JPH04175517A - 湿式クラッチの冷却構造 - Google Patents

湿式クラッチの冷却構造

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JPH04175517A
JPH04175517A JP30329390A JP30329390A JPH04175517A JP H04175517 A JPH04175517 A JP H04175517A JP 30329390 A JP30329390 A JP 30329390A JP 30329390 A JP30329390 A JP 30329390A JP H04175517 A JPH04175517 A JP H04175517A
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oil
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clutch
filter
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Kazuyoshi Ichiki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両に装備された湿式クラッチを構成するクラ
ッチディスクの冷却構造に関するものである。
従来の技術 上記に関して本出願人の先願発明である特願平1−41
61号には、第3図に示した湿式クラッチの冷却構造が
開示されている。即ち、クラッチディスク1がオイルパ
ンを有するクラッチハウジング2内に収装されていると
ともに、該クラッチハウジング2の底面上に配置された
オイルパン2aに冷却用のオイル!が貯留され、このオ
イルlをオイルパン2aの内部に設けられたサクション
フィルタ4から図外のエンジンにより駆動されるオイル
ポンプ5を用いて吸引することによって、該オイルlが
オイルクーラ6から車両の前進後進を切換える第1切換
弁7に送り込まれ、この第1切換弁7のレバー7cによ
って車両の前進位置F、ニュートラル位置N、後進位置
Rが切換えられる。この第1切換弁7の一方の出口ボー
ト7aは第2切換弁8に接続され、他方の出口ポート7
bは前記クラッチハウジング2内に連通されている。上
記第2切換弁8は、車速の高低を切換える弁であって、
この第2切換弁8のレバー8Cによって車両の低速位置
し、ニュートラル位置N、高速位置Hが切換えられる。
この第2切換弁8の一方の出口ポート8aはクラッチデ
ィスクlの近傍に配置された冷却用のノズル9に接続さ
れ、他方の出口ポート8bはクラッチハウジング2内に
連通されている。
上記のノズル9は、冷却用のオイルlを図外のクラッチ
カバーの通孔部を通してクラッチディスク1に吹き付け
るようにしである。
かかる構成によれば、第1切換弁7が前進位置F又は後
進位置Rに切換わると、オイルlが第2切換弁8に給送
され、第2切換弁8がニュートラルN位置にあれば、該
オイルlがクラッチハウジング2に戻るとともに該第2
切換弁8が低速位置し又は高速位置Hにあれば、オイル
lはノズル9に給送されてクラッチディスク1に吹き付
けられる。従って第1切換弁もしくは第2切換弁8の何
れか一方がニュートラル位置にある場合には、クラッチ
ディスク1へのオイルlの供給が停止されるので、該オ
イルlの表面張力に起因するドラッグトルク(ひきずり
現象)を防止することができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の湿式クラッチの冷却構造
にあっては、前記サクションフィルタ4がクラッチハウ
ジング2内に配置されたオイルパン2a内に位置してい
たため、該サクションフィルタ4の吸入面積が特定の大
きさ以下に制限されてしまい、それに伴ってオイルlの
吸入抵抗が大きくなってオイルポンプ5の吸込性能が低
下してしまうことがあるという課題があった。
更には通常上記クラッチディスク1を冷却したオイルl
が霧状となっていることにより、この霧状のオイルlが
そのままオイルパン2a内に落下すると、該オイルパン
2a内に多くの気泡が発生してしまい、オイルポンプ5
の吸入性能が低下してしまうとともに該オイルポンプ5
の耐久性の面での悪影響が生じてしまうという問題点を
