JPH0588308A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0588308A
JPH0588308A JP24777891A JP24777891A JPH0588308A JP H0588308 A JPH0588308 A JP H0588308A JP 24777891 A JP24777891 A JP 24777891A JP 24777891 A JP24777891 A JP 24777891A JP H0588308 A JPH0588308 A JP H0588308A
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silver halide
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silver
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image forming
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JP24777891A
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Kenichi Tanaka
健一 田中
Takeshi Haniyu
武 羽生
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持体上に少なくとも1つのハロゲン化銀乳
剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を画像露光した
後、現像、定着処理する際、半極性有機ホウ素高分子化
合物の1種もしくは2種以上を含む水洗水で水洗し、乾
燥することを特徴とする画像形成方法により達成。尚上
記現像液は亜硫酸を0.25 mol/l以上含有したpH9.5〜1
2.5の現像液であり、定着液は酸性硬膜剤を含有するこ
とが好ましい。 【効果】 長期にわたり、大量の感光材料を処理した時
にも写真性能が硬調で減感することなく、迅速に処理
し、かつローラーやベルトにスラッジが付着しにくく、
さらに処理後の経時保存性に優れた画像形成方法の提
供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真製版用感光材料の迅
速処理法に関する。
【0002】
【発明の背景】写真製版の分野においては、多種多様の
フィルムが使用され、しかも大量にかつ迅速に処理され
ている。しかしながら長期間にわたって現像処理を続け
ていく場合に、現像定着処理液中に黒色状の銀を含有す
るスラッジが発生し、特に自動現像機を用いて処理する
場合にはローラーやベルトに付着し、この汚れは次処理
工程である水洗工程で完全に脱着されず一旦乾燥され、
残留した汚れは除去されにくく、写真感光材料の仕上が
り品質を低下させ、未だ前記の汚れ防止剤として十分に
満足すべきものは見いだされていない。
【0003】このような汚れ除去のためには大量の水洗
水が必要となるが、近年水資源の節約の面から、いかに
少ない水量で効率よく水洗を行うかが大きな問題になっ
ている。かつ水洗が不十分であると、現像処理後のフィ
ルムの保存条件が悪い場合には、現像銀が黄褐色に着色
することがあり、長期間保存する場合重大な問題となっ
ていた。
【0004】
【発明の目的】上記のような問題に対して本発明の目的
は、長期にわたり、大量の感光材料を処理したときにも
写真性能を硬調で減感することなく、迅速に処理し、か
つローラーやベルトにスラッジが付着しにくい画像形成
方法を提供することであり、さらに処理後の経時保存性
に優れた画像形成方法を提供することである。
【0005】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に少なく
とも1つのハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写
真感光材料を画像露光した後、現像、定着処理する際、
下記一般式にて表される半極性有機ホウ素高分子化合物
の1種もしくは2種以上を含む水洗水で水洗し、乾燥す
ることを特徴とする画像形成方法により達成される。
【0006】
【化2】
【0007】尚、上記現像液が亜硫酸を0.25 mol/l以上
含有したpH9.5〜12.5の現像液であり、定着液が酸性硬
膜剤を含有することが本発明の好ましい態様である。
【0008】以下、本発明について具体的に説明する。
【0009】一般式で表される化合物例としては下記の
ものが挙げられるが本発明はこれに限定されない。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】
【化7】
【0015】
【化8】
【0016】
【化9】
【0017】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
用いるハロゲン化銀は、任意の組成の塩化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀等で少なくとも50モル%の塩化銀を含有
することが好ましい。ハロゲン化銀粒子の平均粒径は0.
