JPH04158731A - ホイロ済み冷凍生地製パン法及びその生地用改良剤 - Google Patents

ホイロ済み冷凍生地製パン法及びその生地用改良剤

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JPH04158731A
JPH04158731A JP27890090A JP27890090A JPH04158731A JP H04158731 A JPH04158731 A JP H04158731A JP 27890090 A JP27890090 A JP 27890090A JP 27890090 A JP27890090 A JP 27890090A JP H04158731 A JPH04158731 A JP H04158731A
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福原 英与
Kenji Arai
健二 荒井
Tetsuo Ueda
哲夫 植田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製菓・製パンにおける生地をホイロ(最終発
酵)済みの段階で冷凍保存可能にして、製パン工程を合
理化することを目的とし、計画的かつ簡易に焼きたての
パン製品を提供し得るホイロ済み冷凍生地製パン法及び
その生地用改良剤に間する。
[従来の技術] 通常のパン製品の製造工程には、現在法〈実施されてい
る基本的な方法として、■原料の計量、■原料の混合(
ミキソング)、■生地の発酵、■生地の分割、■生地の
成型、■生地のホイロ取り2そして■焼成といった各工
程からなる。この方法によるパン製品は、生地の窯伸び
が良く、満足なボリュームと風味の良いものが得られる
近年、これら製造工程に冷凍工程を取入れることにより
、を要な時に消費者に何時でも新鮮なパン製品を供給す
ることができ、かつ計画的、合理的な生産が出来るとし
て、製菓 製パン業界で盛んに行われている趨勢にある
[発明が解決しようとする問題点] 製菓 製パンの製造工程で冷凍工程を取入れる場合。
生地の冷凍時期としては、生地の発酵後、生地の分割f
& 、生地の成型後あるいは生地のホイロ取り後等、様
々な段階が考えられる。当然それぞれの冷凍時期に応じ
た工程の工夫がゼ・要で、製法によっては技術者の熟練
と経験が大変要求されるものもある6例えば、生地の成
型後に冷凍工程を取り入れた場合、製造工程のかなりの
部分は合理化されるが、冷凍された生地の解凍から最終
発酵(生地のホイロ取り)までに、解凍時間と手間がか
かる。更に良いパン製品を作るためには、生地の取扱い
や、ホイロ取りでの終点の見極めなどにも、ある程度の
経験と知識が必要となる。また生地解凍のためのスペー
ス確保が余分に必要となり、本来の意味での省人化簡易
化には十分結びつかない欠点がある。
一方、ホイロ取り後(済み)の冷凍は、生地の解凍と焼
成の作業が短時間に連続して行え、焼きたてのパン製品
を簡易に得られるところから、当業界で注目されている
。しかし、ホイロ済み後に冷凍工程を取り入れた場合、
焼成後のパン製品にシワが出来たり、表皮の冷凍障害や
ボリューム不足のパンになり、商品価値が低下する等、
現在の技術は未だ不備な点も多く優れた品質の最終製品
を得るには至っていない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は製菓 製パンの製造工程に、上記のようでは
冷凍工程を取り入れた場合に生ずるパン製品の品質不良
が、主に生地中の自由水の量によると考え、この点に着
目した。つまり、冷凍による生地劣化が大きくなるとい
う原因は、生地中に自由水が多いと生地の温度低下、特
に最大氷晶生成帯の通過に時間がかかり。