有している。
そこで本発明はこのような従来の湿式クラッチの冷却構
造が有している問題点を解消して、該サクションフィル
タの吸入面積の大きさに特定の制限がなく、オイルポン
プの吸込性能を高めることができるとともにオイルパン
ないに貯留されたオイル内に気泡が生じることかない冷
却構造を得ることを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、底面にオイルパ
ンを有するクラッチハウジング内にクラッチディスクを
収装するとともに、該クラッチディスクの近傍に冷却用
のノズルを配置し、エンジンにより駆動されるオイルポ
ンプによって前記オイルパン内に貯留された冷却用のオ
イルを上記ノズルから噴出させることにより、クラッチ
ディスクを冷却するようにした湿式クラッチの冷却構造
において、前記オイルパン上方で、且つ該オイルパン内
の液面が接触しない上方部位にサクションフィルタを設
けた湿式クラッチの冷却構造にしである。
作用 かかる構成によれば、オイルポンプの作用によりオイル
パンからクラッチディスクの近傍に配設されたノズルに
供給されたオイルが該ノズルからクラッチディスクに吹
付けられ、該クラッチディスクが冷却される。
このオイルは、オイルパンに戻る途中に設けられたサク
ションフィルタ内を落下エネルギーを伴って通過した後
、オイルパン内に戻る。
又、上記クラッチディスクを冷却したオイルは霧状とな
っているが、前記サクションフィルタがオイルパンより
も上方部位にあるため、サクションフィルタに通常のフ
ィルタ機能の外に消泡機能を合わせ持たせることができ
る。従ってオイルがサクションフィルタを通過する際に
気泡を含まない油滴に変換され、液状となってオイルパ
ン内に貯留されるので、オイルポンプの吸入性能が高め
〜られ、且つ該オイルポンプの耐久性が向上するという
作用が得られる。
実施例 以下本発明にかかる湿式クラ・ソチの冷却構造の一実施
例を、前記従来の構成と同一の構成部分に同一の符号を
付して詳述する。
第1a図、第1b図に示した構成において、2はクラッ
チハウジング、■は該クラ・ソチノ1ウジング2の内方
に収装されたクラ・ソチディスクであり、該クラッチデ
ィスク1の近傍部位に冷却用のオイルを吹き付けるノズ
ル9が配設されている。即ち、該ノズル9から噴射され
たオイルlはクラ・ソチカバー11の通孔部11aを通
してクラ・ソチディスク1に吹き付けられるようになっ
ている。
12はフライホイール、13はクラッチスプリング、1
4はレリーズレバ−115はレリーズベアリングハブ、
16はベアリングである。
上記クラッチハウジング2の底面上にはオイルパン2a
が一体的に配置されており、このオイルパン2a内に冷
却用のオイルlが貯留されている。
上記オイルパン2aの側壁2bの上部に形成された平面
状の床部2Cに、サクションフィルタ4が設けられてい
る。即ち、このサクションフィルタ4はオイルパン2a
よりも上方位置にあり、該オイルパン2a内に貯留され
たオイルlの液面β′が接触しない位置にある。
そして該サクションフィルタ4は、矢印Aに示したよう
にオイルパン2aの上面の広い範囲に配置されている。
上記のサクションフィルタ4は、メツシュ部4aとリテ
ーナ4bとより成り、リテーナ4bは上記クラッチハウ
ジング2の床部2Cに接着されている。
更に第1b図に示したようにオイルパン2aの側壁2b
にはサクションコネクタ17が取り付けられている。そ
して第2図に示したように、該サクションコネクタ17
にはサクションホース18が連結されており、このサク
ションホース18の他端部18aがオイルポンプ5に連
結されている。
このオイルポンプ5から導出されたホース20の他端部
20aは一旦ラジエータ21に接続されており、該ラジ
ェータ21から導出されたホース22の他端部22aが
クラッチハウジング2内に導入されて、前記ノズル9に
連結されている。
かかる構成によれば、上記オイルポンプ5の吸引作用に
よりオイルパン2aの側壁2bに取付けられたサクショ
ンコネクタ17からサクションホース18内に吸引され
たオイルlは、図外のエンジンにより駆動されるオイル
ポンプ5の作用によりラジェータ21内に送り込まれ、
該ラジェータ21により冷却された後、ホース22から
クラッチハウジング2内に導入され、第1図に示したよ
うにクラッチディスク1の近傍に配設されたノズル9か
