JPH06222582A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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Publication number
JPH06222582A
JPH06222582A JP2712293A JP2712293A JPH06222582A JP H06222582 A JPH06222582 A JP H06222582A JP 2712293 A JP2712293 A JP 2712293A JP 2712293 A JP2712293 A JP 2712293A JP H06222582 A JPH06222582 A JP H06222582A
Authority
JP
Japan
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optionally substituted
group
resin
polycarbonate resin
photosensitive layer
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Pending
Application number
JP2712293A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Ashitani
誠次 芦谷
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2712293A priority Critical patent/JPH06222582A/ja
Publication of JPH06222582A publication Critical patent/JPH06222582A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境安定性および繰り返し安定性に優れ、か
つ応答性に優れた電子写真感光体を提供する。 【構成】 電子写真感光体は、感光層が、結着樹脂とし
て下記一般式(I)で示される芳香族ジオキシ化合物を
ホスゲン法でカーボネート化することによって、得られ
た塩化ナトリウム含有量20ppm以下の下記一般式
(II)で示される繰り返し構造単位よりなるポリカーボ
ネート樹脂を含有することによって製造される。 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、H、脂肪族基、脂環式炭素
環基または芳香族基を表すか、またはR1 とR2 が一緒
になって脂環式炭素環または複素環を形成するのに必要
な原子団を表わし、R3 〜R10は、それぞれ水素原子、
ハロゲン原子、脂肪族基または脂環式炭素環基を表わ
し、但し、R1 とR2 は、同時にメチル基を表すことは
ない。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光層の結着樹脂とし
て特定のポリカーボネート樹脂を用いた電子写真感光体
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術は、即時性、高品質の画像
が得られることなどから、近年では複写機の分野にとど
まらず、各種プリンターの分野でも広く使われている。
電子写真技術の中核となる電子写真感光体については、
その光導電材料として従来からのセレン、ひ素−セレン
合金、硫化カドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電材料か
ら、最近では、無公害で成膜が容易である、また製造が
容易である等の利点を有する有機系の光導電材料を使用
した電子写真感光体が開発されている。有機系の光導電
材料を使用した電子写真感光体としては、光導電材料の
微粉末を結着樹脂中に分散させた分散型感光体、電荷発
生層および電荷輸送層を積層した積層型感光体が知られ
ている。
【0003】積層型感光体は、導電性支持体上に、電荷
発生物質および電荷輸送物質をそれぞれ含有する電荷発
生層および電荷輸送層を積層してなる電子写真感光体
で、通常は電荷発生層、電荷輸送層の順に積層するが、
積層の順序が逆の電子写真感光体も知られている。積層
型感光体は、それぞれ効率の高い電荷発生物質および電
荷輸送物質を組み合わせることにより高感度な感光体が
得られること、材料の選択範囲が広く安全性の高い感光
体が得られること、また塗布の生産性が高く比較的コス
ト面でも有利なことから、感光体の主流になる可能性も
高く、その開発が進められ実用化もされている。
【0004】しかしながら、現在実用化されている積層
型感光体は、特に耐久性において無機系の感光体に比較
し劣ってる。その耐久性を決める要因の一つとして電気
的な特性があげられる。すなわち、長期に渡る繰り返し
疲労を経たときに潜像特性(電気特性)に劣化が生ず
る。具体的には、帯電性、暗部電位、明部電位、残留電
位にサイクルアップやサイクルダウンが生じやすいとい
