JPH10218830A - カルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法 - Google Patents

カルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法

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JPH10218830A
JPH10218830A JP9021414A JP2141497A JPH10218830A JP H10218830 A JPH10218830 A JP H10218830A JP 9021414 A JP9021414 A JP 9021414A JP 2141497 A JP2141497 A JP 2141497A JP H10218830 A JPH10218830 A JP H10218830A
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JP
Japan
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acid
carboxylic acid
palladium
selectivity
compound
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JP9021414A
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English (en)
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Takumi Tsunoda
巧 角田
Hiroshi Shiraishi
泰士 白石
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、(a)オレフィンを(b)一酸化
炭素及び(c)アルコール又は水と反応させてカルボン
酸エステル又はカルボン酸を製造する方法において、中
性に近い温和な条件下で、カルボン酸エステル又はカル
ボン酸(特にノルマル体)を高反応速度及び高選択率で
製造することを課題とする。 【解決手段】 本発明の課題は、(1)パラジウム、
(2)二座配位のホスフィン又はアルシン、(3)pK
a2以下の酸、及び(4)N−複素環式塩基の存在下
で、(a)オレフィンを(b)一酸化炭素及び(c)ア
ルコール又は水と反応させることを特徴とするカルボン
酸エステル又はカルボン酸の製造方法によって達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オレフィンからカルボ
ン酸エステル又はカルボン酸を高反応速度及び高選択率
で製造する方法に関する。カルボン酸エステル及びカル
ボン酸は、樹脂、香料等の原料として有用な化合物であ
る。
【0002】
【従来の技術】
(1)パラジウム、(2)ホスフィン又はアルシン及び
(3)反応促進剤(強酸又はその塩)を添加して、
(a)オレフィンを(b)一酸化炭素及び(c)アルコ
ール又は水と反応させてカルボン酸エステル又はカルボ
ン酸を製造する方法としては、特開昭59−82336
号公報、特開平4−282341号公報、同5−589
49号公報に記載された方法が知られている。
【0003】しかし、反応促進剤として強酸を用いる場
合、カルボン酸エステル又はカルボン酸(特にノルマル
体)が高選択率で得られるものの、強酸性の条件下で反
応を行わなければならず、反応器材質及び廃液処理等に
問題がある(特開昭59−82336号公報、特開平5
−58949号公報)。また、反応促進剤として強酸の
塩を用いる場合、反応系内でパラジウムにトリフルオロ
メタンスルホネートアニオンを配位させた触媒を使用
し、トリフェニルホスフィンを添加して、プロピレンを
一酸化炭素及びメタノールと反応させることによって酪
酸メチルが得られるが、生成物のうち、ノルマル体のエ
ステルの割合は不明である(特開平4−282341号
公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、(a)オレ
フィンを(b)一酸化炭素及び(c)アルコール又は水
と反応させてカルボン酸エステル又はカルボン酸を製造
する方法において、中性に近い温和な反応条件下、カル
ボン酸エステル又はカルボン酸(特にノルマル体)を高
反応速度及び高選択率で製造することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、 (1)パラジウム、 (2)一般式(I)で表される化合物、
【0006】
【化2】 (式中、M1 、M2 はP又はAsを示し、Rは炭素数1
〜8の二価の有機架橋基を示し、R1 、R2 、R3 、R
4 は炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜12のア
リール基を示す。)
【0007】(3)pKa2以下の酸、及び (4)N−複素環式塩基の存在下で、(a)オレフィン
を(b)一酸化炭素及び(c)アルコール又は水と反応
させることを特徴とするカルボン酸エステル又はカルボ
ン酸の製造方法によって達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】パラジウムとしては、パラジウム
