JP3077433U - カソードドライブ回路およびテレビジョン - Google Patents

カソードドライブ回路およびテレビジョン

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来、CRT基板上のコンデンサーを駆動す
るメイン基板からの8ボルトを供給するためにCRT基
板とメイン基板を結ぶケーブルに電源線を付加しなけれ
ばならず、ケーブルの線数が5芯以上を要した。 【解決手段】 メイン基板20の電源23にてクロマI
C22から出力されるRGB信号25〜27の信号電圧
を8ボルト嵩上げすることにより、ケーブル81の配線
によって、8ボルトの電源をメイン基板20側からCR
T基板30側に伝達する必要を無くすことにより、ケー
ブル81をグランド配線81aとR信号配線81bとG
信号配線81cとB信号配線81dとの4芯にて形成す
ることが可能となり、ケーブル81の線数を低減でき、
当該ケーブル81を製作するコストを抑えることが可能
になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、カソードドライブ回路およびテレビジョンに関し、特に、クロマI CからCRTに対してRGB信号を出力する際にケーブルを利用するカソードド ライブ回路およびテレビジョンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のクロマICからCRTに対してRGB信号を出力する際にケー ブルを利用するテレビジョンとしては、図5に示したものが知られている。 同図においては、メイン基板100と、CRT基板110と、メイン基板10 0とCRT基板110とを接続するケーブル120とから構成されている。メイ ン基板100にはクロマIC101が配設され、このクロマIC101からはR GB信号が出力される。そして、CRT基板110は、このRGB信号の供給を 受けて図示しないブラウン管に映像を表示する。
【0003】 このとき、クロマIC101から出力されるRGB信号は個別に出力されるた め、ケーブル120はR信号線121,G信号線122,B信号線123と、C RT基板110に、メイン基板100側の8ボルトの電源およびグランドを供給 する電源線124およびグランド線125の5芯線にて形成される。また、CR T基板110には、図示しないブラウン管に映像信号を出力するためにケーブル 120の各RGB信号線121〜123にトランジスタ111が接続されている 。
【0004】 そして、このトランジスタ111は、ベース側112に各信号線121〜12 3が接続され、コレクタ側113に図示しない受像管に供給する高圧電源114 と受像管への信号線115が接続され、エミッタ側116にバイアス回路117 が接続されている。このバイアス回路117は、図示するようにコンデンサー1 17aと、第一抵抗117bと、第二抵抗117cと、ダイオード117dと、 第三抵抗117eとを備える構成となっている。 また、上述したような構成を利用した技術としては、特開平8−317245 号公報に開示されたものや、特開平6−46278号公報に開示されたものや、 特開平3−70370号公報に開示されたものが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のテレビジョンにおいては、CRT基板110に上記コンデンサ ー117aを駆動する8ボルトを供給するためにケーブル120に電源線124 を付加しなければならず、ケーブル120の線数が増加してしまうという課題が あった。また、ブラウン管のスポット焼けを防止するために、バイアス回路11 7にダイオード117dを配置しなければならず、バイアス回路が複雑になると いう課題があった。また、上記した各公報は、アノード側に残存する高圧電圧の 放電を行なうための技術を開示しているものであり、回路構成の簡素化を図るこ とについては示唆していない。
【0006】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、ケーブル120の線数を低 減させるとともに、CRT基板110上のバイアス回路117を簡素化すること が可能なカソードドライブ回路およびテレビジョンの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、ベース側にてクロマIC から出力される映像信号を入力し、エミッタ側を抵抗を介して接地するとともに 、コレクタ側から上記映像信号を受像管のカソードに出力する映像出力トランジ スタを有するカソードドライブ回路において、上記クロマICから上記映像信号 が出力される際に、当該映像信号に所定の電圧を供給して信号電圧を嵩上げする 電圧嵩上げ手段と、上記電圧が嵩上げされた映像信号を上記映像出力トランジス タに接続する映像信号接続手段と、上記映像出力トランジスタのベース側とエミ ッタ側とを可変抵抗を介して接続する抵抗接続手段とを具備する構成としてある 。
