JPS63248862A - 銅フタロシアニン顔料の製造方法 - Google Patents

銅フタロシアニン顔料の製造方法

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JPS63248862A
JPS63248862A JP8194987A JP8194987A JPS63248862A JP S63248862 A JPS63248862 A JP S63248862A JP 8194987 A JP8194987 A JP 8194987A JP 8194987 A JP8194987 A JP 8194987A JP S63248862 A JPS63248862 A JP S63248862A
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acid
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Taira Fujita
藤田 平
Noriaki Kishimoto
憲明 岸本
Hiroshi Okayasu
岡安 宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、色相鮮明で着色力も大きく優れた青色顔料と
して、インキ、塗料、プラスチック等の着色剤として広
く使用されている銅フタロシアニン顔料の製造方法に関
するものである。
〈従来の技術〉 銅フタロシアニン顔料は、次の如き粗製銅フタロシアニ
ンの合成工程と粗製銅フタロシアニンを微粒化する顔料
化工程を経て製造されるのが一般的である。
(1)0合成工程 無水フタル酸若しくはその誘導体、銅若しくはその化合
物、尿素等の窒素源及び少量の触媒を不活性な高沸点溶
剤中で加熱することにより粗製銅フタロシアニンヲ得ル
(2)、顔料化工程 上記合成工程によって得られた銅フタロシアニンは粗大
粒子の塊状物であるため、色調が不鮮明で着色力が乏し
く、このままの状態では実用に供し得ない。従って、着
色力、鮮明度及び顔料適性を付与するために顔料化工程
が必要となる。この工程は、主に硫酸を用いて、硫酸と
塩を形成させるか又は高濃度の硫酸に溶解させたものを
多量の水に注ぎ微粒子を得る化学的微粒子化法とボール
ミルやニーダ−等を用いる機械的摩砕による物理的微粒
子化法がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、粗製銅フタロシアニンを合成し、次いで
顔料化するという方法は、工程上次のような不満足な点
を有する。
(1)  工程が長く不経済である。
(2)n料化工程で硫酸を使用する場合には、装置の腐
食や大量に発生ずる廃酸の処理等が公害と関連した重要
な問題として存在する。
(3)  機械的摩砕による顔料化の場合には、処理が
煩雑で、しかも長時間多量の動力を要し、且つ1バツチ
当たりの処理量が少なく、非常に生産性が低い。また高
COD廃水の処理等が大きな問題となっている。
かかる諸問題を解決する方法として顔料化工程を必要と
しない銅フタロシアニン顔料の直接的製造方法の開発が
期待される。このような背景のもとに種々方法が提案な
されている(特開昭48−32919号、特公昭50−
1135号、特公昭52−19217号、特開昭61−
203175 号公報) 。しかしながら、これらの提
案も、反応操作的にもまた顔料適性的にも十分満足でき
る方法ではなかった。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、これら従来の銅フタロシアニン顔料の製
造方法における諸欠点を除くために種々検討した結果、
前記した粗製銅フタロシアニンの合成反応系において、
有機溶剤中、特定の物質の共存下に反応させることによ
り、顔料化処理工程を経ることなく、合成で生じた銅フ
タロシアニン粒子を直接顔料として用いることができる
ことを見出し、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は、フタル酸及び/又は、その誘導体
、尿素、銅又はその化合物を触媒の存在下に有機溶剤中
で反応させて銅フタロシアニンを2造する際に、下記一
般式(1) 〔式中、Mは水素又はアルカリ金属を表す。AおよびB
はカルボキシル基又はカルボキシル基より誘導される基
を表わすが、AとBは同一でも異なっていてもよく、更
に閉環してイミド又は酸無水物を形成してもよい。〕 で示される化合物の共存下に反応させることを特徴とす
る銅フタロシアニン顔料の製造方法である。
本発明において使用するフタル酸及び/又はその誘導体
は銅フタロシアニン環を形成し得るもので、例えばフタ
ル酸塩、無水フタル酸、フタルイミド、フタルアミド酸
及びその塩若しくはそのエステル、フタル酸エステル、
フタロニトリル等を挙げることができる。
また、本発明において使用する銅及び/又はその化合物
としては、例えば金属銅、第−銅又は第二銅のハロゲン
化物、酸化銅、シアン化銅、硫酸銅、硝酸銅、リン酸銅
、酢酸銅、硫化銅、水酸化銅などが挙げられる。また反
応性の乏しい水酸化銅や酸化銅を使用する時は塩化アン
モニウム等のハロゲン化物を共存させてもよい。銅化合
物等の使用量はフタル酸及び/又はその誘導体4モルあ
たり1〜1.3 モル程度である。
また、本発明に使用される尿素について、その使用量は
フタル酸及び/又はその誘導体4モルあたり4〜40モ
ル程度である。
本発明において使用される触媒としては例えばモリブデ
ン酸アンモニウム、酸化モリブデン、リンモリブデン酸
などのモリブデン化合物、四塩化チタン、チタン酸エス
テル等のチタン化合物、塩化ジルコニウム、炭酸ジルコ
ニウム等のジルコニウム化合物、酸化アンチモン、酸化