う欠陥を有しているため、実用上は限られた耐久性能に
とどまっているのが現状である。したがって、積層型感
光体は、実用に際して限られた耐刷性能を示すにとどま
っているのが現状である。一般に、積層型感光体の場
合、上記のような負荷を受けるのは電荷輸送層である。
電荷輸送層は、通常、結着樹脂と電荷輸送材料から構成
され、実質的に電荷輸送層の構成材料の種類、純度或い
は不純物等により、積層型感光体の電気特性が決められ
る。しかしながら、電気特性を大きく支配する材料上の
要因については充分把握されていない。また、より高速
の電子写真プロセスで使用する場合には、感光体が高感
度、長寿命であることのほか、応答性のよいこと、すな
わち露光されてから現像されるまでの時間が短くなるこ
とも必要になる。感光体の応答性は、電荷輸送層、中で
も電荷輸送材料によって支配されるが、結着樹脂によっ
ても大きく変わることも知られている。
【0005】これまで電荷輸送層の結着樹脂としては、
ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル等のビニル重合体樹脂、およびその共重合体樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホ
ン樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹
脂などの熱可塑性樹脂や種々の熱硬化製樹脂が用いられ
てきている。数ある結着樹脂の中では、ポリカーボネー
ト樹脂が比較的優れた性能を有しており、これまで種々
のポリカーボネート樹脂が開発され実用に給されてい
る。例えば、特開昭60−172045号公報および特
開昭61−62039号公報には、ビスフェノールZタ
イプのポリカーボネート樹脂を結着樹脂として使用する
ことが、特開昭63−148263号公報には、ビスフ
ェノールCタイプのポリカーボネート樹脂を結着樹脂と
して使用することが、特開昭59−184251号公報
には、ビスフェノールPおよびビスフェノールAの共重
合タイプのポリカーボネート樹脂を結着樹脂として使用
することがそれぞれ開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
用されているポリカーボネート樹脂を結着樹脂として使
用した感光体を、高速よび高耐久の電子写真プロセスで
使用した場合、電気特性の環境安定性や繰り返し安定
性、また応答性等で不十分な場合が多く、より高性能な
結着樹脂の出現が望まれている。以上のように、従来提
案されている結着樹脂を用いた電子写真感光体は、電気
特性および耐久性の点で実用上未だ十分なものではな
い。本発明は、従来技術の上記のような実状に鑑みてな
されたものである。すなわち、本発明の目的は、応答性
および電気特性に優れた電子写真感光体を提供すること
にある。また、本発明の他の目的は、環境安定性および
繰り返し安定性に優れた電子写真感光体を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、種々検討し
た結果、結着樹脂として、塩化ナトリウムの含有量を2
0ppm以下としたポリカーボネート樹脂を使用するこ
とにより上記目的が達成することができることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の電
子写真感光体は、導電性支持体上に、感光層を有するも
のであって、感光層が、結着樹脂として下記一般式
(I)で示される芳香族ジオキシ化合物をホスゲン法で
カーボネート化することによって得られた塩化ナトリウ
ム含有量20ppm以下の下記一般式(II)で示される
繰り返し構造単位よりなるポリカーボネート樹脂を含有
することを特徴とする。
【化2】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素原子、置換さ
れていてもよい脂肪族基、置換されていてもよい脂環式
炭素環基または置換されていてもよい芳香族基を表す
か、またはR1 とR2 が一緒になって置換されていても
よい脂環式炭素環または置換されていてもよい複素環を
形成するのに必要な原子団を表わし、R3 〜R10は、そ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい
脂肪族基または置換されていてもよい脂環式炭素環基を
表わし、但し、R1 とR2 は、同時にメチル基を表すこ
とはない。)
【0008】また、本発明の電子写真感光体の製造方法
は、感光層形成用塗布液を導電性支持体上に、塗布して
感光層を形成するものであって、感光層形成用塗布液と
して、上記一般式(I)で示される芳香族ジオキシ化合
物をホスゲン法でカーボネート化することによって得ら
れた塩化ナトリウムの含有量20ppmの上記一般式
(II)で示される繰り返し構造単位よりなるポリカーボ
ネート樹脂を含有する塗布液を使用することを特徴とす
る。
【0009】以下、本発明の電子写真感光体を構成する
各層について説明をする。上記導電性支持体としては、
電子写真感光体として使用することが可能なものである
