JPH04157472A - 画像形成方法及びそれに用いられる画像形成用トナー - Google Patents

画像形成方法及びそれに用いられる画像形成用トナー

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JPH04157472A
JPH04157472A JP2281854A JP28185490A JPH04157472A JP H04157472 A JPH04157472 A JP H04157472A JP 2281854 A JP2281854 A JP 2281854A JP 28185490 A JP28185490 A JP 28185490A JP H04157472 A JPH04157472 A JP H04157472A
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石橋 ゆかり
Hiroyuki Suematsu
末松 浩之
Manabu Ono
学 大野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真法における現像剤及び画像形成方法
に関するものである。更に詳しくは、外部より電圧を印
加した帯電部材を被帯電部材に接触させて帯電を行う帯
電工程と、上記被帯電体より現像剤を除去するクリーニ
ング工程とを有する画像形成方法及びそれに用いられる
現像剤に関するものである。
[従来の技術] 従来、電子写真装置等における帯電手段としてコロナ放
電器が知られている。しかし、コロナ放電器は高電圧を
印加しなければならないため、オゾンの発生量が多い等
の問題点を有している。
そこで、最近ではコロナ放電器を利用しないで接触帯電
手段を利用することが検討されている。
具体的には帯電部材である導電性ローラに電圧を印加し
てローラを被1!F電体である感光体に接触させて感光
体表面を所定の電位に帯電させるものである。このよう
な接触帯電手段を用いればコロナ放電器と比較して低電
圧化がはかれ、オゾン発生量も減少する。
しかしながら、上記の如き、感光体との接触を前提とし
た帯電手段の場合、ある程度の力学的な圧力と、感光体
への帯電のために印加する直流又は交流電界による電気
的な圧力とを感光体表面に加える必要がある。かかる接
触帯電部材と感光体との表面間の圧力は、もし、該接触
部に現像剤が少しでも存在する場合、現像剤の圧迫によ
る凝集に基づく接触帯電部材表面もしくは感光体表面へ
の点状やフィルム状の固着現象、或いは両部材表面への
現像剤の押しつけによる埋め込みに基づいた傷等を発生
する場合がある。
又、電子写真法においては一般に帯電工程の前工程とし
て感光体上の現像剤を、ブレードやローラを用いて除去
・清掃するクリーニング工程が存在する。該工程におい
て現像剤を完全に除去することは、上記の接触f工法に
とって好ましいことであるが、達成するのになかなか困
難な技術となっており、クリーニング工程後の感光体の
わずかな残留現像剤であっても、前述の接触帯電工程の
特性として、帯電部材表面や感光体表面への現像剤の固
着や傷発生及びそれに基づく欠陥のある静電潜像形成に
結びつく可能性がある。
一般に現像剤は、熱ローラや放射加熱による熱溶融定着
や加圧ローラによる圧力定理等により転写材へ定着を行
なうが、熱量や圧力は経済性や装置構造上の安全性・設
計容易性を考慮すると小さい方が好ましく、それに応じ
て現像剤の性質としても溶融粘度が低い、融点が低い、
圧力降伏点が小さい等のいわゆる軟かい状態が好ましく
なる。
又、逆に耐久強度や定着オフセットの面では、現像剤が
ある程度の粘弾性を保つことも重要である。
このような相反する要求を満足するために、現像剤とし
ては、適当なMI値(メルトインデックス)を保つこと
が必要とされる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、帯電部材と
被帯電体との接触を十分に保ち、その場合でもトナーの
帯電部材表面への固着を防ぎトナーの被f′F!L体へ
のフィルミングによる帯電不良や帯電ムラを起こさない
帯電工程と、クリーニング工程を経た後、被帯電体上に
残留することが極めて少なく、又、もし少量の残留があ
った場合にも帯電部材表面にも被帯電体表面にも固着の
