JPH0416021Y2 - - Google Patents

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JPH0416021Y2
JPH0416021Y2 JP1984065390U JP6539084U JPH0416021Y2 JP H0416021 Y2 JPH0416021 Y2 JP H0416021Y2 JP 1984065390 U JP1984065390 U JP 1984065390U JP 6539084 U JP6539084 U JP 6539084U JP H0416021 Y2 JPH0416021 Y2 JP H0416021Y2
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gear
carrier
input shaft
ring gear
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用自動変速機の歯車変速装置に
関し、詳しくは、トルク容量の増大を図つた歯車
変速装置に関する。 〔従来の技術〕 従来、並行に懸架される2軸上に配設された複
数の歯車変速機構を組合わせ多段の変速段を得る
自動変速機の歯車変速装置が提供されている。 この自動変速機において、2軸上に配設され、
動力伝達上最終段に位置する遊星歯車機構のキヤ
リアに出力軸を連結し、リングギア入力としてア
ンダードライブ装置を構成するものがある(特開
昭58−131449号公報参照)。 第3図はこのような自動変速機の一例を示す。
第3図に示すように、この自動変速機100は、
トルクコンバータ200と、それに連結された遊
星歯車変速機構400と、図示しない油圧制御装
置とからなり、遊星歯車変速機構400は、プラ
ネタリギアセツトPf1〜Pf3と、油圧サーボ1
3,18,24,28,67,69により作動さ
れプラネタリギアセツトPf1〜Pf3の構成要素
を自動変速機100のケース110に選択的に固
定するバンドブレーキB1、多板ブレーキB2〜
B4と、プラネタリギアセツトPf1〜Pf3の構
成要素を入力軸1、中間伝動軸4、第2中間伝動
軸8又は他の構成要素に係脱自在に連結する多板
クラツチC1〜C3を備えており、油圧サーボ1
3,18,24,28,67,69には前記油圧
制御装置から選択的に作動油の給排が行われる。 この自動変速機の後置式のアンダードライブ装
置においては、リングギアR3を入力としキヤリ
アP3を出力として、キヤリアP3と出力軸とを
連結する部材は、第4図に示すように、アウトプ
ツトドラム83Bとキヤリアフランジ83Aとに
2分割され、相互にスプライン結合され、スナツ
プリング86で固定する構成とされて組付性の向
上が図られている。一方、アウトプツトドラム8
3Bの他端は、溶接等の結合手段によりパーキン
グギアと連結され、このパーキングギアが出力軸
に固着されて、アウトプツトドラム83Bと出力
軸とが一体回転するように構成されている。 〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、エンジン容量の増大に対応して歯車
変速装置の耐久性を確保するには、特にアンダー
ドライブ装置の耐久性を向上させなければならな
い。なぜなら、エンジン容量の増大によりアンダ
ードライブ装置への入力トルクが増大するばかり
でなく、リングギアR3への入力は減速に伴いト
ルク増幅されてキヤリアP3に出力されるため、
これら入出力間で動力伝達の媒体となるキヤリア
ピニオン85にかかる負荷は入力軸1側に比して
一層大きくなるからである。そこで、このキヤリ
アピニオン85の耐久性を向上させなければなら
なくなるが、そのためにはその軸方向寸法を長く
し、リングギアR3との噛合部での集中応力の発
生を防ぐ対策が必要になる。ところが、キヤリア
ピニオン85に連結されているキヤリアフランジ
83Aとその側面に配設された油圧シリンダ65
とは、自動変速機の軸方向寸法の制約(特にFF
車において著しい)からほとんど間〓無く配置さ
れているため、キヤリアピニオン85の軸方向寸
法の延長に伴うアウトプツトドラム83Bの軸方
