JPH04170421A - カラーフイルター保護膜形成用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

カラーフイルター保護膜形成用エポキシ樹脂組成物

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JPH04170421A
JPH04170421A JP2296716A JP29671690A JPH04170421A JP H04170421 A JPH04170421 A JP H04170421A JP 2296716 A JP2296716 A JP 2296716A JP 29671690 A JP29671690 A JP 29671690A JP H04170421 A JPH04170421 A JP H04170421A
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JP
Japan
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epoxy resin
color filter
protective film
anhydride
bisphenol
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JP2296716A
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English (en)
Inventor
Michio Uruno
道生 宇留野
Akihiro Kobayashi
明洋 小林
Hiroshi Minamizawa
南沢 寛
Toshio Akima
敏夫 秋間
Takashi Morinaga
森永 喬
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 不発明は、液晶表示素子におけるカラーフィルターの保
護膜を形成するのに好適なカラーフィルター保護膜形成
用エポキシ樹脂組成物に関する。
(従来の技術) 近年、液晶を用いたカラー表示素子の大型化が進むにつ
れて、液晶表示素子に対する信頼性が急速に高まりつつ
ある。これらのカラー表示装置は。
赤@)、緑IG)、青(B)の3色のパターン化された
カラーフィルター層を液晶素子の内部に配置したもので
、液晶を光シヤツターとして作動させることにより、フ
ルカラー表示を再現す−る方式である。
液晶素子の内部にカラーフィルターを配置する方法とし
て次の2つの方法が一般に知られている。
■ ガラス等の基板上Kまずインジウムチンオキシド(
ITO)等からなる無機薄膜を蒸着し。
ホトリソグラフィーによりパターニングし透明電極を形
成した後、この上に液晶を配置する方法。
■ ガラス等の基板上に直接カラーフィルターを設け、
この上にITOを蒸着し、ホトリソグラフィーによりバ
ターニングし透qt極を形成した後、さらにこの上に液
晶を配置する方法。
上記■の方法は、透明電極を形成した後にカラーフィル
ターを形成すれば良いため、カラーフィルターに要求さ
れる耐薬品性、耐熱性等は、それほど苛酷なものではな
い。しかしながら、液晶の動作時にフィルター層の内部
抵抗によ−る電圧降下。
あるいはフィルター層内部のインピーダンス各量による
遅れ時間が発生し、悪影蕃を及ぼすという欠点がある。
  ゛ 一方、上記■の方法は、カラーフィルター上にITOを
蒸着し、ホトリングラフイーにより透明電極を形成させ
るので、カラーフィルターに要求される耐薬品性、耐熱
性等は苛酷なものとなるため、ITOを蒸着させる前に
カラーフィルターに保護膜を形成させておく必要がある
保護膜に要求される性能としては、耐薬品性。
耐熱性の他にガラス基板やカラーフィルターとの密着性
、レベリング性、透明性、耐傷性、耐染性等がめげられ
る。このうち、耐熱性は、保ffl膜上にITO等の透
明電極を蒸着により形成する際に保饅膜表面が通常20
0℃以上に加−熱されるため。
この条件下で安定であることが必要である。
この様な耐熱性、耐薬品性等に優れた透明材料としてポ
リイミド系樹脂、アクリル系樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂等が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来提案されている材料では一長一短が
あり保護膜に求められる上記の諸性能をバランス良く満
たすことは困難であった。
例えば、アクリル系樹脂では耐熱性が不十分でおること
