JPH04158790A - ホスホリパーゼa↓2阻害物質 - Google Patents

ホスホリパーゼa↓2阻害物質

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JPH04158790A
JPH04158790A JP2285597A JP28559790A JPH04158790A JP H04158790 A JPH04158790 A JP H04158790A JP 2285597 A JP2285597 A JP 2285597A JP 28559790 A JP28559790 A JP 28559790A JP H04158790 A JPH04158790 A JP H04158790A
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phospholipase
strain
isomer
inhibitor
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JP2285597A
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Tadashi Yoshida
正 吉田
Shigeru Matsutani
茂 松谷
Yoshimi Kawamura
川村 義巳
Koichi Matsumoto
浩一 松本
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Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野; 本発明は、新規なホスホリパーゼ、・\、阻害物質に関
し、さらに詳しくは、チェラビア属に属する菌株、例え
ばチェラビア・テリフーラ(Thielavia te
rricola)RF −143株また:まその17a
体を液中好気性条件下に培養することにより産生される
ホスホリバーセA、阻害作用を有する生理活性物質に関
するものである。また、本発明は、該化合物を産生ずる
チェラビア属に属する菌株、例えばチェラビア・テリコ
ーラRF−143株またはその変異体を培養し、培養液
から該化合物を採取することを特徴とする該化合物の製
造方法に関するものである。
[従来技術および発明が解決しようとする課題二。
ホスホリパーゼA、は多くの生物の細胞や分泌液に含有
されており、リン脂質に特異的に作用するエステラーゼ
であって、1,2−ジアンルグリセロールリン脂質のc
−2位の脂肪酸エステルを特異的に加水分解し、リゾグ
リセロリン脂質と脂肪酸とを生成することが知られてい
る。その酵素活性に関連して、神経、筋肉、心臓への毒
性作用、抗凝固作用を有し、痙彎、低血圧、溶血、出頭
、浮腫などを誘発し得ることが指摘されており、その他
の疾患にも直接または間接的に関与している可能性があ
る。したがって、ホスホリパーゼA!の酵素活性に対す
る阻害物質が得られれば、該酵素の作用に起因または関
連する様々な病態を制限し、治療することができると考
えられる。従来知られているホスホリバーセA、阻害物
質には、メルクリン、p−ブロモフェナシルプロミドな
どがあるが、新たな有効物質が待たれている。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、先に、チェラビア・テリコーラRF−1
43株が産生ずるチエロジンαおよびβが優れたホスホ
リバーセA、阻害活性を有することを見い出し、これを
特許出願したが(特願平1−109939)、更に研究
を続けた結果、上記菌株かチエロジンとは構造を異にす
る新規なホスホリパーゼA、阻害物質を生産しているこ
とを見い出し、かつ、その構造を決定することにより、
本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、チェラビア・テリコーラRF−143
株を培養することにより産生され得る、ホスホリパーゼ
A、阻害作用を有する生理活性物質である化合物および
その製造方法を提供するものである。
本発明の化合物の構造式および物理化学的性状を以下に
列挙する。
構造式 上記構造式で示される化合物には、以下の構造式で示さ
れる3種の立体異性体(1)〜(III)が包含される
<1) (以下余白) (II) (以下余白) (III) 異性体(1)の物理化学的性状 (1)分子式:C,、Hl。0,1 (2)融点・203〜206°C (3)外観:無色粉末 (4)S IMS(m/z): 1175(MH’)(
5)HRMS(m/z) 実測値: 1175.4488(MH’)計算値:11
75.4483 (6)IR(KBr):3440,2920゜1740
.1605,1574,1456゜1316.1289
,1150,1090゜1072.985cr’(第1
図a参照)(7) U V (nm(ε乃:274..
6(25100)。
316.7(5380)(希HC12−MeOHおよび
MeOH) 260(肩)、323.3(52800)(希NaOH
−MeOH) (8)溶解性ニジメチルスルホキシド、メタノール、ク
ロロホルムおよび酢酸エチルに可溶、n−へキサン、エ
ーテル、石油エーテルおよび水に不溶 (9)呈色反応 FeCQs:陽性 ニンヒドリン:陰性 坂ロ:陰性 エールリッヒ:陰性 (10)I!クロマトグラフィーRf[(シリカゲルF
 、、、(メルク)); クロロホルム:  MeOH:  HtO(62:25
:2)溶媒系 、  043クロロホルム゛ EtOH
:  14% NH,0H(4: 7 : 2)溶媒系
 :   0.37(11)ガスクロマトグラフィー(
Rt(分))[カラム、ヌクレオノル5C,,4,6φ
x150+4移動相・CH、CN・0.1%83PO,
(69・31)。
流速:20貢Q/分〕:97 (12)元素分析(Ca、H、、Of、 −H、O、!