025〜0.5μmの範囲のものが好ましく用いられるが0.05
〜0.30μmがより好ましい。
【0018】本発明に係るハロゲン化銀粒子の単分散度
は、粒径の標準偏差を平均粒径で割った値を100倍した
数値で表す。その値は5〜60が好ましく、より好ましく
は8〜30となるよう調製する。
【0019】又、本発明で用い得るハロゲン化銀として
は、少なくとも2層の多層積層構造を有するタイプのも
のを好ましく用いることができる。例えばコア部に塩化
銀、シェル部に臭化銀、逆にコア部を臭化銀、シェル部
を塩化銀である塩臭化銀粒子であってもよい。このとき
ヨードは任意の層に5%モル以内で含有させることがで
きる。
【0020】又、少なくとも2種類の粒子を混合して用
いることもできる。例えば主粒子は10モル%以下の塩化
銀及び5モル%以下のヨードを含有する立方晶、八面体
又は平板状の塩沃臭化銀粒子であり、副粒子はヨード5
モル%以下で塩化銀50モル%以上含有する立方晶、八面
体又は平板状塩沃臭化銀粒子からなる混合粒子とするこ
とができる。このように粒子を混合して用いる場合は、
主・副粒子の化学増感は任意であるが、副粒子は主粒子
より化学増感 (イオウ増感や金増感) を控えることによ
り感度を低くしてもよいし、粒子径や内部にドープする
ロジウムなどの貴金属の量を調節して感度を低下させて
もよい。また副粒子の内部を金でカブらせてもよいし、
コア/シェル法でコアとシェルの組成を変化させてカブ
らせてもよい。主粒子と副粒子は小粒子程よいが、例え
ば0.025μm〜1.0μmの任意の値をとることができる。
【0021】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤調製時に
は、ロジウム塩を添加して感度または階調をコントロー
ルする事ができる。ロジウム塩の添加は一般には粒子形
成時が好ましいが、化学熟成時、乳剤塗布液調製時でも
良い。
【0022】本発明に用いるハロゲン化銀乳剤に添加さ
れるロジウム塩は、単純な塩の他に複塩でも良い。代表
的には、ロジウムクロライド、ロジウムトリクロライ
ド、ロジウムアンモニウムクロライドなどが用いられ
る。
【0023】ロジウム塩の添加量は、必要とする感度、
階調により自由に変えられるが銀1モルに対して10-9
ルから10-4モルの範囲が特に有用である。
【0024】またロジウム塩を使用するときに、他の無
機化合物例えばイリジウム塩、白金塩、タリウム塩、コ
バルト塩、金塩などを併用しても良い。イリジウム塩は
しばしば高照度特性の改良の目的で、銀1モル当り10-9
モルから10-4モルの範囲まで好ましく用いることができ
る。
【0025】本発明において用いられるハロゲン化銀は
種々の化学増感剤によって増感することができる。増感
剤としては、例えば活性ゼラチン、硫黄増感剤(チオ硫
酸ソーダ、アリルチオカルバミド、チオ尿素、アリルイ
ソチオシアネート等)、セレン増感剤 (N,N-ジメチルセ
レノ尿素、セレノ尿素等)、還元増感剤 (トリエチレン
テトラミン、塩化第1スズ等)、例えばカリウムクロロ
オーライト、カリウムオーリチオシアネート、カリウム
クロロオーレート、2-オーロスルホベンゾチアゾールメ
チルクロライド、アンモニウムクロロパラデート、カリ
ウムクロロプラチネート、ナトリウムクロロパラダイト
等で代表される各種貴金属増感剤等をそれぞれ単独で、
あるいは2種以上併用して用いることができる。なお金
増感剤を使用する場合は助剤的にロダンアンモンを使用
することもできる。
【0026】また本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤
は、例えば米国特許第3,567,456号、同3,615,639、同3,
579,345、同3,615,608、同3,598,596、同3,598,955、同
3,592,653、同3,582,343号、特公昭40-26751、同40-273
32、同43-13167、同45-8833、同47-8746号等の明細書に
記載されている減感色素及び/又は紫外線吸収剤を用い
ることができる。
【0027】さらに本発明に用いられるハロゲン化銀乳
剤は、例えば米国特許第2,444,607号、同第2,716,062
号、同第3,512,982号、西独国出願公告第1,189,380号、
同第2,058,626号、同第2,118,411号、特公昭43-4133
号、米国特許第3,342,596号、特公昭47-4417号、西独国
