JPH0417494B2 - - Google Patents

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JPH0417494B2
JPH0417494B2 JP56194996A JP19499681A JPH0417494B2 JP H0417494 B2 JPH0417494 B2 JP H0417494B2 JP 56194996 A JP56194996 A JP 56194996A JP 19499681 A JP19499681 A JP 19499681A JP H0417494 B2 JPH0417494 B2 JP H0417494B2
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Takao Takeuchi
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPH0417494B2 publication Critical patent/JPH0417494B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/42Systems providing special services or facilities to subscribers
    • H04M3/50Centralised arrangements for answering calls; Centralised arrangements for recording messages for absent or busy subscribers ; Centralised arrangements for recording messages
    • H04M3/53Centralised arrangements for recording incoming messages, i.e. mailbox systems
    • H04M3/533Voice mail systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、音声メール・サービス、音声出力サ
ービス等を提供する交換機における音声信号蓄積
方式に関するものである。
交換機は、従来任意の電話機間を即時的に接続
し、発呼者と被呼者の直接的な通話を提供するも
のであつた。しかし現実の場面においては、通話
したい相手が不在であつたり、他の電話機で話し
ていたり、また相手先の電話機そのものが話中で
あるために一度の電話では用件の済まないことが
ある。特にビジネス通信においてこの問題は深刻
であり、所望の相手と首尾よく通話ができる確率
は30%程度という調査報告もある。また通話のな
かには、相手を電話口まで呼び出して直接話す必
要があるほど複雑あるいは緊急ではないものも多
い。そこで交換機に音声信号蓄積装置を設置し、
相手が不在あるいは話中である場合、また直接話
すまでもない程度の内容である場合には、メツセ
ージを音声で蓄積し、希望の時刻に交換機が発信
人に代つて相手先にそのメツセージを届けたり、
あるいは相手先の都合のよい時刻にそのメツセー
ジを取りに来てもらうようなサービスを提供する
ことが期待される。これは音声メール・サービス
と呼ばれるもので、今後の交換機が具備すべき重
要なサービス機能のひとつと考えられる。
また従来交換機から通話者に対して呼の進行状
況等を知らせるためには、ダイアル・トーン、ビ
ジー・トーン等のトーン信号が用いられて来た。
しかし今後交換機の機能、サービスが高度化する
に従つて、交換機から通話者に対して知らせるべ
き情報、あるいは知らせたら便利な情報の種類は
急速に増大すると考えられ、それらをトーン信号
のみで識別することは極めて困難になる。したが
つて交換機には、それらの情報を音声の形で出力
する機能が必要になる。音声出力機能を実現する
には、音声合成装置を利用するのが最も理想的で
はあるが現状では音質等がまだ十分ではない。そ
こであらかじめ出力すべき音声情報を交換機内に
蓄積しておき、それを必要に応じて繰返し読出す
方法が最も現実的である。
以上述べたように音声メール・サービスにし
ろ、音声出力機能にしろ、交換機内に音声信号蓄
積装置を備えることが要求されるが、その場合に
最も問題となるのは、蓄積装置の蓄積方式及び蓄
積容量である。蓄積方式には、アナログ方式を使
つてテープ・レコーダに録音する方法も考えられ
るが、ランダムな読出し、書込みの繰返しには不
適当である。したがつて音声をデイジタル化し、
