JP4164794B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4164794B2 JP4164794B2 JP2002152049A JP2002152049A JP4164794B2 JP 4164794 B2 JP4164794 B2 JP 4164794B2 JP 2002152049 A JP2002152049 A JP 2002152049A JP 2002152049 A JP2002152049 A JP 2002152049A JP 4164794 B2 JP4164794 B2 JP 4164794B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- opening
- conductive shield
- airflow
- image carrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置は、感光体を所定電位に均一帯電した後、画像露光して感光体上に静電潜像を形成し、トナー現像して記録紙に転写し、転写したトナー像を定着して画像形成を行っている。
【0003】
このような画像形成装置の感光体を均一に帯電する手段として、スコロトロン帯電器と呼ばれるコロナ放電器が知られている。これは簡単な構成で、感光体面を均一に帯電することができるため、広く用いられている。ただし、スコロトロン帯電器は放電を利用するため、オゾンや窒素酸化物等の放電生成物が発生し、これが感光体や帯電器へ付着すると、画像劣化を引き起こすことも知られている。そのため、従来、帯電器背面の軸方向に送風する開口と、帯電器背面に送風を行うダクトを持ち、ダクトの一端から送風を行うことにより、開口を通して帯電器内に気流を発生させてオゾンの排気を行う方法が提案されている(例えば、実行平6−43815号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来提案されているオゾンの排気方法では、コロナ放電を連続して行った場合には、コロナ帯電器内の気流下流側端部で放電電極の劣化が激しくなり、そのため下流側の放電が不安定となって画像の対応する位置に著しい欠陥を発生させたり、特にハーフトーン画像では画像の左右での濃度変化が大きくなるという問題があった。
【0005】
この原因を解析したところ、感光体ドラム回転時には、感光体と対向する側の開口面からはドラム回転によるドラム風がコロナ帯電器内へ吹き込み、また感光体に対向する開口面とは反対側の通気用開口面からはダクト内の気流がコロナ帯電器内へ吹き込んでいる。このように、コロナ帯電器内には感光体ドラム側の開口面、それと反対側のダクトに面した側の開口面の両面から気流が吹き込むことになり、コロナ帯電器内の気流下流側端部にオゾンが滞留してしまい、局所的に放電生成物の付着を激しくさせていることが判明した。
【0006】
特に低温低湿環境(例えば、気温10℃、湿度15%)では、コロナ放電のキャリアとなるH2 Oが少ないため、元々コロナ放電が不安定になりやすいこともあり、放電生成物付着の影響が顕著に現れ、無視できない程の画像欠陥や濃度欠陥が発生することがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決しようとするものであり、コロナ放電器を用いる電子写真装置において、簡単な構成で低温低湿環境においても良好な放電を維持できるようにすることを目的としている。
本発明は、少なくとも移動可能な像担持体と、前記像担持体に対向して配置され、像担持体の軸方向に沿って設けられた放電電極を囲む断面コの字型の導電性シールドの像担持体に対向する側が開口面であり、前記開口面と対向する底面に放電電極に沿って第1の通気用開口が形成されたコロナ帯電器と、前記導電性シールドに形成された第1の通気用開口に沿って隣接して配置され、前記像担持体軸方向端部の一方に気流口が設けられたダクトと、前記気流口からダクト内へ送風を行う送風手段とを備えた画像形成装置であって、前記気流口からダクト内へ送風され、第1の通気用開口を通して導電性シールド内に生じる気流下流側の導電性シールド端部に壁部材を設けるとともに、導電性シールドの気流下流側端部付近の側面に第2の通気用開口を設け、第2の通気用開口に対向したダクト部分にダクト開口部を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、前記ダクト開口部の外側に空気の吸引を行う吸引手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の画像形成装置の構成例を示す図で、図1(a)は正面断面図、図1(b)はその横断面図である。
ドラム状の像担持体1は側板2,3に回転可能に支持されている。像担持体1に対向してカートリッジ4の中にコロナ帯電器5、コロナ帯電器に隣接してダクト6が配置されている。コロナ帯電器5は、像担持体1の軸方向に沿って設けられた放電電極11と、放電電極を囲む断面コの字形の導電性シールド9、導電性シールド9の像担持体に対向する側の開口面に形成されたグリッド12を有し、また、導電性シールド9は放電電極11に沿って通気用開口10が形成された面を有している。ダクト6は通気用開口10に沿って設けられ、側板2,3の少なくとも一方の位置に開口7を有していて、この開口部に図示しない送風装置が配置され、ダクト内に送風して通気用開口10を通して導電性シールド内に気流を生じさせるようになっている。また、ダクトには支持部材13が配置されていてクリーニングブレード14が取付けられ、像担持体1の表面の残存トナーをクリーニングし、除去したトナーがカートリッジ内に集められる。
【0009】
本実施形態においては、導電性シールド9の気流下流側端部は壁部材22で閉じられるとともに、気流下流側端部付近の側面には所定の長さにわたって通気用開口20が形成されている。通気用開口20は連続した1つの開口に限らず、シールド側面に沿って形成された複数の開口としてもよい。また、この通気用開口20に対向してダクト開口部21が形成されている。
【0010】
このような構成の画像形成装置において、図示しない送風装置により気流口7から送風を行うと、矢印Aに示すように、ダクト内に送風された気流は、導電性シールドに設けられた通気用開口10を通して導電性シールド内にも気流を生じ、ダクト内と同方向に送風が行われ、コロナ帯電器の放電により導電性シールド9内に発生したオゾンは、気流下流側に集まる。導電性シールドの気流下流側端部は壁部材22で閉じられているため、気流が壁部材22に衝突すると乱流が生じ、流れの向きが変わって通気用開口20あるいは通気用開口10からオゾンとともにダクト側へ排気され、ダクト開口部21から排気される。こうして、気流下流側に集まったオゾンは乱流により効率的に排出される。このとき、ダクト開口部21の外側に吸引装置(図示せず)を配置して吸引することにより、一層効率よくオゾンの排出が可能である。
【0011】
なお、ダクト6の気流下流側端部(側板3の位置)も開口していてダクトの軸方向への排気も行われるが、ダクト端部にも壁部材を設けて閉鎖し、ダクト開口部21のみから排気を行うにしても良い。また、図示の例ではダクトがシールド下方に設けられているが、ダクトをシールドの側面側に配置し、ダクトとシールド内双方に気流が発生するように送風してシールド側面から排気を行うように構成しても良い。
【0012】
また、上記説明においては、気流口7から送風を行う例について説明したが、ダクトの両端に開口を設け、気流口7において吸引を行うようにしても同様の効果が得られ、吸引側が気流下流側となってオゾンが排出される。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、コロナ帯電器の導電性シールド内の気流下流側端部に壁部材を設けて乱流を発生させて気流の向きを変え、気流下流側端部付近に設けた通気用開口から排気することができるため、導電性シールドの気流下流側端部付近に滞留していたオゾンを効率的に排出することができ、放電電極への放電生成物の付着を防止することが可能であり、特に低温低湿環境においても良好な放電を行わせることができる。また、ダクト外部に吸引手段を配置することにより、気流の下流側端部のオゾンをより効率的に排気することができ、より確実に放電生成物の付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…像担持体、2,3…側板、4…カートリッジ、5…コロナ帯電器、6…ダクト、7…開口、9…シールド、10…通気用開口、11…放電電極、12…グリッド、13…支持部材、14…クリーニングブレード、20…通気用開口、21…ダクト開口部、22…壁部材。
