JPH04169564A - シアノビフェニル誘導体の製造方法 - Google Patents

シアノビフェニル誘導体の製造方法

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JPH04169564A
JPH04169564A JP2293006A JP29300690A JPH04169564A JP H04169564 A JPH04169564 A JP H04169564A JP 2293006 A JP2293006 A JP 2293006A JP 29300690 A JP29300690 A JP 29300690A JP H04169564 A JPH04169564 A JP H04169564A
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cyanobiphenyl
mmol
crown
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cyanide
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義弘 杉
Takamasa Hanaoka
隆昌 花岡
Takehiko Matsuzaki
松崎 武彦
Kazuhiko Takeuchi
和彦 竹内
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、液晶、あるいは耐熱性及び液晶性高分子等の
中間体として利用できるシアノビフェニルの製造方法に
関するものであり、詳しくは、芳香族炭化水素溶媒中で
パラジウム錯体及びクラウンエーテルの存在下でハロゲ
ン化ビフェニルと青酸アルカリ金属塩を接触させること
を特徴とするシアノビフェニルの合成法に関するもので
ある。
[従来技術] フェナンスレン、ビフェニル等の多環芳香族炭化水素の
特定の位置にシアノ基をもつ化合物は、液晶、あるいは
耐熱性、液晶性高分子の重要な構成要素であり、性能の
改善を目指し、各種の誘導体が開発する研究がなされて
いる。
従来、芳香族ハロゲン化物からシアノ化合物を合成する
際はアルコール等の有機溶媒またはこれらと水の混合物
中でハロゲン化合物と青酸塩を反応させることにより行
われてきた。例えば、エタノール中、塩化ベンジル等を
青酸ナトリウム等の青酸塩と反応させることによるアリ
ールアセトニトリルを合成する方法が知られている。し
かし、この方法をブロムベンゼン等のハロゲン化芳香族
化合物に適用しても低い収率でしか目的化合物が得られ
ない。この状況のもとで、反応性の比較的低い4,4′
−ジブロモビフェニルのようなハロゲン化ビフェニルか
ら工業的に重要な中間体であるシアノビフェニルを効率
的に合成する方法の確立が望まれていた。
本発明者らはかねてよりビフェニル誘導体を原料とする
種々の有機合成に関する研究に鋭意努力を重ね、パラジ
ウム錯体及びクラウンエーテルの共存下で反応を行うこ
とによりハロゲン化ビフェニルからシアノビフェニル誘
導体を効率的に合成できることを見いだし、本発明を完
成させるに至った・ [発明が解決しようとする問題点コ 本発明は、芳香族炭化水素溶媒中でパラジウム錯体及び
クラウンエーテルの存在下で一般式(I)で 表わされるハロゲン化ビフェニルと固体青酸塩を接触さ
せることを特徴とする一般式(n)で表わされるシアノ
ビフェニルの合成法に関する。
前記式(I)、(n)において、又はハロゲン、水素、
シアノ基、炭素数1〜20のアルキル基、アシル基また
はアルコキシ基を表わし、式(1)において、Yはハロ
ゲンを表わす。
[問題点を解決するための手段] 以下、本発明について、詳細に説明する。
まず本発明は、−数式(I)で 表わされるハロゲン化ビフェニルと固体青酸塩を反応さ
せることにより一般式(n)で 表わされるシアノビフェニルを製造する方法に関するも
のである。前記の式(1)、(n)において、Xはハロ
ゲン、水素、シアノ基、炭素数1〜20のアルキル基、
アシル基またはアルコキシ基を表わし、式(1)におい
て、Yはハロゲンを表わす。
これらの化合物は、液晶、あるいは耐熱性及び液晶性高
分子等の中間体として利用でき、また種々の医薬品、農
薬等の原料としても利用可能である。
本発明に用いられるハロゲン化ビフェニルとして幌臭化
物またはヨウ化物が連出である。またハロゲン、水素、
シアノ基、炭素数1〜20のアルキル基、アシル基また
はアルコキシ基により置換されていてもよい。具体的に
は、臭化物としては4−ブロモビフェニル、3−ブロモ