起らない現像剤を用いたクリーニング工程とを有する画
像形成方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明者らは、
熱ロールや放射加熱等の手段を用いた熱溶融定着に通用
する現像剤用磁性トナーが、その定着性、耐久強度、オ
フセット性を充分満足させつつ、クリーニング工程で感
光体から除去し易く、且つ、接触帯電工程においてわず
かに残余の現像剤があったとしても接触帯電部材表面や
感光体表面に対し、固着したり傷をつけたりしないため
には、トナーの特性として何が必要かを検討した。
その結果、体積平均粒径が8〜15μm、6.35μm
以下の微粉量が30個数%以下、20.2μm以上の粗
粉量が4重量%以下であるトナーについては、そのトナ
ーのMI値を適度に調整することで、上記目的にかなっ
た特性を満足できることがわかった。
即ち本発明の目的は、帯電部材を被帯電体に接触させて
、外部より電圧を印加し帯電を行う帯電工程と、上記被
帯電体より現像剤を除去するクリーニング工程とを有す
る画像形成方法において、体積平均粒径が8〜15μm
、微粉量(6,35μm以下)が30個数%以下、粗粉
量(20,2μm以上)が4重量%以下であり且つ−M
l値(メルトインデックス)が2〜8であることを特徴
とする現像剤を用いることによフて達成される。
以下、本発明の画像形成方法に適用可能な接触帯電工程
について具体的に説明する。
第1図は、その接触1!−電工程の一例を示した接触帯
電装置の概略構成図である。3は被帯電体である感光体
ドラムであり、アルミニウム製のドラム基体3aの外周
面に感光体層である有機光導電体(OPC)3bを形成
してなるもので矢印方向に所定の速度で回転する。本装
置において、感光体ドラム3は外径30mmφである。
4は上記感光体ドラム3に所定圧力をもって接触させた
帯電部材である帯電ローラーであり、金属芯金4aに導
電性ゴム層4bを設け、更にその周面に離型性被膜であ
る表面層4Cを設けた。本装置での表面層は離型性被膜
であり、離型性被膜を設けることは本発明に係る現像剤
及び画像形成方法とのマツチング上好ましい。但し離型
性被膜は、抵抗が大きすぎると感光体ドラム3が帯電さ
れず、抵抗が小さすぎると感光体ドラム3に大きな電圧
がかかり過ぎ、ドラムの損傷、ピンホールの発生が起こ
るので適度な抵抗、即ち体積抵抗率109〜1014Ω
mが良く、この時の離型性被膜の厚さは30μm以内が
好ましい。又、被膜の厚さの下限は被膜がハガレ、メク
レがなければ良く5μmくらいと考えられる。
本装置では帯電ローラー4の外径は12mmφてあり、
導電ゴム層4bはEPDM、表面層4Cには厚み10μ
mのナイロン系樹脂を用いた。帯電ローラー4の硬度は
54.5° (ASKER−C)とした。Eはこの帯電
ローラー4に電圧を印加する電源部で所定の電圧を帯電
ローラー4の芯金4aに供給する。第1図においてEは
直流電圧を示しているが、直流電圧に交流電圧を重畳し
たものでも良い。
第2図は他の一例を示す接触帯電装置の概略構成図であ
る。前述第1図の装置と共通部材には同一の符号を付し
て再度の説明は省略する。
本装置の接触帯電部材4′は感光体ドラム3に所定圧力
をもって順方向に当接させたブレード状のものであり、
このブレード4゛は電圧が供給される金属支持部材4°
aに導電性ゴム4’ bが支持され、感光体ドラム3と
の当接部分には、離型性被膜となる表面層4° Cが設
けられている。表面層4’ cとしては厚み10μmの
ナイロンを用いた。
前述した装置例では帯電部材としてローラー状、ブレー
ド状のものを使ったが、これに限るものでなく、他の形
状についても本発明を実施することができる。
又、本装置例としては帯電部材が導電ゴム層と離型性被
膜から構成されているが、それに限らず、導電ゴム層と
離型性被膜表層間に感光体へのリーク防止のために高抵
抗層、例えば環境変動の小さいヒドリンゴム層を形成す
ると良い。
又、離型性被膜としてナイロン系樹脂の代りにPVDF
 (ボリア y化ビニリデン)、PvDC(ポリ塩化ビ
ニリデン)を用いても良い。感光体としては、アモルフ
ァスシリコン、セレン、ZnO等でも使用可能である。
特に、感光体にアモルファスシリコンを用いた場合、他