出願公告第2,149,789号、特公昭39‐2825号、特公昭49
‐13566号等に記載されている化合物、好ましくは、例
えば5,6-トリメチレン-7-ヒドロキシン-S-トリアゾロ
(1,5-a)ピリミジン、5,6-テトラメチレン-7-ヒドロキシ
-S-トリアゾロ (1,5-a)ピリミジン、5-メチル-7-ヒド
ロキシ-S-トリアゾロ (1,5-a)ピリミジン、5-メチル-7
-ヒドロキシ-S-トリアゾロ (1,5-a)ピリミジン、7-ヒド
ロキシン-S-トリアゾロン(1,5-a)ピリミジン、5-メチ
ル-6-ブロモ-7-ヒドロキシ-S-トリアゾロ(1,5-a)ピリ
ミジン、没食子酸エステル(例えば没食子酸イソアミ
ル、没食子酸ドデシル、没食子酸プロピル、没食子酸ナ
トリウム)、メルカプタン類 (1-フェニル-5-メルカプト
テトラゾール、2-メルカプトベンツチアゾール)、ベン
ゾトリアゾール類 (5-ブロムベンツトリアゾール、5-メ
チルベンツトリアゾール)、ベンツイミダゾール類 (6-
ニトロベンツイミダゾール)等を用いて安定化すること
ができる。
【0028】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料及
び/又は現像液中には、アミノ化合物を含有することが
好ましい。
【0029】本発明に好ましく用いられるアミノ化合物
は、第1級〜第4級アミンすべてを包含する。好ましい
アミノ化合物の例としてアルカノールアミン類が挙げら
れる。以下、好ましい具体例を列挙するが、これらに限
定されるものでない。
【0030】ジエチルアミノエタノール ジエチルアミノブタノール ジエチルアミノプロパン-1,2-ジオール ジメチルアミノプロパン-1,2-ジオール ジエタノールアミン ジエチルアミノ-1-プロパノール トリエタノールアミン ジプロピルアミノプロパン-1,2-ジオール ジオクチルアミノ-1-エタノール ジオクチルアミノプロパン-1,2-ジオール ドデシルアミノプロパン-1,2-ジオール ドデシルアミノ-1-プロパノール ドデシルアミノ-1-エタノール アミノプロパン-1,2-ジオール ジエチルアミノ-2-プロパノール ジプロパノールアミン グリシン トリエチルアミン トリエチレンジアミン アミノ化合物はハロゲン化銀写真感光材料の感光層側の
塗設層 (例えばハロゲン化銀乳剤層、保護層、下引層の
親水性コロイド層)の少なくとも1層及び/又は現像液
中に含有させればよく、好ましい実施態様は現像液中に
含有する態様である。アミノ化合物の含有量は含有させ
る対象、アミノ化合物の種類等によって異なるが、コン
トラスト促進量が必要である。
【0031】又現像性を高めるために、フェニドンやハ
イドロキノンのような現像主薬、ベンゾトリアゾールの
ような抑制剤を乳剤側に含有せしめることができる。あ
るいは処理液の処理能力を上げるために、バッキング層
に現像主薬や抑制剤を含有せしめることができる。
【0032】本発明に特に有利に用いられる親水性コロ
イドはゼラチンであるが、ゼラチン以外の親水性コロイ
ドとしては、例えばコロイド状アルブミン、寒天、アラ
ビアゴム、アルギン酸、加水分解されたセルロースアセ
テート、アクリルアミド、イミド化ポリアミド、ポリビ
ニルアルコール、加水分解されたポリビニルアセテー
ト、ゼラチン誘導体、例えば米国特許第2,614,928号、
同第2,525,753号に記載されている如きフェニルカルバ
ミルゼラチン、アシル化ゼラチン、フタル化ゼラチン、
あるいは米国特許第2,548,520号、同第2,831,767号に記
載されている如きアクリル酸スチレン、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル等のエチレ
ン基を持つ重合可能な単量体をゼラチンにグラフト重合
したもの等を挙げることができ、これらの親水性コロイ
ドはハロゲン化銀を含有しない層、例えばハレーション
防止層、保護層、中間層等にも適用できる。
【0033】本発明に用いる支持体としては、感光材料
に一般的に使用されるものであれば特に制限はない。
【0034】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の
現像に用いられる現像主薬としては次のものが挙げられ
る。HO−(CH=CH)n−OH型現像主薬の代表的なものとし
ては、ハイドロキノンがあり、その他にカテコール、ピ
ロガロール及びその誘導体ならびにアスコルビン酸、ク
ロロハイドロキノン、ブロモハイドロキノン、メチルハ
