JPH0415755Y2 - - Google Patents

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JPH0415755Y2
JPH0415755Y2 JP1986078406U JP7840686U JPH0415755Y2 JP H0415755 Y2 JPH0415755 Y2 JP H0415755Y2 JP 1986078406 U JP1986078406 U JP 1986078406U JP 7840686 U JP7840686 U JP 7840686U JP H0415755 Y2 JPH0415755 Y2 JP H0415755Y2
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column
boom
cylinder
crane
mounting bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラツクの荷台上に架装搭載され、か
つコラムの略半分下方部分がベース内に旋回軸受
を介して内蔵され、このコラムがベースに対して
旋回自在とされる構造のクレーンのブーム起伏シ
リンダの取付装置に関するものである。
(従来の技術) 従来この種のトラツクの荷台上に架装搭載され
るクレーンにあつては、第2図に示すごとく、ブ
ーム起伏シリンダ10をコラム4とブーム7の間
に斜横方向に取付けている。これはこの種のクレ
ーンの格納時におけるクレーンの全高がトラック
の全高よりも高くなつてはいけないので、どうし
てもベース2上に立設するコラム4の長さを短く
する必要があり、しかもコラム4をベース2に対
して回動自在に支承するに際して、強度の点から
コラム4の略半分の下方部分をベース2内に埋め
込む必要があるため、ブーム7を水平状態から90
度近くまで起伏させるのに十分な伸縮ストローク
を有するブーム起伏シリンダ10をコラム4とブ
ーム7間に取付けようとする場合、旋回軸受より
上側のコラム上端部とブーム先端部間でしか取付
けることが出来なかつたためである。
(考案が解決しようとする問題点) このため従来のクレーンにおいては、荷をクレ
ーンの近くで吊るような場合、起伏シリンダが邪
魔になつて荷を近くに引き寄せられないとか、ま
た荷が起状シリンダに当つて起伏シリンダが損傷
するというような問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこの問題に対処しようとするものであ
つて、本考案においては、起伏シリンダをコラム
の中に入れ、起伏シリンダとコラムとの連結を、
起伏シリンダの下部に取付けた取付ブラケツトを
介してコラム底部と固着連結する。そしてこの取
付ブラケツトはコラム下端部外側から取付可能に
構成する。これがため本考案においては、トラツ
クの荷台内に架装搭載されるクレーンであつて、
上方先端部適所にこのクレーンのブームを起伏自
在に枢支したコラムの略半分下方部分がベース内
に旋回軸受を介して内蔵され、このコラムがベー
スに対して旋回自在とされる構造のクレーンにお
いて、コラムに対してブームを起伏自在とするた
めの起伏シリンダをコラムとブームとの間に取付
けるに際し、コラムを中空にして、このコラム内
に起状シリンダが位置するようこの起伏シリンダ
の一端部をブーム基端部適所に枢支連結すると共
に、この起伏シリンダの他端部に取付ブラケツト
の一端部を回動自在に枢支連結してこの取付ブラ
ケツトの他端部をコラム下端部に設けた貫通孔に
挿通し、この取付ブラケツトの他端部をコラム下
端部外側から連結固定するよう構成したものであ
る。
(作用) 従つて起伏シリンダの下部に取付ブラケツトの
一端を回動自在に取付けてこの起伏シリンダをコ
ラム内に入れ、取付ブラケツトの他端部をコラム
下端部に設けた貫通孔に挿通してコラム下端部外
側から連結部材でもつて連結することにより起伏
シリンダとコラムとが連結される。起伏シリンダ
とコラムとの連結を解く場合は、この連結部材を
はずすことにより行うことになる。
(実施例) 以下本考案の構成を実施例に基づき説明する。
第1図において、1は本考案のクレーンを示す
もので、このクレーン1は、第4図A,Bに示す
ごとく、このクレーン1のベース2をトラツクの
荷台上に連結材(図示せず)を介して連結して架
装搭載するものである。3はベース2に取付けた
アウトリガで、これを張り出してトラツクの安定
をはかるものである。4はベース2に対し旋回自
在に支承されるコラムで、このコラム4の略半分
下方部分がベース2内に旋回軸受5,6を介して
うめ込まれている。7はコラム4に対し起伏自在
に枢支8されるブーム、9はブーム先端部から吊
下されるフツクである。10はコラム4に対しブ
ーム7を起伏させる起伏シリンダで、この起伏シ
リンダ10の上端部はブーム7の基端部側の適所
と枢支連結11する。起伏シリンダの下端部には
