JP3632836B2 - テレビジョン装置における同期信号の作成方法 - Google Patents

テレビジョン装置における同期信号の作成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン装置における同期信号の作成方法に関し、特に、入力される映像信号に含まれる同期信号のパルス幅を検出し、検出したパルス幅の大きさに応じて水平同期信号と垂直同期信号とを作成するテレビジョン装置における同期信号の作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種のテレビジョン装置に設けられる同期信号出力装置は、テレビジョン装置の映像入力端子に入力される映像信号等に含まれる同期信号のパルス幅を検出し、検出したパルス幅の大きさに応じて水平同期信号と垂直同期信号とを作成して、ドライブ信号を作成する同期回路に出力している。入力される映像信号の波形は、図7に示すように、色基準信号等が含まれた信号の中に同期信号のパルスP1が挿入されている。ここで、同期信号出力装置は、映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスP1と判断している。そして、図に示すように、同期信号のパルスP1と判断したときに水平同期信号(H−SYNC)を作成して外部に出力するとともに、パルスP1の期間であるパルス幅を検出し、検出したパルス幅が所定幅より大きいとき垂直同期信号(V−SYNC)を作成して外部に出力している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の同期信号出力装置においては、以下のような課題があった。
すなわち、図8に示すように、水平同期用の同期信号の前後に電気ノイズが混入すると、電気ノイズを含めてパルス幅を検出して、検出したパルス幅が所定幅より大きいと判断することがある。すると、映像信号には水平同期用の同期信号が含まれているにもかかわらず、図に示すように、垂直同期信号を作成してしまうことになる。その結果、テレビジョン装置の画面が乱れてしまうことがあった。
また、特開昭55−135487号公報に開示されたものも知られているが、発振周波数を分周して水平同期周波数と一致する分周水平同期信号をカウントすることによって水平走査期間を検出する発振回路や分周回路を含む回路が必要となり、構造が複雑となってしまう。
【0004】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、簡易な構成で、入力される映像信号から確実に同期信号を判別して水平同期信号と垂直同期信号とを作成することが可能なテレビジョン装置における同期信号の作成方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、入力される映像信号からRGB信号を分離して出力し、同映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅を検出して検出したパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する信号処理回路と、この信号処理回路から出力される上記RGB信号を増幅して出力するカソードアンプと、このカソードアンプにて増幅された上記RGB信号に基づいて画面表示を行う受像管と、上記垂直同期信号と上記水平同期信号とに対応した発振回路からのそれぞれの発振出力と、上記信号処理回路から出力される上記垂直同期信号と水平同期信号とから垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを作成する同期回路と、上記垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを入手し、上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とを作成する垂直偏向回路および水平偏向回路と、上記垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とに基づいて上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直偏向コイルおよび水平偏向コイルと、上記水平ドライブ電流から上記受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応するとともに上記同期信号とは逆極性とされたフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号の極性を反転させて重畳信号を作成する重畳信号作成回路と、この重畳信号作成回路にて作成された重畳信号を上記信号処理回路に入力される映像信号に重畳する信号重畳回路とを設けるとともに、上記スレッシュレベルを下げ、上記信号処理回路にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅を検出して検出したパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成する構成としてある。
【0006】
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、テレビジョン装置に映像信号が入力されると、信号処理回路は、映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅を検出して検出したパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する。すると、同期回路が、上記垂直同期信号と上記水平同期信号とに対応した発振回路からのそれぞれの発振出力と、上記信号処理回路から出力される上記垂直同期信号 と水平同期信号と、から垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを作成する。
