JPH04159277A - 印刷インキ用ポリハロゲン化フタロシアニン、その製造方法およびその用途 - Google Patents

印刷インキ用ポリハロゲン化フタロシアニン、その製造方法およびその用途

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JPH04159277A
JPH04159277A JP2283754A JP28375490A JPH04159277A JP H04159277 A JPH04159277 A JP H04159277A JP 2283754 A JP2283754 A JP 2283754A JP 28375490 A JP28375490 A JP 28375490A JP H04159277 A JPH04159277 A JP H04159277A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、印刷インキ用ポリハロゲン化フタロシアニン
、該フタロシアニンの製造方法およびその用途に関する
。さらに詳しくは、版摩耗性の改善された印刷インキ用
ポリハロゲン化フタロシアニン、該フタロシアニンの製
造方法および該フタロシアニンを使用した印刷インキ用
組成物に関する。
[従来の技術] 従来採用されてきたフタロシアニンのハロゲン化方法と
しては、塩化アルミニウムの存在下でハロゲン化する方
法が最も一般的である。
例えば、塩化アルミニウムと塩化ナトリウムの共融塩に
フタロシアニンを溶解してフタロシアニンを塩素化する
方法(特開昭第52−155625号公報)、塩化アル
ミニウムの存在下四塩化チタン中でフタロシアニンをハ
ロゲン化する方法(特開平第1−279975号公報)
等である。
これらの方法によりハロゲン化されたポリハロゲン化フ
タロシアニンは、凝集力の強い粗製顔料であり、これに
湿式磨砕または硫酸処理等の工程を加えることにより顔
料化される。
このようにして得られたポリハロゲン化フタロシアニン
は、印刷インキ用ビヒクル等との併用により印刷インキ
として使用されてきた。
しかしながら、従来の方法で得られたポリハロゲン化フ
タロシアニンを含有する印刷インキは、版摩耗性が高く
、版寿命を縮めるという問題を有していた。
この版摩耗性を不良ならしめる理由として、従来ポリハ
ロゲン化フタロシアニンの硬度が高いことがその第1の
原因であると理解されてきた。このため版摩耗性不良を
改善する方法として、各種コーティング剤、活性剤、樹
脂処理等によりポリハロゲン化フタロシアニンを表面処
理する方法が提案されてきたが、これらの方法による効
果は満足すべきものではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、塩化アルミニウムの存在下フタロシアニンを
ハロゲン化して得られたポリハロゲン化フタロシアニン
の有する版摩耗性不良を解消し、版摩耗性の改良された
印刷インキ用ポリハロゲン化フタロシアニン、その製造
方法および該ポリハロゲン化フタロシアニンを含有する
印刷インキ用組成物の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段〕 本発明は、塩化アルミニウムの存在下でハロゲン化され
たポリハロゲン化フタロシアニンが、ハロゲン化前のフ
タロシアニン100重量部に対し塩化アルミニウム中に
含愛れる非水溶性無機質不純物が0.02重量部以下で
ある印刷インキ用ポリハロゲン化フタロシアニンを提供
する。
さらに本発明は、下記 (a)  精製塩化アルミニウムと塩化ナトリウムの共
融塩中でフタロシアニンをハロゲン化する方法、 (b)  塩化アルミニウムと塩化ナトリウムの共融塩
から非水溶性無機質不純物を除去した後、該共融塩中で
フタロシアニンをハロゲン化する方法、または (c)  精製塩化アルミニウムの存在下四塩化チタン
中でフタロシアニンをハロゲン化する方法、のいずれか
による上記印刷インキ用ポリハロゲン化フタロシアニン
の製造方法を提供する。
本発明はさらに、上記印刷インキ用ポリハロゲン化フタ
ロシアニンとビヒクルとを含有してなる印刷インキ用組
成物を提供する。
本発明者らは、塩化アルミニウムの存在下にフタロシア
ニンをハロゲン化して得られるポリハロゲン化フタロシ
アニンの版摩耗性を改良すべく長年にわたり研究を続け
てきた。その結果意外にも、ポリハロゲン化フタロシア
