JPH04174836A - 搬送性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

搬送性が改良されたハロゲン化銀写真感光材料

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JPH04174836A
JPH04174836A JP30307090A JP30307090A JPH04174836A JP H04174836 A JPH04174836 A JP H04174836A JP 30307090 A JP30307090 A JP 30307090A JP 30307090 A JP30307090 A JP 30307090A JP H04174836 A JPH04174836 A JP H04174836A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯電防止能を有し、かつ自動搬送タイプスキ
ャナーに適するハロゲン化銀写真感光材料に関する。
〔発明の背景〕
一般にプラスチイックフィルムは帯電性が強く、これが
使用上多くの制約を与えている例は多い。
例えばハロゲン化銀写真感光材料においてはポリエチレ
ンテレフタレートのような支持体が一般に使用されるが
、特に冬季の如き低湿度において帯電し易い。
一方、カラースキャナーはカラー原稿の色分解と網点分
解の両方を行ない、レーザー光にて感光材料に焼き付け
を行なう装置であって、現在ではカラー原稿から印刷物
を作るために一般に用いられている。
このカラースキャナーには、ドラムタイプといって回転
ドラムに感光材料を巻き付けて、該ドラムを回転させな
がらレーザー光にて焼き付ける方式が一般に用いられて
いる。
しかしながら、この焼き付けの際に帯電により感光材料
にゴミなどの異物が付着していると、巻き付は時に浮き
が生じ、その部分が黒くボケたり、画像のピントがボケ
たりする現象、いわゆる「焼ボケ」が発生し、製版作業
に支障をきたしていた。
上記の問題に対しては、スキャナー用感光材料に帯電防
止層を設けることで問題ないレベルまで改良されること
は特開平2−65831号に開示されている。
近年、スキャナー機器の発展がめざましく、省力化の目
的で、カセットにはいった感光材料をスキャナーにセッ
トするだけで、ドラムへの巻きつけ、露光、感光材料の
排出または、自動現像機への挿入を、自動的に行なう、
いわゆる自動搬送タイプのスキャナーが広く普及するよ
うになった。
ところが、この自動搬送タイプのスキャナーに上記帯電
防止された感光材料を通した場合、搬送経路中にある素
材によっては、この感光材料と接触することにより、逆
に電荷を大きく誘起し、酔電的にくっつき搬送不良をお
こし、製版作業に支障をきたすことが明らかになった。
〔発明の目的〕
上記のような問題に対し、本発明の目的は、自動搬送タ
イプのスキャナーでも問題なく搬送され、しかも帯電防
止能に優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供すること
である。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体の一方に帯電防止層を有し
、除帯電防止層上に少なくとも1層の親水性コロイド層
が設けられ、さらに該支持体と反対側に感光性乳剤層を
少なくとも1層及び非感光層を少なくとも1層設けられ
たハロゲン化銀写真感光材料において、帯電防止層を有
する傭の最外層及び/又は感光性乳剤層を有する側の最
外層に下記一般式〔I〕で表される化合物を含有させた
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成
される。
一般式〔I) 式中、Rは反応性官能基を表し、nは1〜100である
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の上記帯電防止層には23℃20%の条件下で表
面比抵抗値が従来の173以下になる物質であれば何を
用いてもよいが、特に、水溶性導電性ポリマー、疎水性
ポリマー粒子及び硬化剤の反応生成物、又は金属酸化物
を用いることが望ましい。
本発明の水溶性導電性ポリマーについては、スルホン酸
基、硫酸エステル基、4級アンモニウム塩、3級アンモ
ニウム塩、カルボキシル基、から選ばれる少なくとも1
つの導電性基を有するポリマーが挙げられる。導電性基
はポリマー1分子当たり5重量%以上を必要とする。水
溶性の導電性ポリマー中には、ヒドロキシ基、アミノ基
、エポキシ基、アジリジン基、活性メチレン基、スルフ
ィン酸基、アルデヒド基、ビニルスルホン基、カルボキ
シル基、アミド基、を含んでいてもよい。
ポリマーの分子量は、3000〜100000であり、
好ましくは3500〜50000である。
以下、本発明に用いられる水溶性導電性ポリマーの化合