イドロキノン、2,3-ジブロモハイドロキノン、2,5-ジエ
チルハイドロキノン、カテコール、4-クロロカテコー
ル、4-フェニル−カテコール、3-メトキシ-カテコー
ル、4-アセチル-ピロガロール、アスコルビン酸ソーダ
等がある。
【0035】また、HO−(CH=CH)n−NH2型現像剤として
は、オルト及びパラのアミノフェノールが代表的なもの
で、4-アミノフェノール、2-アミノ-6-フェニルフェノ
ール、2-アミノ-4-クロロ-6-フェニルフェノール、N-メ
チル-p-アミノフェニール等がある。
【0036】更に、H2N−(CH=CH)n−NH2型現像剤とし
ては例えば4-アミノ-2-メチル-N,N-ジエチルアニリン、
2,4-ジアミノ-N,N-ジエチルアニリン、N-(4-アミノ-3-
メチルフェニル)-モルホリン、p-フェニレンジアミン等
がある。
【0037】ヘテロ環型現像剤としては、1-フェニル-3
-ピラゾリドン、1-フェニル-4,4-ジメチル-3-ピラゾリ
ドン、1-フェニル-4-メチル-4-ヒドロキシメチル-3-ピ
ラゾリドンのような3-ピラゾリドン類、1-フェニル-4-
アミノ-5-ピラゾロン、5-アミノラウシル等を挙げるこ
とができる。
【0038】その他、T.H.ジェームス著ザ・セオリ
ィ・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス第4版(The
Theory of Photographic Process Fourth Edition)第2
91〜334頁及びジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケ
ミカル・ソサエティ(Journalof the American Chemical
Society)第73巻、第3,100頁(1951)に記載されている
ごとき現像剤が本発明に有効に使用し得るものである。
これらの現像剤は単独で使用しても2種以上組み合わせ
てもよいが、2種以上を組み合わせて用いる方が好まし
い。また本発明にかかる感光材料の現像に使用する現像
液には保恒剤として、例えば亜硫酸ソーダ、亜硫酸カ
リ、等の亜硫酸塩を用いても、本発明の効果が損なわれ
ることはない。又保恒剤としてヒドロキシルアミン、ヒ
ドラジド化合物を用いることができ、この場合その使用
量は現像液1l当たり5〜500gが好ましく、より好まし
くは20〜200gである。
【0039】また現像液には有機溶媒としてグリコール
類を含有させてもよく、そのようなグリコール類として
はエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピ
レングリコール、トリエチレングリコール、1,4-ブタン
ジオール、1,5-ペンタンジオール等があるが、ジエチレ
ングリコールが好ましく用いられる。そしてこれらグリ
コール類の好ましい使用量は現像液1l当たり5〜500g
で、より好ましくは20〜200gである。これらの有機溶媒
は単独でも併用しても用いることができる。
【0040】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料
は、上記の如き現像抑制剤を含んだ現像液を用いて現像
処理することにより極めて保存安定性に優れた感光材料
を得ることができる。
【0041】上記の組成になる現像液のpH値は好まし
くは9〜13であるが、保恒性及び写真特性上からpH値
は10〜12の範囲が更に好ましい。現像液中の陽イオンに
ついては、ナトリウムよりカリウムイオンの比率が高い
程現像液の活性度を高めることができるので好ましい。
【0042】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料
は、種々の条件で処理することができる。処理温度は、
例えば現像温度は50℃以下が好ましく、特に25℃〜40℃
前後が好ましく、又現像時間は2分以内に終了すること
が一般的であるが、特に好ましくは10秒〜50秒が好効果
をもたらすことが多い。
【0043】又現像以外の処理工程、例えば水洗、停
止、安定、定着、更に必要に応じて前硬膜、中和等の工
程を採用することは任意であり、これらは適宜省略する
こともできる。更にまた、これらの処理は皿現像、枠現
像などいわゆる手現像処理でも、ローラー現像、ハンガ
ー現像など機械現像であってもよい。
【0044】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