と、保護膜の硬度が鉛筆硬度で2H以下であ、?、IT
O蒸着温度が200℃以上では膜表面にシワやクラック
が発生するという問題がある。
ポリイミド系樹脂においては、フェノとしての保存安定
性に欠け、保護膜性能のバラつきが大きいという問題点
がおる。
メラミン樹脂は、アミ7基が6官能で複酸な三次元の網
状構造を有する高分子であるため、比較的耐熱性が高<
、ITO蒸着後におけるシワ、クラックは生じにくいが
、ガラス基板やカラーフィルターとの密着性が極端に悪
く、基板やフィルター上で はじき が見られやすい等
の問題がある。
一方、エポキシ樹脂はガラス基板との密着性が良好で耐
薬品性、透明性に優れた保護膜が得られるが、一般に塗
布性と耐熱性とのバランスがと9にくいと言われている
。本発明者らの予備検討でも分子量が十分に大きくない
ビスフェノールA型エポキシ樹脂を用いると、耐熱性は
良好でITO蒸着後のシワやクラックは入らないが、塗
布性が悪く基板やフィルター上で はじき が見られ。
又この問題を解決するために高分子量のビスフェノール
A型エポキシ樹脂を用いたところ、はじき“は解消され
たが、耐熱性が低下し、ITO蒸着後に膜全面にシワ、
クラックが発生した。
本発明は、保存安定性に優れ、それにより形成される保
護膜が、耐熱性、耐クラック性、平滑性。
透明性9発着性、耐水性、耐薬品性等のカラーフィルタ
ー保護膜特性に優れたカラーフィルター保護膜形成用エ
ポキシ樹脂組成物を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、下記囚〜■)を必須成分として含むカラーフ
ィルター保護膜形成用エポキシ樹脂組成物に関する。
(A)  エポキシ当量4000以上のビスフェノール
A型エポキシ樹脂。
(B)  ビスフェノールAのジグリンジルエーテル 
   ゛及び/または水添ビスフェノールAのジグリシ
ジルエーテル。
(C)  多価カルボン酸無水物及び多価カルボン酸か
ら選ばれる少なくとも1種の化合物 及び ■)上記囚〜tc> を溶解させることの可能な溶剤本
発明に使用される(A)成分のエポキシ当量2000以
上のビスフェノールA型エポキシ樹脂は9例えば、ビス
フェノールAとエビハロヒドリンとを苛性ソーダ等の強
アルカリの存在下に直接反応させ、−段でエポキシ当量
2000以上の樹脂を得る方法(−段法)、またはビス
フェノールAのジグリシジルエーテルを出発原料として
、さらにビスフェノニルAを少量の付加触媒の存在下に
重合さぞて、エポキシ当量2,000以上の樹脂を得る
方法(二段法)により得ることができる。
不発明に使用される[B)成分のビスフェノールAのジ
グリシジルエーテル及び/または水添ビスフェノールA
のジグリシジルエーテルハ、ビスフェノールA及び/ま
たは水添ビスフェノールAと大過剰のエビハロヒドリン
とを苛性ソーダ等の強アルカリの存在下に反応さぞるこ
とにより得ることができる。
これらのエポキシ樹脂は、苛性ソーダ、エビハロヒドリ
ン、ビスフェノールA等の未反応物。
NaCl等の生成塩、三級アミン尋の反応触媒、及び反
応に使用した低沸点の溶剤等を、できる限り除去してお
くことが望ましい。特に、イオン性不純物は10 pp
m以下に低減しておくことが望ましい。
不発明に使用可能なエポキシ樹脂の市販品を商品名にて
示す。
囚)成分のエポキシ当量zooo以下のビスフェノール
A型エポキシ樹脂 エピコート1009.1010<油化シェルエポキシ社
製) アラルダイ)GY6099(チバ・カイギー社製)D、
E、R668,669(ダウ・ケミカル社製)(B)成
分のビスフェノールAのジグリシジルエーテルエビコー
ト827,828,834 (油化シェルエポキシ社製
) アラルダイトG’l’252,250,260,280
(チバ・ガイギー社製) D、E、R330,331,336,337(ダウ・ケ
ミカル社製) [B)成分の水添ビスフェノールAのジグリシジルエー
テル アデカレジンEP−4080(加電化工業社製)(A)
と(B)のエポキシ樹脂の混合比率はλ) : FB)
 −50〜90重量%:50〜10重量%〔因子(B)
−100重量%〕であることが必要である。(8)成分
がこの比率を越えると耐熱性が低下する傾向があり、逆
にこの比率未満ではコーテイング性が低下し、′はじき
“等の現象が起こる傾向がある。
不発明に使用される(C)成分の多価カルボン酸無水物
としては9例えば、無水イタコン酸、無水マレイン酸、
無水コ・・り酸、無水シトラコン酸、無水トチセニルコ
ハク酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水へキサヒドロ