物例を挙げるがこれに限定されるものでA−2 So、Na SO,Na CH。
A − 10  デキストランサルレフエイト置換度 
3.0   Mn− 50000OO3Na So,Na A −17 A −18 A−20デキストランサルフエイト 置換度 2.OMn−10000O 03Na Mn=10000 尚、上記A−1−A−21において、Mnは平均分子量
(本明細書中、平均分子量とは数平均分子量を示す。)
を表し、ポリエチレングリコール換算で表したGPCに
よる測定値によるものである。
この水溶性導電性ポリマーの添加量は0.1〜5g/1
12が好ましい。
本発明の水溶性導電性ポリマー層中に含有させる疎水性
ポリマー粒子は、実質的に水に溶解しない所謂ラテック
スで構成されている。この疎水性ポリマーは、スチレン
、スチレン誘導体、アクリル酸アルキルアクリレート、
アルキルメタクリレート、オレフィン誘11体、ハロゲ
ン化エチレン誘導体、ビニルエステル誘導体、アクリロ
ニトリル、アクリルアミド等の中から任意の組み合わせ
で選ばれる七ツマ−を重合して得られる。特にスチレン
誘導体、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレー
トが少なくとも30モル%含有されているのが好ましい
。特に50モル%以上が好ましい。
以下に本発明のラテックスの具体例を挙げる。
CB。
■ 0H。
CHs          CH。
CH3 ■ CH。
CH。
CH3 C11゜ α)0((J40)isO3N& B  20              C1hSO,
Na CH,CH。
CC)OCH,coocz日、OHCoo(C,)1.
0)、。HCIOB−25 B−2に の疎水性ポリマー粒子の添加量0.1g/m”〜5g/
11!が好ましい。
次に本発明における硬化剤はゼラチンに対して硬膜性を
有するものであれば何でもよいが、好ましくは、アジリ
ジン系とエポキシ系、特に好ましいのは、エポキシ硬化
剤である。また、複数の硬化剤例えばアルデヒド系、ビ
ニルスルホン県勢の硬化剤と併用することができる。
エポキシ系硬化剤は、エポキシ基を2個以上有していれ
ば、特に制限はないが、好ましいものとしては、ヒドロ
キシ基又はエーテル縮合を含有するものである。本発明
において用いられるエポキシ硬化剤のエポキシ当量は下
記一般式により示される値である。
エポキシ当量−分子量/1分子内のエポキシ基数この値
は例えば新貢験化学!IF!13 (1)有機構造P5
8(丸善発行)の方法によって他色定量も可能である。
エポキシ当量は50〜300が好ましく、更に好ましく
は80〜210である。300以上では硬化が弱く、量
を増やすと塗布性が劣化する。硬化が弱いとスリ傷が発
生し易い。エポキシ当量が50以下では硬化が強いかヘ
ーズ及び残色が劣化し、量を減らしても良化しない。
本発明のエポキシ化合物の具体例を挙げる。
尚()内の数字はエポキシ当量を表す。
E−1(エポキシ当量) E−2(102) E−3(117) E −4(101,5) E −5C148) E −6(10(L7) E −7(75) E−8(109) E−9(263) E −10(127) E −12(316) E −13(329) E−14(43) エポキシ硬化剤の添加量は51g/■1〜l g/m’
が好ましい。
またこの硬化剤は帯電防止層以外にも下引層、乳剤層、
バラ午ング層及び保護層のいずれにも使用できる。
そして帯電防止層あるいは帯電防止層を有する側の親水
性コロイド層に用いるのが好ましい。
次に帯電防止層が金属酸化物より成る場合における金属
酸化物は、酸化インジウム、酸化スズ或はアンチモン原
子をドープした金属酸化物のいづれか又はこれらの組み
合わせを用いることができる。
酸化インジウムとしては、酸化第1インジウム、(In
、O)と酸化第2インジウム(In、O,)とが知られ
ているが、本発明では、酸化第2インジウムを用いるの
が好ましい。
又、酸化スズとしては、酸化第1スズ(5nO)と酸化
第2スズ(SnO,)が知られているが、本発明で好ま
しく用いられるのは酸化第2スズである。
アンチモン原子をドープした金属酸化物とじては具体的
には、酸化スズ及び酸化イリジウムを挙げることができ
る。前記金属酸化物にアンチモンをドーピングするには
、スズやインジウムのハロゲン化物、アルコキシ化物あ
るいは硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲン化物あるい
は硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲン化物、アルコキ
シ化物あるいは硝酸塩化物と混合して酸化焼成して得る
ことができる。これらの金属化合物は、例えば、日本イ
ツトリウム株式会社など金属化合物のメーカーから容易
に入手することができる。またアンチモンをドープする
際の好ましい含有率は、スズやインジウムに対して0.