【0008】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、ベース側にてクロマ ICから出力される映像信号を入力し、エミッタ側を抵抗を介して接地するとと もに、コレクタ側から上記映像信号を受像管のカソードに出力する映像出力トラ ンジスタを有するカソードドライブ回路について、電圧嵩上げ手段で、クロマI Cから映像信号が出力される際に、当該映像信号に所定の電圧を供給して信号電 圧を嵩上げし、この電圧が嵩上げされた映像信号を映像信号接続手段にて、映像 出力トランジスタに接続する。このとき、抵抗接続手段によって、映像出力トラ ンジスタのベース側とエミッタ側とを可変抵抗を介して接続する。このように、 ベース側に入力される映像信号を所定の電圧に嵩上げし、ベース側とエミッタ側 とを可変抵抗にて構成される抵抗接続手段にて接続することによって、ベース側 のバイアス電圧を調整可能とすることができるようになる。
【0009】 上記映像信号接続手段の一態様として、請求項2にかかる考案は、上記請求項 1に記載のカソードドライブ回路において、上記映像信号接続手段は、上記映像 信号を構成する各RGB信号を送信する信号線と、グランド線との四芯配線ケー ブルにて形成される構成としてある。 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、映像信号接続手段を ケーブルにて形成する。このとき、このケーブルを、映像信号を構成する各RG B信号線とグランド線とから形成する。すなわち、ケーブルは、四芯配線ケーブ ルにて形成されることになる。これにより、ケーブルを最小限の線数にて形成す ることが可能となるため、ケーブルおよびそのケーブルを接続するコネクタ等を 簡素化することが可能となり、コストダウンを実現することができる。
【0010】 上記電圧嵩上げ手段にて映像信号の信号電圧を嵩上げする所定の電圧の具体的 な一例として、請求項3にかかる考案は、上記請求項1または請求項2のいずれ かに記載のカソードドライブ回路において、上記電圧嵩上げ手段は、約8ボルト の電圧を上記映像信号に供給して信号電圧を嵩上げする構成としてある。 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、電圧嵩上げ手段にて 約8ボルトの電圧を映像信号に供給して信号電圧を嵩上げする。
【0011】 当該カソードドライブ回路を利用して行なわれる制御処理の一例として、請求 項4にかかる考案は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のカソードドラ イブ回路において、電源切断を制御する電源切断制御手段を備えさせ、当該電源 切断制御手段は、電源切断に際して、上記クロマICからの上記映像信号の出力 を最大に制御するとともに、所定時間経過後に、上記受像管の電源切断を実行す る構成としてある。
【0012】 上記のように構成した請求項4にかかる考案においては、電源を切断するにあ たり、電源切断制御手段にて、クロマICからの映像信号の出力を最大に制御す る。そして、当該電源切断制御手段は、所定時間経過後に、電源切断を実行する 。このような制御処理を実行することによって、受像管のスポット焼けを防止す ることが可能になるため、従来、ハードウェアの構成にてスポット焼け防止を行 なうために配置されていたダイオードを無くすことができることとなり、回路を 簡素化することが可能になる。
【0013】 クロマICからの映像信号の出力を制御する際の態様として、請求項5にかか る考案は、上記請求項4に記載のテレビジョンにおいて、上記電源切断制御手段 は、バスデータにより上記クロマICの上記映像信号の出力を最大に制御する構 成としてある。 上記のように構成した請求項5にかかる考案において、電源切断制御手段は、 バスデータによって、クロマICが出力する映像信号を構成する各RGB信号の 出力を最大に制御する。
【0014】 ところで、当該カソードドライブ回路は、具体的な構成を有するテレビジョン に適用して機能を実現する。このときのテレビジョンの構成の一例として、請求 項6にかかる考案は、クロマICと、当該クロマICから出力されるRGB信号 にて構成される映像信号に約8ボルトの電圧を供給して信号電圧を嵩上げする電 源とを有するメイン基板と、上記クロマICから出力される映像信号をベース側 から入力して、エミッタ側を抵抗を介して接地し、コレクタ側から上記映像信号 を受像管のカソードに出力するとともに、上記ベース側と上記エミッタ側とが所 定の抵抗を介して接続された映像出力トランジスタ回路を有するCRT基板と、 上記メイン基板から出力される上記映像信号を構成する各RGB信号に関するR 信号線,G信号線,B信号線およびグランド線の四芯配線を有し、この四芯配線 にてメイン基板とCRT基板とを接続し、当該R信号線,G信号線,B信号線お よびグランド線をメイン基板からCRT基板に出力可能な四芯配線ケーブルとを 具備する構成としてある。 すなわち、上記具体的な構成を有するテレビジョンに適用しても有効であるこ とが分る。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ベース側に入力される映像信号を所定の電圧に 嵩上げし、ベース側とエミッタ側とを可変抵抗にて構成される抵抗接続手段にて 接続することによって、ベース側のバイアス電圧を調整可能とすることが可能な カソードドライブ回路を提供することができる。 また、請求項2にかかる考案によれば、映像信号接続手段を簡易な四芯配線ケ ーブルにて形成することができるため、映像信号接続手段を最小限の線数にて形 成することが可能となり、映像信号接続手段を簡素化することができることより 、コストダウンを実現することが可能になる。