ヒ素、ホウ酸などが挙げられる。
次に本発明に使用される有機溶媒としては、アルキルベ
ンゼン、アルキルナフタレン、テトラリンなどの芳香族
炭化水素;アルキルシクロヘキサン、デカリン等の脂環
式炭化水素;デカン、ドデカン等の脂肪族炭化水素、ニ
トロベンゼン、〇−二)0)ルエン、トリクロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、クロロナフタレン、ジフェニル
エーテル、スルホラン、ジメチルスルホキシド、メチル
スルホラン、ジメチルスルホラン、N−メチルピロリド
ン、ジメチルイミダゾリジノン等が挙げることができ、
これら2種以上の混合物であってもよい。
本発明において使用する前記一般式(1)で示される化
合物としては、具体的には、4−スルホフタル酸、4−
スルホフタルイミド、3−スルホフタルイミド又はそれ
らのアルカリ金属塩などを挙げることができるが、とく
に好ましくは4−スルホフタル酸である。
本発明において、使用される前記一般式(1)で示され
る化合物の使用量は、特に限定するものではないが、通
常フタル酸等に対して1〜30重量%、とくに1〜15
重量%が好ましい。
本発明の製造方法によれば、通常の粗製銅フタロシアニ
ンを製造する場合と本質的に同じ反応操作により、容易
に目的とする銅フタロシアニン顔料が得られる。
反応温度としては、通常150〜250℃の範囲で十分
である。また前記一般式で示される化合物を加える時期
はフタロシアニン環が形成される以前であればいつでも
よい。
反応で得られた銅フタロシアニンの取出しについては、
反応マスを減圧下にして溶媒を蒸留除去し、ついで粉体
を温水又は鉱酸水溶液で洗浄、濾過する方法、又は反応
マスを温水等と混合希釈した後、濾過する方法がある。
〈発明の効果〉 本発明の方法により、従来の銅フタロシアニン顔料の製
造方法の場合と比べ、顔斜化工程を経ることなく、フタ
ル酸類等を用いた合成反応の工程のみで銅フタロシアニ
ン顔料を得ることができ、正に驚くべきことである。
このようにして、得られた銅フタロシアニン顔料を樹脂
、ワニス、プラスチック等目的に応じた媒体中へ分散さ
せることにより、塗料、インキ、プラスチック着色剤等
を製造することができる。
〈実施例〉 以下に実施例、比較例、参考例を挙げる。
なお、例中の部及び%は重量基準、比表面積値はBET
法によるN2気相吸着法を採用した。
実施例1 無水フタル酸592部、尿素960部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン80部及び4−スルホフタル酸30
部をスルホラン6000部へ加え、撹拌下180〜19
0℃まで昇温し、同温度で5時間加熱した。次いで10
0℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保温した温水50
00部を加える。次いで、反応マスを濾過し、濾過終了
後、80℃の温水5000部で洗浄する。
その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10000
部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。
次いで、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥する
ことにより、銅フタロシアニン578部を得た。得られ
た化合物の比表面積は102m”7gであった。
実施例2 無水フタル酸592部、尿素800部、塩化第一銅10
0部、四塩化チタン80部及び4−スルホフタル酸15
部をスルホラン4500部へ加え、撹拌下180〜19
0℃まで昇温し、同温度で5時間加熱した。次いで10
0℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保温した温水50
00部を加える。次いで、反応マスを濾過し、濾過終了
後、80℃の温水5000部で洗浄する。
その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10000
部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。
次いで、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥する
ことにより、銅フタロシアニン565部を得た。得られ
た化合物の比表面積は100m’/gであった。
実施例3 無水フタル酸592部、尿素960部、臭化第一銅14
0部、四塩化チタン90部及び4−スルホフタル酸60
部をスルホラン6000部へ加え、撹拌下170〜18
0℃まで昇温し、同温度で7時間加熱した。次いで10
0℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保温した温水50
00部を加える。次いで、反応マスを濾過し、濾過終了
後、80℃の温水5000部で洗浄する。
その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10000
部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。
次いで、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥する
ことにより、銅フタロシアニン575部を得た。得られ
た化合物の比表面積は110m’/gであった。
実施例4 無水フタル酸592部、尿素960部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン80部及び4−スルホフタルイミド