5〜lO%の重量%が好ましい。これらの無機化合物の
添加方法は、ゼラチンなどの親水性コロイドに分散、あ
るいはアクリル酸やマレイン酸などの高分子化合物に分
散して添加することが好ましい。バインダー当たりの担
持の割合は1〜100重量%が好ましい。
本発明の導電性層の膜面pHとしては、8.0以下が好
ましいが、低すぎても膜の安定性から好ましくない。特
に好ましくは3.0〜7.5である。
本発明に用いられる一般式〔■〕で表される化合物とし
ては具体例として以下のものが挙げられる。
CH,CH。
CHs   CH。
しt13       t、flコ n=30 CH,CB。
CH,C)I。
−IQ 上記化合物は市販されており、容易に入手することが出
きる。
好ましい添加量は、5■g / si *〜5 gem
”である。
本発明では帯電防止層が透明支持体上に塗設される。透
明支持体は写真用のもの全てが使えるが好ましくは、可
視光を90%以上透過するように作られたポリエチレン
テレフタレート又セルローストリアセテートである。
これらの透明支持体は、当業者に良く知られた方法で作
成されるものであるが、場合によっては光透過を実質的
に阻害しないように染料を若干添加して青味付けしたり
しても良い。
本発明の支持体は、コロナ放電処理をした後ラテックス
ポリマーを含有する下引層が塗設されていてもよい。コ
ロナ放電処理は、エネルギー値として1■IF−11[
W/(閣り・win)が特に好ましく適用される。又特
に好ましくは、ラテックス下引層塗布後帯電防止層を塗
設する前にコロナ放電処理を再度行うとよい。
本発明は、支持体上に形成される感光材料金てに応用す
ることができる。例えばハロゲン化銀カラー感光材料、
レントゲン用感光材料、製版用感光材料等である。
本発明のハロゲン化銀は、任意の組成の塩化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀で、少なくとも50モル%の塩化銀を含
有するものである。ハロゲン化銀粒子の平均粒径は0.
025〜0.5μmの範囲のものが用いられるが、0.
05〜0.30μ■がより好ましい。
粒子の調製は酸性法、中性法及びアンモニア法のいずれ
を用いてもよい。形状は任意であって、立方体、8面体
、14面体、12面体あるい平板状の粒子であってもよ
い。
又本発明のハロゲン化銀は写真感光材料業界で公知の各
種増感法を用いる事が出来るが、しなくてもよい。化学
増感をする場合は硫黄増感法、還元増感法、貴金属増感
法等を単独又は組み合わせて用いることができる。
写真業界公知の各種増感剤、増感色素、添加剤を用いる
ことができる。特に印刷製版用として使用する場合はい
わゆる硬調化剤として知られるテトラゾリウム化合物、
ヒドラジン化合物等の少なくとも1種を添加することが
好ましい。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、例えば米国特
許第2,444,607号、同第2.716.062号
、同第3.512,982号、西独−出願公告第1.1
89,380号、同第2.058,626号、同第2.