【0016】 さらに、請求項3にかかる考案によれば、電圧嵩上げ手段にて嵩上げする所定 の電圧の一例を提示することが可能になる。 さらに、請求項4にかかる考案によれば、従来、ハードウェアの構成にてスポ ット焼け防止を行なうために配置されていたダイオードを無くすことができるた め、回路を簡素化することが可能になる。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、電源切断制御手段での制御態様の一 例を提示できる。 さらに、請求項6にかかる考案によれば、具体的な構成で本考案を実現するこ とが可能なテレビジョンを提供することができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかるカソードドライブ回路を適用したテレビ ジョン装置の概略構成を示したブロック図である。 同図において、テレビジョン10の内部には、メイン基板20と、CRT基板 30とが配設され、このメイン基板20には、IICバス40が接続されている 。
【0018】 そして、このIICバス40には、内部機器を集中的に制御する主制御手段で あるマイコン21と、テレビジョン放送電波を受信するチューナ50と、受信さ れたテレビジョン放送電波に基づいて映像信号や音声信号を復元して出力するク ロマIC22とが接続されている。ここで、このマイコン21,クロマIC22 ,チューナ50は、IICバス40を介して、シリアルバスデータ通信により所 定のデータ通信を行うようになっており、マイコン21がこのシリアルバスデー タ通信によって装置全体を制御することにより、テレビジョン装置としての機能 を実現している。
【0019】 上述したチューナ50は、いわゆる電圧シンセサイザを採用したチューナであ り、IICバス40を介して制御可能となっている。通常のチューナは、同調電 圧(V0)用のポテンションメータと、VHFローバンド(VL)、VHFハイ バンド(VH)およびUHF(U)のバンド切換スイッチとを備え、これらを適 宜設定することにより所望の選局周波数に応じた信号を受信する。本チューナ5 0はこれらの機械的な構成を含まず、マイコン21からIICバス40を介して これらの設定値を入手し、同設定値に対応した受信周波数のテレビジョン放送信 号を図示しないアンテナを介して受信する。同時に、同テレビジョン放送信号か ら中間周波信号(IF)を生成し、クロマIC22に出力する。
【0020】 次に、CRT基板30の内部に配置される機器について説明する。このCRT 基板30には、概略、オーディオアンプ31と、カソードアンプ32と、垂直偏 向回路33と、水平偏向回路34と、スポットキラー回路35とが配置される構 成となっている。そして、オーディオアンプ31は、スピーカ60に接続される とともに、カソードアンプ32,垂直偏向回路33,水平偏向回路34,スポッ トキラー回路35はCRT70に接続されている。
【0021】 上述したクロマIC22は、概略、図2に示すように構成されており、各種の 信号処理を行っている。 同図において、クロマIC22に入力された中間周波信号は信号系回路22a に入力され、マイコン21からAGCCONTROL信号が入力されてフィード バック制御を行うAGC回路22bによって中間周波増幅される。 映像信号については、中間周波増幅がなされた後に映像検波され、その検波出 力に基づいて所定の色復調処理が施されてRGB信号が出力される。また、音声 信号については、中間周波増幅の過程において第二音声中間周波信号として取り 出され、FM検波を経てAUDIO信号が出力される。
【0022】 その後、信号系回路22aから出力されたRGB信号は、カソードアンプ32 に出力され、このカソードアンプ32にて適宜増幅されてCRT70に供給され る。一方、上記AUDIO信号についても同様に外部のオーディオアンプ31に 出力され、このオーディオアンプ31にて適宜増幅されてスピーカ60に供給さ れる。
【0023】 信号系回路22aにおいては、検波出力から水平および垂直同期信号(SYN C)を分離してクロマIC22内の同期回路22cと、外部のマイコン21とに 供給している。この同期回路22cでは、クロマIC22内に配設された発振回 路から水平・垂直同期信号に対応した発振出力が入力されており、通常、それぞ れの発振出力と信号系回路22aからの水平・垂直同期信号とでPLLループを 構成している。このPLLループによって対応する発振出力と位相がロックした 信号はのこぎり波状の信号であり、垂直ドライブ信号(V.DRIVE)と水平 ドライブ信号(H.DRIVE)として、垂直偏向回路33と水平偏向回路34 とに出力される。