Claims (2)
- 少なくとも移動可能な像担持体と、
前記像担持体に対向して配置され、像担持体の軸方向に沿って設けられた放電電極を囲む断面コの字型の導電性シールドの像担持体に対向する側が開口面であり、前記開口面と対向する底面に放電電極に沿って第1の通気用開口が形成されたコロナ帯電器と、
前記導電性シールドに形成された第1の通気用開口に沿って隣接して配置され、前記像担持体軸方向端部の一方に気流口が設けられたダクトと、
前記気流口からダクト内へ送風を行う送風手段とを備えた画像形成装置であって、
前記気流口からダクト内へ送風され、第1の通気用開口を通して導電性シールド内に生じる気流下流側の導電性シールド端部に壁部材を設けるとともに、導電性シールドの気流下流側端部付近の側面に第2の通気用開口を設け、第2の通気用開口に対向したダクト部分にダクト開口部を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ダクト開口部の外側に空気の吸引を行う吸引手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。」であります。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152049A JP4164794B2 (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 画像形成装置 |
CN03261765.8U CN2684236Y (zh) | 2002-05-27 | 2003-05-27 | 图像形成装置 |
US10/445,309 US6944413B2 (en) | 2002-05-27 | 2003-05-27 | Image forming apparatus for preventing the adhesion of discharge products in a charger thereby preventing image defects |
CNA031378897A CN1480798A (zh) | 2002-05-27 | 2003-05-27 | 图像形成装置 |
EP03011171A EP1367454A1 (en) | 2002-05-27 | 2003-05-27 | Image forming apparatus using a corona charger with conductive shield and ventilation duct |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002152049A JP4164794B2 (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003345197A JP2003345197A (ja) | 2003-12-03 |
JP4164794B2 true JP4164794B2 (ja) | 2008-10-15 |
Family
ID=29769470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002152049A Expired - Fee Related JP4164794B2 (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4164794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4929837B2 (ja) * | 2006-05-19 | 2012-05-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002152049A patent/JP4164794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003345197A (ja) | 2003-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6944413B2 (en) | Image forming apparatus for preventing the adhesion of discharge products in a charger thereby preventing image defects | |
JPH02253288A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10198128A (ja) | コロナ放電装置 | |
JP3926962B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4164794B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4164793B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4386614B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4900666B2 (ja) | スコロトロン型帯電器及びこの帯電器を備えた画像形成装置 | |
JPH02253289A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4307899B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003345198A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS61213868A (ja) | 放電装置 | |
JP2003345111A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007233280A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS61213870A (ja) | 放電装置 | |
JPH08286471A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007286364A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4250944B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0619626B2 (ja) | コロナ放電装置 | |
JPH0915945A (ja) | 帯電装置 | |
JPH06289692A (ja) | 帯電装置 | |
JP4251911B2 (ja) | コロナ帯電装置 | |
JPH04163477A (ja) | 放電装置 | |
JP4256713B2 (ja) | 転写装置 | |
JPS6115164A (ja) | コロナ放電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050404 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080321 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080704 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |