JPH04163477A

JPH04163477A - 放電装置

Info

Publication number: JPH04163477A
Application number: JP28980090A
Authority: JP
Inventors: Hiroko Oshima; 裕子大島
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1990-10-26
Filing date: 1990-10-26
Publication date: 1992-06-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】孜■立国本発明は、放電装置に関し、より詳細には、静電記録や
電子写真において帯電または除電を行う放電装置に関す
る。例えば、レーザプリンタや複写機に適用されるもの
である。

史米垣虚従来から静電記録や電子写真等に於いては、線径０．Ｉ
Ｍ程度のワイヤーに高電圧を印加してコロナ放電を発生
させるコロナ放電法が広く使用さ１れている。しかし、
このようなコロナ放電法に於いては、ワイヤーがわずか
に汚れても放電むらが生じ、被帯電（除電）体を不均一
に帯電（除電）してしまう欠点があり、また放電むらに
よってコロナ放電器の寿命を短くしてしまう欠点があっ
た。

この点を解決するために、シールド部材によって囲まれ
たコロナ放電ワイヤーに対して外部から強制送風し、該
ワイヤーに異物が付着するのを防止するものが提案され
ている。

しかし、ファンによって強制送風した場合、被帯電体に
衝突した空気のうち一部の空気はシールド部材の側壁に
沿って立ち上がり、乱流を起こす。

この乱流によって被帯電体表面のトナー等の異物が舞い
上がり、その異物かワイヤーからの強い電界によって引
き付けられてワイヤーに付着してしまう。従って上記強
制送風をする場合もワイヤーの汚れ除去のために清掃を
頻繁にしなければならないという問題があった。

この点を解決するために、例えば、特開昭６１−２１３
８６７号公報、特開昭６１−２１３８６８号公報、特開
昭６１−２１３８６９号公報などが提案されている。こ
れら公報はいずれもシールド部材に三方を囲まれた放電
部材と、前記シールド部材内を放電部材から電荷受容体
へ向かって強制換気する換気手段とを有する放電装置に
おいて、ワイヤに直角方向から強制的に送風または吸引
する方式でシースの２次元的な形を工夫したものである
。また、特開平１−３０４４７３号公報に記載のものは
、電圧が印加される帯電部材を被帯電体に接触させて帯
電を行う接触型帯電装置において、前記帯電部材と前記
被帯電体とが接触して形成される接触部近傍の長手方向
に沿って通風路手段を設け、該通風路手段を貫通して空
気を流動させるものである。すなわち、長手方向の送風
を考慮して直接にシースの片側にファンを取り付けであ
る。しかし−船釣によく行われているような直角方向に
吸引する流路において、長手方向での一様性についての
考慮をしているものではない。

一般に、電子写真の帯電に用いられる放電器は第４図に
示すような構成で、図中、１１はワイヤ５．１２は感光
体、１３はダクトである。放電のためのワイヤ１１に対
して、直角方向から空気を吸引することによって、生成
物であるオゾンまたはノックスを除去している。しかし
、ファンに直結しているダクト１３はワイヤ１１からの
生成物を一様に吸引せず、強弱がつくことや、更には滞
留となることがある。これは除去の役にたっていないば
かりでなく、滞留による感光体１２の劣化などの悪い影
響が起こる可能性がある。

目　　　　　　的本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
−様に吸引する流路を設け、放電によるワイヤのまわり
での流れを容易にして生成物の除去をするようにした放
電装置を提供することを目的としてなされたものである
。

■−−國本発明は、上記目的を達成するために、（１）感光体に
相対する部分を除いて、シールド部材に囲まれた放電部
材により構成される放電装置において、前記放電部材の
感光体側と反対の方向にガイドベーンを持ったダクトを
有し、空気及び放電によって生じた有害な気体の流出を
ダクトを通して吸引することにより、前記有害な気体を
機器内の他所に拡散させないようにしたこと、更には、
（２）前記ダクトがガイドベーンの設置位置を吸引部分
までの長さに案分し、更に、流れの方向を考慮したダク
トであることを特徴としたものである。以下、本発明の
実施例に基づいて説明する。

第１図は、本発明による放電装置の一実施例を説明する
ための構成図で、図中、１はワイヤ、２はガイドベーン
、３はダクト、４はファン、５はフィルタである。

第４図に示した従来の放電器においては、ドラムまたは
ベルト状の感光体１２の回りに放電器を近接して位置し
、その中に放電ワイヤ１１が張られており、数ＫＶの高
電圧による放電による感光体を帯電させているが、その
際にオゾンやノック゛なとの有害な物質を生成する。こ
れを除去する−めに、第１図に示すようにダクト３を通
して排気ファン４に接続し、フィルタ５を通して排気す
る。このダクト３への通路として、ワイヤ１に添う長手
方向に対して一様に吸引するために、放電ワイヤ１の長
さによって数枚（４〜５枚）のガイドベーン２を設けて
流路を区分する。この際、分割の割合をダクト３とワイ
ヤ１との距離に比例するようにし、更にガイドベーン２
内の流れとダクト３内の流れの方向が鋭角となる場合に
は、その抵抗を考慮して分割の割合を大きくして広げる
。

第２図は、ガイドベーンの配置構成を示す図でおる。す
なわち、４枚のガイドベーンによる５分割する例を示し
である。すなわち、ワイヤの長さを５分割し、それぞれ
の点をＡ’　、Ｂ″、Ｃ′。

Ｄ’　、Ｅ’　、Ｆ’　、ワイヤとダクトまでの距離を
ａｌ　　ｂ、ｃ、ａ、ｅとすると、ダクト部分での分刻
点Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｅ、ＦはａとＡＢが比例するように
とる。また、ＡＡ’　　とダクトでの流れの方向の角度
αが鋭角をなすときは、更に分割の割合を大きくする。

なお、このような流れの部分を設けるにあたって、淀み
なく流れるように急に方向を変えるような角部を作らな
いようにする。

第３図は、第２図に示されたガイドベーンによる流路を
用いて煙の流れを示す図で、図中、６は吸引口、７は流
路で、その龍笛１図と同じ作用をする部分は同一の参照
番号が付しである。矢印は煙の流れ方向を示す。このよ
うに、試作した流路を用い、煙による可視化実験を行っ
たところ、滞留もなく、また計測によって一様性も確か
められている。

効　　　果以上の説明から明らかなように、本発明によると、ファ
ンによる生成物を含んだ空気の排出が、放電ワイヤの長
平方向に対して一様に行われることで、オゾンなとの生
成物か滞留することを防止し、感光体の劣化を防ぐ効果
があるとともに、生成物の排出及び回収が能率よくでき
るので省力化が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による放電装置の一実施例を説明する
ための構成図、第２図は、ガイドベーンの配置構造を示
す図、第３図は、ガイドベーンによる流路を用いて煙の
流れを示す図、第４図は、従来の放電器を示す図である
。 ■・・・ワイヤ、２・・ガイドベーン、３・ダクト、４
・ファン、５・・フィルタ。

Claims

【特許請求の範囲】１、感光体に相対する部分を除いて、シールド部材に囲
まれた放電部材により構成される放電装置において、前
記放電部材の感光体側と反対の方向にガイドベーンを持
ったダクトを有し、空気及び放電によって生じた有害な
気体の流出を前記ダクトを通して吸引することにより、
前記有害な気体を機器内の他所に拡散させないようにし
たことを特徴とする放電装置。２、前記ダクトがガイドベーンの設置位置を吸引部分ま
での長さに案分し、更に、流れの方向を考慮したダクト
であることを特徴とする請求項１記載の放電装置。