ニンの版摩耗性不良の原因は、塩化アルミニウムに微量
含まれる非水溶性の無機質不純物であることを見いだし
本発明に到達した。
即ち、ポリハロゲン化フタロシアニン中の塩化アルミニ
ウム由来の非水溶性無機質不純物がハロゲン化前のフタ
ロシアニン100重量部に対し0゜02重量部以下、好
ましくは0601重量部以下であるとき、版摩耗性は著
しく改善されることが見いだされた。
本発明で用いられるフタロシアニンは、通常ハロゲン化
されていない銅フタロシアニンであるが、一部ハロゲン
化されたものであってもよい、中心金属としては、銅以
外に鉄、ニッケル、アルミニウム、チタン等であっても
よく、またメタルフリーであってもよい、これらの各種
中心金属の混合物であってもよい。
本発明における塩化アルミニウムの存在下にフタロシア
ニンをハロゲン化する方法としては、塩化アルミニウム
と塩化ナトリウムの共融塩にフタロシアニンを溶解して
塩素化する方法(特開昭第52−155625号公報)
、塩化アルミニウムの存在下にフタロシアニンをハロゲ
ン化する方法く特開平第1−279975号公報)等を
例示できる。ポリハロゲン化フタロシアニンのハロゲン
置換数はフタロシアニン−分子当たり4個以上であり、
緑色顔料としての実用性を考慮すると12個以上が好丈
しい。
フタロシアニンのハロゲン化に用いられる塩化アルミニ
ウムは、工業的には溶融したアルミニウムに塩素ガスを
吹込んで製造される。アルミニウムの溶融は、700℃
近くまで加熱せねばならず、このため反応容器として耐
火材が用いられるので、製造された塩化アルミニウムに
微量の耐火材が混入するのが常である。従って工業用塩
化アルミニウムは不可避的に微量の非水溶性無機質不純
物を含んでいる。これらの不純物は、塩化アルミニウム
を水中に入れ十分に溶解した後枦遇すると、濾過残渣と
してその存在が確認される。これらの不純物を分析する
と、A I zs i <Or。のようなアルミナ−シ
リカ系耐火物等の無機物が主体であった。
工業品としての塩化アルミニウム中におけるこれら不純
物の存在量は200+)Pm程度と極めて微量である。
このためこれら不純物と版摩耗性不良との関係は全く着
目されることがなかった。
本発明はこれらの非水溶性無機質不純物をポリハロゲン
化フタロシアニンに混入させないことにより、該ポリハ
ロゲン化フタロシアニンを用いた印刷インキが、著しく
版摩粍性が改良されていることを見いだしたところに特
徴を有する。
ポリハロゲン化フタロシアニン中への非水溶性無機質不
純物混入防止方法としては、十分に精製された塩化アル
ミニウムの使用が好ましく、精製方法としては特に制限
を受けるものではなく種々の方法を採用できるが、それ
らを次に例示する。
第1の方法は、昇華法等により塩化アルミニウムを十分
に精製する方法である。工業的には昇華法が好ましいが
、装置の壁面に耐火煉瓦を使用した場合、昇華の際にや
やもすると混入し易い耐火煉瓦の微粉末等の新たな不純
物の混入を防止するよう注意する必要がある。
第2の方法は、塩化アルミニウムを適当な溶媒に溶解し
た後不純物をr別し、ついで溶媒を留去する再結晶法で
ある。溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、
四塩化チタン、四塩化炭素、クロロホルム、エーテル、
テトラヒドロフラン等の塩化アルミニウムを分解せず、
しがも留去の容易なものが好ましく用いられる。
第3の方法は、塩化アルミニウムと塩化ナトリウムの共
融塩を溶融状態で濾過して非水溶性無機質不純物をr別
する方法である。
精製の程度は、フタロシアニンのハロゲン化方法によっ
ても異なり、ハロゲン化に当たっての塩化アルミニウム
の使用量により適宜選択される。
塩化アルミニウムと塩化ナトリウムとの共融塩にフタロ
シアニンを溶解して塩素化する方法の場合には、塩化ア
ルミニウムはフタロシアニン1重量部に対し3〜7重量
部使用される。この場合には、塩化アルミニウム中の非
水溶性無機質不純物量を塩化アルミニウム100重量部
に対し0.007〜0.003重量部以下となるまで精
製することが好ましい。
塩化アルミニウムの存在下四塩化チタン中でフタロシア
ニンをハロゲン化する場合には、塩化アルミニウムはフ
タロシアニン1重量部に対し0゜7〜3重量部使用され
る。この場合には、塩化アルミニウム中の非水溶性無機
質不純物量を塩化アルミニウム100重量部に対し0.
