JPH0613888B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH0613888B2
JPH0613888B2 JP59119650A JP11965084A JPH0613888B2 JP H0613888 B2 JPH0613888 B2 JP H0613888B2 JP 59119650 A JP59119650 A JP 59119650A JP 11965084 A JP11965084 A JP 11965084A JP H0613888 B2 JPH0613888 B2 JP H0613888B2
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gear
power transmission
spline
shaft
transmission device
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政徳 久保
耕治郎 倉持
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/064Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end non-disconnectable
    • F16D1/068Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end non-disconnectable involving gluing, welding or the like

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、動力伝達装置に関し、特にその歯車と該歯車
に動力を伝達する部材との連結構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、動力伝達装置における歯車と該歯車に動力を伝達
する動力伝達部材との連結は、歯車の歯切り加工上の制
約から、第8図に示すように、歯車509の歯形の歯底
509A径より小さい外径の軸方向フランジ部を歯車の
歯形に隣接して一方の端面側に設け、動力伝達部材50
7の内周面と歯車の軸方向フランジ部の外周509Bと
を溶接にて固定する構造とされていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような歯車と動力伝達部材との従来の連結構造を、
歯車の内径と外径が共に制約された条件の箇所に用いた
場合、歯車509の軸方向フランジ部の肉厚Aは小さく
なるため、歯車509へトルクを伝達する連結部の強度
を保つことが困難である問題点があった。
こうした制約は、例えば、第7図に示すような2軸式自
動変速機の出力部の動力伝達部材(連結筒)507と、
デファレンシャル装置511の駆動大歯車(入力歯車)
512に噛合する歯車(出力歯車)509との連結部分
に適用した場合に生じる。この変速機では、制約された
軸線方向寸法内で多段変速を達成すべく、主変速装置と
アンダドライブ装置とをそれぞれ平行する軸501,5
02回りに配設し、それらの軸端の歯車501A,50
2Aで動力伝達経路を折返す構成とされており、この折
返部とは反対側の軸502上に位置する出力部(即ちア
ンダドライブ装置の遊星歯車機構505のキャリヤに接
続する出力ドラム506、それに連結する連結筒50
7、出力歯車509等)は、トルクコンバータとの干渉
等を避けて極力軸線方向寸法を短縮した構成とされる。
このため、歯車509を支持するベアリングは歯車50
9の内周に配設される。そして、歯車509は、高負荷
に耐えるはすば歯車とされ、それにはラジアル力のみな
らずスラスト力が作用するため、それを支持するベアリ
ングはテーパードローラベアリング510A,510B
とされる結果、大径となり、該ベアリングが配設される
歯車509の内周は大径とせざるを得ない。これに対し
て、歯車509の外径は、デファレンシャル装置511
の位置及びその入力歯車の外径との関係で減速比により
規制されるため、自ずと制限される。
また、従来の動力伝達装置は、前記のように、歯車50
9と動力伝達部材507とを溶接のみで連結しているの
で、トルクを伝達するに十分な強度を確保するために
は、深い溶接深さが要求され、制作上不利であった。
本発明は、歯車と該歯車に動力を伝達する動力伝達部材
