JP2549660B2 - 水平出力回路 - Google Patents

水平出力回路

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JP2549660B2
JP2549660B2 JP62180895A JP18089587A JP2549660B2 JP 2549660 B2 JP2549660 B2 JP 2549660B2 JP 62180895 A JP62180895 A JP 62180895A JP 18089587 A JP18089587 A JP 18089587A JP 2549660 B2 JP2549660 B2 JP 2549660B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特にマルチスキャン型のCRT(陰極線管)
表示装置に適用して好適な水平出力回路に関する。
[従来の技術] CRT表示装置には、テレビジョン放送を表示するだけ
でなく、パーソナルコンピュータからの映像信号や、キ
ャプテンシステムからの映像信号さらには文字多重放送
の映像信号をも表示することができるいわゆるマルチス
キャン型のものが存在する。
かかるマルチスキャン型のCRT表示装置に組み込まれ
た水平出力回路は、テレビジョン放送受信時の水平同期
周波数(15.7kHz)や、パーソナルコンピュータからの
映像信号入力時の水平同期周波数(24.8kHz)、さらに
はキャプテンシステム及び文字多重放送受信時の水平同
期周波数(31kHz)といった、様々な周波数の水平同期
信号に対応しなければならない。
[発明が解決しようとする問題点] 近年、大画面のCRT表示装置を備えたテレビジョン受
像機が普及しつつあり、偏向範囲の拡大に伴って水平出
力トランジスタに対する大電流化も要求されている。し
かしながら、水平偏向電流を大電流化すると、水平出力
トランジスタにおける熱損失は大きくならざるを得ず、
場合によっては耐性を越えた熱損失により水平出力トラ
ンジスタが破壊に至ることもあった。特に、マルチスキ
ャン型のCRT表示装置の場合、ある水平同期周波数に合
わせて水平出力回路を設計しても、他の水平同期周波数
について最適のデューティが設定されなければ、熱損失
の増大とともに水平出力トランジスタが破壊する危険が
高まるのも事実であった。
そこで、例えば実開昭48−66421号「テレビ受像機」
に見られるように、規格II(水平周波数20.475kHz)の
映像信号を受信するときは、規格I(15.625kHz)の映
像信号受信時よりも、水平駆動トランジスタの動作電圧
を下げ、水平駆動パルスのレベルの降圧し、水平出力ト
ランジスタのオーバドライブを抑制するようにした水平
偏向回路が提案された。
しかしながら、このものは、水平駆動回路とその電源
との間に、トランスの1次コイルを直列接続し、このト
ランスの2次コイルの出力を、水平周波数が通常規格よ
りも高いテレビジョン放送受像時にのみ作動する回路
に、スイッチング素子を介して供給するように構成して
ある。具体的には、規格Iの受像時には、スイッチング
素子をオフとし、トランスを無負荷とすることで、水平
駆動トランジスタのコレクタに本来の電源電圧Vccを印
加する一方、規格IIの受像時には、スイッチング素子が
オンし、トランスに負荷をかけてその1次コイルに電圧
降下を発生させ、水平駆動トランジスタのコレクタに本
来の電源電圧の1/1.31の電圧を印加する構成とされてい
る。
すなわち、上記水平偏向回路は、水平駆動トランジス
タのコレクタの直流電源との間にトランスを接続し、水
平周波数に応じてトランスを無負荷又は有負荷に切り替
える必要があり、またトランスを有負荷としたときにそ
の1次コイルに発生する電圧降下は、水平駆動トランジ
スタのスイッチング周波数により、或いはトランスの諸
元によって特定の値を示すものであり、対象とする水平
同期周波数が変わるつど試行錯誤的に最適諸元を決定し
なければならなない。このため、マルチスキャン対応範
囲を拡張し、例えば3種類以上の水平周波数に対処でき
る構成を意図したときに、トランスで発生した電圧降下
に従って水平駆動パルスのレベルを抑制する手法は甚だ
効率が悪く、トランスの設計が非常に難しいために、水
平同期周波数に見合った柔軟性に富んだ最適設計が困難
である等の問題を抱えるものであった。
また、特開昭62−130073号「偏向回路」には、水平周
波数に応じて変化する水平発振回路の出力水平発振パル
スのデューティを、単安定マルチバイプレータと制御回
路とにより補正し、水平周波数に応じたパルス幅のデュ
ーティの水平駆動パルスを水平出力回路に供給する構成
