JPH04164Y2 - - Google Patents

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JPH04164Y2
JPH04164Y2 JP1986179698U JP17969886U JPH04164Y2 JP H04164 Y2 JPH04164 Y2 JP H04164Y2 JP 1986179698 U JP1986179698 U JP 1986179698U JP 17969886 U JP17969886 U JP 17969886U JP H04164 Y2 JPH04164 Y2 JP H04164Y2
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wood
driving
metal fitting
piece
tip
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JP1986179698U
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JPS6385703U (ja
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  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は木材の取付固定金具に係り、特に木造
建築において野縁受けに対して野縁を固定する場
合のように、木材を「T」字状に接合固定する際
に最適な固定金具に関するものである。
(従来の技術) 従来より、一方の木材の側面に他方の木材の端
面(木口)を当接して「T」字状に接合固定する
ための固定金具として適切なものがなく、通常は
上記一方の木材の反対側の側面から釘打ちしてい
た。
ところが木造建築における部屋の野縁等におい
ては、第6図に示すように、一方の木材21の反
対側の側面が壁面23に接しており、これに他方
の木材22を「T」字状に接合固定する場合には
上記のように反対側側面から釘打ちはできないか
ら、従来は他方の木材22の端部側面から一方の
木材21側に斜めに釘打ち24していた。
一般に野縁の取り付け等においては釘打ちのた
めの作業空間を確保することが難しく、しかも他
方の木材22に斜めに釘打ち24するものである
ため他方の木材が釘打ちによって斜めの応力を受
けて接合位置がずれたり釘先端が滑ったりする欠
点があり、更には斜め打ち用として大寸の釘を使
用するため他方の木材端部が割れてしまう等の虞
があり、釘打ち作業は困難を極めていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案者は上記した従来の固定手段の欠点を解
消するために、一方の木材の側面と他方の木材の
端面との間に配置して両木材を固定する形式の固
定金具として、一方の木材の側面側に打ち込むた
めに金具本体の両端部に対称的に形成された先鋭
先端を有する第1の打込み部と上記他方の木材の
端面側に打ち込むために上記金具本体の中央部に
形成された切込みを切り起こして設けられた先鋭
先端を有する第2の打込み部とを設け、第2の打
込み部を他方の木材の端面側に打込んだ状態で該
第2の木材の端部を一方の木材の側面に沿って所
定位置までずらせ、第1の打込み部を一方の木材
の側面側に打ち込むようにした木材の取付固定金
具を先に提案した(実開昭61−170602号公報)。
この先の提案に係る取付固定金具は木材同士を適
確且つ簡単に固定することができて優れた固定力
を備えているが、第1の打込み部その他に湾曲部
を設けるものであることから成形加工性及び量産
性に改良すべき点があつたので、本考案はこれを
改良した木材の取付固定金具を提供することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る木材の取付固定金具は、一方の木
材の側面側に打ち込むために金具本体の両端部に
対称的に形成された先鋭先端を有する第1の打込
み部と上記他方の木材の端面側に打ち込むために
上記金具本体の中央部に形成された切込みを切り
起こして設けられた先鋭先端を有する第2の打込
み部とを設けた木材の取付固定金具において、略
矩形状の金具本体Aの両端部側に両サイドからV
字状の切込み部を形成し、そのくびれ部に沿って
上方向に折り曲げると共に先端側の略台形状部を
折曲げ線から内方向に折り曲げることにより先鋭
先端が上記金具本体の底面よりも下方に突出しな
いようにした上記第1の打込み部を形成し、ま
た、上記金具本体中腹部の両側縁には尖鋭先端を
有する複数の第3の打込み部を上向きに形成し、
上記第1の打込み部及び第2の打込み部の先端側
を僅かに外側に反らせたものである。
(作用) 野縁受け等の一方の木材の側面に野縁等の他方
の木材の端面を当接して「T」字状に接合固定す
るに際し、他方の木材の端面に固定金具の第2の
打込み部及び第3の打込み部を打ち込み、他方の
木材の端部を一方の木材の側面に沿つて所定位置
までずらして位置決めする。この場合、第1の打
込み部の尖鋭先端は金具本体の底面から下方には
突出していないから、尖鋭先端が一方の木材の側
面に引掛つたり引掻き傷が生じたりすることなく
他方の木材の端部を的確にスライドさせることが
できる。他方の木材の端部を所定位置にセツトし
た後、第1の打込み部を一方の木材側に打ち込
む。これによつて一方の木材と他方の木材とは的
確に接合固定される。
固定金具自体は金属板材からなる略矩形状の金
具本体の両端部側に両サイドからV字状の切込み
部を形成し、そのくびれ部に沿って上方向に折り
曲げると共に先端側の略台形状部を折曲げ線から
内方向に折り曲げることにより先鋭先端が上記金
具本体の底面よりも下方に突出しないようにした
上記第1の打込み部を形成し、上記第1の打込み
部及び第2の打込み部の先端側を僅かに外側に反
らせるものであるから、プレス加工等によつて簡
単に成形でき、材料の無駄がないのは勿論、成型
が極めて容易であり、量産性に富んでいてローコ
ストで製造することができる。
(実施例) 本考案に係る木材の取付固定金具の実施例を第
1図乃至第5図に基づいて説明するが、第1図は
固定金具の斜視図、第2図は金具本体の平面図、
第3図は固定金具の側面図、第4図A乃至Dは取
り付け過程を示す側面図、第5図は取付状態を示
す斜視図である。
本考案の固定金具Bは、略矩形状の金具本体A
の両端部に両サイドからV字状の切込み部4を形
成し、そのくびれ部4bに沿って上方向に折り曲
げると共に先端側の略台形状部4aを折曲げ線4
cから内方向に折り曲げることにより先鋭先端1
a,1aが上記金具本体Aの底面よりも下方に突
出しないようにした第1の打込み部1,1が形成
