JPH0416530Y2 - - Google Patents

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JPH0416530Y2
JPH0416530Y2 JP1984147067U JP14706784U JPH0416530Y2 JP H0416530 Y2 JPH0416530 Y2 JP H0416530Y2 JP 1984147067 U JP1984147067 U JP 1984147067U JP 14706784 U JP14706784 U JP 14706784U JP H0416530 Y2 JPH0416530 Y2 JP H0416530Y2
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switching
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signal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は異る偏向周波数で使用可能とする画像
表示装置に関する。
〔考案の技術的背景〕
最近、多人数で見る投写型表示装置(ビデオプ
ロジエクタ)に、NTSCビデオ信号のみならず、
切換えることによつてその他に偏向周波数の異る
数種類のコンピユータ信号を同一スクリーン上に
表示するシステムの需要が増えている。
又、最近のテレビジヨン受像機においても、
NTSCビデオ信号をこれまでのように信号処理し
て表示するにとどまらず、コンピユーター出力の
(画像)表示装置として使用されるものがある。
つまり、表示装置部側をチユーナ側から独立させ
て、多種類の信号に対して、その信号モードに応
じて切換えて使用できるようにしたものがある。
このように信号モードにより偏向周波数の異る
信号を一台のビデオプロジエクトあるいはモニタ
等の画像表示装置に表示させる手段として、スキ
ヤンコンバータを用いて、それぞれの信号の偏向
周波数を一種類に統一して、表示装置に入力する
ものがあるが、この場合、スキヤンコンバータが
非常に高価であり、これを何台も揃えると非常に
高価なシステムになつてしまうこと、又信号のタ
イミングをコンバートするのに時間がかかるため
技術的に、目的が達成できても、最良のシステム
とは言えない。
これを改善する手段として、モニタ又はビデオ
プロジエクト等の画像表示装置において、偏向回
路の偏向周波数とか、その他、回路定数を入力信
号に応じて切換えることが考えられる。この方法
を用いれば、画像表示装置の内部回路で、多少の
コストを上げる要因があつても、上記スキヤンコ
ンバータを用いるよりは、はるかに低コスト化で
き、且つ信号をそのまま入力できるので信号変換
の時間も全く不要であり、さらにSN比の低下が
生じることもなく、総合的には最良のシステムに
なり得るものと言えよう。
ところで、上述のように画像表示装置におい
て、偏向周波数を切換える手段を用いた場合、垂
直偏向回路の切換えは比較的容易であるが、水平
偏向回路においては、偏向コイルに流れる偏向電
流jyが偏向周波数と反比例の関係にある。つま
り、 jyp-p≒Vcc/LytS ……(1) ここでjyp-pは偏向電流jyの波高値、Vccは水平
出力回路の電源電圧、Lyは偏向コイルのインダ
クタンス、tSは水平期間1周期のうちの走査時間
(走査期間)で水平偏向周波数に反比例する。
上記(1)式から周波数を切換えた際、偏向電流
jyp-p(又はjy)が変化して、画面の振幅(表示幅)
が変化してしまうので、一定ないしは所望の大き
さに保持するためには水平出力回路の電源電圧
Vccも切換える必要がある。
例えば周波数が高くなると、走査時間tSが小さ
くなるので、偏向電流jyp-pが小さくなつて、画面
の振幅が小さくなる。これを補うには電源電圧
Vccを高くする必要がある。
又、偏向コイルに加える帰線パルス電圧υrは、
その波高値υrp-pが υrp-p=Vcc・(1+πtS/2tr) ……(2) と表わされる。ここで、trは帰線時間(=パルス
幅)である。
従つて、偏向コイルに加える帰線パルス電圧υr
のパルス幅trを一定のままで、その周波数(tS
反比例)を切換えると、その波高値υrp-pが変化
し、これをフライバツクトランスで昇圧して所定
の高圧を得る場合には不都合になるので、パルス
幅trも切換える必要がある。
上記パルス幅trを切換えるには、一般に共振容
量を切換えれば良い。
さらに、帰線パルス電圧υrを昇圧して高圧を得
る場合でなくとも、入力信号のビデオブランキン
グ時間に対応して、水平偏向回路の帰線時間tr