そして、垂直偏向回路と水平偏向回路とは、垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを入手し、受像管の電子ビームをドライブさせる垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とを作成する。垂直偏向コイルおよび水平偏向コイルは、垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とに基づいて受像管の電子ビームをドライブさせる。フライバックトランスは、水平ドライブ電流から受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から水平同期信号に対応するとともに同期信号とは逆極性とされたフィードバック信号を作成する。そこで、重畳信号作成回路は、このフィードバック信号の極性を反転させて重畳信号を作成する。
【0007】
また、信号重畳回路は、この重畳信号を上記信号処理回路に入力される映像信号に重畳する。すると、上記信号処理回路に入力される映像信号には水平同期信号に対応するとともに同期信号と同極性の重畳信号であって、発振回路からの発振出力と水平同期信号とから作成された水平ドライブ信号から作成された水平ドライブ電流から作成されたフィードバック信号の極性を反転させて作成された重畳信号が重畳されるので、映像信号は水平同期用の同期信号の成分が増幅される。
さらに、上記スレッシュレベルを下げ、上記信号処理回路にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅を検出して検出したパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成する。
すなわち、映像信号に電気ノイズが混入しても、電気ノイズの影響は少なくなる。したがって、入力される映像信号から確実に同期信号を判別して水平同期信号と垂直同期信号とを出力することが可能となり、テレビジョン装置における画面の乱れを防止することが可能となる。その際、上述のような発振回路や分周回路を含む回路を設ける必要がないので、簡易な構成で済む
【0008】
ところで、請求項2にかかる発明は、入力される映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する同期信号出力手段と、発振回路からの上記水平同期信号に対応した発振出力と、上記同期信号出力手段から出力される上記水平同期信号と、から水平ドライブ信号を作成する水平ドライブ信号作成手段と、この水平ドライブ信号から受像管の電子ビームを略水平方向にドライブさせる水平ドライブ電流を作成する水平偏向回路と、この水平ドライブ電流から上記受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応したフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成手段と、この重畳信号作成手段にて作成された重畳信号を上記同期信号出力手段に入力される映像信号に重畳する信号重畳手段とを設けるとともに、上記スレッシュレベルを下げ、上記同期信号出力手段にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成する構成としてある。
【0009】
上記のように構成した請求項2にかかる発明においては、映像信号が入力されると、同期信号出力手段は、映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する。すると、例えば、ドライブ信号を作成する同期回路が水平同期信号と垂直同期信号とを利用して水平ドライブ信号と垂直ドライブ信号を作成することが可能である。
そして、水平ドライブ信号作成手段は、発振回路からの上記水平同期信号に対応した発振出力と、上記同期信号出力手段から出力される上記水平同期信号と、から水平ドライブ信号を作成する。水平偏向回路は、この水平ドライブ信号から受像管の電子ビームを略水平方向にドライブさせる水平ドライブ電流を作成する。フライバックトランスは、この水平ドライブ電流から上記受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応したフィードバック信号を作成する。重畳信号作成手段は、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する。また、信号重畳手段は、この重畳信号を上記同期信号出力手段に入力される映像信号に重畳する。すると、上記同期信号出力手段に入力される映像信号には水平同期信号から作成されるとともに同期信号と同極性の重畳信号であって、発振回路からの発振出力と水平同期信号とから作成された水平ドライブ信号から作成された水平ドライブ電流から作成されたフィードバック信号から作成された重畳信号が重畳されるので、映像信号は水平同期用の同期信号の成分が増幅される。
さらに、上記スレッシュレベルを下げ、上記同期信号出力手段にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成する。
すなわち、映像信号に電気ノイズが混入しても、電気ノイズの影響は少なくなる。したがって、入力される映像信号から確実に同期信号を判別して水平同期信号と垂直同期信号とを出力することが可能となる。その際、上述のような発振回路や分周回路を含む回路を設ける必要がないので、簡易な構成で済む。
【0010】