のものを使用した場合に比べて、導電ゴム層の軟化剤が
感光体に少しでも付着すると、画像流れはひどくなるの
で導電ゴム層の外側に絶縁性被膜したことによる効果は
大となる。
又、帯電部材と感光体との間に加えられる力学的或いは
電気的圧力は、本発明の主旨に係る要素であり、帯電部
材の感光体への当接圧は、5〜500 g / c m
に、帯電部材に印加される直流電圧は絶対値200〜9
00vに、交流電圧を印加する場合はピーク−ビーク電
圧500〜5000■9周波数50〜3,000Hzに
、各々調整されることが望ましい。
本発明に係るクリーニング工程については、一般にトナ
ー像転写後の感光ドラムはクリーナーのブレードやロー
ラの如きクリーニング部材により転写残りトナー分やそ
の他の汚染物の拭掃除去を受けて清浄面化され繰り返し
て像形成に供される。
本発明は潜像担体の表面が有機化合物である画像形成装
置に対し特に有効である。有機化合物が表面層を形成し
ている場合、トナー中に含まれる結着樹脂との接着性が
良く、特に同質の材料を用いた場合、接点においては化
学的な結合が生じ、転写性が低下するためである。
上記潜像担体の表面物質としては、シリコン樹脂、塩化
ビニリデン、エチレン−塩ビ、スチレン−アクリロニト
リル、スチレン−メチルメタクリレート、スチレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリカーボネート等が挙げ
られるが、これらに限定されることはなく、他の千ツマ
ー或いは、例示樹脂間での共重合、ブレンド等も使用す
る事ができる。
本発明は、潜像担体の直径が50mm以下の画像形成装
置に対し特に有効である。小径ドラムの場合、同一の線
圧にしても曲率が大きいため、当接部において圧力の集
中が起り易いためである。
ベルト感光体でも同一の現象があると考えられ、転写部
での曲率半径25mm以下の画像形成装置に対しても有
効である。
次に、本発明の現像剤に関して述べる。  ゛本発明の
現像剤は体積平均径、微粉量及び粗粉量は前述した範囲
内にあることが前提になり、そのMI値が精密に制御さ
れている必要があり、MI値は2〜8、好ましくは2.
5〜7である。
現像剤MI値が8より大きい場合、潜像担持体上及び接
触帯電時の装置への固着が起こり易くなる。反対にMI
値が2未満になると、接触帯電の際、現像剤により潜像
担持体表面、又は接触部材表面に傷をつけることによる
現像剤の固着が起こり易くなる。
以上により熱熔融定着用現像剤としてクリーニング工程
後の残余現像剤が存在したとしても、接触IF電工程に
よる問題を起こさないためには、上記のようなMI値を
満足する必要がある。
本発明でのMI値(メルトインデックス)とは、JIS
  K−7210の方法により、温度125℃、圧10
Kgの条件で測定したものを意味する。
又、粒度分布については、種々の方法によって測定でき
るが、本発明においてはコールタ−カウンターを用いて
行った。
即ち、測定装置としてはコールタ−カウンターT A 
−TI型(コールタ−社製)を用い、個数分布9体積分
布を出力するインターフェイス(日科機製)及びCX−
1パーソナルコンピユーター(キャノン製)を接続し、
電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1%NaCj2水
溶液を調製する。
測定法としては前記電解水溶液100〜150mλ中に
分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼン
スルホン酸塩を0.1〜5mfl加え、更に測定試料を
2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分
散器で約1〜3分間分散第埋を行い、前記コールタ−カ
ウンターTA−11型により、アパチャーとして100
μmアパチャーを用いて、個数を基準として2〜40μ
mの粒子の粒度分布を測定して、それから本発明に係る
ところの値を求めた。
本発明の現像剤は、上記の如き構成をとることにより、
万一、クリーニング工程を経て、感光ドラム上に残留現
像剤が若干存在した場合にも、帯電部材表面や感光ドラ
ム表面への固着や傷発生が極めて起こりにくい。
以上のことより、本発明の現像剤は、本発明に係る1!