る。なお、当然のことではあるが、本発明は以下述べる
実施例に限定されるものではない。
【0045】実施例−1 (乳剤の調製)pH3.0の酸性雰囲気下でコントロールド
ダブルジェット法によりロジウム塩を、銀1モル当たり
10-5モル含有する平均粒経0.11μm、ハロゲン化銀組成
単分散度15、臭化銀を5モル%含む塩臭化銀粒子を作成
した。粒子の成長は、ベンジルアデニンを1%のゼラチ
ン水溶液1l当たり30mg含有する系で行った。銀とハラ
イドの混合後、6-メチル-4-ヒドロキシ-1,3,3a,7-テト
ラザインデンをハロゲン化銀1モル当たり600mg加え、
その後水洗、脱塩した。
【0046】次いで、ハロゲン化銀1モル当たり60mgの
6-メチル-4-ヒドロキシ-1,3,3a,7-テトラザインデンを
加えた後、ハロゲン化銀1モル当たり15mgのチオ硫酸ナ
トリウムを加え、60℃でイオウ増感をした。イオウ増感
後安定剤として6-メチル-4-ヒドロキシ-1,3,3a,7-テトラザイ
ンデンをハロゲン化銀1モル当たり600mg加えた。
【0047】得られた乳剤に添加剤を下記の付量になる
ように調製添加し、特開昭59-19941号の実施例−1によ
りラテックス下引処理した厚さ100μmのポリエチレンテ
レフタレート支持体の下引層上に塗布した。
【0048】 ラテックスポリマー:スチレン-ブチル アクリレート-アクリル酸3元共重合ポリマー 1.0g/m2 テトラフェニルホスホニウムクロライド 30 g/m2 サポニン 200 mg/m2 ポリエチレングリコール 100 mg/m2 ハイドロキノン 200 mg/m2 スチレン−マレイン酸共重合体 20 mg/m2 ヒドラジン化合物(H) 50 mg/m2 5-メチルベンゾトリアゾール 30 mg/m2 減感色素(M) 20 mg/m2 アルカリ処理ゼラチン (等電点4.9) 1.5 g/m2 ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル 15 mg/m2 銀量 2.8 g/
【0049】
【化10】
【0050】(乳剤層保護膜)乳剤層保護膜として、下
記の付量になるよう調製して、乳剤とともに同時重層塗
布した。
【0051】 弗素化ジオクチルスルホコハク酸エステル 200 mg/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 100 mg/m2 マット剤:ポリメタクリル酸メチル(平均粒径3.5μm) 100 mg/m2 硝酸リチウム塩 30 mg/m2 没食子酸プロピルエステル 300 mg/m2 2ーメルカプトベンツイミダゾールー5ースルホン酸ナトリウム 30 mg/m2 アルカリ処理ゼラチン(等電点4.9) 1.3 g/m2 コロイダルシリカ 30 mg/m2 スチレン−マレイン酸共重合体 100 mg/m2 ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル
15 mg/m 次に乳剤層とは反対側の支持体に、特開平2−2261
43号実施例−1と同様にして帯電防止層及びハレーシ
ョン防止層を設けた。 (現像液処方)1リットル分 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 1 g 亜硫酸ソーダ 60 g リン酸三ナトリウム(12水塩) 75 g ハイドロキノン 22.5 g N,N-ジエチルエタノールアミン 15 g 臭化ナトリウム 3 g 5-メチルベンゾトリアゾール 0.25g 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 0.08g メトール 0.25g 水を加えて1リットルとし、水酸化ナトリウムでpHを11.7に調整する。 (定着液処方)1リットル分 組成A チオ硫酸アンモニウム 240 ml チオ硫酸ナトリウム 27 g 酢酸ナトリウム3水塩 16 g ホウ酸 6.7g クエン酸ナトリウム2水塩 2 g 酢酸(90%水溶液) 8 g 組成B 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%w/wの水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム(Al2O3換算含量が8.1%w/wの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順
