード1
6を接続しマイナス側に接続される。加熱コイル13の
整流回路1側の電圧をVL 、スイッチング素子15側の
電圧をVCEとする。
【0011】17は商用電源2側の入力電流をカレント
トランス18により、19は同じくインバータ回路3側
の電流をカレントトランス20によりそれぞれ検出しそ
の値に比例した電圧を発生する電流検出回路である。こ
の電流検出回路17、19の電圧及び加熱コイル13の
スイッチング素子15側の電圧VCEは異常検出回路21
に入力される。22は商用電源2側に接続され、加熱コ
イル13の整流回路1側の零電圧付近を検出する零ボル
ト検出回路である。
【0012】23はこれらの回路全体の制御を行うマイ
クロコンピュータからなる制御手段であり、出力レベル
の操作部24、前記電流検出回路17、19、異常検出
回路21、ゼロボルト検出回路22などの出力を入力し
ている。
【0013】また、マイクロコンピュータ23からは出
力レベル設定回路7及びON/OFF制御素子12に制
御信号を出力している。
【0014】操作部24はON/OFFスイッチ25及
び火力調節スイッチ26(UP)及び27(DOUN)
を有している。28は加熱コイル13の中央部からトッ
ププレートに圧接されているサーミスタなどからなる温
度センサであり、その出力は前記マイクロコンピュータ
23に温度制御用のデータとして入力している。
【0015】以下、上記実施例の作用について説明す
る。
【0016】操作部24にてON/OFFスイッチ25
を入力すると、その信号をマイクロコンピュータ23が
受けて、ドライブ回路4に動作信号を送り、スイッチン
グ素子15が動作し、加熱コイル13に高周波電流を流
し鍋を加熱する。加熱量の調節は火力調節スイッチ2
6、27によって上げ下げし、必要とする火力設定を行
うことが出来る。
【0017】インバータ回路3及びこれらの制御回路は
加熱コイル13に発生する共振電圧によってフィードバ
ックをかけ、自励発振回路6に対してトリガをかけるこ
とで適切なスイッチングのタイミング(通常はこの周波
数は20〜30KHZに設定されている。)で、スイッ
チング素子15をON/OFFさせている。
【0018】VL とVCEの値からトリガ発生回路5は自
励発振回路6を駆動するトリガパルスを発生させ、自励
発振回路6によって出力された信号は出力レベル設定回
路7で設定されるしきい値と比較され、PWM出力の駆
動信号としてドライブ回路4に与えられる。
【0019】電流検出回路17、19及びVCEから異常
検出回路21に異常値が入力され、回路の状態が異常と
判断された場合はマイクロコンピュータ23に割込み信
号を与え、駆動信号は停止し、ドライブ回路4及びON
/OFF制御素子12を停止させ通電を停止し安全を計
っている。
【0020】整流回路1によって交流電圧を全波整流さ
れたインバータ回路3の供給電圧VL は図2のような1
00/120Hzの脈流波形の直流電圧である。この波
形からインバータ回路3の供給電圧VL は零ボルトとな
るところが存在するため、この時点では高周波電流は発
生しないことになり、誘導加熱が行われないところであ
る。
【0021】従ってこの時点で温度検出を行わせるよう
に同期を取ることで、鍋温度の検出を行う加熱コイル1
3の中央部のサーミスタ28は誘導加熱の影響と、高周
波ノイズの影響をうけないで精度が向上する。
【0022】タイミングの決定は零電圧を検出する零ボ
ルト検出回路22からの信号をマイクロコンピュータ2
3に入力し、このタイミングをとらえ、温度検出データ
を取り込むことで、実現することが可能となる。
【0023】なお、本発明において零ボルト検出回路2
2を加熱コイル13の整流回路1側に設けても前記実施
例と同等の作用をする。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、被加熱物の温度を検出
する温度センサと、整流回路の直流電圧が零ボルト付近
となる時点を検出する零ボルト検出回路を設け、温度セ
ンサにて被加熱物の温度を検出するタイミングを前記整
流回路の直流電圧が零ボルト付近となる時点に同期させ
るものとしたので、簡単な回路構成で、インバータ供給
電圧が零ボルト付近となり、ほとんど高周波電流が流れ
ず、したがって高周波磁束の発生が少なく、鍋の加熱が
行われず、ノイズの発生が最低値となるタイミングに同
期させて、外乱の影響を受けずに精度良く被加熱物の温
度検出が出来、高精度の温度制御が出来る誘導加熱調理
器を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器のブロ
ック回路図である。
【図2】同じくインバータに供給される電源電圧の波形
図である。
【符号の説明】
1 整流回路 2 商用電源 3 インバータ回路 13 加熱コイル 22 零ボルト検出回路 23 制御手段(マイクロコンピュータ) 28 温度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源(2)を整流する整流回路
    (1)と、この整流回路(1)の出力を高周波電流に変
    換し加熱コイル(13)に供給するインバータ回路
    (3)と、このインバータ回路(3)の起動及び停止な
    どの制御をする制御手段(23)を備え、前記加熱コイ
    ル(13)に発生する高周波磁界により被加熱物を誘導
    加熱する誘導加熱調理器において、前記加熱コイル(1
    3)近傍に被加熱物の温度を検出する温度センサ(2
    8)と、前記商用電源(2)側に整流回路(1)の直流
    電圧が零ボルト付近となる時点を検出する零ボルト検出
    回路(22)を設け、前記制御手段(23)は前記温度
    センサ(28)にて被加熱物の温度を検出するタイミン
    グを前記整流回路(1)の直流電圧が零ボルト付近とな
    る時点に同期させるものとしたことを特徴とする誘導加
    熱調理器。
JP17225492A 1992-06-30 1992-06-30 誘導加熱調理器 Pending JPH0613168A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284928A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Panasonic Corp 誘導加熱装置
JP2012178372A (ja) * 2012-06-21 2012-09-13 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2014078533A (ja) * 2014-01-29 2014-05-01 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

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