ここで、本発明を適用可能な映像信号に含まれる同期信号は、所定電圧よりも低くしたパルス信号であってもよいし、所定電圧よりも高くした逆の極性を有するパルス信号であってもよい。
また、請求項3にかかる発明は、入力される映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する同期信号出力手段と、発振回路からの上記水平同期信号に対応した発振出力と、上記同期信号出力手段から出力される上記水平同期信号と、から水平ドライブ信号を作成する水平ドライブ信号作成手段と、この水平ドライブ信号から受像管の電子ビームを略水平方向にドライブさせる水平ドライブ電流を作成する水平偏向回路と、この水平ドライブ電流から上記受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応したフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成手段と、この重畳信号作成手段にて作成された重畳信号を上記同期信号出力手段に入力される映像信号に重畳する信号重畳手段とを設けるとともに、上記スレッシュレベルを上げ、上記同期信号出力手段にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同上げたスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成する構成としてある。
【0011】
同期信号出力手段は、同期信号のパルス幅の大きさに応じて水平同期信号と垂直同期信号とを作成して出力することができればよく、同期信号と同極性のまま水平同期信号を作成して出力してもよいし、逆極性にして水平同期信号を作成して出力してもよい。同期信号出力手段が同期信号とは逆の極性の水平同期信号を作成して出力するときの構成の一例として、上記請求項2または請求項3に記載のテレビジョン装置における同期信号の作成方法において、上記同期信号出力手段は、上記映像信号に含まれる同期信号とは逆極性の上記水平同期信号を作成する構成としてもよい
【0012】
なお、同期信号出力手段が同期信号と同極性の水平同期信号を作成して出力する場合は、同期信号出力手段から出力される水平同期信号の極性を反転させずに重畳信号を作成すればよい。
【0013】
請求項4にかかる発明は、入力される映像信号からRGB信号を分離して出力し、同映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する信号処理回路と、上記垂直同期信号と上記水平同期信号とに対応した発振回路からのそれぞれの発振出力と、上記信号処理回路から出力される上記垂直同期信号と水平同期信号と、から垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを作成する同期回路と、上記垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを入手し、上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とを作成する垂直偏向回路および水平偏向回路と、上記水平ドライブ電流から受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応するフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成回路と、この重畳信号作成回路にて作成された重畳信号を上記信号処理回路に入力される映像信号に重畳する信号重畳回路とを設けるとともに、上記スレッシュレベルを下げ、上記信号処理回路にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成する構成としてある。
【0014】
請求項5にかかる発明は、入力される映像信号からRGB信号を分離して出力し、同映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する信号処理回路と、上記垂直同期信号と上記水平同期信号とに対応した発振回路からのそれぞれの発振出力と、上記信号処理回路から出力される上記垂直同期信号と水平同期信号と、から垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを作成する同期回路と、上記垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを入手し、上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とを作成する垂直偏向回路および水平偏向回路と、上記水平ドライブ電流から受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応するフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成回路と、この重畳信号作成回路にて作成された重畳信号を上記信号処理回路に入力される映像信号に重畳する信号重畳回路とを設けるとともに、上記スレッシュレベルを上げ、上記信号処理回路にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同上げたスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成する構成としてある。
【0015】
請求項6にかかる発明は、上記請求項4または請求項5に記載のテレビジョン装置における同期信号の作成方法において、上記フライバックトランスは、上記映像信号に含まれる同期信号とは逆極性の上記フィードバック信号を作成し、上記重畳信号作成回路は、上記フライバックトランスにて作成されたフィードバック信号の極性を反転させて上記重畳信号を作成する構成としてある。
【0016】
