JPH04175764A - ポリシラン化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体の製造法 - Google Patents

ポリシラン化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体の製造法

Info

Publication number
JPH04175764A
JPH04175764A JP30269190A JP30269190A JPH04175764A JP H04175764 A JPH04175764 A JP H04175764A JP 30269190 A JP30269190 A JP 30269190A JP 30269190 A JP30269190 A JP 30269190A JP H04175764 A JPH04175764 A JP H04175764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
layer
polysilane compound
polysilane
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30269190A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisami Tanaka
久巳 田中
Tetsuo Kanamaru
哲郎 金丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP30269190A priority Critical patent/JPH04175764A/ja
Publication of JPH04175764A publication Critical patent/JPH04175764A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、ポリシランを含有する感光層を有し、改善さ
れた電子写真特性を与える電子写真感光体の製造法に関
する。
〔従来技術の説明〕
従来、電子写真感光体で用いる光導電材料として、ポリ
ビニルカルバゾールをはじめとする各種の有機光導電性
ポリマーが提案されてきたが、これらのポリマーは、無
機系光導電材料に比べ成膜性、軽量性などの点で優れて
いるにもかかわらず、今日までその実用化が困難であっ
たのは、未だ十分な成膜性が得られておらず、また感度
、耐久性及び環境変化による安定性の点で無機系光導電
材料に比べ劣っているためであった。また、米国特許第
4,150,987号公報などに開示のヒドラゾン化合
物、米国特許第3,837,851号公報などに記載の
トリアリールピラゾリン化合物、特開昭51−9482
8号公報、特開昭5194829号公報などに記載され
ている9−スチリルアントラセン化合物などの低分子の
有機光導電体が提案されている。このような低分子の有
機光導電体は、使用するバインダーを適当に選択するこ
とによって、有機光導電性ポリマーの分野で問題となっ
ていた成膜性の欠点を解消できるようになったが、感度
の点で十分なものとはいえない。
このようなことから、近年怒光層を電荷発生層と電荷輸
送層に機能分離させた積層構造体が提案された。この積
層構造を感光層とした電子写真感光体は、可視光に対す
る感度、電荷保持力、表面強要などの点で改善できるよ
うにな−、た。
このような電子写真感光体1.4、例えば米国拍−許第
3.837.8sx−q、同第3.871..882号
公報など(こ開示されζいる。
し、かし2、従来の細分イの有機丸環電体をバインダー
樹脂に混合ε7、電Gj軸瑳、層に用いた電子ろ真感光
体はバインダー樹脂を用いるため、電荷のトビリティー
が低)−シ、感度、特性が必ずしも」−分でなく、繰り
返(、帯電及び露光を行った際に!、丁明部電位と暗部
電位の変動が大きく、耐久性のある感光体は完成さJ?
でいないC)が実状で1乏)る、。
ところで最近、前述の問題点を解決するためにポリう・
ランを使用する研究がなされている。
ボリン“・ンは7容剤1不ン容のものと報告されている
〔ザ・ジャーナル、牙ブ・γノリカニ・今ミカルソサJ
・ティー 123− 2291pp(1924))。
また、ボ′ノシランが?蓄剤IIIJL容性であり、フ
ィルム形成が容易であることが性告さねている〔ザ・ジ
ャーナル・オフ゛・アメリカン セフミック・ソ勺エテ
ィー 旦−↓ 504pp  (1978) 〕。
そして、ポポリシラン化合物鎖のσ 結合じよって電荷
の移動がljJ能な光半導体の特性を持つことが報告さ
れ(フィジカル・レビz   B  3L−姫2818
pp  (1987)] 、、電7写真感光体−5の応
用も期待されるようになった。しかし、このような電子
写X感光体・・・の通用のためにi:t、ボ1./シラ
ン化合物は溶剤口I)岩f1でノイルム形成能があるだ
LJではな(、黴細な欠陥のないノイルム形成、均質性
の高いフィルム形成のできることが必要?なる。、電子
写真感光体においては微細な欠陥も許されないため、貢
換恭について4ン横1告の明谷f−eノイルム形成に異
常を発d−さゼない高品位のポリシラン化合物を要求さ
れている。
従来からボリン・うン化合物の合成研究:ま種々の報告
があるが、電f写真感光体に用いるQこは寸だ問題点を
残している。低分子量のボリソフ゛5.・化合物では全
−Cの81基にイ1釣Wが置換し、た構造のものが銀杏
されている[ザ・ミ、ヤーナル・オフ・アメリカン・ろ
ミカル・ソ4ツユライ−F J ournal  of
 American Chemical 5ocic+
、y−j9.、.4−(11)3806pp  (19
72>) 、 特公昭63 38033 )。
前者の刊行物に記載のものはジメチルシフンの末端基に
メチル基を1r換し、た構造であり、後者の刊行物に記
載のものはジメチルシラユバの末端基にアル:1キン基
を!襖した#I進であるが、いすわも重合度が2〜6で
あり、高分子の特徴を示さない。つま、す、低分子量の
ため乙こそのままではフィル−′、形成能がなく、産業
上の利用は難し、い。
高分子量のボT、レンラン化合物で全てのSi基C,二
有機基を置換した構造のものが最近報告されでいる〔[
]経ニューマテリアル8月15日号46ページ(198
B):1.Lかし特殊な反応中間体を経由するため、合