向寸法の延長は、特にスナツプリング86を用い
た固定に不可避のオフセツト量86Aが邪魔して
相互干渉が生じるため、何らかの工夫なくしては
実現することができない。 このような事情に鑑み、本考案は、キヤリアカ
バー及びキヤリアフランジと出力軸との連結構造
を改善することによつて前記の干渉の問題を解決
し、キヤリアピニオンの軸方向寸法の延長による
アンダードライブ装置部の軸方向寸法の増加を避
け、耐久性を確保しながらトルク容量の増大を図
つた自動変速機の歯車変速装置を提供することを
目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本考案の歯車変速
装置は、エンジントルクを入力せしめる第1入力
軸と、該第1入力軸上に配設された歯車変速機構
と、前記第1入力軸と平行的に配設され前記第1
入力軸からトルクが伝達される第2入力軸と、該
第2入力軸上に配設され前記第1入力軸の出力ト
ルクを入力せしめるアンダードライブ装置と、該
アンダードライブ装置と連結され前記第2入力軸
上に相対回転自在に支持せしめられた出力軸と、
該出力軸に連結されたパーキングギアとから成る
自動変速機の歯車変速装置において、前記アンダ
ードライブ装置は、前記第2入力軸上に相対回転
自在に支持せしめられたサンギアと、前記第2入
力軸に連結されたリングギアと、前記サンギア及
びリングギアに噛合せしめられたキヤリアピニオ
ンと、該キヤリアピニオンを回転自在に支持する
キヤリアフランジとから成るプラネタリギアセツ
トと、前記サンギアを選択的に固定せしめるブレ
ーキと、前記キヤリアフランジ及びサンギアを係
脱自在に連結せしめるクラツチとから成り、前記
出力軸は前記プラネタリギアセツトの一方向側に
配置され、前記ブレーキ及びクラツチは前記プラ
ネタリギアセツトの他方向側に順次配置せしめら
れ、前記リングギアは前記出力軸とプラネタリギ
アセツトとの間で連結せしめられ、前記キヤリア
フランジは前記クラツチとプラネタリギアセツト
との間に配置せしめられ、前記リングギアは前記
一方向側に前記キヤリアピニオンとの非噛合部の
径方向外側部において薄肉部を形成され、前記の
キヤリアフランジとパーキングギアとを前記リン
グギアの径方向外側にて連結せしめるキヤリアカ
バーが設けられ、前記キヤリアフランジとキヤリ
アカバーは一体的にプレス成型により形成せしめ
られ、前記キヤリアカバーは前記リングギアの他
方向側において第1の屈曲部及び前記リングギア
の径方向外側部において径方向外側へ拡開する第
2の屈曲部を有し、前記パーキングギアは前記リ
ングギアの薄肉部の径方向外側に近接して配置せ
しめられるとともに前記キヤリアカバーの第2の
屈曲部より一方向端の径方向内側でかつ前記出力
軸とキヤリアフランジとの間のほぼ中央部にてス
プライン連結せしめられたことを特徴とする。 〔考案の作用及び効果〕 本考案に係る自動変速機の歯車変速装置におい
ては、キヤリアフランジとキヤリアカバーは一体
的にプレス成型により形成せしめられ、キヤリア
フランジはリングギアの他方向側において第1の
屈曲部を有する構成により、隣接するクラツチと
の干渉なくキヤリアピニオンの軸方向長さの延長
が可能となるため、ピニオンピンにかかる応力の
集中が避けられる結果、容量増加に対して軸方向
寸法の増加を伴うことなく、アンダードライブ装
置の耐久性を確保にできる。 また、上記構成に加えて、リングギアの径方向
外側において径方向外側に拡開する第2の屈曲部
を有することにより、キヤリアカバーの捩じり剛
性が向上し、高トルク伝達を行なう場合にも、板
厚を増すことなく耐久性をもたせることができ、
板厚の増加による寸法増加を避けることができ
る。 さらに、パーキングギアはリングギアの薄肉部
の径方向外側に近接して配置せしめられるととも
にキヤリアカバーの第2の屈曲部より径方向内側
でスプライン連結せしめられた構成により、パー
キングギアのギア歯をスプライン連結に用いた、
連結用凹凸部を別途形成しない連結が可能となる
ため、それにより径方向もコンパクトに構成で
き、第1軸に配設された、例えばドラムとの干渉
を防止できる。 そして、パーキングギアはリングギアの薄肉部
の径方向外側に近接して配置せしめられるととも