上記のように構成した請求項6にかかる発明においては、重畳信号作成回路がフライバックトランスにて作成されたフィードバック信号の極性を反転させて重畳信号を作成するので、重畳信号は映像信号に含まれる同期信号と同極性となる。すなわち、映像信号は水平同期用の同期信号の成分が増幅されるので、映像信号に混入する電気ノイズの影響は少なくなり、確実に同期信号を判別することができる。
【0017】
信号重畳回路は、重畳信号作成回路にて作成された重畳信号を映像信号に重畳することができればよい。その具体的な構成の一例として、請求項7にかかる発明は、上記請求項1、請求項4〜請求項6のいずれかに記載のテレビジョン装置における同期信号の作成方法において、上記信号重畳回路は、第一のコンデンサと第一の抵抗回路とを直列接続し、上記入力される映像信号の信号線に一端を接続した第一の直列接続回路と、第二のコンデンサと第二の抵抗回路とを直列接続し、上記重畳信号作成回路にて作成された上記重畳信号の信号線に一端を接続した第二の直列接続回路とを備え、上記第一の直列接続回路の他端と上記第二の直列接続回路の他端とを接続し、この接続部からの信号出力を上記信号処理回路に入力する構成としてある。
【0018】
上記のように構成した請求項7にかかる発明においては、信号処理回路に入力される映像信号の信号線は第一の直列回路を介して上記接続部に接続され、重畳信号の信号線は第二の直列回路を介して同接続部に接続されている。すると、この接続部にて映像信号は重畳信号を重畳され、信号処理回路に入力される。すなわち、信号重畳回路が簡易に構成される。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1〜請求項5にかかる発明によれば、簡易な構成で、入力される映像信号から確実に同期信号を判別して水平同期信号と垂直同期信号とを作成することが可能であり、テレビジョン装置の画面の乱れを防止することが可能なテレビジョン装置における同期信号の作成方法を提供することができる。
【0020】
さらに、請求項6にかかる発明によれば、フライバックトランスが同期信号とは逆の極性のフィードバック信号を作成するときの構成の一例を提供することができる。
【0021】
さらに、請求項7にかかる発明によれば、信号重畳回路を簡易に構成することができる
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる同期信号出力装置100を適用したテレビジョン装置の概略構成をブロック図により示している。同図において、IICバス40には、内部機器を集中的に制御する主制御手段であるマイコン10と、テレビジョン放送電波を受信するチューナ20と、受信されたテレビジョン放送電波に基づいて映像信号や音声信号を復元して出力する1チップIC30とが接続されている。そして、マイコン10がこのシリアルデータ通信によって装置全体を制御することにより、テレビジョン装置としての機能を実現している。
【0023】
チューナ20はいわゆる電圧シンセサイザを採用したチューナであり、IICバス40を介して制御可能となっている。通常のチューナは同調電圧(V0)用のポテンションメータと、VHFローバンド(VL)、VHFハイバンド(VH)およびUHF(U)のバンド切換スイッチとを備え、これらを適宜設定することにより所望の選局周波数に応じた信号を受信する。本チューナ20はこれらの機械的な構成を含まず、マイコン10からIICバス40を介してこれらの設定値を入手し、同設定値に対応した受信周波数のテレビジョン放送信号をアンテナ21を介して受信する。同時に、同テレビジョン放送信号から中間周波信号が生成され、1チップIC30に入力されるようになっている。なお、映像入力端子22から入力される本発明にいう映像信号であるビデオ信号(VIDEO)も信号重畳回路70を介して1チップIC30に入力され、図示しない音声入力端子から入力される音声信号も1チップIC30に入力されるようになっている。
【0024】
1チップIC30は、本発明にいう同期信号出力手段である信号処理回路50、水平ドライブ信号作成手段である同期回路61、重畳信号作成手段である重畳信号作成回路62等から構成されている。むろん、信号処理回路50、同期回路61、重畳信号作成回路62を1チップIC30で構成するのは一例にすぎず、それぞれ別々のICで構成してもよいし、複数のトランジスタや抵抗回路を組み合わせた回路で構成してもよい。
【0025】
1チップIC30の信号処理回路50に入力される中間周波信号は、図示しないAGC回路によって中間周波増幅される。信号処理回路50は、中間周波増幅がなされた後に映像検波を行い、その検波出力に基づいて所定の色復調処理を施すことによりRGB信号を分離して作成し、外部に出力する。また、信号処理回路50は、検波出力から水平同期信号(H−SYNC)、垂直同期信号(V−SYNC)も作成して外部に出力する。一方、音声の信号については、中間周波増幅の過程において第二音声中間周波信号として取り出し、FM検波を経てAUDIO信号を作成して外部に出力する。
その後、信号処理回路50から出力されたRGB信号はカソードアンプ81に出力され、このカソードアンプ81にて適宜増幅されて受像管(CRT)82に供給される。そして、受像管82は、カソードアンプ81にて増幅されたRGB信号に基づいて画面表示を行う。一方、上記AUDIO信号についても同様に図示しないオーディオアンプに出力され、このオーディオアンプで適宜増幅されて図示しないスピーカに供給されるようになっている。
【0026】