成収率の低1が予想され工業的な大量生産は困難である
また、ポリシラン化合物の合成方法が〔ザ・ジャーナル
 Jブ・オルガノメタリック・ケミストリー 198p
p  C27(1,980)ヌはザ・ジャーナル オフ
・ポリマー ザイエンス、ポリマー ケミスト+7−・
エディシラン Vol、22159−170pp  (
1984))により報告されている。しかし7、報告さ
れているいずれの合成方法もポリシラン主鎖の縮合反応
のみで、末端基に一ついては全く3及はない。そしてい
ずれの合成方法の場合も未反応のクロル基や副反応によ
る副仕物の生成があり、所望のポリシラン化合物を定常
的に得るのは困難である。
前記のポリシラン化合物を光導電体と1Jで使用する例
も報告されているが(U、S、P  M4 、61.8
 、551、t、1.S、P、4,772.525、特
開昭62−269964)、未反応のクロル基や副反応
による副生物の影響が推測される。
U、S、P、荀4.611’1.551では、前記の2
3:リシラン化合物を電子η真感光体とし2て用いてい
るが、一般の複写機では表面電位の絶対値が500〜8
00■で良いのに、異常に高い表面電位−1,000V
を用いている。これは通常の電位ではポリシランの構造
欠陥により電子4貫感光体に欠陥を生し、画像−トの斑
点状の異常喪家を消失さセるためと名えられる。また、
特開昭62−269964では前記のポリシラン化合物
を用いて電子写真感光体を作製し、光感度を測定してい
るが、光感度が遅く、従来知られているセレン感光体や
有機感光体に比べ何の利点も持たない。
このような電子材料に利用するためには、まだ数多くの
問題点を残し、産業上に利用できるポリシラン化合物を
用いた感光体は未だ提供されていないのが実状である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述した従来技術における問題点を解
消し、感度及び帯電能に優れた電子写真感光体を提供す
ることにある。
本発明の他の目的は、前記電子写真感光体の製造法を提
供することにある。
本発明の更に他の目的は、溶媒溶解性が良く、優れたフ
ィルム形成能を有するポリシラン化合物を含有し、構造
欠陥のない電子写真感光体及びその製造法を提供するこ
とにある。
〔発明の構成・効果〕
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を行った
ところ、ポリシランを使用した電子写真感光体を得るに
ついて、その感光層を、後述する特定のポリシラン化合
物を使用してポリシラン化合物の塗布液を作成し、該塗
布液を塗工し、乾燥温度を該ポリシラン化合物のTg温
度以下にして乾燥を行って形成する場合、感度及び帯電
能に優れた電子写真感光体を効率的に製造することがで
きる知見を得た。
本発明は、得られたこの知見に基づいて完成に至ったも
のであり、本発明の骨子は、感光層中にポリシラン化合
物を含有する電子写真感光体を製造する方法であって、
ポリシラン化合物含有層の形成を、乾燥温度を該ポリシ
ラン化合物のTg温度以下にして行うことを特徴とする
電子写真感光体の製造法にある。
ところで、従来のポリシラン(即ち、ポリシラン化合物
)の電荷輸送機能は、ポリシラン主鎖のα−結合を介し
ていることが報告されている。つまり、ポリシランの主
鎖が直鎖状であれば、α−結合の非局在化が延びて、電
荷輸送がスムーズに行われると考えられる。逆に、ポリ
シランの主鎖がランダムに折り曲っていると、α−結合
の非局在化領域が狭くなり、電荷輸送は難しくなると考
えられる。
本発明において用いる後述のポリシラン化合物は、毒性
がなく、トルエン、ベンゼン、キシレンなどの芳香族系
溶削、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム
、四塩化炭素等のハロゲン化溶剤、その他テトラヒドロ
フラン(THF)、ジオキサンなどの溶削に易溶であり
、優れたフィルム形成能を存するものである。
本発明において、ポリシラン化合物を含有する感光層を
形成するについての上述の乾燥温度は、該ポリシラン化
合物のTg温度以下にされ、詳しくは、好ましくは、該
ポリシラン化合物のTg湯温度り10℃から30℃低い
温度にする。
ポリシラン化合物を含有する感光層の乾燥形成には、加
熱乾燥法、真空乾燥法、赤外線放射乾燥法等の乾燥手段
が採用される。
本発明により製造される電子写真感光体は、単層構成及
び複数の層を積層した複数層構成のいずれであることも
できる。単層構成の場合の典型的には第6 (C)図に
示す構成をとる。第6 (C)図において、5は導電性
支持体であり、6は前記支持体5上に設けられた単一層
からなる感光層であり、該感光層6は、後述する特定の
ポリシラン化合物7中に電荷発生物質3を均一に分散さ
せてなる層で構成される。第6 (C)図に示す構成の
電子写真感光体は、−次帯電が正であっても或いは負で
あってもよい。
複数層構成の場合、典型的には、第6 (A)図に示す
構成又は第6(B)図に示す構成をとる。
第6(A)図に示す構成は、−次帯電が負で用いられる
もので、導電性支持体5上に、電荷発生層2と電荷輸送
層1をこの順序で積層してなるものである。第6(B)
図に示す構成は、−次帯電が正で用いられるもので、導
電性支持体5上に、電荷輸送層1と電荷発生層2とをこ
の順序で積層してなるものである。第6 (A)図又は
第6(B)図に示す場合の、電荷輸送層1は、後述する
特定のポリシラン化合物で構成される。同様にT14W
発生層2は、バインダー樹脂4中に電荷発生物質3を均
一に分散させてなる層で構成される。なお、前記バイン
ダー樹脂4は、後述する特定のポリシラン化合物で置き
換えてもよい、また、電荷発生層2は、電荷発生物質を
蒸着してなる層であることもできる。
第6 (A)図又は第6(B)図に示す構成の電荷発生
層2は、電荷発生物質を適当なバインダー樹脂中に分散
させて塗布液を作成し、この塗布液を導電性支持体5の
表面〔第6 (A)図の場合〕又は先に形成した1を荷
輸送層1の表面〔第6(B)図の場合〕に塗布し、乾燥
することにより形成される。
電荷発生層2を形成するための前記塗布液は、!荷発生
物質とバインダー樹脂を有機溶媒に仕込み、ボールミル
、サンドミル、アトライターなどの分散機を用いて分散
液を調製することにより作成される。