コンピユータにおけるデータやフアイルの処理と
同様に扱うのが有利である。今後デイジタル交換
機が主流となることを考えれば、なおさらデイジ
タル化した音声を扱う方が有利である。ただしそ
の場合には蓄積容量が問題である。音声信号デイ
ジタル化に関する世界の標準方式(PCM方式)
にしたがえば、音声信号は毎秒64kbitすなわち8k
バイトの情報量を有する。したがつて1分間の音
声メツセージを蓄積するのに480kバイトすなわ
ち約0.5Mバイトもの蓄積容量が必要となる。交
換機全体では極めて多数のメツセージが蓄積され
ることを考えれば、この蓄積容量を何とかして減
らす対策が必要となる。
その対策の1つはデイジタル符号化方式を
PCM方式からもつと所要情報量の少ない符号化
方式、例えばアダプテイブ・デルタ変調
(ADM)方式、適応差分PCM(ADPCM)方式等
に変換する、いわゆる帯域圧縮を行なつてから蓄
積する方法である。現在でもPCM方式の1/2の速
度、32kb/sでかなり良好な音質が得れており、
今後16kb/sあるいはそれ以下のものも利用可
能になると期待されている。
蓄積容量を減らすもう1つの対策は、人間の発
する音声の間に存在する無音の期間を除去して蓄
積する方法である。単語あるいは文の切れ目に存
在する無音区間、話者が考えている時に存在する
無音区間を除去することにより、かなりの蓄積容
量の節約が可能と考えられる。
しかしこのように無音区間を除去して蓄積した
場合、それを再生する際には、その無音区間を再
現するための手法が必要である。当然のことなが
ら無音区間、有音区間の長さは一定ではないの
で、無音区間の位置と長さ、蓄積装置上での隣接
する有音区間の境界点等のデータを記憶し、十分
管理しなければならない。
第1図は、上述のように無音区間を除去して蓄
積し、再生する音声信号蓄積方式の従来例を示し
たものである。(Bell System Technical
Journal,October 1980 p.1383〜1395“An
Experimental Speech Storage Storage and
Editing Facility参照)。
第1図に示した音声信号蓄積方式において、入
出力端子10に加えられるデイジタル化された音
声符号は、入力端子11に加えられる音声符号の
サンプリング・クロツクに等しい周波数を有する
クロツク信号をDMA(Direct Memory Access)
クロツクとして、コンピユータ12の主記憶上に
設けられたバツフアメモリ13あるいは14に
DMAモードでシーケンシヤルに書込まれて行
く。書込まれるバツフア・メモリ13あるいは1
4の切替は、コンピユータ12の制御部15の命
令にもとづき、スイツチ16によつて行なわれ
る。ただしスイツチ16は論理的なスイツチであ
る。今スイツチ16が第1図の状態にあり音声符
号がバツフア・メモリ13に最後まで書込まれた
とすると、制御部15に対して割込みが発生し、
そのことが知らせられる。制御部15はこの割込
みに応じて、スイツチ16をバツフア・メモリ1
4側に倒し、音声符号の書込みを継続させる。一
方この間に制御部15は、バツフア・メモリ13
に書込まれた音声符号をもとに種々の演算を行な
つてこれらの音声符号系列が有音区間に相当する
か、無音区間に相当するかを判定する。その結果
有音区間と判定されると、制御部15はバツフ
ア・メモリ13に書込まれた音声符号を磁気デイ
スク17に転送する。その際スイツチ18はバツ
フア・メモリ13側に倒れている。スイツチ18
も理論的なスイツチで、スイツチ16とは連携し
て動作し、互いに異なるバツフア・メモリを選択
するように動作する。
一方、バツフア・メモリ13の中の音声符号が
無音区間に相当すると判定されると、バツフア・
メモリから磁気デイスクへの転送は行なわない。
したがつてバツフア・メモリ14が最後まで書込
まれると次にバツフア・メモリ13への書込みが
開始されるので、前回の音声符号は消えてしま
う。バツフア・メモリ13を書込み中の時のバツ
フア・メモリ14に対する制御部15の動作も全
く同様である。
すなわち第1図に示した従来方式では、バツフ
ア・メモリに書込まれた音声符号全体を1つのブ
ロツクとし、ブロツク単位で有音区間か否かを判
定し、有音区間と判定されたブツロツク(有音ブ
ロツク)のみを磁気デイスクに転送する。またバ
ツフア・メモリのサイズは磁気デイスクの入出力
単位の関係で、磁気デイスクの1セクターあるい
はその整数倍に相当するものが選ばれる。なおブ
ロツク・サイズをバツフア・メモリ・サイズと独
立に設定する方法も不可能ではないが、かえつて