の水平偏向回路が開示されている。このものは、低周波
の水平周波数に対しては水平出力パルスのデューティの
減少を抑制し、高周波の水平周波数に対しては水平出力
パルスのデューティの増加を抑制することで、水平同期
周波数に関係なく、ほぼ一定のデューティで水平出力ト
ランジスタを駆動することを目的とするものである。し
かしながら、水平周波数に応じて変化する水平発振パル
スのパルス幅を、単安定マルチパイブレータの外付けコ
ンデンサの充電電流を増減することで可変しており、充
電電流と単安定マルチバイブレータの保持時間とが完全
な線形関係にないために、希望するパルス幅を得るため
の回路定数の設定が面倒であり、また水平同期周波数に
応じた電圧を出力する周波数電圧変換回路の出力に応じ
て充電電流を可変する制御回路も、直感的な調整が困難
である等の問題を抱えるものであった。
本発明は、以下の点を考慮してなされたもので、水平
同期周波数に拘らず、水平出力トランジスタの熱損失を
小さく押えて破壊を未然に防止することのできる水平出
力回路を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] かかる問題点を解決するため、本発明は、偏向モード
によって異なる水平同期周波数の水平発振パルスをベー
スに印加されてスイッチング動作を繰り返す水平駆動ト
ランジスタと、該水平駆動トランジスタの出力をトラン
スを介してベースに供給され、所定のデューティ比でス
イッチング動作を行う水平出力トランジスタと、前記水
平駆動トランジスタのベースに接続され,前記偏向モー
ドに対応して選択的に作動し、前記水平同期周波数によ
らず前記水平出力トランジスタのベースに印加される水
平駆動パルスのデューティが最適設定されるよう、前記
水平駆動トランジスタのベース電流を可変するベース電
流可変手段とを具備することを特徴とするものである。
[作用] 本発明は、水平駆動トランジスタのベースに接続した
ベース電流可変手段が、偏向モードに対応して選択的に
作動し、前記水平同期周波数によらず水平出力トランジ
スタのベースに印加される水平駆動パルスのデューティ
が最適設定されるよう、水平駆動トランジスタのベース
電流を可変するようにし、熱損失を抑制して水平出力ト
ランジスタの破壊を防止する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図
は、本発明になる水平出力回路の一実施例を示す回路図
である。
図に示した水平出力回路は、水平発振回路(図示せ
ず)から出力される水平発振パルスS1が、ベース抵抗R1
を介してNPN型の水平駆動トランジスタQ1のベースに印
加され、パルス増幅された後、水平駆動トランス1を介
して昇圧され、NPN型の水平出力トランジスタQ2のベー
スに印加される。水平出力トランジスタQ2は、エミッタ
接地されており、そのコレクタとエミッタの間に、ダン
パダイオードD1と共振コンデンサC1及び水平偏向コイル
L1が互いに並列に接続されており、水平駆動パルスに同
期する鋸歯状水平偏向電流SIが水平偏向コイルL1に流れ
る。
実施例では、水平出力トランジスタQ2のデュ−ティ
を、水平同期周波数に応じて可変するため、水平同期周
波数に応じて水平駆動トランジスタQ1のドライブ条件を
選定し、過大な熱損失に基づく水平出力トランジスタQ2
の破壊を回避する構成としてある。具体的には、水平駆
動トランジスタQ1のベースとそのベース抵抗R1との間
に、ベース電流可変手段として抵抗R2,R3とトランジス
タQ3,Q4の直列回路を2系列互いに並列に接続して接地
してある。一方の直列回路は、抵抗R2と、この抵抗R2が
コレクタに接続されたエミッタ接地トランジスタQ3から
なり、他方の直列回路は、抵抗R3と、この抵抗R3がコレ
クタに接続されたエミッタ接地トランジスタQ4からな
る。実施例の場合、抵抗R2は抵抗R3よりも抵抗値が小で
あり、それだけベース電流を余計に分流することができ
る。
トランジスタQ3は、第1の偏向モード(水平同期周波
数が15kHz)のときに周波数モード信号M1をベースに供
給されて導通する。また、トランジスタQ4は、第2の偏
向モード(水平同期周波数が24kHz)のときに周波数モ
ード信号M2を供給されて導通する。さらに、第3の偏向
モード(水平同期周波数が31kHz)のときは、両トラン
ジスタQ3,Q4は周波数モード信号M1,M2を断たれて非導通
とされる。
ここで、周波数モード信号M1が論理「H」になると、
トランジスタQ3が導通し、トランジスタQ3によりベース
電流の一部がアース側に分流される。このため、ベース