:電工程とのマツチングが極めて良く、本発明に係る帯
電工程の能力を充分発揮させ、常に良好な画像形成を行
なわせる画像形成方法を提供することがわかったのであ
る。
本発明の現像剤(トナー)に使用する樹脂組成物は、ス
チレン類、アクリル酸類、メタクリル酸類及びその誘導
体から選ばれる1種以上のモノマーを重合して得られる
ものが現像特性及びIF電時特性から好ましい。使用で
きる千ツマ−の例としては、スチレン類としてスチレン
、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレ
ンなどが挙げられる。アクリル酸類、メタクリル酸類及
びその誘導体としては、アクリル酸、アクリル酸メチル
、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル、アクリル酸n−テトラデシル、アクリル酸n−
ヘキサデシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸シクロ
ヘキシル、アクリル酸ジエチルアミノエチル、アクリル
酸ジメチルアミノエチルなどのアクリル酸エステル類が
挙げられ、同様にメタクリル酸、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸アミル、メタクリル酸ヘキシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸オ
クチル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ドデシル、
メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル、
メタクリル酸フェニル、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリ
ル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸グリシジル、
メタクリル酸ステアリルなどのメタクリル酸エステル類
が挙げられる。前述のモノマー以外に、本発明の目的を
達成しつる範囲で少量の他の千ツマ−1例えばアクリロ
ニトリル、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、
ビニルカルバゾール、ビニルメチルエーテル、ブタジェ
ン、イソプレン、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイ
ン酸モノエステル類、マレイン酸ジエステル類、酢酸ビ
ニルなどが用いられても良い。
本発明の現像剤に用いられる架橋剤としては、2官能の
架橋剤として、シビニルヘンゼン、ビス(4−アクリロ
キシポリエトキシフェニル)プロパン、エチレングリコ
ールジアクリレート、1.3−ブチレングリコールジア
クリレート、1.4−ブタンジオールジアクリレート、
1.5−ベンタンジオールジアクリレート、1.6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエ
チレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコ
ール#200゜#400.$600の各ジアクリレート
、ジプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピ
レングリコールジアクリレート、ポリエステル型ジアク
リレート(MANDA日本化薬)、及び以上のアクリレ
ートをメタクリレートに変えたものが挙げられる。
多官能の架橋剤としてペンタエリスリトールトリアクリ
レート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロー
ルメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアクリレ
ート及びそのメタクリレート、2.2−ビス(4−メタ
クリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ジアリル
フタレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルシア
ヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルト
リメリテート、ジアリールクロレンデート等が挙げられ
る。
本発明に係るバインダー樹脂の合成方法は、基本的に2
種以上の重合体を合成する方法が好ましい。
即ち、THFに可溶で且つ重合子ツマ−に可溶な第1の
重合体を重合モノマー中に溶解し、モノマーを重合して
樹脂組成物を得る方法である。この場合、前者と後者の
重合体が均一に混合している組成物が形成される。
THFに可溶な第1の重合体は、溶液重合もしくはイオ
ン重合などが好ましく、THFに不溶な成分を生成する
ための第2の重合体は、第1の重合体を溶解している条
件下で架橋性子ツマー存在下て懸!蜀重合も□しくは塊