該塗布液(分散液)の塗布は、ワイヤーバー塗工、浸漬
塗工、ドクターブレード塗工、スプレー塗工、ロール塗
工、ビード塗]−などの塗布手段により行われ、それに
よりt′f+、層が形成され、該塗液層は上述した乾燥
手段により乾燥して所望の電荷発生層2が形成される。
電荷発生層2の膜厚は、第6 (A)図の場合、0.1
μm乃至5μmの範囲にされ、第6 (B)図の場合、
1μm乃至10μmの範囲にされる。
電荷発生物質を分散するについて用いる上記y<インダ
ー樹脂としては、広範な絶縁性樹脂あるいは有機光導電
性ポリマーから選択使用できるが、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルブチラール、ボリアリレート、ボl/カ
ーボネート、ポリエステル、フェノキシ樹脂、セルロー
ス系樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン及びポリシラン
化合物などが好ましく、その使用量は電荷発生層中の含
有率で80重量%以下、好ましくは40重量%以下であ
る。
また使用する溶剤については、前記の樹脂を溶解し、電
荷輸送層Iや他の層を溶解しないものから選択すること
が好ましい。
具体的には、テトラヒドロフラン、1.4−ジオキサン
などのエーテル類、シクロヘキサノン、メチルエチルケ
トンなどのケトン類、N、N−’、;メチルホルムアミ
ドなどのアミド類、酢酸メチル、#酸エチルなどのエス
テル類、トルエン、キシレン、クロロヘンゼンなどの芳
香族類、メタノール、エタノール、2−プロパツールな
どのアルコール類、クロロホルム、塩化メチレン、ジク
ロロエチレン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの
脂肪族ハロゲン化炭化水素類など挙げられる。
電荷発生層2を形成する際の乾燥温度は、使用する溶剤
を蒸発させることのできる温度とされ、具体的には、通
常80〜140℃とされる。
ところで、第6 (B)図に示す構成の場合にあっては
、電荷発生J!2は、電荷輸送IIl上に形成されると
ころ、該電荷発生層を形成する際の乾燥温度は先に形成
しである電荷輸送層1に影響を与える。こうしたことか
ら、電荷発生層を形成する際の乾燥温度は、電荷輸送層
に含有させるポリシラン化合物のTg温度以下の乾燥温
度とすることが望ましい。
上述したポリシラン化合物で構成される電荷輸送層は、
後述する特定のポリンラン化合物を所定の有機溶媒に溶
解して塗布液を作成し、この塗布液(ポリシラン化合物
溶液)をワイヤーバー塗工、浸漬塗工、ドクターブレー
ド塗工、スプレー塗工、ロール塗工、ビード塗工などの
塗布手段により先に形成した電荷発生層2の表面〔第6
 (A)図の場合]又は支持体5の表面〔第6(B)図
の場合]に塗布して塗液層を形成し、かくして形成され
る塗液層を上述した乾燥手段により、使用する上記ポリ
シラン化合物のTg温度以下の温度で乾燥することによ
り形成される。
電荷輸送層1の膜厚は、好ましくは4乃至30μmの範
囲であり、より好ましくは7乃至20μmの範囲である
ポリシラン化合物を溶解する上記有機溶媒としては、ヘ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒、ジク
ロロメタン、ジクロロエタン、りロロホルムなと゛のハ
ロゲン系ン容媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンが用
いられる。
第6 (C)図に示す構成の場合、感光層6は、電荷発
生物質を有I!溶媒中に仕込み、ボールミル、サンドミ
ル、アトライターなどの分散機に導入して分散液を作成
し、この分散液に後述する特定のポリシラン化合物を加
え、溶解して電荷発生物質分散ポリシラン溶液を作成し
、この溶液をワイヤーバー塗工、浸漬塗工、ドクターブ
レード塗工、スプレー塗工、ロール塗工、ビード塗工な
どの塗布手段により支持体5の表面に塗布して塗布液層
を形成し、この塗布液層を上述した乾燥手段により、使
用する上記ポリシラン化合物のTg以下の温度で乾燥す
ることにより形成される。
第6(C)図に示す場合の電荷発生物質分散ポリシラン
層6の膜厚は、好ましくは4乃至30μmの範囲にされ
、より好ましくは7乃至20μmの範囲にされる。
上記有機溶媒としては、上記ポリシラン化合物を溶解す
る、ヘンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系溶媒
、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルムなど
のハロゲン系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサンが
用いられる。
使用する上記電荷発生物質としては、3e。
5eTe+  5eAsなどの無機電荷発生物質や、ビ
リリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニン系顔
料、アントアントロン顔料、ジベンズピレンキノン顔料
、ピラントロン顔料、トリスアゾ顔料、ジスアゾ顔料、
アゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン系顔料、非対称
キノシアニン、キノシアニンなどの有aX荷発生物質を
用いることができる。
上記導電性支持体5としては、例えば、アルミニウム、
アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、チタン、ニ
ッケル、インジウム、金や白金などが用いられる。また
こうした金属あるいは合金を、真空蒸着法によって被膜
形成したプラスチ・ツク(例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ート、アクリル樹脂など)や、導電性粒子(例えば、カ
ーボンブランク、銀粒子など)を適当なバインダー樹脂
と共にプラスチック又は金属基板上に被覆した支持体あ
るいは導電性粒子をプラスチックや紙に含浸した支持体
などを用いることができる。
導電性支持体と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機
能をもつ下引層を設けることもできる。