切換える必要がある。
〔背景技術の問題点〕
以上、最低限必要となる切換え要因、つまり偏
向周波数、電源電圧、共振容量の切換えを無条件
に行うと、例えば周波数が変えられる前に電源電
圧が高くなつたり、電源電圧が低くなる前に周波
数が低くなつたり、若しくはパルス幅が狭くなつ
たりするので、水平出力素子に過大な電圧を印加
したり、過大な電流を流すことになつて、水平出
力素子等の劣化あるいは破壊させてしまうという
問題が生じる。
又、帰線パルス電圧が発生している期間に、共
振容量を切換えると、切換素子に過大な電流が流
れてしまう等の不具合が生じる。これらの不具合
は、主に切換素子にリレー等機械的スイツチを用
いた場合に生じ易く、信頼性の確認に手間を要
し、又回路素子も定格の大きな物を使用しなけれ
ばならなくなる等の欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は上述した点にかんがみてなされたもの
で、実際の切換が水平走査期間内となる望ましい
条件のもとで行われるようにして、回路の信頼性
を確保すると共に、不必要に定格の大きな部品を
用いる必要のない画像表示装置を提供することを
目的とする。
〔考案の概要〕
切換操作手段で、水平偏向周波数の異る信号モ
ードに切換えられたその信号モードに対応する切
換信号を、水平走査期間内に出力させる切換信号
発生手段を設け、この切換信号発生手段の切換信
号に基づいて半導体スイツチを制御して水平発振
周波数、水平出力回路の電源電圧等信号モードに
応じて必要とされる構成定数等に切換えるように
している。
〔考案の実施例〕
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は第1実施例の画像表示装置における
水平偏向回路を示し、第2図は動作説明用の各部
の波形図である。
第1実施例に係る水平偏向回路1は、NTSC方
式のビデオ信号表示用と、このビデオ信号よりも
水平偏向周波数が高いコンピユータ信号を表示す
るために用いられるものであり、操作者が任意に
切換え可能とする信号モードの切換操作用にスイ
ツチS1が設けられている。このスイツチS1は、切
換えることによつて、D型フリツプフロツプD−
FFのデータ入力端Dを抵抗R1を経てローレベル
(接地レベル)又はハイレベル(給電端レベル
VDD)に接続されるようになつている。このD型
フリツプフロツプD−FFは、データ入力端Dに
入力されるデイジタル信号を、クロツク入力端
CPに印加される電圧の立上がり時に出力端Qに
出力し、同時に反転出力端はその反転信号を出
力するものである。この入力端CPは抵抗R2を介
して水平発振回路2の水平励振素子として水平ド
ライブトランジスタQDのコレクタに接続され、
このコレクタ出力電圧信号をクロツクパルスとし
てフリツプフロツプD−FFのデータ入力端Dの
信号を出力するタイミングを制御している。しか
して、フリツプフロツプD−FFの出力端Q及び
反転出力端は、水平発振回路2の水平発振周波
数を決定する時定数回路3の各時定数切換回路手
段としてのアナログスイツチSH,SLの制御端子に
それぞれ接続され、各制御端がそれぞれハイレベ
ルのとき、その各入出力間を導通(オン)し、ロ
ーレベルのとき非導通(オフ)するようにしてコ
ンデンサCH及びこれに並列の抵抗RHと、コンデ
ンサCL及びこれに並列の抵抗RLとの各時定数素
子が択一的に選定されるようになつている。コン
デンサCHと抵抗RH側がオンしたときは高い発振
周波数となり、コンデンサCL,抵抗RL側がオン
したときには低い発振周波数になるように設定し
てある。又、出力端Q及び反転出力端は、抵抗
R3,R4をそれぞれ介して、水平出力回路4の電
源電圧Vccを得るための電圧制御回路5における
切換回路手段を構成するスイツチ用トランジスタ
QWH,QWLのベースに接続され、各トランジスタ
QWH,QWLを選択的にオンすることによつて、誤
差増幅トランジスタQ1のベース電位を可変設定
して、水平出力回路4の電源電圧Vccを各信号モ
ードに対する水平偏向周波数に適した値に設定す
るようになつている。
又、上記フリツプフロツプD−FFの反転入力
端子は、抵抗R5を介して、水平出力回路4に
設けた切換回路手段を構成するスイツチ用トラン
ジスタQSのベースに接続され、反転出力がハイ
レベルのとき、このトランジスタQSのコレク
タ・エミツタ間をオンするようになつている。
ところで、上記水平発振回路2の水平ドライブ
トランジスタQDのコレクタは、ドライブトラン
スTDの1次巻線を経て電源電圧B2が印加され、
この1次巻線に第2図aに示すような方形波状の
励振電圧υaが印加している。尚、このトランジス