氷晶の拡大やそれによるイーストの細胞破壊(活性低下
)や小麦のグルテン結合の破壊による生地の劣化などが
おこり、結果として、イーストのガス発生力や生地のガ
ス保持力が弱くなり、艮好な品質のパン製品が得られな
いと考えた1本発明の目的は冷凍による生地優みを防止
し、長期保存に耐え得る冷凍生地製パン法及びその生地
用改良剤を提供することにある。
即ち、本発明の要点−は、製パン原料に、冷水可溶性澱
粉及び/又はリパーゼを添加してなることを特徴とする
ホイロ済み冷凍生地製パン法、さらに、その原料生澱粉
が最高粘度300BU以上の物性である冷水可溶性澱粉
を添加してなることを特徴とするホイロ済み冷凍生地製
パン法にある。そして更に、冷水可溶性#扮及び/又は
リパーゼを含むことを特徴とするホイロ済み冷凍生地用
改良剤にある。
まず1本発明でいう冷水可溶性澱粉とは、通常の生澱粉
に加水して加熱もしくは何らかの方法でα化したもの、
あるいはそれを乾燥させたもの、その他、物理的、化学
反応的に処理した加工澱粉、化工澱粉等の範喝のものを
指す。
そして生地中で可溶で増粘させることの出来る作用を有
する澱粉である。うちでも、その原料となる生R粉にお
いて糊化粘度300BU以上の物性を有する澱粉である
ことが特に好ましい、ここでいう、澱粉の糊化粘度30
0BUとは、ブラベンダー社のアミログラフにおいて、
4%澱粉懸濁液を一定遍度(15℃/m1niで加温し
たときの最高粘度が3008Ufブラベンダー コニ、
ト)を示す物性を有することをいう。
また本発明でいうリパーゼとはトリグリセライドをグリ
セリンと脂肪酸に分解する酵素であって脂質を分解して
界面活性物質を生成させて、生地の練りを抑制して生地
の伸展性を向上させてソフト化し風味も向上せしめるも
のである。そのリパーゼ活性の草位は、オリーブ油乳化
液を基質とし、 pH6,0,37℃において、1分閏
に 1μ5oleの脂肪酸を遊層する酵素量を10単位
とする。
本発明においては、製パン原料にこの冷水可溶性澱粉又
はリパーゼの各々単独もしくは該澱粉とリパーゼの併用
するらのである。
この時の冷水可溶性ti粉の添加量は2通常小麦粉に対
し、10%〜200%が良く、10%以下の場合は、ホ
イロ済み冷凍や解凍に耐え得る適度の物性が保てず生地
の劣化が生じやすく好ましくない、また一方、冷水可溶
性澱粉の添加量が200%以上とした場合には、生地の
伸展性が低下するとともに硬くなり、風味、ボリューム
ともに損なわれる。このことがら 冷水可溶性澱粉の添
加量は小麦粉に対し 10〜200ン。の範囲が特に好
ましい。
また、リパーゼの添加量の場合についても、多すぎたり
少なすぎたりした場合の生地に上記と同様な現象が生じ
るのでリパーゼとして小麦粉に対し 5,000〜50
.000単位が好ましい。
更に、本発明では冷水可溶性ti粉とリパーゼを併用添
加することにより、互いに添加量の範囲で適’[11℃
整することにより相乗作用が見られ効果的である。
また、更にパン製品の品質を6良するためにし一アスコ
ルビン酸などの酸化刑やショ糖脂肪酸エステルなどの乳
化剤等を適宜併用添加することも、−層の効果を得る方
法である0次に1本発明のホイロ済み冷凍生地震パン法
においては、製パン原料に冷水可溶性澱粉および/又は
リパーゼを添加して通常の手順で得られた生地を生地の
発酵、生地の分割、生地の成型、そして、生地のホイロ
取りをした後、冷凍することにより、冷凍生地製パン法
の従来の欠点を解決し得るのである。
又、本発明においては、ホイロ済み冷凍生地の改良剤と
して、冷水可溶性澱粉及び/又はリパーゼを含む生地改
良剤を提供する。
次に実施例により本発明を詳述する。
実施例1.2、比較例1 [配合] (食パン) 小麦粉(強力粉)       1,000g食  塩
                         