【0024】 水平偏向回路34は、水平ドライブ信号から所定の水平出力信号を生成し、C RT70に設けられた水平偏向コイルに同水平出力信号を供給することにより、 電子ビームを水平方向にドライブさせる。なお、水平偏向回路34で生じる高周 波信号は、フライバックトランス等で構成される高圧回路に供給され、CRT7 0のアノードに印加する等のための高電圧が発生するようになっている。他方、 垂直偏向回路33は、垂直ドライブ信号から垂直出力信号を生成し、CRT70 に設けられた垂直偏向コイルに同垂直出力信号を供給して、電子ビームを垂直方 向にドライブさせている。その結果、CRT70では、映像信号に応じた電子ビ ームがドライブされつつ放出され、CRT70に画像が現れることになる。
【0025】 また、電源切断時に、CRT70のアノード側に残存する電荷を放出させるた めに、スポットキラー回路35が備えられている。そして、所定の操作により、 テレビジョン10の電源切断が指示されると、マイコン21は所定の順番で内部 回路への電力供給を遮断する、電源切断時の処理を行う。その際、マイコン21 は、所定時間、同期回路22cを作動させて垂直ドライブ信号を出力させつつ、 スポットキラー回路35にスポットキラーパルス信号を出力して作動させ、CR T70に残存する電荷を放出させる。
【0026】 すると、この残存する電荷はドライブされつつ電子ビームとして放出されるの で、電荷が衝突点に集中せず、受像管の焼き付きが防止される。このように、本 実施形態では、マイコン21で電源切断時に実行される制御処理によって、電源 切断時においても、所定時間、電圧レベルが保持され、スポットキラー回路35 等に電力を供給可能としている。
【0027】 かかる構成において本実施形態は、図3に示すようにメイン基板20とCRT 基板30とをケーブル81,82で接続し、メイン基板20のマイコン21ある いはクロマIC22から出力される信号をCRT基板30に送信している。かか るケーブル構成にて、ケーブル81では、クロマIC22から出力されるRGB 信号を送信するとともに、ケーブル82では、その他の信号を送信している。こ こで、本実施形態においては、ケーブル81について詳述する。
【0028】 図4は、ケーブル81にてメイン基板20とCRT基板30とを接続した場合 の詳細な構成を示した構成図である。 同図において、メイン基板20のクロマIC22は、上述したようにRGB信 号を出力しており、このRGB信号を25〜27とする。このRGB信号25〜 27は、電源23にて供給される8ボルトにて信号電圧が8ボルト嵩上げされて いる。
【0029】 そして、このように信号電圧が8ボルト嵩上げされたRGB信号25〜27は 、コネクタ29を介してケーブル81に入力されている。また、このRGB信号 25〜27と共に、メイン基板20内に配置されたグランド24から配線される グランド線28がコネクタ29を介してケーブル81に入力されている。従って 、このように、各RGB信号25〜27およびグランド線28が入力されるケー ブル81は、グランド配線81aと、R信号配線81bと、G信号配線81cと 、B信号配線81dとの4芯にて形成されることになる。
【0030】 コネクタ29によりメイン基板20に接続されたケーブル81は、CRT基板 30側のコネクタ39を介して、当該CRT基板30に接続される。そして、グ ランド配線81aと、R信号配線81bと、G信号配線81cと、B信号配線8 1dとにより送信される各RGB信号およびグランドがCRT基板30に入力さ れることになる。
【0031】 このように入力された各信号は、CRT基板30上に形成された図示しない配 線によって、CRT基板30上に配置されているカソードアンプ32に入力され る。ここで、当該カソードアンプ32は、電源32aと、抵抗回路R1〜R5と 、トランジスタTRと、コンデンサCと、グランドGとからなるカソードドライ ブ回路が配置されている。本実施形態では、一つのカソードドライブ回路を図示 しているが、このカソードドライブ回路は、各RGB信号ごとに配設されること は言うまでもない。
【0032】 上述したカソードドライブ回路は、電源32aと、抵抗回路R1〜R5と、ト ランジスタTRと、コンデンサCと、グランドGとを有しており、電源32aは 、抵抗回路R1を介してトランジスタTRのコレクタ側に電源を供給するととも に、このコレクタ側は抵抗回路R2を介してCRT70にRGB信号を供給して いる。そして、トランジスタTRのベース側にはケーブル81にてメイン基板2 0から送信された各RGB信号の何れかが入力される。
【0033】 そして、本実施形態においては、抵抗回路R4を介して、トランジスタTRの ベース側とエミッタ側とを接続することによって、トランジスタTRにバイアス をかける構成を採用している。また、エミッタ側には、コンデンサCと抵抗回路 R3が直列に接続されるとともに、抵抗回路R3のコンデンサCとの反対側は接 地されている。さらに、エミッタ側には、反対側が接地された抵抗回路R5が接 続されている。そして、ケーブル81のグランド配線81aに入力されたグラン ドは、グランドGに配線されて接地されている。