タQDのエミツタは接地されている。しかして、
このドライブトランスTDの2次巻線は、一端が
接地され、他端が水平出力トランジスタQOのベ
ースに接続されている。このトランジスタQO
コレクタと接地されたエミツタ間にはダンパーダ
イオードDDが逆方向に接続されている。又、こ
のコレクタ・エミツタ(アース)間には共振用コ
ンデンサCr1が接続されると共に、偏向コイルLy
及びS字補正コンデンサCSの直列回路が接続され
ている。さらにこのコレクタ・エミツタ間には、
コンデンサCr2及び逆方向ダイオードDSの直列回
路が接続されている。このダイオードDSは、上
記スイツチ用トランジスタQSのコレクタ・エミ
ツタ間に接続されている。尚、上記水平出力トラ
ンジスタQOのコレクタにはチヨークコイルLC
はフライバツクトランスの1次巻線を介して、電
源電圧Vccが印加されるようにしてある。
上記スイツチ用トランジスタQSがオフのとき
には共振容量がCr1となり、同トランジスタQS
オンしたときには共振容量がCr1+Cr2となるよう
にしてある。
ところで、電圧制御回路5の入力端は抵抗R6
および直列のツエナーダイオードDZを介して接
地されている。このツエナダイオードDZのカソ
ードには誤差増幅トランジスタQ1のエミツタが
接続され、このトランジスタQ1のコレクタは抵
抗R7を介して入力端に接続されると共に、制御
トランジスタQ2のベースに接続されている。こ
の制御トランジスタQ2はそのコレクタ、エミツ
タが入力端、出力端にそれぞれ接続されている。
又、上記誤差増幅トランジスタQ1のベースは抵
抗R8を介して出力端(その電圧Vcc)に接続され
ている。又、このベースはスイツチ用トランジス
タQWH,QWLの各コレクタにその一端が接続され
た可変抵抗RWH,RWLの他端が接続され、上記各
トランジスタQWH,QWLの各エミツタは接地れて
いる。しかして、オンされたトランジスタQWH
QWLに応じて、出力端の電圧Vccを抵抗R8とRWH
又は抵抗R8とRWLで分割した値を誤差増幅トラン
ジスタQ1のベースに印加し、ツエナーダイオー
ドDZの基準電圧と比較して、そのコレクタ・エ
ミツタ電流を制御し、そのコレクタに制御端とし
てのベースが接続された制御トランジスタQ2
コレクタ・エミツタ電流を制御して、出力端の電
圧Vccを各動作状態において適切な電圧値に設定
するようにしてある。尚、出力端は平滑用コンデ
ンサC1を介して接地されている。
このように構成された第1実施例の動作を以下
に説明する。
スイツチS1が正規のNTSC信号用のロウレベル
側、又はコンピユータ用のハイレベル側に切換え
られている場合、水平発振回路2の出力電圧、つ
まりトランジスタQDのコレクタの電圧Vaは第2
図aに示すように1水平期間THで1パルスとな
る方形波となり、ドライブトランスTDの1次側
に印加することによつて2次巻線における水平出
力トランジスタQOのベースの電圧υbは第2図b
に示す波形のものとなる。この電圧がハイレベル
のとき水平出力トランジスタQOはオンし、ハイ
レベルからローレベルになつたとき、第2図cに
示すように偏向コイルLyの両端にはパルス幅tr
短く、振幅の大きい帰線パルスυrが発生する。上
記パルス幅trが帰線期間となり、パルス幅trの間
の期間が走査期間tsとなる。
ところで、上記スイツチS1が任意のタイミング
t1で、例えばローレベル側からハイレベル側に切
換えられたとする。すると、切換えられた後の最
初の水平発振出力がローレベルからハイレベルに
なると、この出力電圧が入力端CPに印加される
D型フリツプフロツプD−FFは、その波形の立
上がりで、出力端Qをハイレベル、反転出力端
をローレベルに遷移させ、その値を保持する。従
つて、アナログスイツチSH,SLはそれぞれオン、
オフ状態になり、水平発振回路の発振周波数は時
定数がコンデンサCHと抵抗RHの値で規定される
高い周波数に設定される。又、反転出力端のロ
ーレベル出力によつて、水平出力回路のスイツチ
用トランジスタQSがオンからオフ状態にされ、
水平出力回路4及び高圧出力回路の共振周波数を
規定する容量をコンデンサCr1だけにして高い共
振周波数に保持する。しかして、偏向コイルLy
に所定の周波数の偏向電流を流す。又、チヨーク
コイルLC又はフライバツクトランスを経て所定
の高圧が得られる。さらに上記フリツプフロツプ
D−FFの出力によつて、電圧制御回路5におけ
るスイツチ用トランジスタQWH,QWLは、それぞ
れオン、オフ状態になり、電圧制御回路5の出力
端の電圧VccはオンされたトランジスタQWHのコ
レクタ側に接続された抵抗RWHで規定される値に
設定される。この場合には、抵抗RWLで規定した