ビフェニル、2−ブロモビフェニル、4.4’ −ジブ
ロモビフェニル、3,3′−ジブロモビフェニル等の単
純な臭化物のほかに、4′−シアノ−4−ブロモビフェ
ニル等のシアノ置換体、4′−メチル−4−ブロモビフ
ェニル、4′−イソプロピル−4−ブロモビフェニル、
4′−へキシル−4−ブロモビフェニル等のアルキル置
換体、4′−アセチル−4−ブロモビフェニル、4′−
ヘキサンカルボキシ−4−ブロモビフェニル等のアシル
置換体、4′−メトキシ−4−ブロモビフェニル、4′
−ヘキサキシ−4−ブロモビフェニル等のアルコキシ置
換体等の臭化ビフェニルの置換体があげられる。
また、ヨウ化物としては4−ヨードビフェニル、3−ヨ
ードフェニル、2−ヨードビフェニル、4゜4′−ショ
ートビフェニル、3,3′ −ショートビフェニル等の
ほか、4′−シアノ−4−ヨードビフェニル等のシアノ
置換体、4′−メチル−4−ヨードビフェニル、4′−
イソプロピル−4−ヨードビフェニル、4′−へキシル
−4−ヨードビフェニル等のアルキル置換体、4′−ア
セチル−4−ヨードビフェニル、4′−ヘキサンカルボ
キシ−4−ヨードビフェニル等のアシル置換体。
4′−メトキシ−4−ヨードビフェニル、4′−ヘキサ
キシ−4−ヨードビフェニル等のアルコキシ置換体のヨ
ウ化ビフェニルの置換体があげられる。
本発明で用いられる青酸塩は、ナトリウム、カリウム、
リチウム等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩等があげ
られる。本発明の特徴はこれらを固体粉末状で反応に供
することである。
本発明で用いられるパラジウム錯体はボスフィン錯体が
最も適当である。この際、ホスフィンとしては、トリフ
ェニルホスフィン、トリトリルホフフィン、ドリアニシ
ルホスフィン等の芳香族ホスフィン類、トリブチルホス
フィン、トリイソプロピルホスフィン等のアルキルホス
フィン類、1゜3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロ
パン、1゜4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン等
のジホスフィン類があげられる。またパラジウム化合物
としては、塩化パラジウム、酢酸パラジウム等が用いら
れるが、予め零価錯体として反応に供した方が高い活性
が得られる。零価錯体としては、テトラキス(トリフェ
ニルホスフィン)パラジウム、ジ[(1,3−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)プロパンコバラジウム等があげら
れる。ホスフィノ基とパラジウムの比は2〜6、好まし
くは4近辺に設定するものである。触媒濃度は、原料の
ハロゲン化物に対して、115〜1/300モル等量、
好ましくは1/10〜1/100モル等量である。
本発明で用いられるクラウンエーテルは、18−クラウ
ン−6,18−ジシクロヘキシルクラウン−6,18−
ジベンゾクラウン−6等があげられる。ハロゲン化物と
クラウンエーテルの比は10−.1/100、好ましく
は1 / 5−1 / 50である。
本発明は不活性溶媒中で行われる。不活性溶媒として原
料及び生成物に溶解度の高いベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素溶媒が適当である。
本反応は反応温度として、60〜120℃程度で進行す
るが、高い温度では錯体が分解するので、100℃以下
の反応温度が適当である。また、パラジウム錯体は、酸
素と接触させると分解するので、反応を窒素等の不活性
雰囲気中で行う必要がある。
[実施例コ 以下、実施例に基づき、本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 4.4′−ジブロモビフェニル(1,56g。
5.0mmol)、青酸カリウム(1,63g。
25mmol)、テトラキス(トリフェニルホス−フィ
ン)パラジウム(230mg、0.5mmol)及び1
8−クラウン−6(1,06g。
4.0mmol)をトルエン100m1に溶解し、窒素
雰囲気中、100℃で4時間反応を行なった。
反応液を取り畠し、ガスクロマトグラフィーにより分析
した。その結果、4,4″−ジシアノビフェニル(98
7mg、4.84mmol)及び4′−ブロモー4−シ
アノビフェニル(23mg、0゜09mmol)が得ら
れた。
実施例2 4.4′−ジブロモビフェニル(1,56g。
5.0mmol)、青酸カリウム(1,63g。