また、信号処理回路50は、電圧の信号であるビデオ信号も入力されており、このビデオ信号からも中間周波信号の場合と同様にして、RGB信号、水平同期信号、垂直同期信号を作成して外部に出力する。ここで、入力されるビデオ信号の波形は、図2に示すように、色基準信号や輝度基準信号等が含まれた信号の中に振幅をV1とされた同期信号のパルスP1が挿入されている。この同期信号のパルスP1は、所定電圧のスレッシュレベルよりも小さくなるパルス信号である。そして、ビデオ信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスP1と判断し、図に示すように、この同期信号とは逆極性の電圧の信号である水平同期信号を作成する。また、検出したパルスP1のパルス幅が所定幅より大きいとき、同じく同期信号とは逆極性の電圧の信号である垂直同期信号を作成する。作成した水平同期信号と垂直同期信号とは、同期回路61に出力されるとともに、マイコン10にも出力され、テレビジョン装置全体の制御に利用されている。
【0027】
同期回路61は、1チップIC30内に配設された発振回路から水平・垂直同期信号に対応した発振出力が入力されており、通常、それぞれの発振出力と信号処理回路50からの水平・垂直同期信号とでPLLループを構成している。このPLLループによって対応する発振出力と位相がロックした信号は、図2に示すようにのこぎり波状の信号であり、水平ドライブ信号(H.DRIVE)と垂直ドライブ信号(V.DRIVE)として、それぞれ、水平偏向回路63と垂直偏向回路64に出力される。
【0028】
水平偏向回路63は、水平ドライブ信号から、図2に示すように同水平ドライブ信号に対応した所定の水平ドライブ電流を作成し、受像管82に設けられた水平偏向コイル66に供給することにより、電子ビームを水平方向にドライブさせる。なお、水平ドライブ電流のタイミングチャートは縦軸が電流値であり、上となるほど電流値が大きくなることを示している。また、水平偏向回路63で生じる高周波信号は、フライバックトランス(FBT)65に供給され、受像管82に供給する高電圧が発生するようになっている。
他方、垂直偏向回路64は、垂直ドライブ信号から垂直ドライブ電流を作成し、受像管82に設けられた垂直偏向コイル67に供給して、電子ビームを垂直方向にドライブさせる。
その結果、受像管82では、映像信号に応じた電子ビームがドライブされながら放出され、受像管82に画像が現れることになる。
【0029】
水平ドライブ電流から受像管に供給する高電圧を作成するフライバックトランス65は、水平ドライブ電流の変化を検出し、検出した電流変化に対応した電圧の信号であるフィードバック信号を作成する。このフィードバック信号は、図2に示すように、水平ドライブ信号に対応して、この水平ドライブ信号と同極性にされた信号であり、ビデオ信号に含まれる同期信号とは逆極性となっている。ここで、水平ドライブ信号は水平同期信号に対応した信号であるので、フィードバック信号も水平同期信号に対応した信号となる。そして、作成したフィードバック信号を1チップIC30内の重畳信号作成回路62に供給している。すなわち、水平ドライブ信号を入手して水平同期信号に対応したフィードバック信号を作成する水平偏向回路63とフライバックトランス65とは、本発明にいうフィードバック信号作成手段を構成している。
【0030】
フライバックトランス65からフィードバック信号が入力される重畳信号作成回路62は、このフィードバック信号の電圧の変動幅を小さくするとともに反転させて本発明にいう重畳信号を作成する。すると、図2に示すように、重畳信号はビデオ信号に含まれる水平同期信号用の同期信号に対応して、この水平同期信号用の同期信号と同極性の信号となる。なお、重畳信号のタイミングチャートは縦軸が電圧値であり、上となるほど電圧値が大きくなることを示している。
すなわち、信号処理回路50から出力される水平同期信号からビデオ信号のような映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する同期回路61、水平偏向回路63、フライバックトランス65、重畳信号作成回路62は、本発明にいう同極性重畳信号作成手段を構成している。
【0031】
重畳信号作成回路62は、作成した重畳信号を本発明にいう信号重畳手段を構成する信号重畳回路70に出力する。重畳信号が入力される信号重畳回路70は、外部から映像入力端子22を介して入力されるビデオ信号に重畳信号を重畳して、信号処理回路50に出力する。そして、信号処理回路50と、同期回路61と、水平偏向回路63と、フライバックトランス65と、重畳信号作成回路62と、信号重畳回路70とから、本発明にいう同期信号出力装置100が構成されている。
【0032】
信号重畳回路70は、図3に示すように、第一のコンデンサC1と第一の抵抗回路R1とを直列接続した本発明にいう第一の直列回路71と、第二のコンデンサC2と第二の抵抗回路R2とを直列接続した本発明にいう第二の直列回路72とを備えている。なお、図3は、本実施形態の同期信号出力装置100の構成の概略を概略回路図により示している。
同図において、第一の直列回路71は、入力される映像信号であるビデオ信号の信号線に第一の抵抗回路R1側の一端を接続されている。また、第二の直列回路72は、重畳信号作成回路62から出力される重畳信号の信号線に第二のコンデンサC2側の一端を接続されている。第一の直列回路71の第一のコンデンサC1側である他端と第二の直列回路72の第二の抵抗回路R2側である他端とは接続部73にて接続されている。この接続部73は信号処理回路50に接続されており、接続部73からの信号出力が信号処理回路50に入力されるようになっている。
すなわち、電圧の信号であるビデオ信号は、接続部73にて同じく電圧の信号である重畳信号を重畳され、信号処理回路50に入力されることになる。
【0033】