にキヤリアカバーの第2の屈曲部により一方向端
にその径方向内側でかつ出力軸とキヤリアフラン
ジとの間のほぼ中央部にてスプライン連結せしめ
られた構成により、出力ギアからキヤリアフラン
ジ支持点までの支持部の長さを従来構造に比して
ほぼ半減することができ、出力ギアの加工精度等
に起因する軸に対する傾斜を前記スプライン連結
部で吸収させて、キヤリアフランジとそれに支持
されたピニオンピンにかかる負荷を軽減すること
ができる。 [実施例] つぎに本考案を第1図および第2図に示す一実
施例に基き説明する。 まず第1図に本考案の一実施例の自動変速機を
断面図で示し、第2図はその主要部断面図を示
す。第1,2図に示す自動変速機100は、流体
式トルクコンバータ200とトランスミツシヨン
300と油圧制御装置(第1図に表われない)と
から構成される。 トランスミツシヨン300は、第1プラネタリ
ギアセツトPf1と、第2プラネタリギアセツト
Pf2と、油圧サーボにより作動される2つの多
板クラツチC1,C2、1つのバンドブレーキB
1、2つの多板ブレーキB2,B3と、1つの一
方向クラツチF1、1つの一方向ブレーキF2を
備える前進3段後進1段の歯車変速機構10と、
第3プラネタリギアセツトPf3と、油圧サーボ
により作動される1つの多板クラツチC3、1つ
の多板ブレーキB4、1つの一方向クラツチF3
とを備えるアンダドライブ装置60とから構成さ
れ、デフアレンシヤル90を備える。 自動変速機100のケース110は、トルクコ
ンバータ200と、デフアレンシヤル90を収容
する各室を一体に形成してなるフロントハウジン
グ120、歯車変速機構10と、アンダドライブ
装置60を収容する各室とデフアレンシヤルのリ
アカバー131を一体に形成してなるメインハウ
ジング130、歯車変速機構の出力ギア6とアン
ダドライブ装置60の入力ギア7を収容するとと
もに、自動変速機100の後側を蓋するリアカバ
ー140とからなり、フロントハウジング120
と、メインハウジング130、メインハウジング
130とリアカバー140はそれぞれボルトで強
固に締結されている。 トルクコンバータ200は、前方(エンジン
側)が開いたトルクコンバータ室121に収容さ
れている。該トルクコンバータ室121の後方に
連続する筒状の変速装置室132とトルクコンバ
ータ室121の間には、内部にオイルポンプ15
0を収容する環板体で内部に前向きに突出する筒
状体152を有するオイルポンプフロントカバー
151がメインハウジング130に強固に締結さ
れ、また該オイルポンプフロントカバー151の
後側には、前記筒状体152と同軸状で後向きに
突出する筒状のフロントセンタサポート153を
有するオイルポンプカバー154が締着されて前
記オイルポンプフロントカバー151とオイルポ
ンプカバー154が両室の隔壁155を形成して
いる。また、変速装置室132の後部には、前向
きに突出する筒状のセンタサポート156を有す
る中間支壁157が設けられている。前記隔壁1
55と中間支壁157の間が変速装置室132を
なし、中間支壁157と、リアカバー140の間
が減速装置の出力ギア室141を形成していて、
リアカバー140には前記フロントセンタサポー
ト153と同軸心の筒状リアセンタサポート14
2Aが前向きに突設されている。 前記筒状の変速装置室132の側方に平行し
て、筒状のアンダドライブ装置室133が設けら
れ、その前方の中心部には、フロントハウジング
120の壁123に穴状のフロントセンタサポー
ト158が設けられ、その後部には、前向きに長
く突出する筒状のセンタサポート159がボルト
で締着された中間支壁160が設けられ、リアカ
バー140と中間支壁160の間がアンダドライ
ブ装置の入力ギア室142を形成し中間支壁16
0と壁123の間がアンダドライブ装置室133
を形成している。 フロントセンタサポート153の内側にはトル
クコンバータ200のステータ201を支持する
一方向クラツチ202の固定軸203が嵌着さ
れ、該固定軸203の内側にトルクコンバータ2
00の出力軸であるとともにトランスミツシヨン
の第1入力軸1が回転自在に支持されている。該
入力軸1はフロントセンタサポート153から後