金属及び/又はパラジウム化合物が使用される。パラジ
ウム金属としては、パラジウム−活性炭、パラジウム−
シリカ、パラジウム−アルミナ、パラジウム−ゼオライ
ト等のパラジウム金属が担体に担持されたものが挙げら
れる。また、パラジウム化合物としては、塩化パラジウ
ム、硝酸パラジウム、硫酸パラジウム等のパラジウムの
無機酸塩や、酢酸パラジウム等のパラジウムの有機酸塩
や、ビス(アセチルアセトナート)パラジウム、ビス
(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド、テ
トラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、トリ
ス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム等のパラジ
ウムの配位化合物などが挙げられる。パラジウムの使用
量は、例えば、オレフィン1モルに対して10-5〜1モ
ル、好ましくは10-4〜1モルである。
【0009】一般式(I)で表される化合物としては、
1 、M2 がP又はAsであって、Rが炭素数1〜8の
二価の有機架橋基(メチレン基、エチレン基、トリメチ
レン基、テトラメチレン基等の炭素数1〜8のアルキレ
ン基)であり、R1 、R2 、R3 、R4 が炭素数1〜8
のアルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基等)又は炭素数6〜12のアリール基(フェニル
基、トリル基等)である二座配位のホスフィン又はアル
シンが使用される。なお、M1 、M2 は通常は同一の基
であることが好ましく、R1 、R2 、R3 、R4 は同一
の基であっても、異なっている基であっても差し支えな
い。
【0010】前記のホスフィンとしては、ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)メタン、1,2−ビス(ジフェニルホ
スフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)
ブタン、1,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタ
ン等のビス(ジアリールホスフィノ)アルカンや、1,
2−ビス(ジメチルホスフィノ)エタン、1,3−ビス
(ジイソプロピルホスフィノ)プロパン、1,3−ビス
(ジt−ブチルホスフィノ)プロパン等のビス(ジアル
キルホスフィノ)アルカンなどが具体的に挙げられる
(但し、該アルカンの炭素数は1〜8である)。
【0011】また、前記のアルシンとしては、1,3−
ビス(ジフェニルアルシノ)プロパン、1,4−ビス
(ジフェニルアルシノ)ブタン等のビス(ジアリールア
ルシノ)アルカンなどが具体的に挙げられる(但し、該
アルカンの炭素数は1〜8である)。
【0012】一般式(I)で表される化合物の中では二
座配位のホスフィンが好ましく、中でも1,3−ビス
(ジフェニルホスフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)ブタン、1,5−ビス(ジフェニ
ルホスフィノ)ペンタンが好ましい。
【0013】一般式(I)で表される化合物の使用量
は、例えば、パラジウム1モルに対して1〜50モル、
好ましくは1〜20モルである。また、これらの化合物
は単独で使用しても二種以上混合して使用してもよく、
更にトリフェニルホスフィンのような単座配位のトリア
リールホスフィンと混合して使用しても差し支えない。
【0014】pKa2以下の酸としては、水溶液中18
℃においてpKaが2以下、好ましくは2以下で−25
以上の酸、例えば、pKaが2以下で−25以上の、ハ
ロゲン化水素酸、スルホン酸、ハロゲン化カルボン酸、
ヘキサフルオロリン酸、テトラフルオロホウ酸、過塩素
酸などが使用される。これらの酸は単独で使用しても複
数で使用してもよく、例えば、パラジウム1モルに対し
て0.01〜30モル、好ましくは0.1〜15モル使
用される。
【0015】前記のハロゲン化水素酸としては、塩化水
素酸(塩酸)、臭化水素酸、沃化水素酸等が挙げられ、
例えば、36重量%塩酸、47重量%臭化水素酸、57
重量%沃化水素酸等が好適に使用される。また、前記の
スルホン酸としては、メタンスルホン酸、トリフルオロ
メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、クロルス
ルホン酸等が挙げられ、前記のハロゲン化カルボン酸と
しては、トルフルオロ酢酸等のハロゲン化酢酸などが挙
げられる。pKa2以下の酸では、前記のハロゲン化水
素酸、スルホン酸、ハロゲン化カルボン酸、ヘキサフル
オロリン酸が好ましく、中でも沃化水素酸、メタンスル
ホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸、トリフルオロ酢酸、ヘキサフルオロリン酸
が特に好ましい。
【0016】また、本発明では、前記のハロゲン化水素
酸を反応系で生成させることができる化合物(ハロゲン
化水素酸源)もハロゲン化水素酸として好適に使用され
る。ハロゲン化水素酸源を使用する場合には、ハロゲン
化水素酸を生成させるために反応系に水を添加すること
が好ましい。水の添加量は、オレフィンを一酸化炭素及
びアルコールと反応させる場合は、例えば、オレフィン
1モルに対して0.01〜102 モル、好ましくは0.