ならば、如何なるものも使用することができる。具体的
には、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の
金属類の他に、表面にアルミニウム、銅、ニッケル、パ
ラジウム、酸化スズ、酸化インジウム等の導電性層を設
けたポリエステルフィルム、フェノール樹脂パイプ、紙
管等の絶縁体が使用されるが、これらに限定されるもの
ではない。さらに必要に応じて、導電性支持体の表面は
画質に影響のない範囲で各種の処理を行ってもよく、例
えば、表面の酸化処理や薬品処理および着色処理または
砂目立て等の乱反射処理等を行うことができる。
【0010】本発明において、導電性支持体と感光層の
間には下引き層を設けてもよい。下引き層は、感光層の
帯電時において導電性支持体から感光層への電荷の注入
を阻止すると共に、感光層を導電性支持体に対して一体
的に接着保持させる接着層としての作用、あるいは場合
によっては、導電性支持体の反射防止作用等を有する。
この下引き層に用いる結着樹脂は、ポリアミド樹脂、ポ
リウレタン樹脂、セルロース、ニトロセルロース、カゼ
インナトリウム、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリルアミド樹脂、アルミニウム
陽極酸化被膜等を用いることができる。通常、この下引
層の膜厚は、0.01μm〜20μmである。
【0011】本発明の感光層は、光導電材料および電荷
輸送材料が分散した単層の分散型のもの、および電荷発
生層と電荷輸送層とに機能分離された積層型のもののい
ずれであってもよいが、積層型の方が好ましい。本発明
においては、いずれの場合においても、感光層には、結
着樹脂として、上記一般式(II)で示される繰り返し構
造単位よりなるポリカーボネート樹脂を含有させる。
【0012】上記ポリカーボネート樹脂としては、具体
的には、次に示す例示番号II−1〜II−29の繰り返し
構造単位を有するものがあげられる。
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】本発明のポリカーボネート樹脂は、1種類
の繰り返し構造単位からなる単独重合体であっても、ま
た、種類の異なる複数の繰り返し構造単位からなる共重
合体であってもよい。更にまた、これ等のポリカーボネ
ート樹脂を混合して混合物として用いてもよい。また、
本発明のポリカーボネート樹脂の分子量は、重量平均分
子量で10,000から500,000の範囲であり、
50,000から200,000が好ましい範囲であ
る。
【0019】本発明に使用する一般式(II)で示される
繰り返し構造単位を有するポリカーボネート樹脂は、通
常ホスゲン法といわれる下記一般式(I)で示される芳
香族ジオキシ化合物を塩化メチレン等の有機溶媒中、N
aOHの存在下、ホスゲンによってポリカーボネート化
する公知の方法により製造することができる。
【化9】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素原子、置換さ
れていてもよい脂肪族基、置換されていてもよい脂環式
炭素環基または置換されていてもよい芳香族基を表す
か、またはR1 とR2 が一緒になって置換されていても
よい脂環式炭素環または置換されていてもよい複素環を
形成するのに必要な原子団を表わし、R3 〜R10は、そ
れぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい
脂肪族基または置換されていてもよい脂環式炭素環基を
表す。但し、R1 とR2 は、同時にメチル基を表すこと
はない。)
【0020】上記のようにして合成されるポリカーボネ
ート樹脂は、精製、固化および乾燥工程を経て製品にな
るが、本発明において使用できるようにするためには、
ポリカーボネート樹脂中に含有される塩化ナトリウムの
含有量を20ppm以下にすることが必要である。含有
される塩化ナトリウムの含有量が20ppmよりも多く
なると、電気特性が劣化し、環境安定性或いは繰り返し
安定性が悪くなり、また、応答性の点でも充分でなくな
る。ポリカーボネート樹脂中に含有される塩化ナトリウ
ムの含有量を20ppm以下にするためには、次の方法
が採用できる。すなわち、(1)合成後の精製工程の段
階で、粗製の樹脂を脱イオン化した純水で充分に洗浄
し、遠心分離する方法、(2)固形化工程の段階で、n
−ヘキサン、n−ヘプタン、低級アルコール等の如き樹
脂に対して貧溶媒となる有機溶剤を大量に使用して、樹
脂を析出、固化させる方法、(3)固形化後、樹脂粉体
をn−ヘキサン、n−ヘプタン、低級アルコール等の有
機溶剤によって洗浄し、遠心分離して乾燥する方法等が
採用でき、これ等の方法は、組み合わせて実施してもよ
い。なお、ポリカーボネート樹脂中の塩化ナトリウム残
留含有量は、例えば、ポリカーボネート樹脂を塩化メチ
レンに溶解し、アセトンを加え、硝酸銀のアセトン溶液
試薬を用いて自動滴定装置で電位差滴定により塩素を定
量し、塩化ナトリウム濃度を求める電位差滴定法によっ
て測定することができる。
【0021】本発明において、上記ポリカーボネート樹