との連結構造が軸方向及び径方向に対して寸法的に制限
された状態において適用される動力伝達装置において、
連結部の強度とトルク伝達能力を高めることを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の問題点を解消するため、本発明は、支持部材と、
該支持部材にベアリングにより支持され、内周両端部に
ベアリング配設部が形成された歯車と、該歯車の一端側
のベアリング配設部外周に内周面を連結され、前記歯車
に動力を伝達する動力伝達部材と、前記歯車と平行的に
配設され前記歯車の動力が伝達される駆動大歯車とを備
える動力伝達装置において、前記歯車のベアリング配設
部外周に歯車の歯形の歯底径と同一径の歯底径を有する
スプライン部の歯車の歯形に隣接して形成し、前記動力
伝達部材の内周面に前記スプライン部に嵌合するスプラ
インを形成し、前記歯車と動力伝達部材とをそれらのス
プライン部とスプラインとの嵌合により回転方向に固定
するとともに、前記スプライン部とスプラインとをそれ
らの嵌合部で相互に溶接して軸方向に固定したことを特
徴とする。
〔発明の作用及び効果〕
本発明に係る動力伝達装置では、歯車のベアリング配設
部外周に歯車の歯形の歯底径と同一径の歯底径を有する
スプライン部を形成し、動力伝達部材の内周面にスプラ
イン部に嵌合するスプラインを形成し、歯車と動力伝達
部材とをそれらのスプライン部とスプラインとの嵌合に
より回転方向に固定した構造であるので、歯車のベアリ
ング配設部外周の肉厚を十分確保して、動力伝達部材と
歯車との連結部の強度とトルク伝達能力を高めることが
できる。
また、歯車のベアリング配設部外週に歯車の歯形の歯底
径と同一径の歯底径を有するスプライン部を歯車の歯形
に隣接して形成した構造であるので、スプライン部と歯
車の歯形を一緒に加工することで、加工を容易にするこ
とができる。
さらに、歯車と該歯車に動力に伝達する動力伝達部材と
の間でのトルクの伝達は、両者のスプライン部とスプラ
インとで行われるため、この場合の歯車と動力伝達部材
との溶接は、軸方向抜け止めのためにのみ行われれば良
く、溶接の深さは従来のものに比して浅くすることがで
きるので、制作上も、また、溶接の際の熱歪みによる精
度の低下を抑える上でも有利である。
〔実施例〕
次に、本発明を図に示す一実施例に基づき説明する。第
2図ないし第6図は実施例に係る動力伝達装置を示す。
第2図に断面を示すように、動力伝達装置113は、そ
の支持部材を軸8とし、それにテーパードローラベアリ
ング106により支持され、内周両端部にベアリング配
設部が形成された歯車9(第6図にその詳細を示す)
と、歯車9の一端側とベアリング配設部外周93に内周
面を連結されて歯車9に動力を伝達する動力伝達部材1
11(第3図及び第4図にその詳細を示す)と、歯車9
と平行的に配設されて歯車9の動力が伝達される駆動大
歯車91とを備えている。
そして、第6図に示すように、歯車9のベアリング配設
部外周93には、歯車9の歯形92の歯底径と同一径の
歯底径を有するスプライン部(即ちアウタスプライン)
96を歯車9の歯形92に隣接して形成されている。一
方、第3部及び第4図に示すように、連結部材111の
内周面111Gには、スプライン部96に嵌合するスプ
ライン(即ちインナスプライン)111Hが形成されて
いる。そして、これら歯車9と連結部材111とは、第
2図に示すように、それらのスプライン部96とスプラ
イン111Hとの嵌合により回転方向に固定されてい
る。さらに、スプライン部96とスプライン111Hと
は、それらの嵌合部で相互に溶接して軸方向に固定され
ている。なお、符号95は上記溶接部位を示し、112
はガバナドライブギアを示す。
このようなスプライン部96のスプライン111Hに対
する嵌合部94の歯底の加工は、大径部97に溝部97
a,97bを形成した歯形92の歯底の加工と同時にな
され、スプライン部96とスプライン111Hとの嵌合
部は、それらの大形部の電子ビーム溶接により抜止めさ
れている。
上記実施例の動力伝達装置では、歯車9の歯形92の歯
底径と同一径の歯底径を有するスプライン部96を歯車
9の歯形92に隣接して形成した構造であるので、スプ
ライン部96と歯車9の歯形92を一緒に加工すること
で、加工を容易にしている。
また、歯車9とそれに動力を伝達する動力伝達部材11
1との間でのトルクの伝達は、両者のスプライン部96
とスプライン111Hとで行われるため、歯車9と動力