らクラッチカバー11の通孔部11aを通してクラ・レ
チディスク1に吹付けられる。
このようにしてクラッチディスク1を冷却したオイルl
は、オイルパン2aに戻る途中のサクションフィルタ4
を通過した後、オイルパン2a内に戻って貯留される。
以下同様な動作が繰り返される。
上記の動作時において、サクションフィルタ4がオイル
パン2aの液面l′よりも上方部位に位置しているため
、該サクションフィルタ4の吸入面積が特定の大きさに
制限されることがなくなり、オイルlの吸入抵抗に起因
するオイルポンプ5の吸込性能が低下するという難点を
解消することができる。
一方、クラッチディスク1を冷却したオイルlは霧状と
なっており、従って霧状のままでオイルパン2a内に落
下すると、前記従来例で述べたように該オイルパン2a
内に多くの気泡が発生してしまうことになるが、本実施
例ではサクションフィルタ4がオイルパン2aよりも上
方位置にあるため、霧状のオイルlが該サクションフィ
ルタ4を通過する際に気泡を含まない油滴に変換され、
液状となってオイルパン2a内に戻る。換言すればサク
ションフィルタ4に通常のフィルタ機能の外に消泡機能
を合わせ持たせることができる。
従ってオイルパン2a内に貯留されたオイルl中には気
泡が含まれていないので、オイルポンプ5の吸入性能が
低下することが防止され、且つ該オイルポンプ5の耐久
性を高めることができる。
尚、本実施例によればサクションフィルタ4かオイルパ
ン2aの液面l′よりも上方部位に位置しているので、
該サクションフィルタ4の目詰まり等を防止する清掃作
業時に、オイルパン2aから該サクションフィルタ4を
取り外す必要がなくなり、清掃作業が容易になるという
効果がある。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる湿式クラッチ
の冷却構造によれば、以下に記す作用効果がもたらされ
る。
即ち、サクションフィルタはオイルパンの液面よりも上
方部位に設けられているので、該サクションフィルタの
吸入面積が特定の大きさに制限されることがなくなり、
オイルの吸入抵抗に起因してオイルポンプの吸込性能が
低下することを防止することができる。
更にクラッチディスクを冷却したオイルは通常霧状とな
っているが、前記サクションフィルタに通常のフィルタ
機能の外に消泡機能を合わせ持たせることが可能となり
、従ってオイルがサクションフィルタを通過する際に気
泡を含まない油滴に変換され、液状となってオイルパン
内に貯留されるので、オイルポンプの吸入性能が高めら
れ、オイルポンプの耐久性を向上させることができると
いう大きな効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明にかかる湿式クラッチの冷却構造の一
実施例を示す要部断面図、第1b図は第1a図の側面図
、第2図は同要部斜視図、第3図は従来の同様な冷却構
造例を示す概要図である。 1・・・クラッチディスク、2・・・クラッチハウジン
グ、2a・・・オイルパン、2b・・・側壁、2C・・
・床部、4・・・サクションフィルタ、4a・・・メツ
シュ部、4b・・・リテーナ、5・・・オイルポンプ、
9・・・ノズル、11・・・クラッチカバー、12・・
・フライホイール、13・・・クラッチスプリング、1
4・・・レリーズレバ−117・・・サクションコネク
タ、 18・・・サクションホース、20.22・・・ホース
、21・・・ラジェータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)底面にオイルパンを有するクラッチハウジング内
    にクラッチディスクを収装するとともに、該クラッチデ
    ィスクの近傍に冷却用のノズルを配置し、エンジンによ
    り駆動されるオイルポンプによって前記オイルパン内に
    貯留された冷却用のオイルを上記ノズルから噴出させる
    ことにより、クラッチディスクを冷却するようにした湿
    式クラッチの冷却構造において、 前記オイルパン上方で、且つ該オイルパン内の液面が接
    触しない上方部位にサクションフィルタを設けたことを
    特徴とする湿式クラッチの冷却構造。
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