脂は、それ単独で結着樹脂として用いてもよいが、他の
結着樹脂と併用してもよい。併用することができる他の
結着樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート、
スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−メタクリル
酸メチル共重合体等のスチレン共重合体樹脂、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体等のアクリルニトリ
ル系共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シ
リコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノー
ル−ホルムアルデヒド樹脂、クレゾールホルムアルデヒ
ド樹脂等のフェノ−ル樹脂、スチレン−アルキッド樹
脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルブチラ
ール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリヒドロキシ
スチレン樹脂等をあげることができる。また、これらの
結着樹脂は、単独または2種以上混合して用いることが
できる。
【0022】本発明において、感光層が単層構造の場合
には、上記した結着樹脂中に電荷発生材料および電荷輸
送材料を含有させて分散型の層を形成すれば良い。本発
明において使用することができる電荷発生材料として
は、セレン、およびその合金、硫化カドミウム、その他
無機系電荷発生体、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、キ
ナクリドン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キ
ノン顔料、アントアントロン顔料、ベンズイミダゾール
顔料等の有機顔料があげられ、これらは微粒子として使
用される。
【0023】また、電荷輸送材料としては、2,4,7
−トリニトロフルオレノン、テトラシアノキノジメタン
等の電子吸引性物質、カルバゾール、インドール、イミ
ダゾール、オキサゾール、ピラゾール、オキサジアゾー
ル、ピラゾリン、チアジアゾール等の複素環化合物、ア
ニリン誘導体、ヒドラゾン化合物、芳香族アミン誘導
体、スチルベン誘導体、あるいはこれらの化合物からな
る基を主鎖もしくは側鎖に有する重合体等の電子供与性
物質を単独または二種以上混合して用いることができ
る。上記電荷輸送材料の中でも、特に、芳香族アミン誘
導体である下記一般式(III )で示されるN,N,
N′,N′−テトラフェニルベンジジン化合物および下
記一般式(IV)で示されるトリフェニルアミン化合物
が好ましく使用できる。
【化10】 (式中、R11〜R14は、それぞれC1 〜C5 のアルキル
基、水酸基、アルコキシ基またはハロゲン原子を表わ
し、R15およびR16は、それぞれC1 〜C5 のアルキル
基を表わし、R17、R18およびR19は、それぞれC1
5 のアルキル基、アルコキシ基、水酸基、フルオレン
基、ペレニル基またはビフェニル基を表わし、a、b、
c、d、g、hおよびjは、それぞれ0〜5の整数を表
わし、eおよびfは、それぞれ0〜4の整数を表す。)
【0024】上記一般式(III )で示されるN,N,
N′,N′−テトラフェニルベンジジン化合物の具体例
としては、表1のものがあげられる。
【表1】
【0025】また、上記一般式(IV)で示されるトリ
フェニルアミン化合物の具体例としては、下記表2のも
のがあげられる。
【表2】
【0026】電荷発生材料の使用量は、ポリカーボネー
ト樹脂100重量部に対して1重量部から50重量部、
電荷輸送材料の使用量は、該樹脂100重量部に対して
30重量部から150重量部の範囲で使用するのが好ま
しい。
【0027】また、感光層を形成する際に用いられる溶
剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、モノクロ
ロベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセトン、2−ブタ
ノン等のケトン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化
エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒド
ロフラン、エチルエーテル等の環状もしくは直鎖状のエ
ーテル類等の通常の有機溶剤があげられ、これらの溶剤
は、単独あるいは2種以上混合して用いることができ
る。
【0028】また、感光層は、電荷発生材料、電荷輸送
材料および結着樹脂を、必要に応じて添加剤等と共に前
記溶剤に、均一に溶解または分散させ、感光層形成用塗
布液を調製した後、該感光層形成用塗布液をブレードコ
ーティング法、ワイヤーバーコーティング法、スプレー
コーティング法、浸漬コーティング法、ビードコーティ