制御や処理が複雑化する恐れがある。
また再生時に無音ブロツクを正しく有音ブロツ
クの間に挿入するため、制御部15は有音ブロツ
クを磁気デイスク17に転送するとともに例えば
メツセージの先頭からの無音ブロツクも含めたそ
のブロツクの通し番号と、そのブロツクを格納し
た磁気デイスク上のアドレス(セクター番号等)
を記憶する。それらの情報は制御用のデータとし
て主記憶あるいは磁気デイスク17の音声符号と
は異なる部分に格納される。
さて蓄積された音声の再生は次のようにして行
なう。すなわち制御部15は主記憶あるいは磁気
デイスク上に格納された制御データから有音ブロ
ツクの番号とそのアドレスを読込み、その有音ブ
ロツクを磁気デイスク17から取出してバツフ
ア・メモリ13または14に入力する。有音ブロ
ツク番号が飛んでいる場合には、その間に無音ブ
ロツクが存在していたということであるから、磁
気デイスク17から有音ブロツクを取出す前に、
バツフア・メモリ13あるいは14をクリアして
所定の数だけの無音ブロツクを挿入する。あるい
は無音ブロツクの不自然さをなくすため、背景雑
音に相当する低いレベルの雑音信号を発生する雑
音発生回路を設けてその出力をバツフア・メモリ
に入力するか、磁気デイスク17の一部に背景雑
音を蓄積しておいて、それを反復して読出すこと
によつて無音ブロツクとしてもよい。
しかるのち、有音ブロツクを取出し、以下同様
の動作を続けて行く。バツフア・メモリ13,1
4はスイツチ16,18によつて、一方がDMA
モードにより入出力端子10に読出されている
時、他方が制御部15の制御により、磁気デイス
ク17から有音ブロツクを入力されるか、無音ブ
ロツクを再生するためにクリアあるいは雑音信号
を入力されるかしているように切替えられる点
は、音声信号蓄積時と同様である。
なお制御用のデータとしては、前述の有音ブロ
ツクについてブロツク番号とアドレスを用いる方
法の他に、有音ブロツクについてはアドレスを、
無音ブロツクについては連続するブロツク数を記
録する方法等各種の方法が考えられる。
以上述べたように、従来技術による音声信号蓄
積方式においては、音声信号の符号系列は、一定
数の符号からなるブロツクに分割される。そして
各ブロツクごとに無音ブロツクか、有音ブロツク
かが判定され、有音ブロツクのみが蓄積装置に蓄
積される。しかもブロツクのサイズは、バツフ
ア・メモリ、磁気デイスク、制御部等ハードウエ
アの要因によつて決められる部分が多い。すなわ
ち磁気デイスクは通常セクタ単位の入出力が行な
われるため、バツフア・メモリのサイズはセクタ
と同一あるいはその整数倍でなければならない。
また磁気デイスクのアクセス・タイム、データの
転送時間、制御部がバツフア・メモリ内の音声符
号に対して所要の演算、処理を行なうのに必要な
時間等を合計した時間の間に入力される音声符号
を保持するため、それだけ分のバツフア・メモリ
がなければならない。
しかし、もし音声符号を一定の個数ずつのブロ
ツクに分割するならば、そのブロツク・サイズ
は、本来音声信号の性質に基づいて決められるべ
きである。上記のようにハードウエア等によつて
左右されるべきではない。また以上述べた無音ブ
ロツクの圧縮と、先に述べた帯域圧縮とを組合せ
ると、帯域圧縮技術の進歩に従つて、音声の同一
時間に相当するブロツクのサイズは減少して行く
と考えられる。ブロツクのサイズが変化すると、
磁気デイスクのアクセス・タイム、データ転送時
間等システム全体の再検討が必要となる。したが
つてそのような技術の進歩を迅速に取入れること
ができず、不都合である。
またそもそも音声信号の符号系列をブロツクに
分割すると、話頭に関しては、実際にはブロツク
の途中から有音となるにもかかわらず、そのブロ
ツク全体を有音ブロツクとして蓄積したり、語尾
の部分については、ブロツクの途中で無音になつ
ても、有音ブロツクとしてブロツク全体を蓄積す
ることになる。あるいはブロツクの途中からまた
は途中まで有音となつているために無音ブロツク
と判定されると、有音の部分が脱落してしまい、
いわゆる話頭、語尾の切断という問題が生ずる。
したがつて話頭では有音ブロツクに先立つ無音ブ
ロツクを蓄積し、語尾では有音ブロツクに続く無
音ブロツクも蓄積するといつた対策が取られる。
したがつて有音区間と無音区間が頻繁に交代して
現われるような場合には、無音区間の一部である
にもかかわらず蓄積されるものの割合が増え、効
率が低下することになる。
蓄積あるいは圧縮される音声符号の管理、取扱
いを容易にするために、このようなブロツク化が
行なわれるわけであるが、先に述べたように本来