場合の走査時間tSの値よりも短くなるので、抵抗
RWLより小さい値に設定した抵抗RWHで電圧Vcc
大きな値に保持し、パルス電圧υrで所定の高圧を
得られるようにしている。又、電圧Vccを大きく
して所定の表示画面を保持できるようにしてあ
る。
上記スイツチS1が任意のタイミングで切換えら
れても、実際に各切換回路が作動するタイミング
は、水平発振回路2の出力パルスが立上がるとき
の水平走査時間tS内であるので、例えば帰線期間
中に切換えられても、前述の不都合が生じない。
このように第1実施例ではフリツプフロツプD−
FFによつて切換用信号を水平走査時間内に出力
させる切換信号発生手段が構成されている。
上記スイツチS1がハイレベルからローレベルに
切換えられた場合には、同様に、入力端CPがハ
イレベルになる立上がりで、水平発振回路2のア
ナログスイツチSH,SLはオフ、オンになり、水平
出力回路4のスイツチ用トランジスタQSはオン
する。さらに、電圧制御回路5のスイツチ用トラ
ンジスタQWH,QWLはそれぞれオフ、オン状態に
なり、正規のNTSC信号を表示するのに適した水
平発振周波数、水平偏向出力周波数、水平出力用
電源電圧等に保持される。尚、水平出力回路の共
振周波数を規定する容量はコンデンサCr1とこれ
に並列となるコンデンサCr2に保持される。この
ときも、スイツチS1が任意のタイミングで切換え
られても、スイツチ用トランジスタQSの切換タ
イミングは水平発振回路2の出力パルスが立上る
ときの水平走査時間ts内にある。
水平走査期間ts内に共振コンデンサを切換える
場合の利点は、切換え用のスイツチングトランジ
スタQSに過大な電流を流さなくても済むことで
ある。水平走査期間ts内ということは、偏向電流
が流れている期間を意味するものではなく、帰線
パルスが生じない期間を意味する。帰線パルスは
共振コンデンサと偏向コイルの共振作用により得
られるパルスであり、共振コンデンサは水平出力
トランジスタQ0のコレクタとアース電位間に接
続されるから、帰線パルスは該トランジスタQ0
のコレクタに加わる。つまり、共振コンデンサ
Cr1の両端に加わる。切換え分の共振コンデン
サCr2はスイツチトランジスタQsにより上記の
共振コンデンサCr1と並列に接続されるが、帰
線パルスが加わつている期間trにこれを接続する
と当然過大な電流が流れてしまう。しかし、帰線
パルスが加わつていない期間すなわち走査期間ts
に接続すれば電流は零になります。したがつて、
スイツチ用のトランジスタQSは通常動作状態の
電流が流し得る定格のものであればよく、過大電
流を考慮する必要が無くなる。
第3図は手動切換スイツチS1が、切換時にチヤ
タリングをおこす場合に有効となる第2実施例の
一部を示す。
即ち、スイツチS1の切換接点は抵抗R1とコン
デンサC2との積分回路を介してシユミツトトリ
ガSTの入力端に接続され、この出力端がD型フ
リツプフロツプD−FFの入力端に接続されてい
る。その他は上記第1実施例と同様の構成であ
る。
この第2実施例によれば、手動操作時のチヤタ
リングの周期よりも積分回路の時定数を長くして
おくことによつて、シユミツトトリガSTに積分
波で入力し、波形整形してフリツプフロツプD−
FFの入力端Dに印加することによつて、単一の
立上がり又は立下がり波形で確実に作動できるよ
うになつている。
第4図は本考案の第3実施例の一部を示す。
この第3実施例は、フリツプフロツプD−FF
の入力端CPが第1図におけるドライブトランジ
スタQDのコレクタに接続されないで、単安定マ
ルチバイブレータMMを介して例えば水平出力ト
ランジスタQ0のコレクタに抵抗等を介して接続
されている。つまり、第2図cに示す帰線パルス
電圧υrを単安定マルチバイブレータMMのトリガ
信号とし、このトリガ信号から所望とする値だけ
遅延して走査時間tSの内で、その立上がり出力パ
ルスをフリツプフロツプD−FFの入力端CPに印
加するようにして走査期間内に切換信号を出力す
る切換信号発生手段を構成したものである。その
他は上記第1実施例と同様の回路構成であり、
又、その作用効果も略同様のものとなる。
第5図は第1実施例における共振コンデンサ
Cr2を切換えるための切換回路を改善した第4実
施例の一部を示す。
この実施例においては、フリツプフロツプD−
FFの出力端Qは抵抗R11を介してトランジスタ
Q3のベースに接続され、このトランジスタQ3
エミツタが接地され、コレクタが抵抗R12を介し
て給電端Vccに接続されると共に、上記スイツチ
用トランジスタQSのベースに接続されている。
この他は上記第1実施例と同様である。
第1実施例では、トランジスタQSのコレク