伝達部材111との溶接は、軸方向抜け止めのためにの
み行われれば良く、溶接の深さは従来のものに比して浅
くすることができるので、制作上も、また、溶接の際の
熱歪みによる精度の低下を抑えるうえでも有利である。
次に、本発明の動力伝達装置を前記従来技術の説明で例
示した自動変速機の出力部に適用した場合の具体的な適
用例を説明する。第1図は本発明を適用した2軸式自動
変速機の全体構成を断面で示す。
第1図に示すように、この2軸式自動変速機100は、
流体式トルクコンバータ200とトランスミッション3
00とデファレンシャル装置90と図示しない油圧制御
装置とから構成されており、トランスミッション300
は、2つのプラネタリギアセット40,50、油圧サー
ボにより作動する2つの多板クラッチC,C、バン
ドブレーキB、2つの多板ブレーキB,B、一方
向クラッチF及び一方向ブレーキFを備える前進3
段後進1段の変速装置10と、プラネタリギアセット8
0、油圧サーボにより作動する多板クラッチC、多板
ブレーキB及び一方向クラッチFを備えるアンダド
ライブ装置60とから構成されている。そして、この例
において、本発明に係る動力伝達装置113は、上記ア
ンダドライブ装置60の出力部に組込まれている。
自動変速機100のハウジング110は、トルクコンバ
ータ200とデファレンシャル装置90を収容するフロ
ントハウジング120、変速装置10とアンダドライブ
装置60を収容しデファレンシャル装置90のリアカバ
ー131と一体化されたメインハウジング130、変速
装置10の出力歯車6とアンダドライブ装置60の入力
歯車7を収容し自動変速機の後側を蓋するリアカバー1
40とから成り、これらは相互にボルト締結されてい
る。
トルクコンバータ200を収容するトルクコンバータ室
121と変速装置10を収容する変速装置室132との
間には、筒状部152を有し内部にオイルポンプ150
を収容するオイルポンプフロントカバー151がメイン
ハウジング130に締結して配設されオイルポンプフロ
ントカバー151には、筒状部152とは背反する筒状
のフロントサポート153を有するオイルポンプカバー
154が締着されて、隔壁155を形成している。ま
た、変速装置室132の反隔壁側には、筒状のセンタサ
ポート156を有する中間支壁157が設けられてい
る。隔壁155と中間支壁157の間が変速装置室13
2を成し、中間支壁157とリアカバー140の間が変
速装置10の出力歯車室141を成し、リアカバー14
0にはフロントサポート153と同軸心の筒状リアサポ
ート142が突設されている。
変速装置室132の側方に平行して、アンダドライブ装
置133が設けられ、フロントハウジング120の壁1
23にフロントサポート158が設けられ、その反対側
にセンタサポート159がボルト締着された中間支壁1
60が設けられ、リアカバー140と中間支壁160の
間がアンダドライブ装置60の入力歯車室142Aを形
成し、中間支壁160と壁123の間がアンダドライブ
装置室133を形成している。
かく構成されたハウジング110に対して、そのフロン
トサポート153の内側には、トルクコンバータ200
のステータ201を支持する一方向クラッチ202の固
定軸203が嵌着され、その内側にトルクコンバータ2
00の出力軸であるトランスミッションの入力軸1が回
転自在に支持されている。入力軸1は後端部2が大径と
され、後端部2の中心に後向きの孔3が形成されてい
る。入力軸1の後方には、入力軸1に直列的に配設され
た第1中間伝動軸4が回転自在に装着され、該軸4は、
その先端が孔3に支持され、後端が出力歯車6中心の筒
状部6Aに内側6Bでスプライン嵌合し、出力歯車6の
筒状部6Aはセンタサポート156及びリアサポート1
42にそれぞれベアリング101,102を介して支持
され、第1中間伝動軸4外周にはサンギア軸5がベアリ
ングを介して回転自在に嵌装されている。
出力歯車6に噛合するアンダドライブ装置60の入力歯
車7は、その中心の筒状部7Aがセンタサポート159
にローラベアリング103を介して支持され、その内側
穴7Bにはアンダドライブ装置室133の中心を貫通す
る第2中間伝動軸8がスプライン嵌合されている。第2
中間伝動軸8は、軸方向中間部にフランジ81を有し、
内部に油路8Aを形成され、ローラベアリング104を
介してフロントサポート158に支持されている。ロー
ラベアリング104とフランジ81の間には、中間にば