状重合で合成することが好ましい。第1の重合体は第2
の重合体を生成するための重合性単量体100重量部に
対して10〜120(好ましくは20〜100)重量部
使用するのが好ましい。
本発明は硬度の大きい磁性体を含有するトナーにおいて
、−層効果か明確であり、磁性トナー中に含まれる磁性
体としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト等
の酸化鉄又は二価金属と酸化鉄との化合物:鉄、コバル
ト、ニッケルのような金属或いはこれらの金属のアルミ
ニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛
、アンチモン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カ
ルシウム、マンガン、セレン、チタン、タングステン、
バナジウムのような金属の合金及びその混合物等が挙げ
られる。
トナーの荷電性を制御するものとして下記物質がある。
特開昭50−133338号公報に記載されているニト
ロフミン酸及びその塩或いはC,1,14645などの
染顔料、特公昭55−42752号公報、特公昭58−
41508号公報、特公昭58−7384号公報、特公
昭59−7384号公報などに記載されているサリチル
酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸のZn、All、Co
、Cr、Fe等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシ
アニン顔料、ニトリ基、ハロゲンを導入したスチレンオ
リゴマー、塩素化パラフィン等。特に分散性の面などか
ら、モノアゾ染料の金属錯体、サリチル酸、アルキルサ
リチル酸、ナフトエ酸、ダイカルボン酸の金属錯体が好
ましい。
本発明の現像剤は、必要に応じて添加剤を混合した場合
にもよい結果が得られる。添加剤としては、例えばテフ
ロン、ステアリン酸亜鉛、ポリ弗化ビニリデンの如ぎ滑
剤、中でもポリ弗化ビニリデンが好ましい。或いは酸化
セリウム、炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウム等の研
磨剤、中でもチタン酸ストロンチウムが好ましい。或い
は例えばコロイダルシリカ、酸化アルミニウム等の流動
性付与剤、中でも特に疎水性コロイダルシリカが好まし
い。ケーキング防止剤、或いは例えはカーホンフラッフ
、酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸化スズ等の導電性付与
剤、或いは低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピ
レン、各種ワックス類などの定着助剤等又は耐オフセツ
ト剤かある。又逆極性の白色微粒子及び黒色微粒子を現
像性向上剤として少量用いることもできる。
本発明の現像剤の製造にあたっては、熱ロールニーダ−
、エクストルーダー等の熱混練機によって構成材料を良
く混練した後、機械的な粉砕、分級によって得る方法、
或いは結着樹脂溶液中に材料を分散した後、噴露乾燥す
ることにより得る方法、或いは、結着樹脂を構成すべき
単量体に所定材料を混合して乳化懸濁液とした後に重合
させてトナーを得る重合法トナー製造法等、それぞれの
′方法が応用できる。
[実施例] 先ず、本発明に係る現像剤に使用したバインダー樹脂の
合成例を示す。尚、以下の合成例及び実施例中の部は重
量部を意味する。
合成例工 反応器にクメン200部を入れ、還流温度まで昇温した
。これにスチレンモノマ−1oo部及びベンゾイルパー
オキサイド7.8部の混合物をクメン還流下で4時間か
けて滴下した。更にクメン還流下(146℃〜156℃
)で溶液重合を完了し、クメンを除去した。得られたポ
リスチレンはTHFに可溶であり、GPCのメインビー
クの位置する分子量は3,900、Tg=58℃であっ
た。
上記ポリスチレン30部を下託単量体混合物に溶解し、
混合溶液とした。
上記混合溶液にポリビニルアルコール部分ケン化物0.
1部を溶解した水170部を加え懸濁分散液とした。水
15部を入れ窒素置換した反応器に上記懸濁分散液を添
加し、反応温度70〜95℃で6時間懸濁重合反応させ
た。反応終了後に濾別し、脱水、乾燥し、ポリスチレン
とスチレン−アクリル酸n−ブチル共重合体の組成物を
得た。該組成物はTHF不溶分とTHF可溶分が均一に
混合しており、且つポリスチレンとスチレン−アクリル
酸n−ブチル共重合体が均一に混合していた。
THF可溶分の分子量分布を測定したところGPCのチ
ャートにおいて、約o、45万、約4.5万の位置にピ
ークを有していた。
尚、各樹脂及び樹脂組成物の分子量に関わる特性は下記
方法で測定した。
GPC測定用カラムとしてショウデックス(shode
x) K F −80Mを用い、GPC測定装置(ウォ
ーターズ社製150CALC/GPC)の40℃のヒー
トチャンバーに組み込みTHF流速1mu/min、検
出器はRIの条件下、試料(THF可溶分の濃度約0.