下引層はカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセル
ロース、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン610、共重合ナイロン、アルコキシメチル化ナイ
ロンなど)、ポリウレタン、酸化アルミニウム等によっ
て形成できる。
下引層の膜厚は5μm以下、好ましくは0.1〜3μm
が適当である。
また、本発明の電子写真感光体は、保護層を有してもよ
い。該保護層の構成材料としては、例えば、ポリカーボ
ネートA、ポリカーボネートZ1ポリ了りレート、ポリ
エステル、ポリメチルメタクリレートなどが使用できる
。さらに体積抵抗を制御するために、導電性粒子を添加
しても良い。
そうした導電性粒子としては、酸化スズ、酸化インジウ
ム、酸化アンチモンなどが挙げられる。導電性粒子を分
散するには、導電性粒子とバインダー樹脂を有機溶媒に
仕込み、ボールミル、サンドミル、アトライターなどの
分散機を用いて分散液を調製する。保護層用塗工液は、
ワイヤーバー塗工、浸漬塗工、ドクターブレード塗工、
スプレー塗工、ロール塗工、ビード塗工により塗工し、
乾燥する。保護層の膜厚は、好ましくは5μm以下、よ
り好ましくは3μm以下とされる。
本発明において使用するポリシラン化合物は、ザ・ジャ
ーナル・オプ・オルガノメタリック・ケミストリー 1
98pp  C27(1980)又はザ・ジャーナル・
オプ・ポリマー・サイエンス、ポリマー・ケミストリー
・エデイジョンVo1.22159−170pp (1
984)に記載された合成法により合成できる。
本発明において使用するポリシラン化合物としては、以
下に示すa−1乃至a−9を代表的なものとして挙げる
ことができる。
、本発l!ILすJ針り−て−f火J朴に−A−本−吉
シー之−イ化イL↑娶Q代−左撚 1゜ □ 島 (Si土鷲−a−3 CH(OI3.)z 島 ■ 1、   部 作、01゜ 1?イ、      C1+3 □ f !;i、 ”、、−;−(Si +−v、I、  
  1 [つ 1・ 島 Vs    (Olz)x −fsiう−x−+si ) v          
a −9J、、   1 (′J  (?、)・ 1、、。
0(。
本発明において使用するボリンラン化合物の特に好まし
いものは、以下の一船人四)で表されるポリシラン化合
物である。
R,+      R,x A−−一−−(−Si−j−o−一子−5i−L−−−
−−A′・・・(f)R,R。
〔但し、式中、R,は炭素数1又は2のアルキル基、R
2は炭素数3乃至8のアルキル基、シクロアルキル基、
アリール基又はアラルキル基、R3は炭素数1乃至4の
アルキル基、R1は炭素数1乃至4のアルキル基をそれ
ぞれ示す、A、A’は、それぞれ炭素数4乃至12のア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基又はアラルキ
ル基であり、両者は同しであっても或いは異なってもよ
い、nとmは、ポリマー中の総モノマーに対するそれぞ
れのモノマー数の割合を示すモル比であり、n、+m=
lとなり、0<n≦1.0≦m<lである。〕 本発明に用いる上記−ta式(1)で表されるポリシラ
ン化合物は、具体的には、つぎのようにして合成するこ
とができる。即ち、酸素及び水分を無くした高純度不活
性雰囲気−ドで、ジクロロシランモノマーをアルカリ金
属からなる縮合触媒に接触させてハロゲン脱離と縮重合
を行い中間体ポリマーを合成し、得られた該ポリマーを
未反応の七ツマ−と分離し、該ポリマーに所定のハロゲ
ン化有機試薬をアルカリ金属からなる縮合触媒の存在下
で反応せしめて該ポリマーの末端に有機基を縮合せしめ
ることにより合成される6 上記合成操作にあっては、出発物質たるジクロロシラン
、前記中間体ポリマー、ハロゲン化有機試薬及びアルカ
リ金属縮合触媒は、いずれも酸素や水分との反応性が高
いので、これら酸素や水分が存在する雰囲気の下では本
発明の目的とする上述のポリシラン化合物は得られない
したがってポリシラン化合物を得る上述の操作は、酸素
及び水分のいずれもが存在しない雰囲気下で実施するこ
とが必要である。このため、反応系に酸素及び水分のい
ずれもが存在するところとならないように反応容器及び
使用する試薬の全てについて留意が必要である。例えば
反応容器については、ブローボックス中で真空吸引とア
ルゴンガス置換を行って水分や酸素の系内への吸着がな
いようにする。使用するアルゴンガスは、いずれの場合
にあっても予めシリカゲルカラムに通し脱水して、つい
で銅粉末を100℃に加熱したカラムに通して脱酸素処
理して使用する。
出発原料たるジクロロシランモノマーについては、反応
系内への導入直前で脱酸素処理した上述のアルゴンガス
を使用して減圧蒸留を行った後に反応系内に導入する。
特定の有機基を導入するための上記ハロゲン化有機試薬
及び使用する上記溶剤についても、ジクロロシランモノ
マーと同様に脱酸素処理した後に反応系内に導入する。
なお、溶剤の脱酸素処理は、上述の脱酸素処理したアル
ゴンガスを使用して減圧蒸留した後、金属ナトリウムで
更に脱酸素処理する。
上記縮合触媒については、ワイヤー化或いはチップ化し
て使用ず−るところ、前記ワイヤー化又はチップ化は無
酸素のパラフィン系溶剤中で行い、酸化が起こらないよ
うにして使用する。
上記−111Q式(1)で表されるポリシラン化合物を
製造するに際して使用する出発原料のジクロロシランモ
ノマーは、−船人: RIRzSiClxで表されるシ
ラン化合物か又はこれと−船人:R3R,5iCAzで
表されるシラン化合物が選択的に使用される。
上述の縮合触媒は、ハロゲン脱離して縮合反応をもたら
しめるアルカリ金属が望ましく使用され、該アルカリ金
属の具体例としてリチウム、ナトリウム、カリウムが挙
げられ、中でもリチウム及びナトリウムが好適である。
上述のハロゲン化有機試薬は、A及びA′で表される置
換基を導入するためのものであって、ノ\ロゲン化アル
キル化合物、ハロゲン化シクロアルキル化合物、ハロゲ
ン化アリール化合物及び/)ロゲン化アラルキル化合物
からなる群から選択される適当な化合物、即ち、−1G
式: A−X及び/又は−船人:A’−X(但し、Xは
CZ又はBr)で表され、後述する具体例の中の適当な
化合物が選択的に使用される。
上述の中間体ポリマーを合成するに際して使用する一船