118.411号、特公昭43−4133号、米国特許
第3,342,596号、特公昭47−4417号、西
独−出願公告第2,149,789号、特公昭39−2
825号、特公昭49−13566号等の各明細書また
は公報に記載されている化合物、好ましくは、例えば5
.6− トリメチレン−7−ヒドロキシン−S−トリア
ゾロ(1,5−a)ピリミジン、5,6−チトラメチレ
ンー7−ヒドロキシーS−トリアゾロ(1,5−a)ピ
リミジン、5−メチル−7−ヒドロキシ−s−トリアゾ
ロ(1,5−a)ピリミジン、5〜メチル−7−ヒドロ
キシ−3−トリアゾロ(1,5−a)ピリミジン、7−
ヒドロキシン−5〜トリアシロン(1,5−a)ピリミ
ジン、5−メチル−6−プロモーフ−ヒドロキシ−S−
トリアゾロ(1,5−a)ピリミジン、没食子酸エステ
ル(例えば没食子酸イソアミル、没食子酸ドデシル、没
食子酸プロピル、没食子酸ナトリウム)、メルカプタン
類(l−7エニルー5−メルカプトテトラゾール、2〜
メルカプトベンツチアゾール)、ベンゾトリアゾール類
(5−ブロムベンツトリアゾール、5−メチルベンツト
リアゾール)、ベンツイミダゾール類(6−二トロペン
ツイミダゾール)等を用いて安定化することができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料及び/又は現像
液中には、アミン化合物を含有することができる。
又現像性を高めるj;めに、フェニドンやハイドロキノ
ンのような現像主薬、ベンゾトリアゾールのような抑制
剤を乳剤側に含有せしめることができる。あるいは処理
液の処理能力を上げるために、バッキング層に現像主薬
や抑制剤を含有せしめることができる。
本発明に特に有利に用いられる親水性コロイドはゼラチ
ンである。
本発明に用いられるゼラチンは、アルカリ処理、酸処理
いずれも用いることが出来るが、オセインゼラチンを用
いる場合にはカルシウムあるいは鉄分は以下の含有量の
ものを使用することが好ましい。好ましい含有量として
カルシウム分は1〜10000pp■であるが、更に好
ましくは1〜7000pp麿であり、鉄分は0.01〜
50ppm+が好ましく、更に好ましくは0.1−10
pp厘である。このよう1こカルシウム分や鉄分の量を
jIll!jする方法は、ゼラチン水溶液をイオン交換
装置に通したのち、カルシウム分や鉄分を添加すること
により達成することができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の現像に用いら
れる現像主薬としてはカテコール、ピロガロール及びそ
の誘導体ならびにアスコルビン酸、クロロハイドロキノ
ン、ブロモハイドロキノン、メチルハイドロキノン、2
,3−ジブロモハイドロキノン、2.5−ジエチルハイ
ドロキノン、カテコール、4−クロロカテコール、4−
7二二ルーカテコール、3−メトキシ−カテコール、4
−アセチル−ピロガロール、アスコルビン酸ソーダ等が
ある。
又、HO−CCH−CI()、 −NHt型現像現像剤
ては、オルト及びバラのアミノフェノールが代表的なも
ので、4−アミンフェノール、2−アミノ−6−フェニ
ルフェノール、2−アミノ−4−クロロ−6−フェニル
フェノール、N−メチル−p−アミノフェニール等があ
る。
更に、H,N−CCH−CH)、−NH,型現像剤とし
ては例えば4−アミノ−2−メチル−N、N−ジエチル
アニリン、2.4−ジアミノ−N、N−ジエチルアニリ
ン、N−(4−アミノ−3−メチルフェニル)−七ルホ
リン、p−7二二レンジアミン等がある。
ヘテロ環型現像剤としては、1−7zニル−3−ピラゾ
リドン、■−フェニルー4.4−ジメチルー3−ビラゾ
リドン、l−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメ
チル−3−ピラゾリドンのような3−ピラゾリドン類、
1−フェニル−4−アミノ−5−ピラゾロン、5−アミ
ノラウシル等を挙げることができる。
T、 H,ジェームス著ザ・セオリイ・オブ・ザ・ホト
グラフィック・プロセス第4版(The Theory
of Photographic Process F
ourth Edition)第291〜334頁及び
ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエ
テ4 (Journal of the Americ
anChemical 5ociety)第73巻、第
3,100頁(1951)に記載されているごとき現像
剤が本発明に有効に使用し得るものである。これらの現
像剤は単独で使用しても2種以上組み合わせてもよいが
、2種以上を組み合わせて用いる方が好ましい。また本
発明にかかる感光材料の現像に使用する現像液には保恒
剤として、例えば亜硫酸ソーダ、亜硫酸カリ、等の亜硫
酸塩を用いても、本発明の効果が損なわれることはない
。又保恒剤としてヒドロキシルアミン、ヒドラジド化合
物を用いることができ、この場合その使用量は現像液1
12当たり5〜500gが好ましく、より好ましくは2
0〜200gである。
又現像液には有機溶媒としてグリコール類を含有させて
もよく、そのようなグリコール類としてはエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール
、トリエチレングリコール、1.4−ブタンジオール、
l、5−ベンタンジオール等があるが、ジエチレングリ
コールが好ましく用いられる。そしてこれらグリコール
類の好ましい使用量は現像液lQ当たり5〜500gで
、より好ましくは20〜200gである。これらの有機
溶媒は単独でも併用しても用いることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は、上記の如き
現像抑制剤を含んだ現像液を用いて現像処理することに
より極めて保存安定性に優れた感光材料を得ることがで
きる。
上記の組成になる現像液のpH値は好ましくは9〜13
であるが、保恒性及び写真特性上からpH値は10〜1
2の範囲が更に好ましい。現像液中の陽イオンについて
は、ナトリウムよりカリウムイオンの比率が高い程現像
液の活性度を高めることができるので好ましい。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は、種々の条件
で処理することができる。処理温度は、例えば現像温度
は50℃以下が好ましく、特に25℃〜40℃前後が好
ましく、又現像時間は2分以内に終了することが一般的
であるが、特に好ましくは10秒〜50秒が好効果をも
たらすことが多い。又現像以外の処理工程、例えば水洗
、停止、安定、定着、更に必要に応じて前硬膜、中和等
の工程を採用することは任意であり、これらは適宜省略
することもできる。更にまた、これらの処理は皿現像、
枠現像などいわゆる手現像処理でも、ローラー現像、ハ
ンガー現像など機械現像であってもよい。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明の効果を例証するが本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
実施fll (帯電防止層の塗布) (P)ポリマー帯電防止層 特開昭59−19941号実施例1記載と同様にポリエ
チレンテレフタレートの両面下引塗布を行い、その片面
に、下記組成の帯電防止層Pを下記付量になるように7
0−/■inの速さでロールフィツトコーティングパン
及びエアーナイフを使用して塗布した。
水溶性導電性ポリマー(A −4)    2.5g/
■1疎水性ポリマー粒子 (B −6)    1.7
g/■8硫酸アンモニウム         20+s
g/■2硬化剤(E −2)          10
0mg/m’ポリエチレングリコール       5
寵g/m’(M)金属酸化物帯電防止層 厚さ100μ園の塩化ビニリデン下引処理を施したポリ
エチレンテレフタレート支持体上にコロナ放電を施した
後、下記の組成からなる導電層を塗布した。
ゼラチン            35mg/鵬1So
on/5b(8/2)  (粒径 0.3μm)  2
501g/m”重量比 グリオキザール        lO飄g/■2帯電防
止層の上にlOWバ■8・5in)の強度でコロナ放電
を施し、次いで支持体の反対側の下引層にも101/(
■2・■in)の強度でコロナ放電を施した。さらに帯
電防止層上に下記バッキング層及び保護層(80層)を
同時重層塗布、乾燥後、バッキング層の反対側の下引層
上に下記乳剤層及び保護層(EC層)を同時重層塗布、
乾燥した。
その際、塗布ゼラチン量としてはバッキング層2.0g
/m”、バッキング保護層1.0g/m”、乳剤層2.