フタル酸、無水メラルテトラヒドロフタル酸、無水メチ
ルへキサヒドロフタル酸、無水エンドメチレンテトラヒ
ドロフタル酸。
無水メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸等の脂
肪族ジカルボン酸無水物;シクロペンタンテトラカルボ
ン酸二無水物、1.λ入4−ブタンテトラカルボン酸二
無水物等の脂肪族多価カルボン酸二無水物;無水フタル
酸、無水トリメリット酸。
無水ピロメリット酸、無水ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸、3.&4,4t−ジフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無水物等の芳香族多価カルボン酸無水物;エチ
レングリコールビストリメリテート。
グリセリントリストリメリテート等のエステル基含有酸
無水物などを挙げることができる。耐熱性の点から芳香
族多価カルボン酸無水物が好ましい。
耐熱性と溶剤に対する溶解性のバランスの点から無水ト
リメリット酸が特に好ましい。
また、この(C)成分の多価カルボン酸無水物としては
、市販の酸無水物系エポキシ樹脂硬化剤を使用すること
もできる。そのような市販品を商品名にて示すと、HN
−2200,HN−5500゜ハイミック酸、MHAC
(日立化成工業社製)。
リカジッドMH−700,TMEG、MTA−15゜1
8、DSDA(新日本理化社製)等を挙げることができ
る。
また、不発明に使用される(C)成分の多価カルボ:4
Rとしては例えば、イタコン酸、マレイン酸。
コハク酸、シトラコン酸、テトラヒドロンタル酸。
ヘキサヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、
シクロペンタンテトラカルボン酸等の脂肪族多価カルボ
ン酸;フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸。
ベンゾフェノンテトラカルボン酸等の芳香族多価カルボ
ン酸などを挙げることができる。耐熱性の点から芳香族
多価カルボン酸が好ましい。
上記の多価力〃ボン酸無水物及び多価カルボン酸は、1
種類のみで用いても、28類以上を組み合わせて用いて
も良い。
また(C)成分の混合比率は、 (A)+!B) IC
’)= 】o 。
重量*:1〜50重量−の範囲とすることが好ましく 
、 (Al+(B) : (C)= 1o o l量%
:5〜30i量チの範囲とすることがよシ好ましい。
(C)成分の配合量が1重量部に満たない塙合Kid。
硬化が不十分となって耐熱性、耐薬品性に優れた盪膜を
形成することが困難となる傾向があ凱また。50重量部
を越えると基板との接着性及び。
塗膜の耐アルカリ性が低下する傾向がおる。
また、必要に応じて一般のエポキシ樹脂の硬化に使用さ
れる硬化促進剤を組成物中に別途添加することもできる
このような硬化促進剤としては9例えば、塩酸等の無機
酸、酢酸、シュウ酸等の有機酸、トリエチルアミン、ベ
ンジルジメチルアミン等の第三級アミン類、2−エチル
−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール類、トリフ
ェニルホスフィン等のホスフィン類、BFs等のルイス
酸またはルイス酸塩などを挙げることができる。
さらに2本発明の組成物には、必要に応じて。
老化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤を透明性を損なわ
ない程度に添加することができる。
また2本発明の組成物にvfi着性を向上させるためカ
ンプリング剤を添加することは非常に有効である。その
ようなカップリング剤としては特に官能性シランカップ
リング剤が適邑であシ、ビニル基、メタク1ノロイル基
、水酸基、カルゲキシル基。
アミノ基、インシアネート基、エポキシ基等の反応性置
換基を有するシランカップリング剤、具体的にはビニル
トリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ/、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、T−イン
シアナートプoピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キ7ブaピルトリメトキシシラン等を挙げることができ
る。特にエポキシ基を有するシランカップリング剤が密
着性、耐溶剤性等に優れているため好ましい。
これらのカップリング剤の使用量は、(A)+(B11
00重量%に対して0.1〜5重量%とすることが好ま