【0034】 また、本実施形態においては、電源切断時に、CRT70のアノード側に残存 する電荷を放出させるために、上記したスポットキラー回路35が備えられてい る。そして、マイコン21は所定の処理に基づいてスポットキラー回路35にス ポットキラーパルス信号を出力し、当該スポットキラー回路35を作動させ、C RT70に残存する電荷を放出させることにより、スポット焼け防止を行なって いる。このように、マイコン21による、いわゆるソフト処理を実行しているた め、トランジスタTRのエミッタ側にダイオードを配設する必要がなくなり、カ ソードドライブ回路を簡素化することを可能にしている。
【0035】 このように、メイン基板20の電源23にてクロマIC22から出力されるR GB信号25〜27の信号電圧を8ボルト嵩上げすることにより、ケーブル81 の配線によって、8ボルトの電源をメイン基板20側からCRT基板30側に伝 達する必要が無くなり、ケーブル81をグランド配線81aとR信号配線81b とG信号配線81cとB信号配線81dとの4芯にて形成することが可能となり 、ケーブル81の線数を低減でき、当該ケーブル81を製作するコストを抑える ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかるカソード駆動回路
を適用したテレビジョン装置の概略構成を示したブロッ
ク図である。
【図2】クロマICの要部回路図である。
【図3】メイン基板とCRT基板との接続態様の概略を
示した図である。
【図4】メイン基板とCRT基板との接続態様の詳細を
示した図である。
【図5】従来のテレビジョンにおけるメイン基板とCR
T基板との接続態様を示した構成図である。
【符号の説明】
10…テレビジョン 20…メイン基板 21…マイコン 22…クロマIC 30…CRT基板 31…オーディオアンプ 32…カソードアンプ 33…垂直偏向回路 34…水平偏向回路 35…スポットキラー回路 40…IICバス 50…チューナ 60…スピーカ 70…CRT

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース側にてクロマICから出力される
    映像信号を入力し、エミッタ側を抵抗を介して接地する
    とともに、コレクタ側から上記映像信号を受像管のカソ
    ードに出力する映像出力トランジスタを有するカソード
    ドライブ回路において、 上記クロマICから上記映像信号が出力される際に、当
    該映像信号に所定の電圧を供給して信号電圧を嵩上げす
    る電圧嵩上げ手段と、 上記電圧が嵩上げされた映像信号を上記映像出力トラン
    ジスタに接続する映像信号接続手段と、 上記映像出力トランジスタのベース側とエミッタ側とを
    可変抵抗を介して接続する抵抗接続手段とを具備するこ
    とを特徴とするカソードドライブ回路。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のカソードドライブ
    回路において、 上記映像信号接続手段は、上記映像信号を構成する各R
    GB信号を送信する信号線と、グランド線との四芯配線
    ケーブルにて形成されることを特徴とするカソードドラ
    イブ回路。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のカソードドライブ回路において、 上記電圧嵩上げ手段は、約8ボルトの電圧を上記映像信
    号に供給して信号電圧を嵩上げすることを特徴とするカ
    ソードドライブ回路。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のカソードドライブ回路において、 電源切断を制御する電源切断制御手段を備えさせ、当該
    電源切断制御手段は、電源切断に際して、上記クロマI
    Cからの上記映像信号の出力を最大に制御するととも
    に、所定時間経過後に、上記受像管の電源切断を実行す
    ることを特徴とするカソードドライブ回路。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載のカソードドライブ
    回路において、 上記電源切断制御手段は、バスデータにより上記クロマ
    ICの上記映像信号の出力を最大に制御することを特徴
    とするカソードドライブ回路。
  6. 【請求項6】 クロマICと、当該クロマICから出力
    されるRGB信号にて構成される映像信号に約8ボルト
    の電圧を供給して信号電圧を嵩上げする電源とを有する
    メイン基板と、 上記クロマICから出力される映像信号をベース側から
    入力して、エミッタ側を抵抗を介して接地し、コレクタ
    側から上記映像信号を受像管のカソードに出力するとと
    もに、上記ベース側と上記エミッタ側とが所定の抵抗を
    介して接続された映像出力トランジスタ回路を有するC
    RT基板と、 上記メイン基板から出力される上記映像信号を構成する
    各RGB信号に関するR信号線,G信号線,B信号線お
    よびグランド線の四芯配線を有し、この四芯配線にてメ
    イン基板とCRT基板とを接続し、当該R信号線,G信
    号線,B信号線およびグランド線をメイン基板からCR
    T基板に出力可能な四芯配線ケーブルとを具備すること
    を特徴とするテレビジョン。
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