有音区間、無音区間の現れ方および長さはランダ
ムであるから、このような効率の低下が生じる。
したがつて管理の問題が克服できるならば、ブロ
ツク化をしない方が望ましいと考えられる。
この管理の問題に関して、従来方式においては
制御部は音声符号そのものの蓄積、取出しの他
に、有音区関、無音区案に関する情報を記憶し、
その情報に基づいて音声の蓄積、再生を管理しな
ければならない。1つのメツセージごとにこのよ
うな細かな操作を行ない、またその他にそのメツ
セージの発信者、宛先、送信時刻等メツセージ全
体に関する情報も管理するとなると、制御部の動
作は著しく複雑化し、かえつて個々の機能に各種
の制限が加えられることになる。
本発明は従来技術におけるかかる欠点を除去
し、バツフア・メモリと入出力端子との間に回路
を付加することにより、音声符号をブロツクに分
割することをせずまた有音区間、無音区間に関す
る情報を音声符号のなかに挿入して蓄積、再生
し、コンピユータの制御部は一切関知しなくてよ
いような音声信号蓄積方式を得んとするものであ
る。
すなわち、本発明によれば交換気における音声
信号蓄積方式において、蓄積時は、デイジタル化
された音声信号の符号系列を音声検出回路によつ
て任意の長さを有する有音区関と無音区間に分割
し、有音区間については符号系列を蓄積装置に蓄
積し、無音区間については、フラグと無音区間中
の符号個数に関する情報のみを蓄積装置に蓄積
し、再生時は、蓄積装置から取出す符号系列のな
かからフラグを検出して無音区間を見い出し、前
記フラグに付随する前記無音区間中の符号個数に
関する情報に基づいて無音区間を挿入し、有音区
間については蓄積装置から符号系列を取出して再
生することを特徴とする音声信号蓄積方式が得ら
れる。
以下本発明を図面を参照して、詳細に説明す
る。第2図、第3図は本発明の実施例を示す図で
あり、第2図は音声信号蓄積に係わる部分を、第
3図は音声信号再生に関わる部分を表わしてい
る。なお以下の説明においては、説明の簡単化の
ため帯域圧縮との組合せについては言及せず、無
音区間の圧縮に着目して述べることとする。
第2図において、コンピユータ12、バツフ
ア・メモリ13,14、磁気デイスク17等は第
1図と同じものであり、本発明はそれらと音声符
号の入出力端子10の間に回路20を挿入して得
られるものである。
端子10に加えられた音声信号の符号系列は、
音声検出回路22によつて、音声符号のレベル、
極性の反転回数等を観測され、実際に音声が存在
する有音区間か、そうでない無音区間かが識別さ
れる。有音区間、無音区間の識別にはある程度の
時間が必要であるため、その出力結果と実際の音
声符号との対応をつけるため、音声符号系列に識
別時間に相当するだけの遅延時間を与える遅延回
路21が設けられる。この音声検出回路および遅
延回路はDSI(Digital Speech Interporation)装
置などで既に実績のあるものである。(電子通信
学会通信方式研究会資料:CS78−69「DSI用エコ
ー・サプレツサ」参照) 音声検出回路22の出力が無音区間を示してい
る間は、音声符号信号のサンプリング・クロツク
に等しい周波数を有するクロツク信号にしたがつ
てカウンタ23を増加させ、またDMAクロツク
制御回路24は、コンピユータ12内のバツフ
ア・メモリ13,14へのDMAクロツクの送出
をストツプする。したがつて、遅延回路21の出
力は、コンピユータ内のバツフア・メモリ13ま
たは14には書込まれず、無音区間の音声符号は
蓄積されないことになる。
一方音声検出回路22の出力が無音区間から有
音区間に変化すると、その出力変化にもとづい
て、DMAクロツク制御回路24は音声符号の1
サンプリング周期の間に3つのDMAクロツクを
コンピユータ12内に送り込む。DMAクロツク
制御回路24の動作に連携して選択回路25は、
第1のDMAクロツクに対して固定パターン、例
えばDMAの入力データすなわち音声符号の1語
当りのビツト長を8ビツトとすれば11111111を出
力する。これがいわば無音区間の存在を示すフラ
グとなる。次に第2のDMAクロツクに対して、
選択回路25はカウンタ23のカウント値を選択
して出力する。これはその無音区間中の音声信号
の個数すなわち無音区間を表わしている。この後
カウンタ23はリセツトされる。最後に第3の
DMAクロツクに対しては、遅延回路21の出力
である有音区間の先頭の音声符号を選択し出力す
る。
以後有音区間が連続している限り、DMAクロ
ツク制御回路24は1サンプリング周期の間に1
つずつのDMAクロツクを送出し、遅延回路21