しく、0.5〜3重量%とすることがより好ましい。少
なすぎると効果2>Eなく、多すぎると。
密着性、耐溶剤性、耐熱性が低下する傾向がある。
これらのシランカップリング剤は、1種類のみで用いて
も、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明に使用される組成物は上記(A)〜(C)成分を
溶解させることの可能なの)成分の溶剤に溶解、混合さ
せることによシ得られる。
本発明に使用されるの)成分の溶剤としては、上記囚〜
[C1成分を溶解し、かつこれらの成分と反応しないも
のであれば、特に制限はなく、$i々の溶剤を使用する
ことができる。
具体例としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、7クロヘキサノン等のケトン系溶
剤;ジエチルエーテル、イングロビルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン。
エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチル
エーテル、ジエテレングリコールジエテルエーテル等の
エーテル系溶剤;酢酸エテル。
酸1l−n−プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸−n−
ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、エチレングリコールモノエテルエーテルアセター
ト、ジエチレングリコール七ツメチルエーテルアセター
ト、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセター
ト、γ−ブチロラクトン等のエステル系溶剤;ジメナル
ボルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロ
リドン等のアミド系溶剤などが挙げられる。
これらの溶剤のうちエステル系溶剤及びケトン系溶剤が
好ましく、1種類の溶剤を単独で、または2種類以上の
溶剤を混合して使用することができる。
本発明の組成物の調製方法は特に限定されるものではな
く1例えば(A)〜(C)成分を同時に溶解して本発明
の組成物を調製しても良いし、必要に応じて各成分を別
々に溶解して2つ以上の溶液とし。
これらの溶液を混合して本発明の組成物を調製しても良
い。
このようにして調製される本発明の組成物の全固形分濃
度は10〜50TLi%であることが好ましく、15〜
40重fi%であることが好ましい。
10重量%未満では固形分濃度が薄すぎて塗膜の耐薬品
性、耐水性等の緒特性が不十分でおる場合があり、一方
50重量%を越えると、固形分濃度が高すぎて、塗膜の
レベリング性が低下したり。
塗膜の透明性が低下する場合がある。
上記のようにして調製した本発明の組成物を基板または
カラーフィルターの表面に塗布し、加熱硬化させること
により保護層を形成官ぞることかできる。
上記の組成物を基板等の表面に塗布する方法は特に制限
されず、&演法、スプレー法、ロールコート法2回転塗
布法等の他、スクリーン印刷、オフセット印刷等の印刷
による塗布方法により基板に塗布することができる。
本発明の組成物は乾燥後の膜厚が0.05〜30μm、
好ましくは0.1〜10μm程度になるように塗布され
た後、50〜300℃、好ましくは100〜250℃程
度の温度で01〜10時間。
好ましくは1〜5時間加熱することにより、保護膜とす
ることができる。
(実施例) 次に、実施例により本発明をきらに許しく訳明するが9
本発明はこれらに限定されるものではないO 実施例1 油化シェルエポキシ■製エビコー) 1009(エポキ
シ当量Z660)8gと同社製エビコー)82g(エポ
キシ当量190)29.及び無水トリメリット酸2gを
全固形分濃度が22%になるよ’)Kエチレンクリコー
ルモノエチルエーテルアセタートトジエチレングリコー
ル七ツメチルエーテルを2:1(重量比)で混合した溶
剤に室温で均一に混合、溶解させた。さらにシランカッ
プリング剤として、γ−グリシドキシプロビルトリメト
キシシラン(トーン・シリコーン■製5H−6040)
0.19を添加して均一化した。得られた溶液を孔径0
.2μmのメンブランフィルタ−で濾過した後、スピン
コーターを用いてガラス板上に回転数4000 rpm
で回転塗布した。塗布後ガラス板を180℃の恒温槽に
て1時間加熱処理し塗g會硬化させた。得られた塗膜の
表面は極めて平滑であり、ピンホール等は全く見られな
かった。二元速干渉顕微鏡によって測定した膜厚は1.