03〜0.007重量部以下となる程度まで精製すれば
よい。
上記例示した各種精製方法により精製した塩化アルミニ
ウムの存在下でフタロシアニンをハロゲン化することに
より、ハロゲン化前のフタロシアニン100重量部に対
し塩化アルミニウムに由来する非水溶性無機質不純物が
0.02重量部以下であるポリハロゲン化フタロシアニ
ンが得られる。
することにより、版摩耗性に優れたインキ組成物を得る
ことができる。
本発明のインキ組成物の例を次ぎに示す8本発明のポリ
ハロゲン化フタロシアニン3〜20重量%、ビヒクル6
0〜97重量%、その他補助剤、体質顔料0〜20重量
%からなる。ビヒクルとしては、ガムロジン、ウッドロ
ジン、トール油ロジン、ライムロジン、ロジンエステル
、マレイン酸樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル樹脂、ニト
ロセルロース、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ギルンナ
イト、ダンマル、セラック等の樹脂混合物10〜50重
量%、炭化水素、アルコール、ケトン、エーテルアルコ
ール、エーテル、水等の溶剤30〜80重量%からなる
実施例 本発明を実施例、比較例等に基づいてより詳細に説明す
る0例中、部および%はとくに断りのない限りそれぞれ
重量部および重量%を示す。
塩 アルミニウムの 口 製造例1 内部に空気冷却式の冷却管を持つガラス製昇華装置に、
工業用塩化アルミニウム500部を入れ、直火で加熱し
て精製塩化アルミニウム450部を得た。
製造例2 製造例1と同様の操作により得られた精製塩化アルミニ
ウム550部に、さらに製造例1の操作を繰り返して精
製塩化アルミニウム500部を得た。
製造例3 望素雰囲気下で工業用塩化アルミニウム500部をソッ
クスレー抽出器に入れ、これをキシレン350部で抽出
し不溶物を除いた。抽出物からキシレンを留去し精製塩
化アルミニウム420部を得た。
′・の鉦 1 の量 塩化アルミニウム100部を氷水1000部中に徐徐に
投入した。これを80℃まで加熱し30分間撹拌して完
全に溶解した。予め恒量にしたグラスフィルター(柴田
科学器械工業(株)製ガラスr過器G4)でこの酸性水
溶液を濾過し、沢過残渣をまず希塩酸水で、続いて蒸留
水で十分に洗浄し、これを乾燥して恒量を求めた。増加
した重量が非水溶性の無機質不純物量である。
製造例1.2および3で得られた塩化アルミニウム、な
らびに工業品AおよびBの非水溶性無機質不純物量の測
定結果を第1表に示す。
第1表 実施例1 製造例1で得た精製塩化アルミニウム180部、塩化ナ
トリウム42部の混合物を反応容器中で加熱し、均一に
溶解させた。容器内温度を100〜110℃に低下させ
た後、50部の銅フタロシアニンを加え、ついで容器内
温度を160〜170℃に加熱した後塩素ガスを毎時7
〜10部の流量で10〜15時間導入した1反応後に溶
融物を水中に排出し、2通、水洗してポリクロル化銅フ
タロシアニン87部を得た。
実施例2 製造例1で得た精製塩化アルミニウム180部の代わり
に製造例2で得た精製塩化アルミニウム180部を使用
した他は、実施例1と同様に操作してポリクロル化銅フ
タロシアニン85部を得た。
実施例3 製造例1で得た精製塩化アルミニウム180部の代わり
に製造例3で得た精製塩化アルミニウム180部を使用
した他は、実施例1と同様に操作してポリクロル化銅フ
タロシアニン85部を得た。
実施例4 四塩化チタン600部、銅フタロシアニン50部および
製造例1で得た精製塩化アルミニウム38部を反応器に
仕込み、撹拌しながら昇温しな。
温度が110〜115℃に達した時点で同温度に保持し
な訟ま8時間撹拌した。ついで135〜137℃に昇温
して、同温度に保持したまま塩素ガスを毎時5部の流量
で5時間導入したところで製造例1で得た精製塩化アル
ミニウム12部を追加し、さらに5時間塩素を導入した
ところで製造例1で得た精製塩化アルミニウム10部を
追加し、さらに18時間塩素を導入して緑色のポリクロ
ル化銅フタロシアニン89部を得た。
実施例5 製造例1で得た精製塩化アルミニウムの代わりに製造例
2で得た精製塩化アルミニウムを使用した他は、実施例
4と同様に操作して、緑色のポリクロル化銅フタロシア
ニン89部を得な。
実施例6 四塩化チタン600部、銅フタロシアニン50部および
製造例1で得た精製塩化アルミニウム38部を反応容器
に仕込み、撹拌しながら昇温しな。