1〜50モルである。オレフィンを一酸化炭素及び水と
反応させる場合は特に水を添加する必要はなく、反応原
料として使用される水で充分である。なお、ハロゲン化
水素酸源は、例えば、パラジウム1モルに対して0.0
1〜30モル、好ましくは0.1〜15モル使用され
る。
【0017】ハロゲン化水素酸源としては、アルカリ金
属のハロゲン化物(塩化ナトリウム、塩化カリウム、臭
化ナトリウム、臭化カリウム、沃化ナトリウム、沃化カ
リウム等)、アルカリ土類金属のハロゲン化物(塩化マ
グネシウム、臭化マグネシウム、沃化マグネシウム
等)、ハロゲン化アルキル(塩化メチル、臭化メチル、
沃化メチル、塩化エチル、臭化エチル、沃化エチル、沃
化イソプロピル等)、テトラアルキルアンモニウムハラ
イド(テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラメ
チルアンモニウムブロマイド、テトラメチルアンモニウ
ムヨーダイド等)、テトラアルキルホスホニウムハライ
ド(テトラメチルホスホニウムクロライド、テトラメチ
ルホスホニウムブロマイド、テトラメチルホスホニウム
ヨーダイド等)、ハロゲン単体(塩素、臭素、沃素等)
などが挙げられる。
【0018】本発明では、反応促進剤としてN−複素環
式塩基が使用される。N−複素環式塩基は少量でもまた
反応溶媒としても使用することができ、例えば、オレフ
ィン1モルに対して0.1〜103 モル、好ましくは
0.5〜102モル使用される。
【0019】N−複素環式塩基としては、ピリジン化合
物や、縮合N−複素環式化合物が挙げられる。ピリジン
化合物としては、例えば、ピリジンや、炭素数1〜8の
アルキル基を有するアルキル置換ピリジン(2−ピコリ
ン、3−ピコリン、4−ピコリン、2,4−ルチジン、
3,5−ルチジン、2,6−ルチジン、3,4−ルチジ
ン、4−シクロヘキシルピリジン等)や、炭素数1〜6
のアルコキシ基を有するアルコキシ置換ピリジン(2−
メトキシピリジン、4−メトキシピリジン等)や、炭素
数6〜14のアリール基を有するアリール置換ピリジン
(4−フェニルピリジン等)や、炭素数6〜10のアリ
ールオキシ基を有するアリールオキシ置換ピリジン(4
−フェノキシピリジン等)や、2,2’−ジピリジルな
どが挙げられる。また、縮合N−複素環式化合物として
は、例えば、キノリン類(キノリン、イソキノリン等)
や、1,10−フェナントロリンなどが挙げられる。N
−複素環式塩基ではピリジン、アルキル置換ピリジン、
キノリン類が好ましく、中でもピリジン、前記ピコリ
ン、前記ルチジン及びイソキノリンが特に好ましい。な
お、N−複素環式塩基は単独で使用しても複数で使用し
てもよい。
【0020】本発明では、反応速度及び/又は選択率を
向上させるために、前記のpKa2以下の酸の塩を反応
系に共存させることもできる。特に、pKa2以下の酸
としてハロゲン化水素酸を使用する場合、ハロゲン化水
素酸以外のpKa2以下の酸の塩を反応系に共存させる
ことが好ましい。pKa2以下の酸の塩としては、前記
のハロゲン化水素酸以外の酸のアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩、ランタノイド金属塩、銅塩、銀塩などが
挙げられる。これらの酸の塩の具体例としては、例え
ば、スルホン酸のランタノイド金属塩(トリフルオロメ
タンスルホン酸サマリウム、p−トルエンスルホン酸サ
マリウム、メタンスルホン酸サマリウム等)、スルホン
酸のアルカリ金属塩(トリフルオロメタンスルホン酸ナ
トリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム、メタン
スルホン酸ナトリウム、トリフルオロメタンスルホン酸
カリウム、p−トルエンスルホン酸カリウム、メタンス
ルホン酸カリウム等)、スルホン酸の銅塩(トリフルオ
ロメタンスルホン酸銅等)、スルホン酸の銀塩(トリフ
ルオロメタンスルホン酸銀等)、ハロゲン化カルボン酸
のランタノイド金属塩(トリフルオロ酢酸サマリウム
等)などが挙げられる。これらの酸の塩の中ではスルホ
ン酸のランタノイド金属塩が好ましい。
【0021】オレフィンとしては、例えば、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、1