30部をスルホラン6000部へ加え、撹拌下180〜
190℃まで昇温し、同温度で5時間加熱した。
次いで100℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保温し
た温水5000部を加える。次いで、反応マスを濾過し
、濾過終了後、80℃の温水5000部で洗浄する。
その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10000
部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。
次いで、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥する
ことにより、銅フタロシアニン573部を得た。得られ
た化合物の比表面積は100m”7gであった。
実施例5 無水フタル酸592部、尿素960部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン50部及び4−スルホフタル酸30
部をジメチルスルホキシド6000部へ加え、撹拌下1
70〜180℃まで昇温し、同温度で5時間加熱した。
次いで100℃まで冷却し、あらかじめ70℃に保温し
た温水5000部を加える。次いで、反応マスを濾過し
、濾過終了後、80℃の温水5000部で洗浄する。そ
の後、取出したウェットケーキを5%塩酸10000部
に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。次いで
、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥することに
より、銅フタロシアニン540部を得た。得られた化合
物の比表面積は80m’/gであった。
実施例6 無水フタル酸592部、尿素740部、塩化第一銅10
5部、モリブデン酸アンモニウム6部及び4一スルホフ
クル酸30部をニトロベンゼン3000部へ加え、撹拌
下180〜190℃まで昇温し、同温度で5時間加熱し
た。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、残渣を2%塩
酸10000部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾
過した。次いで、80℃の温水10000部で洗浄し、
乾燥することにより、銅フタロシアニン576部を得た
。得られた化合物の比表面積は6(1m’/gであった
実施例7 無水フタル酸592部、尿素740部、塩化第一銅10
5部、モリブデン酸アンモニウム4部及び4−スルホフ
タル酸30部をハイゾールP 3000部へ加え、撹拌
下180〜190℃まで昇温し、同温度で5時間加熱し
た。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し、残渣を5%塩
酸10000部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾
過した。次いで、80℃の温水10000部で洗浄し、
乾燥することにより、銅フタロシアニン575部を得た
。得られた化合物の比表面積は68m’/gであった。
実施例8 無水フタル酸592部、尿素960部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン80部及び4−スルホフタル酸50
%水溶液60部をスルホラン6000部へ加え、撹拌下
180〜190℃まで昇温し、同温度で5時間加熱した
。次いで100℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保温
した温水5000部を加える。次いで、反応マスを濾過
し、濾過終了後、80℃の温水5000部で洗浄する。
その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10000
部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。次い
で、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥すること
により、銅フタロシアニン580部を得た。得られた化
合物の比表面積は103m’/gであった。
実施例9 無水フタル酸592部、尿素1000部、塩化第一銅1
00部、四塩化チタン50部及び4−スルホフタルイミ
ド60部をスルホラン6000部へ加え、撹拌下210
〜220℃まで昇温し、同温度で3時間加熱した。
次いで100℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保温し
た温水5000部を加える。次いで、反応マスを濾過し
、濾過終了後、80℃の温水5000部で洗浄する。
その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10000
部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。
次いで、80℃の温水100圓部で洗浄し、乾燥するこ
とにより、銅フタロシアニン598部を得た。得られた
化合物の比表面積は 90m’/gであった。
実施例1O 無水フタル酸592部、尿素740部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン80部及び4−スルホフタル酸トリ
ナトリウム塩10部をスルホラン450(1部へ加え、
撹拌下180〜190℃まで昇温し、同温度で5時間加
熱した。次いで100℃まで冷却し、あらかじめ60℃
に保温した温水5000部を加える。次いで、反応マス