方に突出している後端部2が大径であり、該後端
部2の中心に後向きの穴3が形成されている。該
第1入力軸1の後方には、第1入力軸1に直列的
に配された中間伝動軸4が回転自在に装着され、
該中間伝動軸4は、その先端が穴3に摺接し、後
端が前記出力ギア6の中心の筒状部6Aの内側穴
6Bにスプライン結合し、出力ギア6の筒状部6
Aはセンタサポート156およびリアセンタサポ
ート142Aの内側にそれぞれベアリング10
1,102を介して支持され、該中間伝動軸4の
先端側外側にはサンギア軸5がベアリングを介し
て回転自在に外嵌している。 前記出力ギア6に噛合するアンダドライブ装置
の入力ギア7は、その中心の筒状部7Aがセンタ
サポート159にローラベアリング103を介し
て支持され、その内側穴7Bにはアンダドライブ
装置室133の中心を貫通する第2入力軸8の後
端部がスプライン結合されている。該伝動軸8
は、先端側の中間部にフランジ状の突起81が設
けられるとともに内部に油路が形成された棒状で
あり、先端部がローラベアリング104を介して
前記穴状のフロントセンタサポート158に支持
される。該第2入力軸8上のローラベアリング1
04とフランジ状の突起81の間には、中間にば
ね材105を挟み先端に締着されるナツト82で
予め予圧調整されて組付けられた一対のテーパー
ドローラベアリング106を介して(歯車変速機
構10とアンダドライブ装置60とからなる多段
式変速装置)の出力軸9が支持され、該出力軸9
はデフアレンシヤル90の駆動大歯車91に噛合
している。 また、前記第2入力軸8上のフランジ状の突起
81とセンタサポート159の間には、筒状のサ
ンギア軸61がベアリングを介して回転自在に支
持され、センタサポート159の外側には、筒状
のインナレース軸62がベアリングを介して回転
自在に支持され、サンギア軸61の後端外側とイ
ンナレース軸62の先端内側とがスプライン結合
されている。 前記変速装置室132内において、まず前方に
は、後方に開口する第1油圧シリンダ11がフロ
ントセンタサポート153に回転自在に外嵌さ
れ、その内外周壁間に環状ピストン12が嵌め込
まれてクラツチC2の油圧サーボ13を形成する
とともに内周壁側にリターンスプリング14、外
周壁の内側にクラツチ2Cが装着されている。該
第1油圧シリンダ11の外側には、後方に開口す
るとともに前方に環状突起15を有する第2油圧
シリンダ16が第1入力軸1の後端部2に固着さ
れ、該後端部2と外周壁との間に環状ピストン1
7が嵌め込まれてクラツチC1の油圧サーボ18
を形成するとともに内周側にリターンスプリング
19、外周側の内側にクラツチC1が装着されて
いて、さらに環状突起15の外周にクラツチC2
が装着され、クラツチC2を介して第1,2油圧
シリンダ11,16が連結されている。該第2油
圧シリンダ16の後側には、第1プラネタリギア
セツトPf1が設けられ、そのリングギアR1は
クラツチC1を介して第2油圧シリンダ16に連
結され、キヤリアP1は前記中間伝動軸4の先端
部にスプライン結合し、サンギアS1はサンギア
軸5と一体になつている。また、第1,2油圧シ
リンダ11,16および第1プラネタリギアセツ
トPf1を最小空間でカバーするよう成型された
連結ドラム20が、その先端で第1油圧シリンダ
11の外側に固着され、後端は、第1プラネタリ
ギアセツトPf1の後端でサンギア軸5に連結さ
れ、外周側にバンドブレーキB1が設けられてい
る。 第1プラネタリギアセツトPf1外側の連結ド
ラム外側の余剰空間21には、後方に開口する環
状の第3油圧シリンダ22が固定され、ピストン
23が嵌め込まれて多板ブレーキB2の油圧サー
ボ24を形成する。該油圧サーボ24の後側のメ
インハウジング130内側に形成されたスプライ
ン溝25には、前方から多板ブレーキB2、一方
向ブレーキF2のアウタレース26、多板ブレー
キB3の順に装着され、その後側の中間支壁15
7のセンタサポート156外周側とフロントハウ
ジング120の間の環状穴にピストン27が嵌め
込まれて多板ブレーキB3の油圧サーボ28を形
成し、また該油圧サーボ28のリターンスプリン
グ29はセンタサポート156先端に装着された