25mmo l)、テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(230mg、0.5mmol)及び1
8−クラウン−6(518mg。
2.0mrnol)をトルエン100m1に溶解し、窒
素雰囲気中、100℃で9時間反応を行なった。
反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィーにより分析
した。その結果、4,4′−ジシアノビフェニル(54
7mg、2.68mmo 1)及び4′−ブロモ−4−
シアノビフェニル(388mg。
1.51mmol)が得られた。
実施例3 ゛ 4.4″−ジブロモビフェニル(1,56g。
5.0mmol)、青酸カリウム(1,63g。
25mmol) 、テトラキス(トリフェニルポスフィ
ン)パラジウム(230mg、0.5mmol)及び1
8−クラウン−6(518mg。
2.0mmol)をトルエン100m1に溶解し、窒素
雰囲気中、100°Cで5時間反応を行なった。
反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィーにより分析
した。その結果、4.4′−ジシアノビフェニル(27
3mg、1.63mmol)及び4′−ブロモ−4−シ
アノビフェニル(462mg。
1.80mmol)が得られた。
比較例1 4.4′−ジブロモビフェニル(1,56g。
5.0mmol)、青酸カリウム(1,63g。
25mmol)及びテトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(230mg、0.5mmol)をトル
エン100m1に溶解し、窒素雰囲気中、100℃で2
4時間反応を行なった。
反応液を取り出し、ガスクロマトグラフィーにより分析
した。その結果、4,4′−ジブロモビフェニルの2.
1%が反応し、4′−ブロモ−4−シアノビフェニル(
21mg、O,l○4mmol)が得られた。
比較例2 4.4′−ジブロモビフェニル(1,56g。
5.0mmol)、青酸カリウム(1,63g。
25mmo1)及び18−クラウン−6(518mg、
2.0mm01)をトルエン100m1に溶解し、窒素
雰囲気中、100℃で5時間反応を行なった。反応液を
取り出し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。そ
の結果、4,4′−ジシアノビフェニル及び4′−ブロ
モ−4−シアノビフェニルの生成は認められなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パラジウム錯体及びクラウンエーテルの存在下で
    一般式( I )で ▲数式、化学式、表等があります▼ 表わされるハロゲン化ビフェニルと青酸塩 を反応させることを特徴とする一般式(II)で ▲数式、化学式、表等があります▼ 表わされるシアノビフェニルの製造方法。 (( I )、(II)の式中、Xはハロゲン、水素、シア
    ノ基、炭素数1〜20のアルキル基、アシル基またはア
    ルコキシ基を、 ( I )において、Yはハロゲンを表わす。)
JP2293006A 1990-10-30 1990-10-30 シアノビフェニル誘導体の製造方法 Expired - Lifetime JPH0710819B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6331628B1 (en) 1999-03-29 2001-12-18 Nissan Chemical Industries, Ltd. Process for the preparation of benzonitrile compounds
JP2008189656A (ja) * 2006-11-29 2008-08-21 Saltigo Gmbh 芳香族または複素芳香族ニトリルを触媒的に製造する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6331628B1 (en) 1999-03-29 2001-12-18 Nissan Chemical Industries, Ltd. Process for the preparation of benzonitrile compounds
JP2008189656A (ja) * 2006-11-29 2008-08-21 Saltigo Gmbh 芳香族または複素芳香族ニトリルを触媒的に製造する方法

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