: L、7)実測値・C,64,09;H,6,35実
測値・C,64,43:H,6,04異性体(U)の物
理化学的性状 (1)分子式:C,4H,。○t、 (2)融点、204〜206°C (3)外観・無色粉末 (4)S IMS(m/z): 1175(MH’)(
5)HRMS(m/z) 実測値 1175.4479(MH”)計算値・117
5.4483 (6)IR(KBr):3420,2930゜174E
r−,1605,1572,1460゜1321.12
92,1147,1090゜1072、983cr’(
第1図す養魚)(7)(JV(nm(ε)): 274
.5(2290)。
321(4520)(希HCQ−MeOHおよびMeO
H) 260(肩)、323(5130)(希NaOH−Me
OH) (8)溶解性゛ジメチルスルホキンド、メタノール、ク
ロロホルムおよび酢酸エチルに可溶、n−ヘキサン、エ
ーテル、石油エーテルおよび水に不溶 (9)呈色反応 FeCQ、・陽性 ニンヒドリン、陰性 坂ロー陰性 エールリッヒ:陰性 (10)1層りロマトグラフィーRffi(シリカゲル
F□、(メルク)): り011本にム:  Menu :  )!、O([1
2+25:2)溶媒系 :   0.43クロロホルム
:  EtO)I :  14% N)1.01((4
ニア:2)溶媒系 :   0.37(11)ガスクロ
マトグラフィー(Rt(分))[カラム:ヌクレオシル
5C1a 4.6φX150+ut。
移動相:CH,CN:O用%H,PO,(69:31)
流速:2゜ORQ/分]:5.6 (X2)元素分析(C,、)(7,0,、−)1.0と
して)実測値:c、 64..54 ;H,6,38実
測値:C,64,43:H,6,04異性体(1) 1
 、719をDMSo  170μQに溶解し、20a
IMリン酸緩衝液(pH7,3ON、 53wQを加え
た場合、および異性体(II)0.8+yf2をDMS
O80μQに溶解し、同じ緩衝液720μQを加えた場
合の動態を高速液体クロマトグラフィー[カラム:ヌク
レオシル5C、、(0,46φx15Cg)、移動相:
 CN、CN−0,1%Hs P O4(69:311
 検出:254nm]により調べた結果を以下の表に示
す。
(1)分子式:C,、H,。01l (2)融点:202〜205°C(分解)(3)外観:
無色粉末 (4)  S  IMS(m/z) −目75(MH’
)(5)HRMS(m/z) 実測値: 1175.4488(MH’)計算値417
5.4470 (6)IR(KBr):3440,1743゜1657
.1608,1576.1321゜1297.1152
,1097,1077゜989cm−’(第1図C参照
) (7)tJV(nm(ε)): 274.5(22,5
12)。
318.6(5,232)(希HCQ−MeOHおよび
MeOH) 323.0(29,825)、255(肩、19,88
0)(希NaOH−Men)() (8)溶解性、ジメチルスルホキノド、メタノール、ク
ロロホルムおよび酢酸エチルに可溶、n−ヘキサン、エ
ーテル、石油エーテルおよび水に不溶 (9)呈色反応 FeCQ=:陽性 ニンヒドリン・陰性 坂口、陰性 エールリッヒ:陰性 (XO)薄層クロマトグラフィーRf値(シリカゲルF
 f、、(メルク)) クロロホルム:  MeOH:  H*0(62:25
°2)溶媒系 :   0.08りoa本ルム:  E
tOll :  10% NH,0H(4ニア:2)溶
媒系 :   0.51りoatルム:  MeOH(
2:l)溶媒系 :   0.06(11)ガスクロマ
トグラフィー(Rv(貢C))(1)[カラム、ヌクレ
オシル5C,e4.6φ×50JIL 移動相 0.1% リン酸を含有する60%水性CH3
CN 流速 1 、8 ffc/分 検出: UV230nm]: 16.9(ii)Lカラ
ム゛ヌクレオンル5C,,4,6φX150 NIL 移動相:40%CH3CN  50 mM リン酸緩衝
液(pH6,9) 流速:1.8ffC/分 検出 IJV230n5: 7.74 本発明化合物の塩としては、Na、になどアルカリ金属