を濾過し、濾過終了後、80℃の温水5000部で洗浄
する。その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10
000部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した
。次いで、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥す
ることにより、銅フタロシアニン560部を得た。得ら
れた化合物の比表面積は、105 m’/gであった。
実施例11 無水フタル酸592部、尿素960部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン80部及び4−スルホフタル酸50
%水溶液40部をスルホラン6000部へ加え、撹拌下
160〜170℃まで昇温し、同温度で8時間加熱した
。次いで100℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保温
した温水5000部を加える。次いで、反応マスを濾過
し、濾過終了後、80℃の温水5000部で洗浄する。
その後、取出したウェットケーキを2%塩酸10000
部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。次い
で、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥すること
により、銅フタロシアニン570部を得た。得られた化
合物の比表面積は110m’/gであった。
実施例12 無水フタル酸592部、尿素960部、塩化第一銅10
5部、四塩化チタン10部及び4−スルホフタルイミド
30部をN−メチルピロリドン5000部へ加え、撹拌
下180〜190℃まで昇温し、同温度で5時間加熱し
た。次いで100℃まで冷却し、あらかじめ60℃に保
温した温水5000部を加える。次いで、反応マスを濾
過し、濾過終了後、80℃の温水5000部で洗浄する
。その後、取出したウェットケーキを2%塩酸1000
0部に加え、60℃で1時間撹拌した後、濾過した。次
いで、80℃の温水10000部で洗浄し、乾燥するこ
とにより、銅フタロシアニン550部を得た。得られた
化合物の比表面積は80m’/gであった。
実施例13 無水フタル酸592部、尿素1000部、塩化第一銅1
00部、モリブデン酸アンモニウム6部及び4−スルホ
フタル酸トリナトリウム塩30部をスルホラン4500
部へ加え、撹拌下180〜190 t:まで昇温し、同
温度で5時間加熱した。次いで100℃まで冷却し、あ
らかじめ60℃に保温した温水5000部を加える。次
いで、反応マスを濾過し、濾過終了後、80℃の温水5
000部で洗浄する。その後、取出したウェットケーキ
を2%塩酸10000部に加え、60℃で1時間撹拌し
た後、濾過した。次いで、80℃の温水10000部で
洗浄し、乾燥することにより、銅フタロシアニン565
部を得た。得られた化合物の比表面積は98m″7gで
あった。
参考例−1 実施例−1において、4−スルホフタル酸を存在させず
に、他は実施例−1と同様に反応を行って、銅フタロシ
アニン570部を得た。このものの比表面積を測定した
所、25m’/gであった。
比較例−1 市販の粗製銅フタロシアニン100部、食塩400部及
びエチレングリコール100部を実験用双腕型ニーダ−
で、80〜85℃を維持しながら5時間摩砕した。混合
物を80℃の温水で洗浄した後、乾燥して銅フタロシア
ニン顔f斗98部を得た。純度96%、比表面積70m
″/gであった。
かくして得られた銅フタロシアニン顔料4部、チタン白
80部及び亜麻仁油160部よりインキを調製した。こ
の着色力を測定し、これを100として、実施例や参考
例で得られた銅フタロシアニンも同様にインキ化して着
色力を測定した結果を第1表に示す。
第1表 比較例−2 比較例−1で得た銅フタロシアニン顔料4部を直径3m
mのガラスピーズ90部の入ったポリ瓶に入れ、メラミ
ンアルキッド系塗料ワニス12部とキシレン14部を加
えて、ペイントシェーカーにかけ1時間運転した後、同
じメラミンアルキッドワニス50部を加えてさらに10
分運転した。その後金網でガラスピーズをこし別け、青
の原色塗料を得た。
この原色塗料3部とチタン白30%を含む同系の白塗材
5部をガラス棒でよく混合して青色塗料を作った。
次に、実施例−1、参考例−1で得た銅フタロシアニン
も同様にして塗料を作った。
これらの着色力比較を行った結果、次の通りであった。
比較例−2100% 実施例−1135% 参考例−130%

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フタル酸及び/又はその誘導体、尿素、銅又はその化合
    物を触媒の存在下に有機溶媒中で反応させて銅フタロシ
    アニンを製造する際に、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Mは水素又はアルカリ金属を表す。AおよびB
    はカルボキシル基又はカルボキシル基より誘導される基
    を表すが、AとBは同一でも異なっていてもよく、更に
    閉環してイミド又は酸無水物を形成していてもよい。〕 で示される化合物の共存下に反応させることを特徴とす
    る銅フタロシアニン顔料の製造方法。
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JP2577219B2 (ja) 1997-01-29

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