20Ω砂  糖                  
      60g脱脂粉乳           2
0Qシヨートニング        sog生イースト
           60Q水          
               650Ω生地用改良剤
         傘(別表の通り)[生地用改良剤〕
傘 (実施鍔 1)(実施例 2)(比較−1)冷水可溶性
α化   100g    −馬鈴薯澱粉 リ  パ  −  ゼ      −      To
、000     −(ユニット/小麦粉) [−アスコルビンl!!   200   200  
 200(po■/小麦粉) 〔ホイロ済み冷凍生地製法条件] 食fx  −母 ミ’r ’、y 7 りtf ffJ (分)    
L2Ms L Mzj Mr H1生地捏上温度 (’
C)       22発酵時間   (分)    
   30分    割      (g  )   
         225ベンチタイム (分)   
    To成  型         ワンローフ成
型ホイロ温度  (’C)        4Qホイロ
時r:J(分)       50冷    凍   
 (℃、 分)        −40℃、  30分
保存方法      ビニール袋に入れ密封し一20℃
で2週間保管 [パン焼成条件] パニング       生地を凍ったまま天板に並べる
(室温、30分放置) 焼成温度   (℃)        200焼成時間
   (分)         30[結果] (実11例 1)(実施例 2)(比較例 1)比容積
      51   4.3   3.4内  相 
           0        0    
     x外  a           o   
     △        ×風味・食感    ○
    △    ×O・・・良好 ○・−はぼ良好 
△・やや劣る × 劣る実j1M3.4.5  比較例
2 [配合] (バターロール) 小麦粉(強力粉>      1.0009食  塩 
                     tag砂
  1!                     
+500脱脂粉乳          20Q マーガリン         l5OQ生イースト  
         60Q水            
           4309生地用改良荊    
    傘車(別紙の通り)[ホイロ済み冷凍生地製法
条件] 食塩 #母 ミキンング時間(分)    L2M3↓M、↓M、H
生地捏上温度 (℃)       23発酵時間  
 (分)       30分    割      
(g  )             40ベンチタイ
ム (分)       10成  型       
  バターロール成型ホイロ温度  (’C)    
   40ホイロ時1:1(分)       50冷
   凍   (℃1分)      −40℃、  
30分保存方法      ビニール袋に入れ密封し一
20℃で2週間保管 〔パン焼成条件] パニング       生地を凍ったまま天板に並べる
(M温、30分放置) 焼成温度   (’C)        200焼成時
閏   (分)12 −−幀 O悼 = K                    ilK畳
′″     臼      − 蝋  −濃 門         ÷!li           
       e′g&   妃g郭1\ 八個 (々 @@   J−シ÷    −〇iB  蒙−し
さ姥\  味 ξ年g恨−先 dコ ニ   − 旧ミ
I 実施例6 冷水可溶性α化馬鈴薯#粉  900%リ   パ  
 −   ゼ             10%(60
,000ユニット/g製剤) L−アスコルビン酸       05%コーンスター
チ        85%上の配合の原料を十分に混合
し、目的とするホイロ済み冷凍生地用改良剤を得る。
[発明の効果] 本発明のホイロ済み冷凍生地は生地傷みがなく長期間冷
凍保存してもこれを解凍し焼成すると表面にシワもなく
ボリュームも充分あり、内相、外観そして風味食感とも
すぐれたパン製品が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)製パン原料に、冷水可溶性澱粉及び/又はリパー
    ゼを添加してなることを特徴とするホイロ済み冷凍生地
    製パン法。
  2. (2)生澱粉の特徴として最高粘度が300BU以上の
    物性である冷水可溶性澱粉を添加してなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のホイロ済み冷凍生地製
    パン法。
  3. (3)冷水可溶性澱粉及び/又はリパーゼを含むことを
    特徴とするホイロ済み冷凍生地用改良剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5595773A (en) * 1994-09-12 1997-01-21 Matsutani Chemical Industry Co., Ltd. Method for preparing frozen baker's dough
JPH09506772A (ja) * 1993-12-22 1997-07-08 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシャープ すぐに焼成できるドウ
WO2011087152A1 (ja) 2010-01-18 2011-07-21 味の素株式会社 解凍および醗酵工程を必要としない冷凍パン生地の製造法

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WO2011087152A1 (ja) 2010-01-18 2011-07-21 味の素株式会社 解凍および醗酵工程を必要としない冷凍パン生地の製造法

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