ング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコーテ
ィング法等の通常用いることができる塗布方法よって塗
布し、乾燥して形成することができる。膜厚は、5〜5
0μm、好ましくは、10〜30μmの範囲が適当であ
る。
【0029】感光層が積層型の場合は、上記ポリカーボ
ネート樹脂を、電荷発生層および電荷輸送層を始めとす
る複数の感光層のうちのいずれかに含有させればよいが
応答性の点からは感光層の積層順序にかかわらず、電荷
輸送層に含有させるのが好ましく、また膜べり防止の点
から表面層に含有させるのが好ましい。また、上記ポリ
カーボネート樹脂は、電荷輸送材料を良く分散させるの
で、電荷輸送層中に該樹脂を含有する電子写真感光体は
製造上においても問題が少ない。したがって、本発明に
おいては、表面層が上記ポリカーボネート樹脂を含有す
る電荷輸送層であるのが特に好ましい。
【0030】感光層が積層構造を有する場合、電荷発生
層は、上記の各種電荷発生材料の微粒子を上記一般式
(I)で示されるポリカーボネート樹脂、ポリビニルア
セテート、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸
エステル、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルプロピオナー
ル、ポリビニルブチラール、フェノキシ樹脂、エポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、セルロースエステル、セルロース
エーテル等の各種結着樹脂で結着した形で形成される。
この場合の電荷発生材料微粒子の使用比率は、通常、結
着樹脂100重量部に対して30重量部から600重量
部の範囲に設定される。
【0031】電荷発生層を形成する際に用いられる溶剤
としては、クロロホルム、塩化メチレン、トルエン、モ
ノクロロベンゼン、メチルセルソルブ、エチルセルソル
ブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、n−ブタノ−ル、ベンジルアルコール等の通常の
有機溶剤があげられるが、これらの溶剤は、単独あるい
は2種以上混合して用いることができる。
【0032】電荷発生層は、電荷発生材料および結着樹
脂を、必要に応じて添加剤等と共に前記溶剤に均一に溶
解または分散させ、電荷発生層形成用塗布液を調製した
後、該塗布液をブレードコーティング法、ワイヤーバー
コーティング法、スプレーコーティング法、浸漬コーテ
ィング法、ビードコーティング法、エアーナイフコーテ
ィング法、カーテンコーティング法等の通常用いること
ができる塗布方法よって塗布し、乾燥して形成すること
ができる。形成された電荷発生層の膜厚は、通常0.1
μmから1μm、好ましくは0.15μmから0.6μ
mの範囲に設定される。
【0033】電荷輸送層は、上記電荷輸送材料を、結着
樹脂に結着した形で形成される。この場合、電荷輸送材
料の使用比率は、結着樹脂100重量部に対して、通常
20重量部から150重量部、好ましくは50重量部か
ら110重量部の範囲に設定される。また、電荷輸送層
の形成に際して用いられる溶剤および塗布方法は、単層
構造の感光層を形成する場合と同じものおよび方法が採
用される。形成された電荷輸送層の膜厚は、一般的に
は、膜厚は、5μmから50μm、好ましくは10μm
から45μmの範囲に設定される。なお、電荷輸送層に
は、成膜性、可撓性、塗布性等を向上させるために周知
の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリング剤等
の添加剤を含有させてもよい。
【0034】
【作用】芳香族のポリカーボネート樹脂は、芳香族ジオ
キシ化合物をホスゲンを使用してカーボネート化する、
いわゆるホスゲン法によって合成されるが、この場合、
酸結合剤として水酸化ナトリウムが使用されるため、そ
の水酸化ナトリウムが反応過程で生じる塩素と反応し
て、塩化ナトリウムが副生物として必然的に生じる。こ
の塩化ナトリウムはイオン導電性が高いために、上記ホ
スゲン法により合成されたポリカーボネート樹脂を感光
層の結着樹脂として使用すると、塩化ナトリウムが電気
特性に悪影響を与えるものと推測される。特に、膜厚の
厚い電荷輸送層において使用した場合には、悪影響が大
きく現れ、例えば、長期間繰り返し使用した場合に帯電
性が低下したり、残留電位が増加するという問題が生
じ、そして長寿命化の妨げにもなる。本発明において
は、上記のように、ホスゲン法により合成されたポリカ
ーボネート樹脂について、その中に含有される塩化ナト
リウムの含有量を20ppm以下にした結果、そのポリ
カーボネート樹脂を感光層の結着樹脂として使用した電
子写真感光体は、塩化ナトリウムによる悪影響がなくな
り、電気特性に優れ、環境安定性および繰り返し安定性
において優れたものになる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、実施例および比較例において、「部」は、