フランジ板30により支持されている。上記多板
ブレーキB2の内側には、サンギア軸5をインナ
レースする一方向クラツチF1が設けられ、アウ
タレース31が多板ブレーキB2と接続され、該
一方向クラツチF1の後側に第2プラネタリギア
セツトPf2が装着されている。該第2プラネタ
リギアセツトPf2は、サンギアS2がサンギア
軸5と一体に形成され、キヤリアP2が外側の一
方向ブレーキF2のインナレース32に連結され
るとともに多板ブレーキB3と連結され、リング
ギアR2が中間伝動軸4に連結されている。 アンダドライブ装置室133において、前記出
力軸9の後端には、大径フランジ板状のパーキン
グギア111が固着され、出力軸9とパーキング
ギア111の間〓にガバナドライブギア112が
固着されている。出力軸9の後側に第3プラネタ
リギアセツトPf3が設けられ、そのリングギア
R3は第2入力軸8の突起81にフランジ板63
を介して結合され、サンギアS3はサンギア軸6
1に形成され、ピニオンピン86を介してキヤリ
アピニオン85を支持するキヤリアP3は、多板
クラツチC3を支持する環状突起64を突設した
キヤリアフランジ83Aに連結されている。 キヤリアカバー83は、環状突起64と第2図
に示すごとく第3プラネタリギアセツトPf3の
キヤリアP3とに連結するキヤリアフランジ83
A及びキヤリアフランジ83Aと一体的にプレス
成型により形成されたアウトプツトドラム部83
Bを備えている。キヤリアカバー83は、リング
ギアR3の後端側において第1の屈曲部83dを
有するとともにリングギアR3の径方向外側部に
おいて径方向外側へ拡開する第2の屈曲部83e
を形成されている。そして、パーキングギア11
1はリングギアR3の薄肉部R3aの径方向外側
に近接して配置せしめられ、キヤリアカバー83
の第2の屈曲部83eにより前端側に形成される
径方向内側の空間部で連結されている。この連結
部は、出力軸9とキヤリアフランジ83Aとの間
のほぼ中央部に位置している。アウトプツトドラ
ム部83Bは、先端部83aに凹部83bを有す
るスプライン83cを有し、該スプライン83c
は第1図に示す如くパーキングギア111のスプ
ライン111aおよび凹部83bに嵌め込まれる
爪111bにより結合されている。 第3プラネタリギアセツトPf3の後側には、
前方に開口する第4油圧シリンダ65がインナレ
ース軸62に固着され、その外周壁とインナレー
ス軸62の間に環状ピストン66が嵌め込まれて
多板クラツチC3の油圧サーボ67を形成すると
ともにインナレース軸側にリターンスプリング6
8、第3プラネタリギアセツトPf3はキヤリア
P3を介して多板クラツチC3と連結されてい
る。油圧シリンダ65の後側にインナレース軸6
2をインナレースとする一方向クラツチF3が設
けられ、その後側にインナレース軸62とメイン
ハウジング130の間にブレーキB4が設けら
れ、その後側の中間支壁160のセンタサポート
159外周側とメインハウジング130の間の環
状穴71にピストン70が嵌め込まれ多板ブレー
キB4の油圧サーボ69を形成し、多板ブレーキ
B4の外周側に等間隔に設けられた溝にリターン
スプリング72が嵌め込まれている。 前記トルクコンバータ室121の側方に差動装
置室122が設けられ、テーパードローラベアリ
ング107によつてデフアレンシヤル90が支持
され、その後端に設けられた駆動大歯車91が前
記出力軸9と歯合している。 トランスミツシヨン300は、車速、スロツト
ル開度等車両走行条件に応じて油圧制御装置(図
示しない)から各摩擦係合装置の油圧サーボに選
択的に出力する油圧により、各クラツチおよびブ
レーキの係合または開放が行われ、前進4段の変
速または後進1段の変速を行うようになつてい
る。 各クラツチ、ブレーキ、一方向クラツチおよび
一方向ブレーキの差動と達成される変速段
(RANGE)の一例を表1に示す。
【表】 表1において、○は対応するクラツチ、ブレー
キ、一方向クラツチあるいは一方向ブレーキが係
合していることを示す。×は対応するクラツチ、
ブレーキ、一方向クラツチあるいは一方向ブレー
キが開放していることを示す。但し(E)は対応
する一方向クラツチあるいは一方向ブレーキがエ