−ペンテン、2−ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセ
ン、3−ヘキセン、3−メチル−1−ペンテン、3−ペ
ンテンニトリル、4−ペンテンニトリル、3−ペンテン
酸エステル(3−ペンテン酸メチル、3−ペンテン酸エ
チル等の3−ペンテン酸と炭素数1〜8の脂肪族アルコ
ールとのエステル)、4−ペンテン酸エステル(4−ペ
ンテン酸メチル、4−ペンテン酸エチル等の4−ペンテ
ン酸と炭素数1〜8の脂肪族アルコールとのエステ
ル)、スチレン等の炭素数2〜30の鎖式モノエンや、
1,5−ヘキサジエン等の炭素数5〜20の鎖式ジエン
や、シクロヘキセン等の炭素数5〜12の脂環式モノエ
ンや、1,5−シクロオクタジエン等の炭素数5〜20
の脂環式ジエンや、1,5,9−シクロドデカトリエン
等の炭素数10〜20の脂環式トリエンや、2,5−ノ
ルボルナジエン、ジシクロペンタジエン等のジシクロジ
エンなどが挙げられる。
【0022】アルコールとしては、例えば、メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノー
ル、n−ブタノール、i−ブタノール、t−ブタノー
ル、n−ヘキサノール、シクロペンタノール、シクロヘ
キサノール等の炭素数1〜20の1価のアルキルアルコ
ールや、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール等
の炭素数7〜20の1価のアラルキルアルコールや、フ
ェノール等の炭素数6〜14の1価のアリールアルコー
ルや、エチレングリコール、ブタンジオール等の炭素数
2〜20の2価のアルキルアルコールなどが使用され
る。水は、例えば、通常の蒸留水が使用される。なお、
アルコール又は水は、例えば、オレフィン1モルに対し
て0.05〜104 モル、好ましくは0.1〜103
ル使用される。
【0023】本発明では、反応溶媒として、アルコー
ル、水、又はN−複素環式塩基を使用することができる
が、反応に不活性な他の溶媒を使用しても差し支えな
い。他の反応溶媒としては、例えば、芳香族炭化水素
(ベンゼン、トルエン等)や、脂肪族非ハロゲン化炭化
水素(テトラリン、シクロヘキサン等)や、エーテル
(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等)や、ケトン(アセトン、メチルエチルケトン等)
や、エステル(酢酸メチル、ε−カプロラクトン等)
や、脂肪族ハロゲン化炭化水素(ジクロロメタン等)
や、アミド(N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチ
ルピロリドン等)や、スルホン(ジメチルスルホン、ス
ルホラン等)や、スルホキシド(ジメチルスルホキシド
等)や、ニトリル(アセトニトリル、ベンゾニトリル、
アジポニトリル等)などが挙げられる。
【0024】反応は、例えば、耐圧反応器にアルコール
又は水を入れて、前記の、N−複素環式塩基、パラジウ
ム、pKa2以下の酸、ホスフィン又はアルシン、及び
オレフィンを添加した後、一酸化炭素で加圧して所定の
反応条件で行われる。一酸化炭素の圧力は、例えば、
0.5〜300kg/cm2 G、好ましくは1〜200
kg/cm2 Gである。また、オレフィンに対する一酸
化炭素の割合(CO:オレフィン)は、例えば、モル比
で1以上であり、反応中の一酸化炭素の量は少なくとも
化学量論量を満足するに充分な量であればよい。なお、
反応温度は、例えば、20〜300℃、好ましくは50
〜200℃である。反応後、生成したカルボン酸エステ
ル又カルボン酸は蒸留等により容易に分離精製される。
【0025】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、オレフィン転化率及びカルボン
酸エステル又はカルボン酸選択率は次式により求めた。
【0026】
【数1】
【0027】
【数2】
【0028】実施例1 メタノール(12.00g)及びイソキノリン(12.
00g)に、酢酸パラジウム(0.584mmol)及
び1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(3.