人コR,RzSiCj!z又はこれと−船人:R3Ra
 S ICj! zで表されるジクロロシランモノマー
は、所定の溶剤に熔解して反応系に導入されるところ、
該溶剤としては、パラフィン系の無極性炭化水素溶剤が
望ましく使用される。該溶剤の好ましい例としては、n
−ヘキサン、n−オクタン、n−ノナン、n−ドデカン
、シクロヘキサン及びソクロオクタンが挙げられる。
そして生成する中間体ポリマーはこれらの溶剤に不溶で
あることから、該中間体ポリマーを未反応のジクロロシ
ランモノマーから分離するについて好都合である。分離
した中間体ポリマーは、ついで上述のハロゲン化有機試
薬と反応せしめるわけであるが、その際両者は同し溶剤
に溶解せしめて反応に供される。この場合の溶剤として
はヘンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族溶剤が好
適に使用される。
上述のジクロロシランモノマーを上述のアルカリ金属触
媒を使用して縮合せしめて所望の中間体を得るについて
は、反応温度と反応時間を調節することにより得られる
中間体ポリマーの重合度を適宜制御できる。しかしなが
らその際の反応温度は60〜130℃の間に設定するの
が望ましい。
以上説明の一般式(1)で表される上述のボリンラン化
合物の製造方法の望ましい一態様を以下に述べる。
即ち、本発明による上述の新規ポリシラン化合物の製造
方法は、(a)中間体ポリマーを製造する工程と(b)
M’S中間体ポリマーの末端に置換基A及びA′を導入
する工程とからなる。
上記(a)の工程はつぎのようにして行われる。
即ち、反応容器の反応系内を酸素及び水分を完全に除い
てアルゴンで支配され所定の内圧に維持した状態にし、
無酸素のパラフィン系溶剤と無酸素の縮合触媒を入れ、
ついで無酸素のジクロロシランモノマーを入れ、全体を
撹拌しながら所定温度に加熱して該モノマーの縮合を行
う。この際前記ジクnI″lソランモノマーの縮合度合
は、反応温度と反応時間を調節し、所望の重合度の中間
体ポリマーが71−成されるようにする。
この際の反応番よ、下記の反応式(1)で表されるよう
にジクtコ1コシランモノマーのりlフル基と触媒が脱
塩反応を起こし、てSi基同志が縮合を繰り返してポリ
マー化して中間体ポリマーを生成する。
触媒 nR+kzsi(1!、+mRIR4SiC7!2−R
+       R。
C1−−−−−(−Sl−3−1−−−一−(sl+i
i−cl・・・(1)R2Rh なお、具体的反応操作手順は、パラフィン系溶剤中に縮
合触媒(アルカリ金属)を仕込んでおき、加軌Fで撹拌
しながらジクロロシランモノマーを滴下して添加する。
ポリマー化の度合は、反応液をづンプT)ングして確認
する。
ポリマー化のN華な確認はサンプリング液を揮発さゼフ
ィルムが形成できるかで判断できる。縮合が進み、ポリ
マーが形成されると白色固体となって反応系から析出し
てくる。ここで冷却し、反応系からモノマーを含む溶媒
をデカンテーションで分離し、中間体ポリマーを得る。
ついで前記(blの工程を行う。即ち、得られた中間体
ポリマーの末端基のクロル基をハロゲン化有機剤と縮合
触媒(アルカリ金属)を用いて脱塩縮合を行いポリマー
末端基を所定の有機基で置換する。この際の反応は下記
の反応式で表される。
R、R,s I C1−一−−−+−5i−+−=−”’−’−””−e
’−5i、−”+””’i−Ce+ (2A−X、  
or  A−X+A ’ −X)  −一=RIR。
A  −−−−(−51−)−7−−−−−−−(−予
:り1@−一、−= A ’ ・・・ (1−)   
    I R1Rイ このところ具体的には、ジクロロシランモノマーの縮合
で得られた中間体ポリマーに芳香族系溶削を加え溶解す
る。次に縮合触媒(アルカリ金属)を加え、室温でハロ
ゲン化有機剤を滴下する。この時ポリマー末端基同士の
縮合反応と競合するためハロゲン化有機剤を出発上ツマ
−に対して0.01〜0.1倍の過剰1′添加する。徐
々に加熱し、80〜I(10℃で1時間加熱撹拌し、目
的の反応を行う。
反応後冷却し、触媒のアルカリ金属を除去するため、メ
タノールを加える。次にポリシランをトルエンで抽出し
、シリカゲルカラムで精製する。
かくして所望のポリシラン化合物が得られる。
(以下余白) 、本−発−明〜延ミロP二ζ−タ1ハF1カ(y二と−
j(−ンー化、鉤Ωイへ)(−廻 h CI(3 (CHv) 3C−イSi 茅C(CH3) x   
   b −5内 C1(:l CH:+(CI(z)s卒Si ト「(CHz)scH
t     b−1,8CH(CH:1)2 0+(tuz)z           b−に便。
α(CI+3)2 部 島   島 島   島 Of、01 s C11jal。
C1,3CHJ C8,(Cl(2)イー(Si + y−(Si )−
y−(Ctl□)ハ1.    b、、r21ノー 1111J 1     ; 1:”jh(CHz)s (S1′3−【−fSi ’
i””v−(CH2)!、C1h      b−a’
31″”)1・ 3.ごI C1ltCH。
□ 1〜ノ 明コ ′”。
”f’3Ql:1 C11301゜ CHl、    CH,t at3 CH,(C石)。
Cih(CL)*−(Si ’jg−(Si辷■−(1
□)1013      b−40=    at。
C1(3 (’143    (Ofz) 3 C1+3 (団z):、−f Si +↑−(S1〕−
ヤ−(CH2) 501:l     b −44」、
    I 劇1(C1l、)z 部 0+x    (Oh)z (A13 注):■−記記構式式中XとYは、いずれもψ量体重合
単位を示す。共重合体はラン々゛ム重合体を示す。
子連の′I″g温度とは、ガラス転移温度を意味Aる。
ポリシラン化合物の1゛g温度(よΔS i’ M([
〕34te−82)に準し2次のようにして求められる
。ザンブルの5〜10ミリグラム44ノニ/フ゛ル管中
に打込み、N2雰囲気トでD S C5)折装置(SS
C/”580DS熱分析データソステム(セイコー電子
工業■製)に取りつりで2001″目−で10℃/分で
昇温させ、10℃まで冷却し、サンプルの前履歴を消去
する。次に10 Tli 、/分でy温させ、比熱を測
定し、DSCカーブの最大傾斜の点を1゛g温度とづる
本発明の方法により得られる電子)哀感光体は、複)機
、 1.、、 B P (レーザービームプリンター)