温度が110〜115℃に達した時点で同温度に保持し
たまま8時間撹拌した。ついで135〜137℃に昇温
して同温度に保持した才ま臭素を毎時5部の流量で5時
間導入したところで製造例1で得た精製塩化アルミニウ
ム12部を追加し、さらに5時間臭素を導入したところ
で製造例1で得た精製塩化アルミニウム10部を追加し
、さらに18時間臭素を導入し、さらに200時間反応
を継続して緑色のポリブロモ化銅フタロシアニン113
部を得た。
比較例1 製造例1で得た精製塩化アルミニウム180部の代わり
に工業品Aの塩化アルミニウム180部を精製すること
なしに使用した他は実施例1と同様に操作して、ポリク
ロル化銅フタロシアニン84部を得た。
比較例2 製造例1で得た精製塩化アルミニウムの代わりに工業品
Aの塩化アルミニウム60部を精製することなしに使用
した他は実施例4と同様に操作して、ポリクロル化銅フ
タロシアニン87部を得た。
各実施例および比較例で得られたポリハロゲン化銅フタ
ロシアニンをいずれも塩化ナトリウムと共に湿式磨砕し
顔料形態として印刷インキの調整に使用した。
実施例7〜12、比較例3〜4 実施例1〜6、比較例1〜2で得られたポリハロゲン化
銅フタロシアニンを顔料形態とした後、以下の方法によ
りインキ組成物(実施例7〜12、比較例3〜4)とし
た、なお、実施例1〜6、比較例1〜2のポリハロゲン
化銅フタロシアニンはそれぞれ実施例7〜12、比較例
3〜4のインキ組成物に対応する。
ニトロセルロース500部、ジオクチルフタレート10
0部、酢酸エチル300部、メタノール2000部を均
一になるまで高速撹拌機で撹拌し、ビヒクルとした。顔
料40部、ビヒクル250部、スチールボール(11/
16インチφ)2000部を振動ミルにより3時間分散
した1分散後、スチールボールを組成物から除き、これ
を混合溶剤(メタノール:酢酸エチル=6:1)で25
秒の粘度(ザーンカツプNo、3)にした。
イン の 予め精秤した試験版を版摩耗試験機ATII(シュレー
ダー社製)に取付け、インキ組成物350g中で125
000回転(ドクター接触500000回)のかきとり
処理をした。試験版を版摩耗試験機から取り外し、溶剤
で十分洗浄した後これを乾燥し、再度精秤した。減少し
た試験版の重量が版摩耗量である。 実施例7〜12、
比較例3〜4で得られたインキ組成物の試験結果を第2
表に示す。
第2表 注:*2 ハロゲン化反応前の銅フタロシアニン100
部に対する値 対照例 ハロゲン化反応前の銅フタロシアニン [発明の効果] 本発明によれば、塩化アルミニウムの存在下にフタロシ
アニンをハロゲン化して得られたポリハロゲン化フタロ
シアニンが有する版摩耗性不良の原因を排除した印刷イ
ンキ用ポリハロゲン化フタロシアニン、該フタロシアニ
ンの製造方法および該フタロシアニンを使用した印刷イ
ンキ組成物が提供される。
本発明によれば、凹版印刷に特に適した印刷インキ用ポ
リハロゲン化フタロシアニン、該フタロシアニンの製造
方法および該フタロシアニンを使用した印刷インキ組成
物が提供される。
特許出願人 東洋インキ製造株式会社 代理人   弁理士 小林 王朝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化アルミニウムの存在下でハロゲン化されたポ
    リハロゲン化フタロシアニンが、ハロゲン化前のフタロ
    シアニン100重量部に対し塩化アルミニウム中に含ま
    れる非水溶性無機質不純物を0.02重量部以下含有す
    ることを特徴とする印刷インキ用ポリハロゲン化フタロ
    シアニン。
  2. (2)下記製造方法 (a)精製塩化アルミニウムと塩化ナトリウムの共融塩
    中でフタロシアニンをハロゲン化する方法、 (b)塩化アルミニウムと塩化ナトリウムの共融塩から
    非水溶性無機質不純物を除去した後、該共融塩中でフタ
    ロシアニンをハロゲン化する方法、または (c)精製塩化アルミニウムの存在下四塩化チタン中で
    フタロシアニンをハロゲン化する方法、のいずれかによ
    る請求項(1)記載の印刷インキ用ポリハロゲン化フタ
    ロシアニンの製造方法。
  3. (3)請求項(1)記載の印刷インキ用ポリハロゲン化
    フタロシアニンとビヒクルとを含有してなる印刷インキ
    用組成物。
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