の出力である音声符号を順次コンピユータ内のバ
ツフア・メモリ13または14に書込んで行く。
そして音声検出回路22の出力が有音区間から再
び無音区間に変化すると、ただちにDMAクロツ
クは停止されカウンタ23のカウント・アツフに
移行する。以後この動作が繰返されて行く。
バツフア・メモリ13,14は、入力される
DMAクロツクに従つて、音声符号あるいはフラ
グ、無音区間中の符号数等を、その内容を意識す
ることなく読込み、一杯になると、制御部15の
制御により、その記憶内容が磁気デイスク17に
まとめて転送される。
このようにして、有音区間については、音声符
号を蓄積し、無音区間については、フラグと無音
区間中の符号の個数に関する情報のみを磁気デイ
スク17に蓄積する。
第4図に、入力される音声信号の符号系列と、
それを蓄積装置に蓄積する際のデーア形式との関
係の一例を示す。なお音声符号は、1語当り8ビ
ツトとしている。図中左側に示したのが入力音声
符号系列であり、○印が有音区間を、×印が無音
区間を示している。まず有音区間の音声符号系列
はそのまま蓄積装置に蓄積される。次に80バイト
(または符号語)の無音区間が存在するので、フ
ラグ11111111と無音区間長80(2進表示:
01010000)を、次の有音区間の前に挿入する。
無音区間長を1バイト(=8ビツト)のデータ
で表現するとすれば、その最大区間長は255バイ
トであるので、第4図に示すようにそれ以上の長
さの無音区間長がある場合には、255バイトごと
にフラグと無音区間長を挿入する。しかる後カウ
ンタ23をリセツトして、新たに無音区間長の計
数を行ない、以後この動作を繰返して行く。
このように無音区間長が長くなると、フラグと
最大区間長の組合せが多数連続することになる
が、それを避ける方法としては第5図に示す例が
考えられる。第5図の例においては、無音区間長
を示すバイトの最上位ビツトを拡張表示ビツトと
し、このビツトが1である時には、この次の1バ
イトも無音区間長の表示に使用し、合せて7+8
=15ビツトすなわち32Kバイト分までの無音区間
長の表示が可能となる。この拡張されたバイトの
最上位ビツトも拡張表示ビツトとして使用すれ
ば、さらに拡張することも可能である。したがつ
て無音区間長が127以下であれば、フラグと1バ
イトの無音区間長データで表現し、それ以上であ
れば適宜2バイト以上に無音区間長データを拡張
して表現する。実際にはカウンタ23のカウント
桁数とも関連するので、無音区間長データをいた
ずらに拡張せず、第4図と第5図の例を組合せる
方法も考えられる。
なお音声符号のなかに、フラグとして用いてい
る固定パターンと同一のものが存在すると、音声
再生の際、無音区間の検出および無音区間中の符
号個数に関する情報の抽出に誤りが生じる。これ
を防ぐため、固定パターン検出回路26は、音声
符号を監視して、固定パターンと同一ものが現わ
れたときには、DMAクロツク制御回路24に、
1サンプリング周期の間に2つのDMAクロツク
を出力させ、選択回路により固定パターンのあと
に例えば符号00000000を出力させる。フラグの後
に付加する無音区間中の符号個数に関する情報と
して00000000を挿入することはあり得ないから、
上記の方法により、フラグと音声符号中の固定パ
ターンに一致する符号とを区別することが可能で
ある。
DMAクロツク制御回路24は、入力端子27
に加えられるクロツクを分周して所要のDMAク
ロツクを作成する。第5図のように無音区間長デ
ータを拡張する場合には、それに合せて、1サン
プリング周期の間に必要な数のDMAクロツクを
出力するものとする。また遅延回路21の遅延時
間を、有音区間、無音区間の識別に要する時間よ
りも若干多く設計しておけば、1サンプリング周
期の間に複数個のDMAクロツクを出力しなくて
も、フラグおよび無音区間長データを挿入するこ
とができる。
一方音声を再生する際は、第3図において、フ
ラグ検出回路30がコンピユータ12のバツフ
ア・メモリ13または14から出力されて来る符
号のなかからフラグを検出する。すなわちフラグ
に使用している固定パターンを検出すと、DMA
クロツク制御回路24を通じてもう1つ余分に
DMAクロツクを出力させ、次の符号を取出す。
それが00000000でなければ、先の固定パターンは
フラグであり、次に取出したその符号が無音区間
中の符号個数に関する情報であることになる。こ
れをカウンタ31に入力し、また選択回路32は
雑音発生回路33を選択して出力し、無音区間を
挿入する。カウンタ31は減算カウンタで、この
カウンタが0になるまで、すなわち所定長の無音