ンジンドライブ状態においてのみ係合し、エンジ
ンブレーキ状態においては係合しないことを示
す。さらにeは対応する一方向クラツチあるいは
一方向ブレーキがエンジンドライブ状態において
係合し、エンジンブレーキ状態ではこれと並列に
組込まれたクラツチあるいはブレーキによつて動
力の伝達が保証されることを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる自動変速機の断面図、
第2図はその主要部断面図、第3図は従来の自動
変速機の断面図、第4図は従来の自動変速機の主
要部の断面図である。 1……第1入力軸、6……歯車変速機構の出力
ギア、7……アンダードライブ装置の入力ギア、
8……第2入力軸、9……出力軸、10……歯車
変速機構、60……アンダードライブ装置、10
0……自動変速機、Pf1,Pf2,Pf3……プラ
ネタリギアセツト、S1,S2,S3……サンギ
ア、R1,R2,R3……リングギア、P1,P
2,P3……キヤリア、C1,C2,C3……多
板クラツチ、B1……バンドブレーキ、B2,B
3,B4……多板ブレーキ、83……キヤリアカ
バー、83A……キヤリアフランジ、83B……
アウトプツトドラム部、83c……スプライン、
83d……第1の屈曲部、83e……第2の屈曲
部、85……キヤリアピニオン、86……ピニオ
ンピン、111……パーキングギア、111a…
…スプライン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジントルクを入力せしめる第1入力軸と、
    該第1入力軸上に配設された歯車変速機構と、前
    記第1入力軸と平行的に配設され前記第1入力軸
    からトルクが伝達される第2入力軸と、該第2入
    力軸上に配設され前記第1入力軸の出力トルクを
    入力せしめるアンダードライブ装置と、該アンダ
    ードライブ装置と連結され前記第2入力軸上に相
    対回転自在に支持せしめられた出力軸と、該出力
    軸に連結されたパーキングギアとから成る自動変
    速機の歯車変速装置において、 前記アンダードライブ装置は、前記第2入力軸
    上に相対回転自在に支持せしめられたサンギア
    と、前記第2入力軸に連結されたリングギアと、
    前記サンギア及びリングギアに噛合せしめられた
    キヤリアピニオンと、該キヤリアピニオンを回転
    自在に支持するキヤリアフランジとから成るプラ
    ネタリギアセツトと、前記サンギアを選択的に固
    定せしめるブレーキと、前記キヤリアフランジ及
    びサンギアを係脱自在に連結せしめるクラツチと
    から成り、 前記出力軸は前記プラネタリギアセツトの一方
    向側に配置され、前記ブレーキ及びクラツチは前
    記プラネタリギアセツトの他方向側に順次配置せ
    しめられ、前記リングギアは前記出力軸とプラネ
    タリギアセツトとの間で連結せしめられ、前記キ
    ヤリアフランジは前記クラツチとプラネタリギア
    セツトとの間に配置せしめられ、前記リングギア
    は前記一方向側に前記キヤリアピニオンとの非噛
    合部の径方向外側部において薄肉部を形成され、
    前記のキヤリアフランジとパーキングギアとを前
    記リングギアの径方向外側にて連結せしめるキヤ
    リアカバーが設けられ、前記キヤリアフランジと
    キヤリアカバーは一体的にプレス成型により形成
    せしめられ、前記キヤリアカバーは前記リングギ
    アの他方向側において第1の屈曲部及び前記リン
    グギアの径方向外側部において径方向外側へ拡開
    する第2の屈曲部を有し、前記パーキングギアは
    前記リングギアの薄肉部の径方向外側に近接して
    配置せしめられるとともに前記キヤリアカバーの
    第2の屈曲部より一方向端の径方向内側でかつ前
    記出力軸とキヤリアフランジとの間のほぼ中央部
    にてスプライン連結せしめられたことを特徴とす
    る自動変速機の歯車変速装置。
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