ね材105を挟み軸端に締着されるナット82で予め予
圧調整されて組付けられた一対のテーパードローラベア
リング106を介して歯車9が支持され、歯車9の歯形
92はデファレンシャル装置90の駆動大歯車91の歯
に噛合している。
また、第2中間伝動軸8のフランジ81とセンタサポー
ト159の間には、筒状のサンギア軸61が回転自在に
支持され、センタサポート159の外側には、インナレ
ース軸62が回転自在に支持され、サンギア軸61とイ
ンナレース軸62とがスプライン結合されている。
前記のように構成されたハウジングと、上記のように配
設された各軸に対して、変速装置室132内において、
油圧サーボドラム11がフロントサポート153に回転
自在に支持され、それにクラッチCを操作する環状ピ
ストン12とそのリターンスプリング14が嵌込まれて
クラッチCの油圧サーボC−2が形成されている。油
圧サーボドラム11の後方には、クラッチCのハブ1
5に連結する油圧サーボドラム16が入力軸1の後端部
2に固着して配設され、それにクラッチCの油圧サー
ボC−1を形成する環状ピストン17とリターンスプリ
ング19が嵌込まれており、クラッチCを介して2つ
の油圧サーボドラム11,16が連結されている。油圧
サーボドラム16の後方には、プラネタリギアセット4
0が設けられ、そのリングギアRはクラッチCを介
して油圧サーボドラム16に連結され、キャリアP
第1中間伝動軸4の先端部にスプライン嵌合し、サンギ
アSはサンギア軸5と一体になっている。また、油圧
サードラム11,16及びプラネラリギアセット40を
カバーする連結ドラム20が、その先端で油圧サーボド
ラム11の外側に固着され、後端は、プラネタリギアセ
ット40の後側でサンギア軸5に連結され、外周側にバ
ンドブレーキBが設けられている。
連結ドラム外側の空間21には、油圧サーボドラム22
が固定され、ピストン23が嵌込まれてブレーキB
油圧サーボB−2が形成されている。油圧サーボB−2
の後方のメインハウジング130内側に形成されたスプ
ライン溝25には、ブレーキB、一方向ブレーキF
のアウタレース26及びブレーキBが装着され、その
後方の中間支壁157を環状凹部にピストン27が嵌込
まれてブレーキBの油圧サーボB−3が形成され、そ
のリターンスプリング29はセンタサポート156に装
着されたフランジ板30にり支持されている。ブレーキ
の内側には、サンギア軸5をインナレースとする一
方向クラッチFが設けられ、そのアウタレース31が
ブレーキBと接続されている。一方向クラッチF
後方にはプラネタリギアセット50が装着されている。
プラネタリギアセット50のサンギアSはサンギア軸
5と一体に形成され、キャリアPが外側の一方向ブレ
ーキFのインナレース32に連結されると共にブレー
キBと連結され、リングギアRが第1中間伝動軸4
に連結されている。
アンダドライブ装置室133には、プラネタリギアセッ
ト80が設けられ、そのリングギアRは第2中間伝動
軸8のフランジ81にフランジ板63を介して結合さ
れ、キャリアPはクラッチCと連結するクラッチハ
ブ69を固設した側壁64aと、それにR形状部64b
を介して延設された筒状部64cとから成る出力ドラム
64を介して連結筒111と結合され、サンギアS
サンギア軸61に形成されている。プラネタリギアセッ
ト80の後方には、油圧サーボドラム65がインナレー
ス軸62に固定して配設され、その外周壁とインナレー
ス軸62の間に環状ピストン66とそのリターンスプリ
ング68が嵌込まれてクラッチCの油圧サーボC−3
が形成され、外周壁とクラッチハブ69との間にクラッ
チCが装着されて、油圧サーボドラム65はクラッチ
を介してキャリアPと連結されている。油圧サー
ボドラム65の後方には、インナレース軸62をインナ
レースとする一方向クラッチFが設けられ、その後方
でインナレース軸62とメインハウジング130の間に
ブレーキBが設けられ、その後方の中間支壁160と
メインハウジング130とにかけての環状凹部にピスト
ン70が嵌込まれ、ブレーキBの油圧サーボB−4が
形成され、ブレーキBの外周側に等間隔に設けられた
溝にリターンスプリング72が嵌込まれている。
プラネタリギアセット80の前方には、本発明に係る動
力伝達装置113が設けられている。動力伝達装置11
3は、その支持部材を第2中間伝動軸8とし、それにテ
ーパードローラベアリング106により支持され、歯車