1重量%)を200μl注入することでGPCを測定し
た。分子量測定の検量線としては分子量0.5X 10
3.2.35X103,10.2X103.35X10
3.110×103.200×103.470x103
.1200xlO3,2700x103.8420x1
03の10点の単分散ポリスチレン基準物質(ウォータ
ーズ社製)のTHF溶液を用いた。
合成例2 合成例1と同様の製法で、重合温度のみ調整してTHF
可溶分のGPCチャートにおけるピークが約0.48万
と約5万のポリスチレンとスチレンアクリル酸n−ブチ
ル共重合体との均一混合物を得た。
合成例3 合成例1と同様の製法で、重合温度のみ調整してTHF
可溶分のGPCチャートにおけるピークが約0.63万
と約8万のポリスチレンとスチレンアクリル酸n−ブチ
ル共重合体との均一混合物を得た。
合成例4 合成例1と同様の製法で、重合温度のみ調整してTHF
可溶分のGPCチャートにおけるピークが約0.29万
と約3万のポリスチレンとスチレンアクリル酸n−ブチ
ル共重合体との均一混合物を得た。
合成例5 合成例1と同様の製法で、重合温度のみ調整してTHF
可溶分のGPCチャートにおけるピークが約0.22万
と約1.9万のポリスチレンとスチレンアクリル酸n−
ブチル共重合体との均一混合物を得た。
比較合成例1 反応器にクメン200部を入れ、還流温度まで昇温した
。これにスチレンモノマー100部及びベンゾイルパー
オキサイド7.8部の混合物をクメン還流下で4時間か
けて滴下した。更にクメン還流下(146℃〜156℃
)で溶液重合を完了し、クメンを除去した。得られたポ
リスチレンはTHFに可溶であり、GPCのメインピー
クの位置する分子量は8000であった。
比較合成例2 比較合成例1と同様の製法で、重合温度のみ調整してT
HF可溶分のGPCチャートにおけるピークが約10万
のポリスチレンを得た。
次に、上記合成例で得た樹脂を用いた本発明の現像剤の
実施例を示す。
実施例1 上記材料を混合した後、150℃に熱した2木ロールミ
ルで20分間混練した。混練物を冷却後、粗粉砕し、ジ
ェット気流を用いた微粉砕機を用いて粉砕し、更に風力
分級機を用いて分級し、体積平均粒径11.7μmで6
.35μm以下の微粉量16.3%、20.2μm以上
粗粉量0.8重量%の黒色微粉体を得た。更にここで得
られた黒色微粉体100部に対してコロイダルシリカ微
粉体0.5部を乾式混合し、現像剤(トナー)を得た。
この現像剤のMl値は5.1であった。
そしてこの現像剤を、帯電装置として感光体への当接圧
50 g / c m 、帯電部材への印加電圧を直流
−600V、交流2000Vpp、周波数150Hzと
した第1図の如き装置を組み込み、更に反転現像・転写
できるように改造した市販の複写機FC−5(キャノン
社製: opc積層型負帯電感光体、ドラム直径φ30
)に投入し、感光体への帯電を一600Vとなるよう、
直流及び交流(交流電流170μA)を印加しながら、
画像出しを行なったところ、5,000枚の画出しにお
いても、帯電ローラー表面にも、OPC感光体表面にも
現像剤の固着やキズは見られず、良好な画像が続いた。
同様の実験を32.5℃、85%RHという高温高湿下
や15℃、10%RHという低温低湿下で行なったが、
結果は同様に良好だった。
実施例2 樹脂組成物として合成例2のものを用いた以外は実施例
1と同様にして体積平均粒径10.6μm、6.35μ
m以下の微粉量28.3%。
20.2μm以上の粗粉量1.0重量%、MI値6.2
の現像剤を得た。
得られた現像剤を、帯電装置として第2図の如き装置を
組み込み、更に反転現像・転写できるように改造したF
C−5複写機に投入し、実施例1と同様にして画像出し
を行なったところ、5.000枚まで、全ての環境条件
下で良好な結果が得られた。
実施例3 樹脂組成物として合成例3のものを用い、体積平均粒径
を14,3μm、6.35μm以下の微粉量12.0%
、20.2μm以上の粗粉量3.4重量%、M17.8
の現像剤とし、実施例1と同様の条件で画像出しを行っ
たところ、高温高温下で4500枚時点から、感光体上
及び、帯電部材表面への現像剤固着か、又低温低湿下で
5000枚終了時に、i電不良による画像孔れかほんの
わずかに見られたが、画像としては、はとんどわからな
い程度であり、実用上問題なしと判定された。
実施例4 樹脂組成物として合成例4のものを用い、体積平均粒径
を8.5μm、6.35μm以下の微粉量298%、2
0.2μm以上の粗粉量0.3重量%、MI2.8の現
像剤とし、実施例1と同様の条件で画像出しを行ったと
ころ、5000枚まで全ての環境条件下で良好な結果か
得られた。
実施例5 樹脂組成物として合成例5のものを用い、体積平均粒径
を14.5μm、6.35μm以下の微粉:1i11.