重畳信号を重畳されたビデオ信号が入力される信号処理回路50は、入力されるビデオ信号に含まれる同期信号のパルス幅を検出し、上述のように検出したパルス幅の大きさに応じて水平同期信号と垂直同期信号とを作成して同期回路61に出力する。すると、同期回路61は水平同期信号から水平ドライブ信号を作成して水平偏向回路63に出力し、水平偏向回路63が水平ドライブ信号から受像管82の電子ビームを略水平方向にドライブさせる水平ドライブ電流を作成する。フライバックトランス65は、この水平ドライブ電流から上述のように水平同期信号に対応したフィードバック信号を作成して重畳信号作成回路62に出力する。そして、重畳信号作成回路62がフィードバック信号から重畳信号を作成して信号重畳回路70の第二の直列回路72の一端に重畳信号を入力すると、信号重畳回路70は重畳信号作成回路62にて作成された重畳信号をビデオ信号に重畳する。その結果、映像信号であるビデオ信号は、水平同期用の同期信号の成分が増幅される。
【0034】
次に、本実施形態にかかる同期信号出力装置100の作用を説明する。
図2で示したように、ビデオ信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスP1と判断し、この同期信号とは逆極性の水平同期信号を作成する。また、図に示すように、検出したパルスP1のパルス幅が所定幅より大きくないときは垂直同期信号を作成しない。
【0035】
そして、上述のように、同期回路61が水平同期信号から水平ドライブ信号を作成し、水平偏向回路63が水平ドライブ信号から水平ドライブ電流を作成すると、フライバックトランス65は水平ドライブ電流から上述のように水平同期信号に対応して同水平同期信号とは逆極性のフィードバック信号を作成する。重畳信号作成回路62は、フィードバック信号の電圧の変動幅を小さくするとともに反転させて重畳信号を作成し、信号重畳回路70に出力する。そして、信号重畳回路70は、ビデオ信号にこの重畳信号を重畳して、信号処理回路50に出力する。
【0036】
すると、発振回路からの発振出力と水平同期信号とから作成された水平ドライブ信号から作成された水平ドライブ電流から作成されたフィードバック信号の極性を反転させて作成された重畳信号を重畳されたビデオ信号には水平同期信号から作成されるとともに同期信号と同極性の重畳信号が重畳されるので、図4に示すように、ビデオ信号は水平同期用の同期信号の成分が増幅される。すなわち、ビデオ信号に含まれる振幅をV1とされた同期信号は、重畳信号が重畳されると振幅がV2に増加する。そして、図に示すように、同期信号のパルスP1を検出するための所定電圧であるスレッシュレベルを下げることが可能となる。
【0037】
ここで、図5に示すように、水平同期用の同期信号の前後に電気ノイズが混入しても、スレッシュレベルが下がっているため、電気ノイズを含めてパルス幅を検出することがなくなる。すると、図に示すように、水平同期用の同期信号から垂直同期信号は作成されない。すなわち、電気ノイズの影響は少なくなり、入力されるビデオ信号等の映像信号から確実に同期信号を判別して水平同期信号と垂直同期信号とを出力することが可能となる。その結果、テレビジョン装置の画面の乱れを防止することができる。また、電気ノイズによるテレビジョン装置の画面の乱れを防止するために、発振回路や分周回路を含む回路を設ける必要もない。
【0038】
ところで、本実施形態では、映像入力端子22から入力されるビデオ信号に重畳信号を重畳して水平同期用の同期信号の振幅を増加させたが、チューナ20から入力される中間周波信号に同中間周波信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を重畳して水平同期用の同期信号の振幅を増加させ、混入する電気ノイズの影響を低減させることも同様に可能である。
また、同期信号のパルスP1のパルス幅が所定幅より小さい信号を垂直同期用とする仕様の映像信号であっても、水平同期用の同期信号の成分が増幅されるため、混入する電気ノイズの影響を少なくさせることができる。
【0039】
さらに、上述の実施形態とは逆極性の映像信号が入力される場合であっても、本発明を適用可能である。例えば、図6に示すように、映像信号に含まれる同期信号が所定電圧のスレッシュレベルよりも高くしたパルス信号であるとき、重畳信号は図2の場合とは逆極性の信号であればよい。この場合でも、映像信号は水平同期用の同期信号の成分が増幅されるので、スレッシュレベルを上げることができ、映像信号に混入する電気ノイズの影響を少なくさせることができる。
なお、図6に示しているように、水平同期信号が映像信号に含まれる水平同期用の同期信号と同極性とされている場合、作成する重畳信号は水平同期信号と同じ極性とすればよい
【0040】
以上説明したように、本発明によると、映像信号には水平同期信号から作成されるとともに内部に含まれる同期信号と同極性の重畳信号が重畳されるので、映像信号は水平同期用の同期信号の成分が増幅される。その際、電気ノイズによるテレビジョン装置の画面の乱れを防止するために、発振回路や分周回路を含む回路を設ける必要がない。したがって、簡易な構成で、入力される映像信号から確実に同期信号を判別して水平同期信号と垂直同期信号とを作成することが可能であり、テレビジョン装置の画面の乱れを防止することが可能なテレビジョン装置における同期信号の作成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる同期信号出力装置を適用したテレビジョン装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】重畳信号を重畳する前のビデオ信号およびその他の各種信号の状態を示すタイミングチャートである。
【図3】本実施形態の同期信号出力装置の構成の概略を示す概略回路図である。
【図4】重畳信号を重畳した後のビデオ信号の状態を示すタイミングチャートである。
【図5】電気ノイズ混入時の重畳信号を重畳した後のビデオ信号、水平同期信号、垂直同期信号の状態を示すタイミングチャートである。