タ・ベース間の接合容量によつて、コンデンサ
Cr2からトランジスタQSのベースにセルフバイア
スがかかり、このトランジスタQSをオフ状態に
しても、コレクタに幾らかの電流が流れてしま
い、コンデンサCr2の容量が共振に影響すること
をこの実施例で除去している。
つまり、トランジスタQSがオフする際にはト
ランジスタQ3をオンして、トランジスタQSのベ
ースにセルフバイアスが加わらない様に改善して
いる。尚、インバータとなるトランジスタQ3
介装したので、フリツプフロツプD−FFの出力
端Qの出力で作動するようになつている。
尚、本考案は上述の各実施例に限定されるもの
でない。例えば、スイツチS1の切換接点数(ハイ
レベル、ローレベルの組合わせ数等)を増すこと
によつて、表示画面の幅とか明るさ等を選択でき
るようにすることもできる。この場合には、上記
切換られる回路定数等の数を増せば良い。又、異
る周波数で表示可能とする数を2以上にすること
もできる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、信号モード
の切換操作に対し、切換信号が水平走査期間内に
出力されるように切換信号の発生手段を設けると
共に、信号モードに応じて切換えが必要とされる
回路定数等を半導体スイツチで切換えるようにし
てあるので、水平出力素子等に定格を越える電流
とか電圧等が加わることがなく劣化あるいは破壊
を防止できたり、必要以上に定格の大きな素子を
必要とせず低コスト化を実現できる。又、常に同
一の条件で切換えられるため、信頼性も確保でき
るし、又、その確認等も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1実施例に係
り、第1図は第1実施例の画像表示装置における
水平偏向回路部分を示す回路図、第2図は第1図
の各部の波形を示す動作説明用のタイミングチヤ
ート図、第3図は本考案の第2実施例におけるチ
ヤタリング防止用スイツチの周辺部を示す回路
図、第4図は本考案の第3実施例におけるフリツ
プフロツプに印加されるクロツクパルスの形成手
段を示す回路図、第5図は本考案の第4実施例に
おける水平出力回路の共振容量の切換回路周辺部
を示す回路図である。 1……水平偏向回路、2……水平発振回路、3
……時定数回路、4……水平出力回路、5……電
圧制御回路、FF……D型フリツプフロツプ、SH
SL……アナログスイツチ、QS,QWH,QWL……ト
ランジスタ、Cr1,Cr2……コンデンサ、Ly……偏
向コイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水平偏向周波数の異なる複数の信号のなかか
    ら、選択された信号による画像を表示可能な画
    像表示装置であつて、 水平発振回路および水平出力回路を含み、少
    なくとも水平発振回路での水平発振周波数、水
    平出力回路の共振容量、および水平出力回路の
    電源電圧を切換え可能にした水平偏向回路と、 前記複数の信号のなかの1つを選択するため
    のモード切換手段と、 前記モード切換手段の切換操作に応答して、
    選択した信号に対応した切換信号を水平走査期
    間内に発生する切換信号発生手段と、 前記切換信号発生手段からの切換信号を受
    け、前記水平偏向回路の水平発振周波数、共振
    容量、および電源電圧を水平走査期間内に切換
    える切換回路手段とを具備して成る画像表示装
    置。 (2) 前記切換信号発生手段は、前記モード切換手
    段での切換操作後、最初の水平発振出力信号を
    受けて状態が変化する信号を発生するフリツプ
    フロツプを有することを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の画像表示装置。 (3) 前記切換回路手段における共振容量の切換え
    手段は、水平出力トランジスタと並列に接続し
    た第1の容量と、この第1の容量に対して並列
    に接続した第2の容量と半導体スイツチング素
    子との直列回路を有し、前記切換信号に応答し
    て前記半導体スイツチング素子をオン・オフさ
    せるようにしたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の画像表示装置。
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JPS6162468U (ja) 1986-04-26

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