に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。この定着液のp
Hは約4.3であった。 (水洗水処方)水1リットルに対し表1に示す半極性有
機ホウ素高分子を添加し、水洗工程に用いた。
【0052】(現像処理条件) 工程 温度(℃) 時間(秒) 現像 30 30 定着 30 20 水洗 常温 10 乾燥 45 15 (評価方法)ローラー汚れ 現像液300ml/min、定着液500ml/minの割合で開始液と同
一組成の補充液で補充しながら200m2のフィルムを処理
した。評価の尺度としてフィルム及び自動現像機のロー
ラーのスラッジによる汚れが極めて軽微である時を
「5」とし、「1」はかなり汚れが発生し実用的に使用
不可のレベルとして5段階評価した。
【0053】経時保存性 処理後の経時保存性は露光、処理したフィルムを40℃、8
0%の環境下で5日間放置した時の現像銀の黄褐色の着
色が極めて軽微である時を「5」とし、着色が濃く実用
的に使用不可のレベルを「1」として5段階評価した。
【0054】水垢の発生し易さ 水垢の発生の程度は現像液300ml、定着液500mlの割合で
開始液と同一組成の補充液で補充しながら水洗水15リッ
トル/m2の条件のもとに100m2/Dayでフィルムを処理し、
20日たった時点での水洗水の状態を目視評価した。水垢
の殆ど認められない場合を「5」とし、「1」は水垢が
あきらかに発生した場合とする5段階評価を行った。
【0055】(結果)上記により作成したフィルムを上
記処理処方及び条件で20日間処理した後水洗水の水垢の
発生を目視で評価した。結果を表1に示す。尚、水洗水
中には1リットル中に表1に示す種類および量の本発明
の半極性ホウ素高分子化合物を添加した。
【0056】
【表1】
【0057】表1の結果から本発明の試料はいずれも水
垢の発生が大幅に抑えられていることがわかる。
【0058】また作成したフィルムを上記処方及び条件
で処理し、ローラー汚れ、経時保存性について評価し
た。結果を表2に示す。尚、定着液中には1リットル中
に表2に示す種類および量の本発明の半極性ホウ素高分
子化合物を添加した。ただしこの場合水洗水には添加し
ていない。
【0059】
【表2】
【0060】表2の結果から明らかなように本発明の試
料はローラー汚れ、経時保存性ともに大幅に良化するこ
とがわかる。
【0061】
【発明の効果】本発明により、長期にわたり、大量の感
光材料を処理した時にも写真性能が硬調で減感すること
なく、迅速に処理し、かつローラーやベルトにスラッジ
が付着しにくく、さらに処理後の経時保存性に優れた画
像形成方法を提供することができた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも1つのハロゲン化
    銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を画像露光
    した後、現像、定着処理し、下記一般式にて表される半
    極性有機ホウ素高分子化合物の1種もしくは2種以上を
    含む水洗水で水洗し、乾燥することを特徴とする画像形
    成方法。 【化1】
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも1つのハロゲン化
    銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料を画像露光
    した後、現像、処理し、請求項1記載の半極性有機ホウ
    素高分子化合物の1種もしくは2種以上を含む定着液で
    処理することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 定着液が酸性定着硬膜剤を含有すること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像形成方法。
JP24777891A 1991-09-26 1991-09-26 画像形成方法 Pending JPH0588308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6129055A (en) * 1998-03-03 2000-10-10 Clasp, Inc. Ring belt

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