【図6】変形例にかかる同期信号出力装置における重畳信号を重畳する前のビデオ信号、水平同期信号、垂直同期信号の状態を示すタイミングチャートである。
【図7】従来例にかかる同期信号出力装置における映像信号、水平同期信号、垂直同期信号の状態を示すタイミングチャートである。
【図8】従来例にかかる同期信号出力装置において、電気ノイズ混入時の映像信号、水平同期信号、垂直同期信号の状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…マイコン
20…チューナ
21…アンテナ
22…映像入力端子
30…1チップIC
40…IICバス
50…信号処理回路
61…同期回路
62…重畳信号作成回路
63…水平偏向回路
64…垂直偏向回路
65…フライバックトランス
66…水平偏向コイル
67…垂直偏向コイル
70…信号重畳回路
71…第一の直列回路
72…第二の直列回路
73…接続部
81…カソードアンプ
82…受像管
100…同期信号出力装置
C1…第一のコンデンサ
C2…第二のコンデンサ
R1…第一の抵抗回路
R2…第二の抵抗回路

Claims (7)

  1. 入力される映像信号からRGB信号を分離して出力し、同映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅を検出して検出したパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する信号処理回路と、
    この信号処理回路から出力される上記RGB信号を増幅して出力するカソードアンプと、
    このカソードアンプにて増幅された上記RGB信号に基づいて画面表示を行う受像管と、
    上記垂直同期信号と上記水平同期信号とに対応した発振回路からのそれぞれの発振出力と、上記信号処理回路から出力される上記垂直同期信号と水平同期信号とから垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを作成する同期回路と、
    上記垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを入手し、上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とを作成する垂直偏向回路および水平偏向回路と、
    上記垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とに基づいて上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直偏向コイルおよび水平偏向コイルと、
    上記水平ドライブ電流から上記受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応するとともに上記同期信号とは逆極性とされたフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、
    上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号の極性を反転させて重畳信号を作成する重畳信号作成回路と、この重畳信号作成回路にて作成された重畳信号を上記信号処理回路に入力される映像信号に重畳する信号重畳回路とを設けるとともに、
    上記スレッシュレベルを下げ、上記信号処理回路にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅を検出して検出したパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成することを特徴とするテレビジョン装置における同期信号の作成方法。
  2. 入力される映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する同期信号出力手段と、
    発振回路からの上記水平同期信号に対応した発振出力と、上記同期信号出力手段から出力される上記水平同期信号と、から水平ドライブ信号を作成する水平ドライブ信号作成手段と、
    この水平ドライブ信号から受像管の電子ビームを略水平方向にドライブさせる水平ドライブ電流を作成する水平偏向回路と、
    この水平ドライブ電流から上記受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応したフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、
    上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成手段と、この重畳信号作成手段にて作成された重畳信号を上記同期信号出力手段に入力される映像信号に重畳する信号重畳手段とを設けるとともに、
    上記スレッシュレベルを下げ、上記同期信号出力手段にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいとき に上記垂直同期信号を作成することを特徴とするテレビジョン装置における同期信号の作成方法。
  3. 入力される映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する同期信号出力手段と、
    発振回路からの上記水平同期信号に対応した発振出力と、上記同期信号出力手段から出力される上記水平同期信号と、から水平ドライブ信号を作成する水平ドライブ信号作成手段と、
    この水平ドライブ信号から受像管の電子ビームを略水平方向にドライブさせる水平ドライブ電流を作成する水平偏向回路と、