0g / s !、乳剤保護層1.0g/*”トL、銀
付量ハ4.0g/m”とした。
(バッキング塗布液BCの調製) ゼラチン60gを水に溶解して、その中に染料(A)を
2.0g添加し、さらに延展剤としてl−デシル−2−
(3−インペンチル)サクシネート−2−スルホン酸ナ
トリウム塩1%水溶液を40mQ、硬膜剤としてグリオ
キザールの4%水溶液45■a及びエチレングリコール
とエピクロルヒドリンの2モル付加物の5%水溶液20
@Qを加えて全量を1gとしたBC塗布液を調製した。
(バッキング層保護膜塗布液の調製) ゼラチン50gを水に溶解して2−スルホネート−コハ
ク酸ビス(2エチルヘキシル)エステルナトリウム塩を
340mg加え、一般式〔I〕の化合物(表−1)を加
え、更にグリオキザーJしを1.1g、ビスビニルスル
ホニルメチルエーテル2gを加えた。
これにマット剤として平均粒径4μ閣のポリメチルメタ
クリレートを40閣gem″となるように添加し、水に
て1000■aに仕上げてバッキング層保護膜塗布液を
調製した。
(乳剤塗布液ECの調製) 溶液A 水                        
   980■a塩化ナトリウム          
2.0gゼラチン             20gへ
キサクロロイリジウム酸 カリウム塩の0.10%水溶液     2.8Iヘキ
サブロモロジウム酸 カリウム塩の0.001%水溶液     2,5麿a
溶液B 水                        
  3801α塩化ナトリウム           
38g臭化カリウム            42g溶
液溶 液                        
  3801α硝酸銀              1
70g40℃に保温された上記溶液A中に、pHを3.
pムgを7.7に保ちながら上記溶液B及び溶液Cを同
時に関数的に80分間に互って加えた後、5分間攪拌し
続け、ついで次階ナトリウム水溶液で混合液のpi(を
5.6に調整し、通常の脱塩及び水洗工程を経て、50
0m+2の水と30gのゼラチンを加え、50℃で30
分間分散させる。
これによって、塩化銀62モル%、臭化銀38モル%の
ハロゲン化銀組成を有しかつ平均粒径0.26μ鳳を有
する立方晶粒子を含む乳剤を得た。この乳剤を金増感及
びイオウ増感した後、ハロゲン化銀1モル当たり1.5
6の4−ヒドロキシ−6−メチJし1.3.3m、7−
チトラザインデン及び0.25の1−フェニル−5−メ
ルカプトテトラゾールを添加して分割し、下記増感色素
(B)の0.1%メタノール溶液ヲハロゲン化銀1モル
当り50mM加え、カブリ防止剤トシてハイドロキノン
のlθ%メタノール溶液を50■a1及びl−フェニル
−3−ピラゾリントンの10%メタノール溶液20@I
1.延展剤として20%サポニン水溶液19sQ、増粘
剤としてスチレン−マレイン酸共重合体の4%水溶液5
0■01アクリル酸エチルの高分子ポリマーラテックス
30gをそれぞれ添加し、また硬膜剤としてl−ヒドロ
キシ−3,5−ジクロロトリアジンナトリウム塩1%水
溶液20■01ホルマリン4%水溶液10g1及びビス
ビニルスルホニルメチルエーテル4%水溶液5■aを加
えて乳剤塗布液を調製した。
(乳剤保護膜の調製) ゼ→チンを水に溶解後、l−デシル−2−(3−インペ
ンチル)サクシネート−2−スルホン酸ナトリウム塩を
加え、さらに一般式〔I〕の化合物(表−1)及び粒径
4.θμ■の不定形シリカによるマット剤を染料(A) 得られた試料を、23℃相対湿度55%の環境下で、大
日本スクリーン社製のへリウムーネオンレーザースキャ
ナー5G−747にセットし、搬送性をテストした。
搬送性ランク X・・・・・搬送不良発生。
○・・・・・搬送性良好。
得られた結果より、本発明の試料は搬送性が改良されて
いることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明により帯電防止能を有し、かつ自動搬送タイプの
スキャナーでも問題なく搬送できるハロゲン化銀写真感
光材料を提供することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体の一方に帯電防止層を有し、該帯電防止層上に少
    なくとも1層の親水性コロイド層が設けられ、さらに該
    支持体と反対側に感光性乳剤層を少なくとも1層及び非
    感光層を少なくとも1層設けられたハロゲン化銀写真感
    光材料において、帯電防止層を有する側の最外層及び/
    又は感光性乳剤層を有する側の最外層に下記一般式〔
    I 〕で表される化合物を含有させたことを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは反応性官能基を表し、nは1〜100であ
    る。〕
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