504mmol)を溶解させ、更にトリフルオロメタン
スルホン酸(5.256mmol)を添加した後、1−
ヘキセン(143mmol)を加えた。この溶液を、攪
拌装置を備えた内容積100mlのオートクレーブに入
れ、オートクレーブ内を一酸化炭素で置換した後、室温
で圧力が40kg/cm2 Gになるまで一酸化炭素を導
入した。そして、攪拌下、消費される一酸化炭素を追加
導入しながら、60kg/cm2 Gの定圧下、145℃
で1時間反応を行った。反応終了後、反応液をガスクロ
マトグラフィーにより分析したところ、1−ヘキセン転
化率が92%、カルボン酸エステル選択率が90%で、
エステルのうち、ノルマル体であるヘプタン酸メチルの
割合が76%であった。
【0029】実施例2 トリフルオロメタンスルホン酸に代えてp−トルエンス
ルホン酸(5.256mmol)を用いたほかは、実施
例1と同様の操作を行った。その結果、1−ヘキセン転
化率が81%、カルボン酸エステル選択率が85%で、
エステルのうち、ノルマル体であるヘプタン酸メチルの
割合が75%であった。
【0030】実施例3 トリフルオロメタンスルホン酸に代えてトリフルオロ酢
酸(5.256mmol)を用いたほかは、実施例1と
同様の操作を行った。その結果、1−ヘキセン転化率が
81%、カルボン酸エステル選択率が85%で、エステ
ルのうち、ノルマル体であるヘプタン酸メチルの割合が
75%であった。
【0031】実施例4 酢酸パラジウムに代えてパラジウムの0価錯体であるト
リス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.2
92mmol)を用いたほかは、実施例1と同様の操作
を行った。その結果、1−ヘキセン転化率が90%、カ
ルボン酸エステル選択率が97%で、エステルのうち、
ノルマル体であるヘプタン酸メチルの割合が76%であ
った。
【0032】比較例1 イソキノリンに代えてベンゼン(12.00g)を用い
たほかは、実施例1と同様の操作を行った。その結果、
1−ヘキセン転化率が30%、カルボン酸エステル選択
率が36%で、エステルのうち、ノルマル体であるヘプ
タン酸メチルの割合が79%であった。
【0033】比較例2 1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンに代えて
トリフェニルホスフィン(2.920mmol)を用い
たほかは、実施例1と同様の操作を行った。その結果、
1−ヘキセン転化率が17%、カルボン酸エステル選択
率が50%で、エステルのうち、ノルマル体であるヘプ
タン酸メチルの割合が70%であった。実施例1〜4及
び比較例1、2の結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】実施例5 1−ヘキセンに代えて2−ヘキセン(129mmol)
を用いたほかは、実施例1と同様の操作を行った。その
結果、2−ヘキセン転化率が60%、カルボン酸エステ
ル選択率が82%で、エステルのうち、ノルマル体であ
るヘプタン酸メチルの割合が70%であった。
【0036】実施例6 1−ヘキセンに代えて4−ペンテンニトリル(143m
mol)を用いたほかは、実施例1と同様の操作を行っ
た。その結果、4−ペンテンニトリル転化率が99%、
カルボン酸エステル選択率が98%で、エステルのう
ち、ノルマル体である5−シアノ吉草酸メチルの割合が
91%であった。
【0037】実施例7 1−ヘキセンに代えて4−ペンテン酸メチル(144m
mol)を用いたほかは、実施例1と同様の操作を行っ
た。その結果、4−ペンテン酸メチル転化率が96%、
カルボン酸エステル選択率が90%で、エステルのう
ち、ノルマル体であるアジピン酸ジメチルの割合が86
%であった。
【0038】実施例8 1−ヘキセンに代えてシクロヘキセン(143mmo
l)を用いたほかは、実施例1と同様の操作を行った。
その結果、シクロヘキセン転化率が75%、カルボン酸
エステル選択率が94%であった。