、Mg、Caなとアルカリ土類金属、アンモニアなどの
有機塩基など本発明化合物のカルボキシ基と塩を形成し
得るすべての塩基との塩が例示され、製薬上許容し得る
塩が好ましい。
ホスホリパーゼA、阻害物質である本発明化合物を産生
ずるチェラビア・テリフーラRF  143株は、通商
産業省工業技術院微生物工業技術研突所に、受託番号微
工研条寄第2196号の下で寄Jモされている(寄託日
 昭和63年12月19日)。
本発明で使用されるチェラビア・テリコーラRF−14
3の菌学的性状は以下の通りである。
RF−143株の栄養菌糸はフーンミール寒天上で肉眼
的に白色を呈する。子のう果(Bscocarp)は寒
天培地の表面に形成され、その形は球形で茶黒色を呈す
る。その大きさは直径100〜300μlで、外壁の表
面組織(texutra epidermoidea)
は茶色である。子のうは30〜35X15〜17μIの
大きさで、洋ナン形を示し、その中に8個の子のう胞子
を有する。子のうは成熟時には溶解する。子のう胞子は
幅の広い紡錘形をしており、オリーブ色から茶灰色を呈
し、その一端に1個の発芽孔を有する。子のう胞子の大
きさは12〜18×6〜8μ肩である。車間の不完全世
代は認められない。
以上の性状からRF−143株はチェラビア・テリコー
ラ(T hielavia terricola’〜5
)と同定された。
参考文献 1) シー・ダブリュー・エモンズ(C,W、 Emm
ns)、Bull、 Torrey Bot、 C1u
b 57. 1242) ジー・ドゲット(G、  D
oguet)、Rev、  Mycol。
21、5upp1. Co1onial L 2(19
5B)3) シー・ブース(C,Booth)、Myc
ol、 Pap。
83、7(1961) 4)ニス・ウダガワ(S、 tldagawa)、Tr
ans。
Mycol、 Soc、 Jap、4.99(1963
)5) ジェイ・ニー・ボン・アークス(J、 A、 
van^rx)、5tud、 Mycol、 8.8(
1975)チェラビア・テリコーラも菌類の特徴として
、突然変異を起こす可能性がある。そのような突然変異
体は、自然発生的にも出現するが、当業者周知の物理的
または化学的な方法で容易に誘導することができる。従
って、充分量の本発明化合物を産生ずる能力を保持して
いるチェラビア・テリコーラRF −1,43の変異体
もまた本発明の範囲に包含されるということが当業者に
は理解されるであろう。
チェラビア・テリコーラRF−143の培養には、通常
の培養法を利用することかできる。適当な炭素源、窒素
源、無機塩、および微量金属等の存在下、好気性条件下
で液中培養することか好ましい。通常、チェラビア・テ
リコーラRF−143を温度約20〜40°C1好まし
くは28°Cで通気しながら振盪フラスコ培養すると、
約1〜10日間培養すればよい。次いて、培養物からの
生成物の分離における当業者既知の方法で本発明化合物
を分離すればよい。即ち、培養物を濾過して濾液および
沈殿(菌体成分)をそれぞれ適当な溶媒で抽出し、得ら
れた抽出液を濃縮して溶媒抽出、クロマトグラフィー処
理等によって活性物質を単離する。
本発明に係る化合物は、後記実験例に示す様にホスホリ
パーゼA、阻害活性を有し、従って本発明の化合物は、
ホスホリパーゼA、の酵素活性に起因する様々な疾患の
予防および治療に有用と考えられる。
以下に実施例を挙げ、本発明の詳細な説明する。
実施例1 異性体(1)および(ロ)の製造下記種菌培
地800JIQに、チェラビア・テリコーラRF−14
3の斜面培養物を接種する。
種菌培地の組成、グルコース2.0%、ポリペプトン1
.0%、ビーフ・エキストラクト(Dirco)03%
、酵母エキス(D 1rco) 0 、2%、塩化ナト
リウム0.1%。
接種した第1段階の培地を、2Lエルレンマイヤーフラ
スコ中、回転数180 rpmの7エーカー上、28°
Cで3日間振盪培養する。
第1段階の熟成培地800峠を用い、第1段階の培地の
組成と同一の組成を有する第2段階の種菌培地2OLに
接種する。この第2段階の種菌培地を、30Lジヤーフ