電流の減少とともに、水平駆動トランジスタQ1をオンオ
フ動作のデューティ比は小さくなる。その結果、この水
平駆動トランジスタQ1の出力信号が反転して与えられる
水平出力トランジスタQ2のオンオフ動作のデューティ比
は大きくなる。
また、周波数モード信号M2が論理「H」になると、今
度はトランジスタQ4が導通し、トランジスタQ4によりベ
ース電流の一部がアース側に分流される。このため、ベ
ース電流の減少とともに、水平駆動トランジスタQ1のオ
ンオフ動作のデューディ比は小さくなる。ただし、抵抗
R3は抵抗R2よりも抵抗値が大きく、ベース電流の減少も
周波数モード信号Mが論理「H」になったときに比べて
小さい。このため、この水平駆動トランジスタQ1の出力
信号が反転して与えられる水平出力トランジスタQ2のオ
ンオフ動作のデュ−ティ比は大きくなるが、前記ほどで
はない。
さらにまた、周波数モード信号M1,M2がともに論理
「L」になると、今度はトランジスタQ3,Q4はともに非
導通とされ、トランジスタQ3やQ4によってなされていた
ベース電流の分流は阻止される。その結果、単純にベー
ス抵抗R1て定まるベース電流がトランジスタQ1に供給さ
れ、水平駆動トランジスタQ1のオンオフ動作のデューテ
ィ比は最も大とされる。このため、水平駆動トランジス
タQ1の出力信号が反転して与えられる水平出力トランジ
スタQ2のオンオフ動作のデューティ比は最も小さいもの
となる。
このように、上述の実施例によれば、水平出力トラン
ジスタQ2のデューティ比を、水平同期周波数に拘らず、
常に最適なものとすることができ、熱損失を最小なもの
とし、水平出力トランジスタQ2の破壊を未然に防止する
ことができる。
また、各水平同期周波数に対し、抵抗R2及びR3の抵抗
値を適宜選定してあるため、水平同期周波数に対する水
平出力トランジスタQ2のデューティを全ての水平同期周
波数を含む範囲に亙って反比例関係に設定することがで
きる。
なお、上記実施例において、取り扱う水平同期周波数
は、3個に限らず、2個或いは4個又はそれ以上でもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、水平駆動トラ
ンジスタのベースに接続したベース電流可変手段が、偏
向モードに対応して選択的に作動し、前記水平同期周波
数によらず水平出力トランジスタのベースに印加される
水平駆動パルスのデューティが最適設定されるよう、水
平駆動トランジスタのベース電流を可変するようにし、
熱損失を抑制して水平出力トランジスタの破壊を防止す
る構成としたから、水平発振パルスによってトリガされ
る単安定マルチバイブレータにより水平発振パルスのデ
ューティを可変するといった複雑な構成によらず、また
水平駆動トランジスタのの出力側に設けたトランジスタ
の負荷を可変するといった設計条件の厳しい構成によら
ず、水平同期周波数が高くなるほど水平出力トランジス
のデューティを抑制することができ、またベース電流を
可変する精度は抵抗値の選択により容易に達成できるた
め、水平同期周波数に対する水平出力トランジスタのデ
ューティの関係を、水平同期周波数が高くなるほどデュ
ーティを抑制するといった逆比例関係として実現し、水
平出力トランジスタの破壊を確実に防止することができ
る等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明になる水平出力回路の一実施例を示す回路
図である。 2……鋸歯状波発生回路 Q1……水平駆動トランジスタ Q2……水平出力トランジスタ Q3,Q4……デューティ制柳用トランジスタ L1……水平偏向コイル R1,R2,R3……抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏向モードによって異なる水平同期周波数
    の水平発振パルスをベースに印加されてスイッチング動
    作を繰り返す水平駆動トランジスタと、該水平駆動トラ
    ンジスタの出力をトランスを介してベースに供給され、
    所定のデューティ比でスイッチング動作を行う水平出力
    トランジスタと、前記水平駆動トランジスタのベースに
    接続され,前記偏向モードに対応して選択的に作動し、
    前記水平同期周波数によらず前記水平出力トランジスタ
    のベースに印加される水平駆動パルスのデューティが最
    適設定されるよう、前記水平駆動トランジスタのベース
    電流を可変するベース電流可変手段とを具備することを
    特徴とする水平出力回路。
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