【0039】実施例9 1−ヘキセンに代えてスチレン(143mmol)を用
いたほかは、実施例1と同様の操作を行った。その結
果、スチレン転化率が99%、カルボン酸エステル選択
率が85%で、エステルのうち、ノルマル体である3−
フェニルプロピオン酸メチルの割合が84%であった。
【0040】実施例10 1−ヘキセンに代えてプロピレン(140mmol)を
用いたほかは、実施例1と同様の操作を行った。なお、
プロピレンは、オートクレーブ内を一酸化炭素で置換し
た後、室温で所定量導入した。その結果、プロピレン転
化率が95%、カルボン酸エステル選択率が95%で、
エステルのうち、ノルマル体である酪酸メチルの割合が
80%であった。
【0041】実施例11 イソキノリンに代えて2,6−ルチジン(12.00
g)を用いたほかは、実施例10と同様の操作を行っ
た。その結果、プロピレン転化率が60%、カルボン酸
エステル選択率が93%で、エステルのうち、ノルマル
体である酪酸メチルの割合が76%であった。
【0042】実施例12 1−ヘキセンに代えてエチレンを室温で圧力が20kg
/cm2 Gになるまで導入したほかは、実施例1と同様
の操作を行った。なお、エチレンは、オートクレーブ内
を一酸化炭素で置換した後、室温で所定量導入した。そ
の結果、エチレン転化率が97%、カルボン酸エステル
選択率が98%であった。実施例5〜12の結果を表2
に示す。
【0043】
【表2】
【0044】実施例13 メタノールに代えて水(8.00g)を用い、溶媒とし
てテトラヒドロフラン(18.00g)を用い、更にイ
ソキノリン量を8.00gに変えたほかは、実施例1と
同様の操作を行った。その結果、1−ヘキセン転化率が
89%、カルボン酸選択率が92%で、カルボン酸のう
ち、ノルマル体であるヘプタン酸の割合が74%であっ
た。。
【0045】実施例14 トリフルオロメタンスルホン酸に代えてヘキサフルオロ
リン酸(5.256mmol)を用いたほかは、実施例
13と同様の操作を行った。その結果、1−ヘキセン転
化率が81%、カルボン酸選択率が85%で、カルボン
酸のうち、ノルマル体であるヘプタン酸の割合が75%
であった。
【0046】実施例15 1−ヘキセンに代えて4−ペンテンニトリル(143m
mol)を用いたほかは、実施例13と同様の操作を行
った。その結果、4−ペンテンニトリル転化率が95
%、カルボン酸選択率が95%で、カルボン酸のうち、
ノルマル体である5−シアノ吉草酸の割合が89%であ
った。実施例13〜15の結果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】実施例16 メタノール(10.00g)、イソキノリン(10.0
0g)及びテトラヒドロフラン(5.00g)に、酢酸
パラジウム(0.584mmol)及び1,4−ビス
(ジフェニルホスフィノ)ブタン(2.628mmo
l)を溶解させ、57重量%沃化水素酸(0.7868
g;沃化水素として3.504mmol)とトリフルオ
ロメタンスルホン酸サマリウム(1.168mmol)
を添加した後、3−ペンテンニトリル126mmolを
加えた。この溶液を攪拌装置を備えた内容積100ml
のオートクレーブに入れ、オートクレーブ内を一酸化炭
素で置換した後、室温で圧力が40kg/cm2 Gにな
るまで一酸化炭素を導入した。そして、攪拌下、消費さ
れる一酸化炭素を追加導入しながら、60kg/cm2
Gの定圧下、145℃で3時間反応を行った。反応後、
反応液をガスクロマトグラフィーにより分析したとこ
ろ、3−ペンテンニトリル転化率が90%、カルボン酸
エステル選択率が90%で、エステルのうち、ノルマル
体である5−シアノ吉草酸メチルの割合は90%であっ
た。
【0049】実施例17 沃化水素酸に代えて36重量%塩酸(0.7105g;
塩化水素として7.008mmol)を用いたほかは、
実施例16と同様の操作を行った。その結果、3−ペン
テンニトリル転化率が86%、カルボン酸エステル選択
率が93%で、エステルのうち、ノルマル体である5−