され、また、上記金具本体Aの中央部には略
「N」字状の切込み部5を形成してこれを切り起
こすことにより尖鋭先端2a,2aを有する第2
の打込み部2,2が対向的に形成されている。更
に、上記金具本体中腹部の両側縁には尖鋭先端3
a,3aを有する複数の第3の打込み部3,3が
上向きに形成され、また、上記第1及び第2の各
打込み部1,2は先端側を僅かに外方向に反らせ
てある。
なお、第3の打込み部3は実施例では山形状に
3個形成されている。
上記した構成の固定金具Bは第1乃至第3の打
込み部を備えているが、全体を金属板からプレス
加工により簡単に成形できるから安価な固定金具
を得ることがてきる。
次に第3図A乃至Dに基づいてその使用例を説
明すると、第3図Bに示すように、一方の木材1
1の側面所定位置10に他方の木材12の端面
(木口)を当接して「T」字状に接合するに際し、
先ず第3図Aに示すように、他方の木材12の木
口に固定金具Bの第2の打込み部2,2及び第3
の打込み部3,3を打ち込む。この場合、第2の
打込み部2の先端部が僅かに外方向に湾曲してい
るため両打込み部の先端部はその湾曲に従つて侵
入し、木材内に係止せしめられる形態で打ち込ま
れる。
この状態で他方の木材12の端部を一方の木材
11の側面に沿って所定位置10までずらして位
置決めする。この場合、第1の打込み部1の各尖
鋭先端1a,4aが金具本体Aの底面1bよりも
突出していないから各先端が一方の木材11に引
掛つたりすることはない。次に第1の打込み部
1,1を一方の木材11の側面に打ち込めばよ
く、これにより該第1の打込み部1の先端部がそ
の湾曲に従つて木材内に侵入するから該先端部が
木材内に係止され、強固な打込み状態を確保する
ことができて一方の木材11と他方の木材12は
的確且つ簡単に、しかも強固に接合固定すること
ができる。
(考案の効果) 本考案に係る木材の取付固定金具によれば、一
方の木材の側面に他方の木材の端面を当接して
「T」字状に接合固定するに際し、他方の木材の
端面に固定金具の第2の打込み部及び第3の打込
み部を打ち込み、他方の木材の端部を一方の木材
の側面所定位置までずらして位置決めをした後、
第1の打込み部を一方の木材側に打ち込むことに
より一方の木材と他方の木材とを的確且つ簡単に
接合固定することができる。
このような固定金具自体は金属板材からなる略
矩形状の金具本体の両端部側に両サイドからV字
状の切込み部を形成し、そのくびれ部に沿つて上
方向に折り曲げると共に先端側の略台形状部を折
曲げ線から内方向に折り曲げることにより先鋭先
端が上記金具本体の底面よりも下方に突出しない
ようにした上記第1の打込み部を形成し、上記第
1の打込み部及び第2の打込み部の先端側を僅か
に外側に反らせるものであるから、プレス加工等
によつて簡単に成形でき、材料の無駄がないのは
勿論、成型が極めて容易であり、量産性に富んで
いてローコストで製造することができる。
また、第1及び第2の打込み部の先端側が僅か
に外側に沿つているから、これらが打ち込まれた
際に木材内に係止される形態となつて強固に固定
でき、他方の木材が下り外れを起すことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案に係る木材の取付固
定金具の実施例を示し、第1図は固定金具の斜視
図、第2図は金具本体の平面図、第3図は金具本
体の側面図、第4図A乃至Dは取り付け過程を示
す側面図、第5図は取付状態を示す斜視図であ
る。第6図は従来の野縁の固定手段を示す斜視図
である。 A……金具本体,B……固定金具全体,1……
第1の打込み部,1a……尖鋭先端,2……第2
の打込み部,2a……尖鋭先端,3……第3の打
込み部,4……V字状の切込み部,4a……台形
状部,5……切込み部,11……一方の木材,1
2……他方の木材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一方の木材11の側面側に打ち込むために金具
    本体の両端部に対称的に形成された先鋭先端を有
    する第1の打込み部と上記他方の木材の端面側に
    打ち込むために上記金具本体の中央部に形成され
    た切込みを切り起こして設けられた先鋭先端を有
    する第2の打込み部とを設けた木材の取付固定金
    具において、 略矩形状の金具本体Aの両端部側に両サイドか
    らV字状の切込み部4を形成し、そのくびれ部4
    bに沿って上方向に折り曲げると共に先端側の略
    台形状部4aを折曲げ線4cから内方向に折り曲
    げることにより先鋭先端1a,1aが上記金具本
    体Aの底面よりも下方に突出しないようにした上
    記第1の打込み部1,1を形成し、また、上記金
    具本体中腹部の両側縁には尖鋭先端3a,3aを
    有する複数の第3の打込み部3,3を上向きに形
    成し、上記第1の打込み部1,1及び第2の打込
    み部2,2の先端側を僅かに外側に反らせたこと
    を特徴とする木材の取付固定金具。
JP1986179698U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH04164Y2 (ja)

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JP1986179698U JPH04164Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986179698U JPH04164Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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Publication Number Publication Date
JPS6385703U JPS6385703U (ja) 1988-06-04
JPH04164Y2 true JPH04164Y2 (ja) 1992-01-07

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986179698U Expired JPH04164Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0326807Y2 (ja) * 1985-04-15 1991-06-11

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JPS6385703U (ja) 1988-06-04

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