    この水平ドライブ電流から上記受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応したフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、
    上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成手段と、この重畳信号作成手段にて作成された重畳信号を上記同期信号出力手段に入力される映像信号に重畳する信号重畳手段とを設けるとともに、
    上記スレッシュレベルを上げ、上記同期信号出力手段にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同上げたスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成することを特徴とするテレビジョン装置における同期信号の作成方法。
  4. 入力される映像信号からRGB信号を分離して出力し、同映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する信号処理回路と、
    上記垂直同期信号と上記水平同期信号とに対応した発振回路からのそれぞれの発振出力と、上記信号処理回路から出力される上記垂直同期信号と水平同期信号と、から垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを作成する同期回路と、
    上記垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを入手し、上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とを作成する垂直偏向回路および水平偏向回路と、
    上記水平ドライブ電流から受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応するフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、
    上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成回路と、この重畳信号作成回路にて作成された重畳信号を上記信号処理回路に入力される映像信号に重畳する信号重畳回路とを設けるとともに、
    上記スレッシュレベルを下げ、上記信号処理回路にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同下げたスレッシュレベルよりも小さいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成することを特徴とするテレビジョン装置における同期信号の作成方法。
  5. 入力される映像信号からRGB信号を分離して出力し、同映像信号の電圧が所定のスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して水平同期信号を作成して出力するとともに同パルスのパルス幅が所定幅より大きいときに垂直同期信号を作成して出力する信号処理回路と、
    上記垂直同期信号と上記水平同期信号とに対応した発振回路からのそれぞれの発振出力と、上記信号処理回路から出力される上記垂直同期信号と水平同期信号と、から垂直ドラ イブ信号と水平ドライブ信号とを作成する同期回路と、
    上記垂直ドライブ信号と水平ドライブ信号とを入手し、上記受像管の電子ビームをドライブさせる垂直ドライブ電流と水平ドライブ電流とを作成する垂直偏向回路および水平偏向回路と、
    上記水平ドライブ電流から受像管に供給する高電圧を作成するとともに、同水平ドライブ電流から上記水平同期信号に対応するフィードバック信号を作成するフライバックトランスとを具備するテレビジョン装置における同期信号の作成方法であって、
    上記テレビジョン装置に、上記フライバックトランスで作成されるフィードバック信号から上記映像信号に含まれる同期信号と同極性の重畳信号を作成する重畳信号作成回路と、この重畳信号作成回路にて作成された重畳信号を上記信号処理回路に入力される映像信号に重畳する信号重畳回路とを設けるとともに、
    上記スレッシュレベルを上げ、上記信号処理回路にて、上記重畳信号を重畳した映像信号の電圧が同上げたスレッシュレベルよりも大きいときに同期信号のパルスと判断して上記水平同期信号を作成するとともに同パルスのパルス幅が上記所定幅より大きいときに上記垂直同期信号を作成することを特徴とするテレビジョン装置における同期信号の作成方法。
  6. 上記請求項4または請求項5に記載のテレビジョン装置における同期信号の作成方法において、
    上記フライバックトランスは、上記映像信号に含まれる同期信号とは逆極性の上記フィードバック信号を作成し、
    上記重畳信号作成回路は、上記フライバックトランスにて作成されたフィードバック信号の極性を反転させて上記重畳信号を作成することを特徴とするテレビジョン装置における同期信号の作成方法。
  7. 上記請求項1、請求項4〜請求項6のいずれかに記載のテレビジョン装置における同期信号の作成方法において、
    上記信号重畳回路は、
    第一のコンデンサと第一の抵抗回路とを直列接続し、上記入力される映像信号の信号線に一端を接続した第一の直列接続回路と、
    第二のコンデンサと第二の抵抗回路とを直列接続し、上記重畳信号作成回路にて作成された上記重畳信号の信号線に一端を接続した第二の直列接続回路とを備え、
    上記第一の直列接続回路の他端と上記第二の直列接続回路の他端とを接続し、この接続部からの信号出力を上記信号処理回路に入力することを特徴とするテレビジョン装置における同期信号の作成方法
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