シアノ吉草酸メチルの割合は76%であった。
【0050】実施例18 イソキノリンに代えて2,6−ルチジン(10.00
g)を用いたほかは、実施例16と同様の操作を行っ
た。その結果、3−ペンテンニトリル転化率が70%、
カルボン酸エステル選択率が89%で、エステルのう
ち、ノルマル体である5−シアノ吉草酸メチルの割合は
83%であった。
【0051】比較例3 57重量%沃化水素酸を用いなかったほかは、実施例1
6と同様の操作を行った。その結果、3−ペンテンニト
リル転化率が35%、カルボン酸エステル選択率が83
%で、エステルのうち、ノルマル体である5−シアノ吉
草酸メチルの割合は85%であった。
【0052】比較例4 イソキノリンを用いなかったほかは、実施例16と同様
の操作を行った。その結果、3−ペンテンニトリル転化
率は20%であったが、カルボン酸エステルは生成して
いなかった。
【0053】実施例19 酢酸パラジウムに代えてパラジウムの0価錯体であるト
リス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.2
92mmol)を用いたほかは、実施例16と同様の操
作を行った。その結果、3−ペンテンニトリル転化率が
90%、カルボン酸エステル選択率が90%で、エステ
ルのうち、ノルマル体である5−シアノ吉草酸メチルの
割合は90%であった。実施例16〜19及び比較例3
〜4の結果を表4に示す。
【0054】
【表4】
【0055】実施例20 3−ペンテンニトリルに代えて3−ペンテン酸メチル
(126mol)を用いて、反応を2時間行ったほか
は、実施例16と同様の操作を行った。その結果、3−
ペンテン酸メチル転化率が91%、カルボン酸エステル
選択率が98%で、エステルのうち、ノルマル体である
アジピン酸メチルの割合は78%であった。
【0056】比較例5 57重量%沃化水素酸を用いなかったほかは、実施例2
0と同様の操作を行った。その結果、3−ペンテン酸メ
チル転化率が87%、カルボン酸エステル選択率が98
%で、エステルのうち、ノルマル体である5−シアノ吉
草酸メチルの割合は71%であった。
【0057】実施例21 3−ペンテンニトリルに代えて2−ヘキセン(126m
ol)を用いて、反応を1時間行ったほかは、実施例1
6と同様の操作を行った。その結果、2−ヘキセン転化
率が67%、カルボン酸エステル選択率が95%で、エ
ステルのうち、ノルマル体であるヘプタン酸メチルの割
合は80%であった。
【0058】比較例6 57重量%沃化水素酸を用いなかったほかは、実施例2
1と同様の操作を行った。その結果、2−ヘキセン転化
率が59%、カルボン酸エステル選択率が81%で、エ
ステルのうち、ノルマル体であるヘプタン酸メチルの割
合は70%であった。実施例20〜21及び比較例5〜
6の結果を表5に示す。
【0059】
【表5】
【0060】実施例22 メタノールに代えて水(10.00g)を用いて、反応
を1時間行ったほかは、実施例16と同様の操作を行っ
た。その結果、3−ペンテンニトリル転化率が100
%、カルボン酸選択率が86%で、カルボン酸のうち、
ノルマル体である5−シアノ吉草酸の割合は87%であ
った。
【0061】実施例23 57重量%沃化水素酸に代えて沃化カリウム(3.50
4mmol)を用いたほかは、実施例22と同様の操作
を行った。その結果、3−ペンテンニトリル転化率が1
00%、カルボン酸選択率が80%で、カルボン酸のう
ち、ノルマル体である5−シアノ吉草酸の割合は90%
であった。
【0062】実施例24 57重量%沃化水素酸に代えて沃化イソプロピル(3.
504mmol)を用いたほかは、実施例22と同様の
操作を行った。その結果、3−ペンテンニトリル転化率
が100%、カルボン酸選択率が82%で、カルボン酸
のうち、ノルマル体である5−シアノ吉草酸の割合は9
0%であった。
【0063】実施例25 57重量%沃化水素酸に代えて沃化テトラメチルアンモ
ニウム(テトラメチルアンモニウムヨーダイド)(3.