取付ブラケツト12の一端を枢支連結13すると
共に、この取付ブラケツト12の他端部をコラム
下端部外側位置において連結部材14により連結
する。この連結部材14は、コラム下端部外側か
ら操作して取付ブラケツト12をコラム4の下端
部に連結できるようにする。即ち取付ブラケツト
12の下端部がコラム下端部を貫通してコラム下
端部外側に突出するようにし、この突出部に連結
部材14を螺合させて、取付ブラケツト12とコ
ラム下端部とを連結するものである。従つてこの
連結部材14を取りはずせば、コラム4の下端部
と取付ブラケツト12の連結が解かれ、起伏シリ
ンダ10と取付ブラケツト12とが一体となつ
て、これらをコラム4の下端部から上に引き抜く
ことができることになる。なおコラム下端部には
ピニオン15が取付けられており、このピニオン
15がシリンダ16に連結されているラツク17
で作動され、これによりコラム4がベース2に対
して旋回されるようになつている。
(考案の効果) (1) クレーンの近くで荷を吊つても起伏シリンダ
と荷又は起伏シリンダとフツクとの干渉がなく
なり、いわゆるクレーン作業の「ふところ」が
広くなり使いやすくなつた。
(2) 例えば第4図A,Bに示すようなブームの水
平状態でクレーンを荷台側に旋回させる場合、
従来のクレーンでは起状シリンダがブームの下
側で斜方向にあつたため、積荷をクレーン近く
まで一杯に積んでいるような場合にあつては、
起伏シリンダがその積荷に当つて旋回できない
事があつたが、本考案においては起伏シリンダ
がその位置にはないのでかかる問題がなくなつ
た。
(3) 従来のクレーンでは起伏シリンダがクレーン
中心から離れたブーム側にあたつたため、その
分だけ固有の転倒モーメントが存在したが、本
考案においては起伏シリンダを旋回中心に配置
したので、この転倒モーメントがなくなった。
また起伏シリンダが従来のものに比べ下方側
にあるため、クレーン全体の重心が下方とな
り、その分このクレーンをトラツクに架装した
場合において、このトラツクを傾けた場合の許
容転倒角度を大きく取ることができることとな
つた。
(4) 起伏シリンダがコラム内の旋回軸受内にあり
ながら、起伏シリンダのコラムへの取付をコラ
ム外側から出来るので組立、分解が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成図、第2図は従来例、第
3図は第1図のA矢視図、第4図は本考案のクレ
ーンをトラツクに架装搭載した状態を示す図であ
る。 2……ベース、4……コラム、7……ブーム、
10……起伏シリンダ、12……取付ブラケツ
ト、14……連結部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラツクの荷台内に架装搭載されるクレーンで
    あつて、上方先端部適所にこのクレーンのブーム
    を起状自在に枢支したコラムの略半分下方部分が
    ベース内に旋回軸受を介して内蔵され、このコラ
    ムがベースに対して旋回自在とされる構造のクレ
    ーンにおいて、コラムに対してブームを起伏自在
    とするための起伏シリンダをコラムとブームとの
    間に取付けるに際し、コラムを中空にして、この
    コラム内に起伏シリンダが位置するようこの起状
    シリンダの一端部をブーム基端部適所に枢支連結
    すると共に、この起伏シリンダの他端部に取付ブ
    ラケツトの一端部を回動自在に枢支連結してこの
    取付ブラケツトの他端部をコラム下端部に設けた
    貫通孔に挿通し、この取付ブラケツトの他端部を
    コラム下端部外側から連結固定するよう構成した
    ことを特徴とする荷台架装型クレーンにおける起
    伏シリンダの取付装置。
JP1986078406U 1986-05-23 1986-05-23 Expired JPH0415755Y2 (ja)

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JPS62189383U JPS62189383U (ja) 1987-12-02
JPH0415755Y2 true JPH0415755Y2 (ja) 1992-04-08

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421329Y2 (ja) * 1975-04-01 1979-07-28
JPS5272275U (ja) * 1975-11-25 1977-05-30
JPS5676688U (ja) * 1979-11-13 1981-06-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62189383U (ja) 1987-12-02

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