L E I)ブリ′/ター、1.− CDプリンター 
(液晶’yヤ/ター式プリンター)、マイクロリーダー
プリンターなどの電子写真装置一般に適用A2得るが、
更に電子写真技術否応用したデイスプレー、記録、軽印
刷、製版、ファクシミリなどの装置Cご[1]広く適用
し得る。
〔ポリシラン化合物の合成例〕
令迩U汁上 真空吸引とアルゴン置換を行ったブローボックスの中に
三ソロフラスコを用意し、これにリフラックスコンデン
サーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロートの
バイパス管からアルゴンガスを通した。
この三ソロフラスコ中に脱水ドデカン100グラムとワ
イヤー状金属ナトリウム0.3モルを仕込み、撹拌しな
がら100℃に加熱した。次にジクロロメチルフェニル
シランモノマー(チッソ特製)0.1モルを脱水ドデカ
ン30グラムに溶解させて、用意した溶液を反応系にゆ
っくり滴下した。
滴下後、100℃で1時間縮重合させることにより、白
色固体を析出させた。この後冷却し、ドデカンをデカン
テーションして、さらに脱水トルエン100グラムを加
えることにより、白色固体を溶解させ、金属ナトリウム
0.01モルを加えた。
次に、n−へキシルクロライド(東京化成製)0.01
モルをトルエン10mβに溶解させて用意した溶液を反
応系に撹拌しながらゆっくり滴下して添加し、100℃
で1時間加熱した。この後冷却し、過剰の金属す1−リ
ウムを処理するため、メタノール59mlをゆっくり滴
下した。これにより懸濁層とトルエン層とが生成した。
次に、トルエン層を分離し、減圧濃縮した後シリカゲル
カラム1.クロマトグラフイーで展開して精製し、ポリ
シラン化合物1!li  (b−1)を得た。
収率は65%であった。
このポリシラン化合物の重量平均分子量はGPC法によ
りTHF展開し測定した結果75,000であった(ポ
リスチレンを標準とした)。
また、このポリシラン化合物のTgは115℃であった
。得られた当該ポリシラン化合物について第1表に示し
た。
金底斑l 真空吸引とアルゴン置換を行ったブローボックスの中に
三ツロフラスコを用意し、これにリフラックスコンデン
サーと温度計と滴下ロートを取り付けて、滴下ロートの
バイパス管からアルゴンガスを通した。
この三フロフラスコ中に脱水n−ヘキサン100グラム
と1酊角の金属ナトリウム0.3モルを仕込み、撹拌し
ながら80℃に加熱した。次にジクロロメチルシクロへ
キシルシランモノマー(チッソ特製)0.1モルを脱水
n−ヘキサンに溶解させて用意した溶液を反応系にゆっ
くりと滴下した。滴下後80℃で3時間縮重合させるこ
とにより、白色固体を析出させた。この後冷却し、n−
ヘキサンをデカンテーションして、さらに脱水トルエン
100グラムを加えることにより白色固体を溶解させ、
金属ナトリウム0.01モルを加えた。次に、n−へキ
シルクロライド(東京化成製)0.01モルをトルエン
10mlに溶解させて用意した溶液を反応系に撹拌しな
がらゆっくり滴下して添加し、80℃で1時間加熱した
。この後冷却し、過剰の金属ナトリウムを処理するため
、メタノール50m1をゆっくり滴下した。これにより
懸濁層とトルエン層とが生成した。
次に、トルエン層を分離し、減圧濃縮した後、シリカゲ
ルカラム、クロマトグラフィーで展開して精製し、ポリ
シラン化合物h2 (b−10)を得た。収率は58%
であった。また、重量平均分子量は120,000であ
った。更に得られたポリシラン化合物のTgは93℃で
あった。得られたこのポリシラン化合物について第1表
に示した。
査底貫主 合成例1と同様にして重量平均分子量が71,000の
ポリシラン化合物11kL3 (b−34)を得た。こ
のポリシラン化合物のTgは100℃であった。
得られたポリシラン化合物について第1表に示した。
〔実施例〕
以下の実施例により本発明を更に説明するが、本発明は
これらの実施例により何ら限定されるものではない。
ス薯M上 支持体として、アルミニウム基板を用意した。
次に、電荷発生層塗液として、クロロアルミニウムフタ
ロシアニン10重量部(以下、部)ポリビニルブチラー
ル5部をMEK90部にボールミル分散し、これを上記
アルミニウム基板の表面にワイヤーバー塗工し、乾燥し
て膜厚0.3/1mの電荷発生層を形成した。ついで、
ポリシラン化合物比1をトルエンに溶解し、得られた溶
液を電荷発生層の表面にワイヤーバー塗工し、85℃の
温度で乾燥し、M厚20IJmのポリシラン層を形成し
て感光体音1を作成した。
この電子写真感光体を、用1−]電機■製、静電複写紙
試験装置Mode1. S P−428を用いてスタチ
ック方式で一5kVでコロナ帯電し、暗所で1秒間保持
した後、2.5ルツクスで露光し、帯電特性を調べた。
帯電特性としては、表面電位(■。)と1秒間#減衰さ
せた時の電位(V、)を1/2に減衰するに必要な露光
量(H]、/2)を測定した。得られた結果は、第2表
に示すとおりであった。
実施例2:、、−4一 実施例1において、ボリンラン層形成時の乾燥温度を使
用したポリシラン化合物のTg湯温度り20℃、10℃
、O″C:低い温度として感光体音2〜4を作成した。
得られたそれぞれの感光体について実施例1と同様に評
価した。得られた結果は第2表に示すとおりであった。
此較外し1主 実施例1において、ボリンラン層形成時の乾燥温度を使
用したボリンラン化合物のTg湯温度り10℃、20℃
、30℃高い温度として感光体階5〜8を作成した。得
られたそれぞれの感光体について実施例1と同様に評価
した。得られた結果は第2表に示すとおりであった。
第2表に示した結果を第1図にグラフ化して示した。第
1図かられかるように、ポリシラン層形成時の乾燥温度
を使用するポリシラン化合物のTg温度以下にして得ら
れる感光体は、帯電能(V+)は安定であり、感度は著
しく高いことが理解される。
ところが、ポリシラン層形成時の乾燥温度を使用するポ
リシラン化合物のTg湯温度り高くして得られる感光体
は、帯電能は低く、感度は劣化してしまうものであるこ
とが理解される。
スー施貫−乳 支持体として、アルミニウム基板を用意した。
次に、電荷発生層塗液として、下記の構造式で表される
ジスアヅ顔料10部、ポリブチルブチラール5部をME
K90部にボールミル分散し、これを上記アルミニウム
基板の表面にワイヤーバー塗工し、乾燥して膜厚0.2