504mmol)を用いたほかは、実施例22と同様の
操作を行った。その結果、3−ペンテンニトリル転化率
が100%、カルボン酸選択率が82%で、カルボン酸
のうち、ノルマル体である5−シアノ吉草酸の割合は8
3%であった。
【0064】実施例26 トリフルオロメタンスルホン酸サマリウムを用いなかっ
たほかは、実施例22と同様の操作を行った。その結
果、3−ペンテン酸ニトリル転化率が99%、カルボン
酸選択率が86%で、カルボン酸のうち、ノルマル体で
ある5−シアノ吉草酸の割合は87%であった。
【0065】実施例27 57重量%沃化水素酸に代えて47重量%臭化水素酸
(0.6031g;臭化水素として3.504mmo
l)を用いたほかは、実施例22と同様の操作を行っ
た。その結果、3−ペンテンニトリル転化率が98%、
カルボン酸選択率が85%で、カルボン酸のうち、ノル
マル体である5−シアノ吉草酸の割合は80%であっ
た。
【0066】実施例28 57重量%沃化水素酸に代えて47重量%臭化水素酸
(0.452g;臭化水素として2.628mmol)
を用い、トリフルオロメタンスルホン酸サマリウムを用
いなかったほかは、実施例22と同様の操作を行った。
その結果、3−ペンテン酸ニトリル転化率が90%、カ
ルボン酸選択率が84%で、カルボン酸のうち、ノルマ
ル体である5−シアノ吉草酸の割合は75%であった。
【0067】実施例29 イソキノリンに代えて3−ピコリン(10.00g)を
用いたほかは、実施例22と同様の操作を行った。その
結果、3−ペンテンニトリル転化率が99%、カルボン
酸選択率が70%で、カルボン酸のうち、ノルマル体で
ある5−シアノ吉草酸の割合は83%であった。実施例
22〜29の結果を表6に示す。
【0068】
【表6】
【0069】実施例30 3−ペンテンニトリルを1−ヘキセン(126mmo
l)に代え、トリフルオロメタンスルホン酸サマリウム
を用いなかったほかは、実施例22と同様の操作を行っ
た。その結果、1−ヘキセン転化率が97%、カルボン
酸選択率が93%で、カルボン酸のうち、ノルマル体で
あるヘプタン酸の割合は80%であった。
【0070】実施例31 3−ペンテンニトリルを1−ヘキセン(126mmo
l)に代え、トリフルオロメタンスルホン酸サマリウム
を用いなかったほかは、実施例24と同様の操作を行っ
た。その結果、1−ヘキセン転化率が97%、カルボン
酸選択率が94%で、カルボン酸のうち、ノルマル体で
あるヘプタン酸の割合は81%であった。
【0071】実施例32 3−ペンテンニトリルを3−ヘキセン(126mmo
l)に代え、トリフルオロメタンスルホン酸サマリウム
を用いなかったほかは、実施例24と同様の操作を行っ
た。その結果、1−ヘキセン転化率が99%、カルボン
酸選択率が94%で、カルボン酸のうち、ノルマル体で
あるヘプタン酸の割合は73%であった。実施例30〜
32の結果を表7に示す。
【0072】
【表7】
【0073】
【発明の効果】本発明により、中性に近い温和な反応条
件下で、(a)オレフィンを、(b)一酸化炭素及び
(c)アルコール又は水と反応させて、カルボン酸エス
テル又はカルボン酸(特にノルマル体)を高反応速度及
び高選択率で製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 69/44 C07C 69/44 69/612 69/612 69/75 69/75 Z 253/30 253/30 255/19 255/19 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)パラジウム、 (2)一般式(I)で表される化合物、 【化1】 (式中、M1 、M2 はP又はAsを示し、Rは炭素数1
    〜8の二価の有機架橋基を示し、R1 、R2 、R3 、R
    4 は炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜12のア
    リール基を示す。) (3)pKa2以下の酸、及び (4)N−複素環式塩基の存在下で、(a)オレフィン
    を(b)一酸化炭素及び(c)アルコール又は水と反応
    させることを特徴とするカルボン酸エステル又はカルボ
    ン酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表される化合物が、二座
    配位のホスフィンであることを特徴とする請求項1記載
    のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
  3. 【請求項3】 N−複素環式塩基が、ピリジン化合物又
    は縮合N−複素環式化合物であることを特徴とする請求
    項1記載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 pKa2以下の酸が、pKa2以下で−
    25以上の酸であることを特徴とする請求項1記載のカ
    ルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
  5. 【請求項5】 pKa2以下の酸が、pKa2以下で−
    25以上の、ハロゲン化水素酸、スルホン酸、ハロゲン
    化カルボン酸、ヘキサフルオロリン酸、テトラフルオロ
    ホウ酸又は過塩素酸であることを特徴とする請求項1記
    載のカルボン酸エステル又はカルボン酸の製造方法。
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