9は動力伝達部材を構成する連結筒111に連結されて
いる。
なお、連結筒111の側壁111Aから周壁111Bに
かけて、外周111Dにはパーキングギア111Eが形
成され、周壁111Bの先端111Cには出力ドラム6
4の爪64Aと噛合される溝部111Iが形成されてい
る。また、連結筒111の側壁111Aの側面111F
には、ガバナドライブギア112が電子ビーム溶接で取
付けられている。
最後に、トルクコンバータ室121の側方に設けられた
差動装置室122には、テーパードローラベアリング1
07によりデファレンシャル装置90が支持され、その
駆動大歯車91に歯車9が噛合している。
このように構成されたトランスミッション300は、車
速、スロットル開度等車両走行条件に応じて油圧制御装
置(図示しない)から各摩擦係合装置の油圧サーボに選
択的に出力される油圧によって、各クラッチ及びブレー
キが係合又は解放され、前進4段後進1段の変速を行
う。各クラッチ、ブレーキ、一方向クラッチ及び一方向
ブレーキの作動と達成される変速段(RANGE)の一
例を表1に示す。
表1において、○印は係合、△印はエンジンドライブ状
態においてのみ係合、◎印はエンジンドライブ状態にお
いて係合しているが、その係合は並列するクラッチある
いはブレーキによって動力の伝達が保証されていること
から必ずしも必要とされないことを示す。
このような自動変速機100に本発明に係る動力伝達装
置113を適用した場合、その歯車9ははす歯とされ、
トランスミッション300の最終出力部に位置するた
め、歯車9にトルク増幅に伴う大きなラジアル力のみな
らずスラスト力がかかる。そのため、歯車9の内周両端
部に大径のベアリング106が配設されるが、本発明の
適用により歯車9のベアリング配設部外周93の肉厚が
十分確保されているため、動力伝達部材を構成する連結
筒111と歯車9との連結部の強度とトルク伝達能力を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動力伝達装置を適用した2軸式自動変
速機の断面図、第2図は本発明の動力伝達装置の実施例
の断面図、第3図はその動力伝達部材の正面図、第4図
はその断面図、第5図はそれに取付けられるガバナドラ
イブギアの断面図、第6図は実施例の動力伝達装置の歯
車の断面図、第7図は従来の動力伝達装置の断面図、第
8図は従来の動力伝達装置の適用例を示す2軸式自動変
速機の断面図である。 8……支持部材、9……歯車、91……駆動大歯車、9
2……歯形、93……ベアリング配設部外周、95……
溶接部位、96……スプライン部、106……ベアリン
グ、111……動力伝達部材、111G……内周面、1
11H……スプライン、113……動力伝達装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 政徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 倉持 耕治郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−113659(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持部材と、該支持部材にベアリングによ
    り支持され、内周両端部にベアリング配設部が形成され
    た歯車と、該歯車の一端側のベアリング配設部外周に内
    周面を連結されて前記歯車に動力を伝達する動力伝達部
    材と、前記歯車と平行的に配設され前記歯車の動力が伝
    達される駆動大歯車とを備える動力伝達装置において、 前記歯車のベアリング配設部外周に歯車の歯形の歯底径
    と同一径の歯底径を有するスプライン部を歯車の歯形に
    隣接して形成し、 前記動力伝達部材の内周面に前記スプライン部に嵌合す
    るスプラインを形成し、 前記歯車と動力伝達部材とをそれらのスプライン部とス
    プラインとの嵌合により回転方向に固定するとともに、
    前記スプライン部とスプラインとをそれらの嵌合部で相
    互に溶接して軸方向に固定したことを特徴とする動力伝
    達装置。
JP59119650A 1984-06-11 1984-06-11 動力伝達装置 Expired - Lifetime JPH0613888B2 (ja)

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