2μmでめった。
このようにして作製した塗膜について以下の試験を行っ
た。まず塗膜のガラス板との接着性を調べるために、テ
ープ剥離による基盤目試験<JI8に−5400)を行
った。その結果剥離は全く見られなかった。次に塗膜の
吸収スペクトルを塗布したものと同じガラス板をリファ
レンスとして測定した。350 nm〜800nmの領
域において光線透過率は95%以上であった。また、こ
の塗膜をつけたガラス板を沸騰水中に5時間放置後。
あるいはN−メチルピロリドン中に室温で30分間放置
後、あるいは250℃のギヤオーブン中に1時間放置後
、それぞれ上記の基盤目試験及び光線透過率の測定を行
ったが、いずれの場合にも剥離や光線透過率の低下は認
められなかった。
これらの結果から1本発明に使用される組成物により形
成される塗膜が平滑であり、透明性、接着性、耐水性、
耐薬品性、耐熱性等に極めて優れていることが明らかで
ある。
実施例2 実施例1において、エビコー’1009t−6,09、
エピコート828を4.0gに変更した以外は。
実施例1と同様にして組成物溶液5r調製した。次いで
実施例1と同様にして回転塗布法によりガラス板上に硬
化後の膜厚が1.0μmの塗膜を形成させた。塗布表面
は非常に平滑でめった。得られた塗膜について実施例1
と同じ試験を行った結果は表IK示す通り良好でめった
実施例3 実施例1において、エピコート828の代わりに加電化
工業■製アデカレジンEP −4080’i使用した以
外は、実施例1と同様にして組成物溶液を調製した。次
いで実施例1と同様にして回転塗布法によりガラス板上
に硬化後の膜厚が1.1μmの塗膜を形成させた。塗膜
表面は非常に平滑であった。得られた塗膜についての試
験結果は表1に示した通りでめった。
実施例4 実施例1において無水トリメリット酸の代わりに無水ビ
ロメリツ)ill 9を使用し2組成物溶液を調製した
。なお溶剤の使用量は全固形分濃度が実施例1と同じに
なるように調節した。次いで実施例1と同様にして、溶
液をガラス板上に回転塗布して180℃で2時間硬化し
、硬化後の膜厚が1.1μmの塗膜を形成させた。塗膜
の表面は非常に平滑でめった。得られた塗膜についての
試験結果は表1に示した通りであった。
実施例5 実施例1において無水トリメリット酸の代わりにベンゾ
フェノンテトラカルボン酸無水’fh 1 G k使用
し1組成物溶液を調製した。なお溶剤の使用i#i全固
形分濃度が実施例1と同じになるように調節した。次い
で実施例1と同様にして、溶液をカラス板上に回転塗布
して180℃−12時間硬化し、硬化後の膜厚が1.1
μmの塗膜を形成させた。
塗膜の表面は非常に平滑であった。得られた塗膜の試験
結果は表1に示した通りであった。
以下全白 実施例6 実施例1〜5で形成した塗膜の表面硬度を鉛筆硬度法(
JIS K−5400)によシ評価した。
結果は表2に示す通りであった。
表2 比較例1 実施例1においてエピコート828を使用せずに、エビ
コー)1009を10.09に変更した以外は、実施例
1と同様にして回転塗布法によシガラス板上に硬化後の
膜厚が1.5μmの塗膜を形成させた。得られた塗膜の
試験結果は表3に示す通りであった。
比軒例2 実施例IVcおいてエビコー)1009の代わりに油化
シェルエポキシ■製エピコート1004(エポキシ当量
910)を使用した以外は、実施例1と同様にして回転
塗布法によりガラス板上に硬化後の膜厚がLOμmの塗
膜を形成させた。得られた塗膜の試験結果は表3に示す
通シであった。
表3 実施例7 実施例1〜5で調製した組成物溶液を用いてカラーフィ
ルター基材への適性を調べた。試験法としては一般的に
知られている方法でカラーフィルター基材を作製し、こ
の基材上への塗布性と耐熱性を調べた。カラーフィルタ
ー基材の作製はまず透明ガラス基板上にゼラチン−重ク
ロム豪アンモニウム(10:1.重量比)の水溶液を乾
燥後の膜厚が1μmとなるように回転塗布した彼、80
℃で10分間乾燥し、得られた塗膜に紫外線を照射した
後、純水で現像することによシ、染色基質層を得た。こ
れを下記の赤色染色浴に浸漬し、水洗後、150℃で3
0分間乾燥することにより。
赤色に染色されたカラーフィルター基材を形成した。