0%、20.2μm以上の粗粉量3.8重量%、MI2
.1の現像剤とし、実施例1と同様の条件で画像出しを
行ったところ低温低湿下で、3000枚時点から、わず
かに感光体上に傷の発生が認められたが、画像としては
、はとんどわからない程度であり、実用上問題なしと判
定された。
比較例1 樹脂組成物として比較合成例1のものを用いた以外は、
実施例1と同様の製法で、体積平均粒径8.1μm、6
.35μm以下の微粉が15.3%、20.2μm以上
の粗粉が0.7重量%。
MI値が8.5の現像剤とし、実施例1と同様の条件で
画像出し試験を行ったところ、高温高湿下で、2000
枚を超えたところで感光体及びIF電郡部材表面のトナ
ーの固着により、画像の状態が悪化し不満足なものにな
った。
を得た。
比較例2 樹脂組成物として比較合成例2のものを用いた以外は、
実施例1と同様の製法で、体積平均粒径14.9μm、
6.35μm以下の微粉が18.0%、20.2μm以
上の粗粉が0.9重量%、MI値が0.9の現像剤とし
、実施例1と同様の条件で画像出し試験を行ったところ
、低温低湿下で2500枚を超えたところで感光体上の
傷になり、画像の状態か悪化し不満足なものになった。
[発明の効果] 以上説明した様に、潜像保持体に対して、接触して帯電
を行う工程において、本発明の現像剤は、上記の如き特
性を持つことにより、クリーニング工程を経て、潜像保
持体上に、現像剤が残留した場合にも、帯電部材表面や
潜像保持体表面への固着、傷及び帯電不良による異常画
像の発生等が極めて起こりにくい。
以上の如く、本発明の現像剤は、本発明中の帯電工程に
おいて、最もふされしく、本発明に係る帯電工程の能力
を充分発揮させ、常に良好な画像形成を行わせる画像形
成方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用可能な帯電ローラの概略を示した
説明図、第2図は他の帯電ローラの概略を示した説明図
である。 3 ・・・感光体ドラム 4.4゛・・・IF電郡部 材 ・・・電源 圧願人 キャノン株式会社 代理人   豊   1)  善   雄(ほか1名) 第1図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯電部材を被帯電体に接触させて、外部より電圧
    を印加し帯電を行う帯電工程と、上記被帯電体より現像
    剤を除去するクリーニング工程とを有する画像形成方法
    に用いる現像剤であって、体積平均粒径が8〜15μm
    、微粉個数(6.35μm以下)が30個数%以下、粗
    粉量(20.2μm以上)が4重量%以下であり且つM
    I値(メルトインデックス)が2〜8であることを特徴
    とする現像剤。
  2. (2)帯電部材を被帯電体に接触させて外部より電圧を
    印加して帯電を行う帯電工程と、上記被帯電体より現像
    剤を除去するクリーニング工程とを有する画像形成方法
    において、該現像剤として、体積平均粒径が8〜15μ
    m、微粉個数(6.35μm以下)が30個数%以下、
    粗粉量(20.2μm以上)が4重量%以下であり且つ
    MI値(メルトインデックス)が2〜8である現像剤を
    用いることを特徴とする画像形成方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61184555A (ja) * 1985-02-13 1986-08-18 Canon Inc 正帯電性トナ−
JPS63279261A (ja) * 1987-05-11 1988-11-16 Toshiba Corp 現像方法
JPH0264557A (ja) * 1988-08-31 1990-03-05 Canon Inc 静電荷像現像用現像剤

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