アメンター中、回転数20Orpm、通気量2OL/a
+in、28°Cで24時間培養する。熟成して得られ
た第2段階の培地14Lを用い、下記生産培地350L
に接種する。
生産培地の組成、可溶性澱粉2.0%、シュークロース
2.0%、酵母エキス(D 1rco) 0 、5%、
p”2000/Fl泡剤0.01%。
接種した生産培地を、500L発酵タンク中、撹拌数2
7 Orpm、28°Cで7日間発酵させる。
上で得た発酵液387Lを希塩酸でpH2,5に調整し
、フィルタープレスを通して濾過する。菌体をアセトン
108Lで抽出し、抽出液を減圧留去し、残った水層を
酢酸エチル2SLで抽出する。
この抽出液を減圧留去して組物質4899を得る。
この組物質489gを30%アセトン水(pH7,5)
に溶解し、この溶液をCHP20P(三菱化成工業)2
0Lを充填したカラムに吸着させる。3%塩化ナトリウ
ム水:アセトン(7:3)から水:アセトン(3ニア)
の間でグラデイエンド溶出を行ない、活性物質を溶離す
る。各分画はHPLCで分析し、異性体(1)と異性体
(I[)に富む分画4.5Lを合し、減圧下に濃縮して
30.169の粉末を得る。
上で得た組物質10gをメタノール10峠に溶解し、セ
ファデックスLH20(Pharmacia社)2Lを
充填したカラムに付す。メタノールにて溶出し、各分画
をHPLCで試験する。異性体(I)に富む分画と、異
性体(II)に富む分画、それぞれを合わし、減圧下に
濃縮する。
このセファデックスクロマト3回で得られた異性体(n
)に富む分画2. l 29と、異性体(1)に富む分
画4.639を、内径5Qxx、長さ500x貢のOD
Sカラム(山村化学A P −324,)にて、0゜1
%リン酸含有の水ニアセトニトリル(32:58)ヲ用
イ、流速100 xQ/ ll1inでプレ7番テイブ
HPLCを行なう。220omのLJV検出器を用いて
溶出液を監視し、各分画をHPLCで試験する。
減圧下に分画を濃縮することで異性体(II)2971
g、異性体(I’)110oを得た。これらの化合物は
先に示した物理化学的性状を示した。
実施例2 異性体(III)の製造 1)発酵 チェラビア・テリコーラRF−143株(微工研条寄第
2196号)をバレインヨブドウ糖寒天斜面で7〜10
日間、28°Cで培養し、−斜面の全菌体および胞子を
2L容量のエルシンマイヤーフラスコ中の培地800j
Iσ(培地組成□ブドウ糖2.0%、ポリペプトン1.
0%、肉エキス0.3%、酵母z+ス0.2%、食塩0
.1%、pH7,0)に植菌した。植菌されたフラスコ
を28°Cで2日間振盪培養した。上記培養液(800
+0を2OLの上記組成の培地を含む30Lのジャー・
ファーメンタ−に加え、28°Cて1日間、通気撹拌培
養を行った(通気量2 OL/分、撹拌150 rpm
)。
次に上記の培養液6Lをバレイショ浸出液(200g/
L)およびンヨ糖(209/L)組成の培地(pH無修
正)150Lを含む25OL発酵タンクに移した。発酵
は、28℃で、開始時から16時間までは120rpm
、その後は370 rpmで撹拌し、通気量は150L
/分(1,OVVM)で7日間通気撹拌培養を行った。
2)単離 上記1)で得た発酵液356Lを希塩酸でpH2゜5に
調整し、ろ過した。菌体部分をアセトン108Lで抽出
、抽出液(pH3,8)を減圧下で濃縮した。水層(3
0L)をpH2,5に調整し、酢酸エチル(25L)で
抽出した。抽出液を減圧下でa縮し、石油エーテノ喧2
L)を加えて沈澱を生じさせた。
得られた粗抽出物448gをアセトン(3,61)に溶
解し、200mM リン酸1\、)ファ(PB)(pH
7,5,8,4L)を加え、これをCHP−20Pカラ
ム(2OL)iこかけt二。アセトン・3%NaC(1
−20mM PB(pH7,5)=3 : 7の混液(
10L)で洗浄し、次いでアセトン 3%NaC&−2
0mM PB(pH7,5)−3: 7の混液(30L
)とアセト7 : 2011M PB(pH7,5)=
7 : 3の混液(30L)とのりニア−グランエンド
により溶出した。この溶出により下表のごとくA分画(