μmの電荷発生層を形成した。ついで、ボリンラン化合
物ぬ2をトルエンに熔解し、得られた溶液を電荷発生層
の表面にワイヤーバー塗工し、63℃の温度で乾燥し、
膜厚9μmのポリシラン層を形成して怒光体階8を作成
した。得られた感光体を実施例1と同様に評価しまた。
得られた結果は、第3表に示すとおりであった。
CI    CI L芝拠工旦 実施例5において、ポリシラン層形成時の乾燥温度を使
用したポリシラン化合物のTg湯温度り20℃、10℃
、0℃低い温度として感光体音9〜11を作成した。得
られたそれぞれの感光体について実施例1と同様に評価
した。得られた結果は第3表に示すとおりであった。
此較孤工二旦 実施例5において、ポリシラン層形成時の乾燥温度を使
用したポリシラン化合物のTg湯温度り10℃、20℃
、30℃高い温度として感光体音12〜14を作成した
。得られたそれぞれの感光体について実施例1と同様に
評価した。得られた結果は第3表に示すとおりであった
第3表に示した結果を第2図にグラフ化して示した。第
2図かられかるように、ポリシラン層形成時の乾燥温度
を使用するポリシラン化合物のTg温度以下にして得ら
れる感光体は、帯電能(Vl)は安定であり、感度は著
しく高いことが理解される。
ところが、ポリシラン層形成時の乾燥温度を使用するポ
リシラン化合物のTg温度より高くして得られる感光体
は、帯電能は低く、感度は劣化し5てしまうものである
ことが理解される。
実施例−黒 支持体として、アルミニウム基板を用意した。
次に、電荷発生層塗液とL7て、F記の構造式で表され
るジスアゾ顔料10部、ポリカーボネート5部をTHF
9O部にボールミル分散し、これを」−記アルミニウム
基板の表面にワイヤーバー塗工し、乾燥して膜厚043
μmの電荷発生層を形成した。°ついで、ポリシラン化
合物階3をトルエンに溶解し、得られた溶液を電荷発生
層の表面にワイヤーバー塗工し1,70℃の温度で乾燥
し、膜厚10μmのポリシラン層を形成して感光体−1
5を作成した。得られた感光体を実施例1と同様に評価
した。得られた結果は、第4表に示ずとおりであ、った
C1,C1 、大−施−例−V−則で一−1−7− 実施例9において、ポリシラン層の形成時の乾燥温度を
使用したポリシラン化合物のTg温度より20℃、10
℃、0℃低い温度として怒光体階15〜18を作成り、
た。得られたそれぞれの感光体について実施例1と同様
に評価した。得られた結果は第4表に示すとおりであ、
つた。
比較例−7−7冴− 実施例9において、ポリシラン層形成時の乾燥温度を使
用し7たポリシラン化合物のTg温度より10℃、20
℃、30℃高い温度とし2て感光体−19〜21を作成
した。得られたそれぞれの感光体について実施例1と同
様に評価した。得られた結果は第4表に示すとおりであ
った。
第4表に示した結果を第3図にグラフ化して示した。第
3図かられかるように、ポリシラン層形成時の乾燥温度
を使用するポリシラン化合物のTg温度以トにして得ら
れる感光体は、帯電能(■1)は安定であり、感度は著
しく高いことが理解される。
ところが、ポリシラン層形成時の乾燥温度を使用するポ
リシラン化合物のTg温度より高くして得られる感光体
は、帯電能は低く、感度は劣化してしまうものであるこ
とが理解される。
犬1業1」−1 支持体として、アルミニウム基板を用意した。
次に、ポリシラン化合物階1をトルエンに熔解し、得ら
れた溶液を前記アルミニウム基板の表面にワイヤーバー
塗工し、85℃の温度で乾燥して膜r¥10μmのポリ
シラン層を形成した。
次に、r記の構造式で表されるジブロムアントアントロ
ン5部をポリシラン化合物階1.10部とトルエン85
部とからなる溶液に加えてボールミル分散し、電荷発生
層塗液を作成した。この電荷発生層塗液を前記ポリシラ
ン層の表面にワイヤーバー塗工し、85℃の温度で乾燥
して膜厚3μmの電荷発生層を形成して感光体陥22を
得た。
この電子写真感光体を、川口電機■製、静電複写紙試験
装置Mode1.S P−428を用いてスタチック方
式で+5 k、 Vでコロナ帯電し、暗所で1秒間保持
した後、2.5ルツクスで露光し、帯電特性を調べた。
帯電特性としては、表面電位(Va)と1秒間暗減衰さ
せた時の電位(V、)を1/2に減衰するに必要なn光
量(El/2)を測定した。
得られた結果は、第5表に示すとおりであった。
ス−8IuLJ−4ご−J−互 実施例13において、ポリシラン層及び電荷発生層の形
成時の乾燥温度を使用したポリシラン化合物の’r g
温度より20℃、10℃、0℃低い温度として感光体隊
23〜25を作成した。得られたそれぞれの感光体に′
ついて実施例13と同様に評価1−た。17られた結果
は第5表に示すとおりであ1、た。
几較−例−!刈:1−、、、−2− 実施例13において、ポリシラン層及び電荷発仕層の形
成時の乾燥lA度を使用(,7たポリソラン化合物の゛
T’g温度より10’t:、20℃、30℃高い温度と
し、て感光体荀26・−28を作成し7だ。得られたそ
れぞれの感光体について実施例13と同様に評価した。
得られた結果は第5表に示すとおりであったつ 第5表に示した結果を第4図にグラフ化して示した。第
4図かられかるように、ポリシラン層及び電荷発生層の
形成時の乾燥温度を使用jるポリソラン化合物の]゛g
温度以1・−にし、で得られる感光体は、帯電能(■、
)は安定であり、感度:、、を著し7く高いことが理解
される。
ところが、ポリソラン層形成時の乾燥温度を使用するポ
リ−・ラン化合物の1g温度より高くして得らねる感光
体は、帯電能は低く、感度は劣化してしまうものである
ことが理解される。
プU壱例−L″L 支持体として、アルミニウム基板を用意と7た。
トー記の構造式で表されるRリレン(ノボバー1、L・
アト+311、ヘキスト社製)50部をポリシラン化合
物Th1.20部とトルエン75部かろなる溶液に加え
てボールミル分散し、感光層塗液を作成した。この塗液
を前記アルミニウム基板の表面にマノイヤーパー塗工し
5.85℃の温度で乾燥し、て膜厚12μm O,)φ
−層型感感光階29を作成した。得られた感光体を実施
例1.3と同様に評価した。得られた結果は第6表に示
すとおりであった。
天薯3j1.8−\な一岨 実施例I7において、感光層の形成時の乾燥温度を使用
したボリンラン化合物の1g温度よJ/′J20℃、1