区間を挿入し終るまでは上記の状態が継続する。
この間DMAクロツク制御回路24からクロツク
は出力されず、バツフア・メモリ13,14から
の符号出力は行なわれない。なお雑音発生回路3
3は、無音ブロツクの不自然さをなくすため、背
景雑音に相当する低いレベルの雑音信号を表わす
符号を発生する回路である。またゲート34は固
定パターンおよび無音区間長に関する情報が現わ
れている場合、それを端子10に出力しないよう
にするためのものである。
カウンタ31が0となると、再びDMAクロツ
ク制御回路24はクロツクを出力し、バツフア・
メモリ13,14から次のフラグあるいは有音区
間の音声符号の取出しが行なわれる。選択回路3
2は、ゲート34を通じて出力されるこれら有音
区間の音声符号を選択し、端子10に出力する。
第5図の方法の場合には、無音区間長データの拡
張表示ビツトに従つて、さらにDMAクロツクを
出力する等の制御が行なわれる。
なおフラグ検出回路30において、固定パター
ンに続いて符号00000000が現われた場合には、先
にも述べたようにそれはフラグではなく音声符号
である。したがつて音声符号として固定パターン
をそのまま端子10に出力させる。なおその際符
号00000000は出力されず、次の音声符号の取出し
に移行する。
このようにして無音区間を正しく挿入しなが
ら、音声全体を再生することが可能である。
以上述べたことからわかるように、本発明によ
れば、音声信号の符号系列をブロツクに分割する
ことなく無音区間の圧縮を行なうことができる。
したがつて効率が良く、また磁気デイスク、コン
ピユータ内のバツフア・メモリ等のハードウエア
の特性から独立して無音区間の圧縮を行なうこと
ができ、帯域圧縮の導入もスムーズに行なえる。
また無音区間の位置およびその中の符号個数に関
する情報が音声符号の中に埋め込まれており、コ
ンピユータの制御部や磁気デイスクはそれらをひ
とまとまりのデータとして扱うのみで、ブロツク
とか有音、無音の識別等を一切関知しなくてよ
い。したがつて音声の圧縮、伸張の管理と、メツ
セージ全体の管理が明確に分離され、融通性に富
んだ、簡潔なシステムを構成することができるの
でその効果は極めて大きいものである。
また付加される回路も音声検出回路を除けば、
ごつ単純な回路である。音声検出回路もデイジタ
ル信号処理技術、LSI技術の進展により、比較的
容易に実現可能となり、また何よりも蓄積装置内
の制御部で、その他の処理とともに音声検出を行
なわせるよりもはるかに簡単である。
以上の説明では、帯域圧縮の組合せについては
言及しなかつたが、帯域圧縮伸張回路を入出力端
子10の前後あるいは遅延回路21の前段または
後段に置き、DMAクロツク制御回路24のタイ
ミング等をそれに合せて設計すれば、容易に組合
せることができる。
以上実施例について説明したように、本発明に
よれば、小規模の回路を付加することにより、蓄
積装置のバードウエアに依存することなく、自律
的な無音区間の圧縮、伸張を行なう音声信号蓄積
方式を得ることができ、この効果は著しいもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による音声信号蓄積方式を示
す説明図、第2図、第3図は本発明の実施例を示
すブロツク図、第4図、第5図は第2図、第3図
における音声の2つの蓄積形式を示す説明図であ
る。 図において13,14はバツフア・メモリ、1
7は磁気デイスク、21は遅延回路、22は音声
検出回路、24はDMAクロツク制御回路、2
5,32は選択回路、23,31はカウンタ、3
0はフラグ検出回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 交換機における音声信号蓄積方式において、
    蓄積時は、デイジタル化された音声信号の符号系
    列を音声検出回路によつて任意の長さを有する有
    音区間と無音区間に分割し、有音区間については
    符号系列を蓄積装置に蓄積し、無音区間について
    は、フラグと無音区間中の符号個数に関する情報
    のみを蓄積装置に蓄積し、再生時は、蓄積装置か
    ら取出す符号系列のなかからフラグを検出して無
    音区間を見い出し、前記フラグに付随する前記無
    音区間中の符号個数に関する情報に基づいて無音
    区間を挿入し、有音区間については蓄積装置から
    符号系列を取出して再生することを特徴とする音
    声信号蓄積方式。
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