染色浴 次に、このカラーフィルター基材上に前記組成物溶液を
2.00Orpmで回転塗布し、180℃で1時間乾燥
することにより保護層を形成した。
このようにして作製された保護膜つきカラーフィルター
上に、インジウムチンオキシド(ITO)を常法に従い
蒸着した後、ホ) IIソゲラフイーによりパターニン
グした。
このITOのパターンを有するカラーフィルターを光学
顕微鏡で詳細に観察したが、カラーフィルターや保護膜
にシワやクラック等は全く認められず、カラーフィルタ
ーと保護膜との接着性、密着性も良好であった。
比較例3 実施例7において、実施例1〜5で調製した組成物溶液
の代わシに、比較例1〜3で調製した組成物溶液を使用
した以外は、実施例7と全く同様にカラーフィルターを
製造し、ITOを蒸着した後パターニングしたものを光
学顕微鏡で詳細に観察したところ、比較例1及び比較例
2で調製した組成物溶液を使用して形成させた保護膜の
全面にシワやクラックが発生していた。また、比較例2
で調製した組成物溶液を使用して形成させた保護膜は染
色基質上で′はじき“が見られた。
(発明の効果) 本発明のカラーフィルター保護膜形成用組成物は、保存
安定性に優れており、これにより形成される保護膜は、
耐熱性、耐クラツク性に優れ1表面保護層としてその上
にITO等の透明電極を形成するのに適してお糺 しか
も極めて平滑で透明性に優れているため鮮明な画像を得
ることができる。
また、形成される保護膜は基板や染色基質層との密着性
に優れ、耐水性、耐薬品性等も優れているため、長期に
わたる使用においても高い信頼性を得ることができる。
、(七。
代理人 弁理士 若 林 邦 章五”

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記(A)〜(D)を必須成分として含むカラーフ
    イルター保護膜形成用エポキシ樹脂組成物。 (A)エポキシ当量2,000以上のビスフェノールA
    型エポキシ樹脂、 (B)ビスフェノールAのジグリシジルエーテル及び/
    または水添ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、 (C)多価カルボン酸無水物及び多価カルボン酸から選
    ばれる少なくとも1種の化合物 及び (D)上記(A)〜(C)を溶解させることの可能な溶
    剤 2、(A)と(B)のエポキシ樹脂の混合比率が(A)
    :(B)=50〜90重量%:50〜10重量%〔(A
    )+(B)=100重量%〕であり、(C)成分の多価
    カルボン酸無水物及び多価カルボン酸から選ばれる少な
    くとも1種の化合物のエポキシ樹脂に対する混合比率が
    (A)+(B):(C)=100重量%:1〜50重量
    %である請求項1記載のカラーフィルター保護膜形成用
    エポキシ樹脂組成物。 3、(C)の多価カルボン酸無水物及び多価カルボン酸
    から選ばれる少なくとも1種の化合物が無水トリメリッ
    ト酸である請求項1又は2記載のカラーフィルター保護
    膜形成用エポキシ樹脂組成物。
JP2296716A 1990-11-01 1990-11-01 カラーフイルター保護膜形成用エポキシ樹脂組成物 Pending JPH04170421A (ja)

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JP2296716A Pending JPH04170421A (ja) 1990-11-01 1990-11-01 カラーフイルター保護膜形成用エポキシ樹脂組成物

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JP (1) JPH04170421A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067156A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Denki Kagaku Kogyo Kk エポキシ樹脂組成物、回路基板及び発光装置

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