「重量部」を意味する。
【0036】合成例1 2リットルの反応容器に、下記構造式(V)で示される
ビスフェノール化合物0.2モル、4.7重量%の水酸
化ナトリウム水溶液400mlおよび塩化メチレン35
0mlを添加し、激しく撹拌しながらホスゲンを400
ml/分の割合で15分間吹き込んだ。
【化11】 次に、反応温度を15℃に保ち、さらに、13.7重量
%の水酸化ナトリウム40ml、トリメチルベンジルア
ンモニウムクロライド0.2gおよびトリエチルアミン
0.3mlを加え、23℃で1時間、撹拌をしながら反
応を続けた。反応終了後、反応生成物を塩化メチレン4
00mlで希釈し、水1リットル、0.01規定の塩酸
0.5リットルおよび水1リットルで順次洗浄した。次
に、n−ヘプタンおよびメチルアルコール各1リットル
で順次洗浄し、遠心分離器で分離する工程を5回繰り返
した。得られた有機相を、50リットルのメチルアルコ
ールに注入して白色重合体を沈澱させ、濾別後100℃
で12時間乾燥してポリカーボネート樹脂(重量平均分
子量75,000)80gを得た。
【0037】合成例2 1リットルのフラスコに、2,2−ビス(3−フェニル
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン95g(0.25
モル)を4重量%(3規定)の水酸化ナトリウム水溶液
600mlに溶解させた溶液と塩化メチレン250ml
を加え、外部から冷却により液温を10℃に保ちながら
ホスゲンを340ml/分の割合で30分間吹き込ん
だ。次に、p−tert−ブチルフェノール0.7gと
0.3モル濃度のトリエチルアミン水溶液2mlを加
え、1時間撹拌しながら重合させた。重合反応終了後、
有機相に塩化メチレン500mlを加え希釈し、希塩酸
および水で順次洗浄した。次に、イオン交換樹脂を通し
た純水を大量に用いて洗浄し、遠心分離器で分離した。
この純水洗浄を5回繰り返した。洗浄液の水のイオン電
導度をイオンメーターで測定し、イオン量が飽和に達し
たことを確認した後、得られた有機層をメチルアルコー
ルに注入して重合体を沈澱させ、濾別してポリカーボネ
ート樹脂(重量平均分子量110,000)約40gを
得た。
【0038】合成例3 撹拌機付きの500mlのセパラブルフラスコに、1,
1−ビス(4,4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン37g(0.14モル)、フェノール0.353g、
NaOH16.8gと水238mlを入れ、50℃に加
熱溶解した後、25℃に冷却し、塩化メチレン147m
lを添加した。次に、25℃において撹拌しながらホス
ゲン19.1gを60分間かけて吹き込んだ。さらに、
トリメチルベンジルアンモニウムクロライド0.034
2gNaOH4.5gおよび水30mlを加えた後、撹
拌をしながら25℃で4.5時間重合を行った。重合終
了後、生成物を塩化メチレン360mlを加えて希釈
し、薄い塩酸水溶液で洗浄し、さらに、イオン交換樹脂
を通した純水を用いて水洗を行った。この水洗工程を5
回繰り返した。得られた重合体溶液を、メチルアルコー
ルに注入して凝固させ、100℃、1mmHgで15時
間加熱乾燥した。得られた粉末状ポリカーボネート樹脂
をn−ヘプタンおよびメチルアルコール各2リットルで
順次洗浄し、遠心分離器で分離してポリカーボネート
(重量平均分子量約80,000)約45gを得た。
【0039】合成例4 2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル) 100部 プロパン 水酸化ナトリウム 50部 水 870部 塩化メチレン 530部 p−tert−ブチルフェノール 2.0部 上記混合物を撹拌付き反応容器に仕込み、800rpm
の撹拌条件で撹拌を続けながら、ホスゲン70部を2時
間かけて吹き込み界面重合を行った。引き続き塩化メチ
レン100部およびp−tert−ブチルフェノール
0.3部を追加し、550rpmの撹拌条件で撹拌し
た。さらに、水酸化ナトリウム14部、トリメチルアミ
ン0.07部および水80部を加えて3時間界面重合を
行った。反応終了後、反応混合物を分液し、ポリカーボ
ネート樹脂を含む塩化メチレン溶液を水、塩酸水溶液お
よび水の順で洗浄を行った。次に、ポリカーボネート樹
脂を含む塩化メチレン溶液から塩化メチレン加熱除去し
て、ポリカーボネート樹脂(重量平均分子量95,50
0)約100gを得た。
【0040】合成例5 純水による精製処理を行わなかった以外は、合成例3と
同様にしてポリカーボネート樹脂(重量平均分子量約8
0,000)約50gを得た。上記各合成例のポリカー
ボネート樹脂中の残留塩化ナトリウム量を上記電位差滴
定法によって測定した。その結果を表3に示す。
【表3】
【0041】実施例1〜4 アルミニウム基板上にジルコニウム化合物(商品名:オ
ルガチックスZC540、マツモト製薬社製)10部お
よびシラン化合物(商品名:A1110、日本ユニカー
社製)1部とi−プロパノール40部およびブタノール
20部からなる溶液を浸漬コーティング法で塗布し、1