0℃、0℃低い温度Oこして感光体階30〜32を作成
した。得られたそれぞれの感光体について実施例13と
同様に評価した。得られた結果は第6表に示すとおりで
あった。
ル慰−例−しβ−ご・−土へ 実施例17において、感光層の形成時の乾燥温度を使用
したポリシラン化合物のTg湯温度り10℃、20℃、
30℃高い温度にして感光体陽33〜35を作成した。
得られたそれぞれの感光体について実施例13と同様に
評価した。得られた結果は第6表に示すとおりであった
第6表に示し、た結果を第5図にグラフ化して示した。
第5図かられかるように、ポリシラン層形成りの乾燥温
度を使用するポリシラン化合物の゛rg温度以Fにして
得られる感光体は、帯電能(■、)は安定であり、感度
は著しく高いことが理解される。
ところが、ポリソラン層形成時の乾燥温度を使用するポ
リシラン化合物のTg湯温度り高くして得られる感光体
は、帯電能は低く、惑廣は劣化してしまうものであるこ
とが理解される。
第  1  表 注)二〇とmは、それぞれポリマー中の総七ツマ−に対
するそれぞれの七ツマ−の数の割合を示ずモル比である
!’12表 第  3  表 第  4  表 第  5  表 第  6  表
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図ルび第5図は、それぞ
れ、実施例及び比較例において得られた電子写真感光体
の特性とポリシラン化合物含有層形成時の乾燥温度との
関係4示−4グランである。 第6 (A)乃至6 (C)図は、本発明(、二おいて
形成される電子写真感光体の@8断面図である。 第6図において、1・−(: IIソ;7ン層(電荷輸
送層〕、2・・電荷発生層2.′3 電イで発生′!7
1質、4・・・バインダー、5・・導電性H・板、〔〉
・・感光層、7・ポリシラン化合物。 第1図 −500[ 乾WE度(Tg4:a) 1    第2図 乾燥温度(Tg±a) 丁 11度fTg±α) 第4図 乾 無 温 度 tvg土a) 3oo1 乾 燥 温 度 (TCI±a) 第6(A)図 第6(B)図 第6(C)図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  感光層中にポリシラン化合物を含有する電子写真感光
    体を製造する方法であって、ポリシラン化合物含有層の
    形成を、乾燥温度を該ポリシラン化合物のガラス転移温
    度(Tg)以下にして行うことを特徴とする電子写真感
    光体の製造法。
JP30269190A 1990-11-09 1990-11-09 ポリシラン化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体の製造法 Pending JPH04175764A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30269190A JPH04175764A (ja) 1990-11-09 1990-11-09 ポリシラン化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30269190A JPH04175764A (ja) 1990-11-09 1990-11-09 ポリシラン化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04175764A true JPH04175764A (ja) 1992-06-23

Family

ID=17912034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30269190A Pending JPH04175764A (ja) 1990-11-09 1990-11-09 ポリシラン化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04175764A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4366032B2 (ja) トリフェニルアミンダイマー混合体
JPS61233750A (ja) 電子輸送層を有する感光性像形成部材
JP2001166516A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JPH01142658A (ja) 電子写真感光体
JPH04175764A (ja) ポリシラン化合物を含有する感光層を有する電子写真感光体の製造法
JP2623144B2 (ja) ポリシラン及び紫外線吸収剤を含有する光受容層を有する電子写真用感光体
JP2579545B2 (ja) ポリシラン化合物を含有する光受容層を有する電子写真用感光体
JPS5944053A (ja) 電子写真用感光体
JP2564198B2 (ja) 電子写真用感光体
WO1990007540A1 (en) New polysilane compound and electrophotographic photoreceptor produced therefrom
KR19980071375A (ko) 전자사진용 감광체 및 그의 제조방법
JP2544672B2 (ja) 電子写真用感光体
JP2002268251A (ja) 画像形成部材
JP2855282B2 (ja) 電子写真用感光体
US4076526A (en) Photoconductive N-vinyl carbazole copolymers and process for preparing same
JP2631028B2 (ja) 電子写真用感光体
JP3838384B2 (ja) 電子写真感光体
JPH06222582A (ja) 電子写真感光体
JP2994732B2 (ja) ポリシラン電子写真感光体を用いた電子写真方法
US4250237A (en) P-Terphenyl organic photoconductors and heterogeneous compositions thereof
JPH04116564A (ja) ポリシランを使用した電子写真感光体
JP3141778B2 (ja) 電子写真感光体
JPH04175762A (ja) 電子写真感光体
JPH03296768A (ja) 電子写真用感光体
JPS6244025B2 (ja)