2209)、B分画(24,69)、C分画(1089
)およびD分画(17,69)を得、B分画を更に次の
様に処理した。
分画   Fr、No、    容量(L)−1〜 7
3,2 A    8〜18   8.1 B    19〜26  36 C30〜33   4.8 D     34〜35    9.0B分画(12,
199)をセファデックスLH−20カラム(4,5X
92c贋、1460xQメタノール充填、16g/分画
)にかけ、分画77−81を集めて濃縮し、固形物11
39を得た。これを再びセファデックスL H−20カ
ラム(2,6φX95G肩、 5041Qメタノール充
填、5g/分画)にかけ、分画57−65を集めて濃縮
し、固形物0.89を得た。これを調製用高速液体クロ
マトグラフィーにかけ[カラム:ケムコソルブaoc、
s(2φX25cz)、溶出液=1%1%リン酸含有6
0性CH,CN、流速:L8id/分、検出 UV27
0nm]、保持容量661−800xQの溶出液を集め
、減圧下に濃縮し、残留物を酢酸エチルで抽出した。抽
出液を濃縮し、残留物を酢酸エチル−石油エーテルから
沈澱させ、固形物105++yを得た。この固形物を調
製用高速液体クロマトグラフィーにかけしカラム:ヌク
レオシルIOC、、(2φX 25 CI)、溶出液二
〇 1%リン酸含有60%水性CH3CN、流速:IM
!/分、検出:UV230nm]、保持時間30.6分
の分画を分取し、異性体(III)28z9を得た。こ
の化合物は、先に示した物理化学的性状を示した。
以下の実験例に示す方法で本発明化合物のホスホリパー
ゼA、阻害活性を調べた。
実験例1 u法 基質には、L−3−ホスファチジルエタノールアミン、
1−バルミトイル−2−[1−14C]リルオイル(A
 mersham社、  59 mc i/mmol)
を、し−α−ホスファチジルエタノールアミン(S i
gma社。
卵白由来)により希釈(2、000dpm/ nmol
) L、これをソニケートしたものを用いた。PL−A
、には、ヘビ毒およびラット血小板由来のものを使用し
た。反応は、トリスバッファー(0,1M、pH7,4
)、CaCQ−(3mM)の溶液中にPLA、および基
質調整液を加え、37°Cで20分間反応後にドールズ
試薬1.251Qを入れ直ちに撹拌し反応を止めた。こ
れに蒸留水0.5xQとn−ヘプタン0゜8IlIQを
加え撹拌後遠心し、上層を別に分取した。
ざらにn−へブタンO,BIQとシリカゲルを加え撹拌
後、遠心し上清をバイアル瓶に分取し、これにトルエン
カクテルを加え、液体/ンチレーションカウンターによ
りPLA、iこよって遊離されてくる脂肪酸量を測定し
た。
阻害活性を酵素対照(コントロール)の値に対するパー
セント(%)で表し、これより50%阻害濃度を算出し
た。
周里 本発明に係る化合物のホスホリパーゼA!50%阻害濃
度(ホスホリパーゼA、活性を50%阻害する濃度(μ
9/酎乃は以下の通りであった。
【図面の簡単な説明】
第′L図は本発明化合物の赤外吸収スペクトルを示すグ
ラフであり、(a)、(b)および(C)はそれぞれ異
性体(1)、(II)および(III)のスペクトルを
示す。 特許出願人 塩野義製薬株式会社 代理人弁理士青山 葆(外1名) 七帽針t         塑鳴叶t ;            ; 呵 咀叶 こ ;

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、以下の構造式で示される化合物またはその塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 2、チエラビア属に属する請求項1に記載の化合物を産
    生する菌株を液中好気性条件下で培養し、培養液から該
    化合物を採取することを特徴とする該化合物の製造方法
JP2285597A 1990-10-22 1990-10-22 ホスホリパーゼa↓2阻害物質 Pending JPH04158790A (ja)

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