20℃において10分間加熱乾燥して、膜厚0.5μm
の下引き層を形成した。次に、クロロガリウムフタロシ
アニン結晶1部を、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹
脂(商品名:VMCH、ユニオンカーバイド社製)1部
および酢酸n−ブチル100部と混合し、ガラスビーズ
とともにペイントシェーカーで1時間処理して分散した
後、得られた塗布液を上記下引き層上に浸漬コーティン
グ法で塗布し、100℃において10分間加熱乾燥し
て、膜厚0.15μmの電荷発生層を形成した。
【0042】次に、表1中の化合物No.III −1の化
合物2部と合成例1〜4のポリカーボネート樹脂2部お
よびをモノクロロベンゼン20部に溶解し、得られた塗
布液を、電荷発生層が形成されたアルミニウム基板上に
浸漬コーティング法で塗布し、120℃において1時間
加熱乾燥して、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、電
子写真感光体を作製した。なお、実施例1〜4は、使用
するポリカーボネート樹脂の合成例に対応するもので、
合成例1、2、3および4の順にそれぞれ実施例1、
2、3および4とした。
【0043】このようにして得られた電子写真用感光体
を、レーザープリンター改造スキャナー(XP−11改
造機:富士ゼロックス社製)を用いて、常温常湿(20
℃、40%RH)の環境下、グリッド印加電圧−700
Vのスコロトロン帯電器で帯電し(A)、780nmの
半導体レーザーを用いて、1秒後に5ergs/cm2
の光を照射して露光を行い(B)、さらに、3秒後に5
0ergs/cm2 の赤色LED光を照射して除電を行
う(C)というプロセスによって、各部の電位を測定し
た。また、5000回繰り返し帯電後の測定も行った。
また、低温低湿(10℃、15%RH、)、高温高湿
(28℃、85%RH)の各々の環境下でも行い、両者
の間での各電位の変動量を測定し、環境安定性評価を行
った。さらに、これらの電子写真感光体をレーザープリ
ンター(XP−11:富士ゼロックス社製)に装着し、
高温高湿(28℃、85%RH)下で10,000枚の
耐久試験を行い、画質評価を行った。それらの結果を表
4に示す。
【0044】比較例1 電荷輸送層の結着樹脂として、合成例5のを用いた以外
は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評
価した。それらの結果を表4に示す。
【0045】
【表4】
【0046】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、感光層に前
記のようにホスゲン法によって得られた塩かナトリウム
顔料20ppm以下のポリカーボネート樹脂を含有する
ので、電気特性に優れ、繰り返し安定性および環境安定
性に優れている。また、他の結着樹脂ポリマーを用いて
なる感光体と比較して非常に良好な応答性を有するた
め、高速の電子写真プロセスでも使用することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に、感光層を有する電子
    写真感光体において、感光層が、結着樹脂として下記一
    般式(I)で示される芳香族ジオキシ化合物をホスゲン
    法でカーボネート化することによって得られた塩化ナト
    リウム含有量20ppm以下の下記一般式(II)で示さ
    れる繰り返し構造単位よりなるポリカーボネート樹脂を
    含有することを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、それぞれ水素原子、置換さ
    れていてもよい脂肪族基、置換されていてもよい脂環式
    炭素環基または置換されていてもよい芳香族基を表す
    か、またはR1 とR2 が一緒になって置換されていても
    よい脂環式炭素環または置換されていてもよい複素環を
    形成するのに必要な原子団を表わし、R3 〜R10は、そ
    れぞれ水素原子、ハロゲン原子、置換されていてもよい
    脂肪族基または置換されていてもよい脂環式炭素環基を
    表わし、。但し、R1 とR2 は、同時にメチル基を表す
    ことはない。)
  2. 【請求項2】 感光層形成用塗布液を導電性支持体上に
    塗布して、感光層を形成する電子写真感光体の製造方法
    において、感光層形成用塗布液として、上記一般式
    (I)で示される芳香族ジオキシ化合物をホスゲン法で
    カーボネート化することによって得られた塩化ナトリウ
    ム含有量20ppm以下の上記一般式(II)で示される
    繰り返し構造単位よりなるポリカーボネート樹脂を含有
    する塗布液を使用することを特徴とする電子写真感光体
    の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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